ミステリー
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ミステリー 2014年12月18日 15時30分
「Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説(5)」出版記念・著者インタビュー(第2回)
まさに激動の2014年が終わろうとする12月、その締めくくりにふさわしく「Mr.都市伝説」関暁夫の都市伝説シリーズ第5弾が、1年半ぶりに刊行された。 今回は「メディア洗脳から覚めた皆さんへ」をキーワードとして、関暁夫氏からよりに突っ込んだお話をおうかがいした! ──自分の体験とか、見聞が大切ということですね。 そうです。最近は情報機器も発達して、便利になっていますが、現地に行って確かめてみないと、真実はわかりませんよと。特に日本は島国ですし、外国のことを知る機会は限られていますからね、見聞を深めることが大事なんです。自分自身で様々なことを経験、体感した上で、インターネットなどをどう活用するかが大事ですね。 大半の人がね、機械に使われる。機械ってのはね、使われるものじゃなくて、使うものなんですよ。この点に対しても、意識をちゃんと持ってますか。危機管理能力ってのを、問われる時代だと思うんですよ。 情報に接して判断することも、ある種の危機管理能力だと思うんですよ。みなさんも、なんどか「平和ボケから覚めろ」という言葉を耳にしたことがあると思いますし、著名人の皆さんもよくおっしゃっています。平和ボケから覚めなければならない、ぎりぎりの時代が始まってることに、もうみなさん気づいてほしいと思うんですよ。 ──激動の時代が、もう既に始まっているというわけですね。 もうみなさん、うすうすは気づいていると思うんですよ、世の中の流れがおかしいぞとね。そういうところを見つめて、発信しておられる方もいますし、情報は出ていますからね。そのような情報を避けてきたかどうか、そこからは自己責任ですよと。 ──ひとつのきっかけというか、考えるための入口となるのがこの本だと。 そうですね、よく事件で言われるミステリーと、僕が出しているようなミステリーは、ちょっと形が違うんですよ。イルミナティに対してとかでも、着眼点なんですよ。今まで見えなかった、もうひとつの世界を見せる。もうひとつの世界を知った上で、面の話、裏の話、そして真ん中のラインとはなにか、それは読んだ人が考える。 ただ、もうひとつの、裏側の世界をのぞく、そこの啓蒙なんです。新たな啓蒙、知識、それを身につけることによって、それまで怖いと思っていたもの、避けていたものでも、冷静に見つめることが可能となる。 未知とはなんだ? 恐怖とはなんだ? 定義は様々ありますけど、いずれも無知から生じる。 そのために、知識を得てほしいのです。知識がないから恐怖に怯え、知識がないから新たな知識が恐ろしく思えてしまう。知識を得ることで、対処も可能となるわけです。 未知の恐怖、それは無知から生まれる。 ──知識はキーワード的にも重要であると。 今回、この本で書かせていただいたのは、時代の転換期が来てますよと、それが2013年だと。それが新時代の始まりだと、それは単なる新時代の始まりというだけではなく、新たな文明の始まりなんですよ。 新たな文明の幕開けの中で、情報をきちんと整理することが重要ですよと。 ちゃんと意識を持って情報を取捨選択することが重要ですよと、無意識にやっていると負の連鎖に巻き込まれますよと、しっかり選ぶための知識が必要なんです。その、情報を選ぶ知識の重要性を、今回は書かせていただいたんですね。 そして、いままでの価値観は、もう通じなくなってるんですね。なぜなら、既に2013年には宇宙時代の幕が開いているわけなんですよ。だから、みなさんも宇宙の情報も耳にする機会が多くなっていると思いますが、その中でもニュースのひとつひとつの単語を、よく考えてください。世界的な宗教が、宇宙に注目している。 人間の期限を探索するため、宇宙まで行っているわけですよ。そこで新たにわかったことで、進化論からなにかわぶち壊しなんです。新たな価値観への転換が始まるんですよ。しかし、それを受け入れるのは難しい。 時の権力者が天動説を信じていた頃に、地動説を唱えていた人がどうなりましたか? 誰も信じなかった。でも、地球は丸かったでしょう? 相手を否定する人は、自分も否定される。否定から始まるところに、新しいものは生まれない。まず、相手の話を聞き、受け入れるところから始まる。そうすると、新たな啓蒙の世界がばばーんと広がる。そういう時代の幕開けなんです。 その中で、人々の目をごまかし、くらませる役割を果たしていたのがメディアです。だから、メディア洗脳から覚めたみなさんが重要なのです。(続く) 新たな時代は、既に2013年から始まっていた! 新たな時代、新たな文明の幕開けを、われわれはいかに迎えるべきなのか? 次回は「宇宙」そして「新たな進化」をキーワードとして、来るべき宇宙時代の核心に迫ります!【Mr.都市伝説 関暁夫の出版記念スペシャルトークライブ】●開催日時:12月29日(月)12:30会場/13:00開演●会場:ビルボードライブ東京 - Billboard Live Tokyo
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ミステリー 2014年12月17日 15時30分
ワラタ号の笑えない消失(5)
およそ百年ほど前の1909年、南アフリカのダーバン沖合で英豪航路の大型商船ワラタ号が消息を絶った。当時は船舶無線が商船にも導入され始めた頃で、残念なことにワラタ号も無線を装備しておらず、当然ながら救難信号を送信できなかったばかりか、消失に至った過程は推測することも困難だった。とは言え、謎めいた事件は人々の関心を集め、ワラタ号が行方不明となった直後から、消失原因について様々な憶測が流布されはじめた。 まず最初に広まったのは、ワラタ号は船体に重大な欠陥を抱えており、消失は欠陥船による人災との憶測であった。しかし、船体欠陥説は英商務省の調査によって否定されたため、主に船内爆発説と大波転覆説が唱えられたが、いずれも物的証拠や確実性の高い証言を欠いており、憶測の域を出なかった。 まず、船内爆発説は「火災を思わせるほど大量の煙を吐きつつ航行する大型船」を目撃した商船乗組員の証言を根拠としており、また当時の蒸気船では石炭の自然発火が頻繁に発生していたことから、ある程度の支持を集めた仮説だった。とはいえ、根拠は曖昧な目撃証言のみで、加えて爆発に至ったとしても破片すら残さずに消失するほどの威力だったかどうかとなると、仮説が十分な説得力を備えているとは言いがたかった。ただし、煙に関する証言はワラタ号の蒸気機関になんらかの問題が発生した可能性を示すものとして、後述する漂流説の補強材料となった。 次の大波転覆説については現状で最も有力視されている仮説で、ほぼ定説と言っても良いほどだ。根拠となるのは、ワラタ号が喪失したとされる時間帯で天候化による高波が発生していたことと、積み荷に1000トンほどの鉛地金が含まれていたことで、大きな波を受けた船内で荷崩れが発生し、ほぼ一瞬にして転覆、沈没に至ったという仮説である。この仮説は漂流物がほとんど発生しないことと、波が船舶に押し寄せる角度や大きさによっては、ワラタ号ほどの大型船であっても一撃で転覆、沈没に至らしめる力を備えていることから、現在では広く支持されている仮説である。 だが、大波転覆説も物的証拠や確実な証言を欠いており、ひとつの推測にすぎない。 そして、これらの他にも超自然現象に巻き込まれたなどといった、奇想天外な仮説がいくつか提唱されたが、その中には「ワラタ号は沈没すること無く、航行不能となって漂流し続けている」との説も唱えられ、それなりの支持を集めたのである。 もし、ワラタ号が漂流し続けているなら、その後の運命はいかなるものであったのだろうか?(続く)
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ミステリー 2014年12月16日 15時30分
東京都稲城市に謎の「三ツ星」? UFO現れる!?
右の写真は先日、山口敏太郎事務所へ届いた未確認飛行物体を撮影したとされる動画のキャプチャー画面である。 場所は東京都稲城市の某所、12月13日の土曜日、まだ陽の落ちない夕方頃に撮影されたものである。 撮影者のTさん(匿名)によると最初は3つのキラキラ光る白い物体が空に浮かんでいるのを目撃。発光の仕方は一様ではなく、それぞれに違った光り方をしていたという。 動画には3つの光が一列となってキラキラと光り輝く様子が記録されている。 その姿はまるで「オリオン座の三ツ星」を彷彿とさせる。「オリオン座の三ツ星」はオカルトファンにはおなじみといえる存在で、エジプトの三大ピラミッド(クフ王、カフラー王、メンカウラー王)の配置が三ツ星の位置と重なることから古代のエジプト人は天文学にも通じていた、とされる説だ。現在では並び順などが一致しないため否定されることの多い説話であるが、UFOがこのような軌道を持って地上に現れる現象は非常に興味深いものがある。 もっとも、途中で中央の発光体は消えてしまうのでUFOが「オリオン座説」を元にしていたとは考えづらく、UFOが複数の発光体として一列に、時には弧を描いたり列を変えたりしながら浮かぶことが多いのは、UFO動画をよく見る方はご存知のことだろう。 また、飛行物体の数がとても多い場合はイベントのバルーンの見間違い説もあり、今回の動画も自ら発光しているのか、それとも太陽の光に反射しているのかは不明であるため、正体不明の「未確認飛行物体」としか言いようのないが事実である。 また、動画開始から約45秒ほどは謎の発光体そのものの動きはなく、発光の仕方に変化があるだけであるが、動画の最後に新たな発光体が別の場所に現われる瞬間がある。瞬間移動をするUFOの情報は山口敏太郎事務所にも数多く報告されており、本ミステリー記事にも「大阪に現れたUFO」「福島の花火大会に現れたUFO」など様々なケースが報告されている。 日本には同じ「瞬間移動」をする宇宙船が来ているということか。まだまだ謎は解明されない。【写真】12月13日(土)に撮影された未確認飛行物体の映像。※見やすくするため明度調整済み【参考動画】2014年12月13日(土)東京都稲城市で目撃されたUFO? ※後半に検証動画ありhttps://www.youtube.com/watch?v=BtvO1Corn6g文:水木ノア(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年12月13日 18時00分
北海道・十勝岳に謎のジグザグ飛行UFO撮影される!?
12月上旬、作家・オカルト研究家の山口敏太郎の事務所にUFOの目撃レポートが届いた。作成者はUFO関連の著書を 持つ著述家の益子祐司氏で、送られたレポートには撮影した動画も添付されており、益子氏によると、彼は2010年に北海道の十勝岳においてUFOらしき物体を目撃し動画に収めることに成功し、4年後の2014年、同じ十勝岳において二度目の目撃を果たし、同じく動画に収める事ができたという。同じ人物が同じ場所で2回もUFOらしき物体を目撃・撮影するのは珍しく今回は2回の目撃情報をまとめて公開し たい。 2010年の動画と2014年の動画では場所は同じであるものの飛行の仕方にだいぶ違いがある。詳しくは以下の動画をご参照いただきたい。UFO(未確認飛行物体)ビデオ(2) 十勝岳(北海道) ※2010年撮影https://www.youtube.com/watch?v=UxvkgtUVIkI 益子氏によると十勝岳の望岳台(標高930m)の崖から見下ろす北東の原生林の上(画面の左下)から一対の光体が出現し小刻みに揺れながらジグザグに飛行している。 続けて4年後の2014年、前回UFOを目撃した場所からすぐ近くのキャンプ場で撮影された動画をご覧いただきたい。UFO(未確認飛行物体)ビデオ(1) 十勝岳(北海道) ※2014年撮影https://www.youtube.com/watch?v=eUeSLU9kryM カメラを真上の天空に向けて撮影。こちらの映像は2010年のビデオに映ったジグザグ飛行をするUFOの正体を確かめるために調査していた際に撮影された 映像の一部である。十勝岳は標高1200mで、その夜は真っ暗な夜だったとのことである。街なかなどで撮影していたのだとすればこのような光は虫かなにかだと思われそうであるが、標高1200mというとても高くて寒い山で、かつ月明かりも星の光も音もない暗黒の山頂なので、飛行機や生き物、凧などの人工物とは考えづらい。 益子氏の話によると、いずれも撮影したのは6月、現地は非常に寒く気温は10度以下で、月は出ておらず真っ暗闇である。発光体の色はいずれも白である。 果たして益子氏の録画した謎の発光体は何だったのだろうか? 真っ暗な夜であり光が短時間しか確認できない点もあるので、解析にも限界があり今のところ科学的な結論は出せていないが、実は十勝岳という場所には昔から多くの未確認飛行物体の目撃情報が絶えず報告されている。昼間の明るい時間帯でも謎の飛行物体が目撃され写真や動画に収められているケースもある。 十勝岳は北海道中央部に位置する活火山である。 活火山および噴火中の火山に謎の飛行物体が写り込む現象は非常に多く、その数たるや近年ますます増える一方である。御嶽山噴火の際にも付近にUFO目撃情報が突然増加した。 十勝岳が活火山であることを考えると、益子氏の目撃した未確認飛行物体が宇宙からのものだったとしたら、その意味するところは何なのだろうか…。写真:益子祐司氏撮影の未確認飛行物体の動画のキャプチャー画像(2014年)文:水木ノア(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年12月11日 15時30分
「Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説(5)」出版記念・著者インタビュー(第1回)
誰もが予想し得なかった解散総選挙に揺れる日本、まさに激動の時代と言えよう。そんな2014年の締めくくりにふさわしく、変化し続ける世界の裏側で密かに語り継がれる都市伝説ブームの牽引役にして、シリーズ累計250万部を記録する「Mr.都市伝説」関暁夫の都市伝説シリーズ第5弾が、12月12日に1年半ぶりに刊行される。 2014年、満を持して世に真実を問う関暁夫氏に、シリーズ最新作の見どころや、都市伝説が持つほんとうの意味を直撃した! ──まず、インタビューの前に、読者の皆さんへメッセージがあるそうですね。 はい、自分の中で大切にしていることがありまして、ここまでシリーズを5冊も出させていただくことができたのは、ひとえにファンの皆様のおかげです。この場をお借りしまして、ファンの方々にお礼を申し上げさせてください。 エンターテイメントですから、楽しんでいただけることを前提にしつつも、ひとつひとつ真剣に考えて書かせていただきました。これまで1冊、1冊を楽しみに買い続けていただいたファンの皆様、大変にありがとうございます。 ──では、シリーズ最新作の見どころを、簡単にお願いします。 まずいちばんの見所としては、撮りおろしAR動画を18点ご用意させていただきました。これは、スマホなどで読み込んでいただくと、「スペシャル動画」が再生されるというものです(再生にはCOCOAR2アプリが必要です)。本のあちこちに動画が隠されていますので、どこにあるのか探しながら、より楽しく読んでいただけたらと思います。 テレビの「やりすぎコージー」とは違うトーク映像を観ながら、この本も楽しんでいただけるようになっていますので、ぜひともご期待ください。テレビでは絶対言えないネタにも触れていますよ。 ──動画の他にも見どころはたくさんありそうですね。 今回、タイトルに「メディア洗脳から覚めた皆さんへ」とつけさせていただいておりますように、これがひとつのポイントとなりましょうね。 ──この「メディア洗脳から覚めた皆さんへ」とは、もう既に覚めている、あるいは覚めつつある人々に向けた言葉ですね。つまり、シリーズがこれまで巻を重ねていく間に、まさにメディア洗脳の渦中にある人達から一歩、あるいは半歩でも踏み出した人たちが増えてきたということでしょうか? そうですね…(ちょっと考えつつ)。 時代の先端が変わりつつあると、そういうことなんですよ。テレビとは非常に大きなメディアですけどね、ある時代まではそのテレビだけがメディアだったと。 でも、今はそれだけではなくなっている。新しくインターネットが登場したことで、はじめていろんな情報に触れた人々がたくさん出ている。 そして、情報があふれ錯綜する中で、メディア洗脳から覚めて新たな着眼点からニュースに接する人々がでて、だいぶ変わってきているんじゃないでしょうかと。でも、これはメディアの歴史から生じてることと思うんですよ。 テレビの歴史も70年ぐらいありますし、これまでメディアの中にいた人たちがたくさんいて、そのなかから外に出てメディア内部のことを言う人達が出てきている。それを知った素人の人たちが、ツイッターなどでどんどん発信して、メディア洗脳から覚めるきっかけを提供している。 例えば大きな遊園地があるとしますね、そこはもう30年近い歴史があるとしてですね、その中で働いていた人がたくさんいて、内部のこともあれこれ言うと。そうなると、いままで見えなかったことも見えてくる。 ──夢の中から夢の外という感じですね。 まさにそういうことで、夢の中から夢の外へ、移り変わっていく途中なんですよ。 いままで正しいと信じていたことでも、ほんとうに正しかったのか見つめなおさなければいけなかったり、情報も自分の目で確かめないといけない、自己責任の時代でもあります。だから、そういう時代が来てるってことに対して、ちゃんと意識を持ってもらいたいと、そういう気持ちもあります。 都市伝説とは、物事が起きた「その後」に生まれるもので、その後に人々がどう動くのか、なんですよ、 あくまでも噂をもとにやっているのではありますが、火のないところに煙は立ちませんよというのもまた、前提にはあるところです。 ──都市伝説は物事の後に生まれるというのは、非常に大事なポイントですね。 そうです、物事の後に続くものなんです。世界中の人達が会話し、それが文化になっている、その形が続く限り生まれる現象なんですね。そして、あくまでも僕は入り口の人間ですからね、その入口から皆さんの興味あるもの、追求心、探求心にしたがってどんどん先へ進んでいって、考える切っ掛けにしてくださいよと、そういうことなんですね。(続く) 都市伝説は、あくまでも「考える切っ掛け」のひとつであると話す関氏だが、その眼差しは真剣そのものでした。次回は「メディア洗脳から覚めた皆さんへ」をキーワードとして、さらに深いお話が展開されます!出版を記念して、サイン会も開かれます!「Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説(5)」出版記念サイン会2014年12月14日(日)11:00〜会場:有隣堂書店 ヨドバシAKIBA店東京都千代田区神田花岡町1-1ヨドバシAKIBA7F 有隣堂イベントサイト http://www.yurindo.co.jp/tokyo-akihabara/11788特設サイトhttp://www.takeshobo.co.jp/sp/toshidensetsu5/テレビ東京特番「ウソかホントかわからないやりすぎ都市伝説」2014年12月26日(金)よる9時放送予定テレビ東京サイト http://yarisugi.jp/
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ミステリー 2014年12月10日 15時30分
ワラタ号の笑えない消失(4)
およそ百年ほど前の1909年、南アフリカのダーバン沖でイギリスとオーストラリアを結ぶ大型商船ワラタ号が消息を絶った。イギリス海軍の艦艇も動員して大規模な捜索活動が始まったが、捜索開始から数か月たってもなお、ワロタ号はおろか、残骸や漂流物すら発見されなかった。また、海岸でも広範囲に捜索が行われたものの、ワラタ号の救命ボートや乗船者の遺体などといった漂着物も発見されなかった。 そして、ワラタ号は安定性不足という重大な欠陥を抱えており、今回の消失は船体の欠陥がもたらした人災との噂が広まった。噂を広めた人々は船舶に関する経験や知識をもたない素人だったが、社会的地位の高い人物も含まれていたため、英商務省が調査に乗り出し、多くの労力と時間を費やしてワラタ号の欠陥説は事実無根との結論を出すに至ったのである。 では、ワラタ号が消失した本当の原因とは、いかなるものであったのか? まず、ワラタ号はほぼ満載に近い状態だったが、積み荷の大半は小麦などを中心とする農作物だった。ただし、その他に1000トンほどの鉛地金を搭載していた他、消失時は燃料の石炭も十分に搭載していたとされる。 残念なことに、出港後のワラタ号と遭遇した船舶は少なく、ダーバン沖で発光信号を交わしたとされるクラン・マッキンタイア号乗組員の証言ですら、絶対に確実とは言いがたいのだ。クラン・マッキンタイア号以外にもワラタ号と遭遇した船舶はあるものの、いずれも確実性は乏しい上に「全ての遭遇位置と時間が正しいのであれば、ワラタ号は航路上を行きつ戻りつしていたことになる」ため、不確実とされるのだ。 ただし、確実、不確実を問わず、全ての遭遇事例は一昼夜の間に集中していること、その夜には天候が悪化して波が高かったことは確かで、さらに不確実ながら「火災を思わせるほど大量の煙を吐きつつ航行する大型船」を目撃したと主張する商船の乗組員が存在したのである。 これらの情報から、ワラタ号の喪失については次のような仮説が提唱された。(続く)
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ミステリー 2014年12月09日 15時30分
恐怖! 本当にあった? 異次元へ繋がる怪村
2014年12月初旬、とあるTwitterユーザーのつぶやきが世のオカルトファンを震撼させた。 11月8日の深夜、ひとりの男性が散歩中に異次元空間に迷いこみ「神隠し」に遭っていた、というのである。 実際のTwitterユーザーの投稿によると、深夜の散歩中に古い集落に迷い込み、全くの人気のない道路、古びた公園、そして道端に放置された古い電車を発見。彼はパニックになりながらもTwitterでの実況を続けていたが、最後は自転車よりも早く走る老婆に追いかけられ、真っ赤な写真とともに投稿は途切れる…というものだ。まるでホラー映画のワンシーンのような壮絶なツイートは12月初旬にネット上に広がり話題となった。 11月8日の投稿以降、Twitterページは削除されることなく凍結状態にあり、男性の安否が心配されていたが、現在このユーザーは騒ぎがひと段落した12月8日に自分が健在であることをアピールしている。 一部では「手の込んだいたずら説」も囁かれているが、現在男性はいたずらだったとは明言しておらず真相は謎のままである。 さて、このような神隠し事件、もしくは異次元へ飛ばされる村の話は古くからインターネットを中心に話題になっており、特にメジャーなのが「きさらぎ駅」という都市伝説の怪談話である。 「きさらぎ駅」とは日本のどこかにあるとされる幻の無人駅のことである。電車を降りると周りに人気はなく駅を出ても山と草原が広がるばかりで、しばらく歩くと大きなトンネルがあるのだが、トンネルをくぐると元の世界には戻れなくなってしまうのだという。 オカルト研究家の山口敏太郎が自身のラジオ番組「山口敏太郎の日本大好き」で語ったところによると異次元空間の存在は別にしつつも「地図に載っていない駅」へ人間が迷い込むというケースは本当にあると語っている。 これはいわゆる鉄道の引き込み線という鉄道車両が保管される倉庫へと直結する路線などを指す企業専用の線路のことで、ときおり何かのミスで一般人が紛れ込んでしまうことがあるのだという。きさらぎ駅もこのような普段一般人が入り込むことができない線路に迷いこんでしまった話がモデルではないかと推測している。 ほかにも今回のTwitterユーザー神隠し事件のように異次元へと直結する村の話も最近では話題になっており東海地方の「ラビリンス村」という村は「迷い込んでしまったら二度と出られない村」として知られている。山口敏太郎は某番組のロケでラビリンス村へ取材に行ったのだが、何度動いても元の場所に戻ってしまい、麓に下山したくても降りられなくなってしまったのだという。これは恐らく山自体の構造がなんど進んでも同じ場所へと戻ってしまうよう作られているのでは、と言われている。 今回のTwitterユーザー神隠し事件の真相は謎のままだが、実際に迷い込んだら出られない迷宮は確実に存在するのである。写真:ラビリンス村の一枚。光のせいかところどころに人の顔のようなものも…文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年12月07日 13時00分
新種のカエルになれなかった!? オハイオ州の未確認生物「フロッグ・マン」
11月30日、アメリカのニューヨーク市で新種のカエルが発見されたと話題になった。 「大西洋岸ヒョウガエル」と名付けられたこのカエルは既存のカエルとは違い、咳のような独特の声で鳴くという。あまり人が踏み込むことのないジャングルならともかく、人間の多数住む大都市で新種のカエルが発見されるのはかなり珍しいことであり、世界の専門家たちを驚かせている。 さて、大西洋岸ヒョウガエルは無事に見つかり今後、「動物」として認知されるだろうが、実はアメリカには「未確認生物」として新種のカエルらしき生物が多数目撃されていたことはあまり知られていない。 「フロッグ・マン」と名付けられたこの生物は身長が1メートルほど、全身がヌメヌメとした皮膚に覆われ、手には水かきのようなものがついている「カエルによく似た生物」だったという。 記録としてはアメリカのオハイオ州で都合3回目撃されており、うち2回は地元の警察官が目撃している。発見された1972年当時の証言によると警察官に見つかったフロッグ・マンは発砲する警察官を尻目にガードレールを飛び越え、川へと逃げ込んでしまったという。 その後、フロッグ・マンはオハイオ州には現れておらず消息は謎であるが、実はオハイオ州を遠く離れた日本で「フロッグ・マン」らしき未確認生物の目撃があったのである。今から15年ほど前、山口敏太郎事務所の作家・脚本家の中沢健氏の実妹(当時小学5年生)が茨城県の筑西市にて緑色のカエルのような人間が壁に張り付いていたのを目撃している。 アメリカの未確認生物フロッグ・マンは警官に銃撃された後、泳いで日本へたどり着いた、とでもいうのであろうか? 新種のカエルが発見された今だからこそ、未確認生物「フロッグ・マン」の再検証を期待したいところだ。 写真:アメリカで目撃された「フロッグマン」のイラスト 文:穂積昭和(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年12月03日 15時30分
ワラタ号の笑えない消失(3)
およそ百年ほど前の1909年、オーストラリアからイギリスへ向かっていた大型商船ワラタ号が、南アフリカの沖合で消息を絶った。残念なことに、当時は船舶無線が商船にも導入され始めた頃で、ワラタ号も無線を装備していなかった。そのため、ワラタ号からは救難信号など全く発せられていないため、消失に至った過程は推測することも困難である。そして、懸命の捜索にもかかわらず、ワラタ号はもちろん漂流物さえ発見できなかった。ところが、ワラタ号が行方不明となった直後から、とある憶測が流布されはじめた。 それは、ワラタ号は安定性不足という重大な欠陥を抱えており、今回の消失は船体の欠陥がもたらした人災との憶測であった。 そもそも、ワラタ号は処女航海の直後から安定性不足が指摘されており、いったん就航した後にもドック入りして船体などを厳しく検査しているが、欠陥を示す証拠は発見されなかったことから、事実無根の単なる噂として決着がついていた。しかし、南アフリカ沖で消息を絶った後は残骸すら発見されなかったばかりか、消失直前に寄港地で下船した乗客が「不安定に感じた」との電報を家族へ送っていたことも明るみに出て、再び欠陥船の噂が蒸し返されたのである。 そして、新聞が噂に基づいた記事を掲載するようになると、国会議員も含めた政財界の有力者まで欠陥先疑惑に関心を持ち、声高に再調査を求めはじめた。とはいえ、既に船体の調査で問題なしとの結論が出ており、強い社会的発言力を持つ人々とは言っても、船舶構造や海事技術に関する経験や知識をほとんどもたない、いわば素人が騒いでいたのである。これは、現代の事故や災害においてもしばしば発生する現象だが、社会的な発言力の強弱と専門知識の有無や内容の正当性は無関係であり、非専門家が世論にあおられても、反対にあおっても、たいていは良い結果をもたらさない。 無論、ワラタ号の消失についても、やはり同様であった。 結局、再調査を求める声に屈した形で、ついには英国商務省が再調査に乗り出すこととなった。だが、船体や生存者はもちろん、漂流物すら発見されていなかったため、再調査は困難を極めた。それでも商務省の調査委員会は建造時にさかのぼってあらゆる資料を取り寄せ、乗船経験を持つ乗組員や旅行者への聞き取りなど、精力的な調査を重ねた。しかし、それだけの調査によっても大きな欠陥は見つからず、ワラタ号には構造的な欠陥が存在せず、消失原因は天候などの不可抗力によるとの結論に至ったのである。 では、なぜ、どのようにしてワラタ号は消失したのだろうか?(続く)
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ミステリー 2014年12月02日 15時30分
千葉県で未知生物「ケサランパサラン」が大量捕獲!?
あなたはケサランパサランをご存知だろうか。ケサランパサランとは江戸の時代からフワフワした綿毛のようなもので「正体不明」のものを総称しており、当時の文献にもケサランパサランに似た物体が記録されている。一説によると無事に捕獲すれば「捕まえた人に幸せが訪れる」とも言われている。 長らく謎の存在であったケサランパサランだが、現代になりケサランパサラン状のものを作り出す原因が数種わかってきてはいる。 動物性ではアミガサハゴロモという生物の幼虫が、このような綿を発する(しかしこれは下に幼虫が存在しているのでいわゆるケサランパサランではないとすぐ判別できる)。また植物性ではアザミの種がこのような形状を作り、風に乗って行けば見つけた人はケサランパサランだと認識するだろう(また、とても良く似た形状のものにタンポポの綿毛があるが、一目見ればタンポポとわかるので、ケサランパサランとは称さない)。 このように正体がほぼ判明しつつあるケサランパサランであるが、この度千葉県で「ケサランパサランが大量捕獲された」という衝撃的な情報が山口敏太郎事務所へ届いた。右の写真をご覧いただきたい。 これは2014年の秋、千葉県船橋市の某スーパー前にて、山口敏太郎事務所の関係者の女性が捕獲したものである。彼女によればスーパーの前で空からたくさん白い綿のようなものが降って来ていることに気付き慌ててかき集めることに成功。すぐに瓶に入れて保管したのだという。その数はおよそ20個強。未確認生物がここまで大量に発見されるなんて前代未聞の出来事だろう。 入手したケサランパサランは写真のように一つ一つは割と大きな印象を持つ白い放射状の綿で、古来から伝えられるケサランパサランの一種に非常に近い。 一体これらはどこから来たのだろう? 今回の物体はアザミの種でもなくタンポポの綿毛でもないようだ。また、ここまで大量に捕獲されたのにも関わらず捕まえた本人も幸せになったのかどうかよくわかっていない。 今回の物体は瓶に入れてしばらくたった現在でも、枯れたり色が変わったりすることがなく、手に入れた時の状態そのままである。以上の点を検証しても現在のところ「未確認物体」とするしかないようだ。 全ての「綿状の物体」が正体不明というわけではないが、今でもやはり存在している「正体がわからない」ケサランパサランは人々を魅了し続けている。写真:山口敏太郎事務所に届けられた大量のケサランパサラン文:水木ノア(山口敏太郎事務所)
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鎌倉に出現したUFO その目的は!?
2007年09月18日 15時00分
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9・11世界同時爆破テロ陰謀説に新展開
2007年09月11日 15時00分
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月覇権戦争
2007年09月04日 15時00分
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アラブマネー熱海へ
2007年08月29日 15時00分
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あのIT長者は忍者の末裔
2007年08月22日 15時00分
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旧日本軍消えた3兆円、そしてM資金
2007年08月15日 15時00分
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外国の怨霊は日本語が分からない!?
2007年08月08日 15時00分
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エジプトに好戦的UFO襲来!?
2007年08月01日 16時00分
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心霊スポット見学に警告
2007年07月25日 16時00分
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富士山噴火の可能性
2007年07月18日 16時00分
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米国ペンタゴンが超能力開発プログラムを完成
2007年07月10日 16時00分
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日本の某企業 UFO開発中!?
2007年07月04日 16時00分
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ミステリー
飛行機の乱気流事故 実はスカイフィッシュのしわざだった!?
2007年06月27日 16時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分