ミステリー
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ミステリー 2015年03月21日 18時00分
「台風は生物だった?」 台風人間、相模原に現る!?
写真は神奈川県相模原市の郊外で撮影されたという謎の飛行物体の写真である。 写真の左側にご注目いただきたい。なんと夜空に緑色の巨大な物体が浮かんでいるではないか? 物体は飛行機のような形をしており、真ん中に2つの穴が空き吹き抜けになっているようだ。 この写真は相模原市の地元FM局「さがみFM」でMCをしている蝉丸氏が撮影したもので、蝉丸氏の以前からの知り合いであるUMA研究家兼作家の中沢健氏のもとへ届けられたものである。 この謎の飛行物体の正体について相談を受けた中沢氏はこの物体の正体を「未確認飛行物体=UFO」ではなく「未確認生物=UMA」として調査を進めているという。 写真を見る限り確かにこの物体は飛行機やUFOのような金属でできたものではなく、霧状のモヤモヤした生物のように見える。ともすれば心霊写真にも見えるが、はっきりと緑色の物体が空中に浮いているため、オーブのような霊の仕業とも言い切りにくい。中沢氏はこの物体を形状から台風を引き起こすUMA「台風人間」の体の一部として正体を探っているという。 「台風人間」とはまるで冗談のような名前であるが、実は台風は意思を持つ巨大生命体という説が本当にある。現代の台風研究でも使われる「藤原の効果」を発見し、かつて気象庁の長官を務めていた気象学者の権威・藤原咲平は台風=生物説を唱えており、実際に研究も進められていたという。 嵐や台風を巻き起こすUMAといえば、アメリカの巨大鳥「サンダーバード」が有名であるが、古くより日本では台風を呼び起こす妖怪として「一目連」が江戸時代より記載されている。 「一目連」は暴風雨を巻き起こす妖怪であるが神様として江戸の庶民に親しまれてきた背景ようがあり、実際に台風は神様が呼び起こしていたものと考えられていた。 中沢氏は以上の「藤原咲平説」「一目連の伝説」を引き合いに出しこう推測する。「生物学の世界では大型生物である恐竜が滅んでいなかったら恐竜人間に進化していたのではないかという話がある。生命を持った台風が小型化して知能を持ったのが『現代妖怪・台風人間』なのではなかろうか」。この物体が本当に「台風人間」だったのかどうかはわからないが、現在子供を中心に人気を得ている『妖怪ウォッチ』にも台風を操る妖怪が強敵として出ているため2015年は「台風人間」に対し世間の注目度が高まっているのは間違いない。 相模原市内で似たような物体を目撃された方は山口敏太郎事務所までご連絡をいただきたい。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年03月18日 15時30分
マレーシア航空370便はなぜ消息を絶ったのか?(2)
昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空370便は、目的地の北京と正反対のインド洋へ飛行し、島ひとつない大海原へ墜落したらしいこと以外、なにひとつ明らかになっていないし、いまだに破片すら見つかっていない。しかし、飛行経路の解析が進んだことで、消息不明事件の焦点は、ひとつの疑問に絞られていった。 それは「全地球規模での航空包囲測定、航法誘導システムが存在するにもかかわらず、マレーシア航空機はなぜ正反対の方向へ飛行し、レーダーから姿を消したのか?」なのである。 そして、その疑問に対する答えとして、ひとつの興味深くかつ衝撃的な仮説が提唱されているのだ。 まず、マレーシア航空機消失事件については、事故説や陰謀説、次元消失説など、さまざまな仮説が唱えられている。しかし、ごく一部で妙な支持を得ていた「東シナ海空中爆発説」を除くと、米軍撃墜説も宇宙人誘拐説も次元消失説も「インド洋で消失した」点では一致しており、いずれにせよマレーシア航空機が目的地とは正反対の方向へ飛行していたことは揺るがない。 そして、マレーシア航空機方向転換の謎に対する答えとして提唱され、比較的多くの支持を集めたのが、前回紹介した「機内火災説」である。しかし、この仮説については火災が発生している機体が数時間も飛行可能だったかどうかという疑問があり、さらに通信や機体位置を送信する機器が停止したとされるタイミング、推測されている飛行経路がレーダーの探知範囲を「意図的に回避しているかのように見える」ことなどから、方向転換は事故ややむを得ない事情によるものではなく、なんらかの意図を持ってなされた可能性が高いとの指摘がなされたのだ。 つまり、マレーシア航空機はレーダーを回避しつつ、飛行場の存在しない大海原へ向けて、わざわざ方向展開した可能性が高いとされる。この推測が示す可能性は、マレーシア航空機が乗っ取られたか、あるいは操縦者が意図的に方向転換したかのいずれか、ふたつにひとつである。そして、判明している限りでは乗客に大型旅客機の操縦能力を備えた者はおらず、マレーシア航空機を操縦できたのは機長と副操縦士のみであった。 このことから導き出された結論は、乗員が自殺を図ったことが機体消失の原因という、極めて衝撃的なものであった。 機長の自殺説そのものは機体失踪直後からささやかれていたが、それはマレーシアの政治を批判するためのテロというものであり、消息を絶った後に政治的なアピールがなされなかったこともあって、やがて立ち消えとなっていた。しかし、今回の仮説は航空専門家が様々な情報を検討した結果、最も可能性が高いものとして提唱しており、今後の調査にも少なからぬ影響を及ぼすのではないかと考えられている。(了)*写真イメージ
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ミステリー 2015年03月17日 15時30分
『クトゥルフ神話』は実話だった? まるで怪獣!「クトゥルフタートル」の写真
2015年2月14日の記事において、山口敏太郎事務所は「毛の生えた亀」として「蓑亀(みのがめ)」のイラストをご紹介した。 蓑亀の記事の掲載後、カメに興味のある事務所の関係者からとある奇妙な亀の写真を紹介された。 写真は「クトゥルフタートル(Cthulhurtle)」と呼ばれている謎の亀をとらえた写真である。 顔はイカの足が付いたようになっており、体はカミツキガメのようなガッシリとした体つきとなっている。「クトゥルフタートル」の名前の通り、顔は『クトゥルフ神話』に出てくる神に非常によく似ている。クトゥルフの神はこれまであらゆるアニメや漫画、ゲームなどで登場することが多いためご存知の方も多いだろう。一般的にはタコのような顔と形容されることが多いが、クトゥルフタートルは顔が細くサイドに目が付いているため、タコというよりはイカのような形をしている。 この写真は撮影時期は50年以上前に撮られたとされているが、詳細はよくわかっておらず撮影場所なども不明。実際にこのような奇っ怪な生物が現れたかどうかもわかっていない。 唯一言えることはこの写真はフェイクの可能性が非常に高いということだろう。 クトゥルフタートルの写真は2点発見されているが、亀の体に比べ、顔の部分が妙に解像度が高いように見受けられる。 また、首と顔部分のつなぎ目に明らかに合成ミスとも言える部分があり(イカの顔の部分が一部欠けてしまっている)、これはイカと亀を巧妙に組み合わせて作られたトリック写真の可能性がある。 とは言え、このクトゥルフタートル。まるで怪獣のようなフォルムであり特撮映画に出てきてもおかしくないカッコイイ造形であるといえる。 また、亀は環境によって奇形種が非常に生まれやすい生物であるため、このような生物が生まれる可能性がゼロとは言い切れない部分もある。 果たして「クトゥルフの神」は実在したのだろうか?【参考サイト】MonsterMinions(海外サイト)https://monsterminions.wordpress.com/2011/07/27/the-beast-of-churubusco-and-other-turtle-monsters/文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年03月14日 18時00分
鳩山由紀夫氏は本当に「宇宙人」なのか? 政治家の宇宙人の関係とは?
先日、民主党の鳩山由紀夫元首相がクリミア半島を訪問し、現地で行った発言について実弟で自民党の鳩山邦夫氏が「(兄は)本物の宇宙人になってしまった」とコメントし話題を呼んでいる。 UFOや都市伝説を含めたオカルトの世界では鳩山由紀夫氏は自身がオカルト好きということもあり昔からさまざまな噂が流れている。 もっとも有名なのは鳩山邦夫氏言うとおりの「鳩山由紀夫=宇宙人説」。鳩山氏は首相在任時に自らを「宇宙人」と呼び政治活動を行っていた背景もあり、あくまで都市伝説的な話ではあるが、とある研究者によると宇宙人はあらゆる世界の政治や芸能に介入しており、日本では小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏、海外ではヒラリークリントン氏、故・マイケルジャクソン氏が「レプティリアン」と呼ばれる宇宙人とされている。レプティリアンとは爬虫類の姿をした人間タイプの宇宙人で顔や体に爬虫類的特徴があり、地球の乗っ取りをたくらむ悪の宇宙人とされている。 フェイクの可能性が非常に高いがブッシュ元大統領はレプティリアンの証拠ともとれるような映像が多く残っており、記者会見時に目が獣のように怪しく光ったり、舌先がふたつに割れる姿が収められている(目はカメラのフラッシュが反射したもの、舌はCGで処理したものという説もある)。 なお、米国ではルーズベルト大統領およびアイゼンハワー大統領は宇宙人と会見を行ったという資料が残っているとされ、ケネディ大統領は宇宙人の秘密を暴露しようとしたために暗殺されたという噂がある。 米国は日本とは違い、UFO・宇宙人研究に対し政治家が絡むことが多いとされており、鳩山由紀夫氏のような宇宙人に興味のある政治家は決して珍しくないのかもしれない。 鳩山由紀夫が本物の「レプティリアン」「宇宙人」かどうかは置いておいても(由紀夫氏が本当に異星人ならば弟・邦夫氏も宇宙人の血を引いていることになる)鳩山氏の妻である幸夫人は不思議な体験をすることが多く「宇宙人に誘拐され、金星に行ったことがある」と発言しているため、日本の政治界にも宇宙人の手は伸びている可能性は高いだろう。 しかし、たとえ宇宙人が政治に絡んでいても悪の意識があるかどうかはわからない。日本に友好的な宇宙人の来日に期待したいところではある。【写真】アメリカ米軍がUFOを回収したとされる事件「ロズウェル事件」の写真とされる1枚文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年03月11日 15時30分
マレーシア航空370便はなぜ消息を絶ったのか?(1)
マレーシア航空370便が消息を絶ってから1年になるが、今もなおブラックボックスはおろか機体の破片すら発見されておらず、墜落位置も特定されていない。しかし、国際的な協力体制のもとで、文字通り地球規模の捜索活動が展開された結果、消息を絶つまでのおおまかな流れが明らかとなり、落想定海域も絞りこまれつつある。だが、民間航空史上、最大のミステリーとも呼ばれる事件の闇は深く、解明が進むにつれて新たな謎も浮かび上がってきた。 まず、マレーシア航空機はインド洋南部の陸地から遠く離れた、人類がほとんど活動していない海域に、それも機体が大きな損傷を受けていない状況で墜落した可能性が最も高いと考えられている。その根拠はいくつかあるが、レーダーや通信の記録、人工衛星からの情報に加えて、破片や遺体が発見されていないことなどだ。もし、墜落前に機体が大きな損傷を受けていたなら、破片は広範囲に飛散しており、どこかに漂着している可能性が高いのである。 そのため、マレーシア航空機は最後の瞬間まで正常に飛行しており、恐らくは燃料切れによって墜落した可能性が最も高いとの見方が主流となっている。いちおう、インド洋上空で撃墜されたとの説も唱えられているものの、客観的な根拠に乏しく、単なる陰謀論の域を出ない。いずれにせよ、本来は北京へ向かうはずのマレーシア航空機が、なぜ、どのようないきさつで正反対の南へ進路を変更したのかが、原因究明の大きな焦点とされている。 これまで唱えられたマレーシア航空機の失踪に関する仮説で、ある程度の支持を集めていたのは機内で火災が発生し、急上昇と急降下によって消火に務めたものの鎮火せず、自動操縦に切り替えて乗員が客室内で対処したが、有毒ガスもしくは酸欠によって死亡し、遺体を乗せたまま飛行を続けたというものであった。この仮説は奇妙に思えるかもしれないが、これまでにも飛行中の航空機で火災が発生した事例はいくつかある。さらに、機内空調の故障によって乗員乗客が死亡あるいは人事不省となったまま、自動操縦によって燃料が切れるまで飛び続け墜落した、ヘリオス航空522便の事例もあり、あながちありえない想定とは言えないのだ。 ただし、マレーシア航空機は進路変更から4時間も飛行しており、また緊急通報も発せられていない点は、機内火災説の大きな疑問点となっている。乗員が進路変更を決断するほどの機内火災が発生した場合、正常な飛行を続けられるのは数分から十数分と考えられているのだ。そのため、最近ではもうひとつの仮説が注目を集めているが、それはより衝撃的な内容であった。(続く)*写真イメージ
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ミステリー 2015年03月10日 15時30分
元祖「チュパカブラ事件」? 「バンパイアビースト」の正体とは?
写真は1954年に撮影に成功したとされる『バンパイアビースト』の写真である。 写真中央にふたりの男性に腕を捕まれた謎の生命体が写っている。写真が不鮮明なため、細部まではわからないが体にはブチ柄の模様があり、顔は猫のようにも見える。また、頭には巻貝のような形をした王冠(?)らしき物体をかぶっているようにも見えるが、正体はよくわからない(頭には触覚のようなものが生えているという指摘もある)。 『バンパイアビースト』は当時のタブロイド紙によると1954年1月にアメリカのノースカロライナ州の小さな村に出現。豚や山羊、牛といった家畜を襲い、血をすべて吸い取り殺害したという。血を吸う怪物といえば南米のプエルトリコに現れた『チュパカブラ(チュパカブラス)』が最もメジャーな未確認生物であるが、チュパカブラの登場は1995年と比較的新しい部類であり、バンパイアビーストはチュパカブラの登場から遡ること約40年前に登場していたことになる。現れた場所から考えてもバンパイアビーストはチュパカブラの元祖的な存在と言えるだろう。 バンパイアビーストが登場した当時、アメリカでは「未知の生物が現れた」と騒ぎになっていたようで新聞では写真付きで報道し、バンパイアビーストの捕獲に多数のハンターが参加したという記述が残っている。 その一方、バンパイアビースト探しに対しハンターが多く集まりすぎたことで、ハンター達に身の危険が及ぶとし当時の市長が警告を出すという異例の出来事も発生していたという。 その後、バンパイアビーストらしき生物が捕獲され新聞に報じられたことで騒動は収まり、ノースカロライナ州には再び平和な日々が訪れたという。未確認生物の事件としては実にあっけない最後ではあるが、犠牲者も多数出した事件だけに無事に解決できたことは非常にめでたいことではある。 なお、チュパカブラは2015年に新しい情報が公開された。2015年1月中旬頃、チリ中部のモンテ・パトリアにて牙の生えた恐ろしい姿の動物型ミイラが発見されたのだ。 死体のみのため、本当にチュパカブラだったのかどうかはわからないが、世界のチュパカブラ研究にまた再び火がつきはじめているのは間違いがないようだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年03月07日 18時00分
ネットオークションで発見? 恐ろしい顔の「妖精ミイラ」
写真はお台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」に2014年12月より展示してある「妖精のミイラ」の写真である。 全長は約15センチほど、背中には羽のようなものがついているものの、干からびた顔、浮き出たあばら骨、長く伸びた髪は我々のイメージする妖精とはかなり異なっている。 そもそも「妖精」とは人間とは違った世界に生息するとされる精霊のことである。各国の伝説・神話によって解釈は違うもののほとんどは神の使いであったり、人間に好意を寄せる友好的な存在として描かれている。見た目は若い女性を模したものが多く、可愛らしい見た目から日本でも人気が高い。 ところが、この「妖精のミイラ」は死んでしまったとは言え、顔があまりも凶暴で、股間には突起物のようなものも確認できる。もちろんこの妖精の生前の姿は男性だったという可能性もあるが、あまりにイメージが違うためにわかには信じがたい。 この「妖精のミイラ」は山口敏太郎事務所の関係者が某ネットオークションにて購入したものである。解剖及び研究はしていないため本物の妖精かどうはわからないが、インターネットでは同じ形の妖精のミイラが多数写真に撮影されており、作り物か本物かは意見が分かれるところである。 山口敏太郎事務所は2009年にも本ミステリー記事にて、本ミイラとは別の姿をした「妖精ミイラ」の写真を紹介したことがある。こちらは人間の皮膚を魚の皮に変化させたかのような体をしており、今回のミイラとも負けじ劣らずな不気味な姿をしている。 実際、これら妖精のミイラは「河童のミイラ」や「鬼のミイラ」とは違い小さい形で作れらることから材料費が安く済み、ネットオークションでは「レプリカ」とあえて明言してから販売する業者も多いとされる。 では、妖精は本当にいないのか? と疑問に思う方も多いかと思うが、実は世界にはまさに「妖精」としか言いようのない謎の生命体の捕獲された過去があるのだ。 2011年8月、メキシコのグアダラハラではとある一般の男性がホタルと間違え、妖精らしき謎の生命体を捕獲。メキシコでは大騒ぎになり男性の自宅のは毎日のように来客が訪れていたが正体は未だもって不明である。 他にも捕獲こそされていないものの写真や「見た」という証言は数多く残っており、一概にすべて嘘であるとは言い難い存在であるのだ。 今回、ご紹介している妖精のミイラはお台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」にて公開中である。イメージが壊れるのを嫌がる方も多いので、展示場所は目立たない場所となっているが是非、探していただきたい。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年03月04日 15時30分
戦艦武蔵の噂はなんだったのか?
先日、マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレン氏がフィリピンで沈んだ旧日本海軍の戦艦武蔵を発見し、全世界を驚かせた。というのも、戦艦武蔵の沈没地点は長年の謎とされており、著名な軍事情報サイトでも「未だ発見されざる沈没艦トップ10」にランクインするほどだったのだ。 戦艦武蔵は姉妹艦の大和と並んで世界最強をうたわれ、日本海軍の誇りともされていたが、太平洋戦争中のシブヤン海海戦において米軍機の集中攻撃を受けて撃沈された。そして、伝えられていた武蔵の沈没地点は、猪口艦長の遺書を託された副長の加藤大佐が退艦時に記載し、戦闘詳報に採用されている地点で、もうひとつは退艦した乗員を救助、収容した駆逐艦清霜の記録した地点のふたつである。まず、戦闘詳報に記載されている地点は陸地に近いが、戦中から戦後を通じて船体は確認されていない。また、清霜の記録した位置はより南で、沿岸や水上からの捜索は困難だったが、戦後の水中探査でも武蔵は発見されなかった。 米軍機の激しい攻撃を受けた武蔵は、艦橋が大損傷を受けた際に戦闘記録や航跡図、信号記録などを失ったため、生存者の聞き取りなどから戦闘詳報を作成している。しかし、生き残った将兵の多くは地上戦に巻き込まれるなどして戦死しており、戦闘が続く中でまとめられた記録の信頼性はさほど高くないとされている。 やがて、海中に姿を消した巨大戦艦に関する、奇妙な噂が流れ始めた。ノンフィクション作家の吉村昭が1970年代に「戦艦武蔵ノート」で紹介した現地の噂によれば、武蔵は沈没途中に自重と浮力が吊り合ってしまい、着底することなく海流に乗って水中を漂い続けているというのだ。 その後、現地の漁民が「海中を漂う巨大な影を見た」とか、あるいは「水中探査を行った際、ソナーに正体不明の反応があった」など、噂に尾ひれがついて注目を集めるようになり、日本でも1990年代には小説「宇宙戦艦ムサシ」や松本零士のマンガに漂流する武蔵が使われるなどして、都市伝説を形作っていった。 しかし、今回の発見によって、水中を漂う武蔵の噂は単なる都市伝説であったことが確定し、解明されるべき謎は「なぜ、これまでの探査によって発見されなかったのか?」へ移った。 最も大きな理由は沈没地点がフィリピンの領海内で、政治的な問題もあって調査そのものが困難だったことと、やはり沈没地点の記録が曖昧だったことだが、さらに「沈没の過程で船体が水中移動したであろう」ことも挙げられる。武蔵は転覆の後、艦首より沈没しているが、水中で砲塔が脱落して再び艦底を下に着底している可能性が高いのだ。 戦艦の砲塔は船体の砲塔リングに乗せているだけなので、クレーンなどを用いれば引きぬくことが可能だし、転覆の際には脱落することもある。実際、ドイツの戦艦ビスマルクが転覆して沈没した際にも砲塔が脱落しており、船体は水中で回転しつつ流されている。武蔵も同様に砲塔が脱落し、船体が回転する過程で流されたとすれば、ただでさえ曖昧な沈没位置を基準とした捜索では発見できなかったであろうことは容易に推測できる。 今後は、戦艦武蔵の残骸が不法な盗掘にさらされぬよう、各国が協力して十分な保全措置を講じていく必要があるだろう。(了)*写真は、2006年に公開された映画「男たちの大和」オープンセット実寸大の一部です。
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ミステリー 2015年03月03日 15時30分
謎の深海生物「ダイオウイカ」実食レポート 「酒のつまみには合うのでは」の声多数!
2月27日(金)お台場のデックス東京ビーチ内のレストランでオカルト研究家・作家の山口敏太郎氏が念願である「ダイオウイカ」の試食に成功した。 ダイオウイカは昨年2014年にかけて日本全国で大量に水揚げされたことが記憶に新しいが、2015年に入ってからも山口県や富山県でも捕獲に成功しており、その勢いはとどまることを知らない。もはや「未確認生物」というよりも「冬の風物詩」と言ったほうが正しい気がするダイオウイカだが実際に食べた人間はまだ少ない。 今回、山口敏太郎氏が食したダイオウイカは女優・歌手として活躍する「スルメ御前」氏が2月22日に富山県で行われた「ダイオウイカスルメ試食会」で手に入れたもの。 当日は5000人以上のダイオウイカファンが集まり大混雑となっていたという。 スルメ御前氏は一般には出回っていないダイオウイカのスルメの塊を独自のルートで入手。話によると深海にすむダイオウイカには体を浮かせるために水より軽い塩化アンモニアが体内の袋に詰まっており、実際にダイオウイカを生で食べた人によるとダイオウイカには独特のアンモニア臭があり非常に食べづらいという。 今回、用意されたのはダイオウイカを乾燥させたスルメとのことだが、果たしてそのお味はいかがだろうか。 試食を行った山口敏太郎氏は「苦みが強くあまりおいしくはないが、食べられないことはない」「意外とビールのおつまみには合うのではないか?」と語っているが、「もう食べたくはないかな?」と微妙な表情を見せた。 実際に「酒のつまみには合う」という感想は山口氏以外にも多数の人間が語っており、将来的には「ダイオウイカのスルメ」が日本全国に流通するかも…という夢のような話もあるが、今回加工を行った水産加工会社によると、ダイオウイカにはクラゲのように大量の水分が含まれており、通常のイカの数百倍の大きさであるダイオウイカをスルメにするには並々ならず努力があったという。すぐには食べられないが、日本の誇るテクノロジーと人間の好奇心によってダイオウイカが日本の食卓に並ぶ日を心待ちにしたい。 なお、残ったダイオウイカのスルメは現在、山口敏太郎事務所の冷凍庫に保管されており、3月7日(土)よりお台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」にて展示予定である。【参考動画】山口敏太郎事務所2015「ダイオウイカ試食」https://www.youtube.com/watch?v=RawFufChtqY文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年02月28日 18時00分
別府温泉に展示されていた「鬼の骨」。カラー写真を発見?
写真は山口敏太郎事務所が所蔵している「鬼の骨」の写真である。 本ミステリー記事でも「鬼の骨」は何度か登場しているが、今回ご紹介する写真は非常に珍しいとされるカラーバージョンの写真である。 この「鬼の骨」は大分は別府の温泉地にあった施設「怪物館」(昭和38年頃閉館)にて展示されていたもので「鬼の骨」以外にも「河童のミイラ」「件(くだん)のミイラ」「鵺(ぬえ)のミイラ」「人魚のミイラ」など数点の妖怪ミイラが展示されていた(以上は山口敏太郎事務所が写真を保有し確認がとれているもの。他の妖怪ミイラについての存在は現在調査中である)。 ミイラの写真は記念品として絵葉書として怪物館で売られており、当時の妖怪ミイラ文化を知る貴重な資料となっている。 さて、今回のカラー写真であるが右側に日本語での解説、左側に英語での訳文があり、主に海外のお客さんに向けて発売されていたものと思われる。 写真は非常に鮮やかな発色で撮影されれておりモノクロバージョンよりもさらに細かいディティールがわかる。 特に骨の色については野外で展示されていたこともあり、温泉の煙で汚れていたり黄ばんでいると思われたが、綺麗な白色で非常に美しい。また、本写真には鬼の骨以外にも当時の別府温泉の姿が収められており、鮮やかな梅の花と緑豊かな山々が目を引く。 もっとも、着色加減から見てこの写真は後から色を塗られた可能性があり(例を出すと最近発売されたカラー版『ウルトラQ』のような色合いに酷似している)海外向けに着色されて発売された可能性がある。 また、新たな情報としては解説文に「地獄の鬼のグロテスクな骸骨を祀っている八幡地獄」との表記があり、この鬼が地獄の出身(?)であることがわかった。 山口敏太郎事務所は他にも展示されていたという怪物館のミイラ写真、および数点残されたカラー写真、怪物館の記憶がある方の証言をお待ちしている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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