ミステリー
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ミステリー 2015年02月25日 16時00分
イギリスの海岸に漂着する樹脂塊の謎(3)
数年ほど前からイギリスの海岸に漂着している、ゴムを固めたようなタブレット状のブロックが、インターネットを中心に話題を集めていた。それはまな板のように平たい長方形の塊で、中央部には「Tjipetir」と読めるアルファベットの刻印があり、イギリスのトレイシー・ウィリアムスさんが2012年にインターネットで謎の塊に関する情報提供を呼びかけたところ、フランスやオランダ、デンマーク、遠くはスペインやノルウェーにも「同じ寸法、形状、刻印」の物体が漂着していることが明らかとなったのである。 やがて、ブロックはインドネシアのティペティールから積み出されていたグッタペルカという樹脂の塊で、かつてイギリスが独占的に買い付けていたことが判明した。そして、グッタペルカを運んでいた船が沈没して海中へ散乱し、長い年月をかけて海岸へ流れ着いたであろうと推定されたのである。 最初にグッタペルカ運搬船として取り沙汰されたのは、かの有名なタイタニックであった。タイタニックはイギリスからアメリカへ向かうグッタペルカを積んでいたともされ、大変にロマンチックな仮説ではあったが、残念ながら根拠には乏しかった。その後、さまざまな記録などから、第一次世界大戦でドイツの潜水艦に沈められた日本郵船の宮崎丸が運んでいたグッタペルカであろうと推定され、日本との奇妙な縁が示されたのである。 そして、漂着グッタペルカを運んでいたと推定される宮崎丸には、不吉なエピソードが残されていた。 日本郵船の欧州航路向け大型船として建造された宮崎丸は、明治41年(1908)の進水式に際して祝賀のクス球が割れず、関係者には不安を覚えるものもいたという。そして、宮崎丸の不幸な最後を知った人々は、進水式の不吉な出来事は凶事の前兆であったかと、暗澹たる思いを抱いたとされる。そればかりか、宮崎丸は燃料に質の悪い石炭を使用して不必要に黒鉛を吐いていたから、ドイツの潜水艦に発見、攻撃されたとの憶測が流れ、新聞がずさんな取材を元に批判記事を掲載したのである。 さらに、新聞の取材に応じた海軍軍人が、なんの根拠もなく「燃料の質を落とした差額を船員が着服した」とのデマを吹聴したことから、本来は被害者である商船員が故なき非難にさらされたのだ。 不幸な門出に祟られた宮崎丸は、最後まで呪われていたのだろうか?(了)
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ミステリー 2015年02月24日 11時45分
亀が人間に近づく日! 「体毛の生えた亀」は実在する?
現在、公開中のマイケル・ベイ監督の最新映画『ミュータントタートルズ』。薬品によってミュータント化(突然変異)した忍者カメがニューヨークを舞台に大暴れする今冬話題のアクション映画である。 『ミュータントタートルズ』は日本では80年代末〜90年代中盤にかけてテレビアニメで放送されたこともあり今の20代後半〜30代前半にはお馴染みの存在である。当時の少年たちは「人語を喋るカメたち」に胸をときめかしたものだ。 さて、未確認生物や妖怪の世界では『タートルズ』のように人間のような亀は昔から存在する。 日本では「和漢三才図会」という江戸時代の書物に「和尚魚」という名称で首の長いおじいさんのような顔をしたカメの姿が描かれている。人語を喋るかどうかは不明だが、いかにも漫画やアニメに出てきそうなビジュアルのため妖怪ファンの間での人気は高い。 また、海外では右の画像のように体中に人間のような毛の生えた亀の姿が報告されている。 これは1871年のサイエンス雑誌に掲載されたイラストとされており、文中では「多毛水亀(日本語直訳)」と名付けられている。 甲羅までびっしりと生え揃った体毛のような毛はもはや亀ではなく全く別の生き物おようであるが、実はこのような体に毛が生えてしまった水棲生物は数多く報告されており、アメリカでは未確認生物の情報として「毛の生えたマス」の目撃がある。 当初、このマスは湖が寒いため毛皮が発達したものとされていたが、後の研究によるとミズカビが魚の体に付着したものという報告がなされている。 多毛水亀もおそらくはミズカビや藻が甲羅に付着して毛のように見えているだけ、という可能性が高く、藻が甲羅中に生えた亀は「蓑亀(みのがめ)」と呼ばれ、長寿の印として大事に扱われている。我々のよく知る掛け軸などによく描かれる尾から毛が生えた亀も、甲羅に藻の生えた蓑亀の一種とされている。 かつてこのような体に毛の生えた亀は「見世物」として高値で取引されていた過去があり、平成以降も九州地方の湖などで見ることができるという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年02月21日 18時00分
降下訓練イベントにUFO現る!? 自衛隊は宇宙人に監視されている?
2015年1月11日、千葉県の航空自衛隊習志野基地にて航空自衛隊輸送機からの降下訓練イベントが開催された。このイベントは、航空自衛隊の降下訓練を生で見ることができるということで人気の高く毎年1月に行われている。本イベントで作家・オカルト研究家の山口敏太郎氏が見学に行った際、未確認飛行物体の映像を偶然撮影しインターネットにアップしたことが話題になっている。まずは以下の動画を参照していただきたい。UFO(未確認飛行物体)が 自衛隊バラシュート降下訓練上空に出現?! 謎の飛行物体?ヘリ?https://www.youtube.com/watch?v=32vQbn_fHqU 動画が始まって約5秒のところ、飛行機が画面の中央あたりに差し掛かった時、飛行機の向い側に突然白くて丸い物体が登場し、瞬時に消えるのがわかるだろうか。瞬間的ではあるがはっきり写っている。 その後飛行機は画面から消え、山口氏はその物体を再び見つけるため空だけを撮影している。その後、13秒のところで再び白い物体が瞬間的に登場し、そこからしばらく、点滅しているようにも見える白い物体があちこちに移動するのを見ることができる。山口氏はそれを追いかけるように撮影し、一旦地上の方へカメラを戻すが、その後再び空へカメラを空へ向けると、または物体は出現した。かなりはっきりと写り込んでいて、山口氏もその物体を逃さないようカメラで追っている様子が感じられる。 後半はさらに動きが早く登場と消滅が瞬時で、まばたきほどの時間の出現なので、見逃したらもう気づくことがないまま過ぎてしまうだろう。 しかしコマ送りしながら見ていくと、確かに突然出現し、そしてパッと消滅する様子を確認することが出来る。 また山口氏は肉眼でも見えたのでそれを追いながら撮影した。 そして映像にも残った以上、見間違いではないと言えると思われるが、では一体この物体は何であったのだろう。 山口氏は自衛隊の方にあれは何だろうかと質問したそうだが、マスコミのヘリではないだろうか? との回答だったそうである。 古くから自衛隊のパイロットの話ではUFOの目撃情報が絶えず報告されている。宇宙人が日本の自衛隊を監視しているという都市伝説は本当なのかもしれない?【写真】動画開始14秒頃のキャプチャ。中央に白い物体が確認できる。文:水木ノア(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年02月19日 15時30分
イギリスの海岸に漂着する樹脂塊の謎(2)
イギリスを始めとする北西ヨーロッパ諸国の海岸に、数年ほど前から怪しげなタブレット状のブロックが漂着していた。そのブロックはアカテツ科の樹木から採取、加工されるグッタペルカという樹脂製で、中央部に刻印されていた「Tjipetir」と読める文字などから、インドネシアのティペティールから積み出されていたことが判明した。しかし、謎の樹脂塊は形がしっかりしており、刻印もはっきり読み取れるような状態だったが、ティペティールがグッタペルカの積み出し拠点だったのは1920年代の終りまでで、最後に樹脂を送り出してから80年近く経っているというのだ。 ティペティールのグッタペルカは、タイムスリップでもしたのだろうか? まず、グッタペルカは海底電線の皮膜に使われるほど耐水性が極めて高く、海中を80年以上ただよっていたとしても、ほとんど変質しない。また、イギリスはグッタペルカを独占的に買い付けており、ティペティールから積み出された樹脂も「ほぼすべて」がイギリス向けだったとされる。つまり、樹脂塊はイギリスの近海で発生した何らかの事情、恐らくは船舶の沈没や損傷によって、海中へこぼれ落ちた可能性が高いのだ。 では、樹脂塊はいつ、どの船が運んでいたのか? まず、最初に候補としてあげられたのは、悲劇の豪華客船タイタニックだった。この説を唱えたのはフランスの新聞社とされるが、タイタニックの積み荷にはイギリスが独占していたグッタペルカも含まれており、沈没後に海中へこぼれ落ちた可能性があると指摘したのである。しかし、タイタニックの沈没位置はイギリスから離れすぎており、さらに積み込んだ量もさほど多くないことから、タイタニックに関しては根拠がいささか弱いとみなさざるをえない。 では、グッタペルカを積んでイギリス近海に沈んだ船は、他に存在するのだろうか? 意外なことに、それは日本郵船の宮崎丸だった。宮崎丸は第一次世界大戦中の1917年にイギリス海峡の西方海上でドイツ帝国海軍の潜水艦U-88から雷撃を受けて沈没し、乗客と乗員を合わせて8名の犠牲者を出している。そして、宮崎丸の積み荷は、まさしくティペティールからのグッタペルカであった。 そして、宮崎丸には不吉な因縁があり、沈没後にも不名誉な騒動が待ち受けていた。(続く)
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ミステリー 2015年02月17日 15時30分
謎の蛇「ツチノコ」によく似た未確認生物がアルプスに生息していた?
写真は1935年4月にドイツの大手日刊紙『ベルリナー・ツァイトゥング』に掲載されたという謎の生物の写真である。 大きい顔、大きい口、つぶらな目に野太い体は日本のメジャー未確認生物「ツチノコ」に酷似している。 山口敏太郎事務所は2014年8月にアルプス山脈に存在しているというツチノコに非常に酷似した蛇「タッツェルブルム」の写真を紹介した。 今回の写真もドイツでは伝説の蛇・タッツェルブルムの正体ではないかと思われており、日本でささやかれている「タッツェルブルム=ツチノコ説」を裏付ける一つの可能性として貴重な資料といえる。 さて、ツチノコの歴史であるが日本では1970年代に大ブームになったのは周知の通り。その後も目撃情報は絶えることなく日本全国さまざまな場所でツチノコの目撃情報がある。 ツチノコがメジャーになったのは昭和の後期だが、明治・大正期に捕獲されたとする資料もある。 また、ツチノコの語源は江戸時代に資料の残っている妖怪「野槌(ノヅチ)」が元とされている。野槌は口や目鼻、手脚のない蛇の妖怪とされており、顔らしき場所に大きな口があるのみで、柄のない槌のような形をしているため「ノヅチ」と呼ばれる。 ツチノコは近年になって誕生した現代妖怪の一種とされるのだが、実はビジュアルが固まったのは1970年代と遅く、今回のタッツェルブルムのほうが歴史は古いのである。今回のタッツェルブルムも日本のツチノコ研究の大きな資料となるかもしれない。 なお、余談ではあるが『妖怪ウォッチ』に登場する「ツチノコ」は日本のツチノコよりもタッツェルブルムのほうにビジュアルが近い(笑ったような顔、太った体など)。 妖怪ウォッチブームの波に乗りタッツェルブルムも是非、知名度アップを図っていただきたい。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年02月16日 12時09分
目黒区に円盤型UFO現る!? 新たなUFOスポット誕生か?
写真は2015年1月27日、東京都目黒区は武蔵小山駅付近で撮影されたUFOらしき未確認飛行物体の姿をとらえた写真である。 撮影者は『徳川埋蔵金伝説2014』や『ガール・ハンティング DEATH ZONE』などの映画作品を監督しているクリエイターの遊山直奇(ゆうやまなおき)氏。目黒区は遊山氏の移住地とのことである。 写真中央の赤丸をよくご覧いただきたい。夕景に溶け込んではしまっているが、ビルに隠れて白い線状の物体が飛行している姿が映っている。 遊山氏はこのUFOについて「円盤状のオレンジ色の光が街の隙間をスーッと横切り空へ消えていきました」「(あまりに早いので)とても飛行機とは思えないスピードだった」と語っている。 実際、東京都では2015年に入ってからUFOの目撃証言が相次いでおりスカイツリー(墨田区)では虫にも似た「箱型UFO」の写真が東京スポーツ紙にて掲載されており、またインターネットの世界でも二子玉川で謎の光を放つ飛行物体がYouTubeに投稿されている。 今回撮影された目黒区はUFO目撃件数の多い新宿区、墨田区と比べると証言は少ない区になるが、漫画家・タレントの杉作J太郎氏は2014年8月に目黒区内の某所でUFOらしき物体の撮影に成功するなど近年のUFO業界では注目を浴びている場所である。 さて、今回遊山氏が目撃したUFOであるが、オレンジ色の円盤は非常にポピュラーな存在で世界中で多数目撃されている。その正体は彗星であったり、軍隊の放った照明弾の見間違いということも多いが、明らかに人工物ではない「未確認飛行物体」という表現でしか言い表せられないものも多い。 また、余談ではあるが遊山氏がUFOを目撃した1月27日はフジテレビにて『映っちゃた映像グランプリ』という心霊写真やUFO写真を紹介する特別番組が放送されている。 全国の視聴者がテレビでUFO映像を見る数時間前、まさか本物のUFOらしき物体が東京都にやってきていたとはなんとも皮肉ではある。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年02月11日 18時00分
イギリスの海岸に漂着する樹脂塊の謎(1)
数年ほど前から、ゴムを固めたようなタブレット状のブロックが、イギリスの海岸に漂着し始めている。それはまな板のように平たい長方形の塊で、中央部には「Tjipetir」と読めるアルファベットの刻印があった。謎の塊がいつから漂着し始めたのかは不明だが、イギリスのトレイシー・ウィリアムスさんが2012年に謎の塊についてインターネットで呼びかけた際には、少なくとも21世紀の初め頃には漂着していたとの情報が寄せられた。さらにイギリス各地はもちろん、フランスやオランダ、デンマーク、遠くはスペインやノルウェーにも「同じ寸法、形状、刻印」の物体が漂着しているなど、謎の塊は北西ヨーロッパ諸国の広範囲に散らばっていることも明らかとなったのである。 そして、謎の塊はグッタペルカと呼ばれる樹脂であること、また中央部の「Tjipetir」という刻印については、インドネシアのティペティールという地名であることも判明したのである。 グッタペルカとはゴム状の樹脂で、アカテツ科の樹木から採取、加工される。また、グッタペルカはマレー語で「ゴムの木」を意味するガタパーチャを、オランダ語風に発音したようだ。グッタペルカはゴムに近い樹脂だが、高い絶縁性と「水中ではほとんど変質しない」という特性から海底電線の皮膜として多く用いられたほか、カメラの外装にも使われたことが知られている。現在では、特性を活かして歯科治療やゴルフボールの外皮として用いられるが、かつて程の需要はないようだ。 そして、インドネシアのティペティールは、かつてオランダの植民地だった時代にグッタペルカの積み出し拠点として栄え、輸出される樹脂はイギリスが独占していたとされるのだ。しかし、ティペティールがグッタペルカの積み出し拠点だったのは1920年代の終りまでで、遅くとも太平洋戦争が始まる頃には廃れてしまい、現在では寂れた寒村にすぎないという。 北西ヨーロッパの各地に漂着したグッタペルカの塊は、いつ、どこから流出したのだろうか?(続く)写真 http://www.bbc.com/news/magazine-30043875
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ミステリー 2015年02月10日 15時30分
長崎に一反もめん? 意思を持つ謎の雲「ミステリークラウド」の可能性も?
写真は山口敏太郎のTwitterのフォロワーであるHさんが2015年1月28日に撮影したという謎の飛行物体の写真である。 いかがだろうか。謎の白い物体が宙を待っているのがおわかりいただけるだろうか。 この写真はHさんが長崎県の某所で撮影されたものである。なおHさんはこの写真が撮影される2か月前にも同じ長崎県諫早市の某温泉施設で同様の物体を目撃していたとのことである。 Hさんの話ではこの白い物体はまるで意思を持っているかのように動いており非常に不気味な物体であったと語っている。 空に浮かぶ白い物体ということであれば、ゴミの見間違えという説も考えられるが、Hさんは似たような物体を2度も目撃しており、写真を見てもとてもゴミやビニール袋とは思えないビジュアルをしている。 オカルト研究家・作家の山口敏太郎氏はこの白い物体について「まるで妖怪・一反木綿のようだ」と語っている。 一反木綿とは一反(約10メートル)の布が意思を持ったように動き、人に襲いかかり巻きついて窒息死させたりする妖怪である。アニメや漫画でお馴染みの『ゲゲゲの鬼太郎』では長崎弁(一部、鹿児島弁も扱うが正しくは長崎弁である)を使う鬼太郎ファミリーの一員としても登場しているので知っている人も多いかと思う。 実際、一反木綿は長崎県に伝承のある妖怪の1体であるが、平成になって日本各地で数多く目撃されている妖怪の一体である。 同じく九州地方の福岡県では新幹線と同じスピードで飛行する一反木綿の姿が確認されており、また兵庫県ではUFO研究家・コンタクティの武良信行氏が兵庫県で一反木綿によく似た未確認飛行物体を撮影している。 ほかにも静岡県や東京都などでも目撃多発。そして今回は長野県である。新幹線と同じ速度で空を飛べるので目撃場所は既に一反木綿にとってどこ吹く風なのだろう。 なお、アメリカでは似たような物体に「ミステリークラウド」と呼ばれるものがある。 こちらもまるで意思を持っているかのように雲が動き出し人々を驚かせるという超常現象だ。 果たしてH氏が目撃したのは妖怪・一反木綿か、それとも意思を持った雲ミステリークラウドか? 似たような未確認物体の情報をお持ちの方は是非、山口敏太郎事務所へ一報頂きたい。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年02月07日 18時00分
殺害人数100人以上! 伝説の「ジェヴォーダンの獣」が日本に上陸していた?
今年、1月6日付けのミステリー記事にて山口敏太郎事務所は神奈川県横須賀市に現れた謎の恐竜型生物についての情報を目撃者のイラスト付きで発表した。 この生物は大型犬ほどの大きさで下あごから鋭い牙を出し、背と尻尾にはヒレが付いているという誠に奇怪な生物であるが、公表してから読者の方から様々な情報をいただいている。 なかでも興味深いのが18世紀のフランスのジェヴォーダン地方で猛威を振ったとされる「オオカミ型UMA『ジェヴォーダンの獣(けもの)』に似ているのでは?」という情報である。 「ジェヴォーダンの獣」とは牛のような巨体を持つ巨大オオカミとされており、体毛は赤く巨大な歯が口からはみ出ている。尻尾は横須賀の恐竜型生物と同じく異様に長く曲がりくねっていた、という。 ジェヴォーダンの獣はジェヴォーダン地方において1764年〜1767年の3年間の間で200回にもわたり人間を襲っており死者は100人以上、負傷者80人以上というおびたただしい数の犠牲者を出しており、フランスでは現在まで語り継がれる伝説的な魔物である。 時代が古いため写真こそ残ってはいないが様々な形でイラスト化されており、解釈はさまざまあるが巨大な犬として描かれている点は変わらない。 この生物がほかの未確認生物と一線を画すのは、目撃年が固定されている点および、残された描写が非常に細かいという点だ。 巨大なオオカミ型生物が正体かどうかは別にしてもフランスの一部地方では動物による大量捕食事件が発生し多数の被害者が出たのは事実であり、後年のイギリスにおける「切り裂きジャック事件」や日本の「三毛別羆事件」のような社会的事件といえる。 ジェヴォーダンの獣の具体的な正体について、またなぜ人を襲っていたのかは解明されていない部分も多いが一説によると人間が巨大なオオカミを飼い慣らし、人々を襲っていたという「陰謀説」もある。 横須賀で現れた恐竜型生物もUMA研究家の中沢健氏いわく「基地から逃げ出した兵器だったのでは?」という仮説を出しており、非常に類似点は多いが現在、恐竜型生物が人を襲っていたかどうかはわかっていない。 人間が開発した生物兵器が人間を襲う…この話は決してフィクションではない。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年02月04日 15時30分
中国のタイタニック。太平輪沈没の謎(5)
今からちょうど66年前の1949年1月27日、東シナ海に面した杭州湾を、航海灯を消した1隻の商船が航行していた。船の名は太平輪。折しも、当時の中国大陸では国民党と共産党との間で激しい内戦が繰り広げられており、上海付近にも共産党軍が迫っていた。大陸から脱出する最終便かもしれないと思われた太平輪には政財界の要人が多数乗船し、また銀行の証券から新聞社の印刷用紙に至るまで、大量の避難物資も搭載された。そして、太平輪は中国暦で大晦日となる1月27日の午後4時頃に上海を出港し、台湾の基隆を目指したのである。 しかし、太平輪は貨物船の建元輪と衝突してしまい、両船とも沈没に至った。しかも、衝突後の太平輪は大混乱状態で、遭難者は救命胴衣だけで冬の冷たい海に投げ出された。結局、建元輪と太平輪を合わせた犠牲者は1000人以上に上り、生存者は50名に満たなかったと言われている。 船長を始めとする幹部船員が全員死亡したため、現在に至っても太平輪遭難の原因は解明されていない。ただ、当時は上海付近の夜間航行が禁じられており、太平輪は取り締まりを回避するため航行灯を点けていなかったことが、衝突につながったとの意見があり、ネットでも広く紹介されている。しかし、その仮説には不合理な点が多く、特に「太平輪が建元輪の横腹へ衝突したことについての説明にはならないのだ。 対して、生存者の「船員が飲酒していた」という証言は重要で、特に「幹部船員も酔っ払っていた」との証言まで存在することは、非常に重要な意味を持っている。船員の飲酒は太平輪遭難の大きな要因となった可能性は高く、恐らくは飲酒による見張り不足と回避の遅れに、過積載による運動性の低下などが複合して、衝突、沈没に至ったのであろう。さらに、飲酒による規律の乱れは衝突後の対応にも悪影響を及ぼし、避難誘導の不手際による人命の損失を招いた可能性も高い。 では、船員の飲酒を止められなかった、あるいは「酒を飲ませた」原因とは、いかなるものがあったのだろうか? この点については資料も証言もなく、推測するしかない。ただ、出港が中国の暦で大晦日にあたっていたため、年越しの祝い酒であった可能性は高い。とは言え、それにしてもいささか飲み過ぎではないか? 筆者は出港直前に積み込まれたと言われる、上海中央銀行の銀貨に注目する。本来、太平輪は昼過ぎに出港し、日没までに領海を出ている予定であったのが、銀貨の積み込みに手間取ったため出発が夕方にずれ込み、深夜の衝突に至っているのだ。 既に満載状態だった太平輪に、出港を遅らせてまで積み込んだ銀貨とは、どれほどの価値を持っていたのだろうか? そもそも、積み込まれたのは本当に銀貨だったのか? 船員が飲酒していたのは、その時に積み込まれたなにかをごまかす、あるいは注意をそらすため、あえて酒が振る舞われたのではないか? 何時の日か、これらの謎が解き明かされる日も来るかもしれない。(了)
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