ミステリー
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ミステリー 2015年09月02日 15時30分
英国史上最悪のスタジアム火災は保険金目的の放火だったのか?(4)
ちょうど30年前の1985年、イギリスのウェストヨークシャー州ブラッドフォードでヴァレリー・パレードスタジアムがサッカーの試合中に炎上し、逃げ遅れた56名の観客が犠牲となった。イギリス最悪のスタジアム火災となったが、なぜか地元警察は火災発生から数日で「出火原因はタバコの不始末」との結論を公表し、原因究明や犯罪捜査を終結させてしまった。警察によると、オーストラリアから来た子連れの男性が灰皿代わりにしていたプラスチックのコップを客席下に落としてしまい、たまっていたゴミに引火したのが原因とのことであった。 その後、スタジアムは保険金と市の援助などで再建され、本拠地としていたサッカークラブもリーグ戦に出場している。また、クラブオーナーのスタッフォード・ヘジンバザム氏は、老朽化していたスタジアムの改築費用を捻出することなく、財政破綻から逃れたとされる。しかも、作家のマーティン・フレッチャー氏が著書で指摘したように、ヘジンバザム氏はこれまでにも繰り返し不審な失火にみまわれており、サッカークラブのオーナーとなる以前に得ていた保険金の総額は現在の価値で2700万ポンド(日本円で54億円)に相当する額とされる。 とは言え、警察の捜査は早々に終結してしまい、また核心を握るオーストラリア人も姿を見せなかったため、疑惑はスキャンダルへ発展することなくしぼんでいった。さらに、警察で捜査にあたっていた元刑事が、たばこを落としたとされるオーストラリア人との面談内容などを明らかにし、疑惑をナンセンスと一蹴したのである。元刑事によると、オーストラリア人は甥とサッカー観戦しており、火災によるやけどなどで入院したうえ、当人は非常にショックを受けていたと言う。 ところが、テレビ局などの取材チームがオーストラリアでその甥にインタビューしたところ、おじ(たばこを落としたオーストラリア人)は入院していなかったと答えたのである。そして、火災を調査した判事はヘジンバザム氏を強く疑っていたともされるのだ。 現在もなお、イギリスでは論議が続いている。(了)
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ミステリー 2015年09月01日 15時10分
UFO写真のフェイクとリアル、見極める視点とは?
8月30日、日曜日夜の人気番組「世界の果てまでイッテQ!」にてオカルト研究家・作家の山口敏太郎が珍獣ハンターイモトの持ち込んだ未確認飛行物体動画を鑑定した模様が報道された。容易に肯定したりはせず、事実と照らしあわせて総合的に本物のUFOかたまたまそう見えただけかを判断する視点がオカルト研究には必要であることを改めて伝える内容となったのではないかと思われる。 このように、巷にあふれるUFOの写真や動画については典型的なUFOの形をしているからといって、安易にUFOが地球に飛来している証拠だと断定できるとは限らない。 こちらの写真は1945年6月にアメリカで撮影された写真である。写真に映っているのは当時アメリカ海軍に所属していたジャック・レモンド氏。彼の乗る馬のたてがみの辺りに、帽子型でアンテナらしきものが上に飛び出しているのが判る典型的なUFOの姿が映っていることが判る。 この写真はフェイクの痕跡もなく、長らく本物のUFOが撮影された写真であると言われてきたが、実はこれはオリジナルの写真をトリミングしたものなのである。オリジナルの写真を見ると馬のしっぽの辺り、写真の奥に電信柱が立っていることが判る。実は当時、アメリカでは電線から直接吊り下げるタイプの街灯が存在していた。当時の写真技術では明るい空の下では細い電線が飛んでしまって写り込まなかったため、UFOそっくりの形状をした吊り下げ街灯だけが宙に浮かんでいるように見えてしまったのではないだろうか。 しかし、中にはこれとそっくり同じ状況ながら説明がつかない写真も存在する。1932年にイギリスのサットンで撮影された、男性の上空にUFOらしき物体が浮かんでいる写真なのだが、UFOらしき物体はかなり上空に浮かんでいる上に周囲に電信柱や電線など、支えになるような物も存在していない。 果たして、この写真に写り込んだものは本物のUFOだったのだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年08月29日 16時39分
これが本物の幽霊? 「茶色の夫人」写真の謎!
先日、イギリスの超常現象番組が幽霊が出ることで有名なタッドベリー上にて検証番組を撮影していたところ、本当に幽霊のものではないかと思われる謎の人影がカメラに写ってしまい、騒動となった。 タッドベリー城は処刑されたスコットランドの女王メアリー・スチュアートが幽閉されていた場所で、様々な幽霊が出る心霊スポットとして広く知られていた。特に甲冑姿の幽霊「キーパー」が有名だったのだが、正にその幽霊を探しに行こうとしていた調査班の目の前に、不可解な影が現れたのだ。カメラや照明の位置、その時の取材陣の立っていた場所からすると幽霊のような影として映り込む対象もなく、本物の幽霊の姿が撮影されたのでは!? と注目されたのだ。 イギリスではこのように幽霊が出るとされる城や屋敷が古来から多く残っており、何百年もたった現在でも幽霊が目撃される場所も数多い。 有名なものがイギリスのノーフォーク州にあるレインハム・ホールだ。ここには「茶色の夫人」という女性の幽霊が出ると言われている。この幽霊はレインハム・ホールの主人であったチャールズ・タウンゼント氏の第二夫人だった人物ドロシー・ウォルポールだとされている。茶色の夫人、というのは幽霊が来ているドレスが茶色をしている事に由来する。彼女は政略結婚で嫁いできたのだが、浮気を咎められて屋敷の一室に幽閉され、亡くなったと言われている。一説には階段から突き落とされて首の骨を折ったのが死因ともされている。 彼女の幽霊は彼女が亡くなった直後、1700年代から目撃されていたのだが、1936年に決定的な写真が撮影されることとなる。それが、この写真だ。 階段の中程を降りてくるぼんやりとした白い影。これは1936年9月19日に写真家のプロヴァンド氏が撮影、イギリスの雑誌にて公開されたものである。この時彼は助手と一緒にレインハム・ホールを訪れていたのだが、助手が階段の方を見て非常に怯えた様子を見せたため、すかさずカメラを向けたところこのような写真がとれてしまったのだという。後に、この写真は第三者の鑑定を受けたが二重露出やトリックなどの痕跡を発見することはできなかったとされている。 ちなみに、この心霊写真が撮影された階段こそ「茶色の夫人」が突き落とされ、亡くなった場所だとされている。 未だに本物の心霊写真との呼び声が高いこの写真、あなたはどのような印象を受けるだろうか?文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年08月26日 16時00分
英国史上最悪のスタジアム火災は保険金目的の放火だったのか?(3)
イギリスの地方都市、ブラッドフォードで満員のサッカースタジアムが炎上し、老人や子供らを含む56名もの犠牲者を出した。サッチャー首相(当時)もブラッドフォードを訪れて哀悼の意を表するほどの国家的な惨劇だったが、地元警察は火災発生から数日で「出火原因はタバコの不始末」との結論を公表し、原因究明や犯罪捜査を終結させた。 実際、客席下にタバコを落とした男性がいたことと、その男性は火を消そうとしていたものの、やがて客席下にたまっていたゴミへ引火し、燃え広がっていった様子については目撃証言があり、さらに火元の位置とも一致していた。そのため、出火に至る経緯については疑問なしとされたのだ。ところが、肝心の「タバコを吸っていた男性」についてははっきりせず、警察発表の前後に「タバコを落としたのは初老の男性」なる情報が外電で流れた上、地元でも「タバコを落とした男は地元のファンではなく、死傷者にも含まれていないし、火災の後で見かけた人もいない」など、ミステリアスな噂が流れたのである。 しかし、謎はまもなく解けた。火災当時、客席にいた人々へのインタビューがメディアに流れ、火災原因となったタバコは「オーストラリアから来た子連れの男性」が吸っていたとの証言が公開された。結局、特に不審な事実は存在せず、やはり不幸な失火であったとの認識は揺るがなかった。 ただ、問題のオーストラリア人については氏名や顔写真などの個人情報は全く公表されず、そもそも警察がその人物を特定しているのかどうかすら明らかにされなかった。またもうひとつの噂、犠牲者に「最終戦は見に行かない方がいい、スタジアムには行かない方がいい」と忠告した人物がいたという話については、単なる根も葉もない噂として放置されたのである。 しかし、近年になって衝撃的な告発がなされた。火災によって家族を失った作家のマーティン・フレッチャー氏(テレビリポーターとは別人)が、著書で火災は保険金目当ての放火によると指摘し、スタジアムとそこを本拠地としていたサッカークラブのオーナーであるスタッフォード・ヘジンバザム氏が黒幕と断じたのである。その有力な状況証拠として、ヘジンバザム氏がサッカークラブを買収するための資産を形成する過程で何回も失火にみまわれ、その度に保険金を得ていたことを明らかにしている。つまり、スタジアムのオーナーは焼け太りで財を成していたというのだ。(続く)
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ミステリー 2015年08月26日 12時30分
茶色いUFOのなかに謎の宇宙人? コロラド州のUFO
この写真は1929年4月にアメリカのコロラド州にて撮影されたものである。 かなり古い写真なので一部がかすれて消えてしまっている部分もあるが、開けた所に材木が山と積まれているのが判る。その前には何台かの重機や作業している人の姿も見て取れる。だが、その上空に奇妙な物体が飛んでいるのだ。一部傷が付いて判別不可の所もあるが、楕円形でライトらしきものが並んでいることがよく分かる。 この写真については、撮影したエドワード・ プライン氏という人物の娘であるヘティー・プライン氏が詳しい証言を残している。彼女の一家は当時コロラド州ワードに住んでおり、この写真も彼女の父親が仕事の一環で複数の製材所に赴いて撮影したうちの一枚だという。彼女の父がある製材所で撮影していた時、雷のような轟音が響き渡り、玉石のような丸いものが上空を飛んで行くのが見えたという。この写真はその一瞬を見事にとらえた一枚だったのだ。 ちなみに、轟音とともに現れたこの飛行物体を目撃したのは彼女の父だけであったが、当時製材所で働いていた作業員達はみな彼女の父と同じく轟音を耳にし、地面が揺れていたと証言していたという。 さて、同じ1929年7月にオレゴン州にて、茶色いUFOの目撃証言が報告されている。このケースでは透明な窓から中に2人の人間らしき人影が見えた、とも語られている。もしかすると、写真のUFOの下部に見えたライトのような箇所は一列に並んだ窓だったのかもしれない。 もっとも、この7月に目撃されたUFOの事例では、4月の目撃証言にあった轟音などが確認されていないため、全く無関係な別のUFO目撃事件ではないかとする見方もある。 果たして、1929年に目撃されたUFOの正体は何だったのだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年08月22日 17時33分
ロシアの魔獣伝説は本当だった? ハイール湖に現れた謎の怪獣!
広大な国土を持つロシアだが、その国土の4割がツンドラやタイガなど普段は人が住まず、また立ち入ることもあまりない地帯が広がっている。 そのため手つかずの自然が多く残っているからだろうか、ロシア発の未確認生物の情報は多い。有名なところではシベリアの獣人アルマスや今も生きているのではないかと考えられているマンモスなどが挙げられる。このようにロシアの、シベリアに生息しているとみられる未確認生物に関しては実在の可能性がかなり高いと噂されているものが多い。 1964年、ロシア極東の北に位置するヤクート地方(当時はソ連だったが、現在ではサハ共和国にあたる地域)にモスクワ大学の地質学者らが鉱物資源や地質の調査のためにハイール湖を訪れた時のこと。学者らの前に湖の中から巨大な生物が現れ、巨大な足で湖畔に這い上がると近くに生えていた植物を食べ始めたのだという。 初めは懐疑的に思われていたこの目撃証言だったが、目撃者が仲間を連れて再度ハイール湖を訪れたところ、巨大生物は再び彼らの前に姿を現した。 この時は水しぶきを上げながら水上に頭部から背中にかけて姿を現し、巨大な尾も確認できたという。 全長はおよそ15メートル、胴体は黒く、長い首の先に小さめの頭がついていたという。特徴的なのは背中に立った背びれ状の突起である。全体的にみると、恐竜のアパトサウルスなどの雷竜類に似た外見と言える。首から尾の方まで続く特徴的な背びれについては、かつて南米に生息していたアマルガサウルスを彷彿とさせるが、普段は水中で生活しているように思われるため、プレシオサウルスのような首長竜に近い存在かもしれない。 ちなみに、このハイール湖周辺には漁師を飲み込んでしまうというシュカーヴィクという巨大な魔物の伝説が残っていた。 学者を含む多くの人々が目撃した謎の生物という事で、ロシアでは伝説の生物が姿を現したのか? と騒動になり、目撃証言やスケッチを掲載した新聞報道もなされた。 惜しむらくは、これだけ詳細な目撃証言が残っているにも関わらず、現在ではハイール湖の怪獣はほとんど目撃されておらず、続報もないという事である。 もしかすると、今改めて調査すると当時ではわからなかった新たな事実が出てくるのかもしれない!?文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年08月19日 14時00分
英国史上最悪のスタジアム火災は保険金目的の放火だったのか?(2)
英ウェストヨークシャー州の地方都市ブラッドフォードでは、地元サッカーチームの最終戦に大勢のサポーターが押し寄せ、ヴァレリー・パレードスタジアムはお祭り騒ぎだった。長らく低迷していたブラッドフォード・シティAFCは3部リーグ戦を制し、ほぼ半世紀ぶりに昇格を果たしたのである。祝賀ムードの中で前半を終えようとしたその時、メインスタジアムの一角から火の手が上がり、みるみるうちにすべての客席が炎に包まれた。 それはわずか数分の出来事で、逃げ遅れた老人や子供が炎に包まれ、着衣や頭髪に引火して火だるまとなる模様がテレビで生中継されたのである。最終的な犠牲者は56名にものぼり、イギリス最悪のスタジアム火災となってしまった。炎上したスタジアムは全体的に老朽化が進んでいたうえ、客席は木造だったために火のまわりが早く、さらに当日はフーリガン対策として客席の消火器が撤去されていたという不運も重なって、このような大惨事となってしまったのである。 肝心の火元と出火原因だが、客席の下から炎が上がったことは多くの証言が一致しており、テレビ中継からも裏付けられた。問題は出火原因だが、当初はフーリガンが発煙筒を投げ込んだためとか、あるいは子供の火遊びなどの噂が飛び交い、その一部はメディアにも取り上げられた。しかし、火災からわずか4日目の5月15日、地元警察はタバコの不始末が原因と発表し、現場の片付けも終わらない段階で捜査を終結させたのである。 地元警察が出火原因の決め手としたのは、娘と観戦していた男性から寄せられた、次のような証言だった。 近くの席でたばこを吸っていた年配の男性が、吸殻をプラスチック製のカップに入れていた。出火する少し前、彼はそのカップを座席の下に落としてしまった。彼の仲間が焦げ臭いと騒ぎ始め、男性は床下に潜りこんでカップを探し始めた。しかし、既に床下からは火の手が上がっており、あっというまに燃え広がった。 当時、スタジアムの木製客席には隙間が多く、客席下にはゴミなどが頻繁に落下していた。この種の木造観客席ではタバコの不始末によるボヤが多く、日本でも客席下に落ちたタバコによる火災で中日スタヂアムが全焼している。そのため、警察も市民もそれ以上に深く追及することなく、捜査結果を受け入れたのであった。 しかし、それでもなお疑問がないわけではなかった。まず、スタンドの下に堆積していたゴミの量がシーズン中よりもはるかに多かったとの噂が流れ、さらにたばこを落とした年配男性とその仲間を知る人はおらず、犠牲者に含まれていなかったにも関わらず「火災の後で姿を見た人はいない」との噂が流れたのである。(続く)*写真イメージ
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ミステリー 2015年08月18日 15時30分
爬虫類人間は人間と宇宙人のハイブリット生物だった!?
先日、未確認生物に関するあるニュースが全米で話題になった。 「サウスカロライナ州に伝説の未確認生物、リザードマンが再び姿を現した!?」というものだ。 とある日曜日のこと、サウスカロライナ州に住む女性が教会へ向かう途中に、奇妙な人型の生物を目撃。その姿が現地で昔から噂されている未確認生物、リザードマンに酷似していたため、慌てて写真を撮影したのだという。そこには灰色の肌にかぎ爪の生えた手足、長い尻尾に赤く光る目をした伝説のリザードマンの特徴を備えた人型生物の姿が写っていたのである…が、写真に写っていたリザードマンらしき姿はどう見ても着ぐるみにしか思えない露骨な代物である。さすがに現地でもフェイクではないかとする意見が出ているが、この写真を撮影した女性をはじめ「再びリザードマンが人々の前に姿を現したのだ」と信じている人は多いという。 リザードマンはこのサウスカロライナ州にて 1988年に目撃された非常に凶暴な未確認生物だ。ビショップヒル近隣にスケープオレ沼という沼地があるのだが、ある青年が車で帰宅途中に沼から現れた身長2メートル、赤く光る目をした人型の生物の襲撃を受けたのだ。車にはかぎ爪でつけられたものと見られる奇妙な傷が多く残されていたという。 その後もリザードマンは定期的にこの地に姿を現しており、今年の5月にリザードマンらしき姿が目撃され、動画にも撮影されるという事件が起きていたため、現地ではリザードマンの再来として話題になっているのだ。 アメリカにはリザードマン以外にも爬虫類型人間とでもいうべき謎の人型未確認生物が各所で目撃されている。有名なところでは1958年にカリフォルニア州で目撃されたカエル人間、1960年代から目撃が頻発しているルイジアナ州のハニースワンプモンスター等がそうだ。 さらにさかのぼると、古代のシュメール神話には「アヌンナキ」という宇宙人の記述が出てくる。リザードマンをはじめとする爬虫類型人間(レプティリアン)はアヌンナキ人と人間の遺伝子を組み合わせた人工生物の子孫である、と推測するものもいる。 アメリカ各地の沼地で未だに目撃され続けている爬虫類型人間ともいうべき謎の人型未確認生物の目撃情報は、これからも増えていくのかもしれない?写真:古代シュメールの印章に描かれた「アヌンナキ」。中央に人間ではない謎の生物が確認できる。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年08月15日 15時30分
使用注意!? 呪いの「ブードゥー人形」の秘密とは?
これまで山口敏太郎事務所はさまざまな呪いに関するグッズをさまざま紹介してきた。 今回、ご紹介するのは「呪いの人形」のなかでもっとも有名かつ、恐ろしいとされる「ブードゥー人形(ヴードゥー人形)」である。 「呪いたい人物の魂を人形に宿し、人形の胸や腕を針で突き刺すとその人物は苦しみ出す…」というブードゥーの呪い話はオカルトに興味のない人も一度はどこかで小耳に挟んだことがあるかと思う。 ブードゥー人形を使う宗教である「ブードゥー教」とは主に西アフリカをメインにカリブ諸島、アメリカの南部で信仰されている民間宗教であり信者は世界中で約5千万人を超えるという。アフリカが中心であるはずの宗教が遠方であるアメリカまで布教している背景にはアメリカによる奴隷貿易の存在があったためで、一時期アメリカではブードゥー教は「奴隷の宗教」と目され弾圧され続けるという暗い過去があった。 いまや映画の題材をはじめとして世界的に知名度がある「生きた死人」=「ゾンビ」もルーツはブードゥー教にあるとされており、ブードゥー人形もゾンビと同じく非常に忌み嫌われた存在であった。ブードゥー人形の呪いはいわゆる黒魔術の一種で目的が現実の人間に危害を加える呪いのため長らくタブー視されてきた。しかしながら、近年ではブードゥー人形自体の知名度もあがっており近年ではなんと海外で「お土産」として販売している人形もあるという。なかにはピンクやブルーなどカラフルなものから、既存のキャラクターをモデルにした公式グッズも発売されており、そのバリエーションは多岐にわたっており、ゾンビと同じく今や世界的なキャラクターとして愛されている側面もある。 恐ろしい呪いのグッズがみんなから愛されるファンシーグッズへ…これこそが21世紀の「呪い」のトレンドなのかもしれない?写真:お台場「山口敏太郎の妖怪博物館」に所蔵してある「ブードゥー人形」(海外のお土産品)文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2015年08月12日 14時00分
英国史上最悪のスタジアム火災は保険金目的の放火だったのか?(1)
いまからちょうど30年前の1985年、英ウェストヨークシャー州ブラッドフォードの地元サッカーチーム「ブラッドフォード・シティ」は3部リーグで優勝して翌シーズンの2部昇格も決定し、表彰式などの優勝イベントが行われるリンカーン・シティとの最終戦には、大勢のサポーターが詰めかけていた。お祭り気分の試合前セレモニーを終え、両チーム無得点のまま前半終了を迎えつつあったその時、メインスタジアムの一角に火の手が上がった。 現在の日本では考えられないことかもしれないが、その段階ではぼや程度だったこともあって一斉避難は始まらず、試合もテレビ中継も続行されていた。ところが、わずか数分で炎は客席の屋根に達し、みるみるうちにメインスタンドの屋根全体へ燃え広がっていったのである。炎上したヴァレリー・パレードスタジアムは、当時すでに築76年と老朽化が進んでいた上にスタンドも木製だったため、試合後は改修工事が予定されていた。その矢先に火災が発生したのである。 スタジアムの屋根はゆるやかな切妻型で、せり上がった客席の最後部と接続するような構造だったため、炎の熱気がそこへ滞留していった。おまけに木造屋根に塗布されていたコールタール状の防水防腐剤が熱気で蒸発し、可燃性のガスとなってスタンド内にこもっていった。立ち込めた可燃ガスがスタンド内で連続的に発火し、ごく短時間で客席すべてが炎に包まれた。 火の手が大きくなると、若いサポーターは「なれたしぐさで」仕切りを乗り越え、素早くピッチ上へ避難したが、客席には多くの老人や子供、女性がとり残されていた。巨大なかまどと化したスタンドでは、高温の熱風が彼らの衣服や頭髪に引火して阿鼻叫喚の火炎地獄が出現したのである。その模様はテレビで生中継され、全英を震撼させた。 火災の死者は56名に達し、現在でもなお英国史上最悪のスタジアム火災となっている。また、優勝セレモニーが行われたこともあり、犠牲者にはクラブ元会長や選手の知人などが多数含まれ、中には一家全滅やそれに近い悲劇に見舞われた家庭もあったという。そして、ブラッドフォード全体が悲しみに包まれた時、ある噂が流れた。 得体のしれない人物が、犠牲者に「最終戦は見に行かない方がいい、スタジアムには行かない方がいい」と忠告していたとの噂が…。(続く)
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