これを受け、ジャニーズ事務所所属のタレントも続々とコメントを発表。翌日8日にはA.B.C-Z・河合郁人、ジャニーズWEST・中間淳太が涙ながらに出演番組でコメント、9日にはTOKIOのリーダー城島茂が自身のMC番組で怒りを交え心境を吐露、その後も続々と会員制サイトや出演番組で会社の決定について言及している。
今やジャニーズ所属のグループの中でも看板と言えるSnow Manのメンバーも、顔出しでコメントをしている。9日、舞台「DREAM BOYS」主演のSnow Manの渡辺翔太は、同じくジャニーズの人気グループSixTONESの森本慎太郎と、同舞台初日の囲み取材に登場。この舞台は同事務所を2022年に退社した滝沢秀明氏が初演、ジャニーズの人気タレントが受け継いできた公演だ。
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この大事な舞台の初日に渡辺は、所属事務所の会見を受けて「今、事務所が大きな転換期を迎えている最中に、お客さんは変わらず足を運んでくださるということに、本当に感謝しないといけないな、と思っています」とコメント。奇しくもCM出演する「モスバーガー」が翌日10日、渡辺と同グループ・ラウールのCM起用継続を発表。ジャニーズタレントをCM起用する他の企業が契約更新無しの発表をする中、異例の判断に賛否の声が集まっていた。その後13日に「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは一転、今後同事務所所属タレントとの契約継続はせず、現在展開中のCMや広告も速やかに変更すると発表した。
Snow Manの名付け親は滝沢氏。滝沢氏の出演、プロデュースする舞台で経験を積み、2020年1月にようやくデビューにこぎつけた。滝沢氏のお気に入りと言われた同グループだが結成時は6人、デビュー前には「YOU達はデビューできないよ」と、当時の社長・ジャニー氏から言われていたと2021年4月のニュースサイト『文春オンライン』が伝えている。
同記事では、そんなグループの風向きが変わったのが3人のメンバーの追加だったと伝えている。渡辺は初期メンバー6人の1人だが、最年少でモデルとしても活躍するラウール、ドラマがヒットし主演が続く目黒蓮、バラエティでの露出急増の関西出身・向井康二の3人が2019年1月に加入。ここからグループの活躍の幅が広がったというが、初期からのファンには不満があり、不仲説もあったという。
Snow Manといえば、ダンス技術の高さが有名だが、アクロバットダンスが代名詞だったという。しかし、新加入メンバーは当時、全員バク転ができずファンが不満に思っていたと、同記事で伝えられている。当時のSNSには「加入メンバーいらない」などの投稿が多々上がっており、3人が思い悩む様子も見られ、特に向井は「しんどい」と落ち込んだ様子だったという。
向井はグループ加入のために上京してきたが、関西在住の頃からジャニー氏のお気に入りだった様子は出演番組のトークからもうかがい知れるようだ。テレビ番組で、まだあどけない頃の写真と共に、ジャニー氏からもらったお小遣い1万円をお守りにしていた、と明かしたことがあり、ネットではその内容が意味深だと現在も放送画面の画像が拡散されているという。
そんな加入組・向井だが、前出の『文春オンライン』記事では、渡辺と仲良くサウナを楽しみ帰宅する写真が掲載されている。環境の変化などに悩んでいた向井を支えたのが、人当たりが良く話しやすい渡辺だったそうだ。
当初は、ファンから見ると新加入メンバーに心配もあったようだが、渡辺をはじめとしたメンタルケアのできるメンバーが9人の絆を強め、今では不仲説は持ちあがることがなく、ピンで出演の番組でもメンバーの話題を出すほどの仲の良さが見受けられる。一枚岩となったSnow Manだが、所属事務所には逆風が吹いている。恩師・滝沢氏は新事務所TOBEの代表として新しい道を歩み始めているが、Snow Manの今後の行方にも注目が集まる。