ミステリー
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ミステリー 2014年08月27日 15時30分
不沈猫サムは実在したのか? (1)
戦場においては、しばしば信じがたい幸運と不運があらゆる人や動物へ振りかかる。そのような幸運と不運の物語は人々の心を捉え、時には「感動的な良い話」として、広くもてはやされることもある。最近、海外のネットで話題になっている不沈猫サムの物語も、そのようにな「良い話」のひとつだ。 第2次世界大戦の直前に進水、戦中に就役した戦艦ビスマルクは、当時の最新鋭かつ最大最強の不沈艦として(日本の戦艦大和就役したのは、ビスマルクが沈没した後)、ナチスドイツ海軍の象徴となっていた。しかし、大西洋上においてイギリス海軍と交戦、はじめは英戦艦を撃沈するなどの活躍を見せたものの、やがては圧倒され、最終的には多くの将兵とともに海の藻屑となった。 ビスマルクは沈没直前までゆっくりと航行し続けたため、海上には退艦した将兵が点々と残されており、運良くイギリス軍艦へ救助された者もいた。そして、イギリス海軍の駆逐艦コサックは、波間で木箱へしがみついていた「トラジマ猫」を救助したという。この猫が、後にネットで有名になる「不沈猫サム」と言われている。 最初、その「トラジマ猫」はオスカーと呼ばれていたらしい。英語の慣用句に「A cat has nine lives」とあるが、文字通り九死に一生を得たオスカーは、その後も数奇な運命をたどって、やがて「不沈猫サム」と呼ばれるようになる。 しかし、なぜ戦艦に猫が乗り組んでいたのだろうか? 不沈猫サムの物語を続ける前に、船乗り猫の説明を簡単にしておこう。 帆船時代より、猫は船に巣食うネズミ退治と幸運のお守り、そして乗組員のペットとして、様々な船で飼われていた。近代の軍艦も例外ではなく、特に英米海軍ではマスコットとして提督や首相などと広報写真に収められたり、勲章を授与された猫もいるほど愛されていた。しかし、英海軍は1975年に洋上の艦船で動物を飼育することを禁じたため、現在では乗り組んでいない。 ドイツにおいても、潜水艦などに乗っていた猫に関する第2次世界大戦中の逸話が残されており、戦艦に「トラジマ猫」オスカーが乗り組んでいたとしても、さほど不自然なことではなかった。もちろん、救助した英海軍の将兵も、奇妙なこととは思わなかったであろう。 そして、オスカーは救助した駆逐艦コサックのペットとして、新たな猫生を送ることとなった。(続く)
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ミステリー 2014年08月26日 15時30分
怪談「お岩さん」は時を超えるのか? 女流怪談師の右目が潰れた!?
これは8月29日に行われる牛抱せん夏の怪談ライブ「牡丹灯籠」の告知動画のキャプチャー画面である。 大きく写っているのは女流怪談師として活躍している牛抱せん夏である。 ご覧のように顔がボロボロに崩れてしまっているかなり不気味な一枚であるが、もちろんこれは彼女の素顔ではない。 これは動画ファイルのシステム異常によってブロックノイズが生じてしまい、崩れてしまった編集中の一場面である(現在は修正済み。画像は編集にあたっていたスタッフが気になって残していたものである)。 さて、この崩れてしまった顔であるが日本の古典的な怪談である『四谷怪談』に出てくる幽霊「お岩さん」に酷似している。 『四谷怪談』の「良妻である岩が夫である伊右衛門に惨殺され、幽霊となって復讐を果たす」というストーリーは日本人ならば一度は耳にしたことがあるだろう。 お岩さんのトレードマークである潰れた右目は毒薬によって腫れ上がったものであり、夫・伊右衛門への死んでも死にきれない恨みの象徴であるとされている。 今回、牛抱せん夏の潰れた目はお岩さんと同様の右目であり、お岩さんの怨念が怪談の語り手である牛抱せん夏に宿ったと予想される。 お岩さんは古くから役者や関係者に不幸がおとずれる役として有名であり、『四谷怪談』を演じる前にはお祓いや供養が必要とされている。 なお、牛抱せん夏は『四谷怪談』をレパートリーのひとつとしており、8月30日に徳島県で行われる市川海老蔵主演の映画『喰女-クイメ-』の特別イベントで映画の題材となった『四谷怪談』を牛抱が実演する企画がある。撮影時期的にも非常に近く何かの因果性が感じられる(あまりに出来すぎているため補足しておくが今回の写真は徳島県で行われる『四谷怪談』のイベントではなく自身の主催興行『牡丹灯籠』のための動画であったことを改めて記載する)。 お岩さんの幽霊は時を越えて今も我々に何かを残そうとしているのだろうか…。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年08月23日 17時59分
「心温まる」心霊写真? 体が光る猫!
右の写真は山口敏太郎事務所所属の女性占い師の菊実仔(きくみこ)氏が撮影した不思議写真の一枚である。 窓側に一匹の猫が写っている。猫はカツオ節をむさぶるように食べている。 この猫の下半身部分にご注目いただいたい。まるでスポットライトのような丸い光が照射されているがおわかりいただけるだろうか。 写真全体は薄暗いためもちろんカメラはフラッシュを焚いていない。もっとも、フラッシュを焚いていたとしてもこの写真のように丸く光が照射されることはないはずである。この光は一体なんなのだろうか。 撮影者の菊実仔氏によるとこの猫は飼い猫ではなく偶然彼女の自宅にやってきた野良猫であったという。 猫は彼女の自宅をウロウロしており、心配した菊実仔氏がご飯をあげたところ、このような写真が撮影されたという。 霊能力を持つ菊実仔氏は光の正体について「動物精霊の一種ではないか」と語っている。 「動物精霊」とは動物に宿っている精霊の一種で、動物や生き物の場合は己のエネルギーが高まると多くの気が宿り体外に放出するとされている。 古来より猫は日本人にとって馴染みの深い動物の一種だが、闇夜で行動でき目が光ったり、鋭い爪を持ち人間を襲うこともあることから奇妙な行動をとる猫は「化け猫」として恐れられていた歴史がある。 現在でも猫は妖力の強い動物と言われており、心霊写真に写りこんだり、尻尾が二本生えている「猫又」の写真が撮影されたりしている。 ちなみに菊実仔氏はこの野良猫の写真を撮る以前は自宅で犬と猫を飼っており、たいへん可愛がっていたという。 あくまで推測の域を出ないが、この野良猫は微量の妖力を持ち直感で「自分を助けてくれる」菊実仔氏の近くへやってきたのではないかと思われる。 菊実仔氏もこのオーブについて「いわゆる邪念のオーラはない」といい、丸く温かい光のエネルギー感じると語っている。 心霊写真というと怨みや執念が入り混じった怖いものという印象が強いが、このような温かいハートフルな心霊写真もミステリーの世界には存在しているのだ。写真提供:菊実仔文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年08月20日 15時30分
橋北中学校水難事件は2段階の謎を秘めていた・後編
お盆休みは死者を身近に感じる時期でもあり、怪奇物語が様々なメディアを賑わせる。中でも特に衝撃的なものとして「泳いでいたらモンペ姿の女性たちに足を引っ張られ、溺れた」という、水泳講習中の女生徒が三重県津市中河原海岸で突発的な潮流に流され36名が死亡した事故がある。この痛ましい惨事は、先のような生存者の証言により、現代の怪奇伝承として今なお頻繁に取り上げられている。 しかし、広く流布されたモンペ姿の女性が足を引っ張ったとの恐怖証言については、事故当時の水深が80センチ程度だったこともあり、記憶違いにしてもいささか無理がある。もちろん、海底の砂から亡者が手を伸ばすというというのは、なかなかの恐怖でもあろうが、事故の生還者が証言した「海中を歩いていると、急に足元をさらわれるような流れを感じ、気がついたら流されていた」様子を、詩的に表現したものと言えよう。 では、モンペ姿の女性というイメージはいつ、どこからやってきたのだろうか? 事故や災害に際し、もく星号事件のような陰謀論が取り沙汰されることはままあるものの、橋北中学校水難事件のような心霊譚が民間伝承として定着した事例は意外に少なく、むしろ珍しいとさえ言えるのだ。 まず、水難事故が発生した1955年7月28日は、ちょうど10年前に津市中心部が壊滅した空襲の日と重なっており、早くも翌56年7月29日には地元紙に空襲と水難との因縁を語る住民の様子や、生存者の「大勢の女性が【海の底】から引っ張りに来た」との談話が掲載された。その他の資料などから、地元では事故の直後から戦災と水難を結びつける因縁話が語られており、モンペ姿の女性というイメージについても早い段階で成立、定着していたと思われる。 また、別の7月24日空襲では事故現場から2キロほど南の津市贄崎や阿漕で海岸へ追い詰められた人々が海へ逃げたが、高波にのまれ溺死したとの伝承がある。さらに、その24日空襲では火葬場も消失していたため、問題の同月28日空襲に際しては犠牲者の遺体を海岸へ埋葬したとの説まであるのだ。ただし、海岸への埋葬に対しては地元漁師の反対などあり、油をかけて荼毘に付したとの話もある。そのため、実際に葬られたのは一部の身元不明人らしい。そして、埋葬地は中河原海岸、つまり事故現場のすぐそばであった。これらの状況から、モンペ姿の女性は戦災の記憶がもたらしたのは間違いない。 記録によると、事故現場付近の海岸に埋葬された無縁仏は36体。奇しくも事故の犠牲者と数が一致しており、当時は因縁を感じた人もいたようだ。(了)
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ミステリー 2014年08月19日 15時30分
海外にも謎の蛇「ツチノコ」はいた!?
日本の代表的な未確認生物「ツチノコ」。 太い胴体に細長い尾を持ち、牙には毒を持つとされるヘビの姿はみなさんもよくご存知のことだろう。大ブームとなった1970年代から現代に至るまで、その正体は「外来種のヘビ説」や「見間違い説」などさまざまな仮説を立てられている。 さて、そんなツチノコであるが実は世界には日本のツチノコと非常によく似た未確認生物の姿が目撃されている。 右の写真は「タッツェルブルム」と呼ばれるアルプス山脈で撮影された謎のヘビのような生物である。 ビジュアルはヘビというよりトカゲに近いが、小さな前足はあるものの後ろ足はなく日本のツチノコのように尻尾が極端に細いのが特徴といえる。 身長はおよそ60センチから1メートルとされており口には鋭い牙があり雨の時期にかけて数多くの目撃談が寄せられている。 タッツェルブルムはヨーロッパ地方に多く現れるとされており、古くからの伝承も数多い。ビジュアルも目撃者によって違うのが特徴で、爬虫類タイプのものからネコの上半身を模したものなどさまざまなイラストが残されている。このように目撃者によってまったく違う未確認生物が確認されているのは非常に珍しいといえる。 しかし、爬虫類タイプ、ネコ型タイプともに共通しているのは小さい前足が必ず付いている点で、どちらかと言えばツチノコよりも「人魚」のほうがイメージに近いのかもしれない。 またタッツェルブルムの全身骨格なる骨も発見されているがこちらも正体は不明である。 タッツェルブルムはイラストでは家畜や人間を襲う姿が描かれているが、実際に写真に撮影されたのは可愛らしいトカゲのような生物だったためか、その後はあまり目撃例がないとされる。 日本のツチノコとともに再度の検証が期待される未確認生物である。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年08月16日 17時59分
日本各地で目撃される「巨大バッタ」…30センチを越す大物バッタは存在するのか?
2014年7月5日、サッカーW杯ブラジル大会決勝トーナメント準々決勝、ブラジル対コロンビア戦においてある衝撃的な写真が世界中に広まった。 なんとプレー中のコロンビアの選手ハメス・ロドリゲス氏の腕に巨大バッタが張り付きなかなか離れないという珍事件が起こったのだ。 バッタはロドリゲス選手の二の腕ほどあり体長は約20センチほど。バッタはプレー中のロドリゲス選手の周りを執拗に追いかけまわし数分間の間、張り付きまわったという。 その模様は全世界に流れ、サッカーの結果よりもタフな体力の持ち主の巨大バッタに目が奪われてしまったとか…。 そこで今回はびっくりするほど巨大なバッタの写真をご紹介したい。 右の写真は1937年にカナダで撮影されたという世界最大のバッタの写真である。 中央に帽子をかぶり猟銃を持ったハンターらしき男性がいる。彼の右手に持っているのはなんと人間の下半身ほどはありそうな巨大バッタ! その体長は80センチメートルほどあると予想される。 バッタは世界最大のものでもロドリゲス選手に張り付いたバッタと同じ大きさの20〜30センチほどの個体が確認されているが、ここまで大きいバッタは現実にいるとは考えられず、突然変異ではないかと思われる。 この写真の詳細はわかっておらず、捕まったバッタの行方もわからないままだ。 さて、これほどの大きさではないが、実は日本は多くの巨大バッタが目撃される地域でもある。 もっとも有名なものはテレビ番組『探偵!ナイトスクープ』で特集された「滋賀県の巨大バッタ目撃事件」であろう。 これは滋賀県甲賀郡在住の依頼者が子供時代より体長30センチほどのバッタを目撃していた。依頼者は北野誠探偵と一緒にバッタの調査を行ったが、結局発見することはできず途中、専門家に意見を聞く場面も放送されたが「日本にはそのようなバッタはいない」と否定されていた。 しかし、これ以前にも「巨大バッタ」の情報はナイトスクープに届いており、また放送直後「私も巨大バッタを見た」という目撃談がネットをはじめあらゆる場所で語られるようになったという。 現代も巨大なバッタの目撃談は絶えず報告されており捕獲まではされないものの、たびたび話題になる未確認生物である。 考えてみれば日本には『仮面ライダー』という巨大バッタのヒーローがいる。 巨大バッタの目撃談はヒーローを求める人間の心理が具現化した存在なのかもしれない?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2014年08月13日 15時30分
橋北中学校水難事件は2段階の謎を秘めていた・中編
約60年前の昭和30年7月28日、三重県津市中河原海岸で橋北中学校生徒約600名が水泳講習に参加していたところ、多数の女生徒が突発的な潮流に流され36名が死亡した。また事故から8年後の1963年7月に雑誌が掲載した「泳いでいたらモンペ姿の女性たちに足を引っ張られ、溺れた」という生存者の証言により、現代の怪奇伝承として頻繁に取り上げられている。 ただ、事故後の調査や裁判において、遭難した女生徒の大半は「水深80センチ程度の浅いところを歩いている」際に、急に足元をさらわれるような流れを感じ、気がついたら流されていたと証言している。そのため、怪奇伝承で描かれる情景と実際の状況とは、かなり異なっているように見受けられる。この、事故と怪奇伝承との微妙な相違はいつ、どのような過程を経て生じたのであろう? まず、怪奇伝承の端緒となった証言については、事故から年月が経過していることもあり、記憶の誤りあるいは上書きの可能性が高い。現場の状況から、遭難した級友から離れていたのなら浅くて泳げないし、泳げる深さの範囲にいたのなら遭難者から10メートルも離れていないためだ。また、事故の翌日に行われた衆院法務委員会の答弁において、山口喜雄警察庁警備部長(当時)が「原因につきましては南から北への潮流と突然の大波に巻き込まれて、沖合いに標示してあります危険標識区域外に流されて深いところに落ち込んで遭難したものと認められます」と答弁している。初期段階の不正確な情報がこのような形で権威付けされ、遭難者の記憶へも影響を及ぼした可能性が高い。 テレビを始めとする映像メディアでは、水中を歩いていて溺れる様子に「絵的な説得力をもたせにくい」ためか、大半は泳いでいる最中に溺れる姿を描写している。ただし、事件を漫画化した丘けいこ作「海をまもる36人の天使」(集英社1968年初版)においては、筋書きはかなり脚色されているものの「脚が立つ程度の浅瀬で、突然の大波に流される」様子を描いており、媒体の特性に拠る部分も少なくないようだ。 その他、ネットの記事などでは「死亡した生徒達が泳いでいたのは、当時から危険水域であった」と、根拠は不明にもかかわらず犠牲者にも責任があったかのような記述すら見受けられる。つまり、歩いていたか泳いでいたかは記録と娯楽の相違や演出の都合、あるいは事実関係の取材と「単に地域住民やネットのうわさを集めただけ」の違いで、泳いでいる描写は「メディアの生み出したイメージ」といえよう。 では、事故が怪奇伝承と結びついた背景や、時期はいつなのであろうか?(続く)
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ミステリー 2014年08月12日 15時30分
「合わせ鏡」実験中に奇妙なものが写りこんだ!? 鏡は妖怪をも写し出す?
右の写真は漫画雑誌「本当にあったゆかいな話芸能ズキュン!」(最新号8月12日発売)で「とんでも不思議Watcher」を連載している漫画家のひぐらしカンナ氏が撮影した写真である。 部屋の風景があらゆる角度から一望できるこの写真は「とんでも不思議Watcher」の取材で行われた三面鏡を使った「合わせ鏡」の実験で撮影されたものだという。 「合わせ鏡」とは自身の後ろ姿を見るため前面に加え背後からもう1枚の鏡を用意し写すというもので、一般的に理髪店などで行われることが多い。 しかし、オカルトや都市伝説の世界では「合わせ鏡」は特別な意味を持っているという。 それは呪文を唱えると悪魔が召喚できる、または自分の過去が見える、というものだ。 日本では古来より「鏡は人の悪い心を写し出す」とされており、鏡が化けた妖怪「雲外鏡(うんがいきょう)」の存在も記録されている。 さて、このひぐらし氏が行った「合わせ鏡」の実験であるが、1点奇妙なものが写っている。 左側の鏡の奥の赤マルにご注目いただきたい。鏡のはじから手のようなものが伸びているのがおわかりになるだろうか。 この手は焦げた茶色をしており、また白い袖のようなものも確認できた。指は数本あり、まるで何かを求めているようにも見える。 ひぐらし氏はこの手の形から妖怪「小袖の手」を連想したという。「小袖の手」とは着物の袖から死んだはずの人間の手が現れる、というもので主に現世に恨みのあった死人の形見の着物から現れる妖怪の一種である。 ひぐらし氏は平日は漫画家、月次祭の時は神社で巫女を勤める「巫女漫画家」であり、彼女いわく「神社から何か持ち帰ったのか、あるいは鏡の中の異空間から着物に反応して出て来たか、なにかの映り込みなのか…正解はよくわかりません」と語っている。 山口敏太郎事務所はひぐらし氏とも親交の深い、霊感風水師のあーりん氏に話を伺ってみた。 「この写真全体からは幽霊の気配というより、神の気配を感じます。これはひぐらしさんが巫女の修行中で、室内にその時の巫女装束が掛けてあるからかと思われます。この小袖の手は、こちらの問い掛けに答えてくれませんが、現実の物ではありません。死霊ではない霊体、生霊の可能性があります。写っているのが洋服の 袖と手ではなく、和服の袖と手であることから、生霊の主は白い着物や白衣を着る人物と思われます。手の主はひぐらしさんの同僚、もしくは同業の方ではないでしょうか。 問い掛けに答えない・神の気配が強くて死霊が入れない部屋に入り込もうとしている・霊体だが死霊の気配がない手…などの特徴からこれらの手は生霊と思われます。 生霊は念のビデオ映像みたいな物なので問い掛けには答えないし、死霊に比べて神仏の光明にも耐性があります。神の気配が強いので、画像自身は持っていて直ちに甚大な悪影響があるほどではないですが、部屋に生霊がいる状態であることが気になる点であります」 とのことであった。あーりん氏いわくこの手の主は生霊の可能性があり、また部屋全体からは「神」の気配も感じると語っている。 合わせ鏡が写し出した謎の手…その正体は鏡のみが知っている…?
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ミステリー 2014年08月09日 17時59分
本当にあった!? 「首なしライダー伝説」
あなたは「首なしライダー」の怪談をごぞんじだろうか。 「首なしライダー」は昭和末期の頃に流行り始めた幽霊談で、その名のとおり首のないバイク乗りが深夜の街中を爆走しているという話である。 出現地は日本全国に渡り、群馬県の棒名町近辺、埼玉県は秩父市近辺、東京都青梅市のほか京都や兵庫県の六甲山付近にも目撃情報がある。 首なしライダーの正体はとある暴走族のひとりの生霊であるとされている。誕生の経緯としてもっとも知られているのが、とある街で暴走族の違法行為に困り果てた住民が彼らを懲らしめようと思い、通り道にピアノ線を仕掛けたところ見事にかかり首がすっ飛んでしまったという話である。 これらはほぼ実話であり、1984年東京都葛飾区の水元公園でバイク乗りの少年が何者かが仕掛けたロープに首を引っ掛けて転倒し亡くなった事件があった。 ロープは近隣の住人が仕掛けたものと言われているが、具体的な犯人は不明なままとなっている。実際に道にロープを仕掛けるというトラップは当時の暴走族対策によく用いられた作戦であり、一説にはこの事件がきっかけで暴走族の抑止に効果があったとされている。 さて日本には江戸時代より「首なしの霊」が出るという怪談話は残っており、多くは馬に乗った首なしの武士が夜な夜な現れ、人々を驚かすといった伝承のほか、世界には「デュラハン」というアイルランドに伝わる首なし騎士の伝説が残っている。 このように首なしライダーをはじめとする「首のない幽霊たち」は過去から現在にかけて世界中で現れているのだ。 通常、首から上の頭がなければ生物は呼吸ができずに死に至る。頭がないのは死者の証であり、生物を確実に死に至らしめる処刑法でもある。 しかし、そんな常識を覆す事件が今から70年前のアメリカで発生していた。 右の画像は「首なしニワトリ」の写真である。実はこのニワトリ、首のないまま生きているのだ。 ニワトリの名は「マイク」といい、食肉にされるため首をはねたのだが、首をはねても死なずになんと1年以上、18か月も生き続けたのだ。 マイクが死ななかった理由としては首を落とした際、頚動脈が凝固した血液でふさがれ、脳の一部が残っていたため死なずに済んだとの研究結果が出された。 水や食事はスポイトで喉に直接流し込み、生きている分にはまったく不自由しなかったという。それどころか、マイクは食欲旺盛で亡くなるまで太り続けた。 結果、マイクは喉に食べ物がつまり事故死してしまうのだが、健康上に問題は見当たらず事故さえなければさらに長生きした可能性もあったという。 ニワトリは生命力が強く首をはねても数時間は生き続けるとされており、一概には言えないが、人間でもタイミングによっては生き続けてしまう可能性はある(実際、ギロチン処刑の実験では数秒〜数分間ではあるが意識が残っているという)。 首なしライダーをはじめとする「首なし伝説」は非常にリアリティのある怪談話でもあるのだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2014年08月06日 15時30分
橋北中学校水難事件は2段階の謎を秘めていた
夏といえば心霊怪奇現象にまつわるエピソードがさまざまなメディアをにぎわせるが、昭和末期の1970年から80年代にかけ、定番となっていたのが橋北中学校水難事件である。この事件は、昭和30年7月28日に三重県津市中河原海岸で橋北中学校生徒約600名が水泳講習に参加していたところ、女生徒数十名が突発的な潮流に流され36名が死亡した水難事故で、現代に至るまで学校授業における水難事故としては日本最悪の記録だ。原因は現在に至るも不明で、学校プールなどの整備に対し、大きな影響を及ぼしたとされる。 この痛ましい事故が心霊怪奇本や番組の定番となったのは、事故から8年後の1963年7月に雑誌「女性自身」が掲載した生存者の証言がきっかけとされる。以降は習雑誌や児童向け怪奇物語集の定番となり、どうやら戦争関連の本にも収録されたようだ。そして1985年には、児童文学家の松谷みよ子氏が「現代民話考」に「女性自身」へ掲載された証言とほぼ同様の物語を収録、現代の民間伝承として定着するに至った。 証言および伝承の概略は、以下の通りである。 岸辺近くで泳いでいた目撃者と友人が、やや沖合で泳いでいた級友を海へ引き込む黒い影を目撃、自らも影に足をつかまれた。黒い影はぐっしょり濡れた防空頭巾をかぶったモンペ姿の女性たちで、真っ白い無表情な顔をはっきりと覚えている。 このように、証言は日本に古くから伝わる船幽霊などの水難伝承を思わせる内容で、戦災の記憶とも相まって人々に強い印象を残した事、さらに夏の事故ということで風物詩的にも怪奇物語として取り上げやすいなど、広く伝わりやすい条件をそろえていた。そのためか、現代でもネットなどで紹介されることが多い。ところが、この証言には事故当時の状況と異なる点があり、証言者は確かに事故の当事者だったにせよ、事故後の年月で記憶が上書きされたとみなされるようになった。 事故発生当時、生徒たちは「泳げる深さの沖合まで、歩いて移動中」だったのだ。 こうして、証言は怪奇物語としての現実味と、説得力を減じたかに思われた。だが、新たな事実の掘り起こしによって証言が生まれた背景が明らかとなり、民間伝承としても新たな意味を持つようになっていったのである。(続く)
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