ミステリー
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ミステリー 2020年07月11日 23時00分
夏至の日食、独立記念日の月食は天からのメッセージだった!?
先日の6月21日、夏至の日に日本各地で部分日食が確認された。夏至の日に日食が起こるのは1648年以来の372年ぶり。貴重な天体ショーを多くの人が楽しんだ。 また、海外に目を向けると、アメリカではちょうど独立記念日に当たる7月4日に部分月食が確認できることになった。特にアメリカでは日食と月食の期間が2週間ほどしかなく、また今回の月食が「ブラッドムーン」という赤色に染まる少し変わった月が欠ける、という珍しい天体ショーであったため、スピリチュアル的な解釈を行う人も少なくなかったようだ。 >>深夜に関東で轟音とともに飛来した発光体、正体は「火球」か<< 例えば、キリスト教の伝道者ポール・ベグレー氏は、今年に発生した壊滅的な出来事−−−新型コロナウイルス感染症のパンデミックとアフリカやアジアを悩ませているイナゴの大発生などを踏まえ、今回の日食と月食が来たるべき黙示録の証拠の一つだと彼のYouTubeチャンネルで解説し、警告を発している。 預言書として有名な聖書のヨハネの黙示録には、「子羊が巻物の6番目の封を解くと、大地震が起こり、太陽が黒く、月が血のように赤くなる」という記述が存在している。また、旧約聖書のヨエル書には「主の偉大で恐ろしい日が来る前に、太陽は暗闇に、月は血に変わります」という描写があり、6月21日の日食と7月4日の月食はいずれもこれらの聖書の描写に合致するというのだ。 日食や月食は非常に珍しい現象のため、昔から人々が魅了され、ある時は吉兆と、ある時は凶兆とみなしてきた。神話に登場する事も多く、日本神話の天の岩戸は日食が元になっていると見られているし、北欧神話やその他各地の神話にも「月や太陽を飲み込む怪物」が登場する。 昔から人々は、様々な意味を日食や月食から読み解こうとしてきたものだが、現代でも同じような考えに至る人は少なくないのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年07月05日 23時00分
深夜に関東で轟音とともに飛来した発光体、正体は「火球」か
7月2日の深夜、関東一帯にて轟音が鳴り響き、地面が揺れたという報告があった。 時刻は午前2時32分頃、空を横切る大きな発光体が確認された直後に、爆発音のような轟音と地響きが起きた模様。東京や埼玉、神奈川と広範囲で確認され、いったい何が起きたのかと騒動になった。だが、後に火球という事が判明し、多くの人が胸をなでおろす結果となったようだ。 流れ星の中でも非常に明るいものは火球と呼ばれ、その明るさは-3~-4等級。全天で一番明るく見える星、おおいぬ座のシリウスの等級が-1.47であるから、相当な明るさになる。 >>大地震の発生は近い!?日本における地震予知の歴史<< なお、火球は大気中で蒸発してしまったものも、核である隕石が地表に落下したものも、両方とも明るさが一定以上であれば火球と呼ばれる。今回の火球が隕石由来か、デブリ(宇宙ゴミ)等だったのかは不明であるが、「隕石であれば、もしかしたら落下地点に欠片が存在するかもしれない」という意見がネット上に書き込まれていたりもする。ちなみに、あまりに明るいためか、火球はしばしばUFOと間違えられる事も多かったりする。 今回の事例とよく似たものに、2016年6月18日に目撃された火球の事例がある。この時は、夜の22時頃に関東地方の空を横切る様子が確認され、また、通り過ぎた後に飛行機雲のようなものが残されていたため、UFOではないかという説も出てきていた。 さて、今回の火球では面白い報告も上がっていた。スマートフォン用アプリの「MyRadar 天気レーダー」の雨雲レーダーで確認すると、なんと関東を斜めに横切る火球の軌道が表示されているというのだ。このアプリは米国国立測候所が観測した NOAA(米国国立海洋大気庁)気象レーダーの生データを利用しているもの。この雨雲レーダーは雨や雪以外にも、大気中の気温や湿度の違う層があると、電波が屈折する異常伝搬が起きて映ってしまうそうで、今回の火球が通り抜けた軌道も雨雲レーダーに捕捉されたものとみられている。 一直線に伸びる火球の通った道がアプリで確認できるというのは、とても興味深いことであると言えよう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年07月04日 23時00分
十勝岳に衛星画像で「つちのこ」が写った!?
衛星画像によって世界中を見ることができる地図アプリケーション。Google EarthやGoogle Mapの機能にお世話になった人は少なくないだろう。そんな地図アプリケーションの衛星画像では、時々変なものが写り込んでいることが発見されて、話題になることがたびたびある。中にはGoogle Mapにネッシーらしき生物の姿が!なんて報告例もある。主に海外で多く発見されているようだが、数か月前に日本でもとある未確認生物が発見されて話題になった。 >>謎の蛇「ツチノコ」によく似た未確認生物がアルプスに生息していた?<< それは、「北海道の十勝岳に『つちのこ』がいる」というもの。Googleマップで衛星画像に切り替え、大雪山国立公園にある十勝岳の登山道近くを表示すると、「つちのこ」が表示されるというのだ。 ツチノコは皆さんも御存知、日本を代表する未確認生物の一つ。大きさはまちまちだが、30〜60センチ程度の極端に太短い体型をした、三角形の頭をした蛇である。そう、未確認生物とは言え、ツチノコは普通の蛇に近い大きさしかない。そんなツチノコが衛星画像で確認できる、というのはどういうことなのだろうか。 答えは簡単、この「つちのこ」は未確認生物のツチノコではなく、何者かが石を並べて造った大きな文字だったのである。文字は一つが約1メートル、全体で5〜6メートルの幅があり、標高約1700メートル付近の黒い地面に、目立つ白い大ぶりの石を並べる事で表現したもの。近寄ると見づらい点もあるが、上空からカメラで捉えると、ばっちり文字が確認できるものとなっていたのである。 この「つちのこ」は、今年の3月頃からGoogleマップで確認できるようになっていたそうで、ネット上で話題になり、実際に現地を訪れる人も出てきていた。しかし、残念ながらこの文字は、6月半ばに環境省東川管理官事務所により、解体されてしまったとのこと。国の自然公園法第20条に「土地の形状を変更する」事を禁じる旨が規定されているため、文字を解体して原状回復したそうだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月28日 23時00分
大地震の発生は近い!?日本における地震予知の歴史
25日午前4時47分ごろ、千葉県東方沖を震源とする最大震度5弱の地震が発生。震源の深さは約36キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定されている。千葉県旭市で震度5弱、千葉県銚子市や成田市、市原市、茨城県取手市や鹿嶋市で震度4、ほか関東各地などで震度3を記録している。気象庁は、今後一週間ほど最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼び掛けている。 現在関東で頻発している地震は、かねてより危惧されている東日本大震災の余震である可能性も考えられている。また、25日に気象庁は近畿と四国でのデータを用いて、南海トラフ地震発生と関係があるとされるプレートのずれについての観測も行っていく事を発表した。 >>大地震の前触れか!?千葉県沖の定置網に「幻のサメ」メガマウスがかかる<< さて、地震と古くから付き合って来た日本だけに、地震に関する伝承は全国各地に残っており、また地震予知や対策についても古くから研究が成されていた。 例えば、地震に関する最古の記録としては、日本書紀にある416年(允恭5年)のものや599年(推古7年)のものがある。また、684年に起きた白鳳地震は規模が大きく、記録が正しければ現在の地震活動と似ているため、地震に関する歴史的資料になるとして、研究が進められている。 時代は下って平安時代、今では学問の神様とされている菅原道真が当時の国家公務員試験である「方略試」に臨んだ際、出題された「辨地震(地震を弁う、地震について述べよ)」と言う問題について回答し、試験に合格している。この問題が出された前年の869年には宮城県が大津波に襲われ、その前年868年には京都で大地震が発生し多くの民に被害が出たとされており、地震を初めとする災害対策等に関する出題がされたと考えられる。なお、この問題と解答は「菅家文草」に記載されている。 さらに時代は下って江戸時代になると、様々な地震予知の研究がなされるようになってくる。中でも夜間に江戸を襲った直下型地震であり、被害が大きかった安政の大地震の後は様々な地震に対する知見が集まり、磁石を利用した地震予知機が開発されたり、幕府がオランダの書物を翻訳し『地震預防説』を刊行するに至った。 その後、様々な研究がなされるも未だに決定的といえる地震予知法は考案されていない。知識や観測データの積み重ねが、地震予知法の発見につながることを願ってやまない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月27日 23時00分
新型コロナウイルスで心霊現象の報告例も多発中?海外の報告より
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、外から内へと人々の生活様式は一変した。そんな中、変わった報告が海外から上がっている。海外のメディアを中心に「読者から『自宅で霊現象に遭った』という投稿や連絡が相次いでいる」という報告があったのだ。確かに海外のオカルト関連の報道を見ても、自宅待機中に自撮りした動画に奇妙なものが映っていた、というような報告が少なくない。 ニューヨーク・タイムズでは、2019年には不思議な現象に対する報告や相談が月に2〜5件もあればいい方だったのが、最近では報告が実に2倍近くになっていると指摘しているし、同じくアメリカのタブロイド紙であるサウスサイド・タイムズも同様の報告が増えていると記事にしている。 >>新型コロナのパンデミックで、「お化けを見る」人が増えている?<< しかし、本当に霊現象が増加しているのだろうか。実はいずれのメディアも、「おそらく霊現象が増えたというのは本人の勘違いである可能性が高い」としている。 海外の超常現象研究家であり人気心霊番組のホストであるジョンE.L.テニー氏によれば、人々が外出自粛で家にいる時間が長くなったため、これまで留守にしていたときに起きていた様々な現象に遭遇する機会が増えたという。 また、新型コロナウイルス感染症からくる過度な警戒心、不安や、緊張状態が続いていることが、これまで気づかなかったささいな現象に過剰反応を示すようになった可能性が高いという。寄せられた霊体験に関する報告を見ていくと、いずれも自然現象や、ラップ音と勘違いしやすいウォーターハンマー現象などに過敏に反応していることが多いそうだ。 また、サウスサイド・タイムズ紙によると人が一番安心できる場所の自宅に「幽霊が出る」と一度思い込んでしまうと、その思い込みを崩すのが非常に困難になるという。特に今回は、新型コロナウイルス感染症に対する不安を抱え、自宅にこもることを選択している人が多いため、「逃げ出せない」と考えてしまい余計に不安が増幅されてしまい、なんでも幽霊や霊現象に結び付けてしまうのではないか、とのことだ。特に、親類や知人など身近な人に不幸があった人によくみられるという。 「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とは昔からよく言われていることだが、霊現象かと思ったら一度冷静になってみることは必要かもしれない。もちろん、それでも説明のつかない事例も報告されているのだから。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月21日 23時00分
米軍パイロットがUFOとドッグファイト、その正体は気球だった!?「ゴーマン少尉UFO空中戦」事件
6月17日早朝、東北地方にて奇妙な未確認飛行物体の目撃証言が相次いだ。 朝の7時頃から、仙台市を中心に福島県や山形県など東北地方の広い範囲で、「白い飛行物体」の報告がTwitter等で寄せられ、飛行しているというよりは平行移動しながらゆっくりと上昇していっており、昼前には見えなくなった。 望遠鏡やカメラの望遠レンズで確認した所、白く丸い球体の下に紐で十字型の物体が吊り下げられているような形状をしていることが判明。そのため、早々に「気球ではないか」という推測が出てきていた。一番ありうる説として、気象庁のラジオゾンデ観測(高層気象観測)用の気球や南極で用いられるエアロゾル観測装置の可能性が挙げられたが、気象台や大学、国交省、警察、自衛隊と関係各所へ問い合わせしたものの、所属も正体も不明のままとなっており、現在文字通りの「未確認飛行物体」ということになっている。 >>米軍が認め公開に踏み切った!?UFO動画とハリー・リード元上院議員 << さて、未確認飛行物体ことUFOと気球が密接に関わっていたとみられる案件は過去にも多数存在している。例えば1948年に発生したゴーマン少尉UFOドッグファイト事件は、戦闘機がUFOと至近距離ですれ違っての目撃をしたというものだ。 同年10月1日夜9時ごろ、アメリカはノースダコタ州ファーゴ上空にて、同州兵航空隊所属のジョージ・ゴーマン少尉がP‐51ムスタングにて夜間訓練飛行中に、奇妙な物体が飛行しているのを発見。管制塔で確認している機体とは違うものであったため、接近を試みたところ、通常の飛行機や戦闘機でも考えられない速度で急旋回・急上昇。問題の物体とすれ違ったという。至近距離で目撃した発光体は、15~20センチ程度の非常に小さなものだった。20分のドッグファイトの後、ゴーマン少尉機のエンジンが不調になり、発光体も姿を消したため追跡は終了となった。 この物体について、当初は「米軍パイロットがUFOとドッグファイトした!」と騒動になったものの、実は後の調査で地元の気象台が観測用気球を打ち上げていたことが判明しており、気球に点いていた灯火を誤認したのではないかと今では考えられている。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月20日 23時00分
大地震の前触れか!?千葉県沖の定置網に「幻のサメ」メガマウスがかかる
6月11日、千葉県館山沖の定置網に巨大な生物がかかっているのが発見された。それは「幻のサメ」とも呼ばれる、非常に発見例の少ない「メガマウス」だった。 メガマウスは、1976年にハワイ沖でアメリカ海軍の調査船によって発見された、比較的最近発見されたネズミザメ科のサメである。熱帯から温帯の深海200メートル付近に生息しており、主食はプランクトン。サメの中でも原始的な形態を残しているが、深海に生息していることもあってか個体が確認された事例が非常に少なく、研究もまだ途上段階である。 >>地震が起きるのを予知したい!江戸時代の「地震予知機」と「地震預防説」<< そんな珍しいメガマウスだが、例外的に日本は目撃・捕獲例が多い地域になる。地理的に深海が近いためとも考えられているが、なぜ日本でここまで多く確認されているのかはっきりした理由はわかっていないという。 今回、館山沖で確認されたメガマウスは体長約6メートルのメスの個体。波左間の沖合約800メートルの位置に設置してある網の中におり、5時頃に漁協が発見。地元のダイビングサービスの男性が現場に潜って確認し、その姿を至近距離で撮影することに成功した。これまでにも定置網や近海に迷いこんできたことはあるが、弱っていることがほとんど。今回は非常に健康な状態で、活発に泳いでいたという。研究者も「ここまで至近距離で生きている状態のメガマウスが撮影されるのは非常に珍しい」と話している。 ちなみに、メガマウスについてはある都市伝説が存在する。それは「大地震が来る前に現れる」というものだ。確かに、日本近海での捕獲記録を見ていくと、2007年の新潟中越沖地震しかり、2011年の東北地方太平洋沖地震しかり、発見から数日〜数か月後には地震が発生している事がわかる。一説には、サメに存在している微弱な電流を感知するロレンチーニ器官が地震の前に発生する異常を感知しているのではないかと言われており、今回の発見も関東を中心に多発している地震と関連付けられる向きも大きい。 しかし、深海生物や海洋生物の漂着と地震についてはほぼ関連性がないと見られている。珍しい生物が発見され、ニュースになったことで人々の記憶に残ることが多く、その後に発生した災害と関連付けられてしまうというのが真相のようだ。 なお、今回のメガマウスは黒潮の流れに乗って近海にやってきたと考えられている。元気な個体だったので、網から放してやったとのこと。幻のサメは、今も深海のどこかを泳いでいるのだろう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月14日 23時00分
赤い封筒にご用心?台湾に今も残る風習「冥婚」
先日、Twitterである海外の風習が話題になった。 台湾の道端に、赤い封筒が落ちている。日本のお年玉が入っているポチ袋のようなものだが、拾ってはいけない。これは「冥婚」というもので、中に亡くなった人の髪の毛や爪、生年月日を記した紙や冥銭を入れたものをわざと赤い封筒の中に入れて路上に捨てる、という風習。生前結婚することなく亡くなった人を憐れみ、せめてあの世で結婚できるようにと願って行うもので、この封筒を拾ったり踏んでしまった人は、亡くなった人との結婚に同意した事になってしまうというもの。その後、拾った人との運勢を占って夫婦になるという。ちなみに、「冥婚」したからといって結婚してはならないというわけではないそうだ。亡くなった後はあの世で冥婚相手の元に行くそうだが、生きている間は問題ないらしい。それでも感覚的に気持ちの良いものではないので、うっかり拾ってしまわないように気をつける必要があるそうだ。また、「冥婚」の風習は古く、三国志の時代にも行われた記録があるとのこと。現在はめったに行われないそうだが、それでも偶然町中で見つけてしまうこともあるそうだ。 >>絶対に開けてはいけない、悪魔が封じられた箱「ディビュークの箱」<< このような「死後婚」の風習は世界中に存在する。山形県の村山地方の村には、若くして未婚のまま亡くなった子供に対して、死後婚「ムカサリ」と呼ばれる風習がある。ムカサリの語源は「迎えられ」るという、結婚を意味する方言からくるもので、配偶者に「迎えて去る」ことからこう呼ばれる。こちらも中国の冥婚から来ており、「実在の人物を絵馬に描くと、あの世に連れて行かれる」という都市伝説もある。 また、インドには亡くなった子供たちの結婚式を行うPretha Kalyanamという風習が残っている地域が存在する。こちらは亡くなった子供を持つ両親たちが行うもので、亡くなった子供の霊は現世に対する思いが強いため、数年後家族に結婚に対する障害や子供が生まれない等の様々な悪影響をもたらしてしまう。そこで、亡くなった子供たちの霊に現世で出来なかった結婚をさせてやり、盛大に祝ってやることで成仏を祈るのだそうだ。 どの風習も、亡くなってしまった人の冥福を祈り、せめてあの世では心安らかに過ごして欲しいという親や遺族の願いが込められたものと言えるだろう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月13日 23時00分
オランダに日本の「妖怪のミイラ」が!?オランダ・ライデン国立民族学博物館
先日、Twitterを騒がせた一枚の写真がある。それは「オランダから鑑定して欲しいという依頼が来た」というある妖怪のミイラだ。箱に入ったそのミイラは、くちばしがあり大きな鳥の足が生えた、最近日本で話題になった妖怪「アマビエ」にそっくりの外見だったのだ。かなり衝撃的な写真だったこともあって、Twitterではアマビエなのかそれとも別の妖怪なのか、そもそもなぜ日本の妖怪のミイラがオランダにあるのか、と話題になった。 >>アマビエだけじゃない!?コロナウイルス騒動で再注目される予言妖怪「神社姫」<< 現在でも寺などに安置されていて、たびたび話題にのぼる妖怪のミイラたちは、主に江戸時代に一種の工芸品として作成されたものが大半だと考えられている。そんな妖怪のミイラのコレクションが多数保管・展示されている場所で有名なのが、オランダのライデン国立民族学博物館だ。 この博物館は自然物よりも人工物や民族学的価値のあるものを蒐集の対象とした博物館であり、当初は「日本博物館」と呼ばれていた。設立には過去に日本を訪れたシーボルトの業績が大きい。医師として日本を訪れたシーボルトは、日本で様々な動植物標本から文学・民族学的標本を大量にオランダに持ち帰った。その後、約5000点の日本に関するコレクションを王家のコレクションの一部として寄付し、民族学的見地から博物館を設立するに至る。その後、様々な国の物品が集まっていき、現在の国立民族学博物館へ成長していくのである。オランダに日本の物品が集まるのも当然。江戸時代の日本は鎖国していたが、オランダは数少ない国交のある外国だったからだ。 国立民族学博物館に展示されている妖怪ミイラで有名なものには、「人魚」や「ろくろ首」等のミイラが存在する。いずれも長崎県の出島からオランダ商人が買い付けて自国に持ち帰るなどした、由来や経歴が判明している点でも貴重な資料と言えるものだ。剥製をつなぎあわせ、紙や竹ひごを用いて精巧に造られたミイラの数々は、当時の人々を驚かせたであろう事が窺えるものとなっている。 ちなみに、国立民族学博物館のミイラは、日本国内での企画展で日本に「里帰り」し、見ることができる時もあるので、興味のある人は調べてみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月07日 23時00分
古代マヤ文明、最古にして最大の建造物発見か
4日、イギリスの科学誌ネイチャーが、メキシコ南部のアグアダ・フェニックス遺跡より、古代マヤ文明最大規模とみられる建造物が発見されたと発表した。紀元前1000〜800年頃に築かれたとみられており、南北約1400メートル、東西約400メートル、体積は320万〜430万立方メートルに及ぶ巨大なものであった。上部には平面上の基壇(※きだん、石や土を組んで高くした部分で、上の建物を支えるために組まれる)があり、周辺から未使用の石斧などが発見されたことから、この巨大建造物は古代マヤの初期、社会的な階層ができていない時代に築かれ、共同祭祀に使われた場所であると考えられている。 >>「2020年3月20日に人類が滅亡する」!?世間を騒がせたマヤ暦とインド歴の予言とは<< 今回の研究は、2017年より日本やアメリカ、メキシコなど多くの国が参加した合同研究チームによる発掘調査の結果判明したもの。アメリカ・アリゾナ大の猪俣健教授や日本の茨城大、岡山理科大の研究チームが、グアテマラ国境近くのタバスコ州にて、航空レーザー測量やドローン等を用いての地上探査を実施し、翌18年には森林や牧草地になっていた場所の地下に、今回の建造物が含まれるアグアダ・フェニックス遺跡を発見する運びとなった。 今回の遺跡からは、権力者を示す彫刻などは見つかっておらず、研究者らからは、人々が集まった後に共同体としてのアイデンティティを確立するため、みんなで立てたものではないかという説が出てきている。言わば、マヤ文明における最古かつ最大の公共事業だったと言える。 だとすると、古代マヤ文明はこの場所から芽吹き始めたのだろうか。今後の調査・研究結果が楽しみである。(山口敏太郎)
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