ミステリー
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ミステリー 2010年11月24日 14時00分
怪談作家 呪淋陀 ミステリー紀行『富士信仰の聖地 人穴浅間神社の洞窟』
静岡県富士宮市にある人穴浅間神社。 不気味な雰囲気から心霊スポットとして有名だ。 鳥居を車で潜ると呪われて事故に遭う。女性の幽霊が現れる。帰りに鳥居を潜らないと女性の霊に憑かれる等々。の噂がある。 境内に沢山の碑塔がある。二百基以上も林立する石碑群はまるで古代遺跡をほう彿とさせる。 古いものは150年以上前の物もあり、風化して倒れる危険もあるので碑塔に触ったり、近づかないようにという注意書きの看板もある。 神社の境内には、洞穴「人穴(ひとあな)」がある。 富士山の噴火でできた溶岩洞穴で、伝説では神奈川県の江ノ島に通じるとある。 富士講(富士山信仰の講社)の祖といわれる角行が修行をし、そして最後を迎えた場所だ。 苔むした石階段を降りるて洞窟へと入る。 洞窟内は、光が全くない真の闇。白い息が出るほどぞくりとする冷気に包まれていた。 あちこちから絶えず水滴が滴り落ち、ピチャーン…ピチャーン…という音が木霊していた。 時々水滴が頭や身体に当たって冷たい。暗く足場が湿っているので懐中電灯と長靴が必須だ。 洞窟の濡れたゴツゴツした岩肌や水浸しの地面はぬかるみの世界。 角行が修行したとされる祠や、石碑などがあり石仏も祀ってあった。 現在でもお参りに来る人々がいるという。 富士山信仰の聖地と言われる人穴。ここはまさにあの世だと思った。写真撮影:小出 真(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年11月23日 15時30分
忠義を尽くす石職人
謹厳実直な部下を持つ者は、多くの実績を上げることができるだろう。しかし、己自身が愚かであれば、それをふいにすることだろう。 江戸時代前期、讃岐は丸亀藩初代藩主である山崎家治は、築城途中の城を視察に訪れた。敵の侵入を防ぐための堀、高い石垣等を確認していった家治は、石垣作りの名人と定評のある羽坂重三郎の手による高い石垣に関心を示した。これほど高い石垣を登る者などいないだろう。ところが、満足気な家治の前で重三郎は継ぎ目の隙間に鉄の棒を差し込み、その高い石垣を上まで登って見せた。自分が計算して組み上げた石垣である。継ぎ目も石も熟知しているのだ。 数日後の深夜。寝ている重三郎のもとへ、家治の使者がやって来た。城に侵入した曲者を探しているが見つからず、残る場所は井戸だが深くて誰も入れないという。家治に頼りにされていると思った重三郎は、すぐさま城へ行き、井戸の中へと降りて行った。ところが、底まで辿り着いたとたん、次々と大きな石を投げつけられ、避ける術も無い重三郎は、状況もわからないまま激突死してしまった。石垣をことも無く登る重三郎が、もし敵方についたらと杞憂した、家治の策略だった。 しばらくした頃、重三郎に向けて投げつけた石によって干上がっている井戸で、水音を聞いた者や、青白い炎を見た者が続出するようになった。井戸に近づく者はいなくなり、家治にとっても恐怖の日々が続いていた。ある夜、人の気配に目を覚ました家治を血まみれの重三郎が、上から覗き込んでいた。驚愕のあまり取り乱す家治に、自分が殺されたことさえ気付いていない重三郎は、律儀に井戸の中に曲者は潜んでいないことを、報告したのである。七海かりん(山口敏太郎事務所)山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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ミステリー 2010年11月20日 12時30分
金縛りと心霊体験は、本当に無関係なのか?
科学の発達した現在において、金縛りを心霊と結びつけることに抵抗のある人がいるのは事実だろう。でも、金縛りに遭う人は霊感があると信じる人もいる。また、金縛りに遭う人の中でも幽霊を見ない人もいる。 金縛りは人それぞれであるが、筆者の場合には金縛りと心霊体験は無縁でない。思春期に筆者はよく金縛りに遭った。それは必ず昼寝をしている時だった。筆者が丸まって寝ていると、突然耳元で、ブーンという異音が聞こえてきたと思ったら、突然全身が固まってしまうのである。しかも、何トンもの物が全身に乗っかっている様な異常な圧迫感である。 丸まっているから、金縛りを解くのも容易ではない。そのうえ耳元で女性の声で「懲らしめちゃうから」などと言われた時は、このまま殺されるのではないかという、強烈な恐怖心も生じた。 この恐怖から逃れるようにと、必死に身体を起こす。そうすると、金縛りも解けるのである。 次によく遭うようになったのが、20代後半の頃だった。そのときは夜に布団で横になっている時が多かった。 筆者の場合は足元からだんだんと金縛りに掛かっていくようで、足元からじわりじわりと重たい物が全身を圧迫して身動きが取れなくなるのである。あるときなどは目を開けると、白い着物を着た老婆が白髪をざんばらにして、筆者を睨んで首を絞めながら、上に乗っかっていた時もあった。そのときはさすがに恐怖だった。その時も全身の力で起き上がると、ふっと金縛りが解け、老婆の姿も消えた。 そのうちに筆者は金縛りに遭わない方法を考え出した。足元から上ってくる金縛りを上らせない方法である。これは、体調的に金縛りに遭いそうな時などに前もって行う。方法は簡単で、足をまっすぐにせずに、片方の足をもう片方の足の上に交差させるのである。足元から上ってくる金縛りも、これをやったとたんに、ぴたりと金縛りに遭わなくなった。 筆者の場合は金縛りといえば、心霊的な体験が多く、金縛りとの関連も心霊的な意味合いでとる場合が多い。 現在、医学的には金縛りのメカニズムも解明されてきつつある。睡眠麻痺と呼ばれるのがそうであり、浅い眠りの中で頭が起きていて、体が寝ているときなどに掛かりやすいといわれているが、一概に金縛りを全て医学的に解明するのは困難ではないだろうか。(藤原真)
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ミステリー 2010年11月17日 17時30分
怪談作家・呪淋陀の「怪談:死神」
18歳の誕生日の前夜に不思議な夢を見ました。 それは私の誕生日パーティーの場面でした。 私は大きな丸いバースデーケーキの前に座っていて、その周りを沢山の人が取り囲んでいました。 パーティーって楽しいイメージがあるでしょう? だけど皆、なぜか喪服を着ていて暗いんです。まるでお葬式みたいで。 ケーキにはちょうど年の数、18本の蝋燭に火が灯っていました。 私は蝋燭の炎を一本一本、順番に吹き消して行きました。 やがて最後の1本だけが残った時。鋭い視線を感じました。 喪服の人々の中に黒いフードを目深く被った男がいました。青く光る目で私をじっと見つめているんです。 死神…。 男を見てそう感じました。 〈今夜はお前の誕生日にして命日…〉 耳元で不気味な声が聞こえました。 そこでふと目が覚めました。 異様な気配を感じ足元を見ると、夢の中の男が立っていました。 それから私は死神の男に連れられて、今までの人生でお世話になった人々のもとへ最後のお別れの挨拶に回りました。 友人、クラスメイト、近所の人、学校の先生、親戚の人達、初恋の彼の所まで…。 だけど、挨拶に行っても皆ぐっすり眠って気づかなかったり、稀に気づいても無言で悲しそうな顔をしているぐらいでした。 ああ、このまま死神に連れていかれるんだ。 私はすっかり観念していました。 やがて母の枕元に行きました。 私は寝ている母の耳元で囁きました。 「お母さん、今までありがとう。私は死ぬことになりました。さようなら…」 その時、突然眠っていた母がむくっと起き上って 「なーに、馬鹿な事いってんのよ〜。あんたが死ぬわけないじゃない。あははは〜!」 と、明るく大笑いしたんです。 私が呆気に取られていると、傍らにいた死神は白い煙と共にぼわんと消えてしまいました。 それと同時に地震のような衝撃を感じ目の前が暗転しました。 次に目が覚めた時は病院のベッドの上でした。 夜中になぜか階段から転げ落ちたらしく、そのまま意識不明で救急車に運ばれたのでした。 あの時、母が笑い飛ばしてくれなかったら私は本当に死神に連れて行かれたかもしれません…。(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年11月16日 17時00分
惨殺犯が自首した動機
痛ましい殺人事件が後を絶たない。犯人が捕まる様子もなく、どこかで悠々と暮らしていることを思うと、何故、殺された被害者は犯人の元へ化けて出ないのだろう…等と愚かしいことを考えてしまう。ところが、そんな事例は存在していた。 1966年、アメリカのニュージャージー州ボゴタで、少女とその両親が惨殺された。特に少女のそれは凄惨で、血で染め抜かれた白のドレスを、警官が赤茶色のドレスと思い込み、報告したほどだった。しかし捜査は進展を見せず二年が過ぎた頃、事件以来閉鎖され、人を寄せ付けなかった少女の屋敷の周りで、子供達が集まり遊ぶようになっていた。邸内には入れないとはいえ、何かあってからでは遅い。警官が注意すると、窓から少女が遊ぼうと誘うのだと言う。警官は子供の言うこととまともに取り合わなかったが、その日の夜から大人達も、窓から手を振る少女を目撃するようになった。 街が少女の霊で騒然となったある日。いっこうに手がかりの見つからなかった犯人が自首してきた。迷宮入りと思われた事件の突然の幕引き。警官は解せない自首の動機を犯人に訊いた。すると犯人は、最近になって枕元に少女が立つようになり、自首するよう耳元で囁くのだと言う。それが毎晩のように繰り返され、ついに耐え切れなくなって自首したのだ。すると、それ以後、少女が目撃されることは無くなった。屋敷も裁判が終わって1968年10月焼却された。七海かりん(山口敏太郎事務所)山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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ミステリー 2010年11月15日 12時00分
怪談作家 呪淋陀の怪奇エッセイ 進化する都市伝説:ピアスの白い糸は本当!?
「昨日、女子高生から聞いて来たばかりの話です…」 M氏は語り始めた。 「これは彼女のクラスメイトの身に起こった本当の話です。その女の子は高校に入ってすぐ、耳にピアスの穴を開けたんです。少し大人っぽい事をしたかったんでしょう。しばらく嬉しそうに色んなピアスを耳に飾ってたのですが、ある時から妙に耳たぶが痒くなってきた。ある夜、鏡で耳を見たんです。すると赤く腫れた耳たぶのピアス穴から一本の細い白い糸が垂れていた。邪魔だと思った女の子は、その白い糸を引き千切ったんです。さて、その後どうなったと思いますか?」 −−もう予想がついてしまった。有名な都市伝説『ピアスの白い糸』の話ではないか。 ピアス穴から出た白い糸は実は視神経で、うっかり引き千切ったために失明してしまうというものだ。 「白い糸を引き千切った後、不思議と痒みが治まったので女の子はそのまま眠りました。翌朝、目覚めた時。何と女の子は今までの記憶全てを失っていました。そして自分が何者かもわからなくなっていたんです。女の子は今も病院に入院中だそうです…」 予想外のオチなので驚いた。このように都市伝説はとは語り継がれ、時代と共に進化していくのだろう。 『ピアスの白い糸』は、1980年代から流行り始めたものだ。 しかしこの都市伝説、はたして本当なのだろうか? 視神経は眼球の後ろから脳に向けて伸びているため、耳には視神経自体が通っていない。耳には体中のツボがあるという説から、目のツボにピアスで穴を開けると失明を連想させた等々。いずれにしてもピアスの穴を開けて失明するとはありえない話だ。 実際に筆者は耳たぶから白い糸が出てきた経験がある。 昔、耳たぶの中にこりこりとした石のようなしこりが出来た。 押してみると中から白い糸状のものがにゅるにゅると出てきた。 それは、にきびのような余分な脂の塊から出た脂分だった。 恐らくそれが白い糸の伝説の正体なのだろう。 福耳と言う言葉があるように、耳たぶは特に金運に関して重要な意味を持つパーツだ。ピアスは、人為的に穴を開け装着する。そのような穴は風穴といわれ、運気が流れ出てしまうとも言われる。だから穴を開けたら塞ぐ意味も込めて寝る時やバスタイム以外はきちんとピアスをつけた方が良いらしい。大ぶりで目立つタイプのピアスでも福耳効果が出るそうだ。(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年11月09日 18時00分
同じ運命を辿った二人
SFだけではなく、物理学においても理論的可能性が語られるパラレルワールドは、同一次元の並行世界とされている。この永遠に交わることの無い複数の世界が、実は同一次元ではなく異次元に存在しているとすれば、何かの弾みで交わり、もう一人の自分と遭遇してしまうかもしれない。 1900年7月28日イタリアのモンツァ市。催し物の来賓として訪れていた国王ウンベルト一世が、部下の将軍と市内のレストランで食事をしている時だった。先程から感じていた視線の方を振り向くと、顔も体格も自分とそっくりの男がこちらを見ていた。興味を惹かれた国王は、男をテーブルに招いた。男はこの店の主人で、日頃から国王に瓜二つだと言われ続けているという。主人に対する好奇心を増大させた国王が、様々な問い掛けをしたところ、驚くほどの共時性が認められた。双方、名前はウンベルト。1844年3月14日トリノ出身。1866年4月2日マルゲリータという女性と結婚し、ヴィットーリオを儲けた。更に店をオープンさせた1878年1月9日は、国王が王位についた日であった。興奮冷めやらぬ国王は、モンツァに来る折には必ず店に立ち寄ることを約束し、翌日の催し物での再会を楽しみに、店を後にした。 しかし催し物が開催されても、主人は姿を見せない。それもそのはず、待ちあぐねていた国王のもとへ主人の訃報が届いた。銃の手入れ中に暴発したという。気落ちした国王が部下の将軍に、主人の葬儀に出席することと、国王名義で花輪を贈るようにと伝えていたその時、銃声が響き渡った。アナーキストのガエタノ・ブレーシが放った4発の弾丸のうち3発が国王の心臓を撃ち抜いた。 レストランの主人と国王は、最後まで同じ運命を辿った。七海かりん(山口敏太郎事務所)山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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ミステリー 2010年11月03日 16時00分
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「怪談:美炎」
一度だけ不思議な体験を致しました。 幼い頃、祖父が亡くなりました。 その夜、祖父の遺体の横に私は祖母とふたり布団を並べて眠りました。 なぜ、私が一緒に寝る事になったのか理由はわかりません。 光一つ入らない真っ暗な部屋でした。 幼い私は祖父の死体が傍にあると思うと怖くてなかなか寝付けませんでした。 「はるさーん…はるさーん…」 静寂の中、どこからともなく声が聞こえてきました。 はるというのは私の祖母の名前です。 私は声に驚いて目を開けました。 すると暗闇の中、灯りが見えました。 何と寝ている祖母の足元で七色の炎がゆらゆらと燃えていました。 炎は天井まで火柱を上げて、まるで祖母を見降ろすかのように静かに揺らめいていました。 赤、青、黄、紫等の様々な炎の色が絡み合って極彩色に光り輝いていました。 この世のものとは思えぬ美しく怪しい光景でした。 しかし、私は恐怖のあまり布団を被って眠ってしまいました。 翌朝、祖母が起きるなり私に言いました。 「昨日の夜、おじいさんが来た…」 その後、元気だった祖母はみるみる衰弱してまもなく祖父の元へと旅立ちました。(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年11月02日 12時30分
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「妖怪屋敷:金霊(かなだま)遭遇すれば金運上昇!」
金霊(かなだま) 古来より伝わる金の精霊。 見れば裕福になり、訪れた家は繁栄するという。 非常に縁起が良い金運UPの現象。 江戸時代の妖怪画絵師、鳥山石燕の妖怪画集『今昔画図続百鬼』では、金霊が現われた家の土蔵が大判小判で溢れかえっている様子が描かれている。 −−こんな話を聞いた。 I君が高校生の頃。 午前の日本史の授業中だったという。 彼は授業があまりにも退屈だったため、窓の外を眺めていた。 雲ひとつない青い空。 突然、空に光が瞬いたかと思うと巨大な円盤が現われた。銀色の光を放っている。 吃驚したI君。思わず前の席に座っているの友人の背中を突っついていた。 すると友人も窓の外の円盤の存在に気付いて大変驚いた。 二人で確認したので絶対見間違いではなかった。 それから円盤は急にきりもみしだしながらスピードを上げて飛んで行き、あっという間に北の空へと消えたという。 この話、現代ならUFO目撃談だが、昔の人ならきっと金霊と解釈していただろう。ちなみに体験者のI君は現在、高層マンションに住み裕福な暮らしを送る独身貴族だ。 あの水木しげる大先生も金霊をご覧になったそうだ。幼い頃、轟音と共に空を飛ぶ巨大な十円硬貨のようなものに遭遇。その後、漫画家として売れずに貧窮した時期が続いたが、ある日、自宅の方に光り輝く金霊が飛んでいくのを目撃。それから鬼太郎シリーズなどが大ヒットして、今や超売れっ子漫画家として巨万の富を築かれる。 金霊とは、何か高次元的なエネルギーを発するものなのではないか。だから金霊に遭遇うすると波動やエネルギーを高まるので結果運気上昇するのだと思う。 富をもたらす幸福の精霊。金霊と遭遇したいものである。(怪談作家 呪淋陀(じゅりんだ)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年11月01日 18時00分
中世騎士のいざない
埋蔵金伝説は世界中いたるところに存在する。隠される運命を強いられながらも、気の遠くなるような歳月を経た後、それは、再び光を求めようとするのかも知れない。 イギリスで最も有名な伝説の人物、アーサー王が生まれ育ったとされるシュロップシャー。1892年当地に在住のベティ・フォックスの夢の中に、中世時代の騎士たちが現れた。どこなのかはわからないが、道路の傍らに穴を掘り何かを埋めた。翌晩は、その道路を自分が歩いている夢を見た。すると、ちょうど何かを埋め終えた騎士たちが立ち去る場面に出くわした。ここはどこだろうと辺りを見回すと道路標識があり、アッキントンとロゼターの間であることがわかった。騎士たちが立ち去ったあとに近づいてみると、貨幣が落ちていた。 数日後、また同じ夢を見て、あまりの気持ち悪さに家族に相談したが、笑われただけで相手にもしてもらえない。場所はわかっている。思い切って確かめに行った。標識を頼りに道路に出ると、夢と同じ風景が広がっている。しばらく行くと、騎士たちが何かを埋めていた場所に辿り着いた。持ってきた鍬で掘ってみると、かなり古そうな金貨が出てきた。更に掘ると、金貨や銀貨がぎっしり詰まった壷が出てきた。それらを持ち帰り、一枚だけを貨幣収集家に見せたところ、古代ローマのものとわかった。金貨は、収集家が紹介した考古学者が買い取った。 後の調査によると、その場所は1500年遡った、古代ローマの植民地ウリコニウムの遺跡であることがわかった。七海かりん(山口敏太郎事務所)山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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