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芸能ネタ 2018年12月31日 12時40分
月亭方正、「ガキ使」以外のリアクション芸出演はNG? 「笑ってはいけない」13年目の成長語る
日本テレビで12月31日に放送される『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年越しスペシャル13作目『絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!!』の放送を前に、月亭方正に番組の見どころなどを聞いた。 今回は「ヘイポー財団法人お豆考古学研究所」を舞台にダウンタウン、方正、ココリコが新人トレジャーハンターとして「絶対に笑ってはいけない」過酷な状況の中、訓練や研修に臨むという内容になっている。昨年の模様を収録した『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』のブルーレイ&DVDも発売中だ。—— 今回13作目の「笑ってはいけない」ですが、方正さんから見た見どころを教えてください。方正:見どころというか……これに関しては見る人の楽しみは、もう映画みたいなものでしょう。パートがナンボで、内容ももう下地ができていて、その下地の中から今回は何を提供してくれるのか、どういったことをネタに楽しませてくれるのかということやと思いますよ。とにかく見てください。—— 新しい回を迎えるたびに、出る側の方も「面白くしなければ」というプレッシャーが大きくなるのでは。方正:撮影中はプレッシャーはないですよ。例えば、やることが決まっていれば「面白くしなきゃ」ってプレッシャーもあるんですけど、そもそも僕たちも内容を本当に知らなくて(笑)。次、何がある、引き出しに何が入っている、ということも分からないんです。そんな状況なので、プレッシャーも何も、その環境で頭を回すことで精一杯。痛いことがあるのか、恐いことが待っているのかとか……逆に人が引き出しを開けるときはワクワクしたり。その連続でプレッシャーが入ってこない。視聴者と同じ目線でやっている感じなんです。—— ダウンタウンのバラエティは、出演する芸人さん同士、笑いを競うような雰囲気に自然と誘導していくような感じがあって、芸人さんはいつも大変だなと思って見ています。方正:確かに「頑張ってね」という感じじゃないですね。「ほれ、やってみ」という感じ。そういうフリは確かに、ダウンタウン特有のものかもしれないですね。急に客前でシナリオもなく「やって」と言われたらドキドキしますよ。ライブのような感じ。ほかのバラエティを仕切っている人だとそういうフリはしないし、普通は怖いですよね。そういうフリはあえてしない。グダグダになるかもしれないわけですし……。でも、あえてそれをやらせて、その後フォローする引き出しもダウンタウンはいっぱい持っている。やらせるのもダウンタウンやけど、フォローして笑いを取るのもダウンタウン。そこは明らかにほかの人とは一線を画しているんじゃないですか。ダウンタウンならではの醍醐味という感じがしますね。—— 急にフラれてダメだった場合、後でダメ出しとかそういうことはあるんですか。方正:裏でダメ出しされたことはないですね。でも、そういう環境、ダウンタウンの下でやることでとにかく鍛えられたことは確かですね。今田耕司、東野幸治、130R、木村祐一……僕はダウンタウンの下で育った芸人の「一期生」みたいなもんですから。ずっと若いときからやってきたメンバーで、みんな鍛えられました。10年くらい経って東野さんに「どう?ほかの現場楽じゃない?」って聞いたら「そうですね」って。「やっぱりダウンタウンさん以外の現場楽ですね」って。「リストバンドを外した感じじゃないですか」って。今はそういう感じじゃなくなっているところもありますけど、昔は特にダウンタウンは「とんがって」いましたからね。その下でやって鍛えられたのは事実です。—— 瞬発力がどこよりも必要だったということですか。方正:瞬発力はダウンタウンファミリーじゃなくても必要。芸能界、テレビでは特に。人間力もそう。そこは変わらないです。ただ2人が鬼教官なだけの話で(笑)。—— この「ガキ使」の5人の中での方正さんの立ち位置はどんな感じだと自己分析しているんですか?方正:俺の立ち位置は「パイプ(役)」。ダウンタウンとココリコという10歳違うコンビのパイプです。ちょうど年齢も真ん中くらい。僕が行った時は4人が何とかしてくれる。運命のメンバーやと思っていますよ。—— 最初の頃は山崎さんは飛び道具という感じがしたんですが、最近は方正さんの役割も変わって来たとんではないですか。方正:最初はまさに飛び道具でしたね(笑)「ガキの使い」というのは松本さんの脳内を具現化した番組なんですけど、その具現化で松本さんができない部分、ヘタレとかヨゴレとか、そこの部分を僕は担っていたんです。それは感じますね。ただ、僕も成長していって、落語に出会って一人でやる芸ができた。今までみたいに依存しなくてもできる「何か」ができた、ってなったら、今までとやり方も変わってきたというのはあるでしょうね。僕自身が人前で一人で笑いを取りたい、と変わってきたというのも大きいです。ほかの番組からリアクション芸のいろんなオファーが来るんですけど、今は断っているんです。「ガキではやっているじゃないですか」と言われることもありますけど、「ガキ」は違うんですって言うんです。—— ということは、昔と変わらずダウンタウンの現場というのは特別ということですね。方正:そりゃ特別です。僕は師匠が2人いて、落語の師匠が月亭八方さん。テレビの師匠はダウンタウンです。師匠の言うことは絶対。だからダウンタウンの現場ではリアクション芸でもなんでもやるんです。—— 「ガキ使」ではココリコのポジションがほかの芸人に入れ替わる可能性があった、というようなことが冗談めかしにニュースになっていましたが、方正さんは自分に関してそれを意識したことはありますか?方正:全然意識したことはないです。仕事ですから「情」でやってはダメなんです。お互い必要とされる関係でいないとうまくいかない。だからそのあたりは僕はドライでしたよ。そういう話がもし来てもゴチャゴチャ言わないですよ。「ここでしがみついてなんとか芸人として生きていくんや」っていう気持ちはもちろんありましたよ。若い時はそう。でもやるうちに背伸びしてやっていても自分が苦しいだけ。自分にはちゃんと身の丈にあった服があるということが分かってくる。この世界に5年くらいいたら分かるんですよ。それで「チェンジ」と言われて「ちょっと待ってください」ってなっても、次の収録からむちゃくちゃしんどいでしょうからね。切られるんやったら切られて「次に何ができる?」ってやったほうがいい。その方が健全。だから、あんまり意識しなかったです。—— この人が来たら「自分のポジションを奪われるかも」って思ったライバル的な存在は過去にいたんですか?方正:適材適所があって、番組を作る時にここのイスはこれ、って番組のスタッフもちゃんと考えて作るわけです。「類似タレントはいらん」って。で、そこでのライバル意識とか嫉妬心というのは確かに生まれますけど、5年、10年とかやると、身の丈にあった服、自分が何ができるかというのも考えるようになるので、そこは割り切ってやらないと。—— 方正さんが逆に「こいつがいれば」って思った芸人さんはいますか。方正:千鳥です。ブラックマヨネーズも。誰とチェンジとかそういう話じゃないですよ。ここに後、誰がいたらいいかとか、そういう視点です。人間力の高い人たちはやっぱり面白いんです。千鳥やブラマヨにはそういうものを感じていました。—— ジミー大西さんはどうですか?方正さんとの絡みは特に相性がいいように感じますが。方正:僕は常人なんです。普通なんです。ジミーさんは社会生活ギリギリで「アウト」な人やから、そこのすごさがあるんです。ジミーさんと過去に対決コーナーをやっていましたけど、魚屋さんに行って、生の魚を食うというのがあっても僕は「うえっ」って吐くんです。でもジミーさんはサンマのはらわたをそのまま食うような人。「え、嘘やろ」って。僕にはできないすごさなんです。リアクション芸をずっとやっていましたけど、出川哲朗さん、キャイ〜ンとかいろいろやっている人がいて、その人らに僕、ずっと言っていたんです。「ジミーさんがこっち来たら全部持っていかれますよ」って(笑)。あれは本物ですからって。でもね、あれ(ジミーさんのノリ)が大好きってなったら、警報が鳴っていると思った方がいいですよ。あれはすごく面白いですけど、あれが面白くなったら「働くおっさん人形」が面白くなったりするんです。あれはそっちの世界、また別の世界の面白さなので普通の笑いを見ると「なんだこれ」ってなったりするんです。それくらいの劇薬なんです。魂を抜かれないように見ないとだめですよ(笑)—— 最後に年末に「笑ってはいけない」を見るファンにメッセージを。方正:今回も面白いです。5人も年齢は変化していきましたけど、毎回毎回その年齢の変化が逆に面白さを引き出している感じがします。とにかく見てください。今回も期待してもらっていいですよ。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ネタ 2018年12月31日 06時00分
今年は“足の引っ張り合い”がスゴい? ココリコ、『ガキ使』“笑ってはいけない”は「特別な番組」
今や年末の風物詩となっている『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)“笑ってはいけないシリーズ”。昨年放送された『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』のDVDが先日発売され、早くも話題となっている。 今回、レギュラーメンバーであるココリコ(遠藤章造、田中直樹)にインタビューを実施。“アメリカンポリス”での裏話はもちろん、番組に対する想いを聞いた。ーー年末に放送するスタイルになって今年で13年目となりますね。いまや年の瀬になくてはならないものとなりました。遠藤:番組スタッフさんに「今年あるんですかね?」って聞いても、いまだに「いやぁ〜どうなんですかね」って感じやったりしますからね(笑)。10〜11月くらいに収録するんですけど、常に“あるかもな”っていうスタンスで生活しています。田中:よしもとの人間に聞いても、明らかにウソついているようなリアクションとるんですよ。“なんでやろ?”って思うんですけど(笑)。遠藤:“あることくらい言ってくれてもいいのに”って思うんですけどね。田中:社員の「どうなんですかね?」の言い方が、明らかに“何か知っているやろ”みたいな。ーー『アメリカンポリス』で印象に残っている企画はありましたか?遠藤:ベッキーちゃんがタイキック喰らったのはビックリしましたね。意気揚々とドッキリを仕掛けていくんですけど、最後にああいう結末が待っているとは思いませんでした。ケツ蹴られた時の生音がスゴかったんですよ。“ボコーッ”て。田中:上島軍団VS出川軍団ってすごく体を張るコーナーがあるんですけど、本番終わったらプチ打ち上げするんですって。それ聞いて“芸人さんっていいな”って思いました。うんこ漏らした後やのに「よくやった!」ってそんな職場ないわけじゃないですか(笑)。ーー“捕まってはいけない”では、ムロツヨシさんがゲストでした。メンバー間でまさかの裏切り行為もありましたよね。遠藤:スタッフさんの仕掛けもそうなんですけど、逃げ惑う人間の嫌な部分というか、本能が見え隠れする(笑)。毎回「一致団結して宝箱探ししましょうね」って言うんですけど、それぞれの嫌な部分がどうしても出てしまう時間帯なんですよ。あれって“僕ら得してんのかな”って思いますけどね(笑)。田中:みんなの根っこの部分が出ていますもんね。あそこはバラエティーというよりもドキュメントだと思っています。後日、ムロくんと話したんですけど、罰のガチ具合にビックリしていました。「田中さんって毎日あんな仕事やってんの?」って言われて、「いやいや毎日じゃないよ。年に1回なんよ」とは返したんですけど(笑)。でも、本人「すごく楽しかった!」って言っていましたけどね。ーーじつは控え室の雑談シーンも笑ってしまうポイントです。カメラは回っているものの、5人で……っていうのも珍しいのではないでしょうか?田中:毎週収録でご一緒させていただいているんですけど、確かにレギュラー回には腰を据えて話す場がなかったりするので、あの時間はすごく楽しいんですよね。遠藤:ダウンタウンのお2人が手持ち無沙汰になった時に、“変なフリきそう”って思ったら、案の定俺に来たりするので、そのドキドキも含めて“笑ってはいけない”だとは思います。ーー控え室でダウンタウンさんのやりとりを間近でご覧になっていかがですか?遠藤:やっぱり笑ってしまいますよ。今回のオンエアーしていない分(12月31日放送予定『絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』)でもあるんですけど、本当に“阿吽の呼吸”というか、ダラダラ喋っているだけやのに、急に「〇〇やろ!!」ってスイッチ入る瞬間が一緒やったりするんです。田中:(月亭)方正さん曰く「ダウンタウンさんがイチャイチャする時間」って滅多に見られないので改めて貴重だなと。5人全員がそうなんですけど、年々疲れが早まっている気がしますね。以前と比べると、ダウンタウンのお2人の“空を見つめる時間”が早まっている。ーー(笑)。方正さんはビンタやお色直しなど、キーパーソンにもなっています。あの破壊力は馴れないものですか?遠藤:同じパターンで何回もやられているじゃないですか。それでも新鮮に心の底から笑ってしまうので“すげーな”と思います。田中:控え室では方正さんの横の席にいて、真横で十何年見させていただいているんですど、ここ最近の抜け毛の進行具合がスゴいなと。ご本人なかなか認めないですけどね。遠藤:本人は“スキすぎている”っておっしゃっていますけどね。田中:あれを“スキすぎている”というならば、お店変えた方がいいと思います。次元の違うスキ方だと思うので。遠藤:多分、その美容師さんは良くないと思う。ーー(笑)。トレジャーハンターが年末放送されますが、注目してほしいポイントはありますか?遠藤:狙っていないところを見つけて笑っちゃったところがあって……ハマって何発も喰らいました。狙っていたのかいないのか、そういうところも含めて楽しみにしてほしいです。田中:“捕まってはいけない”が今年もあるんですけど、例年以上に足の引っ張り合いがヒドかったです。他の企画でも、まさかの人がたくさん登場してもらえているので、そういった意味でも平成最後の回にふさわしい放送だと思います。ーー『ガキの使い』が30年目に突入しました。お2人は前説時代から数えて20年以上携わっていることになりますが、ココリコさんにとってこの番組はどういう位置づけですか?遠藤:自分たちが芸人として認知していただいたきっかけになった番組ですし、一番長くお世話になっている番組でもあるので、大事にしていきたいと思っています。田中:毎週緊張しますし、企画内容に驚くこともあります。バラエティーって沢山ありますけど、“ガキ”って独特で特別な番組だったりするので、そういうところに自分もいさせていただけるのは“ありがたいな”って思いながら現場にいます。(インタビュー終わり)『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!(祝)放送30年目突入記念 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』初回限定版Blu-ray BOX価格:10,000円+税品番:YRXN-90134〜6※初回限定版は限定生産品につき、在庫がなくなり次第、販売終了初回限定版DVD BOX価格:9,143円+税品番:YRBN-91255〜9※初回限定版は限定生産品につき、在庫がなくなり次第、販売終了通常盤価格:1,500円+税品番:YRBN-91260(エピソード1)、YRBN-91261(エピソード2) 、YRBN-91262(エピソード3)、YRBN-91263(エピソード4)(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2018年12月22日 06時00分
「ライバルはアンパンマン」ひょっこりはん、10万部超え大ヒット絵本の第2弾を発売
2017年、大みそかの『おもしろ荘』(日本テレビ系)をきっかけにブレイク。ちびっこに大人気で、多くの女性タレントが「ひょっこり」をマネしてブームになった。そんなひょっこりはんが8月、イラストの中に隠れたひょっこりはんを探す絵本「ひょっこりはんをさがせ!」(宝島社)を出版。10万部を突破する大ヒットとなった。そのヒットを受けて2作目「もっとひょっこりはんをさがせ!」(同)が12月20日に発売される。 それを記念して、ひょっこりはんにインタビューを敢行。同書のことはもちろん、怒涛の2018年の総括、来年の目標についても語ってもらった。ーーこの「ひょっこりはんをさがせ!」のシリーズはどんなきっかけで始まったのですか? 宝島社さんが声をかけてくれて、企画を持ってきてくれたんですよ。『こういうのやりたい』って。それがはじまりです。でももともとSNSでいろんなところに隠れて『“ひょっこりはん”どこだ?』ってやってたので、『僕もそれやりたいです』って言った形ですね。――第1弾は10万部を突破。反響はありましたか? ありましたね。1週間で増刷がかかって本屋さん、ネットも売り切れで追いついてないとか。子供に渡したら喜んでくれてたとか、直接聞きました。芸人さんも買って息子に渡して「喜んでくれてた」って言ってましたね。 そういうお子さんを持つお父さんお母さんから反響がありますね。芸能人の方とか辻希美さんがアメブロでお子さんとやってくれたり。そういうので広がっていったと思います。――ヒットの理由は何だと思いますか? 「探す」というゲーム性と、『ウォーリー(をさがせ)』とは違う、僕の芸でクスって笑えるおもしろさが他のものとは違うと思いますね。僕は「おもしろい」と思ってたので、それが数字に出てきたのかな。――見どころはどんなところですか? 前作は世界遺産で、今作は日本全国。「世界遺産に行きたいけど行けないよな」って思って自分で提案して「すごいところでひょっこりしたい」って思って。勉強もできるんじゃないかと思いました。今作は日本でいろんな地方に絵本上で行きました。(各地の)名産も載ってますし、大人の人も知らないこともあったりするので、勉強になると思います。――お気に入りのページは? 東京とかはけっこう好き。パッと見て「おもしろそう」って思ったのが渋谷のスクランブル交差点なんですけど。この中でいろんな事件が起きていますので、それを見るのも楽しいです。 あとは最後の写真の中に合成した「リアルひょっこり」のページ。これも見てておもしろいですね。アルファベットの「ABC」からひょっこりしているページも意外と好き。無茶な「ひょっこり」のポーズをしているんですよ。長時間できないので『今、今、撮って!』ってカメラマンさんに言ってY字バランスをしたり、苦労もあったけど、意外とおもしろくできました。小さいお子さんがアルファベットを学ぶきっかけになればな、と思いました。――どんな人に手に取ってもらいたいですか? 全員に手を取ってもらいたい。老若男女問わず、幅広い年齢の方に楽しんでもらえると思います。――今後もこういった作品は作っていくのでしょうか? 営業に行くと子供たちの中に『ひょっこりはんをさがせ!』で自身の存在を知ったって子がいるんですよ。病院の待合室にも置いてあるみたいです。そういうのがいいなって思う。絵本に限らずですが、自身のキャラクターを使ったものはもっと作っていきたいな、と思いますね。――ご自身が思う「ライバル」はいるのでしょうか? 僕、ライバルを『アンパンマン』って言ってるんですよ。 “ひょっこりはん”を突き詰めていくと「ザ・芸人」って感じじゃないですよね。「お笑い芸人」という言葉で自分を縛るのは良くないなって思います。芸人だから「いろんなネタをやった方がいい」と言われるけど、そこに行ったらダメだと思うんです。 そう考えたら延長戦上に『アンパンマン』が(笑)。子供って、ずっとアンパンマン見てるし、強いですよね。――そう思うきっかけはあったんですか? この間、地元の小さいお子さんがいる幼なじみの家に行ったんです。話しかけてもこっちを全く見ず、ずっと『アンパンマン』を見てたんですよ。人見知りっていうのもあったんでしょうけど。全然心を開いてくれなかったですけど、最後に『ひょっこりはん!』ってやったらめっちゃ笑ってくれたんですよ。2時間くらいかかりましたけど、その時にアンパンマンにライバル意識を燃やしましたね。――2017年、大みそかの「おもしろ荘」でブレイクした。2018年を振り返っていかがでしたか? 激変しましたね。「これ以上のことは今後訪れないだろう」っていう(ほどの)変化の年でしたね。休みなく働いて、人の見る目も変わって“ひょっこりはん”になれた年でしたね。――2019年の目標はありますか? 子供たちがいろいろおもしろがってくれることを発信していきたいですね。外国にも行ってみたいし、もっといろんな人に広げたいなって思います。【作品詳細】作品名:もっとひょっこりはんをさがせ!著者:ひょっこりはん定価:980円(税抜)12月20日発売
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芸能ネタ 2018年12月02日 12時00分
全編スマホで執筆! ペナルティ・ヒデが“泣ける”小説発表、“売れる”TVショッピングの裏話も
サッカーや家電の知識、『ノンストップ!』(フジテレビ)内「いいものプレミアム」でのMCなど、多彩な顔を持つペナルティ・ヒデ。2013年に『四季折々 アタシと志木の物語』(竹書房)で小説家デビューを果たした彼が、5年の沈黙を破って新作『いつか、あなたと』(幻冬舎)を発表した。本作でヒデが挑戦したのは“恋愛小説”。繊細な文章と心を掴まれる展開が魅力の一冊で「泣いた」という声も多い。 今回はヒデにインタビューを敢行。新作のことはもちろん、芸人としての活動についても語ってもらった。ーーまずは執筆活動を振り返ってみて、楽しさと苦しさ、どちらの比重が大きかったですか?僕はスマートフォンで文章を書くんですけど、語弊があるかもしれませんが、親指一つで展開を決められる“贅沢な遊び”のようなものだったので一切辛さはありませんでした。もともと趣味で書かせていただいていたものでしたし、このような形で取材を受けさせてもらうのも幸せなことです。ーー恋愛小説を書こうと思ったきっかけは?正直な話を申し上げますと、1作目が出た3か月後には1本書き終えていたんです。“さぁブラッシュアップして出していこう”ってなった時に、某ドラマの設定と丸かぶりしちゃって……。スタッフに「知っていますか?」って言われて。「えー!」みたいな。じゃあ書き直そうということで、出版社の方と協議して、“どストレートな恋愛小説を書きましょう”ってことで。もともと体育会系の人間なんで、追い込まれた方が良かったんでしょうね。ーー切り替えができたんですね。頭を抱えたのは30分くらいです。全部が全部を捨てることなく、この人物だけは残しておこうというのがあったので、0とは言わないですけど、3〜4くらいからはスタートできたのかなって。ーーヒデさんは『アメトーーク!』(テレビ朝日)などで“五反田芸人”としても有名ですが、小説の舞台は六本木です。芸能人の方はよく行かれていると思うのですが、僕は付き合い程度でしか行ったことなくて……。ただ『大蓮』(作中に出てくる飲食店)に関しては、昔同じような店があの場所にあったはずです。ーー祐介とハナが主人公ではあるものの、すべての人物にしっかりスポットを当てていますよね。もともと2人が強い個性を持っていて、ここ中心に置かなくても“記憶にはしっかり残る人たちだな”と思ったので、そこに関わる人があまり色褪せない方がいいのかなと。ーー加藤綾子さんや熊切あさ美さんなどもSNSで同作を紹介されていました。ワッキーさんの反応はいかがですか?1作目も本作も渡しているのですが、まだ相方の声は届いていないです。ひらがなだけ読んでいるから時間がかかるので仕方ないですかね。今度絵本にしてあげようかな?ーー(笑)。ただ男性が読んでもグッとくる内容だと思いました。ネタもそうですけど、同性に「楽しい」とか「好きだ」って言ってくれるのが一番嬉しいです。ーーペナルティさんのネタは圧倒的に男子支持がありますからね。そうなんです。そもそも若い女の子に受けるはずがないんですよ(笑)。ただこっち(小説)は女性に読んでほしいですけどね。ーーヒデさんは、芸人、小説家、「いいものプレミアム」でのプレゼンも話題ですが、ペナルティとしての活動も含めてどういったバランスでされているのですか?学生時代サッカーに打ち込んでいて(大学時代、Jリーグチームからオファーがあるほどの選手だった)厳しいこと散々やってきて、あれがあったからこそ、いまの自分が成り立っていますし、それに比べたら今の仕事は全部楽しいです。取材ウケていても楽しいですよ。なんせ取材中に水が飲めるという(笑)。しっかり劇場にも立たせてもらっていますし、その間にテレビやラジオの仕事があって、空いたところで小説を作って……うまいことやらせてもらっています。ーーサッカーや家電はもともとお好きだったので分かるのですが「いいものプレミアム」はどちらかというと女性向け。難しかったのでは?“自分なりの角度で伝えていきたいな”という想いがありますね。あの……カッコつけていいですか? 僕は“物”を売っているんじゃなくて“物語”を売っているんですよ。「商品が家に届いたことによって家族の目線が一緒の方に向いて、より楽しく過ごせますよ」とか。ーーカッコイイ(笑)! アドリブトークも相まって、通販の売り上げも伸びたと聞いたのですが、要因はなんだと思いますか?5期連続在京テレビキー局で日本一って聞きました。そもそもモノがいいですし、僕なりに正直に伝えられたことだけだと思います。一般的な金銭感覚を確実に持っているので「高い」と思ったら「高い」と言わせてくださいとも話しています。だけども「高いなりの良さは伝えることができるので」っていう。逆に今までの方が下手とかではなく、商品に対して気を遣っていただけだと思うんですよ。僕は正直に言わせてもらったからかなと。ーー最後に本作の見どころを教えてください。読みながら、今好きな人とか、過去好きだった人とか、これから出会うであろう人を思い浮かべて読んでいただきたいですね。それによって、人間愛や物に対する愛とか、いろんな愛の形を見つけてもらえたら嬉しいです。僕はこの本読んで“コンビ愛”というのを久々に考えたんで……。もちろん“お笑い愛”も忘れずにいたいなと。がんばろうねワッキー(笑)。(インタビュー終わり)【作品詳細】作品名:いつか、あなたと著者:中川秀樹定価:1,389円(税抜)全国書店、ネット書店にて発売中(取材・文 浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2018年11月25日 12時00分
石田純一と有森也実がまさかの出演! しずる村上が脚本、“100%誰も見たことのない“トレンディドラマのようなコントとは?
12月13日(木)、14日(金)にルミネtheよしもとで『石田純一と有森也実としずる村上のほぼトレンディドラマのようなコントライブ』が開催される。 よしもとの代表的なコント師たちと90年代のドラマブームの立役者となった石田と有森が共演。ドラマでもコントでもない新感覚のライブが誕生する……タイトルからすでに“面白そう”なこのイベントについて、脚本を担当する、しずる・村上純に話を聞いた。ーー今までありそうでなかった形のライブです。どういう経緯で企画が始動したのでしょうか?元マネージャーの社員がいて、ルミネ担当だったタイミングが今年の春くらいで、その時に仮の企画書をもらったのが最初です。「脚本お願いできませんか?」って言われて、そうなったら初めてやるライブだし、カロリーも高いので、より新しくて面白そうなものにするんだったら、「誰が聞いても“この人”っていう男女の俳優さん1人ずつツモれたら(キャスティングできたら)面白そうだね」って。偉そうですけど、第一希望で石田さんと有森さんの名前を出させていただきました。ーーこの話を聞いた時、率直にどう思いましたか?いくつかある新しいライブの一つで、脚本をやらせてもらえるのは“ありがたいな”って思うくらいだったんですけど、お2人が決まった瞬間に輪郭が浮き彫りになりました。まだ終わっていないけど、後に続けて行きたいし「いい意味で変なライブになるかも」と思いましたね。ーー少しずつ形になっていったんですね。すべてはキャスティングなのかなって。最初役者さん1人が出演されて相手がなっちゃん(横澤夏子)とかケイちゃん(相席スタート・山崎)で……っていう話もあったんですけど、それだと今までルミネでやってきたような範疇だなと。石田さんがいらしてくれるのも相当スゴいですけど、有森さんと石田さんという、並列関係の2人が決まった瞬間に生まれた“1から2”が相当デカかった気がします。ーー石田さんにはどんな印象をお持ちですか?トレンディドラマと言えば、一番最初に連想される役者さんですよね。でも、むちゃくちゃ役者とかめちゃくちゃタレントというわけでもなく、すごく柔軟でいい意味で芸能界が詰まっている方だなと。今回の話も、やるにしてもやらないにしても“一回は話を聞いてくださる方なのかな”とは思っていました。ーーでは、有森さんはいかがですか?本来ならば声をかける発想がなかったところに、石田さんもいらっしゃってくださることが決まったので、担当の社員に「無理でいいから」ってお願いしたくらいで。この方々がキャスティングできたら万々歳中の万々歳という立ち位置でした。僕が“月9”というものを最初に意識した『東京ラブストーリー』(フジテレビ)に出演されていた方ですからね。自分の芸人活動において、有森さんが重なるとも思っていませんでした。ーー脇を固める芸人さんも演技力に定評のある面々です。普段からすごく面白いと思っていて、本人たちがどう思ってるか知らないですけど、コントにおけるドラマ的要素や会話劇だったりとか得意としている人たちを、男女のバランス含めて選びました。あと親和性が高いのかなと。彼ら彼女らのファンの方々が、このライブを観に来てくれた時に“面白いと思ってくれるだろうな”っていう考えはありました。ーーフジテレビの『爆笑レッドカーペット』『ENGEIグランドスラム』を手がけている藪木健太郎さんが演出を手がけています。恩人ですね。僕らが初めてコント番組のレギュラーをいただいた『THE THREE THEATER』や『爆笑レッドシアター』に起用してくれたのが藪木さんなので、頭が上がらないんですよ。ーー舞台監督などではなく、なぜテレビマンの藪木さんに依頼したのでしょうか?僕がやりたいことをすごくポップに抽出してくれますし、いち早く感じてくれるので、そこに寄りかかりたかったんですよね。じつは最初は照明部でフジテレビに入って、そこから“やっぱりバラエティーの演出やりたい”って制作部に入った方(現在は共同テレビに出向中)なので、ドラマの現場も見ているし、バラエティーも知っている“藪木さんじゃなきゃダメだ”ってなって。僕の脚本以外は完璧なんですよ。あとは完成させられればいいだけなんで。ーー今回、脚本を手がけたことで、ドラマや映画にも進出したい気持ちはありますか?“『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)の脚本を書きたい”ってTwitterでつぶやいていて、『世にも〜』のアカウントさんから「是非」って、ネット上で社交辞令されています(笑)。ーーネタと並行してやっていきたい気持ちがあるんですね。(相方の)池田(一真)がネタを書けるので、その役割分担ができるというか。池田に許可を取っているわけではないですけど(笑)、別の活動が出来るフォーメーションではあるので、しずるとしてのやるべきことが損なわなければやりたいです。テレビドラマの脚本をやったことで、誰かが助かることがあれば、わずかながら幼い頃から観ていたテレビに恩返しができるかなとも思います。ーー世代を選ばず楽しめそうな舞台になりそうです。ルミネに有森さんと石田さんが並んで役を演じた瞬間に、100%誰も見たことのない景色になると思うんですよ。誰も感じたことのない面白さ、楽しさ、怪しさ、すべてが観られるのは、ライブならではの魅力だし、ルミネの歴史とお二人の歴史が交差するところでもあるので、その瞬間を観にくださるだけでもかまいません。何としても次に繋げるので、ぜひ来ていただきたいですね。(インタビュー終わり) ドラマあるある、コント、ラブストーリーなど、様々な要素が絡み合った物語に、レジェンド俳優2人とお笑い芸人の化学反応が楽しみな2DAYS。「次に繋げる」という村上の言葉にもあるように、好評を得そうな今回のライブ……まずはこの歴史ある一歩を目撃しに行ってみてはいかがだろうか?【開催概要】石田純一と有森也実としずる村上のほぼトレンディドラマのようなコントライブ〈日時〉2018年12月13日(木)開場19:00/開演19:30/終演21:0012月14日(金)開場19:30/開演20:00/終演21:30〈料金〉前売¥4,800/当日¥5,000〈出演者〉石田純一/有森也実/GAG/相席スタート/横澤夏子/やさしいズ タイ(13日のみ)/LOVE たつろう(14日のみ)/しずる・村上純演出:藪木健太郎(共同テレビ)(取材・文 浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2018年11月20日 06時00分
“バーベキュー”と投稿されると五寸釘を打つマシーンって? ホリエモンも認めた藤原麻里菜、「無駄づくり」展開催!
歩くたびにおっぱいが大きくなり、“インスタ映え”が台無しになり…。「無駄」なことができるマシーンを発明し、発信している話題のYouTuber、藤原麻里菜。無駄なことを続けるための思考力・実践力で、過去に堀江貴文さん(通称、ホリエモン)がSNS上で言及したほどだ。 そんな藤原が、初の著書「無駄なことを続けるために」を11月16日に出版。16〜25日には原宿ベースヤードトーキョーで「無駄づくり」展も開催する。無駄なものを作り発信し続ける藤原は、どのようなことを考え、どこを目指しているのだろう。話を聞いてきた。――出版おめでとうございます。藤原麻里菜(以下、藤原):ありがとうございます。――「無駄づくり」を始めたきっかけを教えていただけますか?藤原:「無駄づくり」として始めたのは、所属しているよしもとクリエイティブ・エージェンシーで持ちかけられた、YouTuberになるためのオーディション話がきっかけです。舞台でやるネタがびっくりするほどウケなくて、「自分がやりたいことは舞台でネタを見せることじゃない」という気がしてきた頃のことでした。オーディションに持って行った企画は「家の中にあるものでピタゴラ装置を作る」というものだったんですが、実際に作ろうとすると、それだけでは難しくて。「だったら、ピタゴラ装置を中心にマシーンを作ろう」「便利なマシーンでは面白くないから、無駄なものを作ろう」と思いついて始めたのが「無駄づくり」です。――もともと子ども時代から人を笑わせたり、何かを作ったりすることが好きだった?藤原:好きでしたね。ものづくりを自己表現のひとつとして始めたのは中学時代からなんですが、幼少期から絵を描いたり親のパソコンをいじったりしていました。父がデザイナーなので、デザイン関連の本は家にありましたし、パソコンにはフォトショップやイラストレーターが入っていて。今思えばですが、自然とデザインに触れたり、ものを作ったりする環境には恵まれていたんだと思います。人を笑わせるのも好きでしたし、お笑いを見るのも好きでした。高校時代には『あらびき団』(TBS系)をよく見ていましたね。芸人さんって、陰鬱とした性格の人も多いんだってことに気づいて。「私も自分のダメな部分を笑いに昇華させたい」と思ったのが、お笑い業界に入るきっかけでした。――「Twitterでバーベキューとつぶかれるとわら人形に五寸釘を打ち付けられるマシーン」や「ヒモ貯金箱」のように、「こじらせ女子」や「陰キャ」といった雰囲気が感じられる作品が多く見られます。藤原:日常生活で感じる、言葉にできない「モヤモヤ」を発明品につなげたらおもしろいんじゃないかなと思っているんです。実際に呪いたくなるほどBBQに誘われたいわけじゃなくても、ほんのり「モヤッ」とする瞬間ってあるじゃないですか。それを誇張し、具現化している感じですね。――どこかしら「あるある」であることも、笑える理由ですよね。藤原:笑えてもらえたらうれしいです。――作品はもちろん、動画のシュールさも「無駄づくり」の特徴。何かこだわる理由はあるのでしょうか。藤原:主役である発明品を一番面白く見せることを考えたら、シュールさに行き着きました。YouTuberって、どちらかというと「本人の人間性を前面に出した方が人気が出る」って言われているんです。でも、無駄づくりの場合、私は主役じゃないんですよね。前面に出したいのはマシーンによるおもしろさ。だから、私は動画で感情を出さないようにしています。アンドロイドのよう、というか。「目が死んでる」とか言われるんですけど(笑)――以前、ネット記事で取り上げられた際、Twitterで堀江貴文さんに言及されました。今回、書籍の帯にもコピーで登場していますが、堀江さんのコメントによる変化は感じられましたか?藤原:無駄づくりを見てくださる層に変化が生まれました。ビジネスに興味がある視聴者が増えたんです。「ただくだらないことをやっているだけの子じゃないらしい」と思ってもらえているみたいで。やっていることは、無駄なものを作ることなんですが。――その後、堀江さんとお会いしたことは?藤原:ないんです。でも、帯文をいただいて。うれしいです。――今も1ヵ月に4本ペースで作っていらっしゃるそうですが、アイディアが浮かびやすいのはどのようなときですか?藤原:もう、全然浮かばないんですよ。机に向かって、うんうん唸りながら考えています。ストックもないですし。――修羅場感がありますね。藤原:大変です(笑)でも、楽しいんですよ。私はひとつの物事のプロフェッショナルにはなれないんです。才能もそうですし、何より飽きちゃうので。だけど、無駄づくりは「何を作るか考える」「どうやって具現化できるのか考える」「手先をひたすら動かして作る」「動画を撮る」「編集する」など、多くのパーツに分かれているので、飽きないんですよね。今は「書く」ことも加わりましたが、どの工程も楽しくて。生きやすいスタイルを見つけられたなあと思っています。――本の中にある「無駄なことを続けるためにこそ稼がねばならない」といった主張が印象的で、クレバーだなと感じました。藤原:ありがとうございます。「無駄」と言ってはいますが、私には無駄づくりは必要で、続けていきたいことです。だからこそ、稼ぐことを貪欲に考えなければいけない。はじめの3年間はバイトをしながら無駄づくりを続けていたんですが、お金を稼ぐためにバイトを増やすと、無駄づくりをする時間がなくなってしまい、結果的に続けられなくなってしまう。稼ぐことと向き合うのは、自分のためなんです。私だけじゃなく、さまざまな人の「稼ぎ方」を本で紹介しています。いろんな形を知ってもらえるんじゃないかな。――「稼ぐこと」も含め、藤原さんが無駄づくりを続けるために大切にされていることを詰め込んだ「無駄なことを続けるために」。どんな人に読んでもらいたいですか?藤原:うーん……「モヤモヤしているものを抱えている人」でしょうか。会社員であってもいいし、バイトをしながら何かをしている人でもいいですし。私は無駄づくりをすることで生きやすさを見つけられましたが、別に「好きを仕事に」と言いたいわけではないんですよね。「好きなこと」と考え始めると、「仕事にできる好きなことって何だ?」と悩み始める人も多い気がして。そうではなく、モヤモヤの解消方法のひとつの参考として、この本を読んでみていただけたらうれしいです。――今後、無駄づくりを含め、藤原さんが目指したいことは何でしょうか。藤原:無駄づくりで生きていけるところまで来たので、このまま行けるところまで行きたいですね。コンテンツもどんどん広げていきたいです。今年の6月には台湾での初個展を成功させることができたので、今後は、もっとワールドワイドに展開させていきたいな。――アジアの次は欧米諸国とか。藤原:そうですね。フランスとか。無駄づくりを世界にも発信していきたいです。(インタビュー終わり) インタビュー後の写真撮影では、発明品のひとつ「無VR」を装着してくれた。やっぱりシュールだ。大真面目に無駄なものを作り、笑いを届け続ける藤原。書籍の出版や個展など、今後の活動の広がりが楽しみな存在だ。●書籍『無駄なことを続けるために〜ほどほどに暮らせる稼ぎ方〜』発売中https://www.amazon.co.jp/dp/4847097319/取材、写真、文/卯岡若菜
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芸能ネタ 2018年11月11日 12時00分
『ロンバケ』木村拓哉と共演で「生まれてきて良かった」 尼神インター・誠子、歌あり乳首芸ありのソロ“アイドル”イベント開催!
12月4日、大阪・YES THEATERにて尼神インター・誠子出演のイベント『せいこソロコン2018 〜あなたに会えて幸せいこ♡〜』が開催される。 群雄割拠の女芸人界で、相方の渚と共に劇場のみならずバラエティー番組でも大活躍中だが、同ライブではどんな姿を見せてくれるのか。見どころや東京進出したことでの変化など、ざっくばらんに語ってもらった。ーー大阪ではこれまで『誠子の告白』、『誠子寄席』と冠ライブをされてきたそうですね。今回どんなことをしたいと思っていますか?“アイドルっぽいことをしたいな”って思って、「誕生日にやっちゃおう!」ってことになりました。歌ったり、お客さんとコール&レスポンスしたり、アイドルのファンクラブイベントのようなイメージでやりたいなと思っています。とはいえ、乳首を洗濯バサミで挟むノーリアクション芸なども披露するつもりです。ーーMCは大阪で活躍中のプリマ旦那・河野良祐さんが務めていますね。毎回私がやりたいと思ったライブには出てもらっている、超信頼している仲良し同期です。ーー昔、河野さんのことが好きだったのだとか。今でも恋愛対象として見ているのですか?結婚してお父さんになっちゃったんで、“過去の男”というか、さすがに諦めなアカンなと。赤ちゃん見せてもらったんですけど、めっちゃ河野くんに似ていたんですよ。それ見て“この子だけは傷つけたくない”と思ったので、今はビジネスパートナーですね。ーー藤崎マーケット・トキさんにも番組で何度か告白されていますよね。女芸人の悪い癖で面白い人を好きになるんですけど、トキさんは舞台でめっちゃ面白くて、裏ではめっちゃ優しかったんですよ。公の場では「ブス」って言いますけど、プライベートでは女芸人に絶対言わない。「何この人! 好き!」ってなりました。2年間ずっと好きで、番組で9回くらい告白しましたけど、そのたびにフラれて(笑)。ーー最近、InstagramやTwitterなどで「キレイになった」と話題ですが、東京に進出(2017年春上京)されて、何かされているんですか?フェイシャルエステ、半身浴、家ヨガ、朝白湯……めっちゃやっています(笑)。ーー女芸人さんにとって“キレイになる”というのは、邪魔になる場合もあると思うのですが、努力をする葛藤はありませんでしたか?最初は「キレイになったら面白さが半減するんじゃないか」と思っていたんですけど、フットボールアワーの後藤(輝基)さんに「お前は顔がでかすぎるから、たぶん痩せてもビジュアルおもろい」「大丈夫や! 全部ブスや」「なんぼでも例えられる」って言われました(笑)。千鳥のノブさんにも「顔のでかさヘリポートくらいある」とか(笑)……“じゃあ良かった”と。ーー誠子さんのようなキャラクターだと叩かれやすいと思うのですが、いわゆる“アンチ”がほとんどいない。ご自身で理由は何だと分析されていますか?頑張って努力している過程を見れるというか、「誠子ちゃんがちょっとでもかわいくなれるんやったら、私もかわいくなれる」って感じですかね。「かわいくなりたい」ってみんなが思っていることやから、“一緒に頑張ろう”って思っていただけてるのかなと思います。ーーそれは東京に出なければ起きなかった現象かもしれませんね。そうですね。大阪の人は「体張れ!」とか「女芸人はブスでなんぼや」みたいな感じですからね。でも、東京の子は「そうだよね。かわいくなりたいよね。応援するよ」みたいなイメージですかね。ーー関西のバラエティー番組と東京の番組ではカラーが違うと思います。環境の変化には慣れましたか?関西の番組では芸人さんと絡まなかったのが、こっちはイケメン俳優さんや女優さんと絡ませてもらえますからね。私ミーハーなので、イケメン俳優さんと絡むと女性ホルモン出まくりで、(キレイになったと言われるのは)それもあると思うんです(笑)。ーードラマにも出演されていますが、漫才やバラエティーを中心に置きながらも、女優業も視野に入れている?根本にドラマが大好きという想いがあります。特に『ロングバケーション』(フジテレビ系)が大好きで……『ロンバケ』のロケ地が中目黒だったんで、いま中目黒に住んでいるっていうのもあるんです。だから、ドラマの話をいただければ、どんどん出ていきたいなと思っています。ーー(8月の日本テレビ系「ウチのガヤがすいません!」で)木村拓哉さんと共演されていましたよね?そうなんです! めっちゃ感動しました!ーー瀬名(役名)が目の前に……ってそりゃ感動しますね。私の乳首洗濯バサミをやってくださったんですよ〜。本当に泣きそうになりましたし、生まれてきて良かったと思いました。ーーどうしても最初は“ブスキャラ”でドラマに出ると思うのですが、やっぱりそこはとっぱらいたいですか?女芸人がドラマに出ると“主役のブスの友だち”みたいな役どころが多いんですけど、私は月9のヒロイン役で出てみたいです。キレイどころとして当たり前に出演するのが夢です。ーーツッコミもなく(笑)?そうです(笑)。そのためにもちょっとずつ女を磨いていきたいですね。ーー俳優さんでタイプの方とかいらっしゃいますか?ずっとタイプを高橋一生さんって答えていましたね。ブレークされる前から好きで、この前初めて高橋さんと一緒にロケに行かせていただいたんですけど、共演した渡辺直美さんが気を使ってくれて、「誠子が前から好きなんですよ」って言ってくださったんです。そしたら「知らなかったです。ありがとうございます」って。しかも「そんなこと言われたら意識しちゃうな」って言ってくれて、「え? 高橋さんが私のこと意識するん?」って……めっちゃ女性ホルモンが活性化されました。超素敵で、外見はもちろん中身も素晴らしい方でした。ーー最後にライブの見どころを教えてください。お笑いの劇場では観ることのできないようなアイドルライブにしたいです。歌あり乳首芸ありと盛りだくさんですし、「もうアイドルやん!」みたいなグッズも用意しています。客席もアイドルみたいに男性多めにしたいと思っているので、女性の方はもちろん男の人にも来てほしいです!(インタビュー終わり) コンビではまた違った魅力が引き出される誠子のソロライブ。信頼しているという河野と共に新たな笑いを生み出していくことだろう。テレビでしか彼女を見たことがないという人は、ぜひ足を運んでみよう。【イベント概要】『せいこソロコン2018 〜あなたに会えて幸せいこ♡〜』日時:2018年12月4日(火)会場:大阪・YES THEATER時間:19:00開場/19:30開演料金:前売2300円/当日2500円ゲスト:プリマ旦那・河野(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2018年11月11日 06時00分
飼い猫が元カノそっくり? 超愛猫家のミキ・亜生、めちゃくちゃかわいい『黒猫ダイアリー』発売に、兄・昴生は「意味わからん」
『M-1グランプリ2017』で3位に輝き、大阪だけではなく東京でも知名度が向上。女性からの支持もある兄弟漫才コンビ・ミキ(昴生、亜生)。 弟の亜生は捨て猫を見過ごすことができず、現在3匹の保護猫と共に暮らしているという。そんな彼と飼い猫との日常を切り取った日めくりカレンダー『黒猫ダイアリー -僕とぼくの家族のカラフルな毎日。-』が発売中だ。今回は、女性からの人気も高い亜生と、同商品にも登場する兄の昴生にインタビューを行った。漫才をしているかのような絶妙な掛け合いに注目してご覧いただきたい。ーー31日分の写真とメッセージが書かれているそうですが、どんな想いでメッセージを書かれたんですか?亜生:言うたらアイドルグッズのイメージです。これを見て応援してくれている世の中の女性が「頑張ろうかな」って思ってもらえたらなって。昴生:これ亜生を知らん人が見たら、絶対芸人やと思わないと思うんですよ。亜生:だからお笑い要素ゼロです!昴生:なんでやねん(笑)。それが意味分からんでしょ? 芸人でよしもとから出してんのに。亜生:芸人が何かしら出したらお笑い要素があるっていうのが当たり前でしょ? 今回僕が出すのはどストレートに「カワイイものだけで勝負しよう」と。昴生:じゃあ俺の出演(本誌に少しだけ出演)はお笑い要素に含まれていないってこと?亜生:かわいいと思ってるで。昴生:ウソやん! だったら俺に対する打ち合わせ足りてないで? 俺そのつもりでいってないもん!ーー(笑)。完成品をご覧になってどう思われましたか?昴生:まず自分を探しましたよね。撮影した時に僕15分で終わったんで不安やったんすよ。「大丈夫かな」思ってみたら、ちゃんと15分の仕上がりでした。亜生:イメージしてた以上ですね。我ながら猫がめちゃくちゃかわいく撮れているなと思うし、記念になりました。ーーカレンダーには、助六、銀次郎、千太郎が登場していますが、いつ頃から飼い始めたんですか?亜生:助六が3年前で、半年空いて銀次郎、千太郎は半年前に拾ったんですけど、あまりにやんちゃ過ぎて2匹が部屋から出てこなくなっていたところ、隣のおばちゃんに預ける機会があって預けてみたら「カワイイ!」って言うんで、「もしよかったら」って隣の子になりました。ーー今は藤という猫も飼われているそうですが、昴生さんは亜生さんの猫愛についてどう思われているんですか?昴生:この熱をミキで出してほしいなと思いますけどね。ミキへの愛情をまったく感じないので。亜生:もちろん愛してますよ!昴生:(カレンダーを手に持ち)そしたらこれミキで出せよ!ーー亜生さんの“猫愛”に関する具体的なエピソードはありますか?昴生:もうね、病気みたいになっていて、この間も一緒に歩いてたら、「めっちゃ猫の声する」って言うんですよ。確かに何か聞こえるんですけど、近くに行ったら体育館があってバスケしてるだけやった。それを「めっちゃ猫おる!」って……「この人病気なんだ」って思いました。あのキュッキュッする音が猫の声に聞こえるんなら、「めちゃくちゃ大量におるよ」って。亜生:道に猫おったらそこに誰がいようと「おい!」とか言うてまうんですよ。昴生:ロケ中でも知らんおっちゃんに話聞いてたら、こいつが「猫や!」いうんですよ。いやいや「猫や!」やないと。俺話聞いてんねん。ーーめちゃくちゃ愛しているんですね。昴生:懐き方が昔の彼女そっくりやもんな。親いる前やのにリビングで2人で寝てたりしてて、頭おかしい思ってたもん。亜生:〇〇さんのこと?昴生:名前言うな! かわいい子猫ちゃんやったんですよ。こいつの大学の卒業アルバム見て、「この子カワイイ紹介して!」言うたら、こいつの彼女やったんですよ。むっちゃ恥ずかしい!亜生:懐かしい子猫ちゃんですね。誕生日の日に逃げられました。昴生:悲しい(笑)。誕生日の日にネタ合わせ半泣きで来よったんですよ。話を聞いたら「フラれた」って「え? 誕生日の日に? 中断!」言うて。亜生:「誕生日おめでとう」言われて海パン渡されて「誕生日に海パン?」と思ったんですけど、そのあと「話あんねんけど」みたいな。昴生:……これもう違う話してるやん。亜生:『失恋ダイアリー』の話やなかった?昴生:『黒猫ダイアリー』やから!ーー本誌のお渡し会をしてもすぐに満員になったり、東京・ルミネtheよしもとで開催された単独ライブで「グッズを購入するファンの行列が記録的な長さだった」……という話も聞いたのですが、この人気についてはどう思われていますか?昴生:一時的なもんですよ。若手の時誰しもが1回は経験するものやから、それが自分たちも体験できているのはありがたいです。これから落ちてくると思うんで、落ちたところを、いかに保っていけるかですかね。でも、肩に力入れるんじゃなくて、今までやってきたことを変わらずやるだけです。猫のカレンダーとか出さずにブレずに漫才をしたいです。亜生:え?(笑)。昴生:でも、猫のカレンダーもこういう時にしか出せないと思いますし、後々面白くなってくるじゃないですか。芸人の中やったら特殊なことしてると思うので、今しかできひんことは存分にしていこうかと。亜生:みんなに「あのカレンダー何やねん!」って言われるのって、僕的には“めっちゃ嬉しいことやな”って。いろんな芸人さんにイジッてもらえるし、お客さんは満足してくれてるんで。昴生:損する人がいないんですよ。亜生:トークの種にもなりますし、笑いにもできる。大阪の番組で紹介してくれることもあったりして。昴生:「俺出てないねーん!」って何回キレたか。そろそろこの怒りに慣れてきてんねん。キレなしゃーないですけど(笑)。ーー最後におすすめポイントを教えてください。亜生:僕も良いように写してくれてるんですけど、猫の表情がすごくイイ。13日目のやつがお気に入りです。あと、表紙もおすすめです。2匹抱えて撮ったんですけど、この1枚しか撮れなかった奇跡の1枚なので。昴生:バーコードが見やすい位置にあるんですよね。買う時に店員さんが“ピッ”としやすいです。(インタビュー終わり)昴生は弟を“芸人らしくないところがいいところ”と言い、亜生は兄を“イジるし、イジられるし、僕の伝われへんボケもうまく説明してくれる”と、互いにリスペクトをしあっている兄弟漫才師・ミキ。今後、テレビや劇場で活躍すること間違いなしの2人から目が離せない!『黒猫ダイアリー -僕とぼくの家族のカラフルな毎日。-』はヨシモトブックスより全国書店、ネット書店にて発売中。猫好き、お笑い好きにおすすめの一冊である。『 [日めくり] 黒猫ダイアリー‐僕とぼくの家族のカラフルな毎日。‐』定価:本体1,000円+税31日分・18枚綴/オールカラー発行:ヨシモトブックス 発売:ワニブックス(取材・文 浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2018年11月10日 12時00分
“仕事を断らない”キティちゃんとのコラボも! COWCOW、「あたりまえ体操」世界進出秘話・単独ライブについて語る
“仕事を断らない”キティちゃんとのコラボも! COWCOW、「あたりまえ体操」世界進出秘話・単独ライブについて語る本文) COWCOW(多田健二、善し)は、かつて漫才を武器にルミネtheよしもとで「劇場番長」と呼ばれたお笑いコンビ。世間では「あたりまえ体操」で脚光を浴びたが、『R-1ぐらんぷり』では多田が優勝、善しも4年連続決勝に進出するなど、それぞれの実力は折り紙付きである。 結成25周年を迎え、単独ライブ『COWCOW 25th LIVE 〜あのひとはFinally ぼくらはAnniversary〜』を開催する彼らに、ネタのことや世界進出した際の話など、たっぷり語ってもらった。ーー結成25周年の記念ライブ。まずはテーマを教えてください。多田:ざっくりと言うと今までの集大成。過去の代表的なネタ、リニューアルしたネタ、“やりたい”と思ったネタ、最近作ったネタなど、僕たちのネタを全部出し切るという感じです。漫才やコントはもちろん、歌ネタやジャンルに囚われないネタ、VTRも楽しんでいただけるようにしています!ーーCOWCOWさんのネタにある「あたりまえ体操」や「こういう人知りません?」などは、やはり単独ライブだからこそ披露できるものなのでしょうか?多田:やっぱり歌ネタは普通の寄席ではできないというか、漫才が名刺代わりというか……。漫才はアーティストでいうシングルなので、アルバムに入っている歌は単独ライブでしかできませんからね。だから今回の単独ライブでやっとお見せできるというか、“時が来たな”という感じです。もちろん漫才もやるんですけど、僕らはいろんなネタを持っているので、すべてを皆さんに見てほしいです。ーー多田さんがおっしゃるように、COWCOWさんのネタは本当に多種多様だと思います。どのように作られるんですか?多田:僕が思いついたものを「こんなんしたいねんけど」って相方に相談して「それは漫才でやらずにコントでやったらえんちゃう?」とか「曲つけてこういうキャラクターの設定でやろう」とか言いながら2人で作り上げる感じですね。ーー善しさんは多田さんから相談を受けて、“こうした方がいい”というのが見えるんですか?善し:見えるというより、いろんな方向性があるというか、漫才とかコントよりは、絵を使って見せるとか、音を使ってみるとか、特にボケ・ツッコミがないようなコントもあるので、もともとの素材を一番見やすい形で……ということなんですかね。音を作るってなると「あたりまえ体操」で関わってくれた樋口太陽っていうのがいてるんで、そんなにハードルも高くないですし、絵を描くとなったら僕が描きますし。ーー「あたりまえ体操」など、外国の方が喜ばれるネタも制作されています。日本人との反応の違いなどはありますか?善し:海外の人も分かりやすく説明すると笑ってくれるイメージですね。実は「あたりまえ体操」は、単独ライブ以外でお客さんの前でやったのって韓国が初めてなんですよ。ーーそうなんですか?善し:当時、韓国で『お笑い日韓戦』ってゴールデン番組があったんですよ(笑)。事前に向こうの番組の方に、僕らのネタのVTRを見せたら「あたりまえ体操いいじゃないですか」って言われまして。僕らは「え?」って感じなんですけど、いざやってみたらお客さんの反応がすごくあったので意外でしたね。ーーインドネシアのテレビにも出演されましたが、やはり日本のテレビとは見せ方が違うものなのですか?善し:基本生放送で、収録しても撮って出しなので、ドリフの『全員集合!』のような昔の日本の番組みたいでした。多田:ある音楽番組で、僕ら芸人ではなくアーティストとして呼ばれたんですけど、出番が終わって楽屋に帰ったら、すごいイカつい男性がいて、向こうの方に聞いたら「アフマッド・ダニさんってインドネシアのNo.1ロックスターだよ」と言われまして。こっちでいう矢沢永吉さん的な……そのNo.1ロックスターと僕らが楽屋一緒やったっていう(笑)。ーー(笑)。今回の単独ライブはコラボレーションもあるとお聞きしました。多田:サンリオさんとグッズを出させていただきます。ありがたいことに僕らのネタとのコラボで、「アイアンメイシン」とキティちゃんのコラボTシャツとか、「うたの鬼ぃさん」とゴロピカドンのコラボグッズとか……本当に夢のようで(笑)。限定の数でやらせてもらいますので、皆さん早めにチェックしていただきたいです。ーーどういう経緯でコラボレーションが決まったんですか?多田:“キティちゃんはどんな仕事でも断らない”っていうネットニュースを見て、「え? そうなん?」みたいな(笑)。僕らの仕事も断らんのかなと思って直接連絡したら、担当者の方とお会いすることになって、「ぜひやらせていただきます」という感じで。善し:キティちゃんは昔から馴染みのあるキャラクターですし、ウチのオカンがサンリオさんのファンクラブに入っているので、誰よりもオカンが一番喜んでいるでしょうね(笑)。ーーCOWCOWさんのファンはもちろん、サンリオファンの方にも喜ばれそうですね。多田:ライブに来てくださる方が購入できるのですが、グッズ目当てで僕らを観にきて、COWCOWを知ってもらえたらそれはそれでありがたいです。ーー最後に一言お願いします!善し:25年の中でも一番観てもらいたいライブです。何年かして「あのライブ観たよ」って言われたら相当優しくします(笑)。もちろん、この後もいろんなことをしていくので、そちらにも続けて来てほしいです。多田:集大成なので満足していただけると思います。今回、“25万円ペアシート”(豪華ホテルの宿泊付ペアチケットとその他特典付)を用意したのですが、ありがたいことに売れたり、相方が25キロのダイエットに挑戦して、なんばグランド花月で計測したり、内容以外のところも充実しています。これを観に来ていただかないと「ほか何を観てくださるんですか?」という感じなので(笑)、よろしくお願いします。(インタビュー終わり) 豪速球のストレート、大きく落ちるカーブ、鋭いスライダーなど、多彩な笑いの変化球を客席に投げ込むCOWCOWの単独ライブ。一度ハマったら抜け出せない彼らの真骨頂のネタを、あなたも目撃してみてはいかがだろうか?【イベント概要】『COWCOW 25th LIVE 〜あのひとはFinally ぼくらはAnniversary〜』会場:ルミネtheよしもと日時:2018年11月17日(土)開場19:00/開演19:30/終演21:30(予定)前売¥3,000/当日¥3,500会場:なんばグランド花月日時:2018年12月9日(日)開場18:40/開演19:00/終演21:00(予定)前売¥3,000/当日¥3,500(取材・文:浜瀬将樹)
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芸能ネタ 2018年11月10日 06時00分
「この表紙。タイトル。笑い要素ないやん!」笑い飯・哲夫、初の青春小説は“全部パクリです”?
2018年10月29日(月)、笑い飯の哲夫が初の本格青春小説『銀色の青』を出版した。 哲夫はかねてより文学好きで、三島由紀夫作品を始め、多くの小説を読んでいるという。過去には漫才のM1グランプリで頂点を極めた笑い飯。お笑いと小説との違いや執筆に至った経緯についてインタビューを敢行した。――まずは、出版おめでとうございます。哲夫:いやいや、もうね、恥ずかしくてしゃあないんですよ。ありがとうございます。あー、恥ずかしい。『銀色の青』なんて、かっこええタイトルつけて。いや、恥ずかしいです。――2011年には、エロ小説「花びらに寄る性記」を出版されていますが、一般向けの本格小説としては今回が初。執筆にはどのようなきっかけがあったのでしょうか。哲夫:今回出版させてもらったサンマーク出版さんから、前に仏教についての本を出してまして。その出版社の方に僕が「こんなん書いてるんですよ」と小説を見せたら、「うちでも書いてくださいよ」といわれたのがきっかけです。エロ小説は男子中高生向けに書いたんですけど、まあ、男子中高生は活字なんて読まへんのですよね。僕も中高生時代、本なんてほとんど読んでませんでしたし。本を読む層っていったら、やっぱり20代以降の会社員とかOLさん。だったら、そこの層の人たちに届く内容がええなと思って。男性やったら、「ああ、こんなことあったなあ」って思う部分があるでしょうし、女性には「あの頃、教室におった男子ってこんなん考えてたんかなあ」と思ってもらえるんやないかと思います。――小説を出版されるお笑い芸人さんは多くいらっしゃいますが、「自分も」と思う気持ちがあったのでしょうか。哲夫:自分の名前で小説を出版したいという気持ちはそんなに強くなかったですね。今回も、これ別に僕の名前出さんでもええんちゃうん、と思ってますし。だって恥ずかしいやないですか。――「こんなこと考えているんだ」と読者に思われることがですか?芸人仲間に読まれることがでしょうか。哲夫:どっちもですね。もうね、この小説は過去のパクリなんです。全部パクリ。三島由紀夫も入ってるし、僕が読んできたいろんな小説がみんな入ってる。きっと、「これ、パクリちゃうん?」って思う人もおると思うんですよ。だから、先に「パクリです」と言っとこうと思いまして。だけど、読む人はそう思ってくれへんやないですか。「へー、哲夫ってこんなこと思ってんねやあ」って思われるでしょ。それが恥ずかしい。僕は芸人ですから、お笑いに振り切ってるんやったらええんですよ。だから、中身にはちょいちょい笑い要素も入れましたけど、この表紙。タイトル。笑い要素ないやん!――「恥ずかしい」の連呼ですね(笑)哲夫:たとえばですよ、お風呂で気持ちよう歌ってるのをオカンに聞かれるのって恥ずかしいと思うんですけど、その歌が誰か歌手の歌なのと、オリジナルの歌やったら、どっちが恥ずかしいかってことですよね。フィクション小説はそういう恥ずかしさがある。――自分の考えていることが丸裸になる恥ずかしさというか。哲夫:それ。いや、うまいこと言いますね、「お風呂」だけに「丸裸」。ほんま、それなんですよ。だから、「パクリですぅ」って言ってます。パクリです。でもね、こう思えるようになったのは40歳過ぎてからなんですよ。それまでは、0から1を作り出すことこそが至上だったんです。それができるとも思ってましたし。でも、今は過去の蓄積から創り出すことをよしと思える。小説の執筆は、そういう意味での節目でもありましたね。好きやったらどんどん過去のものも辿って触れますからね。だから、これは頭の中の本棚を抽出して書いた小説やと思ってます。――主人公にご自身を投影していますか?哲夫:全然してません。これも、ある小説家の方が「主人公に自分を投影しない」って言ってたパクリですね。――相方の西田さんは、今回の出版についてご存知なのでしょうか。哲夫:いや、何にも話してません。笑い飯は、自分だけの活動の話を相方にはしないコンビなんですよ。最近は相方の個人活動をPRする人もおりますし、それはそれで微笑ましいなあと思うんですけど、僕らは全然。向こうにされても嫌ですし、西田さんも僕が応援したら「気持ち悪っ!」って言うと思いますよ。やっぱり、相方って負けたくないような気持ちもありますし、ただの仲良しこよしじゃないんですよね。――作品を読むこともなさそうですか?哲夫:絶対読まへんでしょうね。今までのも読んでないと思いますよ。――お笑いと小説執筆とのスタンスの違いや、今後の活動の軸の変化はあるのでしょうか。哲夫:僕としては「ものを作る」ってところで、何も変わりはないんですよね。お笑いであっても、ふたり漫才なんか、ひとり芸なんか、大喜利なんかによって形は変わるわけですけど、根っこの部分は一緒というか。僕がお笑い芸人を目指そうと思ったのは、よくある「目立ちたい」なんですけど、ただ目立ちたいだけやなくて、人を喜ばせることをしたいんですよね。子どもに感動を与えたい気持ちもあります。僕が与えてもらった恩返しをしたいというか。あとは、それをお笑いやったり小説やったり、どういう形で世に出すかだと思うんで。主軸を小説に置くだとか、そういうことはないですね。――はじめに、以前のエロ小説は男子中高生向けに書いたとおっしゃいました。今回の『銀色の青』は、どのような人に読んでもらいたいですか?哲夫:20代以降の読書をする層が楽しんで読んでくれるものを書いたつもりですが、できればこの小説が話題になって、若い子にも届いたらええなと思ってます。そんで、そこから遡ってエロ小説も読んでもらえたら吉本が喜びます(笑)僕はビブリアバトルの審査員をやらせてもらうことがあるんですが、できたらこの場に『銀色の青』を持って出場してくれる高校生や大学生が出てきたらええなあ。小説が若い子の指針のひとつになれたら、嬉しいですね。(インタビュー終わり)『銀色の青』は、「笑い要素を入れた」と話していたように、登場人物たちが言い合うジョークもありながらも、描かれている10代の少年の心の機微にのめり込むような内容。苦いような、苦しいような、あの頃の感情を思い出す人が多いのではないだろうか。読書の秋はまだ始まったばかり。ぜひ読んでみてほしい。取材・文・写真/卯岡若菜
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セカンドアルバムを発売するChu-Zのあすかとミクにインタビュー【完全版】
2016年03月09日 16時00分
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アイドル
セカンドアルバムを発売するChu-Z、KANA&KAEDEにインタビュー【完全版】
2016年03月08日 16時00分
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芸能ネタ
「旅猿」DVD80万枚突破! 新シーズンはジミー大西がプロデュース!!
2016年03月07日 15時32分
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アイドル
新メンバー春瀬ゆみが加入したスプリングChu bitにインタビュー
2016年03月02日 15時30分
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芸能ネタ
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol49 大福)
2016年02月29日 12時10分
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アイドル
野球拳はNGです! 野球モチーフのアイドル「ベースボールガールズ」を直撃!
2016年02月26日 16時30分
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芸能ネタ
「着信御礼!ケータイ大喜利」 10年分の名作、名シーンを厳選した待望のDVDが発売
2016年02月25日 15時20分
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アイドル
バクステ外神田一丁目・広沢麻衣 皆を元気づけるアイドルを目指す!
2016年02月25日 11時37分
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芸能ネタ
極楽とんぼ・山本圭壱が明かす とんねるず・石橋貴明との奇妙な関係性
2016年02月20日 12時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分