ミステリー
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ミステリー 2014年09月20日 17時59分
「お前、誰だ?」仲の良い高校生の肩に謎の顔が!?
この写真は山口敏太郎事務所に関わりの深い人物が所有していた不思議写真である。 二人の若い男性が写っている。一人は顔の黒いチェック柄のシャツを着た男性、もうひとりはやや小太りな背の小さい男性である。仲は非常に良いようで肩を組み、笑顔でポーズをしているなんとも微笑ましい写真である。しかし、所有者いわくこの写真はもうひとり彼らの知らない謎の人物が写ってしまっているというのだ。 真ん中部分をよくご覧いただきたい。彼らの肩部分に謎の肌色の物体が覗いている。一部が空洞になっていることからこの写真に写っている物体は人間の鼻もしくは指のようにも見える。ふたりの友人でもある所有者はこの鼻だけの人物には見覚えがないという。 いったいこの写真に写ったものはなんなのだろうか。 所有者によるとこの写真は高校の合宿の際に撮影されたものだという。時期は不明だが、所有者の高校時代となると10年ほど前になる。場所は恐らくではあるが所有者が高校時代によく学校行事で使用していた神奈川県の某施設の宿舎だったと記憶しているという。 この施設は児童厚生施設として近年でも神奈川県近隣の学校でよく使用されているのだが、児童厚生施設になる前は旧日本軍の弾薬倉庫だった過去があり、近くには心霊スポットとして有名な防空壕がある。 現在は整備されて戦時中の設備は残ってはいないが、使われた弾薬庫の跡は数多く残っており今尚、戦争の面影を感じられる場所であるという。 所有者の通っていた学校ではこの施設で年に数回、マラソン大会やキャンプ合宿が行われており引率の先生が戦争と平和を訴える授業と先生の体験したちょっとした怪談話を披露するのが恒例だったという。 実際、この場所は保管された爆弾が誤爆し死傷者を出すという痛ましい事故も発生し、慰霊碑なども立っているため、所有者は「泊まり込むのは非常に怖かった」と語っている。 恐らくではあるが、この花だけの人物は誤爆事故で亡くなった人物の霊であり、同年齢の学生の楽しそうな雰囲気に釣られてやってきたのではないかと思われる。 写真に写っている男性ふたりは無事に学校を卒業し、この施設で学んだ楽しい思い出とともに立派に社会人として働いている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年09月18日 18時00分
不沈猫サムは実在したのか?(4)
戦場における信じがたい幸運と不運は日常からかけ離れた不思議な魅力を持ち、特に九死に一生を得た物語は「感動的なえぇ話」として、ネットでもソーシャルメディアなどを通じて拡散し、虚実が混ざって定着することも少なくない。この不沈猫サムもまた、そういった「えぇ話」のひとつである。不沈猫サムはペットとして乗り組んでいたドイツの戦艦ビスマルクが撃沈され、漂流していたところをイギリス海軍の駆逐艦コサックに拾われて、そのまま再びペットとなった。 しかしその駆逐艦コサックも撃沈され、今度は同じイギリスの空母アーク・ロイアルへ拾われたものの、空母も撃沈されて退艦を余儀なくされ、最終的には陸上の基地で余生を送ったとされる。まさしく九死に一生を得つつ、同時に不吉な影を併せ持つ不思議な猫として、最近ではネットなどでも取り上げられることが多い。 ところが、この「えぇ話」には数多くの疑問点があり、現在では都市伝説とされることも少なくないのだ。 簡単に列挙すると、ドイツ側には戦艦ビスマルクで猫を飼っていたとの記録や証言がなく、駆逐艦コサックは戦艦沈没後にドイツの生存者も遺体も収容していない。また、駆逐艦コサックが救助したのは「トラジマ猫」だが、空母アーク・ロイアルの物語に登場するのは白黒ぶちの「ハチワレ猫」である。猫の性別など、具体的な特徴が全くわからない。そして、駆逐艦コサックが大西洋で沈没した時、空母アーク・ロイアルは地中海のジブラルタルで自己整備中だったため、猫を救助する可能性は全くないのだ。 とはいえ、駆逐艦コサックの生存者は全てコルベット艦ジョンキルへ収容されたので、もしも乗り組んでいた猫が生存していれば、救助されてジブラルタル港へ送られたであろう。また、空母アーク・ロイアルも沈没まで時間的な余裕があり、生存者はかなり整然と退艦しているので、猫が乗っていれば助かった可能性は高い。ただし、いずれも乗っていればの話である。 サムに関する情報は駆逐艦コサックの「トラジマ猫」と、グリニッチの国立海事博物館で「ビスマルクの猫・オスカー」として展示された白黒ぶち「ハチワレ猫」の肖像画程度で、もしもそれぞれの猫が実在していたとしても、異なる2匹の猫であったのではなかろうか? 戦史に詳しい英海軍のアンソニー・デイビス少将が「事実が『えぇ話』を捨てさせることは絶対にない」と語ったように、不沈猫サムの物語はこれからも生き続けるだろう。そして、真の謎は「不沈猫の物語がいつ、何処で生まれたのか?」なのかもしれない。(了)
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ミステリー 2014年09月16日 15時30分
建物内にしたたり落ちる水! 洪水の記憶は時空を超えた!?
2013年11月にお台場にオープンしたオカルトグッズの総合博物館「山口敏太郎の妖怪博物館」。 こちらの博物館で先日、怪奇現象と思わしき不思議な出来事があったので報告したい。 右の写真は9月7日(日)の朝10時頃、オープン前に妖怪博物館の床を撮影した写真である。何点かの水たまりができており一部の床だけ濡れているのがおわかりになるだろうか。 博物館内には水道などの水が出る場所はなく、掃除をする場合はテナントビルの共用水道を使うことになるのだが、この日はまだ掃除前で水気のあるものは何も博物館内に入っていない。この水たまりは9月7日(日)のオープン時に博物館の従業員が発見したもので、実はこれまで何度か日曜日にはこのような水たまりが溜まっていることがたびたびあったという。 前日の土曜日は通常、別の従業員が入っているのだがクローズ時にも特別変わったことはなくなぜか人のいなくなった土曜日の深夜になるとこの写真のように突如として水たまりができることがあるというのだ。 水たまりができる箇所はほぼバラバラで配管やクーラーの排水の位置とはずれており、一体どこから水が現れるのか、と従業員も不思議に感じているのだという。 今回の怪事件を解く鍵は、水たまりができたすぐ近くにあった「呪いの軍服」の仕業ではないかと博物館従業員一同は考えている。 「呪いの軍服」は2013年夏に岐阜県の柳ケ瀬商店街で開催されたお化け屋敷『恐怖の細道』にて小道具として展示されたもので、岐阜県の某所から見つかった第二次世界大戦時に使用された軍服をそのまま展示していた。 この軍服にはお化け屋敷開催時からおかしな現象が度々報告されており、スタッフから「近寄ると背筋が凍る」といった報告やお客さんからも「誰かに見られているような気がする」「落し物をした」といった意見が寄せられるなど、お化け屋敷の知る人ぞ知る「裏恐怖スポット」として恐れられていた。 今回の水の件はこの軍服と何かしらの関係があるのかは不明だが、軍服と水を結びつける出来事に戦後に発生した「安八水害」という水害がある。これはお化け屋敷のあった柳ケ瀬の近く、長良川に大雨による洪水が発生するという事件があり多数の死者・行方不明を出している。なんと、この洪水は今回の博物館で水が発見された38年前の1976年9月7日に雨が降り出しているのだ。 岐阜に保管されていた軍服はもちろんこの洪水を経験しているわけで、その時の記憶が蘇り軍服から水を呼び込んだのではないかと考えている。 博物館に現れた謎の水…果たしてこの水はタイムスリップしてきた物体なのか?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年09月13日 17時59分
「お岩さん」の怒り? 『四谷怪談』の実演で奇妙な光が撮影される!
右の写真は今年8月26日に山口敏太郎事務所が本ミステリー記事で紹介した「女流怪談師にお岩さんの霊が乗り移った写真」の続編ともいうべき一枚である。 これは8月30日に徳島のシネマサンシャイン北島で行われた映画『喰女-クイメ-』の特別イベントの記念写真で『喰女-クイメ-』の出演者(市川海老蔵、柴咲コウ)着用の衣装と本イベントで映画の原作となった『四谷怪談』の実演を行った牛抱せん夏が写っている。 この牛抱せん夏の手前に注目していただきたい。なにやら紫色のオーラが一線上に伸びクロスしているように見える。 写真に写る色の付いたオーラは多くは照明や日光の加減によるものがほとんどであるが、ご覧のようにクロスして、しかもど真ん中に写っているため、このオーラの正体はただの光のイタズラであったとは考えづらい。 牛抱せん夏は前回の記事でもご紹介したように『喰女-クイメ-』イベントの直前に公開した動画でお岩さんのように「顔の崩れた」写1真が撮影されたということもあり、イベントの成功を祈り徳島へ飛ぶ前に某所にある「お岩さんの墓所」に墓参りへ行っている。 『四谷怪談』を映像化もしくは実演する場合、お岩さんの墓所へ行きお墓参りをすることが芸能の世界では伝統として今も続いている。果たして今回の写真はお岩さんの霊が写ったものだろうか? 山口敏太郎事務所は関西で活躍する霊感風水師のあーりん氏にお話を聞いてみた。 写真に写り込むあのような光の線は、照明や日光の加減による場合であることが多いのですが、この写真からは霊気と女性の声が聞こえます。 牛抱さんの左の肩越しで、展示してある黒い衣装の胸元あたりに女性の霊が三人くらい確認されます。 そのうちの一人が「人の噂を流すんだから挨拶に来るのは当たり前だろう」とか、早口でまくし立てるようなやや強い口調で文句のような愚痴のような独り言をおっしゃっているようです。まくし立てているのはお岩様本人か、近い縁の女性と思われます。 紫の光は彼女らのオーラというか気配のようなもののようです。 牛抱さんはすでにお岩様へイベント実施の挨拶を済ませているので、お岩様とその関係者さんたちが本番のステージの様子の確認にきていたのかもしれません。 四谷怪談のステージで不思議な人物などが写った写真が撮影されたという事例は他の公演でもありますのでキチンと挨拶することが重要なのです。 とのことであった。黒い衣装は『喰女-クイメ-』で市川海老蔵が演じる伊右衛門(を演じる俳優)が実際に着用していたものである。伊右衛門を演じた市川海老蔵と怪談の実演を行った牛抱せん夏の目の 前で紫色のオーラがクロスしているこの写真には何か因果めいたものが感じられる。お岩さんは我々に何を伝えたかったのであろうか…?(文:穂積昭雪 山口敏太郎事務所)<参照サイト>あーりん監修携帯サイトau公式 携帯コンテンツ「本格☆香港風水〜恋する護符」
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ミステリー 2014年09月10日 15時30分
不沈猫サムは実在したのか? (3)
吟遊詩人や琵琶法師が人々に戦場譚や英雄譚を語り聞かせていた時代より、戦場における信じがたい幸運と不運は日常からかけ離れた不思議な魅力を持ち、特に九死に一生を得た物語は「感動的なえぇ話」として人々の心を捉えてきた。最近、海外のネットで話題になっている不沈猫サムの物語も、そのような「えぇ話」のひとつである。 サムは第2次世界大戦中にドイツ海軍の戦艦ビスマルクが撃沈された後、イギリス海軍の駆逐艦コサックが波間から拾い上げた「トラジマ猫」で、ドイツの戦艦にペットとして乗り組んでいたらしい。猫はそのまま駆逐艦コサックのペットとなったが、ちょうど5か月後にはコサックも沈んでしまった。しかし、サムは英海軍の空母アーク・ロイアルに拾い上げられ、再び命拾いするとともに、またしても軍艦のペットとして暮らすこととなったのである。 ただ、サムの空母生活は18日間しか続かなかった。なぜなら、空母アーク・ロイアルもまた、駆逐艦コサックが沈んだ17日後に潜水艦の雷撃を受け、翌日には沈没してしまったのだ。しかしながら今回もサムは生き延び、退艦した将兵とともに地中海のジブラルタル港へ送られたのである。 わずか半年ほどの間に、乗り組んだ3隻の軍艦が次々と撃沈され、しかしながら自らは生き延び続けたサムは、いつしか「不沈猫サム」と呼ばれるようになった。そして、類まれなる幸運と不運をもたらす猫として特別視され、再び軍艦へ乗組むことなくジブラルタル総督の預かりとなって、最終的には北アイルランドのベルファストで余生を送った。そして、サムは1955年に亡くなったとされる。 サムの物語は1980年代末に書籍で紹介され、またグリニッチの国立海事博物館でも「ビスマルクの猫・オスカー」として肖像画が展示されたことなどがきっかけとなって、近年ではネットでも非常に有名なエピソードとなっている。しかし、多くの軍事や海事の専門家はサムの実在に疑問を持ち、中には「都市伝説」と言い切るものさえ出てきている。 果たして、不沈猫サムは実在したのであろうか? (続く)
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ミステリー 2014年09月09日 15時30分
芦ノ湖に謎の球体(オーブ)が! 現れた少年は「幸運の使者」だったのか?
こちらの写真は山口敏太郎事務所に所蔵してある霊が写ったと思われる写真である。 撮影時期は不明であるが、今から20年ほど前に撮影されたものと推測される。 撮影されたのは今年50周年を迎えた芦ノ湖の箱根海賊船での記念撮影と思われ、マスコットである海賊のキャラクターが写っている。 この写真にはご覧のとおり全体にオーブらしき光球が縦横無尽に飛び回っている。特に海賊キャラクターの足元にはかなり大きい白いオーブが2〜3つほど飛んでおり異様な雰囲気を醸し出している。 オーブは一般的に霊体の多い場所やパワースポットなど縁起のいい場所に現れるとされている。 この芦ノ湖および箱根近辺には妖怪の伝説も数多く残されており、現に近辺に位置する伊東市では海坊主が現れたという伝承や幽霊船が海に浮かぶといった伝説が残っている。 また、妖怪のような怖い伝承以外にも箱根付近にはパワースポットおよびラッキースポットとして箱根神社や九頭龍神社などがあり、良い霊体が多く集まる場所でもある。特に箱根神社は恋愛をはじめとする縁結びや良縁を結ぶ神様がいるとされ、関東の中でも強力なパワースポットとされる。 今回の写真であるが、撮影された空が雨模様のため雨のしずくがレンズにつき、偶然オーブのように見えているということも否定できない。 しかし、これらの伝承やパワースポットの多い場所ではやはり、何かの不思議があってもおかしくはないだろう。 また、この写真にはもう1点不可解な点が残っている。解像度が低く恐縮ではあるが写真の赤丸部分をご覧いただきたい。小さい子供らしき顔がひょっこりと覗いているのだ。周りに家族はおらずただ子供ひとりだけでいる状況は特に不思議ではないが、周りに緑色のオーラらしきものを身にまとっているのが気になる点ではある。 空は雨なのでレインコートか何かの可能性ももちろんあるが、屋内で雨も若干止んでいる(手前の男性は傘をさしていない)ところから屋内でレインコートを羽織ったままというのは若干の疑問も残る。 写真が古く詳細は不明ではあるが、妖怪の伝説パワースポットの多い箱根だけにこの子供は「座敷わらし」のような存在だったのではないかという推測もできる。 多数のオーブは箱根の「座敷わらし」が呼んだ幸運のオーブだったのかもしれない。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年09月06日 17時59分
妖怪「土蜘蛛」が小さいおっさんに変身した!?
右の写真は山口敏太郎事務所に所蔵してある不思議写真の一枚である。 薄暗い洞窟らしき場所にひとつの祠(ほこら)がポツンと鎮座している。 手前には注連縄(しめなわ)がきつく絞められており不気味なムード万点といったところだ。 この祠の上部にご注目していただきたい。なにやら白い人のような物体が祠の上に立っているではないか? 注連縄にピントが行ってしまいやや不鮮明ではあるが、頭や腕、それに足らしきものも伸びているのが確認できる。しかもこの物体、神聖なる注連縄の上を綱渡りをするかのごとくヒョイヒョイと渡っているようにも見える。なんとも不謹慎な小さいおっさんである。この怪人物は一体何者なのだろうか。 この写真は福岡県にある「土蜘蛛の洞窟」と言われる「青龍窟」で撮影されたものである。 青龍窟は国の天然記念物として指定されている由緒ある洞窟である。この洞窟ではナウマン象の頭蓋骨や修道僧の修行場になっていたと思わしき出土品も発掘されている。 それだけでも実に歴史的価値の高い洞窟ではあるが、実はこの洞窟には「土蜘蛛」が住み着いており激しい合戦の末に退治された場所でもあるのだ。 広く知られている土蜘蛛の姿は鬼のような顔に虎の胴体、蜘蛛のような手足を持つ妖怪としておなじみの存在である。 強大な妖力を持つ日本の大妖怪のひとつとされ、歌舞伎や能の題材にもされている。隈取の役者が多数の糸を舞台で華麗に投げ込む「土蜘蛛」の演目はご存知の方も多いことだろう(近年ではゲームの『妖怪ウォッチ』で歌舞伎役者風の妖怪・土蜘蛛も登場している)。 しかし、青龍窟に残されている土蜘蛛の伝説は蜘蛛の姿の怪物のことではなく「日本書紀」が書かれた時代に猛威を振るった地元の豪族たちのことである。土蜘蛛というのはほの暗い洞窟に住みついた荒くれ者の集団の俗称であり、妖怪として土蜘蛛が登場するのは後年になってからのことである。 豪族の土蜘蛛は光を嫌い、洞窟で過ごしたために人間らしい姿をしていなかったため後年、蜘蛛の化物の伝説が広まったとされている。 さて、今回の写真の小さいおっさんだが、以上の点を踏まえるとやはり妖怪ではなく青龍窟に住み着いていた豪族たちの魂ではないかと思われる。 土蜘蛛と呼ばれた豪族たちは今も洞窟に住着き、光を嫌った長年の生活から色を失い、洞窟でも過ごせるように体を小型化させたのではなかろうか。 かつて妖怪にされ、今では小さいおっさんとなって我々の前に現れる土蜘蛛…その伝説は数千年の時を超え、今も受け継がれる…?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年09月03日 15時30分
不沈猫サムは実在したのか? (2)
第2次世界大戦中、ドイツ海軍の戦艦ビスマルクを攻撃し、撃沈の現場に立ち会っイギリス海軍の駆逐艦コサックは、波間に漂う木箱へしがみついていた「トラジマ猫」を拾い上げた。古来より猫は船乗りのお守り兼ペットとしてありがたがられており、近代的な軍艦にも多くの船乗り猫が乗り組んでいたのである。この「トラジマ猫」もまた、戦艦ビスマルクの船乗り猫で、名前はオスカーだったらしい。 ともあれ、数奇な偶然から敵艦に拾い上げられたオスカーは、そのまま駆逐艦コサックの船乗り猫となり、再び洋上生活をおくることとなったのである。そして、ビスマルク沈没後の大西洋では潜水艦と輸送船団の戦いが中心となり、駆逐艦コサックも輸送船団の護衛任務に投入されていた。 ビスマルク撃沈から約5か月後の1941年10月23日、駆逐艦コサックはドイツの潜水艦に雷撃され、艦の前半部に致命的な損傷を受けた。乗員219名中159名もが戦死するほどの大損傷だったが、それでもなんとか沈没だけは免れ、また「トラジマ猫」オスカーも生き延びた。しかし、タグボートで味方の軍港まで曳航する途中、悪天候に見舞われて駆逐艦コサックは「大西洋」に沈没してしまう。 コサックが沈んだのは10月27日で、ビスマルクの沈没からちょうど5か月目だった。そして、オスカーは再び波間を漂うこととなってしまったのである。 ところが、オスカーの物語は終わらなかった。今度はイギリス海軍の空母アーク・ロイアルに拾われ、またしても船乗り猫としての艦上生活をおくることとなったのだ。どうやら、その頃からオスカーではなく“Unsinkable Sam”つまり「不沈猫サム」と呼ばれるようになったらしいのだが、名前ばかりか「毛並みまで変わってしまった」らしく、伝えられているイラストは白黒ぶちの「ハチワレ猫」なのだ…。 駆逐艦コサックの沈没から空母アーク・ロイアルへ乗り移ったあたりから、サムの物語には幾つかの不自然な点が見受けられるようになる。この毛並み問題はそのひとつに過ぎず、後にはより大きな問題も次々と浮かび上がってしまう。 ともあれ、不沈猫サムとなった奇妙な猫の物語は、さらに続くのである。(続く)
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ミステリー 2014年09月02日 15時30分
目撃が相次ぐ未知生物「ケサランパサラン」! 一部が破棄されていたことが判明
右の写真は山口敏太郎事務所に保管してある謎の生物「ケサランパサラン」の写真である。 「ケサランパサラン」はフワフワとした毛が特徴の白い毛玉のような物体で風に乗ってやってくるとされ、捕まえて飼育することにより幸せになると言われている。 一説によるとケサランパサランは増殖する能力を持っているとされ、広く知られている話として桐(きり)の箱におしろい(ベビーパウダー)と一緒に保管すると親のケサランパサランを元にいくつか分散すると言われている(山口敏太郎事務所には計8つほどのケサランパサランが保管されているが増殖したという話は残っておらず同一個体がいくつか見つかったものとされている)。 ケサランパサランは1970年代後半に大ブームになっており存在自体は知っている方も多いことと思う。 その正体についてはさまざまな研究がなされたが未だに正体不明とされており妖怪とも未確認生物ともされている。 日本では古くから知られており神社に奉納されていることが多く、東北地方では実際にケサランパサランを展示してある神社もあり人気を集めている。 日本ではこのように神秘的な存在として現代に至るまで知名度が高い未確認生物であるが、実は最近では目撃談が非常に多い存在でもある。 21世紀になってからインターネットが普及し、Twitterなどで「ケサランパサラン発見」という写真付きの投稿が相次いでいるのだ。 これは昭和の時代から未知の生物とされてきたケサランパサランが実は多くの人間の身近に存在していたということであり、インターネットによって未確認生物の存在が明るみになったケースのひとつと言える。 お台場でオープンしている「山口敏太郎の妖怪博物館」では山口敏太郎事務所で捕まえたケサランパサランの展示も行っており人気を集めているが、実は多くのお客さんから「似たような物体を目撃した!」という証言をいくつかいただいている。 なお、博物館スタッフが目撃者に話を聞いたところ「ホコリだと思って捨ててしまった」という話が大半であり存在に気づかずに破棄されるケースが非常に多いことが判明している。 このようにケサランパサランの存在自体は確認されているが、悲しいかな、目立たないがためにこの世から抹消されるという運命をたどっている。 この記事を読んでいるみなさんもケサランパサランを発見したら是非、厳重な保管とインターネットでの公開をお願いしたい限りである!文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年08月30日 17時59分
地球で発見! 「本当にいた巨人伝説」
2014年8月14日、NASAから衝撃のニュースが世界へ報じられた。 火星で機動している探査機のひとつが、岩肌に横たわる巨大な生物の大腿骨を写真にとらえたというのだ。 公開された写真から一部の研究家たちは「火星を徘徊する巨大な生物がいるかもしれない」と推測しているという。確かに火星にはこれまで巨大生物のほか、 巨大な人間が住んでいるとされ、これまでに火星の岩で一休みする人間の姿やゴリラのような猿型未確認生物、火星ミミズなどさまざま宇宙生物の姿が撮影されてきた。ならば、この大腿骨も火星に住む巨人のものとも考えられるが、一部報道にある通り火星には生物が生きるのに必要な水が何億年にも渡って存在しておらず我々が想像するような生物が住めるような状態ではない。今回、発見された巨大な大腿骨もこれまでと同じように岩の見間違いとする説が研究者の間でも強いようだ。 しかし、それだけで宇宙に住む巨人の存在を否定することはできない。 なぜなら巨人は地球に本当にいたされているのだから…。 右の画像は19世紀に描かれたとされる巨人族「パタゴン」のイラストである。 パタゴンは南アメリカにいたとされる巨人族の総称で、16世紀から18世紀にかけてパタゴンの存在はヨーロッパの船乗りや探検家の間で噂になっていたという。 パタゴンの存在を知らしめたのは人類初の世界一周を成し遂げたマゼラン探検隊の一員、アントニオ・ピガフェッタとされている。当時のイラストには探検家の2倍以上もある人物のスケッチや、右の画像のように筋肉質で武器を持つ巨人の姿が残されている。 身長は諸説あるが4〜6メートルとされており「南アメリカには巨人がいる」という噂が250年の間およそ真実として知られていた。 しかし、もちろん6メートル巨人というのは誇張が混ざってしまったもので真実のパタゴンは190センチ程度だったというのが研究の結果判明している。 それでも当時の人間と比べれば190センチの人間は十分に巨人である。パタゴンの種族の多くがなぜ巨大な体を手に入れたのかは今の研究でもはっきりしておらず、パタゴンは「本当にあった巨人伝説」として今も語り継がれている。 「火星に生物はいない」こう断言する前にぜひとも我々はロマンを持って、宇宙の神秘にチャレンジしていきたい。なぜなら宇宙は地球以上にミステリーな存在なのだから…。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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