ミステリー
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ミステリー 2019年11月30日 23時00分
霊能者と超能力たちの末路
超能力者や霊能者の中で本物というか、トリックを使っていないと思われる人物はほとんどいない。あるテレビ局で役員を務めていた方とぶっちゃけ本音で話した時、大部分の霊能者や超能力者がトリックや事前調査をやっており、何もやってなかったのは木村藤子だけではなかったのかという見解で一致した。今後判明次第、何らかの形で報告するが、今の段階で筆者は木村藤子に関しては、事前調査やトリックが見当たらないと記しておく。 他の能力者たちの末路は哀れである。あの独特の風貌で人気を博した織田無道は後年、「自分には霊能力などはなかった」とカミングアウトしている。織田無道の本には鑑定依頼のクーポンさえついていたではないかと、思わずツッコミを入れたくなった。見るからに破戒僧と言った外見から、ある意味タレントとしてテレビに出ていたのであろう。 藤田小女姫に至っては殺害されている。1994年2月にアメリカ合衆国ハワイ州ホノルルで殺されるという運命を、霊感少女だった彼女は予知できなかったのか。この藤田小女姫は、1950年代に占いがよく当たる少女としてマスコミに取り上げられ、人気がブレイク。霊感少女として一世を風靡した。1960年代にも人気占い師として多くの事象を的中させたと言われているが、そのトリックも判明している。彼女は自民党の大物代議士複数と親しく相談に乗っており、多くの政治経済に関する極秘情報を聞いており、その情報を違う場所でアウトプットすることで予言的中を演出していたらしい。よく占い師は自分のことはわからないと主張するが、自分の死の予言は全くなかったのだろうか。 他にも「こんなん出ました〜」と素っ頓狂な声で叫ぶことで人気のあった白蛇占いの泉アツノも同様だ。白蛇を体に降ろして占う時にはドスの効いた声で話すが、結果が出終わると甲高い普通のおばちゃんの声になるギャップが面白く、一躍テレビの人気者になった。彼女の場合は、この一連の演出を当時の関西テレビの社員が考え出し、彼女はそれを演じていただけだったらしい。 メディア主体で全ては流行と言えばそれまでだが、いずれもあまり良い末路を辿っていないのは一抹の悲しさを覚えるものである。※文中敬称略(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年11月24日 23時00分
ファラオの呪い?イギリスの博物館で古代エジプトのオシリス像が勝手に動いた!
よく物体が勝手に動くという現象がある。この場所においたはずの品物が、誰も手を触れてないのに、まったく違う場所に移動していたり、もっと酷い場合には、人間が見ている前で物体がひとりでに飛んだり、人形や品物が勝手に動いたりするという怪奇現象は定番中の定番だ。 ある時、イギリスの博物館で不可解な怪奇現象が発生した。ガラスケースに入れられて動くはずのない古代エジプトのオシリスの石像が動き、「ファラオの呪いではないか?」と博物館の関係者は恐怖に震えた。 この現象が発生しているのは、英国・マンチェスター博物館。問題の石像は紀元前1800年頃に作られたと思われる墳墓から発掘された約4000年前のオシリス神の像であった。この石像は高さ10インチ(約25cm)のオシリス神をかたどった小像であり、元々個人収集家が所持していたもので、1933年に同博物館に寄贈した経過がある。なお、この石像の背中には、死者への祈りとして、ビールとパン、動物のいけにえを求める言葉が刻まれており、この言葉からも「ファラオの呪い説」が流布した。 この石像の異変に気がついたのは、博物館の学芸員キャンベル・プライス氏であり、スタッフが誰も触れていないにも関わらず石像が動いていることを確かめるために、一分ごとにシャッターを切る監視カメラを一週間設置した。 すると、昼間のみ石像は動いており、一週間で360度回転してしまったのだ。 「すわ、呪いか?!」と思われたが、実際は博物館の前の道路をバスが通ったり、近くの公園でサッカーの試合が行われている時や博物館に来客があった時に動いていることが判明した。 改めて石像を調べてみると、台座の底の部分が若干丸くなっており、恐らく周囲の振動の影響で回転している可能性が高いという結論に至ったのだそうだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年11月23日 23時00分
新たに143点発見 不思議な巨大絵「ナスカの地上絵」
ペルーに存在する奇妙な世界遺産「ナスカの地上絵」。チリのパンパ=コロラダ、パンパ=インヘニオという盆地に存在するもので、幾何学的な図形や動植物をかたどった巨大な絵が描かれている。かつては上空300m以上からしか確認できず、当時の人類の力ではできないオーパーツだと言われたが、現在では学術的な遺跡として認識されており、オーパーツから外れたものとなっている。 地上絵ができた理由に関しては現在でも諸説ある。巡礼や雨乞いなどの儀式に用いられた路であったという説や、気球で死者を送るために空からでないと見えない規模にしたという説など、いまだにはっきりした理由は出てきていない。 また、地上に浅い轍(てつ)や溝で描き、構成されているという点から、経年劣化や自動車などの乗り入れで破壊され、消滅の危機にある遺跡でもある。そのため、地上絵のあるエリアでは保護のために許可なしで立ち入ることを禁じ、近付く際にも専用の靴を履くことが義務付けられている。 そんなナスカの地上絵だが、近年はドローンやAI技術の発展により、これまで知られていなかった図像が発見されて注目を集めている。 中でも、日本の山形大学は2012年に現地にナスカ研究所を開所し成果を出している。2011年1月、山形大人文学部の坂井正人教授を中心とする研究グループがナスカ台地南部で、上空を飛行中に未発見の地上絵2つを発見している。新発見の地上絵は人間の顔、獣と推測されているもので、大きさは数メートルだという。 また近年でも貴重な発見は続いており、2015年7月には、家畜リャマなどの動物をかたどった地上絵24点を発見したと公表。そして11月15日、新たに143点の地上絵を発見したと発表した。こちらは坂井教授らが2018年までの約3年間の調査で、主にナスカ台地の西部で見つけたという。人物や鳥、ネコ科の生物やラクダなどの動物が確認できたそうだ。 今後も技術の発展により、さらに地上絵が見つかっていくのかもしれない。それと同時に、地上絵の保存も大きな課題となっていくとみられている。(山口敏太郎)参考記事ナスカの地上絵143点発見 AIも活用、山形大発表https://this.kiji.is/568011029622965345
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ミステリー 2019年11月17日 23時00分
天皇陛下が皇位継承の際に一度だけ行われる神事「大嘗祭」とは
11月14日、天皇陛下が皇位継承の際に一度だけ執り行う神事「大嘗祭」が行われる。新しく天皇に即位した際に神々に新穀をお供えし、国家・国民の安泰と五穀豊穣を感謝し祈る、奈良時代以前から続く“神秘的”な皇室行事だ。祭祀はかなり時間のかかるもので、14日夕方から始まり翌日の明け方まで続くとされている。 そもそも毎年、宮中では天皇がその年に穫れた作物を神々に供える「新嘗祭」が11月に行われている。かつては新嘗祭と大嘗祭に区別がなかったようだが、7世紀後半の第40代天武天皇、41代持統天皇の時代に、即位して初めて執り行われる新嘗祭を「大嘗祭」として区別するようになったとされている。その後、1466年室町時代の第103代後土御門天皇の代で一度、朝廷の困窮や戦乱の影響で221年間中断されるが、江戸時代の1687年、東山天皇の即位の際に再開。続く中御門天皇の即位の際には行われなかったが、その次の桜町天皇から現代まで変わらず続く歴史的な行事となっている。 大嘗祭は皇居・東御苑のおよそ90メートル四方の敷地に特別に設営された「大嘗宮」にて行われ、愛知県で作られた「繒服(にぎたえ)」という絹の反物と、徳島県で作られたた「麁服(あらたえ)」という麻の反物が供えられるほか、「庭積(にわづみ)の机代物(つくえしろもの)」と呼ばれる全国の都道府県から寄せられた特産物が置かれる。今回の大嘗祭では、各都道府県から3〜5品ずつ野菜や果物、海産物の干物などが供えられ、地域の名産品が多く含まれるので、調べてみるのも面白いのではないだろうか。また、大嘗祭のために備えられる米は、亀の甲羅を焼いて行う占いの「亀卜(きぼく)」によって選び出された土地の「斎田」で育てられ、収穫されたものとなる。 儀式では、これらの新穀を天照大御神を始めとする神々に供え、天皇陛下ご自身も口にすることで国と国民の安寧や五穀豊穣などを祈る。このように、大嘗祭は皇室の重要な行事である一方、かなり時間のかかる儀式でもある。 なお、この大嘗祭が行われる大嘗宮は一般参観が可能となっている。11月21日(木)から12月8日(日)の18日間にかけてが一般参観期間となっているので、興味のある人は足を運んでみてもいいのではないだろうか。参考記事大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開についてhttps://www.kunaicho.go.jp/event/inui-r01aki.html(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年11月16日 23時00分
到達可能な異界 「隠れ里」「マヨイガ」
皆さんは『隠れ里』という言葉を聞いたことがあるだろうか。山中に人知れずある村であり、気候は温暖であり、作物が豊かであり暮らし向きは裕福であり、争いや飢饉、流行病とは無縁の平和な暮らしが、何不自由なく生活出来るのだが、迷い込むともう二度と帰って来れないとか。一度迷い込み、再び入ろうとしても見つけることが出来ないと言われている『山中の異界』である。 また、隠れ里に滞在している数日間が、外界では何年も経っていたという時間的なパラドックスも生じる場合がある。かの柳田國男が『遠野物語』で紹介したことにより、日本中で知られるようになった。 この『隠れ里』の単体パターンが『マヨイガ=迷い家』である。東北や関東地方に多く伝わる奇談であり、 山奥深くに一軒だけぽつんと建っている。立派な屋敷なのだが、住民はおらず(都風な住民がいる場合もある)、庭には花が咲き乱れ、立派な牛や鶏もいる。不気味なことだが、まるでさっきまで人がいたみたいな雰囲気もある。座敷には上等な器が多数あり、その什器か家畜を持ち帰れば幸運が迷い込むというのだ。 中には、山中の『マヨイガ(迷い家)』に行きながら、何も取って帰ってこなかった女に対し、わざわざ川を使って、幾ら穀物を量ってもまったく減らないお椀を流してよこしたという伝説もあるくらいである。 それにしても、『隠れ里』や『マヨイガ(迷い家)』から盗んできた椀で穀物を量ると、何故穀物は尽きることがないのであろうか。話によっては、この椀により貧乏な者が金持ちになるとか、その椀を無くしてしまい再び没落するなど後日談も伝えられている。これらの事から推測すると、この椀と山の民との交易権ではないだろうか。その証拠と言ってはなんだが、『常世の国』や『ニライカナイ』などの異界がなかなか行けない場所にあるのに比べ、『隠れ里』や『マヨイガ(迷い家)』『ねずみ浄土』は我々人間のすぐ近くにある。一応人間が到達可能な場所に設定しているのは、それが山の民の残像であったからではないだろうか。 これら『隠れ里』や『マヨイガ(迷い家)』のモデルになった場所が幾つかある。例えば、上越市の山中にある桑取という集落は、民俗学者の宮本常一が著書『秘境』(有紀書房、昭和36年)において、全国24か所の秘境の一つとして取りあげた場所なのだ。また、山形県と新潟県の県境、岩船郡朝日村(現・村上市)奥三面もモデルと言われている。 このような深山の集落が成立した背景には、平家の落人がコミュニティを作り上げていった経過があると思える。事実、日本各地には『平家の隠れ里』と伝えられる集落が幾つか存在している。筆者の故郷である徳島県の祖谷は『平家の隠れ里』であることは歴史的事実であり、平家の赤旗も残されている。また、筆者が取材した湯西川温泉は承平の乱に破れた将門の一門が開き、源平合戦から難を逃れた平景定一族郎党が住み着き今に至ったとされており、日光市長以下200名の武者行列が先祖供養も兼ねて行われている。 他にも、縄文時代の末裔の集落であるとか、蝦夷の末裔の集落であるとか、逐電した百姓が密かに作った集落であるとか、様々な説が唱えられている。『隠れ里』は、我々の最も身近に存在する異界であると言えよう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年11月10日 23時00分
日本の伝説に登場するネズミのテーマパーク「鼠浄土」
某テーマパークの人気キャラクターの影響だろうか、ネズミに嫌悪感を抱く人が減ってきた。中には、ハムスターというネズミをペットにする人もいる始末だ。我々、日本人は古来より、ネズミという動物に特別な意味を持って接してきた。 そのネズミが地中に世界を作っているという伝承がある。俗にいう『鼠の浄土』である。別称で『鼠浄土』『団子浄土』などとも呼ばれており、近年では『おむすびころりん』という昔話で広く知られるようになった。 この「ネズミの世界」という概念が文献で出て来るのは、室町時代に成立した絵草子『鼠の草子』であると推測される。この物語では、京都四条堀川に住む古ネズミの権頭(ごんのかみ)が人間に憧れ、人間と偽って人間の姫君と結婚するのだが、正体を見破られ、最後は出家するというストーリー展開である。 これは昔話の『鼠の嫁入り』と同様に、ネズミの世界と人間界の交流、種を超えた婚姻『異類婚姻譚』を意味している。因みに『鼠の嫁入り』では、ネズミの夫婦が箱入り娘に最高の婿を取ろうとして奮闘し、太陽や雲、風、壁と次々に訪ねるが、結局はネズミの婿を選ぶという展開である。どうも、ネズミの世界の住民は、人間界や他の世界に憧れがあるようだ。 そもそも言語から判断して、ネズミは「根の国の住人」(根ずみ、根住み、ちなみに根の国とは死者や地下の国)と解釈されており、ネズミを神仏・異界の使いと見る傾向が我が国にはあり、更には富をもたらす“招福的役割を果たす存在”と解釈する概念もある。 我々の中で一番メジャーな『鼠浄土』は、やはり『おむすびころりん』である。このネズミが幸福をもたらすという概念は、ネズミが出る家はそれなりに、食料など蓄財が無いといけないという現実的な側面があると思われるが、それ以上に、“座敷わらしはネズミの古い個体が化けたもの”という伝承があり、かなり興味深い。 また、米倉や屋敷などにあるネズミの巣穴は、異界への入口、黄泉の国への入口、浄土への入り口と言い伝えられる地方がある。壁という空間を遮断している物体に穴を開け、床・壁・屋根と自由自在に移動するネズミは、異界への出入り口を開ける存在だと解釈されたのであろう。 これらネズミの世界は地下にあるという。その世界に関しては幾つか興味深い伝承がある。『郷土研究3巻7号 国々の言い習はし(10)』(逸木盛照 郷土研究社 1915年)によると、夜に畳の上で手毬をつくとネズミが怒って荒れるとされた。 また、『伝承5号 私は鼠におされている』(村田正夫 山陰民俗学会 S35年9月1日)によると、昭和25年3月下旬午前8時頃、寝ていた人物が何者かに足を踏まれた。死に誘われたような気がした。このような現象を「ネズミにおされる」というようだ。つまり、ネズミの世界は地下にあり、その世界は死の世界に近いという。 なお、南方では『鼠浄土』は海上、或いは海の向こうにあるという概念もあるようだ。奄美大島では、ネズミは神様の一種として解釈されており、ニライカナイという海の向こうにある世界からやってきたテルコ神の使いだと言われている。 さらに『団子浄土』は、人間が接触する異界の住民が、ネズミから鬼に代わるバージョンがあり、こうなると『瘤取り爺さん』に話が変容する。 このように我々は、人間の生活に縁の深い動物・ネズミに、“招福的役割”、“神の使い”という設定を課し、ネズミの穴を見ることで、“異界への通路”を連想した。そして、ネズミたちが暮らす国を“海の向こうのニライカナイ”、“地下の世界”と夢想し、その世界に行き、幸せになることを妄想したのだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年11月09日 23時00分
呪われたとされる3つのホラー映画
関係者に連続して不幸が訪れるなどし「呪われた映画」とされた作品は少なくない。ましてやそれがホラー映画ならばなおさらだ。悲劇的な死や奇妙な偶然の一致はただでさえ怖い内容のホラー映画をより恐ろしいものにさせる。 そんな「呪われたホラー映画」の事例をいくつか紹介したい。・「ポルターガイスト」シリーズ(1982-1988) トビー・フーパーが監督、スティーブン・スピルバーグが製作した「ポルターガイスト」シリーズは、娘が接触した悪霊に悩まされる家族の話だ。 この作品では主に演者が不幸な目に遭っており、ダナを演じたドミニク・ダンが出演後に恋人に殺害され、最年少のヘザー・オルークは12歳の若さで敗血症性ショックで亡くなるなど、死亡者が続出し「呪われたシリーズ」と噂された。・エクソシスト(1973) 有名なホラー映画の古典であり、公開時に劇場で見た人がショック死したという噂が流れた。また上映中、映画館の反対側の教会に落雷があったという話もある。これはあくまでも噂にすぎなかったが、撮影中から舞台となった家のセットが火災になったり、俳優のジャック・マッゴーランとヴァシリキ・マリアロスの二人が撮影終了後間もなく亡くなり、リンダ・ブレアとマックス・フォン・シドウは撮影中に近親者を失っている。またジェイソン・ミラーは息子をオートバイ事故で亡くし、数人の俳優が病気や怪我に見舞われるなど、関係者に不幸が多かった。・オーメン(1976) 同じく古典ホラー映画の「オーメン」シリーズもさまざまな不幸に見舞われた作品だ。主演のグレゴリー・ペックは撮影が始まるわずか2カ月前に息子が拳銃自殺し、ロンドンへ移動中の飛行機が落雷に見舞われ、ロンドンでよく食事していた店が爆弾事件に遭ったこともあった(幸い爆破事件のあった日、ペックと夫人はその店を訪れていなかった)。 数週間後、エグゼクティブプロデューサーのメイス・ノイフェルドも落雷に見舞われたため、プロデューサーのハーヴェイ・ベルンハルトは、撮影中に機材が落雷被害に遭わないように対策したという。 他にも関係者が動物に襲われたり、自動車事故に巻き込まれたり、飛行機事故が起きるなど、偶然にしてはあまりにも不幸な事故が続いたため、当時のタブロイド紙は話題にしたという。 プロデューサーのハーヴェイ・ベルンハルトは、「まるでこの映画ができることを望まない悪魔が働いていたかのようだった」と後に語っている。(山口敏太郎)参考記事3 horror movies that were alleged to be cursedhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/331550/3-horror-movies-that-were-alleged-to-be-cursed
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ミステリー 2019年11月03日 23時00分
焼失を免れた信仰の地 首里城内の「首里森御嶽」
10月31日午前2時頃、沖縄県那覇市の首里城にて火災が発生。正殿を含む広範囲が焼失する事態となった。琉球王朝時代を偲ばせる首里城は今から約500年前に建てられ、昭和8年に国宝に認定されるも第二次世界大戦中に戦火により焼失。平成4年以降に正殿などが復元され、平成12年には県内の城跡とともに世界遺産に登録されていた。 首里城は沖縄県でも一番のパワースポットと呼ばれており、敷地内に聖なる泉や“琉球神道”における聖地の『御嶽』も存在しており、昔から神聖かつ重要な土地とされていた。今回の大規模な火災で、首里城内にある御嶽も焼失してしまったのではないかと、現存を危ぶむ声も上がっていた。しかし、鎮火後の空撮写真から城内で最も格式の高い『首里森御嶽』が残っていた事が判明。安堵の声も上がっている。 『首里森御嶽』の『首里森』は『すいむい』と呼び、首里城の別名のことである。首里城の広幅門から下之御庭に出たところ、正門である奉神門の前に存在している。屋根付きの門を構えた囲いの中にガジュマルとクロツグ、ビロウの木による小さな森があるもので、1997年に復元されたもの。 この御嶽は琉球開闢(かいびゃく)神話に関係の深い御嶽で、琉球を創ったとされるアマミキヨが築いた七つの御嶽の一つとされている。琉球開闢神話では、はるか彼方の神の国であるニライカナイからアマミキヨがこの地に降り立ち、島々を創って一組の男女を住まわせ、やがてそこから人が増えていったとされている。そして、アマミキヨは琉球各地に「七大御嶽」と呼ばれる祈りの場所を築いていった。その一つが『首里森御嶽』なのだ。なお、首里城の中に御嶽ができたのではなく、先に首里森御嶽があって後から首里城が建てられたのだそうだ。 かつては王が城外の寺社へ出向く時には、この御嶽で祈りを捧げ、また神女たちが多くの儀礼を行っていたという。琉球の信仰では、神に仕えるのは女性とされていたため、琉球王朝時代は御嶽は男子禁制であった。しかし、『首里森御嶽』は男女ともに拝することができたという。首里城は政治の舞台だけではなく、琉球国内の宗教的拠点でもあった。過去には、首里城内には他にも十の御嶽が存在していたそうで、復元された苅銘御嶽(かわるめうたき)は今回の火災では焼失してしまったのではないかとみられている。 首里城内の御嶽は現在でも信仰対象であり、今でも御願を捧げる人の姿があった。『首里森御嶽』が焼失を免れたのは幸運であるし、火災からの復元の際には、是非とも信仰の舞台であった御嶽の数々も復元して欲しいものである。(山口敏太郎)
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ミステリー 2019年11月02日 23時00分
聖書の巨人は実在した!?ダビデに倒されたゴリアテの骨
聖書の中に登場する有名なエピソード、ダビデ王とゴリアテの戦い。「第一サムエル記」第17章によると、当時は羊飼いだったダビデが兄に食料を届けようとイスラエル軍の陣営を訪れた際、ペリシテ軍の巨漢の戦士であるゴリアテが「一騎打ちで負けたならばイスラエルはペリシテの奴隷になれ」と言ったことに憤る。そして手にしていた羊飼いの杖と投石機、5つの石でゴリアテに挑み、見事に倒したという話である。このゴリアテは身長が約2.9メートルもあったとされており、巨漢どころか巨人と言える大きさだ。 そんな巨人ゴリアテの骨が存在しており、しかも埋葬されているかもしれないという発表があった。 この研究結果を発表したのは牧師のボニー・ネルソン氏。聖書の研究の結果、ゴリアテの身長は実際には約2.1〜3メートルと計算できるとし、おそらく強大な敵であることを印象付けようと、身長を「盛った」のではないかと考えている。そして、最終的にダビデはゴリアテの首を取った後、イエス・キリストが処刑された地でもあるゴルゴダの丘に埋葬したという。 この説について、ユダヤ系クリスチャンの思想家であるケン・アンミ氏は、「ゴリアテはガテの街出身であり、ゴルゴダの地名も彼の名前と出身地を合わせた複合語である可能性がある。ゴルゴダは『頭蓋骨』を意味しており、最初の人間であるアダムの骨が埋められていると言われているが、ゴリアテの首が埋められたという事実を踏まえたものとも考えられる」と語っている。 今年の初め、ゴリアテの故郷であるガトを発掘した考古学者は、聖書の戦いの時代にまでさかのぼる新しい遺跡の層を発掘している。イスラエルのバー・イラン大学の発掘ディレクター、アレン・マエア氏は、「鉄器時代初期、紀元前11世紀頃の遺跡から、かなり大きな規模の都市だったことが分かった。新しく発見された要塞は高さ3.9メートルあり、後期の壁の高さが最大2.4メートルであることを考えるとかなり大きい。また、構成するブロックも大きいものが多いため、ゴリアテの伝説は当時、この街の規模がかなり大きく隆盛を誇っていたことから来たのかもしれない」と語る。 果たして、聖書の巨人は今もゴルゴダの丘に眠っているのか。さらなる発掘調査が必要であると、専門家たちは述べている。(山口敏太郎)参考記事Bible bombshell as 'David vs Goliath skull found where Jesus was crucified'https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/bible-bombshell-david-vs-goliath-20649333
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ミステリー 2019年10月27日 23時00分
現代になっても変わらない 天皇家と瑞兆の数々
10月22日、天皇陛下が日本国の内外に即位を宣明される儀式である即位礼正殿の儀が行われた。国民の祝日であり、テレビで中継を見ていた人や、中には皇居の近くまで赴いた人も多いのではないだろうか。 この日、残念ながら東京は朝から雨が降っていたが、即位礼正殿の儀が始まった頃には雨が止み、日が差してきて皇居の上に虹がかかるという現象が起きた。一連の様子を目撃していた人も多く、ツイッター上には皇居の虹を撮影した画像が多く上げられ、話題になった。 実は、当日は他にも各地で天候に関する様々な事が起きており、この日富士山が初冠雪したり、また静岡の浅間神社では本殿前の桜が数輪開花したという。この神社の御祭神は木花咲耶姫であり、天皇家にゆかりのある神社でもある。さらに海では珍しい魚のマンボウの巨大個体が漁獲されたという。ちなみにマンボウは大漁不漁を占う魚という伝承があり、識者によればこのマンボウは非常に珍しい種類だったそうなので、吉兆の方だろうと言われている。 昔から時代が改まる時や聖人が生まれた時、新しく天皇が即位した時には瑞兆が起きると言われていたが、21世紀の令和になっても変わらないのかと話題になっていた。 なお、瑞兆は平成の御世においても起こっており、例えば秋篠宮悠仁親王殿下の誕生に際しても様々な事例が報告されていた。 まずは、ご懐妊発表直前の2006年1月11日、琵琶湖にて黄金の体色をしたビワコオオナマズが捕獲された。他にも、名古屋市中区の「ランの館」でも不思議なシンクロニシティが起こっている。秋篠宮殿下がお手植えになった「プリンセス・キコ」というランが、紀子さまの懐妊が明らかになった直後に偶然開花しているのだ。 さらに、ご出産前日の9月5日、北海道を行幸啓中の天皇皇后両陛下の前に、二重の虹が現れる。ご出産当日の9月6日には、日本列島を直撃する予定だった台風12号が突如コースを変更し、外洋に去っていったのだ。ちなみに台風が日本列島の直撃を避けるように移動していった、という事例は今回も確認されている。 瑞兆とされるものは、いずれも一つ一つは単なる偶然の産物かもしれない。しかし、目出度い日に幸運が重なったことは、素直に祝って楽しんでも良いのではないだろうか。(山口敏太郎)
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