ミステリー
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ミステリー 2015年04月15日 15時30分
カエルから妖精まで、不思議写真の謎(2)
多くの人が手軽に情報を発信できるネットのソーシャルメディアなどでは、毎日のようにまことしやかなデマが流れている。デマと言っても悪意のあるものばかりではなく、無邪気なイタズラやウソだったり、あるいは笑いを取るネタとして「種明かし」をあらかじめ潜ませているものもある。だが、そういった「ネタ」が予想を超えて広まってしまい、当人にも引込みがつかなくなってしまったものもある。 それは、ネット社会に特有の現象ではなく、大衆メディアが成立した19世紀末以降、何度も繰り返し発生している。その中でも、特に有名なもののひとつが、今回紹介する「コティングリー妖精写真事件」である。 妖精に興味が無い人でも、蝶のような羽を持つ小さな人影がが少女の周りを舞い踊っている古いモノクロ写真を観たことがあるかもしれない。その写真こそ、イギリスのコティングリーで1917年に2人の少女(当時9歳のフランシス・グリフィスと、いとこで15歳のエルシー・ライト)が撮影したとされる妖精の姿である。そして、シャーロック・ホームズの作者として有名なコナン・ドイルが写真を本物と認めたことから、当時のイギリスで激しい論議が巻き起こったのだ。 時系列に従って要点を説明すると、まず1917年7月にエルシーが父親の手札判ボックスカメラ(W.Butcher&Sons社製“The Midg”)を使って最初の写真を撮り、同じカメラで9月にも2枚目の妖精写真を撮影している。現像はカメラの所有者である父親が行い、当初は単なる子供のイタズラと思われていたようだ。 ところが、エルシーの母親は神秘思想やオカルトを通じて世界の真理を探求する神智学に興味を持っており、撮影からしばらく経った1920年には神智学協会のロンドン支部長であるエドワード・ガードナーへ写真を見せたことから、話が大きくなってしまう。ガードナーは現役の写真家にネガとプリントの鑑定を依頼し、ネガもプリントも修正を施されておらず、写真は野外で撮影され、多重露光でもないとの回答を得たことから、本当に妖精が写っていると確信するに至ったのである。 そして、ガードナーはエルシーに手札版の新しいカメラ(W.Butcher&Sons社製“Pocket Cameo”前期型)をプレゼントし、彼女も受け取った1920年8月に3枚の妖精写真を撮影する。前後するが、同年6月にはコナン・ドイルも3年前の写真を実際に観ており、やはり妖精の実在を確信するとともに、かつてホームズ譚を連載していたストランド・マガジンにおいて写真を紹介し、イギリス全土から大きな反響が寄せられていた。 こうして、妖精写真はいくつかの偶然が重なって社会現象となり、事態は当人たちの手を完全に離れてしまったのである。
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ミステリー 2015年04月11日 15時00分
神奈川県川崎市に謎の3点UFO出現? 川崎の空に何かが起こっている?
写真は先日、山口敏太郎事務所に届いたUFO動画のキャプチャである。 こちらは2015年2月川崎市宮前区の某住宅地内で川崎市内在住のMさんが撮影したものである。時刻は午後17時半ごろとのことで夕暮れが非常に印象的である。 この写真中央の木にご注目いただききたい。映像をズームすると、上空に怪しい光が2〜3点浮かんでいるのがわかる。 ひとつは木の上に輝く大きめな光で、映像で確認するかぎり白く光輝いているように見える。ふたつめは木の上の左側にジグザグで飛行する物体が確認でき、肉眼ではほとんど確認できないほど小さく動きもかなり素早い。その動きはスローにしてようやくわかるレベルである。また動画で見ると針葉樹の右側にもギザギザに動く3つ目の小さい光体がチラチラとした光が確認できるとMさんは語っている。 この光は2014年末に山口敏太郎事務所が本ミステリー記事にて紹介した北海道で撮影されたUFO(益子祐司氏撮影)に酷似している。 こちらは2010年および2014年に北海道の十勝岳で撮影されたもので飛行機や生き物、凧などの人工物とは考えづらいという結果が出ている。 近年はこのような非常に小さい物体が地域を問わず日本各所に現れている。 なお、Mさんは同じ物体を3月にも同じ川崎市内で目撃撮影しており、やはり時刻は17時半だったとのことである。 川崎市をはじめとする神奈川県内では2000年以降UFOのほか未確認生物(本ミステリー記事でも紹介した相模原市内の「台風人間」など)の目撃が相次いでいる。 特に今回の動画は2月および3月の17時半という冬の季節よりは日の長い時間のため、超常現象を目撃しやすい時期だったのも撮影出来た要因のひとつだろう。 川崎市で謎の未確認飛行物体を目撃された方はぜひ山口敏太郎事務所までご連絡をいただきたい。今年の夏は川崎市の空の注目である。参照動画川崎市Mさん撮影 謎の3点UFOhttps://www.youtube.com/watch?v=-9wyQJaoYjY
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ミステリー 2015年04月08日 15時30分
カエルから妖精まで、不思議写真の謎(1)
カエルの愛らしい姿を写した写真が、インターネットを中心に人気を博している。葉っぱの下で雨宿りをしたり、昆虫やかたつむりと戯れるなど、妙に人間臭いしぐさや動きは多くの人々から注目され、ソーシャルネットなどを通じて広く拡散されることもしばしばだ。こうした姿が撮影されるようになった背景には、デジタルカメラの急速な発展があるとされる。たしかに、デジタルカメラはフィルム交換せず多くの写真を撮影できるので、動物などの瞬間的な動きを捉えることもより手軽になった。 しかし、同時にデジタル写真は撮影後の加工が銀塩写真よりもはるかに容易であり、自然写真のコンテストでは専門家が画像情報の痕跡などから加工の有無を判別している。しかし、ネットなどで人気が出たカエル写真はそのような電磁的加工の痕跡がないとされ、実際にそのような姿や動きをしているところを撮影したとされたことから、非常に多くの人々が強く心を動かされたのである。 ところが、両生類専門家からは画像が自然な状況ではないとの指摘があり、特にネットで人気を博した雨宿り写真が虐待の疑惑をかけられてから、周期的に捏造や加工の疑惑が取り沙汰されるようになった。やがて、単純だが効果的で露見しにくい撮影トリックが明らかになり、当初の熱狂は急速に冷めていった。 そのトリックとは、大まかに説明すると次のようなものであった。【ワイアトリック】 テグスやナイロンワイアなどにカエルの手足を引っ掛け、ポーズを取らせる。テグスなどはそもそも写りにくく、たとえ写り込んだ部分を修正しても、背景処理なので露見しにくい。【視覚トリック】 金属板などに薄く水を張り、その上にトカゲやかたつむりを置くと、あたかも水上歩行したり泳いでいるかのように見える。【昏睡トリック】 ビールなどでアルコールをカエルや昆虫へ吸収、昏睡させ、ポーズを取りやすくする。あくまでも昏睡状態なので死後の体色変化はなく、露見しにくい。また、ドライアイスの二酸化炭素や低温による昏睡も用いられるとされる。 このような物理トリックは電磁的な加工を伴わないため、判定プログラムを用いても検出できない。中でもワイアや視覚効果を用いたトリックは銀塩写真の頃から存在し、ノウハウも十分に蓄積されている。実際、およそ百年前にもトリックを用いた妖精写真騒動があり、妖精実在の証拠として長く信じられていたのである。(続く)*画像イメージ
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ミステリー 2015年04月07日 15時30分
「不老不死」は夢じゃない? 256歳まで生きた人間が中国にいた?
2015年4月1日、長寿世界一の大川ミサヲさんが117歳の生涯を閉じた。日本人のなかでは1800年代最後の生き残りとされ、大阪が「大大阪時代」と呼ばれていた時代を知る数少ない人間であったといわれる。 史上最高齢記録者としてギネスに掲載されているのは120歳のジャンヌ・カルマン氏で人類初の「大還暦」を迎えた人物であるが(長寿世界一といえば泉重千代氏の120歳が有名であるが現在では出生年に疑問が残るためギネスから認定されていない)実は人類史上には120歳の倍以上、256歳まで生きていた人物が存在するという。 右の写真は中国の漢方医である李青曇(りせいどん)という男性を撮影した写真である。李青曇は1677年生まれとされ、1933年に256歳で亡くなったという。写真の撮影年数は不明だが、おそらくは晩年(?)の1900年あたりに撮影されたものと思われる。李青曇が生まれた1677年といえば日本でいえばもちろん江戸時代で徳川綱吉が将軍になろうかとする年、『忠臣蔵』や『水戸黄門』の時代である。 果たして人間にそこまでの生命力があるのかはなはだ疑問であるが、256歳はさすがに誇張だとしても当時にしてはかなり長寿だった(恐らく100歳以上の)人間であると推測されている。また、日本では250歳まで生きた「百姓の満平」などもいるが当時の書物にしか名前がないため、実際に生きていた写真の残る李青曇のほうがやや信ぴょう性はやや高い。 また、こちらは長生きの範疇とは外れるものの「不老不死」として活躍し続けた人間も少なからず確認されている。SF作品の登場人物としても知られるヨーロッパのサンジェルマン伯爵はおよそ2000年〜4000年もの長い間、世界中でその活躍が目撃されておりルイ15世やナポレオン3世など接触した著名人も多い。 李青曇やサンジェルマン伯爵は今で言えば都市伝説のような存在であるが、現在では遺伝子操作やクローン技術などによって人工的に不老不死になる研究がかなり進んでいる。夢の「不老不死」の世界は今、まさに現実になるのかもしれない。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年04月04日 18時00分
アフリカに現れた謎の鳥型生物! 正体は翼竜の生き残りか?
写真は1932年ごろにアフリカで撮影されたという不思議な生物の写真である。 いかがだろうか。この生物は首が長く、顔にはクチバシのようなものが付いており鳥のような姿をしている。モノクロ写真のため色こそわわからないが、深い毛が体中に生えているらしく、鳥に例えるならばニュージーランドに生息する「生きた化石」のキーウィに似ている。しかしキーウィにしては顔つきが凶暴で体も大きい。誠に奇っ怪なこの生物、正体はなんなのだろうか? 作家・オカルト研究家の山口敏太郎氏はこの生物について「鳥に近い謎の生き物」として考えているという。理由としては鳥独特の足の形をしており(外側に向けて曲がっている)、まず哺乳類の類ではないという。また山口氏は「前方には足ではない小さい手のようなものも付いているように視える。また、尻尾も鳥とは違うものである。もしかすると古代に生息していた翼竜のような存在ではないか」とも推測している。 翼竜は鳥のような見た目こそしているが、実はアパトサウルスのような歴とした爬虫類であり、翼部分には小さい手が生えていたとされている。 かつては筋力が足りず羽ばたいて飛ぶことはできなかったとされる翼竜であるが、最近ではむしろ空での活動がメインで陸上での生活はほぼ不可能だったと推測されている。そのため陸地を歩くときは非常に不格好な姿となり、この生物のように非常にアンバランスな姿をしていたのではないかと山口氏は語っている。 また、こちらは伝説の生物ではあるが悪魔の一種である「アモン」は鳥(ふくろうが多い)の顔に蛇のような尻尾が生えている。鳥のような頭、そして蛇のような尻尾はこの生物にも見受けられる。 果たして、アフリカに現れたこの生物は翼竜の生き残りなのか、現代に蘇った悪魔だったのだろうか…。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年04月01日 15時30分
韓国哨戒艦沈没事件の謎は解明されるのか?(2)
朝鮮半島西方の南北境界海域で、韓国海軍の哨戒艦「天安」が爆沈してから、ちょうど5年が経過した。しかし、韓国では天安事件をきちんと解説する現代史の教科書が1種しかないにもかかわらず、アイドルの少女時代などは過半数が取り上げていることが国会で取り上げられるなど、節目の年を迎えて政争の火種となっているかのように見える。というのも、爆沈の原因を巡っては政治的立場の異なる勢力が、互いに自らの都合が良い主張を掲げて論争を展開したためだ。しかし、このように事件が政争の具となったため、かえって真相の究明が妨げられた可能性さえある。 それは、米英豪、スウェーデンの専門家を含む軍民合同調査団が、天安は北朝鮮の攻撃によって沈没したとの調査結果を発表した後も変わらず、むしろ対立は激化しているとさえ言えるかのような状況となっている。まず、天安爆沈事件については、北朝鮮の攻撃説の外に遺棄機雷説や魚雷誤射説、衝突事故説など、さまざまな仮説が唱えられている。中でも、事故の直後からささやかれていた米軍誤射説は南北統一と反米という観点から政治的に都合がよく、現在もなおある程度の支持を得ているとされる。 また、同様に反米派などから強い支持を集めた「米軍潜水艦との衝突説」であるが、これは座礁説と並んで合同調査団の委員も提唱するなど、無視できない影響力があった。とはいえ、この仮説については被害状況が明らかに爆発による破壊を示しており、さらに衝突によって被害を受けた、あるいは沈没した潜水艦も特定できないことなどから、現在では残念な扱いを受けている。 しかし2012年には韓国地震研究所とイスラエル物理研究所の合同調査グループが、衝撃的な論文を国際学術誌「国際純粋・応用地球物理学」に発表し、天安爆沈を巡る論争は再び加熱したのである。その論文は、爆発時の地震波などを解析した結果、魚雷ではなく機雷による爆発が生じていた可能性が高く、沈没海域には韓国海軍が機雷を敷設したまま、遺棄していたことなどから、再調査の必要があるとの結論づけていた。さらに、沈没海域では機雷の自然発火が何度か発生していたにもかかわらず、韓国海軍はその事実を公表していなかったとの報道もなされた。その他、ロシアの調査団が「スクリューに絡まった漁網ごと遺棄機雷を引き上げ、天安は爆発に至った」との仮説を唱えるなど、にわかに機雷が注目を集めている。 もちろん、韓国海軍は軍民合同調査団の結論を支持し、北朝鮮による攻撃との見方を変えてはいない。だが、韓国国内における異論は根強く、国会で取り上げられた教科書問題は、世論の分裂状況を反映しているといえよう。天安沈没事件の真相が解明されるには、さらに時間が必要かもしれない。(了)
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ミステリー 2015年03月31日 15時30分
「鬼のミイラ」ついに発見? その正体は如何に?
山口敏太郎事務所はこれまで日本の妖怪「鬼」にまつわる不思議なミイラを本ミステリー記事にて数多く紹介してきた。 鬼の頭蓋骨や全身写真に鬼の子供、鬼の角、岐阜県に伝わる鬼の首など、その種類は実にさまざまである。 この度、山口敏太郎事務所が手に入れた「鬼ミイラ」は写真や伝承だけではない。なんと、とうとう鬼のミイラの実物を手に入れることに成功したという。 写真は現在、お台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」に展示してある鬼のミイラである。 この鬼のミイラは北陸地方のとある民家から発見されたもので、さまざまなご縁があり山口敏太郎事務所が特別に借り入れたものである。 全体のフォルムは大分県下毛群にある古刹「羅漢寺」にかつて展示してあったとされる「鬼の子」のミイラに非常に酷似している。しかし触ったらすぐに折れてしまいそうな手足は羅漢寺のミイラと比べるとやや華奢な印象を受ける。しかしながら、頭部からニョッキリと伸びた角や大きな口は明らかに人間のものとは考えられず、このミイラが只者ではないことを物語っている。 このミイラの正体であるが、まだX線などを使った体内の調査を行っておらず本物かどうかはわからない。通常、これらのミイラが見つかった場合は研究機関などに調査依頼を出し解剖を含めた研究を行うのだが予算の関係上で実現できていない。 しかしながら山口敏太郎事務所のスタッフ数名が独自に調査したところ、このミイラの体内には骨などが無く、また喉元が体まで伸びていないことが判明したため生き物として生きていた可能性はほぼゼロに近いだろう、という結論を出している。つまりは精巧に作られた偽物の可能性が高いということである。 ミイラが偽物の可能性が高いというのは誠に残念ではあるが、山口敏太郎事務所は引き続きこのミイラの正体を研究していく予定である。写真:お台場「山口敏太郎の妖怪博物館」に展示してある謎のミイラ文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年03月28日 18時00分
正体は「エネルギー体」? 「霊魂」? 京都・奈良の県境に現れたUFO
写真はオカルト研究家・作家の山口敏太郎氏のもとへ届けられた未確認飛行物体を収めた動画のキャプチャである。 撮影場所は奈良県と京都府の県境とされ撮影時期は今から3〜4年ほど前(2011年頃)だという。 動画には4つの謎の光が宙に浮き旋回しており、4つの光が一箇所に集まったり、分裂したりという動作をしきりに繰り返している。 光は規則性を持って動いているように見え、何回か分裂→合体を繰り返した後、巨大なひとつの光球となり、そのまま空中で停滞した。 動画には撮影者の生々しい言葉も記録されており、同行者が光を見失い撮影者から指摘されるというシーンも見られる。 このような光は通常、球場や空港などに設置してあるスポットライトの軌道がUFOと間違えられることがままるが、撮影場所には空港はおろか球場なども見当たらなかったという。 合体した謎の光は輝きを見せながらも、夜空と完全に同化しており月明かりにしか見えなくなっている。この光が本当にUFOだとしたらまことに見事なカモフラージュと言えるだろう。 今回のような分裂UFOは最近になって山口敏太郎事務所へ多数の目撃情報が寄せられている。目撃場所は様々で繁華街から人里離れた森など日本全国で目撃されているようだ。 今回のUFOの正体について山口敏太郎氏は「光のように浮遊する形から見て金属製とは思えない。もしかしたら『霊魂』のような存在だったかもしれない」と語っている。 確かに我々は空中に浮遊する物体を見るとつい「UFO」と考えがちであるが、漫画・アニメの『ドラゴンボール』でも描かれているように強いエネルギー体が空に浮く現象はフィクションの世界のみならず、現実世界でも目撃されている。 果たして、謎の光の正体は「UFO」だったのか「霊体」だったのだろうか。【参照動画】京都と奈良の県境で撮影された謎の分裂UFO https://www.youtube.com/watch?v=mKkov4PvzBo文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年03月26日 14時00分
韓国哨戒艦沈没事件の謎は解明されるのか?(1)
ちょうど5年前の2010年3月26日、朝鮮半島西方黄海上の韓国と北朝鮮との境界海域で、韓国海軍のコルベット(哨戒艦)天安が突如として爆発、沈没した。爆発によって46名の乗組員が犠牲となり、朝鮮半島は高度な軍事的緊張状態に陥った。しかし、幸いにも天安の沈没が軍事的衝突へ発展することはなく、国際的な協力体制のもとで真相の究明が図られることとなった。だが、韓国海軍創設以来で最悪の事件となった天安沈没の闇は深く、いちおうの結論が出た後もなお新たな謎が浮上したのである。 まず、事件の流れをかいつまんで説明すると、現地時間21時45分頃(日本との時差はない)にペンニョン島近海を航行していた天安の後方で大爆発が発生、船体は衝撃で折れ、たちまち沈没した。生存者の救出や遺体の収容とともに船体の引き揚げも勧められ、翌月には前半部の浮上と回収に成功する。残骸を調査した結果、爆発は船体内部で発生しておらず、外部からの衝撃で破壊されたことが確定し、天安は何者かによる攻撃を受けて沈没した可能性が極めて高いとされた。 現場は韓国と北朝鮮の見解が対立している境界海域で、前年にも両国の軍事的な衝突が発生していた。そのため、国際的な真相究明機関が設置され、中立的観点からの調査が行われたが、当初から北朝鮮による破壊工作説がささやかれていた。そして、事件から数週間後に米英豪、スウェーデンの専門家を含む軍民合同調査団が、天安は北朝鮮の攻撃によって沈没したとの調査結果を発表したのである。その根拠はいくつかあるが、爆発音の記録や引き上げられた船体の損傷状況からの情報に加えて、北朝鮮の水噴出推進式魚雷の破片を回収したとされることなどだ。そして、魚雷は付近に潜伏していた北朝鮮の小型潜水艇から発射されたも可能性が高いと結論づけていた。 調査結果を受け、サミットや国連安保理では北朝鮮を非難する宣言や声明が出されたものの、北朝鮮はそれらを完全に無視した他、韓国の国内でも調査結果に疑問を持つ人々が独自の調査を開始していた。たしかに、北朝鮮はこれまでにも韓国へのテロ攻撃を行っていたし、前年に発生した軍事衝突の報復を目的としていたとの仮説にも説得力はあった。また、哨戒艦は水中から隠密侵入を試みる潜水艦を発見、阻止するのが任務であり、それが目標たる潜水艦の攻撃によって撃沈されたというのは、いささか不名誉な結論でもあった。 そのため、主に韓国では合同調査団の報告とは異なる仮説がいつくか唱えられ、最近ではそのひとつが注目を集めている。だが、それはより衝撃的かつ、韓国海軍にとって不名誉な内容であった。(続く)
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ミステリー 2015年03月24日 15時30分
人間に友好的な「宇宙人たち」 パプワニューギアのUFO事件
山口敏太郎事務所は3月14日付のミステリー記事にて「鳩山由紀夫氏宇宙人説」についての記事を発表した。日本の政界には既に宇宙人の手が伸びている可能性について書いたもので、できれば悪の宇宙人ではなく日本に友好的な宇宙人の来日を期待したいという結びで記事を締めたのだが、実は世界には人間な友好的な宇宙人は多数いるとされている。 画像は1950年代にパプワニューギニア島の村に現れたとされるUFOのイラストである。 高い山やヤシの木、小ぶりな家々が並ぶ(教会の姿もある)牧歌的な一枚であるが、上部に村と同じくらい巨大なUFOが描かれている。機体の下部には蛍光灯のような謎の突起物が4本突き出ており、そして上部には謎の人型生物が4名乗って手を降っている。 この奇妙なイラストは1957年6月27日夕方にニューギニア島東在住のジル神父と現地人が目撃したものである。ジル神父はニューギニアの現地人が上空を見るとと大型UFOと小型UFO二機がホバリングして宙に浮いていたという。ジル神父はUFOに手を振ってみたところ、乗組員が甲板上に登ってこちらに手を振りかえしたという。ジル神父と現地人、そして謎の乗組員の交流は数分間に渡り続いたが、青いスポットライトの ような光が二回点滅すると、このUFOは三機とも消失してしまったという。ちなみに、このイラストはこの事件の目撃者たちの証言に基づいて、ジル神父の仲間のノーマン・クラット ウェル神父がスケッチしたものである。 本来であれば、忘れ去られるはずのUFO事件であるが、ウェル神父は今回のような非常にわかりやすいイラストを描いたほか聞き込み調査を開始し、事件の顛末を『パプワ島のUFO騒動』という本にまとめている。本件は貴重なUFO証言がキチンとした人間にわたり資料として残されたベストな例として取り上げられることもある(もし読者の方でUFOを目撃した人がいたらキチンと絵の上手い人に依頼することをオススメする)。 宇宙人といえば地球征服を狙ったり地球人を襲うのがセオリーであるが(「女性の下着を盗む宇宙人」という欲望のままに悪事を働く者も多い)パプワ島のUFO事件のように地球人と友好的な関係を結べそうな宇宙人も確かに存在するのである。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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