巨人
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スポーツ 2020年12月10日 15時45分
梶谷獲得の巨人に「後が怖い」懸念の声も? 的確な補強敢行も不安視されているリスクとは
これまで横浜・DeNA(2007-)でプレーし、今季終了後に国内FA権を行使していたプロ14年目・32歳の梶谷隆幸。10日、巨人がその梶谷の獲得を確実にしたことを複数メディアが報じた。 報道によると、巨人は7日の交渉で梶谷に4年総額8億円規模の条件と背番号「13」を提示していたが、梶谷は9日にDeNA側に移籍すると連絡したとのこと。巨人側からの発表はまだされていないが、近日中にも梶谷の獲得を正式にアナウンスするとみられている。 梶谷は今季主に「1番・中堅」として109試合に出場し、「.323・19本・53打点・140安打」で同僚・佐野恵太と最後まで首位打者を争った好打者。巨人は丸佳浩が中堅のレギュラーに君臨しているため、このまま入団すれば来季は右翼で起用されることが濃厚。また、打順は1番はもちろん、クリーンナップの一角である5番を任される可能性もあるとみられている。 >>巨人・坂本、サード転向なら「逆に終わりがはやい」?堀内元監督が主張、“生涯ショート”を貫くべきワケは<< 巨人の梶谷獲得報道を受け、ネット上には「今季首位打者争った梶谷の補強はデカい、サカマルオカ(坂本勇人・丸・岡本和真)の不調をカバーできるようにもなる」、「得点圏打率もそれなり(.300)だし、5番で使う方が相手に圧力かけられるかもしれない」、「これで右翼が埋まった、後は一塁、左翼の新戦力も欲しいな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「獲ったはいいが後が怖いな、人的補償もいるし」、「故障体質だからフル稼働が期待しにくいのは不安材料」、「カネと人を失っただけでしたなんてことにならなければいいが…」とのコメントも複数見受けられた。 「巨人は現在中堅の丸以外、外野レギュラーが不在の状況で今回獲得した梶谷は補強ポイントに合致する選手。ただ、梶谷は今季の成績こそ良かったものの昨年までは2年連続で怪我に苦しみ両年とも41試合しか出場できていないため、巨人入り後も故障が頻発するようなら獲得の意味がなくなってしまうと不安視する声は散見されます。また、梶谷はBランクの選手のため、巨人はDeNAに人的補償を差し出す必要もあります。DeNAは2016年オフに山口俊(現ブルージェイズ)の巨人FA移籍の際に人的補償で選んだ平良拳太郎が、翌2017年から今季まで計15勝と活躍。そのため、今回もプロテクトから漏れた選手をモノにされてしまうのではないかという懸念も少なくないですね。なお、巨人ファンの間では投手なら沼田翔平や太田龍、野手なら若林晃弘や重信慎之介らがプロテクト漏れで狙われるのではと予想されています」(野球ライター) 今季のような活躍を続けてくれるなら、4年8億円の価値は間違いなくあるといえる梶谷。リスクも少なくない獲得劇は果たして吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月09日 19時30分
巨人・坂本、サード転向なら「逆に終わりがはやい」? 堀内元監督が主張、“生涯ショート”を貫くべきワケは
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、8日に自身の公式ブログに投稿。巨人・坂本勇人の“生涯ショート固定”を主張した。 >>巨人・菅野に「大リーグで先発を張れる」米メディアが絶賛報道 MLB6球団が獲得検討、優先事項はとにかく“カネ”?<< 「坂本をサードにコンバートしてほしいのですが堀内さんはどう思われますか?」というブログ読者からの質問を受け、今回ブログを投稿したという堀内氏。「結論から言おう。俺はね 坂本の野球人生はショートで燃え尽きてもらいたい」とした上で、ショート固定を推す理由について語った。 2006年の高校生ドラフトで1位指名を受け巨人に入団し、翌2008年から今季までショートとして1759試合に出場している31歳の坂本。全ポジションの中で最も過酷といわれるショートを担いながら「.292・242本・865打点・2003安打」と通算2000本安打も達成しているが、堀内氏は「打ってよし守ってよし 体も大型で申し分ない」とショートとして文句のつけようのない活躍をしていると評した。 堀内氏は続けて「サードにコンバートっていうのは坂本に少しでも楽をさせてあげたい、ってことだと思う」と、今回質問を寄せたブログ読者はショート守備でかかる体への負担を不安視しているのだろうと推測。だが、「はっきり言って今、楽をすれば逆に終わりが速いと思う」と、下手にポジションを動かす方が衰えを早めるのではと反論した。 また、堀内氏は「今、坂本からショートというポジションを奪ってでも育てよう そういう選手も見当たらない」と、今の巨人には後釜として務まりそうな選手もいないと指摘。以上の点を踏まえ、坂本が自分からコンバートを望まない限りはショート固定を貫くべきだと主張していた。 今回の投稿を受け、ネット上には「守備型の選手が務めがちなショートを坂本が担ってるというストロングポイントを崩すべきではない」、「サード転向が逆に攻守のリズムを狂わせる可能性もある」といった賛同の声が寄せられる一方、「今季はコンディション不良で途中交代も多かったし、本格的にガタが来るまでに動かすべき」、「ショート固定とサード転向ならどう考えても前者の方が劣化早まるだろ」といった反発も挙がっている。 一方、「守備の師匠の宮本がサード転向で苦労したからやらないだろ」、「名手宮本でもショートからサードの移動はかなり厳しかったらしいし止めといた方がいい」と、現役時代にヤクルト(1995-2013)一筋で活躍した宮本慎也氏を絡めたコメントも複数見受けられた。 「宮本氏は現役時代ショートとしてゴールデングラブ賞を6度(1997,1999-2003)獲得し、2012年1月の自主トレでは当時プロ6年目・23歳の坂本に守備のイロハを教え込んだ名球会選手。その宮本氏は2008年シーズン途中にショートからサードへのコンバートを経験していますが、名球会が11月11日に公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画にゲスト出演した際、ショートとサードでは打球との距離感や1歩目の反応が大きく異なるため適応に数年かかったと苦労を明かしています。守備の師匠である宮本氏がこれほど苦しんだことを考えれば、坂本も下手に動かすと二の舞になるのではと危惧しているファンも少なくないようですね」(野球ライター) プロ野球史上2番目の最年少記録となる31歳と10カ月で2000本安打を達成したため、過去に張本勲氏(元東映他)しか達成者がいない3000本安打達成も期待されている坂本。慣れ親しんだショートを最後まで全うさせるのか、それともサードなど別ポジションにコンバートするのか。巨人首脳陣も今後大いに悩むことになるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年12月04日 11時30分
巨人・菅野に「大リーグで先発を張れる」米メディアが絶賛報道 MLB6球団が獲得検討、優先事項はとにかく“カネ”?
「残留もある」という、含みを持った米球界挑戦の真意とは――。 巨人・菅野智之投手がメジャーリーグ挑戦を決めた。海外フリーエージェント権を持っていないため、所属球団の協力が必要なポスティング・システムとなる。巨人・大塚淳弘副代表は「本人が希望すれば認める」と慎重な物言いだったが(12月3日)、すでに菅野自身の意思を確認したのだろう。 しかし、“慎重な物言い”となったのは、菅野本人の表明会見前だったせいだけではない。何度か、「残留の選択肢もある」と繰り返し、説明していた。メジャー球団の条件提示、新型コロナウイルス禍によって、来季の米ペナントレースが正常に行われるかどうか、まだ決まっていない。 菅野と代理人が米球界側と交渉した後、いったんその内容を持ち帰り、メジャーリーグに挑戦するかどうか、巨人も一緒に検討するようだ。 「米球団はコロナによる無観客試合のため、収入がガタ落ちです。契約金、年俸ともに買い叩かれる可能性もありますからね」(米国人ライター) 見方を変えれば、菅野側は“強気な交渉”に出るとも解釈できるが…。 >>巨人・山本、阪神移籍は妻のせい?ノムさん息子以来16年ぶりのトレード劇に憶測飛び交う<< 大塚副代表の発言と前後して、米メディアではこんな報道もあった。 <最後に大物を取っておいたということだ。31歳、巨人のエースは大リーグでも先発を張れると衆目が一致している> 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」がそう伝えていた(12月2日/現地時間)。その根拠として、直球が速く、米球界では効果的な変化球とされるスライダー、スプリット(フォークボール)を得意としていることが挙げられていた。 獲得を真剣に検討している球団として、パドレス、ヤンキース、ジャイアンツ、エンゼルスが挙げられていた。また、年俸額では少し落ちるが、パイレーツ、マリナーズなども長期契約の提示で対抗してくると予想していた。 「今オフの米FA市場は好投手が少なく、菅野の価値を高めているようです」(前出・同) 菅野が米球団と契約した場合、譲渡金が発生する。昨年オフ、渡米した山口俊はブルージェイズと2年600万ドル(約6億5000万円)で契約し、その20%相当にあたる120万ドル(約1億3000万円)が巨人に支払われた(注・為替レートは当時のもの)。 「菅野の推定年俸は6億5000万円。減額での挑戦は考えにくい」(スポーツ紙記者) 穿った見方ではあるが、エースを手放すとなれば、巨人もそれ相応の投手を補強しなければならない。ルール変更により、松坂大輔、ダルビッシュ有が渡米した時のような何十億円という金額は発生しない。とは言え、米球団が提示する年俸、契約金が高ければ高いほど譲渡金もつり上がっていく。その譲渡金が補強に回されるとしたら…。“慎重”にならざるを得ないのも当然か。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月02日 19時30分
高橋由伸氏、監督就任理由を明かし驚きの声 強引にやらされたわけでは無い? 物議を醸した電撃人事の真相とは
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が1日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、前巨人監督で野球解説者の高橋由伸氏がゲスト出演。2016年から2018年にかけて務めた監督就任の裏話を明かした。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 2015年限りで原辰徳監督が退任した影響で翌年からの監督就任と、2015年限りでの現役引退を表明し当時大きな話題を呼んだ高橋氏。今回の動画では就任オファーがきた時期や受諾した理由などについて語った。 2015年は10月17日のCSファイナル・ヤクルト戦に敗れシーズン終戦となった巨人。2016年も現役を続行するつもりで自主トレの準備を進めていたという高橋氏は、「岡本(和真)が自主トレについてきたいって言うから連れていくつもりだった。(自分は)内野の守備は教えられないなと思って、井端(弘和)にも『岡本が来るっていうから、来年だけは一緒に来てくれないか?』って言ってた」という。 ところが、CS敗退から3日後、球団から高橋氏のもとに監督就任のオファーが届く。高橋氏はその場では受諾せずに一旦態度を保留したというが、3日間熟考した末にオファーを受け入れることを決断したという。 現役続行の予定を覆して監督オファーを受けた高橋氏だが、本人いわく当時はプロ18年目・40歳を迎えていたこともあり「辞め時も探していた」とのこと。2000本安打など区切りとなりそうな記録がなく、周囲も気を遣って自身の進退にはあまり触れない雰囲気だったため、「これはやめるタイミングかな」と思いオファーを受諾したという。 また、高橋氏は2015年の夏ごろから次期監督は自分ではないかと予感していたことも告白。高橋氏によると、この時期あたりから複数のメディアが原監督の退任を予想し始めると同時に、後任候補として江川卓、川相昌弘、高橋の3氏を挙げていたとのこと。これらの報道を見た高橋氏は、「『この3人だったら、(球団がオファーするとしたら)俺っぽいよなあ』ってなんとなく(予想していた)」と語っていた。 高橋氏はこの他にも監督就任後、最初に意識したことや、巨人のエース・菅野智之の投球スタイルへの注文などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「岡本自主トレに連れて行く予定だったのは初耳、由伸と井端に鍛えられる岡本はちょっと観たかった」、「強引に監督をさせられた印象が強かったけど、むしろ辞め時を探してたっていうのは知らなかった」、「就任当時は『由伸を無理やり引退させるな!』って猛バッシングだったけど、本人的には渡りに船だったのかもしれないな」、「球団も引退後コーチ経験ない江川や外様の川相と比べたら、生え抜きスターの高橋に任せるのが自然ではあるな」といった反応が多数寄せられている。 就任に至った経緯やその後の3年間で2、4、3位と一度も優勝できなかったことから、今も一部ファンからは“悲運の監督”というイメージを持たれている高橋氏。今回明かされた自ら望んで監督の道に進んだという事実に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年11月30日 19時30分
巨人・山本、阪神移籍は妻のせい? ノムさん息子以来16年ぶりのトレード劇に憶測飛び交う
2015年ドラフトで5位指名を受け巨人に入団し、今季まで「186試合・.234・3本・22打点・99安打」といった数字を残しているプロ5年目・27歳の山本泰寛。30日、その山本が金銭トレードで阪神に移籍することを両球団が発表し複数メディアもこれを報じた。 >>巨人・菅野、まさかのエンゼルス移籍?実現なら先輩・大谷の“巨人入り”も浮上か<< 報道によると、今回のトレードは阪神が内野の守備力強化を課題としていることから実現したとのこと。また、山本が巨人球団を通じ「来年からも伝統ある球団でプレーできることを楽しみにしていますし、ジャイアンツで学んだことをさらにレベルアップして、タイガースに貢献できるよう、精いっぱい頑張ります」とコメントしたことも伝えられている。 巨人と阪神はプロ野球黎明期からライバル関係にあることで知られるが、その両球団間でトレードが成立したのは今回を除くと過去4例のみで、金銭トレードとなると2004年1月にカツノリ(野村克則/現楽天育成捕手コーチ)が阪神から巨人に移籍した一例のみ。それ以来16年ぶりとなる今回の金銭トレードは、両球団の歴史から見ても非常に珍しい出来事であるといえる。 山本の金銭トレードを受け、ネット上には「巨人と阪神がトレードなんて相当珍しいな」、「巨人の内野は吉川(尚輝)、増田(大輝)、北村(拓己)、若林(晃弘)らで既に埋まってたから阪神移籍はチャンスになりそう」、「上本(博紀)いなくなって右打ちの内野手は手薄だから、それを武器に二遊間争いを激化させてくれることを期待したい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「妻が関西局アナだから家庭環境に配慮したのか?」、「家族で生活しやすくなるってことも影響してたりして」といった憶測のコメントも複数挙がった。 「今回トレードは発表された山本は今年9月、在阪局のMBS・辻沙穂里アナと今年9月に結婚していたことや、辻アナが第1子を妊娠中であることが複数メディアの報道により判明している選手。在阪球団である阪神への移籍により、妻や生まれてくる子どもと共に暮らしながら野球に取り組める環境が整ったことになりました。球界では1992年12月にヤクルト・長嶋一茂が父である巨人・長嶋茂雄監督の意向により巨人へ金銭トレードされた例や、2012年3月に埼玉出身の広島・嶋重宜と広島出身の西武・江草仁貴が交換トレードされた例など選手個人の事情が加味されたケースは少なからず存在しますし、まれに本人の希望によりトレードが実現することもあります。ですので、今回のトレードも成績やチーム事情以外の面が実現に関わっているのではないかと推測しているファンもいるようですね」(野球ライター) 今季まで3年連続で両リーグ最多の失策数を記録するなど守備難に悩まされている阪神。歴史的トレードで加入することになった山本は、この状況を変えるような活躍を見せることができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月30日 11時25分
巨人・菅野、まさかのエンゼルス移籍? 実現なら先輩・大谷の“巨人入り”も浮上か
メジャー挑戦か? 巨人・菅野智之投手の「熟考中」という状況に、メジャーリーグ30球団もヤキモキしている。ポスティングシステムによる米球界挑戦を正式に表明すれば、今オフの米FA市場の目玉投手の一人となるのは必至。原辰徳監督も“エース流出”に複雑な思いを見せていたが、別の意味でも去就が注目されていた。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< <2年総額1200万ドル(約12億4800万円)、プラス3、4年目は球団選択権が設定され、最高で総額3000万ドル(約31億2000万円)> 年俸額、契約年数において、具体的に報じてきたのは、カナダ放送局スポーツネットワーク。昨年も山口俊投手のブルージェイズ入りを“的中”させており、有力な情報源を持っているのだろう。同局が「2年総額1200万ドルで菅野を獲る」と報じた米球団とは、ロサンゼルス・エンゼルスだ。 エンゼルス入りが本当に決まれば、菅野は二刀流・大谷翔平選手とチームメイトになる。 プロ野球解説者が日本人メジャーリーガーのオフの国内事情をこう説明する。 「オフの間、NPBの選手なら球団の練習施設を自由に使えます。でも、日本人メジャーリーガーは許可を取らなければなりません。最近では日本時代の旧在籍チームも好意的ですが、日本人メジャーリーガーたちの方が遠慮してしまい、自身でお金を払ってスポーツ施設を探しています」 菅野がエンゼルスと契約すれば、大谷は大歓迎だろう。日本語でホンネを語り合える“兄貴分”ができるので、「オフも一緒に練習」となりそうだ。「2人揃って、巨人の施設に」なんて光景も見られるかもしれない。 また、ニューヨークポスト(電子版)は、<ブルージェイズ、ジャイアンツ、ホワイトソックスが興味を示している>と報じていたが、「10球団以上が交渉に名乗りを挙げる」と予想する声も聞かれた。 「ヤンキースの田中将大は残留の方向ですし、また、田中と同等かそれ以上の評価をされているメッツのストローマンも残留が決まりました。米FA市場ナンバー1投手のトレバー・バウアー(前レッズ)は『日本に行きたい』なんて言い出し、メジャー各球団は混乱しています。米国内では菅野を紹介する際、田中を比較対象に挙げていました。その田中、ストローマンが残留なら、確実に投手力を補強する方法は菅野の獲得です」(米国人ライター) 菅野が決断すれば、原巨人も先発投手を新たに補強しなければならない。「シリーズ惨敗により、今オフは残留」と見るプロ野球解説者も少なくはない。いや、気になるのは、やはり、菅野と大谷がチームメイトになった時。もしそうなったら、新たに大谷との関係を構築しようとし、ヘンな輩がウロウロしなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月29日 11時00分
日シリ惨敗の巨人、原監督はほぼ“無策”だった?「一回りも二回りも大きくならないと」2年連続の悲劇は必然だったのか
「リリーフ戸郷」が王者との戦いで唯一、繰り出した奇策だったのだろうか。 昨年に続いて巨人の4連敗で幕を閉じた、2020年の日本シリーズ。王者ソフトバンクに対し、原ジャイアンツは4得点26失点と、投打にわたり完膚なきまでに打ちのめされての敗北だった。その中で見せた、戸郷翔征のリリーフでの起用は、今後も物議を醸すことになるかもしれない。 初戦、エース菅野智之が打ち込まれ6回で降板となった後、指揮官が2番手としてマウンドに送ったのは戸郷翔征だった。シーズン中は菅野同様、先発として9勝を挙げた右腕がリリーフで、しかもリードを許した場面での登板だった。続く2戦目にも、先制を許した後の2回から、さらには最終戦となった4戦目も、4点を失いビハインドを背負った中で3回から、戸郷の名前がコールされている。 シリーズ前より、手薄な救援陣を支えるべく、フル回転での起用が伝えられていたものの、一度の先発も果たすことなく、劣勢での登板が繰り返された。結果的に3度のリリーフ起用でも勝利に結びつけることは出来なかった。先発陣では3戦目のサンチェスこそ好投を見せたものの、菅野を始め、2戦目の今村、4戦目の畠世周も早々にソフトバンク打線に捕まりゲームを作ることが出来ず、今シリーズも先発陣のコマ不足が明らかだった。 ペナントレース中は幾度となく大胆な采配を揮い、セ5球団を圧倒してきたものの、ソフトバンクに対しては目立った選手変更などを見せることはなかった。快音を放てず、4試合で安打が僅か一本の4番岡本を、最後まで打線の中心に据えたままだったことや、勝負所で相手左ピッチャーに対し、右打者の代打が準備されていなかったことなど、リーグ2連覇の指揮官の手腕は影を潜めていた。 「コーチ、選手、私も含めて、一回りも二回りも大きくならないといけない」 敗戦後、原監督はそうコメントしている。勝機を見出せなかった要因として、迫力を欠いた打線の貧弱さが真っ先に挙げられるが、指揮官の投手起用においても若き背番号13、戸郷翔征に一度の先発の機会も与ることのなかったことに大きな疑問が残った。そう思うファンは決して少なくないだろう。そして大舞台で悲劇は繰り返された。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年11月27日 17時00分
DeNA・ラミレス前監督、セ・パの決定的な差をズバリ指摘 ダルビッシュも同意見の主張に反響「確かに巨人は体つき小さく見えた」
今季限りで退任したDeNA・ラミレス前監督が、26日放送の『ニュースウオッチ9』(NHK総合)にVTR出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の放送でラミレス前監督は、今年の日本シリーズでソフトBが巨人を4タテできた理由について自身の見解を披露。工藤公康監督の采配に一貫性が見られたことと共に、セ・パの選手は根本的にパワーが違うことを理由に挙げた。 >>「よろこんでー、ゲッツ」元DeNAラミレス監督、ユーチューバーに!「ラミちゃんねる」開設、大物ゲスト対談やダウン症の子供の支援活動など発信予定<< ラミレス前監督はまず、「パ・リーグでは150キロを投げられる投手が(1チームに)7~9人いるのが当たり前で、打者も素晴らしい投手と(シーズン中に何度も)対戦し慣れている」とコメント。現在のパはどの球団も150キロ超えの速球を投げる投手を10人近く抱えており、その投手たちと日々戦う打者陣も力負けしないように筋肉量を増やしスイングスピードを上げることなどで対抗していると指摘した。 一方、自らも今季まで身を置いていたセは「150キロを投げられるのは3~5人くらい」とのこと。パに比べて人数が少ないため交流戦・日本シリーズではジリ貧になる上、対戦機会の少なさから打者陣が力をつける速度も鈍っていると指摘した。 また、ラミレス前監督は「セの先発は150キロ投げられる投手が『7回まで投げなければ』と145キロくらいでペース配分してしまっているが、パの投手は『今日はいけるところまでいく』というスタイルで初回から155キロのボールを投げている」と、セの先発は効率よく長いイニングを投げることにとらわれ過ぎているとも指摘。こうした肉体的・精神的な差が、今シリーズの明暗も分けたと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに今シリーズ見てると巨人の選手はなんか体つきが小さく見えた」、「フィジカル差が大きいっていうのはダルビッシュも同じこと言ってたな」、「交流戦でセが全く勝ててないのもこれが一番の理由なのかな」、「ドラフト戦略から抜本的に見直さないと差は埋められないのかもしれない」、「パのようにイニング気にせず150キロバンバン投げれる投手が増えるように、そして打者がその球を多く見れる機会が増えるようにはDH制の導入しかないのでは」といった反応が多数寄せられている。 カブス・ダルビッシュ有も26日に自身の公式ツイッターに投稿し、「才能ある選手も多いけど、とにかくフィジカル差は感じます」とソフトバンクと巨人の差について説明している。2005年から始まった交流戦ではセ側が「966勝1102敗60分」、同年から今季までの日本シリーズでもセ側が「3勝13敗」とどちらもセが惨敗していることを踏まえると数年では埋まらないほど差は広がっていると言えるが、セ6球団は来季以降どのような対策をとっていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年11月27日 11時05分
日シリわずか“4得点”の巨人、DH適応のキーマンは松井氏?「巨人のことは気になっていた」来春キャンプでの臨時コーチはあるか
シリーズ大敗のダメージを払拭するカギは、ニューヨークにありそうだ。巨人はNPB史上初となる2年連続4連敗の屈辱を喫した。原辰徳監督は帰京の途に就いた11月26日、過密日程を戦い抜いた選手たちの体調管理も心配していた。他に言いたいことがあったはず。あえて、そこに触れなかったのではないだろうか。 原監督が記者団とも議論したかったのは、指名打者制(以下=DH)のこと。「セ・リーグにもDH制を」と同制度の導入を訴えてきたのに、攻撃力アップとはならなかったからだ。しかし、そのDH制を知る手掛かりは、“元同僚”が持っていた。ゴジラこと、松井秀喜氏だ。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 「松井氏が“世界”の頂点を極めた時は、DHでした。DHを経験したのはヤンキース移籍後です」(球界関係者) 奇しくも、原監督がシリーズ決戦の地を離れた同日、松井氏はビジネスマン向けの講習会に出演し、経営者とのオンライン対談を繰り広げていた。 「やはり、巨人のことは気になっていたみたいです。古巣のナインたちの悔しさを代弁し、失敗も後の経験値となると伝えていました」(スポーツ紙記者) 松井氏のDH出場。2009年ワールドシリーズでMVPに選ばれた第6戦、彼は「5番・DH」で出場した。シリーズ記録となる1試合6打点の大活躍を収めたのは有名だが、シーズン中は主に左翼の守備に就くことの方が多かった。同シリーズで松井氏がDHで出場したのは第6戦だけだ。 不慣れなDHをこなすコツを、松井氏は知っている。 「セ・リーグのレギュラー選手たちは守備に就くことで試合の流れというか、リズムを掴むようです。DHは守備に就く時間をベンチで過ごすので、集中力が持続できないそうです」(前出・同) メジャーリーグでは「専任」としてDHを使うほか、いつもは守備に就くレギュラー選手を休ませる目的で使うこともある。いわば「半休」という形式で松井氏もDHを経験したわけだが、メジャーリーグのDHはベンチで休んでいるだけではない。 「ベンチ裏の映像ルームに行き、自身が打席に立った時の映像を確かめています。変化球を放られた場合、打席での印象を映像で確かめ、次打席に活かそうとしています」(米国人ライター) 今年の日本シリーズでDHを務めた亀井、ウィーラーは、主にベンチ裏の素振りエリアでバットを振っていた。「次打席に活かすための工夫」は同じだが、こんな声も聞かれた。「目の準備」だ。 「球場の照明設備は明るいLEDに変わっており、ベンチ内やその裏の素振りエリアに長くいると、グラウンドに出た瞬間、『眩しい』という印象を受けます」(前出・球界関係者) ワールドシリーズ第6戦での松井氏はベンチ最前列に陣取っていた。味方投手に声を掛けるためもあったが、明るいグラウンドに目を合わせていたようだ。 松井氏に近い関係者の話では、古巣を思う気持ちは強いという。しかし同時に、自身が表に出ることで余計な注目を浴び、現役選手に迷惑を掛けたくないとも思っているそうだ。巨人との距離ができてしまったのはそのせいだ。DHで頂点を極めた松井氏に連絡を取れば、惜しみなくその極意を教えてくれるはず。屈辱的大敗からのスタートとなる来年2月、松井氏の「臨時コーチ」をもう一度検討しても良いのでは…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月26日 17時00分
大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発 「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も
25日に行われた日本シリーズ第4戦・ソフトバンク戦に「1-4」で敗れ、今シリーズ4連敗で終戦となった巨人。敗戦から一夜明けた26日、今オフの大補強を狙っていることを複数メディアが報じた。 >>ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす<< 報道で名前が挙がっているのは、FA権を保持するDeNA・梶谷隆幸(Bランク)、井納翔一(Cランク)、ヤクルト・小川泰弘(Bランク)、西武・増田達至(Bランク)、日本ハム・西川遥輝(Aランク)の5名に、助っ人のDeNA・ソトを加えた計6名。ポジションは梶谷、西川の両名が外野手、井納、小川、増田の3名が投手。残るソトは内野手登録だが外野も守れるため、巨人は外野手、投手を今オフの補強ポイントと位置付けているようだ。 巨人は今季終了時点で支配下枠が69名(上限70名)だったが、ドラフト指名選手(7名)、戦力外・引退選手(13名)を差し引きすると現在は63名。FA補強に関し、A・Bランク選手の獲得は原則2名までという条件があるものの、枠を考えればどの選手も獲得に向け支障はないといえる。 大補強策の浮上を受け、ネット上には「日シリであれだけ惨敗したんだから補強するのは当然」、「どの選手も魅力的だけど、先発・リリーフ両方できる井納が一番欲しい」といった賛同の声が寄せられる一方、「外部補強で一気に強くなると思ってるなら短絡的すぎる」、「外から獲っても場当たり的な効果しか望めない、どうせ金使うならソフトバンクみたいに育成に投資した方がいい」と反発も少なくない。 同時に、「獲得を狙うのは自由だが、そもそも今の巨人に来てくれるのか?」、「去年1人も補強できなかったから今年も厳しい気がする」といったコメントも複数見受けられた。 「今シリーズで巨人を負かしたソフトバンクは十数年前から支配下の若手や育成選手を鍛え上げる環境の整備に力を入れており、現在でも三軍の運営費だけで年間約3億円のコストをかけていると言われています。その投資が直近5年で4度、10年では7度の日本一という結果につながっているので、巨人もソフトバンクにならい育成面に資金を注ぐ方を優先させるべきではと考えているファンは多いようです。実際、ネット上には『太田(龍)や横川(凱)みたいな有望株を本腰入れて育てた方がいい』、『今季の松原(聖弥)みたいな選手を安定して輩出する環境作りに励んだ方が長期的にはメリット』と、選手の具体名を挙げたコメントも散見されます。また、巨人は毎オフ積極的にFA補強を敢行する球団としておなじみですが、昨オフは楽天・美馬学(現ロッテ)、ロッテ・鈴木大地(現楽天)の獲得に失敗。一昔前とは違いどの選手からも憧れを持たれるような球団ではなくなってきている上、日シリの惨敗によるイメージダウンも必至なため、今オフも手を挙げたところで入団してくれる選手はいないのではとの見方も根強いようですね」(野球ライター) 今シリーズでソフトバンクに敗れたことで、それまで7年(1974-1980,1982-1988)だった球団史上最長ブランクを更新する8年連続日本一なしとなった巨人。復権に向けては、外部補強以外の部分も求められているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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