ミステリー
-
ミステリー 2020年04月26日 23時00分
病気の鬼を貪り食う善神「辟邪絵」の「天刑星」
現在、世界中で新型コロナウイルス肺炎が猛威を振るっている。日本でも感染者が日に日に増大しており、緊急事態宣言から来る外出自粛など、全国で感染防止対策が行われている。パンデミックの終わりが見えない現状だが、現在Twitter上で、奇妙な生物を描いたイラストが多くのユーザーによって投稿されている。過去にリアルライブでも紹介させていただいた江戸時代の妖怪「アマビエ」だ。 アマビエは、肥後の国の海に出現した予言をする妖怪で、頭部には長い髪、顔にはくちばし、目は菱型をした人と魚を混ぜたような奇怪な姿をしていた。6年間の豊作の後に疫病が流行ることを予言。その時には、自分の姿を写した絵を見せるように告げて去ったというもの。この通り、アマビエ本人(?)は予言をしただけで、疫病退散の効果を持つわけではないのだが、文脈からは「病気を治す力がある」ように取れてしまうため、当時の人々の間で流行した。そして、時代を超えて2020年の現在、新型コロナウイルス感染症とともに再評価されて、多くの人がアマビエに注目するに至った。 現代では、病気は病原菌やウイルスが原因と判明しているが、洋の東西を問わず、古くから人々は病気を目に見えない何かによってもたらされるものだと考えていた。病気の悪魔や悪神などが人々に悪さをさせているというもので、日本の場合は、古代中国の病気を司る鬼神「疫鬼」の伝説が伝わった事も影響している。そこで、昔の人は流行り病に悩まされると、病気平癒を祈願して様々な「疫鬼」を退治する絵を描いていた。これが「辟邪絵(へきじゃえ)」である。日本で最も有名なものは、奈良国立博物館所蔵の国宝となっている「地獄草紙益田家乙本」の一部で、天から遣わされ悪鬼を退散させる善神「天刑星」が、子鬼の姿で描かれている「疫鬼」たちを貪り食う様子が描かれている。後白河法皇の蓮華王院宝蔵に保管されていた「六道絵」の一部とされており、12世紀、平安時代末期から鎌倉時代初期に作成されたと考えられている。 流行当初から比べて猛威を増しているように思える新型コロナウイルス感染症には、これほど強烈なものも必要なのかもしれない。(山口敏太郎)
-
ミステリー 2020年04月25日 23時00分
40年経って目撃証言が復活 奇妙なUMAオウルマン
イングランド南部には、奇妙な生物オウルマン(またはコーニッシュ・オウルマン)の目撃報告が存在している。 オウルマンは、1976年にコーンウォール州のモウナンの村で最初に目撃されたもので、4月17日に12歳と9歳の姉妹が村の教会の上空を飛ぶ謎の生物を発見したことに始まる。初めは大きな鳥かと思ったそうだが、よく見るとまるで腕の部分が大きな翼になった人間らしき姿をしていたという。 同年7月3日には、森でキャンプをしていた2人の少女が同時に目撃。彼女たちの証言によれば、オウルマンは体長2メートルほど、体は人間に似ているが足には黒く大きなカギヅメがあり、顔はフクロウに似てとがった耳を持ち、赤く光る大きな目に黒いくちばしをしていた。また、羽根の色は灰色だった。 オウルマンは、その2年後の1978年8月に、16歳の少女に目撃されたのを最後に姿を消していたが、40年以上経った現在になって目撃証言が復活している。 スミス村の墓地で目撃された事例では、奇妙な角と大きな翼を備えた人影が目撃され動画での撮影もなされている。この時、撮影された動画はYouTube上にアップロードされており、確かに背中?に大きな翼を生やしたような人影がぼんやりと映っているが、本当にオウルマンなのか断定はできないものとなっている。 その後も、この地域ではオウルマンらしき生物の目撃証言が散発的に寄せられているそうなのだが、オウルマンのような生物が実在する可能性はあるのだろうか。 一部の懐疑主義者からは、1976年の目撃情報を調査した超常現象研究者のトニー "ドック"シールズ氏の影響で誇張された可能性がある、という意見が出てきている。また、他の学者や研究者からは、翼幅が最大6フィートもあるワシフクロウの誤認である可能性も出ている。 しかし、オウルマンの目撃証言は今も度々報告されており、オウルマンの話も今や地元の文化にしっかりと定着しているため、いくら当初の目撃証言が疑わしかろうと、伝説が地元に根付いて語り継がれていく可能性があるとのこと。伝説の定着に基づいて、オウルマンの目撃情報は今後も出てくるだろうと目されている。(山口敏太郎)
-
ミステリー 2020年04月19日 23時00分
絶対に開けてはいけない、悪魔が封じられた箱「ディビュークの箱」
創作の世界では、瓶や箱の中に封じられた精霊や悪魔が登場する事が多い。そんなアイテムが現実の世界に存在するとしたらどうだろうか。 問題の箱は「ディビューク(Dybbuk)の箱」と呼ばれているもので、アメリカの超常現象研究家であるザック・バガンズ氏が所有しており、氏の所有するいわくつきの物を多く展示している「ホーンテッド・ミュージアム」(ネバダ州ラスベガス)にて展示されている。 箱は木製で、観音開きの小型のワインセラーとなっており、元は移民としてアメリカにやってきたユダヤ教徒のポーランド人女性の持ち物だったと言われている。彼女はアメリカに渡る前に、スペインで「降霊術で召喚された悪魔が封印されている」というこの箱を購入。彼女は悪魔の存在を信じていたのか、開封せずに大切に保管していたそうで、亡くなる前にも「この箱は絶対に開けないで、私が死んだら一緒にお墓に入れて」と遺言を残していたそうだ。しかし、ユダヤ教の慣習では一緒に埋葬出来なかったため、遺品整理の際に売り払われてしまった。 だが、その後購入した人々の身に次々と異変が起き、本当に悪魔が封じられていたのかと話題になってしまったのである。初めに購入したのは近所の骨董収集家で、購入直後に開けて中を確認した。だが、その行為がいけなかったのか、購入したその日から心霊現象や体調不良が自分の周囲で相次ぎ、遺族に返却を申し出たものの断られたため、ネットオークションに出品した。 次に、購入した大学生の元では、手にした途端に家電が火を放つ、部屋から悪臭や害虫が出てくるなどの異変が勃発。彼も早々に大手オークション・サイトのeBayに自分のエピソードを添えて出品したところ、これまでにないアクセス数を叩き出すほどの評判になってしまった。 それから、医療関係の博物館館長の手元に渡ったが、そこでも異変が勃発。彼は最初の持ち主と同じユダヤ教の宗教指導者であるラビに相談し、悪霊を再度封印してもらったという。騒動は収まったようだが、手元に置いておきたくなかったのか、前述の超常現象研究家であるザック・バガンズ氏の元へ寄贈、以降は彼の博物館で展示され続けている。 気になる中身は、1920年代のペニー硬貨2枚、2つのブロンドの髪の束、御影石の石片、乾燥したバラと小麦、燭台と小さなゴブレット。そしてヘブライ語でシャローム(shalom)と赤い文字が刻まれた小さな石片だったという。 博物館では、ガラスケースの中に鎮座しており、さすがに現在は封が開けられる事はないようだ。(山口敏太郎)
-
-
ミステリー 2020年04月18日 23時00分
触られていないはずなのに触覚を感じる…不思議な「ゴムの手の錯覚」
自分の体の機能に異常が無いにもかかわらず、実際とは違う感覚を覚えてしまう「錯覚」。中でも、視覚に対して作用する錯視の中には「長さが同じなのに違って見える」「色が同じなのに違って見える」「動いて見える」など、様々なものがあり、面白さに満ちている。 さらに、人間の視覚情報と触覚情報の両方に働く錯覚も存在する。それが「ゴムの手の錯覚」だ。この錯覚は、被験者の手のすぐ横にゴム製のよく出来た手の模型を置き、壁で隔て本物の手を隠すことから始まる。被験者の視界からはゴムの手がまるで自分の手のように見える、という状態でゴムの手を筆で触ってみると、被験者は触れられていないはずの生身の手の方にも、筆で触られた感覚を感じてしまうというものだ。つまり、視覚情報に実際の感覚が引きずられて擬似的に同じ感覚を得てしまう、という錯覚だ。 この錯覚は1998年に発見されたもので、「人が己の体を自分のものだと認知する感覚は、皮膚や関節等の体性感覚と視覚などの情報が統合されたことで得られるものであり、感覚と視覚が一致しない場合は、自分の体でないものも同一と考えてしまう」という説明がなされている。実験中には、被験者が自分の手の場所が解らなくなり、ゴムの手に近いところにあると認識するようになったり、錯覚が起きている最中は皮膚の温度が低下していくといった、「実際の手の感覚が遠くなる」ような報告もされている。 この錯覚に対する実験は、発表後から現在まで数千の論文で引用され、研究されてきた。現在進行形で研究も行われており、この錯覚は「暗示効果」によるものではないかという説も出てきている。 ともあれ、この錯覚は現代における意識科学の基礎となりうるものだと言われており、現代ではこの錯覚を利用してリハビリテーションに転用できないか、という研究もなされている。(山口敏太郎)参考動画The Rubber Hand Illusion - Horizon: Is Seeing Believing? - BBC Twohttps://www.youtube.com/watch?time_continue=96&v=sxwn1w7MJvk&feature=emb_title
-
ミステリー 2020年04月12日 23時00分
ネッシー捕獲に成功!?写真も掲載された1972年のエイプリルフール記事
未確認生物の代表格と言える、ネス湖のネッシー。 昨年9月、かねてより現地調査を行っていたニュージーランド・オタゴ大学のニール・ゲメル教授らのチームがネス湖の水中に浮遊するDNAを調べた際、大量のウナギのDNAを検出。ネッシーの正体はウナギである可能性が高いという結論に至ったと発表して、話題になった。 それ以降もネッシーは目撃され続けているのだが、実は1972年に「ネッシーらしき巨大な生物が捕獲された」という報道が地元スコットランドで報告されていたのだ。 1972年3月31日の金曜日、ネス湖ほとりに建つホテルの従業員らが湖に浮かぶ巨大なこぶのようなものを発見。連絡を受けた動物園の科学者らがボートで現地に向かい、巨大な生物の死体を引き上げることに成功。翌日には動物園で死体が公開され、新聞で大きく写真付きで報道されるに至った。イギリスはヨークシャー州のフラミンゴパーク動物園で、ここに所属する科学者らが独自に開発した餌を湖に投下したところ、おびき出された個体だったのではないかとみられている。生物の大きさは3.6メートルから5.4メートル、体重は約1.5トンでセイウチとアザラシの中間のようだった、と記事には書かれている。確かに大きさといい、ヒレのある体といい、ネッシーに近い。まさか本当に捕獲に成功してしまったのだろうか。 だが、当然のことながらこの記事は真っ赤な嘘だった。捕獲されたのが3月31日で、翌日の新聞に掲載されたということで、エイプリルフールのジョーク記事だったのである。しかし、この報道には多くの人が驚かされたようで、実際に専門家が動物園に足を運ぶまでに至っている。 しかし、ジョーク記事とは言え、記事には捕獲されたネッシーの死体が大きく写っている。この生物の正体は何だったのだろうか。現地に足を運んだ専門家によれば、ネッシーとされた生物はオスのゾウアザラシだったという。スコットランドから離れた南大西洋に生息している生物で、当時は飼育されている事例も少なく、珍しい動物であった。このゾウアザラシはフォークランド諸島で捕獲され、ダドリー動物園に移送されたものの、間をおかずして亡くなってしまったもので、冷凍保存していた死体を加工してネッシーらしく見えるようにしたものだったという。 後にネタばらしの記事が掲載され、ネッシーの死体はゾウアザラシの標本として公開された後に適切に処分されたそうだ。(山口敏太郎)
-
-
ミステリー 2020年04月11日 23時00分
世界的に有名になったエイプリルフールのジョーク・ニュース「スパゲッティの木」
4月1日はエイプリル・フール。毎年この日は嘘を吐いてもいい日ということで、企業や新聞がジョークの企画を行ったりしている。今年は新型コロナウイルス感染症のこともあり、例年ほど規模は大きくならなかったが、それでもクスっと笑えるネタを公開していたようだ。 さて、このエイプリル・フールのネタは時に発信側の意図を超えて大きな反響を呼んでしまい、多くの人がだまされてしまったり騒動が起きてしまったりすることが多い。中でも有名なものが「スパゲッティのなる木」だ。 これは1957年にBBCの時事番組「パノラマ」の中で放送されたニュースで、「スイスのルガーノ湖近くでは名産の『スパゲッティ』が豊作を迎えた」というもの。暖冬に加え、害虫のスパゲッティゾウムシの駆除もうまくいって豊作となり、伝統の収穫祭ではパスタにふさわしい完璧な長さのスパゲッティが収穫できるよう、株の交配と系統を開発するための育成議論が行われた…というもの。 当然ながらこの「ニュース」はエイプリルフールのジョークだったのだが、ニュース番組でもっともらしく取り上げられてしまったため、放送時は本気にしてしまう人々が続出。当時はイギリス国内のテレビ普及率は44%ほどだったにもかかわらず、放送翌日には数百件もの問い合わせが寄せられたという。 なお、このニュースはカメラマンのチャールズ・ド・イエーガーがオーストリアの学校で教師から「スパゲッティが木になると信じるほど愚かだ」という言葉を受けたのが印象深かったため、それをもとに今回のエイプリルフールのジョークを思いついたのだという。 あくまでジョークに過ぎなかったにもかかわらず、多くの人が問い合わせしてしまったのには当時のイギリスではスパゲッティがそこまで一般的ではなかったことに由来するとみられている。1950年代のイギリスで知られたスパゲッティは缶詰になったトマトソースのスパゲッティであり、珍味だと受け止められていたらしい。 問い合わせは放送の内容が真実かどうか確認するものだけでなく、「スパゲッティのなる木はどうやったら栽培できるのか」という育成方法や手に入れ方に関するものが多かったそうで、問い合わせを受けたBBCは「スパゲッティの小枝をトマトソースの缶に入れて、最高のスパゲッティができるように祈ってください」と答えたそうだ。 なお、当時放送された「スパゲッティの木」のニュースは今でもYouTubeで見ることができるので、気になる人は検索してみてみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)参考記事http://hoaxes.org/archive/permalink/the_swiss_spaghetti_harvest
-
ミステリー 2020年04月05日 23時00分
健康な人が感染症の感染源になることも 「腸チフスのメアリー」の事例
現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症。その対策が声高に叫ばれており、感染のリスクを下げるための「三密」、「密閉空間・密集場所・密接会話」を避けるよう徹底するようにという要請が出ている。外出自粛要請もその一つで、「換気の悪い密閉した空間」「多くの人々が密集する空間」「近距離での密接な会話等」を避ける事で感染症リスクを下げることを目的としている。狭く、換気の悪い空間に感染症の高いウイルス等を保有している人物が存在したと仮定すると、そこから一気に多くの人々に感染する可能性が高いからだ。そして、通常考えられる以上の二次感染例を引き起こす人はスーパー・スプレッダーと呼ばれる。 このスーパー・スプレッダーの事例で有名な人物に、「腸チフスのメアリー」という女性がいる。20世紀初頭、ニューヨークで腸チフスが小規模かつ散発的に流行するという事が相次いでいた。そんな中、ある富豪の家族が体調不良を訴え、家族や使用人らが腸チフスに感染している事が判明。その原因を調査してみたところ、ある女性の料理人が住み込みで働いて、後に腸チフスが発生していることが判明した。この人物こそが、後に「腸チフスのメアリー」と呼ばれる事になるメアリー・マローンだったのである。 彼女は料理がうまく、人柄も良かった上に全くの健康体であったため、本人は勿論、周囲も彼女が感染力のある腸チフスと関係があるとは全く思っていなかった。検査のための便の提供を求められたメアリーは激しく拒否し、逃げようとしたそうだが、彼女の便からはチフス菌が検出されたため、彼女が感染源だった事が判明したのである。彼女が毒性のあるチフス菌を長く保有したのにもかかわらず症状が出なかったのは、途中で免疫を獲得したことによる不顕性感染が起きたためと言われている。なお、彼女はその後、「食品を扱う職業への就業禁止」等を条件に自由の身となるが、偽名で産婦人科病院に調理人として就職。ここでも腸チフス感染者を出し、病院に隔離されることとなった。 現在流行している新型コロナウイルス感染症で、スーパー・スプレッダーが存在している・存在していた可能性は考えられるが、その特定は容易ではない(海外ではスーパー・スプレッダーと認定された患者の事例が報告されている)。とは言え、過剰に他者を警戒し、感染者と思しき人物を否定するに至ってはならない。また、既に新型コロナウイルス感染症で陽性反応が出た人や、治療に携わる医療関係者が必要以上に忌避されるなど、不当な差別が出てきているという報告もある。できる限りの感染症対策を行い、自分が周囲に拡散してしまう可能性についても考慮して、冷静に行動することが必要だと言えよう。(山口敏太郎)
-
ミステリー 2020年04月04日 23時00分
新型コロナウイルス感染症は聖書の黙示録で予言されていた!?
現在、世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症Covid-19。昨年12月に中国の武漢から発生して以来、世界中に広がり続けている。そんな中、「現在の状況は聖書の黙示録の内容に合致しており、世界の終わりが近いのではないか」という噂が海外を中心に囁かれ始めている。 問題の箇所は、聖書のヨハネの黙示録第6章で、終末の前に4人の馬に乗った天使が現れるというもの。白い馬の騎士、赤い馬の騎士、黒い馬の騎士、青ざめた馬の騎士がそれぞれ順番に登場し、「彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、剣と、飢饉と、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた」という記述になっている。 弓を持つ白い騎士は「勝利(支配)」を司り、侵略戦争を意味すると言われている。2番目の赤い騎士は「戦争」を司り、手に剣を持っていて人々を戦争に向かわせるという。3番目の黒い騎士は「飢饉」を司り、人々の食料を図る天秤を手にしている。4番目の騎士は青ざめた馬に乗った「死」そのもので、傍らには黄泉を引き連れており、疫病により大量の人が亡くなることを意味しているという。 この噂を信じる人々は、聖書と現在世界で起きている事を次々と関連付けており、「今年は黙示録の4人の騎士のうち2人がすでに出現している。戦争はイランとアメリカの確執で、病気はコロナウイルスの発生だ」という書き込みや、アフリカで害虫のサバクトビバッタが大量発生して食料不足が懸念されているため、「黙示録の騎士は既に3人が現れている」という意見等が出てきている。これらの噂から、ここ最近キリスト教圏で話題になっている終末思想の「携挙の日が近い」という話を出してくる人もいる。 しかし、この噂について大半のクリスチャンやキリスト教関係者らは賛同を示していないし、聖書の専門家は彼らが聖書の文面を理解していないと主張。今回の流行を安易に聖書と関連付けるべきではないという見方が一般的であり、彼らには冷静な視点と態度を取り戻すよう語っている。(山口敏太郎)
-
ミステリー 2020年03月29日 23時00分
「2020年3月20日に人類が滅亡する」!?世間を騒がせたマヤ暦とインド歴の予言とは
先週、とある予言が日本を騒がせた。 それは「3月20日に人類が滅亡する」というものだ。 この予言は数年前に世界中で注目された「マヤ暦の予言」が関係している。非常に高度な天文技術を持っていた古代マヤ人は正確な暦を持っていた。暦には日数や太陽年を基準とした短期歴と長期暦があり、このうち長期暦が終わりを迎える日が現代の2012年12月21日(注・23日とする説もあり)に該当したため、「2012年に人類が滅亡する」という噂が世界中で巻き起こった。だが、この予言は現在の我々が知る通り、不発に終わった。そもそもマヤの暦は順還暦であり、日本の干支のように、最後まで進んだら再び新しく1から始まる暦だったので、暦が最後まで進んでも恐れる必要はなかったのである。 ところが、その後再び「マヤ暦の予言」は噂になる。なんと2012年に世界が終わり、人類が滅亡する日は、正確に計算すると2020年3月20日が該当する、という説が出てきたのである。 話はマヤ暦だけでは終わらない。このマヤ暦の予言を補強するように、マヤ文明から距離も時代も離れたインドに存在する寺院にもまた、「2020年3月20日」に終結を迎える暦が発見されたのである。この暦はインド北東部のアッサム州グワーハーティーに13世紀に建造されたナヴァグラハ寺院に存在するもの。そもそもこの寺院は人生に直接的な影響をおよぼすと信じられるナヴァグラハ(9惑星)を祀るもので、インド暦によれば「この世は消滅と再生を繰り返す4つの時代の周期で成り立っている」という。この周期は1280年ごとで、周期が終わるごとに世界は消滅と再生を繰り返すという。このインド暦を計算して現在の年代と照らし合わせると、これまた2020年3月20日が周期の終わりとなるのだ。マヤ暦とインド暦、2つの暦がともに「世界の終わり」を示したため、今度こそ世界が終わってしまうのではないか、と騒ぎになったのだ。 現実に戻すと、既に3月20日は無事に過ぎているので人類は滅亡しなかったわけだが、3月20日当日も「計算違いで次の日の21日が危ない」という声や、世界的な新型コロナウィルス感染症の蔓延をして、「これがマヤ暦やインド暦で予言されていたものだ」とする意見が出ていたりする。中には、3月20日を迎えるまでは声を大にして「危険だ」と煽っておきながら、何事も無かったと見るや、今まで何も言っていなかったように素知らぬ顔を決め込む者もいる。 結局、終末予言というものは人を不安に陥れるだけのものでしかない。「過去の予言の計算間違い、解釈間違いだった」という説もお粗末で、後出しジャンケンで的中させた事にしているのは、あまりに不誠実だと言えよう。(山口敏太郎)
-
-
ミステリー 2020年03月28日 23時00分
新型コロナウイルスは宇宙からやってきた!?今流れている驚きの噂とパンスペルミア説
現在世界を席巻している新型コロナウイルス感染症。世界中が感染拡大阻止のために動いているが、あまりに発生が突発的だったこと、その後の急激な流行拡大から「新型コロナウイルスは人工ウイルスだった」という噂が出てきた。そしてさらには「新型コロナウイルスは宇宙からやってきた」という説まで登場したのである。 この説はバッキンガム天体生物学センターのチャンドラ・ウィクラマシンゲ教授によって提唱された説をもとにしている。インフルエンザウイルス等の複数の病原体は宇宙から地球に飛来し、大気の対流によって世界中を回る、そして地上に降り注ぐことで、局地的な流行が発生するという説だ。 過去に起きた新型インフルエンザが大流行した事例で、大都会と人の行き来が少ない奥地で同時に流行したというケースがあり、この時に空気の動きを調べたところ、インフルエンザ感染者数のデータと合致した…というものだ。 また、地球の生命の起源に関する仮説で「パンスペルミア説」というものがある。曰く「原始的な生命体、ウイルスや微生物などは宇宙に広く存在しており、それが地球に到達したことで生命が発生する」というもの。あくまで仮説にすぎないが、火星からも生命の痕跡が発見されたり、過去に宇宙から飛来した隕石からバクテリアの化石らしきものが発見されたこと。また地球に生息している微生物のクマムシは真空中など過酷な環境で生き延びることが可能なのだが、そのDNAを解析したところ、17.5%にも相当する大量の外来DNAが発見されたという報告もあった。 これらから考えると、「新型ウイルスは宇宙からやってきた」という説も正しいように思えてしまうが、証拠が見つからないことなどから仮設の域を出ることはない。 ちなみに「新型ウイルス宇宙飛来説」は今回のCovid-19より前のSARSの際にも唱えられ、さらには医学専門誌の「The Lancet(ランセット)」にも掲載されたことがあった。しかし、現在ではSARSの原因となったウイルスはハクビシンやタヌキなどの野生動物が発生源であることが確認されていることもあって、現在では否定されている。(山口敏太郎)
-
ミステリー
マリリン・モンローはケネディ大統領から極秘機密を得たため口封じで暗殺された!?
2017年06月06日 17時30分
-
ミステリー
天孫降臨事件は、UFOでエイリアンが飛来した証拠だった!?
2017年06月03日 16時28分
-
ミステリー
あの名優が撮影期間中 幽霊に悩まされていた!? 故ロジャー・ムーア氏の霊体験
2017年05月30日 20時45分
-
ミステリー
織田信長の城・安土城に残されたミステリー 巨大な「蛇石」はどうやって運び入れたのか?
2017年05月27日 17時45分
-
ミステリー
実は未確認生物の目撃例だった?「化け鯨」
2017年05月23日 15時00分
-
ミステリー
突如現れた幻獣・天狐、キツネそのものの姿が激写される!
2017年05月20日 17時45分
-
ミステリー
UFOが急旋回する様子を撮影!? 1965年にハワイで撮影されたUFO写真
2017年05月16日 17時00分
-
ミステリー
作曲家の霊が体を借りて演奏する ローズマリー・ブラウン夫人
2017年05月13日 16時59分
-
ミステリー
トリックか、本物の霊媒師だったのか!? 霊を呼び出し予言した女性「ヘレン・ダンカン」
2017年05月09日 16時59分
-
ミステリー
信憑性高!? スカイラブIIIの宇宙飛行士らが撮影した巨大船型UFO
2017年05月06日 15時30分
-
ミステリー
月面で撮影された写真に鮮明なUFOが!? アポロ15号が撮影した写真
2017年05月02日 17時00分
-
ミステリー
体に生えたトゲで岩をも動かす!? 謎の魚「ロック・ローリング・ホワイトフィッシュ」
2017年04月29日 17時00分
-
ミステリー
新種のUMAか、はたまたビッグフットの亜種か? アーカンソー州の獣人フォウク・モンスター
2017年04月25日 11時58分
-
ミステリー
宇宙飛行士が目撃し、リアルタイムで追跡・テレビ中継されたUFO
2017年04月22日 16時20分
-
ミステリー
映画より現実のほうが恐ろしかった? ポリネシアの精霊「カカモラ」
2017年04月18日 17時00分
-
ミステリー
ネイティブアメリカンに伝わっていたドラゴン「ピアサ」
2017年04月15日 15時00分
-
ミステリー
古代に核戦争が起きていた!? インド神話やヒンズー教寺院の壁画に残る謎
2017年04月11日 17時00分
-
ミステリー
坊主頭に足が一本、捕まえられた異形の「火星人」の写真!
2017年04月08日 15時45分
-
ミステリー
スイス中が大混乱!? エイプリルフールのラジオ放送で起きたパニック
2017年04月04日 16時00分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分