ミステリー
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ミステリー 2019年10月26日 23時00分
睡眠麻痺が妖怪を生み出した?
睡眠麻痺の間、経験者は彼らと一緒に部屋の中のあらゆる種類の奇妙な実体を幻覚にすることができる。 目覚めたはずなのに、まったく体を動かしたり叫んだりすることができない――いわゆる金縛りを体験したことのある人は多いだろう。 睡眠麻痺として知られているこの現象は、脳が覚醒と睡眠の間の移行状態で誤作動を起こしているために発生すると考えられている。体を動かすことができなくなるのは、夢を現実と勘違いして肉体が動くことを止めるためと考えられている。つまり脳は寝て、しかも夢を見ているような状況なのだ。そのため、金縛りの状態で奇妙なものを見てしまったという話は少なくない。室内に不気味な姿を見たり、何らかの存在感やリアルな幻覚を味わうこともある。 そんなリアルな感覚を伴う金縛りから考え出されたと思われる妖怪が、世界中に存在している。 西洋の世界では、金縛りの時に出てくる最も一般的な幻覚の1つに「年配の女性」または「老女」がある。中には悪魔や天使、さらにはエイリアンを見てしまう人も存在している。 日本やタイでは「幽霊のしわざ」として考えられており、タイでは「幽霊に包まれて」身動きができなくなると言われているそうだ。 メキシコでは「se me subio el muerto」と言われており、「死体が私の上に登った」という意味がある。また、ブラジルでは「ピサデイラ」という非常に長い爪を持つ恐ろしい老婆の姿をした、魔女と妖怪の中間のような存在によるものだと考えられている。カンボジアでは、クメールルージュ政権の間に殺害された人が引き起こすと言われているそうだ。(山口敏太郎)参考記事The terrifying creatures of sleep paralysishttps://www.unexplained-mysteries.com/news/331185/the-terrifying-creatures-of-sleep-paralysis
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ミステリー 2019年10月20日 23時00分
オカルトは脳が作り出す? 架空のキャラクターと出会った人たち
筆者はあくまで物書き・作家であり、本を書くにあたり、幽霊や宇宙人や未確認生物をオカルト現象として取材し、広く体験談を募ったりもする。 しかし、そんな体験談の中には「まっくろくろすけを見た」「忍者ハットリくんと街で会った」という“意味のわからない証言”が出てくることもある。 勿論、似たような未確認生物や霊がいる可能性はあるかもしれない。だが、基本「まっくろくろすけ」はスタジオジブリの著作権があるキャラクターであるし、「忍者ハットリくん」も藤子不二雄先生が創作されたキャラクターである。実際に街中で遭遇することは物理的にありえないのだ。 では、何故創作キャラクターと遭遇するという奇妙な出来事が起こるのであろうか。それは脳の仕組みによる。人間の脳というのはあまり応用が効かない。知らないことは認識できないし、未知のモノに遭遇した場合、脳内に記録されている過去のデータのうち一番近いものを当てはめる。 つまり、目撃者は「まっくろくろすけ」「忍者ハットリくん」と会ったわけではなく、“見たことがない未知のモノ”を見てしまい、自分が知っている脳内データのうち一番近い「まっくろくろすけ」「忍者ハットリくん」を当てはめただけなのだ。 また、その人の脳によっては、見たことがない未知のモノ”に遭遇した場合、存在しないものとしてスルーしてしまう可能性さえあるのだ。 ここから考えると、霊能者や霊感の強い人が言っている「霊視」とか「霊聴」とかいう現象も、同様の現象ではないかという事に思い至る。幽霊を霊視している人のうち何割かは、得体の知れないものに遭遇しているが、脳内でやや変換している可能性があるのだ。また、幽霊を見ないと言っている人のうち何割かは、得体の知れないものに遭遇しているにも関わらず、それが無いものとしてスルーしている可能性さえあるのだ。 このように考えていくと、オカルト現象の大部分が脳内の産物となる。だが、オカルトはそう簡単にいくものではない。脳内の錯覚ではなく、複数の人間が同時に体験するオカルト現象もあるし、現実に触れることができ、現実に会話ができる幽霊やエイリアン・魔物も存在するのだ。これはいったいどういう事であろうか。ひょっとすると、脳内のデータを「幽霊はいる!」「エイリアンは実在する!」「超能力はある!」と書き換えると、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれない。今まで脳内で無いものとして、先入観でカットされてきた情報の中にこそ、オカルトの真髄があるのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年10月19日 23時00分
嵐と治水、製鉄、古代の統治 さまざまな要素が読み取れる「八岐大蛇」の神話
先日、自然の猛威から考え出された妖怪たちについて紹介した。 その冒頭で紹介した八岐大蛇は、日本の神話に登場する巨大な悪龍で、首が8本、尾も8つに分かれ、いくつもの山や川をまたぐ巨体を誇るとされている。また、目がほおずきのように赤く光り、背中に苔や杉の木が生え、腹部は常に血で濡れた異形の姿をしている。 実はこの神話には、川の氾濫を防ぐ治水事業と、製鉄技術を持つ民族を征服したことが背景にあるようだ。今回はもう少し八岐大蛇について掘り下げてみたい。 古来より龍や大蛇は水をつかさどるとされ、長くくねった蛇体は川の流れに例えられた。また神話では、首を落としてもなお動く大蛇の尾を素戔嗚尊(すさのおのみこと)が断ち落とそうとしたところ、剣が欠け尾の中から一振りの剣が現れた。これは川で取れる砂鉄を意味するではと考えられている。 大和武尊が出雲を治める出雲建(いずもたける)と、木剣での太刀合わせを申し込んで倒す流れがあった。ここでは大和武尊が自身の木剣を鉄剣にすり替えて倒している。このことからも、古くから出雲の製鉄技術が広く知られていたことが分かる。つまり、優れた技術を持つ敵対勢力を、巨大な力を誇る悪神や怪物、強い敵に見立てることによって大和朝廷の強さと正当性を示したのである。 しかし、敵対勢力が強ければ強いほど、為政者にとってはまたいつの日か、再び覇権を握られるのではないかという恐怖に変わる。巨大な地盤からなる反抗勢力の大きさと、倒した相手の怨霊が災をなすのではないかと考えられたのだ。 そのため敵を神格化しまつり上げることで魂を鎮め、信仰の対象として残すことで土着民の反抗を防ごうとした。同時に治水対策などの事業が成功した記念に史跡を作って新たな為政者の権威も示し、権力の交代を明らかにしたのである。その証拠に、伝説の舞台である島根県雲南市や奥出雲町には八岐大蛇神話に基づく史跡や神社が多く残っている。 このように、神話をひも解いていくと当時の人々が得ていた治水・製鉄技術や、政治状況が垣間見えるのだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年10月13日 23時00分
自然の猛威から生まれる妖怪たち
妖怪の伝説を調べていくと、その成立背景に自然への畏怖などが垣間見える事も多い。例えば、日本神話に出てくる魔物「ヤマタノオロチ」は、当然実在の存在ではなく、八つに分岐した川の氾濫とも、八つの流れで周辺に被害を及ぼした土石流や、噴火によって噴き出た溶岩の象徴であると言われてきた。 他にも、夫婦妖怪とも言われているコンビで出てくる「手長足長」は、火山から噴出した火山弾や溶岩が吹き上がる様子を妖怪化したものだと推論されているし、妖怪「ダイダラボッチ」も山そのものを妖怪視した結果、生まれた存在であるようだ。 逆説的に説明していくと、落雷という現象は妖怪「雷神」や妖怪「がごぜ」と解釈され、人々を苦しめてきた台風は妖怪「一目蓮」とされ、暴風雨や雨風は「龍神」として表現された。人類の英知が及ぼさない自然現象は妖怪と解釈することで諦めがついたのだ。 自然現象を妖怪化する逸話で興味深いものを紹介しよう。秋田県尾去沢の奥地に大森山という山がある。文明13年(1481年)、この山に翼長20メートルに及び、全身が怪しく光る怪鳥が出現した。怪鳥は火炎を吹きながら飛行し、奇声と共に田畑を荒らし回った。恐怖に震えた人々は山伏に怪鳥の退治を依頼した。快諾した山伏は怪鳥退治に取り掛かった。 数日後、大森山から怪鳥の悲鳴が聞こえた。村人たちが恐る恐る鳴き声のした場所へ行ってみると、怪鳥が血を流して死んでいた。山伏の話によると、大森山の神が獅子に化けて怪鳥を退治してくれたというのだ。怪鳥の血はそのまま沢に流れ込み、真っ赤に染まったという。この伝承からその沢は赤沢と呼ばれるようになった。 また、怪鳥の腹を割いてみると金や銀、銅などの鉱物が入っていた。それを見た尾去の村長は夢で鉱物の埋まっている場所を見た事を思い出し、夢で見た場所へ行ってみたところ鉱脈を発見した。これが鹿角の尾去沢鉱山の始まりとされている。 修験者は山に入る事が多く、また鉱脈がどこにあるか長年の経験から知識として得ている。大森山の怪鳥伝説は、山の民の協力のもと鉱山を拓いて安定した生活が送れる故事を表しており、火炎を吹いて暴れ回った怪鳥とは、鉱物が埋まっていた鉱山そのものを指しているのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年10月12日 23時00分
京焼き討ちは新撰組の陰謀? 「池田屋事件」に関するミステリー
日本が開国し、動乱期にあった幕末期は、多くの人が活躍し、ドラマも生まれた時代でもあったためか、この時代の偉人のファンは多い。坂本龍馬や高杉晋作ら幕末の志士たちや、新撰組の隊士たちが人気のある偉人の代表格だろう。そんな彼らが京都で激突した事件が、有名な池田屋事件である。 長州藩を含む攘夷派の志士たちが、京の旅籠「池田屋」で密会をしているところを新撰組に襲撃され、多くの死傷者が出ることになった事件である。この事件では熊本藩士・宮部鼎蔵、長州藩士・吉田稔麿、土佐藩士・望月亀弥太ら、有能な志士たちが多く死に、この事件のせいで明治維新が数年遅れたと言われるほどである。 また、映画などでは池田屋事件の最中、沖田が結核の影響で喀血(かっけつ)したとされているが、近年の研究によると、密室で数時間戦ったことによる昏倒が正しいようだ。つまり、熱中症のような症状で沖田は倒れたのだ。結核といえば喀血のイメージがあるが、実は喀血は結核の病状が相当進行しなければ出てこない。もし喀血するほど結核が進行していたなら、逆に激しく戦うのは不可能だっただろう。 さて、池田屋事件は「風の強い日に御所に火をかけ、京の町を混乱に陥らせ、公武合体派の公家・中川宮や松平容保、一橋慶喜らを殺害した後、孝明天皇を誘拐し長州に連れ去る」という国家転覆ものの計画であった。そして京都には既に実行可能な志士が多数潜伏しており、企みが攘夷方の志士古高俊太郎から露見したため、実行されたことになっている。 しかし、志士による「京都焼き討ち計画」「天皇の誘拐」「一橋慶喜や松平容保の暗殺」に明確な証拠は存在していない。志士側の資料には一切記述がなく、これらの計画は新撰組のでっち上げだったようだ。実際に証拠とされたのは、古高俊太郎が拷問されたあげく、証言した内容のみであった。志士たちが集まっていたのは、単に仲間であった古高をどう救い出すか検討していただけだという。 陰謀など世に存在しないと言い切る人がいるが、歴史上を見ると権力側、反体制側どちらもこのような謀略と陰謀を駆使している。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年10月06日 23時00分
ピエロ姿の人物にご用心!?都市伝説の怪人「ファントム・クラウン」
10月になると、欧米ではハロウィン一色になる。日本のハロウィンは10月31日が近づくと一気に盛り上がるが、本場の欧米では重要な季節のイベントの一つなのだ。 そんなハロウィンの迫るアメリカで、危険視されているものがある。ハロウィンになると風習もあってお化けに扮する人も少なくないが、特にピエロの衣装を着る怪人物に注意すべき、という話が出ているのだ。 近年アメリカでは、ピエロ姿の怪人物に遭遇し、追いかけられたり、時には襲われたりするという体験談が続出し、また動画もアップされ話題になっている。特に変わった扮装をする機会が増えるハロウィンの時期になると頻発するとして、注意喚起されているのだ。 例えば2016年9月2日にはサウスカロライナ州で、赤と黄色の派手な服を着た白塗りのピエロが目撃され、住民を怯えさせて警察が出動する事態になっている。同日にはオハイオ州コロンバスでも黒い服にピエロのマスクの人物が、通行人を追いかける事案が起こった。また、2018年10月にはペンシルバニア州で、闇の中から不気味なピエロ姿の人物が車に襲いかかる様子が目撃され、動画が話題になった。 これらの不気味なピエロ姿の人物は、とある都市伝説がモデルになっているという。「ファントム・クラウン」と呼ばれるもので、カラフルなピエロの衣装に身を包み、フレンドリーな笑顔とひょうきんな動きで子供に近づき、そのままさらって隠し持っていたナイフで殺してしまう、というものだ。話にはバリエーションがあるが、子供を狙い最終的には子供が殺されてしまうという点が一致している。 この都市伝説は古今東西問わず存在する怪談に、アメリカで有名な連続殺人犯の事件が加わったものだと考えられている。 モデルになった連続殺人犯は、普段は地元で有名な篤志家。ピエロの格好をして慈善事業も行っていた。しかし、実際は裏で多くの子供に性的暴行をはたらき、あげく殺害していたのである。彼はメディアによって「キラー・クラウン」、殺人ピエロと渾名された。この事件や、事件をモデルにした創作物から「ファントム・クラウン」の都市伝説が生まれたとみられる。 そして現在、この都市伝説は予想外の広がりを生んでいる。悪質ないたずらを行って人を怯えさせたり、逆にその一部始終を動画で撮影して、注目を集めようとアップする行為が頻発している。 現地ではハロウィンに合わせてこのような悪質ないたずらが増える可能性もあるとして、注意するよう呼び掛けられているという。ハロウィンは化け物の目をごまかすために化け物の仮装をするのだが、身も心も化け物のような人々が出てしまったということなのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年10月05日 23時00分
日本の冥界「黄泉」はどこから来たのか
過去、インターネット上で死者と生者が交信・情報交換できるサイト『黄泉ネット』というものが存在するという都市伝説が流布された。 われわれ日本人は古来から死後の世界を夢想し、それが実在すると信じてきた。少なくとも豪族たちが群雄割拠した古墳時代には、この世に黄泉路が存在するという神話があり、『黄泉の国』との境目には『黄泉比良坂』があると考えられてきた。 記紀神話にも『黄泉の国』の概念は出てくる。イザナギは、死んでしまった愛妻・イザナミの後を追って『黄泉の国』に侵入したが、『黄泉の国』の食べ物を既に口にしてしまっていたイザナミの姿は、ひどく変貌していた。驚いたイザナギが『黄泉の国』から命からがら逃げ帰ったという神話は広く知られている。 この『黄泉』という言葉の由来には諸説ある。もともと死者の世界を表す言葉として、大和言葉に「ヨミ」という単語があり、その音に漢語の『黄泉』という文字を充てたという説が有力である。 死者の魂が行く場所である冥土は、”地下の泉”を意味し、同時に地下に存在する”死者の世界”という意味も持っている。「冥府」「冥土」「冥界」「よもつ国」「あの世」とほぼ同じ意味であるが、土の中、地下にあるという設定が大きなポイントである。 古代人がこの『ヨミ』に『黄泉』という言葉を充てたのにも理由がある。古代中国でも”死者の世界”は地下にあると考えられ、『黄泉』という言葉で表現されていたのだ。また、五行思想では黄色という色は、地下をさしており、日本語に導入するには最も適切な言葉であったといえよう。 さらに『ヨミ』という大和言葉の発音の由来に関しても諸説ある。「ヨミ(夜見) 」という意味で発音されたとか、「ヤミ(闇)」という発音がなまったとか。「ユメ(夢)」という言葉がなまったとか、”死者の国”は生活圏を意味する「ヨモ(四方)」から外側を意味することから『ヨミ』という大和言葉が生まれたとか。 また、仏教共に輸入された梵(ぼん)語「Yami」がなまって日本語化したとか、中国語「預弥(ヨミ)」が輸入されて定着したとか、数多くの説がある。 『黄泉の国』『冥府』という世界に月の概念が入ることもある。月読(ツクヨミ)、つまり月齢算出から生まれたのが暦(=黄詠み)である。この暦という考え方は、異界との接触を意味していた。毎年、異界から祖霊が歳神として帰還するのだが、この歳神を数える暦を数えることは、”死者の世界”との交流を意味していたのだ。 ちなみに、『黄泉の国』から帰還したイザナギが禊祓(みそぎはらえ)をした結果、生まれた三貴神の一つが、ツキヨミである。ツキヨミが支配するとされた『夜の食国』は、『黄泉の国』『冥府』と同じ世界なのかもしれない。ひょっとすると、黄泉神、イザナミ(黄泉大神)、ツキヨミ、大国主命と、死者の国の王は変遷しているのかもしれない。 また、ツキヨミが支配する夜の食国、すなわち夜食の国は、古代の日本人が忌み嫌った夜食の国である。死者の国の食物を口にし、イザナミが死者のようにひどくなった”ヨモツヘグイ”とは、夜食を意味しているのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年09月29日 23時00分
世界中で雀が減少している?生態系に影響を及ぼす最新技術
最近、首都圏で雀を見かけなくなった。単に生活環境が悪くなったというわけではなく、環境問題や人為的な理由があるようだ。この雀の減少問題は日本だけではない。21世紀に入り、イギリスのロンドンにて、ロンドンっ子に親しまれてきた名物のイエスズメが絶滅したという報道があった。 日本でも雀の減少問題は地方に波及する動きを見せており、北海道で雀600羽が大量死したという怪事件もあり、道内全域で雀が壊滅状態になっている。いったい何が起こっているのだろうか。 あくまで都市伝説に過ぎないが、雀の大量死は、携帯電話の普及に伴い飛躍的に増加した中継基地から出る電磁波による悪影響ではないかという説がある。そういえば、関東地方で雀が減っていった時期と、携帯電話の普及率が増加していった時期は一致しており、両者の増減グラフは反比例を記録している。 また、地上デジタル波によって鳥が減ったという説もある。鳥は長距離を飛行するために脳内で電磁波をキャッチしながら、方向を探知していると言われている。デジタル化は鳥を都市部から追放してしまったのだ。 つまり、現代社会に氾濫する携帯電話やデジタル放送の電磁波が、鳥たちの脳に悪影響を及ぼしている可能性があるのかもしれない。あくまで風聞に過ぎないが、携帯電話が普及した当初、我が国でも「携帯電話の電磁波が、脳腫瘍の原因となっている」という説が流れた事がある。やはり、電磁波は生態系に影響を与えたようである。 海外でも裁判事例に同様のケースがある。2001年9月3日付の『タイムズ紙』の報道によると、イギリスの鳩飼育家が、携帯電話の電磁波のせいで鳩が寄りつかなくなったと携帯電話会社を訴えている。 さらに、20年位前に発売された鳩除けのグッズで「鳥マグ」と言う商品がある。鳩が集まる場所に「鳥マグ」を設置すると、電磁波が発せられ鳩の脳を刺激し、寄り付かなくなるという仕組みであった。人間による利便性の追求は、動物たちに過度のストレスを与えているのだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年09月28日 23時00分
繰り返された悲劇 八甲田山田代平の怪
1902年(明治35年)1月、ある悲劇が起こった。帝国陸軍・歩兵第5連隊第2大隊210人が雪中行軍中に八甲田山で遭難したのだ。連隊の210名中193名が死亡するという大惨事であった。 この事件に纏わる怪異の噂は今も囁かれている。後藤伍長の銅像の付近では、今も第5連隊の兵士たちが行進しているという。テレビ朝日の番組により、行進する兵士たちの姿がTV画面に映し出され…。日本中で話題になった事もあった。八甲田山の兵士の幽霊の目撃情報は頻繁にあり、今もその幽霊伝説の存在がささやかれている。 1997年7月12日午後9時20分頃、八甲田山山中において陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊が訓練中に遭難するという事件が起こる。この訓練は5月12日から10週の予定で始まった。7月12日午後4時。最初の異変が起こった。隊員のT三曹が右腕に異変を感じた。I教官の判断で、T三曹は教官付き添いのもと本隊を離れ、休憩後合流する事になった。取りあえず、本隊とは田代平にある石碑の前で合流する事とし、休憩後、二人はやや遅れてスタートした。そして、ようやく待ち合わせ場所の石碑の前まで来た二人だったが、本隊の姿が見えない。また、訓練期間中は、無線も緊急時以外は使用を禁止されている。 いったいどうしたものか。本隊となかなか合流できない二人に焦りが生じた。二人が、本隊を探し回っている時に、更なるアクシデントが起きた。T三曹がくぼ地に転落したのだ。I教官もすぐに救出に走るが、そこには悪魔が潜んでいた。くぼ地に溜まった有毒ガスの為、二人は、体の自由を奪われてしまった。この時間は午後8時頃である。本隊もようやく二人のうめき声に気付き、救助にあたるが、有毒ガスの為、14名の隊員がくぼ地でばたばたと倒れ込んでしまった。午後9時50分にようやく救急車が到着し、酸素ボンベに身を包んだ救急隊員が全員を助け出したのは午後10時31分であった。 人々はこの事件の後、八甲田山の悲劇の再現だと噂した。何故なら、二つの隊はいずれも第5連隊であり、遭難したのも同じく八甲田山の田代平であった。歴史は繰り返す……のかもしれない。彼らは今も徘徊しているのであろうか。そう思うと、なんとも言えない悲しい気持ちになってくる。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年09月22日 23時00分
神のような力を与えてくれる…「デジタルなまず」は科学的にも解明されている?
もしも神様が現れ、災害の起こる10秒前に危機を察知できる能力を与えられたとする。その時あなたは、その能力を使って何をする?助かるためにあがくか、それとも諦めるのか。それを選ぶのは、力を与えられた者自身である。 そんなことを考えたこともなかった人はぜひ、その10秒をいかに利用するのか考えてほしい。今や、その10秒は本の中の登場人物や特別な人間だけが持てるものではなく、誰にでも持てる力なのだから。その、神様のような能力を与えてくれるのが「デジタルなまず」である。 デジタルなまずは科学的にも解明されているもので、既にその力を発揮しているとされる。まずそのメカニズムであるが、デジタルなまず本体が直接地震を察知する、というわけではない。2007年10月に登場した緊急地震速報というものをご存じだろう。地震が起こった際、伝わる速度が速く、小さな揺れを起こすP波と大地を揺るがすS波が発生する。S波よりも先に大地を駆けるP波を瞬時に察知し、危険信号を発する。それをデジタルなまずがキャッチして所持者に危機を知らせる。P波が発生してからS波が訪れるまでの時間は、およそ5秒から10秒である。 また、このデジタルなまずは地震を知らせてくれるだけではない。自動防災システムやホームオートメーションシステムなどと連動させることが可能で、二次災害も未然に防ぐ。例えば、揺れを察知するとガスや電気ストーブを消し、電気やテレビをつけ、ドアやカーテンを自動的に開けてくれる。ここまでやってくれるのであれば、危機を知らされた者は、自分の身を守ることに専念できる。それ以上に何を望むと言うのであろうか。 唯一問題があるといえば、その数十秒で何ができるのかであろう。何の予備知識のない者が急に10秒余地を与えられたところで、できることなど知れている。だが、災害に対する心構えを持った者が手にした10秒は偉大なる、それこそ神から与えられた時間となる。 例えば、料理をしているのであればコンロから離れられる。危険物の近くにいれば遠ざかることができる。危険な作業をしている場合でもすぐに手を止め、大きな揺れに備えられる。車に乗っていたとしても、車の速度を落とし、倒れそうな建物から離れることができる。店などにいても、すぐに避難できる。大切な者たちや自分を守ることができる。少しだけでも行動できれば、命が助かる確率は格段に上がることは間違いないだろう。 「たかが数秒、されど数秒」。デジタルなまずを作る会社が口にした言葉である。その数秒を生かすも殺すも、その危険信号を受け取った者次第である。神の代わりに、デジタルなまずが与えてくれた、10秒先の危機を察知する能力をどう活用するかは、あなた次第である。(山口敏太郎)
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