ミステリー
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ミステリー 2017年01月14日 16時38分
UFO出現の記念に出た硬貨!? 17世紀のコインにUFOが刻まれていた!
未確認飛行物体ことUFOは、近年では三角形など変わった形状のものも報告されているが、その大半が光る円盤状という形状をしている事が多い。 この円盤状UFOに関しては、昔から目撃されていたのではないかとする見方が存在している。昔の画家などの手による芸術作品の中に、UFOとしか考えられないような円盤状の物体が描かれている事がままあるからだ。 現在でも謎めいた造形の存在とされるものが、こちらのコインだ。1680年代に作成されたこのコインには、風景と空に浮かぶ巨大な円盤が描かれている。円盤には花を思わせる模様が刻まれており、太陽や雲を図案化したものとはまた違うものであることが解る。 UFO研究家からは、このコインは昔の人々が目撃したUFOを彫刻したものだという説が出てきている。 だが、このコインに関しては旧約聖書の「エゼキエル書」にて描写された天使を図案化したものであると考えられている。キリスト教の預言者エゼキエルは、ケルビムという天使と邂逅し、神の言葉を聞いたのだが、この天使は「輝く車輪のようなもの」に乗っていたと描写されているのだ。天使の変わった造形は、象徴的なものや神聖とされたものを合成したためだと考えられている。この記述を参考に、小さなコインに図案化して彫刻したものだとみられている。 昔の人の想像力は、時に我々が思いも寄らないものを産み出すのだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2017年01月11日 15時00分
翼を失ったオウルマンの謎
あけましておめでとうございます。 関東では松の内も開けてしまいましたが、私は15日の関西の松の内明けまではまだ正月気分ですね。という訳で、新年は干支の酉年にちなんだお話をば。 鳥型未確認生物を代表する存在のひとつに、イギリスのフクロウ男こと「オウルマン」がいます。その名の通りに大人の背丈ほどもある巨大なフクロウで、目撃証言などを総合すると悪魔のように尖った耳とギラつく真っ赤な目、そしてハサミのような鉤爪を持つと言われています(仮面ライダーの怪奇フクロウ男とほぼ同じ)。ところが、発見当初の目撃イラストには描かれていた翼のような腕が、最近のイラストや再現写真では翼を持たない人間の腕として描かれるようになり、着衣もまとうようになりました。 翼を持たないオウルマンの出現は、なにが原因なのでしょうか? 転機となったのは2013年のスコットランド映画Lord of Tears(The Owlman:未公開)とされており、作中にも伝説の魔物として「翼を持たない着衣のオウルマン」が登場します。さらに、同作は映画で用いたオウルマンのコスで廃墟に出没するプロモーションを行ったり、映画版オウルマンのアクションフィギュアも発売するなど、翼を持たない着衣のオウルマンというイメージを深く浸透させました。実際、ネット検索で表示されるオウルマンは、アメコミのヴィラン(悪役)を除外すると映画のスチルやそのプロモーション画像で、こう言ってはなんですが作品がヒットしなかった割に大きな影響を及ぼしたことを示しています。 ところが、翼を持たない着衣のオウルマンはメタルバンド「イン・フレイムス」が2008年にリリースしたアルバムのジャケに登場しており、少なくとも2013年の映画よりも早くから存在していたことは明らかなのです。つまり翼を持つもふもふオウルマンとは別に、翼を持たない着衣のオウルマンもまた、それなりに長く言い伝えられているわけです。 着衣のオウルマンが出現した時期は不明ですが、どうやら1990年代前半か、その少し前のようです。興味深いことに、イタリアのホラー映画「アクエリアス」では「フクロウの被り物をした殺人鬼」が主人公たちを殺戮しており、さらに映画が公開されたのは1987年なのです。ただし、アクエリアスはイギリスで公開されておらず、英語圏の公開はアメリカでの限定上映とビデオリリースにとどまっています(欧州全体ではイタリアやフランスの他、当時の西ドイツやスペインなどでも劇場公開)。そのため、直接のつながりは薄いようにも思えますが、映画公開後の1989年にはイギリスでオウルマンが久々に目撃されており、やはり映画に鍵がありそうです。 もふもふオウルマンと着衣のオウルマン、真の姿はどちらでしょうか?(了)*イン・フレイムス アルバム「A Sense Of Purpose」ジャケット
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ミステリー 2017年01月10日 15時00分
15世紀に19世紀の光景を予言していた!? 予言者ブームの先駆け「マザー・シプトン」
毎年、年末年始になるとこの年は何が起きるのか、予言が話題になる。2017年は旧約聖書『ダニエル書』の予言によると世界に終焉が訪れる年だとされており、予言の内容に注目が集まっている。 90年代にブームになったノストラダムス然り、様々な予言者とその予言が注目を集めてきた。近年では、ブルガリアの盲目の老婆ババ・ヴァンガの予言などがそうだ。 そんな予言者ブームは過去にも存在していた。有名なものが、イギリスの予言者マザー・シプトンだ。本名はアーシュラ・サウセイルといい、15世紀後半から16世紀にかけて活躍し、多くの歴史的事件を予言し的中させたと言われている。 現在も伝わっている彼女の予言の内容は以下のようなものだ。 「馬のない車両が行き、事故が世界を悲嘆で満たすだろう」「空中に居るのを目撃されるだろう、白、黒、緑の服を着た人々が」「黄金が発見されるだろう、まだ見ぬ土地で」 いかがだろうか。まるで現代の社会やテクノロジーを見聞きし、戦争の様子を克明に示しているような内容ではないか。そして、この予言は「世界は終焉を迎えるだろう、1881年に」という言葉で締めくくられる。だが、実際には世界は終焉を迎えてはいない。終末予言は外れるのが常識と言われているが、今回も同様だったのだろうか。 実は、このマザー・シプトンの予言は造られたものであったとする事実が出てきている。彼女の伝記が初めて世に出たのは17世紀、リチャード・ヘッドという人物の著作からであった。この時点で既に200年はブランクが存在している。実は彼はマザー・シプトンの予言という事にして、当時の政治や社会を風刺した内容を書いていたのだ。そして、19世紀に再びヘッドの著作が紹介され、マザー・シプトンの予言が世に出たときに、あたかも未来の技術を15世紀の人物が知っていたかのように予言の内容が書き足されたというのだ。 現在でも、予言者のそれらしい言葉を勝手に解釈し、人々はその結果に振り回されてしまう。予言とは、常にその時代の人によって「造られていく」ものなのかもしれない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2017年01月07日 16時00分
有名な「本物の心霊写真」は真実なのか!? 「クーパー家の写真」
こちらの写真を見た事がある人も多いのではないだろうか。本物の心霊写真としてネット等で紹介されることもある、通称「クーパー家の写真」と呼ばれているものだ。 白黒の古い写真の中には、二人の子供と女性の姿が写っている。だが、その背後に奇妙な黒い影が逆さまに落ちてきているのだ。 この写真は1950年代に、アメリカのテキサス州に住むクーパー家の主人が、家族でパーティーを行った際に撮影したものとされている。確かに写真も古く、室内や家族の格好も古めかしい。 だが、本当に心霊写真なのだろうか。 実は、この写真は古い写真を加工した近年のフェイクではないかと言われているのだ。 この写真が注目され始めたのは2000年代に入ってからであり、出回り始めた当初からフェイクを疑う声は多かった。そこで、アメリカの写真家らが検証を行った所、背後の黒い影が写真に写っている他の物体と比べて影の出来方が違っている、また解像度がそこだけおかしくなっている等の不自然な点がいくつか発見されたため、古い写真を取り込んでPhotoshopなどのソフトで画像を合成して作製したものではないかと見られている。 では、誰が作製したものなのか。インターネット上のデータとしては、ホラー作家のファンサイトにある人物が2009年11月14日付で投稿したものが最古とされている。この投稿者が作製した人物なのかまでは解っていないが、そのサイトでは“Family Gathering”という題で、あくまでも創作の一つとして投稿されていた。それがあまりにも出来が良かったため、ネットで公開されていく内に「本物の心霊写真」として紹介されるようになってしまったのではないかとみられている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2017年01月04日 12時00分
アメリカ分裂という「可能性」の謎・完
去年は英国の国民投票でEU離脱派が勝利を収め、米大統領選挙でも過激な言動で物議を醸したトランプ候補が勝利するなど、民主主義の危機が取り沙汰された。それらの背景には「ポスト真実」と呼ばれる「客観的事実よりも感情的な訴えかけの方が世論形成に大きく影響する状況」があるとされ、言葉としても権威あるオックスフォード辞書に収録されるほど認知されている。その「ポスト真実」とは、単なるデマやその延長ではない、大衆が抱く「社会の不公平感や不信感を、もっともらしく刺激する」情報や主張であり、願望を裏打ちするという意味で陰謀論や都市伝説に近い側面もある。 そして「ポスト真実」は往々にして「善人には良い事が起こり、悪人には悪い事が起きる公正な世界」という仮説を強化し、現実世界に存在する矛盾や不合理への地味で手間のかかる改善策を否定し、単純な不満をつのらせて社会の分断や亀裂を深めてしまう。 それがひとつの形となって現れたのが英国の国民投票であり、米大統領選挙であったというのだ。 そして、その亀裂が修復不可能になった時、いったいなにが起こるのだろうか? その「可能性」の謎に挑戦したゲームが存在する。例えば「シャッタードステーツ(引き裂かれた国)」というゲームではアメリカが分裂して内戦を繰り広げるが、手持ちの全戦力を失っても脱落せず所持金を引き継いで再起する。つまり、ゲームは陰謀史観に基づいており、プレイヤーは合衆国を影から操る黒幕的存在として設定されているのだ。また、もう少し現実的な設定の作品として「クライシス2000」がある。当時としては非常に本格的な政治的設定を持っており、特に軍事以外の要素、中でもネットを含む情報の流れや政府機関の組織的側面をシステムに盛り込んだ、特異な存在であった。 この「クライシス2000」では物理的な軍事力と情報をコントロールする力がほぼ同等の重みで扱われており、現代アメリカにおけるメディアの重要性を表現している。加えて、北米の各地域についても都市化の進展度や情報ネットワークの整備の度合いによって分割されており、デザイナーがいかに大衆の意識をコントロールする道具としての、そして状況を判断するための情報の力を重視しているかが伝わってくる。 このゲームは雑誌付録の形式で少部数しか流通しておらず、知る人ぞ知る存在だった。ところが、現在のアメリカを予見したゲームと評価する向きもあり、雑誌にはアメリカの世代間分裂とネット上での内戦を予見した記事も掲載されているというのだ。 執筆者はどのような人物なのか? また、予見された可能性は現実となるのか? そこには大きな謎が隠されている。(了)
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ミステリー 2016年12月28日 12時00分
続々々・アメリカ分裂という「可能性」の謎
アメリカ大統領選挙におけるトランプ候補の逆転勝利に、いわゆる「ポスト真実」と呼ばれる「客観的事実よりも感情的な訴えかけの方が世論形成に大きく影響する状況」(オックスフォード辞書による)が大きな影響を及ぼしたとされている。ただ、客観的事実に基づいていない情報としての「デマ」は、瞬間風速というか短期間で影響が表面化しやすいため、往々にして両者は混同されがちでもある。最近も、ネットのデマを真に受けたパキスタンの国防相が「イスラエルに対する核報復」へ言及し、イスラエルの国防省がデマをやっきになって否定するといった騒動があり、デマが現実世界に大きな影響を及ぼすことは珍しくないが、それは「ポスト真実」と言えない。 この「ポスト真実」は単純なデマや、その延長線上にとらえられない、いわば「都市伝説」のようなもので、たとえば架空の権威的背景を持つ偽書であったり、または政治風刺のブラックユーモアという形をとることもある。重要なのは情報の真偽よりもその解釈であったり、あるいは「もっともらしく社会の不公平感や不信感を刺激する」ことだったりする。前回の「アイアンマウンテン報告」はその典型で、アメリカという国家(連邦政府)は「自己存続のため戦争を必要とする」という内容の政府機関がまとめた調査報告という触れ込みで、多くの人々が衝撃を受けた。 報告書によれば…。 戦争は国家や社会のためにあるのではない。逆に国家や社会こそが、戦争のために存在している。戦争がなくなれば、今のような国家は消滅する。戦争には、戦闘以外の重要な非軍事的機能がある。しかもそれは社会にとって本質的であり、必要不可欠な機能である。戦争は経済を安定させ、社会をまとめ、階級と貧困を維持し、人々に目的意識を与え、反社会勢力を押さえ、人口を制御し、文化と科学の発展をうながす。こうした機能を一つでもまともに代替できる仕組みは、いまのところまったくない。かろうじて可能性のあるのは、無駄な宇宙探査計画や、公害の悪化、試験管ベビーと優生学の徹底、人種差別と人狩りと奴隷制の復活くらいである。したがって戦争を廃止するのは望ましくない。平和は危険である。安易に平和に移行すれば今の社会は崩壊の危機に瀕しかねない。…ということなのだ。 しかし、後にレナード・リュインが著者として名乗りをあげ、アメリカ政府とは無関係のフィクションであることが明らかになった。当時の状況や関係各方面の証言などからも、創作物であることはほぼ間違いないのだが、国民の一部がなんとなく抱いている不公平感や不信感を裏打ちする内容であったため、現在もなお「政府機関がまとめた報告書」であると、頑なに信じている人々がいるのだ。(続く)
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ミステリー 2016年12月27日 15時00分
宇宙人の落とし物? 50年前の探査機が撮影した月面の写真に写る謎の物体
地球に近い月や火星には、昔から多くの探査機や探査衛星が向かい、その地表の様子などの画像が送り届けられてきた。だが、そんな探査機の画像の中には、とんでもない物が写り込んでいる事もあるのだ。 よくNASAが公開している探査機の画像の中に人工物や生き物のような影があると話題になるが、それは昔に撮影された物でも変わらない。1959年から1976年にかけて旧ソ連が行った月探査プロジェクトのルナ計画では、多くの探査機が月面に送り込まれ、当時の技術を駆使して月面の様子を地球へ届けることに成功している。 こちらは1966年にルナ計画の月探査機が撮影した写真の一部なのだが、その中に奇妙な物が映り込んでいる事が解る。3つの円盤が縦に並び、その中心に細い芯が通っている。まるで車輪やローラーのように見える構造物だ。周囲に写る物体や岩と比較しても、明らかに質が違い人工物のようにしか思えない。 角度などによってたまたまこのように写ってしまったのでは、とする見方もあるかも知れないが、別角度から捉えた写真にもこの物体が写っているため、この車輪状の物体がこの場に存在していたのは確実と見ていいだろう。 では、この物体がどこから来たのか。当時は米ソの宇宙競争が行われていたが、ロケットや探査機に同様の部品は存在していないとされている。では、やはりこの物体は異星人が月面上に残した痕跡だったのだろうか。 この物体の正体に関しては、今も不明のままだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年12月23日 15時10分
クリスマスの怪音はUFOの信号だったのか!? UFOを呼んだ謎の轟音
クリスマスの日に、UFO関連の奇妙な現象が報告された事がある。 1960〜70年代にかけて、イギリスのウォーミンスターという町ではUFOの目撃情報が相次いで報告され、UFO多発地帯として世界的な注目を集める事になった。 そんなUFO目撃証言が出始めた1964年12月25日。ちょうどクリスマスの朝に、町全体に奇妙な音が鳴り響いたのである。 それは空気を強く振動させるような、何かが落下してくるような轟音であったという。早朝から急に聞こえ始め、中にはこの音で目を覚ました人もいた程であったという。また、何かが空から町へ落ちてきたのかと動転し、家から外に出てきた人々も多くいたという。しかし、空には何も見えず、それどころか音を立てるような物体は何も確認できなかった。青空の下、町にだけ謎の不快な轟音が響き渡っていたのである。この音は当時多くの人が目撃しており、中には近隣の山林にて訓練で野営を行っていた英国軍30人も含まれていた。 人々はこの現象を「ソニックアタック(音波による攻撃)」と称したが、結局轟音の発生源は不明なままであった。 この怪音はこの日だけでは終わらず、年末まで何度か報告された。 そして、年開けて1965年から、ウォーミンスター付近ではUFOの目撃証言が更に増えていく事になるのである。 果たして、この怪音の正体は何だったのか。翌年からUFOの目撃証言が増えていったと言う事は、やはりUFOが発していた信号か何かだったのだろうか。現在でも、ウォーミンスターの怪音の正体はわかっていない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年12月21日 12時00分
続々・アメリカ分裂という「可能性」の謎
アメリカ大統領選挙は一般投票で指名された選挙人の投票も終了し、トランプ候補が第45代アメリカ合衆国大統領として正式に当選した。トランプ氏は「国の団結へ懸命に取り組み、全ての米国人のための大統領になる」との声明を出したが、この文言には単なる形式的な辞令を超えた意味がある。なぜなら、トランプ候補は大統領選挙を通じてアメリカ社会の亀裂を深めたため、就任後はかつて無い国家分裂の危機に直面すると考えられているのだ。 なぜなら、現在は「ポスト真実」と呼ばれる「客観的事実よりも感情的な訴えかけの方が世論形成に大きく影響する状況」(オックスフォード辞書による)があり、つまり「社会の基盤をなす客観的事実に基づく共通認識」が崩壊しつつある。そしてトランプ候補はその「ポスト真実」を追い風に当選したと考えられているためだ。ただ、ポスト真実をもたらした「客観的事実を装った感情に訴えかける陰謀論」そのものは、非常に古くから存在しており、古代ギリシアにおいても「デマゴゴス」として危険視されており、転じてデマの語源となっている。 各種メディアでも報じられているように、大統領選挙中にはトランプ候補にとって都合の良いデマがネットで広く共有され、主要なソーシャルネットサービスでは対策を講じざるを得なくなるほどだったとされる。しかし、デマはそれを受け入れる土壌が存在してこそ効果を発揮するものであり、それはネット社会が成立する以前からアメリカ社会を蝕んでいたのだ。 そのひとつが、陰謀論者へ極めて大きな影響を及ぼしたとされ、現在でもなお信奉者が絶えない「アイアンマウンテン報告」である。この「アイアンマウンテン報告」とは、匿名のアメリカ政府筋が1960年代半ばに組織した秘密委員会による調査研究結果をまとめたものとされており、そのテーマは「世界は完全な平和を迎えられるのか?」というものであったとされる。 そして、その報告内容は極めて衝撃的なものであった。 もし、世界が平和になって戦争がなくなれば、現在あるような国家は消滅する。 国や社会を存続させるためには、世界のどこかで戦争を続けねばならない。 そして、調査結果に震撼したアメリカ政府筋は、報告を秘密ファイルへ永久に封印したとされているのだ。(続く)
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ミステリー 2016年12月20日 15時00分
寒波をもたらす、時に恐ろしい冬の妖精「ジャック・フロスト」
日本では寒波の厳しい日、「冬将軍」が訪れると表現することがままある。所謂大雪などをもたらすシベリア寒気団を擬人化して表現したものなのだが、これには語源がある。北方にあり、広大な大地のあるロシアは冬になると厳しい気候となる。そのため、ロシアと戦う他国はその寒さ故に軍事攻撃を途中で断念したり、失敗してきたという歴史があった。冬将軍の名称が一番初めに用いられたのは、1812年のロシア戦役にてフランス軍が敗退した際のこと。イギリスの記者がナポレオン一世率いるフランス軍を苦しめた寒波を「general frost」と表現したことに始まる。もっとも、相手が同じ冬の気候に慣れていた場合は効果がないため、13世紀にはモンゴル帝国の侵攻を許したりもしている。 本場ロシアの「冬将軍」は恐ろしい物だが、日本で用いられる際はあくまで寒さの表現でしかなく、霜が降りたり初雪が観測された際にこの言葉が出てくる事もある比較的穏当なものだ。 この「冬将軍」に似た性質を持つ妖怪の伝説がイングランドに残っている。それが霜の妖精「ジャック・フロスト」だ。なお、海外の妖怪や怪人には「ジャック○○」という名前のものが多数存在しているが(例:ジャック・オ・ランタン、切り裂きジャック、スプリング・ヒール・ジャック等)、このジャックは日本で言う所の「太郎」や「名無しの権兵衛」のようなものだ。 ジャック・フロストの姿は伝説によって様々だ。妖精らしく子供の姿で描かれることや、雪男のように恐ろしい姿をしているとされることもある。だが、いずれも体が雪と氷で出来ており、寒波を操るという特徴を兼ね備えている。その特徴から雪だるまが動き出すという表現をされた作品も存在している。 ジャック・フロストは初めは民間伝承の一つだったが、19世紀頃の創作で書物に登場するようになってから有名になったようだ。伝説の残る地方では、冬の寒さが厳しい時はジャック・フロストが暴れているせいだとする話があり、彼が立ち寄った場所には霜柱がつき、冬場の窓に氷や霜で花のような模様を付けるとされている。秋が来るとペンキを持ち出して木々の葉を色づかせ、春になると去ってしまうとされた。 冬場になると寒さで鼻や耳が痛くなるが、これもジャック・フロストが人間の肌をつまんでいるせいだと言われていた。普段はそんな些細な悪戯しかしないが、怒らせた場合は人を凍り漬けにして死に至らしめるとも言われている。 実際、19世紀にアメリカで起きた南北戦争の際、両軍を困らせた冬場の寒気を表現した絵に登場したジャック・フロストは、恐ろしい「冬将軍」のような姿で描かれたのだ。*画像は19世紀、アメリカ南北戦争の際に描かれたジャック・フロスト文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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