ミステリー
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ミステリー 2016年11月23日 15時00分
日本経済破綻本の謎
リーグ戦の優勝チーム予想をことごとく外し、毎年「日本のプロスポーツは破綻」と宣言する本を出し続ける評論家がいたら? 少なくとも、その人物の発言を真に受ける人はいなくなってしまうだろう。 ところが、日本の経済学者にはそういう人物が「複数実在」し、さらに大学教授としてテレビや雑誌で経済を論じ、政府の審議会にも委員として参加しているのだ! 実際、日本の経済学者が書いてベストセラーになったタイトルをピックアップすると、少なくとも2009年以降だけでもグローバル恐慌や財政恐慌、財政破綻、国の借金などという言葉でおどろおどろしく表紙を飾った本がずらりとならぶ。そして、それらの予言はことごとく外れ、不況下ではあるが破綻には至らないまま現在に至っている。 なぜ、立派な教育を受けてキャリアを積み、学者としてメディアに登場する人々が、かくも安っぽくいかがわしい経済終末論で小金を稼ぐのか? あるいは、ノストラダムスの大予言で懲りたにもかかわらず、なおも人々は胡散臭い終末論に飛びついてしまうのか? もちろん、人間が抱えている自己肯定欲に基づく情報の取捨選択がベースにあり、例えば不安を抱えている人はその「不安を肯定する情報」を求めるため、もし多くの人々が社会に不安を感じていれば、その実体とは無関係に「権威者が不安を煽る情報」が受け入れられやすくなり、そういう情報がより多く流通することとなる。そして、権威者が不安を煽る情報が多く流通すれば、それによってさらに社会不安が増大し、よりそのような情報が求められる。やがて、不安肯定情報の真偽はどうでも良くなり、とにかく不安を肯定してくれる権威に依存する人すら出現する。 この心理を活用というか悪用しているのが終末論カルトで、不安情報で信者を取り込んで教祖へ依存させるまでがひとつの流れとなっているのだ。 では、日本の経済学者が実体経済の否定的材料を恣意的に取り上げ、社会不安を煽り続けるのもまた、そのようなカルト的手法なのだろうか? あるいは、なんらかの陰謀が隠されているのだろうか? それに対し、超常現象研究の立場から、陰謀が存在すると断言する事情通がいる。 はたして、その陰謀とはいかなるものであろうか?(続く)
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ミステリー 2016年11月22日 13時00分
観測施設か黒幕か「HAARP」とは?
本日22日午前5時59分、福島県沖を震源とするM7.4の地震が発生。福島県や宮城県などに津波警報が発表された。 未だ東日本大震災の記憶も新しく、またネットでは少し前から「11月23日に南海トラフ地震が起きるのではないか」とする噂が出回っていた事もあり、大きな注目を集める事となった。 今年は熊本や鳥取など、規模の大きな地震が頻発しているためか、「人工地震」や「地震兵器」等の噂も飛び交っている。 そんな陰謀論の世界で「アメリカの地震兵器」として紹介されることの多いものがHAARPだ。HAARPとは、高周波活性オーロラ調査プログラム(英: High Frequency Active Auroral Research Program)の頭文字を取ったものであり、アラスカ大学と米海空軍およびDARPA(国防高等研究計画局)の共同研究施設。大出力の高周波を電離層に照射して活性化させることで、電離層の挙動や無線通信などへの影響を調査することが目的であると説明されている。なお、高周波照射施設はアラスカ州ランゲル・セントエライアス国立公園西のレーダー施設跡地に建設されている。 HAARPの調査しているオーロラは太陽風と地磁気の相関により発生する現象であるため、地磁気を計測する事が出来る。一方で地震などで地殻に変動が生じると、その付近では地磁気に異常が発生するため、何らかの方法で地震との因果関係が高い磁気異常を計測する事が出来れば地震予知に繋がるのではないか、と考えられている。そして、東日本大震災の前にHAARPは強い太陽風と共に地震電磁波と思しき乱れを計測しているのだ。このHAARPの計測結果が事前に出ていたため、地震兵器として考えられるようになってしまったのが真実のようだ。 期せずして陰謀論の登場人物となってしまったHAARPだが、この計測技術やデータを解析・研究することで将来的に本当に地震予知が可能になるのかも知れない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月19日 15時52分
なんだこれは!? 空に穴が開いたようなUFO写真
こちらの写真を見て欲しい。白黒だが、空の元に円盤状のUFOが浮かんでいることが解る。 この写真は1952年5月7日、ブラジルはバラ・ダ・チジュカ地方のイルハ・ドス・アモレス島にて撮影されたとされているもの。風光明媚な観光地として知られている場所で、取材に訪れていた『オ・クルゼイロ』誌という雑誌の記者2人が目撃したものだという。ジョージ・マーチンス氏が海の方から飛んでくる奇妙な物体に気付き、エド・ケッフェル氏が慌てて手にしていたカメラを向け、撮影に成功したとされているものだ。 この2人の話によれば、円盤状の物体は旅客機ほどの大きさがあり、飛来してきた後は森の上空をぐるりと半周した後、急に速度を落として、木の葉のようにひらひらと落下したという。だがその後ふたたび急上昇し、海の方へ急加速して飛び去っていったという。彼らはこのUFOを追いかけながら、5枚の連続写真を撮影したとされていた。 この写真も証言も非常に信憑性が高いものであると永らく考えられていたが、数十年後、コンピュータを用いた分析にかけてみた所、トリック写真であることが判明したという。というのも、写真に撮影されたUFOはひっくり返ったりして角度を変えて飛んでいるように見えるのだが、光の当たり方や立体感に不自然な点が多く見られたのだ。また遠景に木が写っているのだが、この木に見られる光の反射も、UFOと大きく違っている事が解る。 そして、現地調査を行うと、件の写真を撮影した2人が模型を手に写真を撮影している様子を見たという証言も出てきた。二人は模型を元に再現実験を行っていただけだと反論したのだが、分析の結果このUFO写真はフェイクであるという結論が下されたのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月16日 11時30分
一角獣・ユニコーンは実在した! 人工的に作ることも可能か?
額に長い角を持つ伝説の白馬・ユニコーン。 最初の目撃ははっきりしていないがギリシアの歴史家・クテシアスが残した紀元前4世紀ごろに発表した『インド誌』という本にはじめて一本角が生えた馬の存在が記された。 また、有名なギリシアの哲学者アリストテレスもクテシアスの著作を『動物部分論』で引用したことから一本角の馬の話が広まったとされている。 その後もインドで度々、一本角の馬の噂はギリシアで広まっていくが、インドサイとの見間違いなどもあり、徐々に今のユニコーン伝説が作られていったとされている。 ほかにも諸説はあるが旧約聖書にもユニコーンらしき「一角獣」の表記があったり、「ノアの方舟伝説」にも乗り組んだ動物の一匹としてユニコーンが登場するなど世界の伝説・民話にユニコーンが登場するようになる。 その後も目撃例は多発するものの捕まった実績はないため、ユニコーンはいつしか伝説の動物の代表格として扱われるようになる。 あくまで架空の、実在しない動物の代表として扱われることの多いユニコーンではあるが、実は突然変異で一本角が生えてくる生物はときどき生まれてくることがある。 今回、紹介している写真は19世紀ごろに撮影された「リアル・ユニコーン」の写真である。非常にわかりづらいが確かに頭上には耳ではない、突起物がにょっきり生えている。 このユニコーンは突然変異で生まれたものとされているが、実は人工的に作られた一角の生物もいくつか実在する。ユニコーンが有名になってしまったため馬よりも入手しやすいヤギが人工的に角を縫いつけられサーカスに売られたり、見世物として馬の死体に角を付け売っていた業者があったという。 また、現在は遺伝子操作で生まれたときからヤギや牛に角を生やすことは可能でありユニコーンをはじめとする「角の生えた生物」はもっとも実現性の高い未確認生物とされている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月15日 16時59分
フェン爺さんの宝箱
億万長者が数億円に相当する財宝を何処かへ隠し、謎めいた手がかりとともに「もし宝箱を掘り出したら、発見者がすべてを獲得する」と宣言したら? そんな、ラノベ化マンガのような話が、この世界には実在するのだ! 財宝を隠したのはアメリカ在住の億万長者であるフォレスト・フェン氏で、ベトナム戦争に空軍パイロットとして参加した後、美術品の収集と売買を通じて巨万の富を築いた人物である。フェン氏が退役して妻と始めた美術ギャラリーは1980年代後半までに大変な成功を収めていたが、彼がガンを宣告された時にすべてのコレクションを売却した。当時の美術マーケットは非常な活況を呈しており、売却価格は途方もない金額に達していたと言われている。 その後、フェン氏のガンは快方に向かい、手元には多額の現金が残った。 フェン氏はそれらの経験から何かを得たのだろう。やがて、財産の一部を金塊へ変えてロッキー山脈の何処かへ隠し、謎めいた詩を手がかりとした宝探しの商品として世界へ告知したのである。もちろん、フェン氏は財宝の隠し場所を知っており、現在もメディアにもちょくちょく露出するため、彼の言動も手がかりになると考える人は少なくない。 とは言え、フェン氏によると「メキシコ国境からカナダに至るロッキー山脈のどこか」に隠したそうで、捜索範囲は日本全国よりも広大で、なおかつ高度な野外活動能力が必要とされ、大人の宝探しにしてもガチ度はかなり高いのだ。実際、この宝探しに絡んで数名の遭難者もでているとされ、今年も2013年から安否不明だったトレジャーハンターが遺体で発見されている。 フェン氏は言う。「私が死んだら、そのとき本当に財宝は秘密の宝となるだろう」 そんなフェン氏を取材したドキュメンタリー映画が間もなく公開されると言う。 はたして、映画から隠し場所に繋がる新たな手がかりが発見されるのか? またフェン氏の存命中に宝は発見されるのだろうか?(了)*画像イメージ
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ミステリー 2016年11月12日 14時58分
実在した「地獄」? 調査班が見た地底の奥底とは?
日本で一大ブームを巻き起こした、ダン・ブラウンの小説を原作とする『ダ・ヴィンチ・コード』から、大学教授ロバート・ラングドン教授を主人公としたシリーズの3作目『インフェルノ』が公開された。 今回の作品では、人口の超過問題をウィルスの拡散で解決しようとする科学者との対決が描かれる。このウィルス拡散を食い止めるヒントが、ダンテの長編叙事詩『神曲』<地獄篇>などに隠されているというのだが…。 ダンテの『神曲』<地獄篇>しかり、昔から世界中で「罪深い人は死して後、その魂が地獄に落ちて裁きを受ける」と考えられてきた。日本でも黄泉の国や仏教の地獄は地の底深くにあるとされていたし、この認識は世界共通のようだ。神話や作品で様々に伝えられている地獄の様子を比べてみると、類似点が非常に多いことがわかる。神話はある程度伝播するため、ある程度似た要素が出るものだが、これほどまでに描写が似てくるのはなぜだろうか。 そんな疑問の回答となるような、ある報告が存在している。 ロシアはシベリアのコラ半島にて1970年から1994年にかけて、地質調査のため大規模なボーリング調査が行われた。1989年に当時では最深である12,262mに到達、15000mを目標にさらに掘削が行われていたが、予想外の地熱に曝されたためこれ以上の作業は困難とみなされ、94年に調査は終了することとなった。この地質調査により、様々な地球の地殻に関する新発見がなされることとなったのだが、同時に彼らは奇妙な「声」をも発見してしまったのである。 この地質研究に携わっていた研究者の一人、アザコフ博士は後にインタビューでこう答えている。 「地下1万4400メートルに差し掛かった時、ドリルが空洞に当たったのか急回転を始めた。温度センサーは摂氏2000度を示しており、マイクを下ろして岩盤の動きを調査しようとした。だが、マイクから聞こえてきたのは叫び声を上げる人間の声だった…」 初めは自分たちの声や機材などの反響音をマイクが拾ってしまったのかと考えたという。だが、マイクを調整した結果、明らかに地の底に開いた穴から響いている音を拾っており、その声は何百人もの人間の悲鳴が合わさった物だったというのだ。 まるで神話に出てくる地獄にて、責め苦を受ける人々の声とも聞こえるものだったため、怖気づく作業員や研究者が続出。表向きは作業が困難になったからだったが、皆がこれ以上の調査は行わないほうが良いのではと判断したため作業は中断され、やがて研究チームも解体に至ったのだという。 彼らは本当に地獄への穴を開けてしまったのだろうか? そして古来の人々は、地の底深くに本当に地獄が存在していることを知っており、その様子を克明に神話や創作の形で語り伝えていたのではないだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月09日 15時14分
続々・不都合な大統領
白熱するアメリカ大統領選挙は事前の予想を覆し、大接戦の末にトランプ候補が優勢となっている。しかし、もしもトランプ候補が当選したとしても、果たして任期を全うできるかどうか未知数とする向きもある。トランプ候補の支持者すら、当選してもアメリカ国家を影で操る勢力が不都合な大統領を排除するのではないかと恐れているのだ。 例えば、第29代大統領ウォレン・ハーディングについては、シアトルで心機能不全に倒れ、いったん回復したように見えたものの、サンフランシスコのパレス・ホテルでは肺炎を起こしてしまい、治療の甲斐なく「痙攣を発して」亡くなったこと。さらに、シアトルで倒れる少し前にカナダで「食中毒」を起こしていること、そして致命的な痙攣に見舞われる直前に夫人と会話していたことなどから、死に至る経過に不自然な点が多すぎるとして、今なお陰謀説がささやかれている。 さらに、ハーディングの死後には米海軍保有の油田を不当に安く民間へ貸し出した不正疑惑(ティーポット・ドーム事件)が発覚した他、愛人や隠し子の存在まで取り沙汰されるなど、不都合な大統領として「消される」理由がいくつもあったことから、陰謀論も説得力を増したのである。中でも決定的だったのは連邦調査局(後のFBI)のエージェントだったガストン・ミーンズが1930年に出版した「ハーディング大統領の奇妙な死」という暴露本である。 同書にはミーンズ自身がハーディングの愛人や隠し子を調査し、大統領夫人へ報告したこと、さらに夫人がハーディングの殺害を指示したことなどが、赤裸々に綴られていたのだ。 もちろん、事実であれば大変なスキャンダルであり、同書はベストセラーにもなって当時のアメリカ社会は大きな衝撃を受けた。ところが、ミーンズが過去に幾つものトラブルを抱えた詐欺師同然の人物であることが明らかになると騒動は急速に沈静化し、さらに彼のゴーストライターを務めた女性が「報酬の支払い」を求め提訴するに至って、夫人による暗殺説は完全なデマであることが確定したのである。 しかし、ミーンズの暴露本がまったくのデマとわかってもなお、大統領の死に不自然な点が多々あることは事実で、現在でもなおミーンズの本を真に受ける人は少なくない(本自体は現在でも売られている)。ただし、大統領の死に関する不自然な点は、ハーディングの主治医だったチャールズ・ソーヤーがホメオパシーの信奉者で、まともな診断、治療技術を有していなかったこと、そもそも食中毒という彼の診断が誤りで、また彼の存在が後の治療方針にも大きな影響を及ぼしたことによって説明可能とされている。 もし、これが事実であるならば、ハーディング大統領は彼自身が選んだニセ医者によって殺されたということになろう。(了)
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ミステリー 2016年11月08日 12時00分
宇宙の鉱物か? オーパーツか? アフリカで発見された「金属球」の謎
「オーパーツ」とは当時の技術力からは作る事が不可能な物体、もしくはなぜ作られたものかわからない謎の物体を指す。 有名なものでは世界中で出土している恐竜土偶、エジプトのピラミッドなどもオーパーツとされている。 今回、ご紹介するのはオーパーツのなかでも最も古いとされている物体、通称「南アフリカの金属球」である。 なんとこの金属球、28億年前の鉱脈から発見されている。この金属は写真を見ていただくとわかる通り中央部に3本の溝が掘られている。鉱脈からは同じような球がいくつか発見されており人工的に作られたものと考えられている。 28億年前と言えば人間はおろか恐竜も誕生しておらず、ようやく1億年前にバクテリアらしき生命体が海から誕生したばかりである。 また、不思議なことにこの金属球は磁気を帯びており、1年に2回ほど反時計回りで自転すると言われている。 現在、この金属は宇宙人が制作した、もしくは未来人が作ったというトンデモ説も囁かれているが、この球体の正体は一説によると火山が噴出した物質が沈殿し固まったものではないかとされているが解明にまでは至っておらず、今もオカルトファンの間で議論になっているという。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月05日 15時17分
集団ヒステリーか? 「奇跡」か? 光輝く聖母マリアが出現した!
来年はUFOが墜落したというロズウェル事件が発生して70年になる。今でも多くの人の興味を集め、新しい発見が出てくることもある。 そんなオカルト系の話題で、ちょうど100年を迎える事件が存在している。第一次世界大戦前にポルトガルの小さな村、ファティマで起きた「奇跡」だ。 この年、羊の世話をしていた三人の子供たちの前に光輝く聖母マリアが出現。子供たちに「3つの予言」を伝え、毎月13日に同じ場所に必ず現れることを約束して姿を消したという。初めは子供たちの言うこととして信じてもらえず、問題の13日が来てもマリアの姿や気配を感じることができるのは子供たちだけだった。だが、噂が噂を呼んで一目マリアの姿を見てみたいとする野次馬の数はどんどん増えていった。そして10月13日、正午過ぎ。マリアの姿は子供たちにしか見えなかったが、空に浮かんでいた太陽が異常な動きを見せた。太陽が震え、ジグザグに動いたり回転を繰り返し、地上へ向けて落ちようとしているかのように見えた。人々はパニックになったが、ふと気がつくと太陽はいつもと変わらぬそのままの姿で空に浮かんでいたという。 この現象については、太陽ではなくUFOが出現したのではないかと言う説や集団ヒステリーが起きたのではないかとする説が存在しているが、未だに結論は出ていない。 なお、子供たちに託された予言は第一次世界大戦と第二次世界大戦それぞれの始まりと終結だったと言われている。だが、残る一つの予言は未だに公開されていない。 100年を迎える来年、最後の予言は公開されるのだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月02日 17時00分
続・不都合な大統領
投票日を間近に控え、ますます白熱するアメリカ大統領選挙だが、トランプ候補が盛んに不正投票疑惑を匂わせる発言を繰り返し、オバマ大統領に釘を差されたことは記憶に新しい。民主的な選挙制度にまで疑いを表明することは、けして褒められた行為ではないのだが、トランプ候補の支持者には説得力のある主張だった。なぜなら、これまでにもアメリカ国家を影で操る勢力が不都合な大統領を暗殺したり、あるいはスキャンダルによって辞任へ追い込んだり、また病死に見せかけるなどして排除していったと、彼らは固く信じているのだ。 陰謀論者によれば、暗殺事件やスキャンダルによって辞職に追い込まれた大統領はもちろん、病死した大統領も含めて「ある共通点」があり、それはアメリカを支配する勢力にとって「不都合な政策」を推進しようとした事という。その「不都合な政策」とは、アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度と対立する政策とされている。 連邦準備制度については詳述を避けるが、ざっくりいうとドルが通貨として備える「信用」を保つための制度で、設立から今日に至るまで創設に関与したモルガンやロックフェラーの一族、および彼らが保有する大銀行の強い影響下にあるとされている。そのため、ユダヤ人陰謀説などと複合する形で語られることも少なくないのだが、それはあくまでも陰謀説の範疇にとどまるものであり、学問的な検証に耐えるようなものではない。 ただ、病死した大統領に殺害疑惑が存在しないというわけでもなく、特に第29代大統領ウォレン・ハーディングについては、現在でもなお毒殺説や意図的な医療の怠慢説といった陰謀が取り沙汰されているのだ。 具体的に説明すると、全国遊説でアラスカへ立ち寄った帰り、カナダで重い食中毒を発症し、さらにシアトルでは心機能不全によって倒れた。その後、サンフランシスコのパレス・ホテルに到着すると肺炎まで併発し、治療の甲斐なく「痙攣を発して」亡くなった。まだ57歳の働き盛りで、しかも当日の新聞には「脳梗塞で死去」と報じられたのだ。 このような経過では、きな臭さを感じるなという方が無理だろう。しかも、ハーディング大統領の周辺には、彼を排除したいと望む人々が何人も存在していたのだ。(続)
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