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芸能ネタ 2019年06月16日 12時20分
「売れちゃってるぅ?」ゆりやん、『いいとも』で受けた洗礼とは 全国単独ツアーで“スキンヘッド全裸”を披露?
7月12日より、ゆりやんレトリィバァが初となる全国ツアーを開催する。大阪、東京、福岡、名古屋などの主要都市はもちろんのこと、地元奈良県でも開催するという今回のライブ。そのファニーな芸風とキャラクターでデビュー直後から人気者となった彼女が、全国ツアーでどんなネタをするのか? 掴めそうで掴めない彼女の不思議な魅力を紐解くべく、インタビューを敢行した。ーーこれまでも数多くの単独ライブを開催されてきましたが、今回は初となる全国ツアーです。心境の変化があったのですか?今年芸歴7年目で、全然記念ではないんですけど、とにかく単独ライブが好きですし、たくさんの方に観てもらいたくて「全国ツアーやらせてください」ってお願いしました。―ー三部構成(ネタ、ゲストとトーク、ミュージカル)で、ミュージカルでは物語も作られるそうですね。すみません……。先に言っておかないといけないんですけど、三部構成のミュージカルと言っちゃったので、劇団四季やブロードウェイのゆりやんバージョンのイメージでお越しいただく可能性があるんですけど、ミュージカル経験ゼロの人間が作るもので、「憧れているんやろな」っていう小規模なものです(笑)。だから三部構成と言いながら、ネタとゲストの時間が長くて、ミュージカルは短いので、2.1部構成です。ーーこれまでとは違う形のライブになりそう?大きくは一緒です(笑)。もし単独ライブに来た事がない人で、テレビで観ている「ドラえもん」とか「アカデミー賞」のネタを観られると思っているなら本当に申し訳ないんですけど、私が今面白いと思っているネタをやるので、「何これ?」ってなるとは思います。過去には、スキンヘッドで丸裸になって培養液に4分間浸かるっていう客席で誰も笑っていないネタをもやったこともあるんですけど、そういう体験って単独ライブでしか出来ないですし、「ゆりやんってこういうことがやりたいんやな」って察してもらう舞台になると思います(笑)。そういうのも踏まえて楽しくみんなで共有できたら嬉しいです。ーーゆりやんさんは、ライブやバラエティーで、とんでもない空気でもガンガン行く印象があります。「肝が据わっている」なんて言われますよね。「あれできるんやったら、ほんまは緊張してないよ」っていう変な理屈で緊張していないことにされるんですけど、ほんまは緊張しています。基本的に自分で面白くなっているわけじゃなくて、先輩がツッコんでくれたり、かぶしてくれたり、編集で面白くしてもらっているだけなんです(笑)。ーー芸歴7年目。NSC(よしもとの養成所)の大会で優勝してから順風満帆のように感じますが、これまで印象に残っている出来事はありますか?NSCを卒業した年に、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に出させてもらう機会があったんですよ。1日の出演のためだけに、長いこと打ち合わせをさせていただいたんですけど、嘘みたいに肩にカーディガンをかけたでかい男の人が「どう? 売れちゃってるぅー?」って来はったんですよ。大阪でもテレビに出ていなかったので、「これが東京のテレビや!」って思いました。ーー『チルテレ』(BS日テレ)で共演している友近さんとの絡みが話題です。普段の雰囲気が出ている感じですか?本当に仲良くしてもらっていて、家来てくれはったりとか、昨日も一緒に散歩したりめっちゃ楽しくて、カメラ回ってなくてもああいうやりとりをずっとやらせてもらっています。ーー友近さんとコンビ芸のような形でたくさんの笑いを取り、『ドキュメンタル』(Amazon Prime Video)でも優勝されました。あれも楽屋で生まれた感じなんですか?元々あったものではなくて、その場で出来たやつです。私がしょうもないことをやったとしても、友近さんがその道筋をサーッと引いてくれて、それに乗っかったら面白くしてくれるので、「すごいな」って思います。ーーゆりやんさんは先輩とも親交が深いんですね。そうですね。友近さんは、私が言うたことにめっちゃ笑ってくれて本当にありがたいですし、「なろう」と思ってなれる方ではないんですけど、自分が面白いと思うことを突き進まれる姿を見ていたら、わたしもそうなりたいなって思います。ハリセンボンの(近藤)春菜さんは、家に来てくれて、二人でソファーに寝っ転がってずっと笑ったり、一緒に『テラスハウス』(フジテレビ系)観たりしてめっちゃ楽しいんですよ。あとは、大阪時代からお世話になっている尼神インターさんとか、THIS IS パンの吉田結衣さんとか、同期のガンバレルーヤとか、気づけば昔からずっと見てくれていて、ありがたい環境だなって思います。ーー今年東京に引っ越しをしたそうですね。心境の変化があったのですか?単純に東京と大阪を行き来していて、友近さんが「しんどいやろ。東京おいで」っ言ってくださったり、霜降り明星さんとかミキさんとか同世代の方々が東京に行った寂しさもあったり、超能力的に「今や!」って思って、場所も渋谷って決めて、何の疑いもなく引っ越したんですよ。あとで占いをしてもらったら「最悪なタイミングで引っ越した」って言われました。場所が悪いわけじゃなくて、自分にとって良くない方角に引っ越しちゃったみたいで……。ーー仕事もプライベートも充実していますが、恋愛はいかがですか?恋愛も充実していたら一番いいんですけど、なんでそれだけがうまくいかないんやろ。「もう30歳やないか!」って思うんですよ。ーー意中の人はいらっしゃるんですか?1回だけ会ったことはあって「カッコイイな」って思う人はいますけど、絶対友だち以上にはなれんやろなって。「わざわざワシ選ばれへんやろ!」って。ーー(笑)。最後にツアーのおすすめポイントを教えてください。いろんなタイプのネタがあって、ライブでしか感じられないような空気になる場合もあるので、それも踏まえて楽しんでほしいです。毎回シークレットゲストが来てくださるんですけど、私が大好きな人ばっかりお願していて、トークというよりは、ただフザける時間だということをご理解いただきたいです。とにかく、一緒に共有してライブ感を楽しんでください。落ち着いて来てや〜!(インタビュー終わり)ゆりやんレトリィバァ単独ツアー『ゆりやんJAPANツアー』【チケット】前売:5,000円/当日:5,500円【日程・場所・時間】7月12日(金)大阪:なんばグランド花月 18:30開演7月21日(日)福岡:パピヨン24ガスホール 18:00開演7月23日(火)東京:きゅりあん大ホール 18:00開演7月25日(木)名古屋:名古屋市芸術創造センター 18:30開演7月28日(日)奈良:橿原市立かしはら万葉ホール 17:30開演※チケットよしもと、チケットぴあ、ローソンチケットにて発売中!(取材・文 浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2019年05月25日 08時00分
ブラマヨ吉田、夫人は「浮気」に怒らない? 小杉も“優しくなった”ほど自信作のエッセイ出版!
ブラックマヨネーズの吉田敬が16日、都内で著書『黒いマヨネーズ』(幻冬舎 本体1400 円+税)の出版を記念した囲み取材会を行った。 『ブラックマヨネーズ吉田敬のぶつぶつ』『人生は、パチンコで教わった。』に続く3冊目の著書となった本著は、幻冬舎の文芸誌「パピルス」(休刊)、「小説幻冬」に、約5年間にわたって連載されたエッセイを選りすぐって1冊にまとめたもの。お笑い芸人のどうしようもない日常から、オリンピックやベーシックインカムなどの時事社会問題まで、多岐にわたるテーマに疑義を呈し、人の世の不条理と栄枯盛衰を綴った〈読んで・笑って・考えされられる〉三倍お得な珠玉のエッセイ集になっている。 吉田は出版後、著書を周囲に配るようなことはしていないと言い、「この本は誰にもあげていない。あげてその人がSNSとかで宣伝しないと、殺したくなるので(笑)」ときっぱり。相方の小杉竜一についても、「あげんとこうと思っていたら小杉は自分で買ったみたいです」と紹介。「読まれたくない部分もあるのにって。感想はもらっていないけど、でも気のせいか、ちょっと優しくなった気がします」と小杉の反応も嬉しそうに分析。 著書では、「不倫と浮気は違う」と男目線の浮気への主張も書かれているというが、その部分に対する夫人の感想を聞かれると、「書き終わったら嫁に見せていたんです。嫁に見せて笑ったらおもろいんやって。不倫と浮気のところも、受け入れてくれていると思います」と心配していないとのこと。「結婚前に浮気くらいはあるかもしれないと言っているんで、そこはそんなに怒らないと思います。本当に気持ちまでいったら怒られてしまうと思いますけど」とニヤニヤ。 読者層として想定したのはサラリーマンだとも明かし、「そこまで限定していないですけど、書いているときからぼんやりとサラリーマンの人たちの顔は浮かんでいたんです。僕と同世代の男性とか」と吉田。ツイッタ—などで主婦などの評判の良さを目にした時は「驚いた」とも述べ、「女性がこれ読んで笑ってくれているのは嬉しい」とにっこり。 今後の著作の予定については未定とのこと。小説などへのチャレンジについても問われたが、「執筆活動もいつかとは思っているんですけど、僕はそもそもパソコンが使えないんですよ。やったことないんでどれくらいしんどいんかなとかわからないんです。でも、チャレンジはいつでもできますからね。もうちょっと今の仕事が暇になったら考えるかもしれないです。今回はこれで燃え尽きてもうたんです。今は(執筆活動は)休もうって思っています」とのこと。 書いている時は「100万部」の妄想もしたというが、「いざ出版したら本屋にも置いてもらわれへん。改めて本屋に置かれる作家さんはすごいなって思いました」と吉田。内容に関しては、「100万部いっても何もおかしいことはない。それくらいの内容だと自信はあります。これでおもろないと言われたら絶縁です」とにっこり。「読んでいる時間だけでも楽しかったと言われたい。自分としてもやりきった感があります」と充実の表情を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ネタ 2019年04月27日 12時10分
ムロツヨシ・阿佐ヶ谷姉妹の台頭に「追い詰められている」 ザ・ギース、新作DVD収録のネタが東京03に怒られた?
ザ・ギース(高佐一慈、尾関高文)が4月24日にコントDVD『ザ・ギース コントセレクション「Pretty Best」』を発売する。5年ぶりのリリースとなる本作は、コンビ結成16年目となる彼らの“今”が詰まった作品となっている。 今回は、テレビやライブはもちろん、『キングオブコント』(TBS系)決勝に3度進出などの賞レースでも結果を残し続けている彼らにインタビューを行った。ーー今回のDVDは、ここ数回の単独ライブから厳選されたベストネタ集だそうですね。ライブ形式の収録を振り返ってみていかがですか?高佐:丁寧に準備をしていた分、幕間が3〜4分あったので、“お客さんが飽きてしまわないか”とか、“疲れないかな”ってずっと思っていましたね。尾関:お客さんがすごく協力的で、かなり盛り上げてくださったので、チケット代を全部返したいくらいです……まぁ返さないですけど(笑)。演者と同じくらいの共通意識を持っていただいたので、とにかくありがたかったですね。ーーお気に入りのネタを教えてください。尾関:『暗闇面接』は好きですね。照明を落としてネタをやるんですけど、観られないから気楽にできるというか緊張感がなくなる(笑)。高佐:「暗闇だから全然平気だ」って言う割には多分一番よく噛むコントだよね。僕は『エレベーターピッチ』ですかね。(昨年の)『キングオブコント』決勝の2本目でやろうと思っていたネタです。ーー意外と言ったら失礼ですが、ギースさんのネタは、スタンダードなコントの中に、たまに客席に降りたり、歌ネタもあったりしていつも驚きます。高佐:ライブならではのネタが好きですね。尾関:本来は禁じ手なのかもしれないですけど、お客さんを盛り上げたい気持ちで、ちょっとずつスタイルを変えながらやっています。高佐:それに味しめちゃうとよくない方向に行っちゃう(笑)。尾関:東京03の飯塚(悟志)さんにも怒られたからね(笑)。高佐:ある劇場でお客さんをイジッたり、マジックしたりするコントをした時に「お前らこれ営業ネタじゃねーか!」って言われて。尾関:03さんの美学とは反するからね。我々もそういうところを目指していたので気持ちは分かるんですけど、ライブならではの面白さも入れていきたいし、自分たちができる笑いの取り方をしていこうって。ーーネタ作りにおいてルールはありますか?尾関:もう時効だと思うんですけど、かなり昔に漫才的な入りで「コンビニの店員をやりたい」ってネタをやったことがありました。そのまま本当に近くのコンビニ行って電話を繋ぎながら、「ここのコンビニで働きたいんですけど」ってネタをやったんですけど、今思えば“モラル的にどうだろう?”って部分がある(笑)。そういう誰もやっていない面白そうなことはしてみたいですね。高佐:ただ、誰もやったことないことって危険が孕んでいるんですよね〜。ーー(笑)。昨年『キングオブコント』で審査員全員が90点以上をつけながら6位という結果でした。振り返ってみていかがですか?尾関:世間の人に“僕らのネタが決勝まで行く”って認識していただいたのが何よりも大事で、超満足しています。高佐:じつは本番1週間前くらいから“優勝するんだ”って思って、泣いていたりしていたんですよ。尾関:そんなヤツ優勝しないよ!ーー(笑)。高佐:優勝した瞬間をリアルに想像して、“ここからどうしようかな”とか考えていたんですけど、6位という結果に終わって……。(第一回の)2008年に出させてもらった時に、単独ライブの集客が一気に伸びたりしたんですけど、今回は正直もうちょっと期待していた部分がありました。そりゃ若手も増えて、僕らも芸歴を重ねているからしょうがないんですけど、だからこそもっと頑張らないとなと思いました。ーーコンビ結成16年目を迎えましたが、振り返ってみていかがですか?尾関:ずっとネタを作り続けてきましたけど、これはもう芸人をやっている以上続くもので……。感慨深さもないというか、まだ途中のような気がしますし、何よりも大事なことは走り続けることじゃないかなと思います。高佐:時代も変わって、この歳になって後戻りができないじゃないですか。だからよりストイックになってきているというか、光のないゴールを目指して模索しながら走っている感じです。尾関:さっきから重いよ……。ーー(笑)。尾関:高佐は一つの穴をずっと掘る人で、俺はいろんなところを掘っていくタイプだから、コンビのバランス的にはいいかもしれないですね。ーー確かに高佐さんはストイックって聞いたことがあります。高佐:頑張りすぎると壊れちゃいますからね。尾関:さっきのセリフ危うかったからね。耳切り落としたりしないでよ?高佐:ゴッホ的に? 死んでから評価されるタイプ?尾関:楽しく突き詰めてね(笑)。ーー数ある芸能事務所がある中で、ASH&Dコーポレーションさんを選ばれたのは、やはりシティーボーイズさんの影響ですか?高佐:そうですね。オーディションもなかったから自分たちでお願いして……。今は、ムロツヨシさんとか阿佐ヶ谷姉妹が売れていますからね〜。高佐:追い詰められている感じはあります(笑)。ーー最後にDVDのおすすめポイントを教えてください。高佐:初めて観る方にも楽しんでもらえるようなネタもたくさんありますので、堅苦しいコントばかりだと思っている方は一旦忘れて、純粋に楽しんでいただきたいです。尾関:設定ありのエンタメコントです。気軽に観てください!(インタビュー終わり)『ザ・ギース コントセレクション「Pretty Best」』発売日:2019年4月24日発売発売元:Contents League価格:3,800円(+税)【収録ネタ】相方合格進路相談ミュージカル暗闇面接ショットガンの女道程ストロベリーチェリーナイトワーク・オブ・ザ・デッドエレベーターピッチバーにて【特典映像】エンドトーク単独ライブ『スプリングボンボン』【東京公演】開催日:4月25日〜29日会場:恵比寿・エコー劇場(東京都渋谷区東3-18-3)料金:全席指定3,800円【大阪公演】開催日:5月11日、12日会場:道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-21中座くいだおれ地下1F)料金:全席指定3,800円(取材・文 浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2019年04月24日 18時15分
R-1の勢いで“やらかした”? 歌ウマ・映画通・板前経験など多彩なこがけん、大ピンチ到来を赤裸々吐露
ハリウッド映画の「あるある」をネタにした「オーマイガー!」。抜群の歌唱力がギャップを生む歌ネタ。元マンガ家志望で、板前経験あり。2019年のR-1ぐらんぷりのファイナルに進出したこがけんは、多彩な得意分野を持つピン芸人だ。「オーマイガー!」は、俳優・遠藤憲一さんがTV番組やTwitterで触れたことでも話題になった。 そんなこがけんが、2019年4月29日(月・祝)に、渋谷∞ホールで単独ライブを開催する。多彩なこがけんの魅力を体感できる時間になるという。こがけんのルーツや、ライブにかける思いについて聞いた。――R-1ぐらんぷりの決勝に進出後、お仕事の状況に変化はありましたか?こがけんさん(以下、こがけん):出場前と比べると10倍くらいに増えました。とはいっても、これまでが少なすぎたんですけれども。――R-1でのネタ「マジカルマイク」や配信されている「死亡フラグの唄」、映画ネタの「オーマイガー」など、英語力と歌唱力が非常に高いですね。特に歌はうますぎて、笑うどころか聴き入ってしまいました。こがけん:映画も歌も叔父、そして姉の影響を色濃く受けているんです。僕も自然と映画や洋楽に親しむようになりました。――映画好きの印象が強いこがけんさんですが、お笑いの世界に入ったのはどういったきっかけだったのでしょうか。こがけん:就活が嫌だったからです! 子どもの頃はマンガ家になりたくて、その後は音楽の世界に憧れて。軽音楽部でコピーバンドを組んで歌っていました。 お笑いの世界に入るきっかけは、知人がお笑いでデビューするときに前座を務めたことです。僕は本格的に続けるつもりはなかったんですが、そうこうしているうちに就活時期に入りまして、本腰を入れるつもりだった相方と活動を開始しました。――映画ネタを始めたのは、ピン芸人になってからですか?こがけん:いや、コンビを組んでいた頃からやっていました。「ジブリの女の子が怒ったときの真似」とか。こう、後ろから髪の毛をふわ〜っと持ち上げてもらうものなんですが。 「オーマイガー」もですね。「ジングルベル」の替え歌バージョンがお子さんにウケたという報告をいただいています。歌詞をこっちで覚えちゃったんだけど、とか。――ただ、コンビを解消された後、板前の道に進まれたんですよね。こがけん:不安になっちゃったんですよね。手に職つけなきゃ!と。料理も好きで、実家は居酒屋。ただ、結局また元の相方とコンビを組み直してお笑いに戻ってくるんですが。2度目のコンビ解消のときに、このままピン芸人でやっていこうと思っていました。――現在は、映画ネタに力を入れているんですか?こがけん:日本だけじゃなくて世界に。映画により視野が広がる体験を、いろんな人にしてもらいたいなあと思っているんです。 「こがけんシネマクラブ」というイベントでは、映画に出てくる音楽や食事など、いろいろな方向から映画に触れられる内容を企画しています。現地に足を運んでもらいたいなという気持ちが強いんです。 僕らはお笑い界で「第7世代」と呼ばれる世代。この世代のことを、同期と「お笑い界のロスジェネだよな」と話すことがあるんです。TVにバンバン出る有名人層ではないし、かといってお笑いライブにお客さんがたくさん集まるのは、もっと下の若手層なので。お笑いライブに通う子の多くが若い女の子っていうのも理由なんでしょうけれど…。――R-1ぐらんぷりを終えて、今の抱負、やりたいことは何でしょう。こがけん:僕、トム・クルーズが好きで。トム・クルーズって年々、体を張る度合いが増えていく稀有な俳優なんですよね。どの映画でも、めちゃくちゃ長い時間走っている。トム・クルーズの走っているシーンを実際に「長さ」として体感できるネタをやりたいなと思っています。 あと、やりたいのが「ボヘミアン・ラプソディショー」。これは、以前「ザ・グレイテストショーマンショー」が好評だったからなんですが。吉本の芸人が本当に歌って踊るショーなんですが、想像以上に盛り上がったんです。だから、ボヘミアン・ラプソディでもやりたいなと。――やはり映画が中心にあるんですね。2019年4月29日(月・祝)には、単独ライブを開催されますが、こちらの内容も映画中心なんでしょうか。こがけん:いや、このイベントは「こがけん」を丸ごと楽しんでもらえる時間にしたいと思っています。僕を知ってくれた人って、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」での映画ネタと、R-1ぐらんぷりなどでの歌ネタとに分けられるんです。その両方をかけ合わせて、化学反応を楽しめる時間になればいいなと。 ただですねえ…これ、本当にミスチョイスだったんですが、この日って思いきり連休の中日なんですよ。しかも、時間が21時からと遅め。さらに、以前やらせてもらった単独ライブの会場より3倍の規模なんです。――3倍!こがけん:スタッフが「R-1のあとだからいけるでしょう!」と強気で、僕もその勢いに乗っちゃって。でも、よくよく考えてみると連休の中日の夜。ファンの方からも、「その日は東京にいません…!」「子どもがファンですが、その時間は無理です!」とか言われてしまって。ちょっと、もう本当、チケット裁けるのか…!?とひやひやしています。 「グッズとか作らないんですか?」とも言っていただいていて、僕も本当は作りたいんですが、まずはとにかく集客なので…。今の状況では「作りましょう!」とは言い出せないな、と(苦笑)。 でも、どこにも出かける予定がないゴールデンウィーク難民って絶対いると思うんですよ。その受け入れ先にこがけんライブ、どうでしょうか。懐深くお待ちしておりますので。――Twitterアカウントでは、手売りもされていると拝見しました。こがけん:本当に来てほしいので…!本当、このミッションは「ミッション:インポッシブル」(トムクルーズ主演の映画シリーズ)だなと。連休をなめていたな、と。 当日は、ライブだからこそおもしろいネタも用意しています。VTRで出演してくれる芸人さんもいるので、ぜひお楽しみに。来てくれないと、「オーマイガー!」。――トムクルーズになって、ミッションを完遂してください。本日はありがとうございました。(インタビュー終わり) 単独ライブのポスターのイラストを手がけたのも、こがけん本人なのだという。写真撮影時も映画の話題は尽きず、「このまま3時間話しましょうか」というほどの熱量だった。ライブ感を楽しめるイベントは4月29日(月・祝)。GW難民もGWに東京で観光する人も、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。詳しくはよしもと∞ホールホームページをご確認ください。http://www.yoshimoto.co.jp/mugendai/ライター:卯岡若菜
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芸能ネタ 2019年04月21日 12時20分
三四郎・相田と交際中? 情報番組で古舘とも共演、独自の立ち位置・ニッチェのDVD発売!
バラエティー番組での活躍のみならず『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で2年連続決勝に進出し、“ネタ”のクオリティーの高さを見せつけたニッチェ(江上敬子、近藤くみこ)。 そんな彼女たちのネタを収めた撮り下ろしDVD『プリンアラモード』が24日に発売される。今回、ニッチェの2人にインタビューを実施した。DVDのことはもちろん、情報番組に出演する際のこだわり、事務所で仲の良い芸人など様々なことを聞いたので、最後までチェックしていただきたい。ーーDVD発売は5年ぶりだそうですね。オファーがあった時はどんなことを思いましたか?江上:やめた方がいいんじゃないかと。近藤:「売れないと思います」って言いました。ーー(笑)。江上:世間的にはネタのイメージがないですし、“難しいんじゃないかな”って思いましたね。ただ、毎年単独ライブをやってネタを作り続けていますし、「出しませんか?」と言われるうちが花かなと。“昔と違うネタをやっているんだよ”って、提示できる良い機会かなと思い直しました。ーーネタのチョイスはどのようにしたんでしょうか?近藤:我々のネタの傾向が変わりまして、昔は子どもに扮した大衆向けのネタが多かったのですが、最近は年齢を重ねて今だから思うこととか、見えるようになったことをネタにするようになったので、そちらを多めに選びました。ーーきっかけがあったんですね。近藤:成長して幅も広がって“大人になった笑いもやりたいな”って思うようになったんですよね。それがネタ作りに反映されれば、今後のネタ作りが楽しくなりそうだなって。江上:今後も昔みたいなネタも作るかもしれないですけど、それと並行して自分たちの年齢に沿ったキャラクターができたらなと思っています。ーーおふたりは日本映画学校(現・日本映画大学)で出会い、女優を目指していたそうですね。お笑いのノウハウはどのように勉強されたんですか?江上:私たちってそうじゃない部分もあるとは思うんですけど、根が真面目なんだと思うんですよ。授業で漫才をするってなった時に、とりあえずお笑いのビデオを何本も借りて『爆笑オンエアバトル』(NHK)とか『ZAIMAN』(読売テレビ)とかを観て、いろんな人のネタをノートに書き起こしましたね。近藤:真面目(笑)。江上:「ここって長く喋っていないよね」とか、「4行に1回ボケているね」とか話し合っていました。最初は、そんなに自分がブスだとは思っていなかったですし、顔や体型で笑いを取れるとは思っていなかったんです。紆余曲折ありましたけど、いろんな人のアドバイスを聞いて、徐々に代表的なコントができていった感じです。ーー視聴者目線ですが、情報番組ですごくうまく立ち回っているイメージがあります。近藤:今レギュラー番組をやらせていただいている『ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜』(CBC/TBS系)は、最初は東海地方で地域密着の情報バラエティーだったんですよ。それが改編で放送局が広がって今の形になって……。4月からは古舘伊知郎さんがレギュラーに入るっていうわけの分からない状態に膨れ上がっているんですけど(笑)。江上:そうなんだよね〜。初めて会うよ〜。緊張しちゃうよ(4月上旬に取材)!近藤:それまでは、いくらタワーを見て「キャーッ!」って言っていたのに、一転して政治とか扱うようになった時に、スタッフさんに「大丈夫ですか?」って聞いたことがあったんです。スタッフさんから「分からない立ち位置でいいので、そのままでいてください。そういう役割も必要なんです」って言われてすごく気が楽になりましたね。“もう勉強していかない!”って(笑)。江上:我々がポンコツで何も知らない状態でいると、“そんなに固くないんだ”って思ってもらえるんじゃないかと思うんですよ。緊張が本領を発揮できない敵だと思っているので、偉そうですが、いろんな方を緊張をさせないように……とは常に思っています。自分たちが目立とうなんて1ミリも思っていないので、皆さんが良ければそれでいいです。ーーお二人が所属するマセキ芸能社では、三四郎さんが同期なんですね。近藤さんは相田(周二)さんとよく食事に行っているイメージがあります。江上:お互いのファンが「結婚してほしい」と言うくらい仲が良いですね。近藤:後輩も「本当は付き合っているんですよね?」とか言ってきます。江上:一切、恋愛感情ないですからね。ーー最後にDVDの見どころを教えてください。近藤:テレビでやったことのないネタもたくさんあります。“35歳前後の女の頭の中はこんな感じですよ”っていうDVDなので(笑)、ぜひご覧ください。江上:前作のDVDとは全然違う我々のネタが観られると思います。ロケで食レポしている私たちも、ネタをしている私たちも、どちらも好きになってください!(インタビュー終わり)ニッチェ『プリンアラモード』発売日:2019年4月24日発売発売元:Contents League価格:3,800円(+税)【収録ネタ】彼氏のお母さん女社長検尿偏見友達の妹漫才遺産相続やる男先輩逃げてきた花嫁カフェ(取材・文 浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2019年04月14日 12時30分
2年前の千鳥と全く同じように売れていっている? かまいたち15周年で初の全国ツアー開催、コンビの展望は
『キングオブコント2017』の優勝者で、『M-1グランプリ』でも、2016年から3年連続のファイナリスト進出を果たした、吉本きっての実力派コンビ「かまいたち」(山内健司、濱家隆一)が、結成15年にして初の全国ツアーを敢行する。 4月26日の東京ルミネtheよしもとを皮切りに、名古屋・東文化小劇場(5月3日)、福岡・イムズホール(5月31日)、札幌・教育文化ホール(7月20日)、大阪・なんばグランド花月(8月22日)の5か所を回るツアーで、各公演約2時間のステージを予定。単独ライブでしか見られない漫才の新作や、コント、ゲストトークなどが披露される。 今回はツアーを前に2人を直撃。ツアーへの意気込みなどを聞いてきた。—— 初の全国ツアーですが、本番を前にお二人の心境を聞かせてください。濱家:東京と大阪以外で単独ライブをやったことはなかったので、わくわく楽しそうやなっていう思いです。普段、生で僕らのことを見たことがない人たちにも見てもらって、どういうリアクションになるんやろうという楽しみがあります。来る人には楽しんで帰ってもらいたいです。山内:今まで全国ツアーは一切やらずに来たんです。満を持してのツアーです。お客さんのハードルも上がっているので、満足してもらえるように頑張ります。—— ネタはすべて新ネタですか?2人:はい!濱家:今回初めての全国ツアーということで、よりいろんな人に楽しんでもらえるようにゲストの方にも全公演、別々の方に来てもらったりする予定なので、ゲストの方も楽しみにしていてください。—— そもそも結成15年にして全国ツアーをやろうと思ったきっかけは何だったんですか?濱家:15周年ということもありましたし、チケットも何年か前から大阪と東京では即完売するようになっていたんです。他の都市に行ってもそろそろ大丈夫かなという思いもあって、やろうって。—— 2017年に『キングオブコント』で優勝して脚光を浴びましたが、ここ最近はその時以上に活躍されているようにも見えるのですが。山内:『キングオブコント』に優勝するまでは東京のテレビにはほとんど呼んでもらうことがなかったんですけど、優勝してから少しずつ呼んでもらえるようになって、去年の4月に本格的に東京へ進出したんです。それで徐々に東京での仕事の幅が広がってきているのかなって。自分たちでもそういう手応えがあります。いろんなテレビに呼んでもらえるようになったし、東京に来たての頃は休みが結構あったのに最近は毎日のように仕事が来るようになっている。ありがたいなって。濱家:大阪にいた頃も結構仕事はあったんです。休みも月に一、二回。それを東京に来る時に8本あったレギュラーを7本辞めて出てきたんで、上京後、スケジュールが真っ白になるような状況があったんです。そこから今の状態まで増やすことができたんです。山内:でも、東京ではまだレギュラーは少ないんです。それを今後は増やしていきたいなって思っています。—— 大阪で仕事をしていた時と変わった点は何ですか?山内:大阪はほとんど吉本の芸人ばかり。それがこっちは他事務所の人とかがたくさんいて、すごい競争率だなって。初めて共演する人が多いので、そういう人たちとうまく会話して行くというのも大阪にいた頃はあまりなかったので、すごく勉強になります。—— 他事務所の人で共演して嬉しかった相手はいますか?山内:志村けんさんとかタモリさんはテレビで見ていたレジェンドな方。その人たちの番組に呼んで頂いた時は嬉しかったです。濱家:タモリさんなんか感動しました。一番うわっ!てなった瞬間でしたね。山内:自分がテレビで見ていたお笑い界のモンスターと呼ばれる人たちと一緒にできるのはすごく新鮮で不思議な感じなんです。山内:これまで先輩の千鳥のノブさんによくご飯に連れて行ってもらったりお世話になっているんですけど、千鳥さんも大阪から東京に出られて、いろんな人と共演していて、それを見て、自分らもああいう感じになりたいなって思っていたんです。そこに続けていけたらと思っています。—— 千鳥のお二人からアドバイスをもらったりはしているんですか?山内:僕が常日頃、「寸分違わず千鳥のように売れていきたい!」っていうのを言っているんですけど、ノブさんも最近、僕らの仕事ぶりを見て、「2年前の自分らと寸分違わず売れていっている」って言ってくれているんです。全く同じ道を歩んでいっているって。濱家:喜んでいいのかどうかはわかりませんけど(笑)—— 派閥があるとしたら、かまいたちは吉本の誰のグループに属するんですか?山内:ノブさんと小籔(千豊)のグループですかね。小籔さんが一番先輩ですけど、それより上の人とご一緒する機会はまだあんまりなくて。—— 大御所の人からのお誘いとかは少ないんですか?山内:ダウンタウンさんとかは打ち上げに連れて行ってもらえることはあるんですけど、まだ直で誘われたりとかはないです。—— 東京で、いつか出たいと思っている番組はあるんですか?山内:『開運!なんでも鑑定団』『しゃべくり007』とかですかね。『なんでも鑑定団』はずっと見ていて面白いなって。おじいちゃんとかおばあちゃんが家宝を持っていくけど、1000円とかになっていたり、あの無慈悲な感じ。それが好きで、いつか出てみたいって。濱家:僕は『IPPONグランプリ』。山内:あれは緊張するよ……。僕は一回出たんですけど、むちゃくちゃ緊張しました。すごい先輩ばかりの中なので。お客さんの前ではウケるやろうと思ってやるんですけど、先輩たちはもう、本質のお笑いでしか笑ってくれないので厳しいなって。先輩に面白いと思ってもらいたいので。—— 『M-1』とかで、松本さんが後輩のネタで笑っているのとかって、やるほうからしたらすごく光栄なことなんですか?濱家:めちゃくちゃ嬉しいですよ。山内:松本さんが笑ってくれた時はほんまに嬉しいですよ。濱家:「ネタ面白かったな」とか言ってもらえた時は嘘みたいに嬉しかったの覚えています。この世界に入るきっかけになった人なんで。—— コンテスト関係は今後どういう風に挑戦していこうと思っているんですか?山内:去年の『M-1』で一区切りという感じで、コンテストは一旦終了してテレビで活躍していける芸人になりたいなって思っているんです。テレビはいろんな要素が試されるんで。—— コンビ結成15周年。ここまでの活躍を自分たちで採点するとしたらどんな感じですか?濱家:飯食って生きのびて来たという意味で100点じゃないですか。なんとかなるやろって思ってはいましたけど。山内:『キングオブコント』獲るまではなかなか厳しかったですけどね。でかい大会で優勝するのはやっぱり大きいなって思いました。—— 結成15年でコンビ仲の方はどんな感じなんですか?濱家:仲いい方だとは思いますよ。あんまり二人でいるのも苦じゃないし(笑)—— 後輩の芸人たちも伸びて来て、今後はライバルになりそうな芸人の人たちもいると思うのですが、例えば霜降り明星のような若手については、どんな風に見ているのですか?山内:霜降りはもう天才。両方とも天才。あの若さであんな面白いのは異常ですよ。濱家:あの若さの時、僕はめちゃくちゃおもろなかったんでね。すごいなと思います。山内はあの歳ぐらいの時、すでに面白かったですけどね。山内:霜降りのあのインパクトはここ十数年はなかったようなものですよ。濱家:でも、例えば霜降りが出てきたから僕らの仕事が減るみたいな感じでもないんです。だから、やばいやばいって感じではないんですけどね。あの若さですごいなっていうだけで。山内:僕らも毎日が次の場への勝負だという意識だけは持ってやっていきます。濱家:うちらは安泰という意識は一ミリも持っていないので。—— 最後にツアーに向けてファンへメッセージをお願いいたします。濱家:僕たちらしさをぜひ生で体感しに来て欲しいです。山内:舞台だと違った面も見れると思うんです。そこをぜひ観に来て欲しいです。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ネタ 2019年04月13日 12時00分
ミキティも来場予定? 品川庄司、初の全国ツアー開催 結成25年目の今「M-1ラストイヤーの気持ち」
コンビ結成25年目を迎える品川庄司が初の漫才全国ツアーを開催する。4月14日の名古屋公演を皮切りに全国10か所を回る予定だが、「好感度・人気の無さでお客さんが入るか心配」との理由から、150キャパ程度の会場をチョイスしたといい、当日は小規模会場ならではの距離感で、品川庄司の漫才を楽しめそうだ。2人に、ツアーを前にした心境や、見所などを聞いてきた。—— 漫才での全国ツアーは初というのは、とても意外な気がします。品川祐:単独ライブ自体で考えても、漫才だけでやるのは今回が初めてです。庄司智春:これまでの単独ライブはだいたいコントだったので。品川:全部新作の漫才にしようと思っているんです。だから、初日の名古屋とかは緊張するでしょうね。—— コンビ結成25周年、今どういう想いでいますか?庄司:もう25年なんだって。自分たちの中では10年くらい若く感じますけど。品川:意識的には10年目くらいですね。『M−1』のラストイヤー(2005年)で気持ちが止まっているかもしれないですね。あの時、燃え尽き症候群じゃないですけど、ネタに一回区切りがついてしまって、出るコンテストもなくなって、真剣に勝負用のネタと向き合うっていうのがなくなってしまったのかも。 それが今回このツアーをやるとなったら、もう一度あの時のような気持ち、リズムに戻り始めていて、不思議な感じです。でも、だからといって、この15年がやる気がなかったかというと、そうではないですよ。—— 25年一緒に活動されてきて、このコンビで良かったと思える点はどこですか?庄司:ネタを書いてくれていますからね。そりゃ(相方は品川で)良かったと思っていますよ。僕が作るより絶対面白いもの書いてくれるので(笑)品川:品川庄司としての漫才は、この2人でしかすることができないんです。やらざるをえないというか、この2人で笑いをやって生まれる気持ちの良さというのは、この2人でなければ味わえない。ほかの人と組んでも味わえない。実家のカレーみたいなものです。ほかのインド料理屋のカレーとかいろいろあるでしょうけど、やっぱり家のカレーは家でしか味わえない。そういう気持ちでやっています。—— 25年間、相方以外とやっておけば良かったみたいな、そういうある種の不倫願望のようなものは一切なかったんですか?庄司:なかったですね。品川:俺は全然ありましたけどね(笑)あるけど、さっき言ったような理由がありますからね。早い段階なら、そういうこともあったかもしれないですけど(笑)—— 25年間で品川庄司にとって、ピンチだったなと思うような時期はあったのでしょうか?品川:ピンチも何も、ず〜っとピンチですよ(笑)もちろん解散という意味でのピンチか、芸能界におけるピンチかで話は変わってきますけど。芸能界という意味でなら、ずっとピンチです。自分たちで番組をやっているわけでもないし、単独ライブやるとなれば即完売かというとそうでもない。何か残したかというと何も残していない。共通認識として2人で満足できたことというのは、この世界ではまだ一度もないです。—— どこまでいけば達成感は生まれるのでしょう?品川:今で言えば1万人とか2万人とか、単独ライブやるとなるとそれくらいの人数で即完売みたいな。そういうものが欲しいですね。あと、やっぱり自分たちで冠番組が持ちたい。—— コンビとしての関わり方に25年間で変化はありましたか?庄司:『M-1』の頃は、確かにピリピリした感じがあったんです。でも、最近はそういう感じじゃなくなってきましたね。あんまりこっちに怒らなくなってきたというか……。品川:スポーツも水を飲まない練習方法とか、もう古いって言うじゃないですか。「お前、水飲むなよ」っていうやり方が古いと思うようになったので、「ちゃんと水飲んで休憩してください」っていう感じになってきたんです。「日射病にならないように気をつけてください」みたいな。庄司:(笑)品川:そういう心の余裕もないと。—— 心の余裕が面白い笑いを生むということですね。品川:バラエティも含め、ネタも戦いというか、「勝負だ!」って感じでやってきたんですけど、今はどっちかっていうと「楽しみたい」という願望がすべてにおいてあります。チケットが売れないとかいうのも全部ネタにしてしまえばいい。自分に降りかかる恥ずかしいこととかも含め、漫才も、全部ネタにして面白ければいいなって。—— 若手で霜降り明星のような新星が現れたり、周囲の環境も変わったと思うのですが、そういう世代の変化について意識していることはありますか?庄司:もう25年目。若手の人たちのフレッシュさと、僕らの中堅感が違うのは否めないと思うんです。でも、自分たちより上の世代の人たちの漫才を見ていると、昔とスタイルを変えていないのに今でも面白い。品川庄司もこれまでの笑いが評価されて今に至っているので、そのままやるということでいいと思います。—— 今回の記念すべきツアーについて、庄司さんの奥さんである藤本美貴さんはどんな反応でしたか?庄司:もちろん知っていて、めちゃくちゃ喜んでくれているんです。やっぱりネタやっている品川庄司が好きみたいですよ。品川:いや、ミキティはネタやっている庄司だけが好きなんです。別に俺のことはどうでもいいと思っていると思います(笑)庄司:それよく言いますけど、ネタを2人でやっているのを見に行きたいというのは、本当によく言っていますよ。今回も見に行きたいなって。会場が狭いし、関係者は入れないって言っているので、どうなるかはわかりませんけど。—— 狭い会場で、藤本さんが来たらすぐバレてしまうかもしれないですね。庄司:コントは客電を落としてやるんですけど、漫才は客電を少し上げたままやるんです。見えたら嫌だなって。僕的にそこに奥さんがいる前でやるのは、ちょっとやりにくいって思う部分もあるんです(笑)意識が『う!』ってなるというか、フラットな気持ちで舞台に立てなくなるって。品川:ミキティが来てくれたらもちろん嬉しいですけどね。ミキティだけでなく、漫才はお客さんの笑い声が合わさって初めて完成するんです。だから、お客さんにもたくさん見て楽しんで欲しい。喜んでもらいたいし、一緒に僕らの漫才を完成させて欲しい。庄司:自分たちに今できることをすべて出すような内容になると思うんです。見に来るファンの皆さんには本当に楽しんで欲しい。ぜひ遊びに来てください。(取材・文:名鹿祥史)品川庄司漫才初全国ツアー【出 演】 品川庄司【主催】 吉本興業株式会社【企画・制作】よしもとクリエイティブ・エージェンシー【チケット料金】 前売3,800円/当日4,000円
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芸能ネタ 2019年03月17日 12時00分
インパルス・板倉、芸人活動に“疲れた”? 初の原作担当漫画は、超爽快なクライムヒーロー物語!
インパルス・板倉俊之が原作を手がける漫画『マグナレイブン』の第1巻が先日発売された。 『月刊ヒーローズ/HEROS』で連載中の本作は、板倉が漫画家・武村勇治氏とタッグを組んだクライムヒーロー物語。現代にはびこる悪を、法外の手段で排除する朝比奈陽人と浦瀬飛月の活躍を描く。 このたび、原作者の板倉にインタビューを実施した。作品に関することはもちろん、芸人としての活動についても大いに語ってもらった。ーーヒーローが主人公の作品で占める同雑誌で、原作を担当することになった経緯を教えてください。 実は当初“やろう”と思っていた雑誌でできなくなって、編集の人が『HEROS』で連載を持っていた武村さんに「板倉くんがこんな話をやりたいって言っているんだけど」って話をしてくれたんです。ちょうどヒーローの物語だったし“やりましょう”って。ーーでは、雑誌ありきではなく、もともと原作があったんですね。 そうなんです。ただ、ウルトラマンや仮面ライダーの漫画が掲載されている雑誌なので、それと比べると現実寄りの作品かもしれないです。ーーどんな作品なのでしょうか? 悪者をぶっ倒すというよりも、そいつら(悪者)によって被害を受けている人を救うっていう話です。あくまで目的は、悪党を懲らしめることでも裁くことでもなくて、被害を受けちゃった人を楽にするっていうことですね。ーー板倉さんは過去、小説にも挑戦されていますが、やはり漫画原作とは作り方が違うものですか? 脳みその使い方は一緒かもしれないですけど、表現方法が違いますね。小説は視点や人物を決めて、そいつが見えた景色をどんどん描写していって読者に想像させなきゃいけないんですけど、漫画脚本の段階だと、面倒なところは“見取り図を別紙で書きます”って絵で描いちゃいますから。そういう感じなので、僕の脚本を世に出しちゃうと小説として読めるものではないと思います。ーー板倉さんが書かれた小説『トリガー』、『蟻地獄』も武村先生が漫画を担当されました。どんな方なんですか? 最初はホテルのラウンジバーでお会いしたんですけど、完全に「その筋の人がいる」と思いました。丸坊主でかなりいかつい感じでしたが、話してみるとめちゃめちゃいい人でしたね。ーー自分が作り上げた空想の世界が漫画になるのはどんな気分ですか? 漫画家って、男が一瞬でも考える夢の中に入っていると思うんですよ。“漫画を描けない”って諦めていたものが、1巻として形に残るのはうれしいし、達成感もありますけど、反面“外したらヤバイ”、“次をやらせてもらえない”っていう恐怖感も乗っかっています。原作だけやって漫画を任せている、って相当恵まれた環境にいると思っているので、それがなくなるのはやだなーって。ーー芸人活動についても教えてください。今後やりたいことはありますか? それも疲れちゃいましたね〜。“これやりたい”って言ったって、叶わないのが続きますからね(笑)。あと思うのは“テレビがつまんなくなった”って嘆いていても、何の生産性もないなと。結局、その問題を考えたところで誰も悪くなかったりするんですよ。 僕も“ワイプが見づらいからやめてほしい”とか“飯食って「ウマい」とか言うために芸人になったわけじゃない”って言うんですけど、別にそれ、ディレクターが悪いわけでもないんですよ。その人だってお笑いをやりたかったかもしれないけど「それでは数字が下がるからコッチをやってんだよ!」ってことじゃないですか。 だから、別に誰も悪くない問題にいきり立っていてもしょうがないし、まだいっぱい残っているお笑いの仕事に最善を尽くしたいです。ーー芸人活動を全うすると。 レギュラー番組もないですからね。気楽なもんですよ。ーー相方の堤下敦さんとはどんな活動をしていきたいですか? それも、こっちがコントロールできるわけではないですからね。“復活したんだから俺らを売らせろよ”って言えることでもないですし、これから1本もコンビとしてのオファーがなかったら事実上終わっていた話だし……。そのへんも年齢でしょうかね。俯瞰(ふかん)で見られるようになりました。ーー若い時は違ったんですか? “お笑いやってやんだよ”みたいな感じです。アツかったですよね。お笑いにしろストーリーにしろ、生まれた時に放出するシステムみたいなものは残ってほしいと思います。ーー最後に『マグナレイブン』1巻の見どころを教えてください。 「暴力反対」って言葉はあるけど、暴力で解決できる問題ってけっこう多いと思うんです。まともな人間だったら同じようなことを考えていると思うのですが、この作品では、“力があったらあんなに悲しい思いをしなくて済んだのにな”っていうところを全部助けていきたいです。今のところ1巻に関しては、“やっちまえ!”っていうやつしか出ていないので(笑)、爽快だと思います。『マグナレイブン』1巻原作:板倉俊之漫画:武村勇治発売元:ヒーローズ全国書店、ネット書店で絶賛発売中!(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2019年03月16日 12時00分
SNSで大ブレイクの予感、「俺の旋律」とは? “親友”の馬鹿よ貴方は・ファラオ、『サンリオ』にハマった意外なきっかけを語る
2008年4月に結成され、「THE MANZAI2014」や 「M-1グランプリ2015」への決勝進出で一躍脚光を浴び、人気芸人の仲間入りを果たしたお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」。 特に平井“ファラオ”光はその独特のキャラクターで人気を博している。公式プロフィールの趣味欄には音楽鑑賞・絵画鑑賞・古代エジプト・恐竜・サンリオと記載されている。数ある趣味の中でも特にハマっていると語るサンリオに関しては、ファラオの“親友”の「俺の旋律」という、サンリオのキャラクター・マイメロディ推しのSNSアカウントも存在。喫茶店や公園、路上などでマイメロの格好で撮影された“カワイイ”写真をアップしていることがファンの間で話題となっている。 今回はファラオに、サンリオ愛について語ってもらった。ーーサンリオにハマったきっかけは? 去年の6月、同じ事務所で仲の良いメイプル超合金のカズレーザーから、飲みの席で『ファラオさんがサンリオ好きだったらおもしろいんじゃないですか』と勧められたのがきっかけですね。俺の雰囲気とか見た目とギャップのあることをしたらおもしろいという、最初は完全にビジネス目的でした。ーー最初はビジネス目的だったのにここまでハマったんですね! 実は『シルバニアファミリー』とサンリオの2択でした。家に帰って、サンリオの公式ホームページのキャラクター紹介を見てて。450種類くらいいるんですけど、カワイイのもいれば、設定がかなり攻めてるものもいて、見てたらおもしろすぎて本当にズブズブ、ハマっていったパターンですね。ーー特に好きなキャラはいるんですか? マイメロちゃんのライバルのキャラクターのクロミちゃんですね。サンリオのキャラは基本的にカワイくてふわふわした感じなのに、クロミちゃんは黒くて、おでこにドクロが付いてるのがスゴい個性的で周りから浮いてて、何かひかれるものがあった。ーー今日も服の胸の部分やカバンにもサンリオキャラが付けられていますが、サンリオ好きになって日常生活にも変化があったのでしょうか? 今までの趣味は音楽や映画、日本画とか渋めの趣味ばかりだったもので、かなりギャップがありますよね。カワイイと感じるのは感覚であり、個人の好みですね。年間パスポートを持っているのでサンリオピューロランドにも月に2、3回は行ってます。1人で行くときもあれば友達と行く時もあります。ピューロランドのオススメは、推しキャラがいる人はそのキャラに会いに行く。推しキャラがいないのであれば、ショーをメインに観ていただければ。ーーサンリオを好きになってからは周りの友人や芸人たちにもサンリオの話ばかりするようになったと聞きますが、変化はありましたか。 サンリオは「女の子や子供だけのもの」ってイメージが強いと思うんですけど、絶対大人になればなるほどハマるものだと僕は思っていて、個性的で多種多様なキャラクターやいろいろな角度から熱弁してますね。もともと僕が勧める前からサンリオ好きだった芸人と、ピューロランドのメモリーボーイズという舞台をやってた俳優さんと3人で、世の中にサンリオの魅力を普及させる「サンリオ部」を作りました。ーーそこまでサンリオをプッシュする理由はなんですか? もともと、自分が好きなものを他者と共有したいという願望が強いので、こんなに素晴らしいものをもっと世の中に広めなければと思っていました。 歳を取れば取るほど、社会生活でストレスがたまっていくものじゃないですか、そのストレスのはけ口を自分は持ってなくて、サンリオに出会ってすごく癒やされた。心が浄化された感じがあった。ストレスの発散方法を知らない大人ってけっこう多いと思うんです。サンリオにも大人を癒やす要素が絶対にあります。サンリオのカワイらしいキャラが一生懸命に頑張ってる姿を見ると、それだけで泣いちゃう時もあります。最終目標としては自分がサンリオのキャラになれれば最高ですね。ーー10年以上前からの知り合いだったという「俺の旋律」さんについて教えてください。 もともと、“俺の旋律”はサンリオの存在すら知らなくて、最初は「サンリオの話とかもういいよ」って言ってたんですけど、ある時、「お前と同じウサギ族の中にカワイイやついるよ」ってマイメロちゃんの画像を見せたら、スゴい衝撃を受けてて。同じウサギ族なのにこんなカワイイキャラがいるのかって、自分もカワいくなれるための修行をしている状況ですね。2019年1月18日のマイメロの誕生日から「俺の旋律」は活動をスタートさせ、日々「カワいいとは何か」の答えを求めて旅を続けています。ーー「俺の旋律」さんが活動し始めて、ファラオさんへの影響はありましたか? 周りから、おかしなことも言われるんですよ。「え?同一人物でしょ」とか「ファラオさんですよね」とか。いまだにちょっと意味が分からなくて…あくまでも「俺の旋律」は親友です。だって見た目からして全然違うでしょ、彼はウサギですよ。 そこで、すぐ近くまで来ているという噂の「俺の旋律」にも話を聞いた。 ファラオは用があるって言うので先に帰っちゃいました。僕は34歳で普段は富士の樹海に住んでいます。マイメロディさんはマリーランドに住んでいて、「カワイイの答え」はおそらくそのマリーランドにあるんだと思っています。マイメロディさんは人間世界にもよくいらっしゃるので、人間世界にも「カワイイ」のヒントはあると思い、積極的に顔を出すようにしています。頻繁に人間社会に来るようになったのはここ1、2ヶ月です。ーーカワイイと言われたい初期衝動はなんだったのでしょうか? 根本的にウサギ族だし、もともとそんなにカワイくなりたいという願望はなかったんですけど、マイメロディさんを見てしまったので、同じ種族なのになんでこんなに差があるんだというコンプレックスや嫉妬心が生まれました。同じ種族だったら僕もカワイくなれるはずという希望もありましたね。ーー活動してみての感想を教えてください。 まだ人間社会に慣れておらず、東京は怖いイメージがあります。とにかく今は「カワイイ」の答えを探すためにいろいろなところに行っているので、新しい景色を見て、少しでもメロディさんに近付ければ。同じウサギ族としてマイメロディさんに追い付きたいです。ーーインスタ映えする素敵な写真が多いですが、撮影場所はどうやって決めていますか? ひとつの場所を歩き回って「カワイイ」の要素がありそうなところを探して、お店の人に許可を取って、撮らせてもらうパターンですね。カワイイの基準は今も探している最中です。 自分自身ではカワイイと思える写真をアップしているつもりですけど、正解かどうかはまだ分からない状態です。公園で小鳥と一緒に撮ったり、本当は自分だけの力で「カワイイ」と言われたいので、まだ修行中の身ですね。撮影自体は「カワイイ写真が撮れた充実感」と「人間社会に慣れていない怖さ」の半分半分です。ーー活動において注意されてるポイントはありますか? メロディさんのようになりたい、自分もメロディさんのように認められたい一心ですね。人間のみなさんは違う種族の者に警戒心が強いので、騒がれたくはないですね。一歩間違えたらおまわりさんに通報されかねない存在だと自覚しているので、周りに迷惑をかけないように気を遣っている部分はあります。ーー今後の活動の目標などを教えてください。 「カワイイとは何か」「こういった場所で撮影すればよい」など、アドバイスも募集中です。お店をやってる方で「ウチで写真を撮ってください」という人もいたら、連絡ください。SNS上でDMを送ってくれてもいいですし、ファラオ経由でもいいので。今、ツイッターのフォロワーは4500人くらいで、もっと広げていきたいですね。もっと自分の存在を知られたいし、もっとカワイイと思われたいです。ーーピューロランドのマイメロに会いに行こうとは思っていないのでしょうか? 今の段階ではメロディさんに並んだ時に「あんなブサイクなウサギもいるんだ」とウサギ族の評価を下げてしまうことになるので、まだだいぶ早いので会えません。ーー最後に読者へのメッセージを。 メロディさんのファンじゃない方も多いと思いますが、メロディさんは本当に至高の存在なので、ちゃんと1回メロディさんの存在を見てほしいですね。知ってる方は多いと思いますが、ちゃんと向き合った人は少ないと思います。メロディさんが生まれた1975年から、いろいろなコンテンツとかを見ていただいて、「こんなにカワイイ人いるんだ」と知っていただいて、メロディさんの良さを共有したいです。「俺の旋律」…直訳すると「マイメロディ」。しかし、「俺の旋律」の名前の由来は姓名判断で、あえて最悪の名前をつけられたというのが始まりだそうで、マイメロディちゃんとリンクしてるのは偶然だという。まだまだ謎の多い存在だが、今後さらにハイセンスになっていくだろう、「俺の旋律」の活動に注目したい。「俺の旋律」公式ツイッターhttps://twitter.com/orenosenritsu「俺の旋律」公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/orenosenritsu/
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芸能ネタ 2019年03月02日 12時00分
「東京との笑いの違いなんてない」小籔千豊&すっちー、“大阪の笑い”の正体を語る 60周年の吉本新喜劇、まもなくワールドツアースタート
吉本新喜劇が60周年を迎えたことを記念して、3月28日より『吉本新喜劇ワールドツアー〜60周年 それがどうした!〜』をスタートさせる。 川畑泰史、小籔千豊、すっちー、酒井藍の4座長が「小籔・川畑班」「川畑・すっちー班」「すっちー・酒井班」に分かれ、全国47都道府県を巡るほか、中国、タイ、インドネシア、シンガポールなど、海外公演も行うというもの。 今回、小籔とすっちーにインタビューを敢行。ツアーのことはもちろん、内場勝則と辻本茂雄が座長を勇退し、新体制となった新喜劇のことなど詳しく聞いた。ーー4座長に加えて、次期座長候補の清水けんじさん、吉田裕さん、信濃岳夫さん、諸見里大介さんがリーダーに就任しました。新体制で変わることはどんなことなのでしょうか?すっちー:若手がどんどん入ってくるので、正直よく知らん子も増えてきています。その辺りは距離感近い4人だと思うので、“この子、こんなことすんねや!”って使い方が増えるんじゃないかなって思います。小籔:内場さんも辻本さんも辞めはるわけではないので、基本的には何も変わらないと思います。ただ、リーダーは動きによっては座長になるので、あの4人がむっちゃ頑張り出すと思うんですよ。そんなんされたら僕らも頑張らなアカン。「リーダー頑張っているけど、座長全然頑張ってないやん」ってなったらむっちゃマズイですよね。最初は、会社から圧かけられているの見て、“大変やなぁ”って思っていたんですけど、“いや、大変なん俺らやん!”って焦り出しました。だからプレッシャーです。ーーワールドツアーで楽しみなことや不安なことを教えてください。すっちー:海外って“あれ? こんなことアカンねや”っていうことがたまにありまして。スリランカ公演に行ったときに、僕が三蔵法師の役で、吉田が孫悟空役で、服を脱がして乳首ドリルをしたら「お坊さんが男性を裸にしてる! 乳首を棒でなんてもってのほかや!」ってなったんです。ワールドツアーも主に日本の方が見に来られますが、情報が洩れて「なんとけしからん!」ってならんように、ルールだけは聞いておかないとなと思います。ーー小籔さんは、すっちーさんの座長としての働きをどう評価されていますか?小籔:これまでの新喜劇の歴史上で『コロコロコミック』(小学館)の表紙になったヤツおらんと思うんですよ。これもうちょっと会社と座員が褒めなアカンことです。子どもの頃にも読んでたし、娘に「コロコロ買って」って言われたこともありますし、その表紙に新喜劇の座員がなるってほんまにスゴい。すっちー:小籔さんこのことめっちゃ褒めてくれるんですよ。小籔:劇場での結果の出し方は言うまでもないですけど、CMに出たり年末のビッグ番組に出たり、今まで座員がやってないようなことをアプローチしているのは、新喜劇にすごくプラスになっていると思います。ーーそれぞれタッグを組んで全国に行きますが、意識することはありますか?すっちー:一緒にやる川畑さんが小籔さんともやるので「向こうはどんな感じですか?」って聞いています。全員が似通っていたらアカンし、全組観に来てほしいので、それぞれ違う味が出たらええなと。ただ、川畑さんから“小籔はこんな感じ”って聞いても突然ゼロにしたり、“できたー”思ったら「キープで!」って言われることもあるらしくて(笑)、そんな話を聞きながら4人で情報交換しています。小籔:基本的にこの座長4人は、新喜劇をよくするため、大きくするため、力を合わせて仲良くするべきやと思うので、僕が4人の中で断トツ“おもんない”って評価を得ても、結果、新喜劇が大きくなるならそれでいい。僕は風通しの良い内閣を目指していますから、縦割り行政はやめたほうがええ。すっちー省イケてる、小籔省イケてない、じゃあ協力しない……っていうて日本が傾いたりしているので、省庁連携して頑張りたいです。ーー(笑)。小籔さんは2011年に東京所属になり、「新喜劇を広める」とおっしゃっていました。2019年になってみて実感はありますか?小籔:東京のテレビに出て“新喜劇のことこれくらい喋れたらいいな”っていう目標値ははるかに超えたかなと思います。まさか47都道府県回れる日がこんなに早く来るとは思わなかったし、TOKYO MX(関東ローカル)でNGKの舞台が流れるのも革命的。僕が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で新喜劇のことしゃべると、松本(人志)さんと東野(幸治)さんから「なんでも新喜劇に例えてうっとおしいねん!」ってツッコまれますが、許していただいている部分もあるとは思うんですよね。ーー他にはない自分だけの魅力ってどんなところだと思いますか?小籔:意識してんのは、他の座長が思いつかへん台本をするということですね。一時期“似通った新喜劇があったかな”と僕は思っていまして。“いつものアレが来てほしい”っていうお客さんが多かったんですけど、同じことやるから同じお客さんが来るというか、毎回違うことやったら“今回どんなことやってくれるんやろ?”って育つんですよ。お客さんがマンネリを求めたんじゃなくて、僕らがマンネリを与えたからそうなってしまった。それって絶対アカンことやと思うんです。知っているお客さんは笑うんですけど、初見の人は笑わない。それが、大阪と東京の新喜劇の食いつきの差やったと思うんですよ。大阪ではバリバリ馴染みのあるギャグ持った人がそれをやる。大阪の人は笑うけど、東京の人は笑わない。これでどっかのアホが「これお前分からんの? 大阪の笑いわかってへんな」って言うて、「私は面白くないけど、やっぱり東京と大阪って違うんだな」って分かれたんです。でもそうじゃないんです。大阪と東京の笑いの違いなんてあるわけなくて、同じマンネリをやっているか、やってないかだけなんです。すっちー:僕も自分の中の一番の課題は面白い台本を書くことですね。昔、今まで以上に悩んでいた時に、舞台で池乃めだかさんと間寛平さんが猫と猿のケンカコントをやりだしたんですよ。寛平師匠がパッチの中にモノをいっぱい入れて暴れはって、いったん袖に戻ってきたら、そこから血が出てて(笑)。でもまた舞台に戻ってワーってやりはったんです。お客さんは気づいてないけど、それがめっちゃ面白くて。そこで「理屈いらんな」って思ったんです。それから“なんか知らんけど面白いもの”をやっていこうと考えたので、ツアーでもできたらいいなと思います。ーー最後に意気込みをお願いします。小籔:新喜劇とは一生触れない予定やった人も多いと思うんですよね。そういう方に近くの町へ僕らが行かせてもらいますので、一口試食に来てもらえたらと思います。“あれ? 意外と美味しかったな”って思う人が1人でも増えたらという気持ちで回らせてもらいますので、どうか時間があれば一口食べにきてもらえたら嬉しいです。すっちー:新喜劇に興味のある方が友だちを誘っていらっしゃることもあると思うんですよ。その人が恥かかんようにしますので、いろんな方を誘って観に来ていただけたら。ちょっとねずみ講みたいですけど。小籔:いや、これはねずみ講じゃないから(笑)。すっちー:あとは、乳首触られて急に「ピュリッピュ……」(今別府直之のギャグ)って言い出すヤツがいたりするので、「何これ?」っていう違和感も楽しんでほしいというか。小籔:あれに関しては大阪の人も「何これ?」って思っています。すっちー:(笑)。好きに観ていただければと思います。吉本新喜劇ワールドツアー 〜60周年 それがどうした!〜日程:2019年3月28日(木)〜2019年9月8日(日)料金:前売5500円〜チケット:チケットよしもとにて発売中!◎ライブ・ビューイングも開催!詳しくはこちらhttps://liveviewing.jp/contents/shinkigeki-60th/(取材・文:浜瀬将樹)
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