ミステリー
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ミステリー 2010年06月12日 12時30分
心霊 鶴川団地をめぐる噂
心霊スポットとしてつとに有名な鶴川団地…確かにかつて取材した際(3年ぐらい前なので、もう丘の上の幽霊団地は取り壊されていたが…)に、いろいろと不思議なことがあった。 まず、団地に近い路上で急に携帯が圏外になった。(あれ、おかしいな…霊障かな)などとほくそ笑んでいる筆者は、バス通りの路上中央に立ち尽くしていたことにしばらく気づかなかったのである。あの時車が来ていたら…と思うとぞっとする。 また、団地を下ったところにある商店街の裏手で急に頭が痛くなり、目が霞んだ。頭痛は、翌日まで続いた。それについては、「かつてこの鶴川団地で不審死があった」「この商店街の眼の前にある横浜銀行の付近は、かつて首切り場だった」という噂があったが、実際にこの商店街の飲食店の店主が謎の死を遂げているという符合もあった。 「かつて首切り場」−この地の周辺は、怖い噂の宝庫である。サナトリウムへ抜ける道の白い幽霊、化石山といわれた一帯のボウガン魔の噂、化学兵器開発や人体実験の噂で有名な陸軍登戸研究所…すべて、ひとつのエリア内とも言えるだろう。 そしてそれら真偽不明な噂の中、まことしやかに喧伝される最大の噂がある。 それは、「この鶴川エリアは、立川や相模原などの軍事的に重要な地の中間にある場所だったので軍需産業の小さな工場がたくさんあり、秘密戦闘機のパーツなどをつくっていた。だからこの地の人々はいまも沈黙を続けている。その中で最大のタブーは、立川周辺に、特攻隊を無事生還させるためだけに囮で飛ぶ飛行経験もない20〜30人の未成年部隊があり、死ぬ前に親に会いたいと騒いだため少年たちを上官達がサーベルで処刑。その遺体がこの鶴川エリアに埋まっている」という切ない噂だ。 怖い噂であるのと同時に、放ってはおけない噂ではないだろうか。(了)
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ミステリー 2010年06月10日 16時00分
髪の毛と霊感との不思議な関係
日本の霊能力者の写真を拝見すると、その多くは髪の毛がフサフサと生えている。中には毛を剃っている僧侶も存在するが、その分髭を伸ばしている。基本的に霊能力者は髪が長いか、或いは髪が濃い。しかも、多くは女性で占められている。 古代から女性は男性よりも非力な部分をカバーするために、男性よりも第六感という感性が発達したという。第六感とは五感以外の感覚であり、霊能力や超能力もその第六感に該当する。古代にシャーマンや巫女と呼ばれ、神との会話をしてきたのは、男性ではなく女性であった。従って、現在でも霊能力者の多くを女性が占めているのである。 私は頭の禿げ上がった男性の霊能者を、まだ見たことがない。禿げるというのは、男性ホルモンが強くなると、生理作用の一つとして髪が抜け始めることによる。最悪の場合にはフランシスコ・ザビエルのような髪型になる。 男性の中でも禿げない人がいるのは、体内の男性ホルモンが弱いからだとも言える。 予断だが、私の場合は髪が伸びて来るに従って、だんだんと神経質になってくる。ただ、髪の毛が長いとき、私の第六感は驚くほど利いてくる。 漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の主人公である鬼太郎は、妖怪アンテナと言って、髪の毛が立って妖怪の気配を探知する能力があるが、それは人間にも当てはまる。 私は昆虫の触覚と同じ感覚が、人間の髪の毛にも存在すると思っている。「総毛立つ」という言葉が存在するが、それは恐怖のために身体中の毛が逆立つという意味である。この中で最も逆立つのは髪の毛であり、特殊な能力が髪にある良い証拠である。 髪の毛と言えば、一般的には頭部を保護するために生えていると思われているが、髪の毛自体、大いなる霊能力を秘めているようだ。(藤原真 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年06月05日 18時00分
怪談「真夜中の館内放送」
千日前。大阪の難波に存在する有名な繁華街。過去に悲劇の大火災が起きた場所である。 1972年5月、千日デパート(専門店街、演芸場、大食堂、遊戯施設を備えたショピングセンター)の閉店直後に火災が発生。火はまたたく間に燃え広がった。 出火当時、最上階7階のキャバレーは営業中で、逃げ遅れた客やホステス、従業員の多くが、灼熱と猛煙に我慢ができず窓ガラスを割り、地上や隣の千日前商店街のアーケード上に飛び降りた。悲鳴の後の鈍い音。アーケードを突き破り、商店街の路上に叩きつけられた人もいた。火災直後、破れたアーケードとその上に横たわる遺体、路上には血だまりができ、凄惨な光景だった。 飛び降りなかった者の多くも一酸化炭素中毒で窒息死し、7階フロアで折り重なるように倒れていた。まさに地獄絵図だった。118名の死者、78名の重軽傷者を出す日本のビル火災史上最悪の大惨事となった 。 その後、悲惨なイメージを払拭するかのように、この地に若者向けの華やかなファッションビル「P」を建設された。 関西在住の頃、私は実際にPに買い物に行ったことがある。P館内の照明は十分明るいのにも関わらず、何故かいつも暗く感じた。1階トイレの一番端の個室が常に使用禁止で、また、トイレに入ると何者かの視線を感じて落ち着かなかった。そして、建物内はやたらと鏡が多く、その鏡には幽霊が映るという噂もあった。 ある女性からPにまつわる体験談を聞いた。彼女は過去にバーゲン時期の臨時アルバイトとして、Pで働いたことがあるという。 客が帰った閉店後、アルバイトは一箇所のフロアに集められる。そして監督の社員の指示のもと、翌日のバーゲンに備えて、商品の値札の張替え作業等を徹夜でするのだった。 夜の10時を過ぎた頃だった。 「火災発生…火災発生…」 突然、女性の暗い声で館内放送が流れてきた。彼女は驚いたが、社員はその放送を無視するかのように「作業を続けてください」とアルバイト達に指示していた。不審に思ったが、館内放送はすぐ止んだので、また黙々と作業を続けたという。 その後、彼女が長く勤めているアルバイト仲間から聞いた話によると、夜のこの時間には、決まって不可解な館内放送が流れるという。さめざめと泣く声やしきりに助けを求める声を聞いたこともあったという。それは、ちょうど火災が発生した時刻であった。 千日前という土地は、過去をさかのぼると、元は「千日墓」という墓地であり、焼き場であり、罪人の処刑場でもあった所である。 現在はPも閉店し、別の新たな大型店舗が建っている。土地が持つ因縁と悲劇の歴史せいか、様々な怪異な目撃談が語られている。未だに浮かばれない霊がさ迷っているという話も数多く聞く。亡くなった方の御冥福を祈らずにはいられない。(「怪談作家」呪淋陀 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年06月02日 12時30分
勾玉発祥の起源は日本か韓国か?
日本の象徴的な産物である勾玉だが、実は隣の国である韓国からも出土している。以前「enjoy korea」という日韓文化交流掲示板でもこの話題は度々取り上げられ、散々論議されてきた。 そこでは「勾玉は韓国から出土されるのである。よって勾玉は韓国のものであり韓国起源である」など、この様なやりとりが、延々と続いていた。 この日韓文化交流掲示板は、2009年6月をもって停止されたが、韓国人の勾玉に寄せる強い興味が垣間見られた。 さて、勾玉の起源であるが、日本では遥か縄文時代の遺跡から出土される物がもっとも古い。勾玉には呪術的な要素も強く、勾玉には精霊が宿り、それを身に付けることで災厄から身を守ると思われて来た。また、その形態は弥生時代から古墳時代の間に、ほぼ形作られた物と思われる。その形状からか、勾玉は胎児を指しているとも言われている。 勾玉の大きさは、1センチ大から5センチ大まで様々な大きさがあり、材質は翡翠、水晶、瑪瑙、ガラス製の物など、様々な材質で作られてきた。中でも翡翠製の勾玉が最も多く、新潟県糸魚川から出土される翡翠を用いて製作された勾玉が、日本各地から出土されている。 さて、韓国の勾玉の歴史であるが、韓国からは主に、6世紀頃の遺跡から出土される。しかも、その材質は翡翠製であり、韓国から翡翠は産出されない。 近年、科学的な研究の結果として、韓国の勾玉は日本の糸魚川産の翡翠で作られたものだと判明された。つまり、韓国の勾玉は日本からその時代に韓国へ輸出されたものだったのである。これに異を唱える学者もいるが、勾玉が日本起源であることは、どうやら間違いないと言えそうだ。(藤原真 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年05月26日 16時00分
成田山新勝寺は常に賑わう
今年のGWに、成田山新勝寺へ詣でてきた。今年のGWは晴れの日が多く、当日の新勝寺も多くの観光客で賑わっていた。 成田山新勝寺は939年に、当時起きていた平将門の乱を平定することを祈願して建てられた寺院である。空海作の不動明王が祭られ、多くの参拝客で賑わうが、れっきとした真言宗智山派の寺院である。 最近のパワースポットブームの例に漏れず、ここも多くの参拝客で駐車場はいっぱいになっていた。 さて、私が注目したのはこの新勝寺の露天で売られていたみやげ物である。この中にはおなかに成田山と書かれた、かえるのみやげ物があった。かえると聞いて、私は思わず身震いがした。何を隠そう、東京の大手町にある将門の首塚にも同じようなかえるの置物が、首塚を囲むように無数に置かれていたのである。それを初めて見た時には、非常に滑稽な風景であった。 大手町の首塚のかえるには謂われがあって、それを奉納するのは、大手町の一流企業の会社員だという。彼等は左遷される際に、また本社で働きたいという思いで、かえるの置物を奉納するのだと言う。かえるには「帰る」の意味があり、再び帰還をすることを祈願すると言う。 さて、新勝寺に何故か売られていたかえるの置物には、どのような意味があるのだろうか。私がその件で成田山新勝寺に電話で問い合わせたところ、新勝寺ではみやげ物に関する管理をしていないという事だった。極端な話が、みやげ物屋が勝手に成田山の言葉を入れて販売している物があっても、それを規制はしないと言うのである。 このかえるの置物、私は首塚と関連づけて考えてしてしまったが、皆さんはどう思われるであろうか。(藤原真 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年05月24日 16時00分
日ユ同祖論の真相とは?
イスラエルには世界中に散った同胞を、イスラエルに帰化させる研究機関のアミシャブが存在する。古代イスラエルには十二支族が存在していたが、十支族が地上から消えてしまったと言うのである。 歴史的には紀元前900年頃に、古代イスラエルは北王朝と南王朝に分裂した。北王朝には十二支族の内、ルベン、シメオン、レビ、ダン、ナフタリ、ガド、アシェル、イッサカル、ゼブルン、ヨセフの十支族がこれに従い、首都をソマリアに置き、国名をイスラエルとした。対する南王朝はユダとベニヤミン族の二支族からなり、国名をユダヤと決め、首都はエルサレムに置かれた。 北王朝は紀元前722年にアッシリアによって滅ぼされ、十支族はアッシリアに連れて行かれた。その後アッシリアは滅亡したが、連れて行かれた十支族の痕跡はなく、忽然としてその姿を消したのである。 残った南王朝も、紀元前607年にバビロニア帝国によって滅ぼされた。その後彼等はさまよえるユダヤ人と呼ばれ、二千年に渡り世界各地を転々として生活してきた。その後1948年にイスラエル国が建国され、現在に至る。 アミシャブは失われたユダヤの十支族の痕跡を求めて、世界各地で調査を行ってきた。 日本へは1986年と2007年の、二度に渡って調査に訪れている。彼等は、古代ユダヤ人がシルクロードを渡って、古代日本へとやって来たと主張している。そして他の日本人と混血をして、現在の日本人の一部を成しているというのである。 日ユ同祖論研究者が主張している、祭りで使用される神輿、相撲での塩による清めや日常生活の類似点など、日本文化と古代ユダヤ文化の共通点を見る限り、彼等の主張は荒唐無稽とは言いがたい。 だが、日本人が古代ユダヤ人の失われた十支族とだとしても、それで世界が変わることはないと思うのだが。(藤原真 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年05月22日 11時00分
呪われてる? 殺人事件と自殺の絶えない私の実家周辺の話
私の実家の周辺には、未解決の殺人事件現場や、自殺現場が多い。 未解決の殺人事件は、タバコ屋のお婆さんとその息子が刺殺された上に現金を盗まれたというもので、当時はニュースやワイドショーでも散々取り上げられたものだ。我が家は現場から徒歩で約5分の近所なので、警察の聞き込みも何度か来たことがある。あれから数年、未だ解決したという話は聞かない。 それと、自殺現場が多い。 私が覚えているだけでも、私鉄線路に飛び込んだとか、農薬を飲んで自殺したとか、果ては主婦が子供の目の前で焼身自殺した事件もあった。 一番ショッキングなのは、今から十数年前の話であるが、私の実家とはもう数十年のお付き合いのあるお宅のお爺さんが首つり自殺をしたというものだ。この時は、今は亡き祖父がまだ存命中で、当時は病院に入院していた。その祖父が病院から一時帰宅をしていたのだが、この話を耳にしてしまい、ショックで容体が急変し、あっという間に亡くなってしまったのだ。 とにかく、私の実家の周辺は、ある意味「何だかちょっと変だな」と思うような、そんな土地なのである。 原因は何なのか調べてみたいものだが、なにぶん実家周辺のことゆえ追究する勇気は今のところはない(だって怖いんだもん)。 しかし、当の私の実家には、気になるエピソードが残されている。 殺人や自殺ではないが、私の実家でも昔、ちょっとした事件があったそうだ。 私の実家は、私が生まれる以前まで農家だった。そのため馬小屋があり、当然馬を飼っていた。 ある時、恋愛沙汰のもつれで女が馬小屋に火をかけ、馬が焼死してしまったという事件があったそうだ。 ひょっとしたら、私の実家の周りで起こった数々の血なまぐさい事件は、その馬のたたりなのでは…と、ふと考えてしまうことがあるが、やっぱり追究する勇気はない(やっぱり怖いんだもん)。(「流離のトランペッター」六条院ひかる 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年05月21日 12時30分
『やつらは多分宇宙人!』撮影現場に、MIB(メン・イン・ブラック)が出現
もし、貴方の近所に宇宙人一家が引っ越してきたらどうなるだろうか。そんな愉快なシチュエーションで展開する“お馬鹿コメディ”が、BSフジで人気を博した『やつらは多分宇宙人!』である。2010年1月9日から3月13日まで全10話が放送され、ポニーキャニオンから発売されたDVDは、宇宙人好き、コメディ映画好きを中心に静かなブームを起こしている。 出演者は、井之脇海が宇宙人に翻弄される少年、谷村美月がその姉を演じたが、怪優・嶋田久作が扮した、宇宙人一家の父親が見せるコミカルな演技に大きな注目が集まった。嶋田久作というと、どうしても『帝都物語』の敵役・加藤保憲のイメージが強いが、今回ばかりは見事に喜劇を演じている。 宇宙人一家の構成は、父親宇宙人が嶋田久作、母親宇宙人が原千晶、息子の宇宙人が馬場徹であったが、この一家が引き起こすドタバタが楽しいのだ。仕事で嫌なことがあると、父親宇宙人はやたらに牛を殺し、結果的に毎晩のように夕食がモツ鍋になってしまう。また宇宙人であるがゆえ、一家揃って睡眠という行為が理解できない、なんてシーンもある。まさに日本版『オースティン・パワーズ』とでもいうべき、王道の“お馬鹿コメディ”なのである。 「日本で本格的に“お馬鹿コメディ”が根付くターニングポイントになる作品ですね。家族で安心して見られる作品であり、“視聴者から笑われる”宇宙人番組から、“視聴者を笑わせる”宇宙人番組への進化を感じる作品ではないでしょうか」(ホラー作家・山口敏太郎氏) この撮影現場に、奇妙な人物が訪問したことがあるという。このドラマの収録は、東京・恵比寿にある実際の一軒家を借り切って行われたが、この民家に怪しい男が出現したのだ。 男は作業着を着込み、いきなりその一軒家の玄関にやって来た。近隣の方がクレームを言いに来たのだと思い、その時手が空いていた美術スタッフとスタイリストの女性が対応した。 その男性は、 「すみません、遅くなって! もっと早めにご連絡をしなければならなかったのに、本当に申し訳ございません」 と告げると、家に上がろうとする。 「今は撮影中なんで、まずいです」 と、スタッフたちが懸命に止めると、 「え? 今日じゃないの? あれ? 間違えました! すみません」 と妙な回答をし、立ち去り際にニヤリと笑うと、不気味な言葉を吐いた。 「いや〜ちゃんと確認すればよかった…。また来るのは来年? いや、何十年か先になるかもしれませんね。では、失礼します」 実はその日に、第9話目のUFOを呼ぶシーンが収録されていたのだ。この不気味な男の話を聞いたスタッフは、本当に宇宙人が訪問したのではないかと囁き合った。 ちなみに、UFOや宇宙人の目撃者や研究家のもとには、MIB(メン・イン・ブラック)と呼ばれる男が訪問し、脅迫すると噂されている。ひょっとすると、宇宙人を扱った“お馬鹿コメディ”に、宇宙人も参加したかったのであろうか。不思議だが、どこか笑えるエピソードである。(和田大輔 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2010年05月19日 18時00分
怪談「下久保ダムそばの呪われた廃墟・“新井さん家”」
「先輩が一人亡くなっていましてね…」 秘湯の温泉旅館に宿泊した時。そこのご主人のYさんが語ってくれた。 埼玉県と群馬県の県境に、下久保ダム(神流湖)がある。その付近に有名な心霊スポットの廃墟が存在する。それが“新井さん家”である。 “新井さん家”については、奇妙な噂が色々と語られている。 一家心中が二度ほど立て続けで起こった。 ダム建設のためにやって来た新井さん一家の父親が突如精神を乱し、包丁や鉈で家族全員を殺害した後に自殺した。 主人が夜逃げをした後、妻が頭から熱湯をかぶった上に橋から飛び降りて自殺した。 “新井さん家”から何かを持ち帰ると、新井さんから「返せ!」と電話がかかってくる等々…。 今からもう15年以上も昔のことである。当時、大学生のYさんは寮に入っていた。 ある時、寮の友人や先輩たちの男ばかり8人で“新井さん家”に探索に行ったという。深夜、初夏の涼しい時期。人里離れた山奥にあるため、車で連れ立って向かった。 やがて到着した“新井さん家”。鬱蒼とした木々や雑草に囲まれた中に建っていた。荒れ果て朽ちた臭いのする廃墟の中を、懐中電灯の明かりを頼りに進んで行く。 しばらくすると、地面に描かれた白い人型が照らし出された。まるで検死で描く時のチョーク跡のようだ。そして、不気味なことに、辺りの壁には御札がたくさん貼られてあった。思わずぞっとした。突然、先輩の一人が、ふざけながら御札を引き剥がした上に、破り捨ててしまった。その瞬間、 「うっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜」 という女の物凄い絶叫が廃屋の中に鳴り響いた。その場にいた全員がはっきりと聞いたので、聞き間違いではなかった。急に恐ろしくなったYさん達は、“新井さん家”を飛び出ると慌てて車に乗り、逃げるようにして走り去った。 “新井さん家”に行ってから、ちょうど1週間後のことだった。御札を剥がした先輩が交通事故で亡くなった。車同士の衝突事故で即死であった。先輩の死と、御札を剥がした件との因果関係は分からない。しかし、あの時“新井さん家”には5台の車で行ったのだが、奇妙なことに、その5台の車は次々と事故に遭い、1年以内に全部が廃車になったという。 そして、なぜか寮の空気が異様に重く暗い雰囲気になり、幽霊が出ると騒がれるようになった。 どうやら御札を剥がして死んだ先輩が、寮の中をさ迷っているらしい。その姿が度々目撃されるようになった。Yさんも真夜中の薄暗い廊下の向こうで淋しげに佇む先輩を見たという。 下久保ダム(神流湖)の湖底には、ひとつの集落(310世帯)が水没している。近くにはダム建設での殉職者の慰霊碑もある。様々な人々の怨念が怖い噂や怪異を生み出しているのかもしれない。(呪リンダ 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」 http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2010年05月14日 16時00分
妖怪か? 霊か? 座敷童子という存在
古来より、日本では『座敷童子』という未知の生物の存在が伝えられている。 その伝承は東北地方に多く聞かれ、文献によっては、精霊的なものとも、妖怪ともいわれている。 第一の特徴はその名が示す通り、子供の霊である。また、「見た者には幸運が訪れる」「富をもたらす」ともいわれている。 座敷童子で有名な「緑風荘」という旅館が岩手県にある(現在は営業停止中)。 一般客はもちろんのこと、総理大臣になった数名をはじめ、多数の各界著名人が宿泊した際に座敷童子を目撃しており、緑風荘の名前を知っている方も多いと思う。 2009年に起きた火災で全焼したが、従業員・宿泊客は全員無事で、座敷童子を祀る中庭の亀麿神社だけは焼けずに残ったという話も有名である。 私は実話怪談を書いているが、取材した方々の中に、自宅に座敷童子が出るという方がいたので、ここに話を紹介してみたい。 恵子さん(仮名)は結婚6年目になるが、結婚した際に越してきた新居に座敷童子が出るという。 その日、恵子さんはいつものようにリビングで掃除機をかけていた。ふいに背後から視線を感じたので振り返ると、そこには7歳くらいのおかっぱ頭の男の子が立っていた。古ぼけたチャンチャンコのようなものを着ていたという。男の子は恵子さんと目が合うと駆け出し隠れてしまったが、すぐに恵子さんが家の中を探しても男の子を見つけることはできなかった。 またある時、恵子さんがヤクルトを飲もうと蓋を開け、それをそのままテーブルの上に置いたままトイレに入り、恵子さんが戻ると、中身がなくなっていた。その時、家には恵子さん以外には誰もいなかったという。 また、本棚の本が少しだけはみ出していたり、順番通りに並べてあるはずの本が入れ違っている時があるという。それはマンガ本に集中して起こる。 ヤクルトの件や本の話も、本人の勘違いや家族の仕業ということはないと、恵子さんは断言する。 恵子さんの見たモノは座敷童子なのだろうか。 確かにそうかもしれないが、ただ単に幼くして亡くなった子供の霊かもしれない。 座敷童子が、後々に幸せや富が訪れる人の前に出現するという話も、純真無垢なままこの世を去った子供がそのままの姿で現れる霊だからこそ、恐ろしさをあまり感じずに、それらを見ると幸せな気持ちにもなることで、そのような話になったのではないだろうか。 『座敷童子』という言葉の響きは悪いものではないが、出現する本人の気持ちを考えれば、必ずしもその枠にはめる必要もないように感じる。 緑風荘の座敷童子は、長年自分が住んでいた旅館が燃えるのを、どのような気持ちで眺めていたのだろう。 旅館が建て直された折には、また人々の前に現れ、幸せを分けてくれればよいのだが。(「実話怪談記者」へみ 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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