ミステリー
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ミステリー 2015年12月26日 15時41分
噂は本当だった!? 奇跡の「妖精写真」の真実とは?
先日12月25日はクリスマス。キリスト教の聖人イエス・キリストの誕生を祝う聖誕祭ということもあり、敬虔なクリスチャンの多い欧米では団欒を楽しみつつ厳かに過ごすのが大半だという。そこで今回は前回に引き続き今回は不思議だが神々しくも思える写真を紹介したい。 前回は空に浮かぶ巨人のように大きな法衣の人影、海外で「空に浮かぶ大天使」とされる写真を紹介した。今回の写真は暗い室内に溢れる白い光が人影をとっており、しかも大きな翼を広げた天使の姿に酷似したシルエットとなっているのだ。 こちらの写真は通称Doidgeの天使と呼ばれており、1952年に撮影されたものとされている。 1950年代、欧米では第一次世界大戦の生存者を中心に「戦場で天使を目撃した」という証言や戦場からの手紙が相次いで公開され注目を集めていた。特に有名だったのは1914年に起きたという「モンスの天使」事件だ。第一次世界大戦中、ドイツ軍の猛攻を受けたイギリス・フランス連合軍の前に不思議な光が空から差し込み、光に包まれた天使たちが現れて助けてくれたというものだ。 この写真を撮影した人物、ウィリアム・ドイジ氏は友人から天使に関するある噂を聞きつけ、現場に出向いて撮影に成功したのだと言う。 かつてイギリスのグロスターシャー州にある湖で橋が崩落、訓練していた兵士たち20人が巻き込まれて死亡するという痛ましい事故が起きた。その後、事故の起きた演習場のあるウッドチェスター・マンションには夜になると天使が現れるようになったという…。 そして現場に出向いたドイジ氏は出現した天使を写真に収めることに成功したのだという。 この写真は2000年にイギリスの超常現象研究家ダニー・サリバン氏がイギリスのジャンクショップで発見したことで再び世に出ることとなった。 当初は写真にトリックの痕跡が見当たらず、本当に天使の姿を捉えた写真とされていたが、近年になってこの写真を元に映像作品のプロモーションや現地の観光促進に使われていたことが判明しており、現在では疑問視する見方も出てきている写真でもある。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年12月23日 14時36分
ハリファックスの切りつけ屋は実在したのか?(4)
第二次世界大戦前の1938年11月、カナダのハリファックスで若い女性のふたりづれが暗がりで鋭利な刃物を持つ男に襲撃され、命からがら逃げ出すという事件が起きた。その数日後、別の若い女性が同じように襲われ、九死に一生を得た。新聞は「ハリファックスの切りつけ屋」と名づけて恐怖を煽り、人々は姿なき襲撃者におびえ、警察の対応は後手後手に回った。やがて住民は自警団を結成して夜間の巡回を始めたが、襲撃犯と誤認された男性や少年が自警団や酔っぱらいから暴行を受けるといった二次被害も発生し、当時のハリファックスは集団パニックを引き起こしたかのような有様だったとされる。 そのため、地元警察はイギリスのロンドン警視庁へ応援を依頼し、犯罪捜査の経験を積んだ警部らを招聘した。警部らが到着したその日も襲撃事件が発生し、さっそく捜査に着手するとともに、これまでと同様に辛くも逃げ延びた被害者から詳しい事情を聞いた。その結果、驚くべき背景が明らかとなり、事件は急転直下の解決をみたのである。 まず29日夜に発生したふたつの襲撃事件においては、被害者とされた女性がふたりとも自作自演の狂言であることを自白した。さらに、当夜に再び襲撃を受けたと主張していた女性は、別の襲撃事件についても狂言を自白し、それから翌日までには被害者の半数以上が自作自演を告白したのである。 事件解決を受けた地元紙は「ハリファックスの恐怖は終わった」とトップに掲げ、さらに「半ば狂気の野生の眼をした男が夜な夜なうろつき、無力な女性を襲っていたという説は粉砕された」と、他人事のように報じた。 結局、襲撃を受けたとされる女性のうち5名が逮捕され、その4名に有罪判決が下った。しかし、襲撃狂言を自作自演するに至った動機や、それぞれの女性たちが共謀していたのか、あるいは単なる模倣犯にすぎないのかなどといった、事件の詳細についてはいまだに明らかとなっていない。また、当時の時代背景もあってか、狂言を演じた女性たちの精神状態については、医学的な検査も行われなかったようだ。 なによりも謎めいているのは、なぜ突発的に狂言自傷事件が発生し、数日の間に広まって模倣犯あるいは共謀犯を生み出し、数万人が暮らす都市をパニックへ陥れたのか、その要因が全くわからないということだ。 まさに、現代社会のミステリーといえよう。(了)
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ミステリー 2015年12月22日 15時30分
UFOが襲来して軍事基地を襲う!
SFの作品でよく見るシチュエーションであるが、現実には逆の噂(軍が宇宙人と秘密裏に交渉しているとかUFOの技術や情報を隠しているなどの噂)が流れることはあるものの、軍事基地が襲撃されたという話はあまりない。 だが、かつて軍事要塞がUFOに襲撃され、兵士たちが謎の光線を浴びせられる!? という事件が起きた。 1957年11月4日、ブラジルのサンパウロ近郊にある軍事施設、イタイプ要塞にて警備にあたっていた兵士二人が水平線上に謎の光点を発見。光点はぐんぐん近づいてきたかと思うと、要塞上空にとどまり砲塔の上50mほどにまで急降下してきた。 UFOはオレンジ色の光を放つ円形をしていたという。やがてUFOから機械音がしたかと思うと、兵士二人は全身に熱波を感じ1人は気絶、もう一人は要塞の砲塔の影に隠れて熱から逃れたという。二人の悲鳴を聞きつけ、要塞は警備体制に入ろうとしたが要塞全体が急な停電に襲われて様々な機械が動かせなくなった。そして要塞内にも熱波が入りこみアラームが鳴り出すなど、異様な事態が次々に起こった。 やがて機械音が止み、電気が復旧したため兵士たちが要塞の外に出ると、空にオレンジ色に光るUFOが飛び去っていく所が見えたという。 ブラジル軍はこの事件を重く見て調査を開始した。UFOが飛び去ってすぐに軍が哨戒飛行を行ったが何も発見できず、また外でUFOにあった兵士二人は全身に、やけどを負っていたことが判明した。また、要塞でUFOが目撃される前にも謎の飛行物体を目撃したという報告があったという。 この事件は要塞がUFOに攻撃されるという非常に重要な事件でありながら、詳細が明らかになっていない事件でもある。1959年に雑誌にて紹介されて注目を集めた事件なのだが、全身に火傷を負った兵士や目撃した兵士らの名前が判明しない、後に兵士らから「自分も見た」とする証言が出てこないのだ。 舞台が軍事基地であり、外部の者が情報を得にくい機関であることも関係しているかもしれないが、事件に関する情報のばらつき等から今もって謎の多いUFO事件とされているのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年12月19日 15時32分
謎の「大天使」空に現れる!?
まずは記事に添えられた写真を見てほしい。 写真には家や町並み、手前に道が写っているのだが、問題はその上空である。町の上に広がる曇天に奇妙な白い人影が浮かんでいるのが解るだろうか。 両手を前に差し出し、少し腰を曲げて前かがみの姿勢をとっているように見えるが、問題はその大きさである。町の上に浮かんでいるのだが、下の家と比べると人影のサイズが異様に大きいことが解る。 日本では海外の心霊写真として紹介されることがあるこの写真だが、海外では「空に戻る大天使(Seraphim Angel in Sky)」と紹介されていることが多い。確かに亡くなった人の姿が写った心霊写真とは一線を画す趣きの写真であるし、空に浮かぶ人影も白いローブかコートのようなものを着ているように見える。ローマ法王の格好に似ているとも言えるので、敬虔なキリスト教徒の多い欧米の人々には天使のように見えるのだろう。 この写真は1916年にカンザスで撮影されたもの、という以外に詳細は伝わっていない。竜巻などの天体現象を撮影したものがたまたま人の姿に見える形で写ったものではないかとする説もあるが、当時大規模な気象現象は観測されておらず、また当時の技術でこのような写真が撮影可能かという点には疑問が残る。 正体不明の「天使の写真」、あなたには何に見えるだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年12月16日 17時00分
ハリファックスの切りつけ屋は実在したのか?(3)
カナダのハリファックスでは1938年11月16日から27日にかけて若い女性などが次々と襲撃され、犠牲者こそ出なかったものの地域社会を不安に陥れた。幸いにも被害者の傷はいずれも浅かったが、地元紙は正体不明の襲撃者を「ハリファックスの切りつけ屋」と称して逮捕に懸賞金をかけたほか、警察の捜査が進まないことに業を煮やした住民が自警団を結成し、夜間のパトロールを開始するなど、騒ぎは急速に広がっていった。 また、騒ぎの中で襲撃犯と誤認された男性や少年が自警団や酔っぱらいから暴行を受けるといった二次被害も発生し、当時のハリファックスは集団パニックを引き起こしたかのような有様だったとされる。 そして29日にもふたつの襲撃が連続発生し、事件は決定的な局面を迎えたのである。 まず、最初の事件は21日に襲撃され、辛くも逃げ延びた女性が再び襲撃を受けたというもので、前回と同様に今回も軽傷を受けつつ脱出に成功していた。その数時間後には別の女性が襲撃を受けているが、同様に軽傷を受けつつ逃げ延びている。 これまで、地元警察は初動捜査にことごとく失敗しており、ただパトロールを強化するばかりだった。ハリファックスはカナダ有数の貿易港で、当時の人口は数万人に達していたが、警察力の整備は無線付きパトカーの導入といった治安対策に力点が置かれており、犯罪捜査については組織、人員ともに立ち遅れていた。そのため、やむなくイギリスのロンドン警視庁へ応援を依頼し、犯罪捜査の経験を積んだ警部らを招聘したのである。 カナダは1931年のウェストミンスター憲章によって外交権を得るまでは英国の海外自治領であり、法的には住民も英国民という扱いだった。そのため、それまでは犯罪捜査においても本国依存が強く、さらに凶悪犯罪の発生件数も限られていたことから、捜査体制が整っていなかったようだ。 いずれにせよ、地元警察は初動捜査どころか犯行現場の保存すらままならないような有様で、被害者からの事情聴取も形ばかりのものだったようだ。もちろん、犯人像など全く絞り込めておらず、容疑者に繋がる物的証拠も発見していなかった。 しかし、ロンドン警視庁の腕利きたちは全く違っていた。 おりしも連続襲撃が発生していた29日の夜にハリファックス入りした警部たちは、文字通り一夜にして謎を解き明かし、事件を解決してしまったのである。(続く)
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ミステリー 2015年12月15日 17時00分
「大統領が認めた本物のUFO写真」の正体とは?
UFOの写真や動画が撮影され、世間的に注目されることはよくあることだが、これが国内問題や国際問題まで発展する事は少ない。撮影されたUFOがトリックの産物である可能性も存在するし、そのUFOが「本当に地球外から来たもの」か正確に判別する情報や手段は現状では存在しないからだ。だが、中には公に「本物かもしれない」とする発言が出てしまったケースも存在する。 1958年1月16日、ブラジルのトリンダデ島にて測量調査を行っていたアルミランテ・サルダーニャ号に乗船していたアミラル・ヴィリエラ・フィルホ元空軍大尉らが、島の上空に空飛ぶ円盤らしき物体が飛行しているのを目撃、水中写真の専門家であるアルミロ・パウラナを呼び寄せて数枚の写真撮影に成功した。この写真は一時間ほど後に即席の暗室で現像され、目撃者らも先ほど見たUFOがたしかに写っていることを確認。後にトリンダデ島海洋調査基地のカルロス・アルベルト・バセラール中佐の元へ分析のためにフィルムは引き渡され、同年2月にブラジルの新聞等で報道、国内外の注目を集めた。当時のUPI通信社の記事によれば「ブラジル海軍が写真を分析中だが、オリヴェイラ大統領は写真が本物であると考えている」となっている。 この写真は前述の報道を元に、現在でも「一国の大統領が認めた本物のUFO写真」として紹介される事がある。 だが、この写真はブラジル海軍に引き渡されるまで、暫く撮影者であるパウラナ氏の元にあったこと、またUFO本体が不鮮明なこと(後に書籍等で紹介される時はUFOが見やすいように修正を加えられていることが多い)等から、早々に研究家の間では大きな鳥を撮影したものに手を加えたフェイク写真ではないか、とする疑問の目が向けられていた。 また測量調査船には300人近い乗組員がいたにもかかわらず、UFOを目撃したと証言したのは数人程度しかいなかった。そして、UFOのフィルムを分析していたブラジル海軍からも、当初から懐疑的な声が上がっていたのである。 これらの点からこの事件は、はじめはいたずら程度で作成されたUFO写真が報道や世間の反応によって本物認定されてしまった事件であると見た方がいいかもしれない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年12月12日 16時26分
マレーシアに現れた謎の獣人の正体は!? 高い知能を所持していることが判明!?
未確認生物の目撃証言というと、普段そこに生息している生物とは一風変わった、ないしは似ても似つかない生物を偶然目にしてしまったというものが多い。大抵の場合は一瞬だけ姿を現したのを偶然目撃したりで、間近でじっくり観察するようなケースや未確認生物の方から近づいてくるケースは少ない。だが、中には間近で目撃したり偶然写真などに収められたり、時には未確認生物に襲われた!というようなショッキングなものも存在する。 1953年12月25日 のこと。マレーシアはペラク州南部のゴム園にて、農作業中だった16歳の少女が後ろから不意に何者かに肩を掴まれた。振り向いた彼女が目撃したものは農園で働く仲間ではなく、口から大きな牙を生やした3人の獣人の姿だった。獣人は笑うような表情で彼女に向かって「ガアガア」と鳴き声を上げてきたため、彼女は悲鳴を上げてその場から逃げ出したという。 彼女の証言によれば、この獣人は身長180センチ程度。腕と腰が毛深く、長い頭髪があり、眉や口髭も備えていたという。毛に覆われていない露出した肌の部分は異様に白かった。また、木の皮で作った腰巻きらしいものを身につけ、人間には理解できないが言語らしきものを発していたそうだ。服や言語らしき鳴き声を発しているところから、未確認生物のなかでもかなり知能の高い部類になるのではないかと思われる。 後に、ゴム農園から通報を受けて現場に出動したマレー市民軍もこの三人の獣人を確認している。しかし、獣人たちは川に飛び込んで対岸のジャングルの方へ去っていってしまったという。 この牙を備えた謎の獣人は1920年代から時折目撃されていたのだが、1957年に再び同じゴム農園にて目撃されたのを最後に証言は途絶えている。 果たしてこの獣人の正体は何だったのか。我々とはまた違う進化を遂げた亜人種だったのか?彼らはまだマレーシアの密林の中にいるのだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年12月09日 15時00分
ハリファックスの切りつけ屋は実在したのか?(2)
いまから77年前の1938年11月、カナダのハリファックスで若い女性が次々と襲撃され、パニックにおちいった住民が地域社会に大きな混乱を招いた。ハリファックスの人々は姿なき襲撃者におびえ、警察の対応は後手後手に回った。そして、業を煮やした住民は自警団を結成し、夜間の地域巡回を始めるに至ったのである。 しかし、その自警団が新たな混乱の火種となってしまう。 まず、若い女性のふたりづれが暗がりで鋭利な刃物を持つ男に襲撃されたものの、軽いけがを負っただけで逃げ出すという事件が発生した。当時のハリファックスは数万の人口を抱える港町だったが、路上襲撃事件は少なかったようで、地域社会に極めて大きな衝撃を与えた。加えて、それからの数日間で第二、第三の襲撃事件が発生し、被害者の傷はいずれも軽かったのだが、地元の新聞が犯人逮捕に懸賞金をかけるほどの騒ぎとなっていった。 しかも、新聞が懸賞金をかけた翌日の11月25日金曜には、それをあざ笑うかのようにふたつの事件が発生し、パニックは事件と無関係の人間まで巻き込んでしまう。 ひとつ目の事件はパブから店に帰った雑貨屋の店主が「見知らぬ男から襲撃を受けた」と、軽い切り傷を見せつつ騒いだのだが、翌日には自作自演が露見したというものだった(そのため、資料によっては襲撃事件に含まない)。しかし、もうひとつの事件は単なる狂言騒ぎに収まらない、深刻な事態を招いてしまう。 雑貨屋店主の襲撃狂言と相前後して、顔や腕を血まみれにした若い女性が助けを求めて民家へ駆け込んだ。集まった人々に対し、女性は買い物に出たところを何者かに襲撃されたと告げ、自警団は犯人の姿を追った。ところが、騒ぎの中で群衆がひとりの男を襲撃犯と誤認し、暴行を加え始めたのである。男は自警団のメンバーで、駆けつけた警察が身柄を確保して命を取り留めたが、それまでに襲撃されたどの被害者よりも深い傷を負っていたとされる。 週末の27日にはさらに別の女性が襲われて軽い傷を負い、また酔っぱらいから犯人扱いされた無関係な少年が暴行を受けるなど、パニックの連鎖はとどまるところを知らなかった。しかし、月末から翌月にかけて、事件は急展開をみせるのである。(続く)
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ミステリー 2015年12月08日 15時00分
「空飛ぶ円盤騒動」でアメリカ空軍緊急出動! その結末とは…
まずは記事の写真を見て欲しい。 古いモノクロの写真であるが、晴れ渡った空のもとに緑豊かな山の光景が広がっている。しかし、その空にひときわ目立つ物体が浮かんでいるのが解るだろうか。 二段構造で下部がスカートのように広がっている、いわゆるアダムスキー型のUFOと思しき物体が山の上を飛行しているのだ! この写真は1951年11月23日、カリフォルニア州リバーサイドにてある男性が撮影したものである。撮影者の男性は二人の友人とともに山の稜線上を高速で飛行する『空飛ぶ円盤』を目撃。カメラの準備をして戻ってきてみたところ、まだ山の上を飛行中であったために撮影することが出来たと証言している。 この写真は本物の写真として公開されるやいなや世間の注目を集め、1952年3月24日にアメリカ空軍が調査に乗り出すまでになった。しかし、軍が撮影者にインタビューしてみると、撮影者は「あの写真は友人らと共に冗談で作成したもの」と告白したのである! 実は1951年はUFO目撃の歴史の中でも、有名な事件が数多く起きている。1月20日にアイオワ州スーシティ上空を飛行中だった旅客機がUFOを目撃したのを皮切りに、アメリカ空軍中佐がフォートマンモス上空で飛行物体を目撃しレーダーでも捉えた事例や、8月25日から約三週間にわたって多くの人がUFOの編隊を目撃したラボック・ライト事件などだ。 撮影者たちもこれらのUFO事件にヒントを得て、冗談でUFO写真を作成してみたのだが、様々な報道機関で取り上げられているうちに、自分たちが想像していた以上に大事になっていってしまったのだそうだ。 あまりにも大きく取り上げられ過ぎてしまったせいか、現在でも一部では「本物のUFO写真」とするキャプションが付けられていることもある。 このように、UFOに対して「偽物かもしれないけれど、本物が存在して欲しい」と思う人の気持ちが、UFO事件を作りあげるのかもしれない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2015年12月05日 15時48分
椅子に座っている人物の正体は? 1891年に撮影された心霊写真
普通の光景に、人のようで人でない、おぼろげな姿が写り込んでしまう「心霊写真」。 風景や人物をそのまま写しとることのできるカメラという機器が発明されてから、わりと早くこの奇妙な写真は撮影されるようになった。当然ながらフェイクも多かったが、撮影状況などを振り返ると本当に幽霊が写ってしまったのでは?と思われるものが多数存在するのも事実だ。 今回紹介する写真は1891年にイギリスの図書館で撮影されたものだ。 光が差し込む部屋に置かれた一脚の上等な椅子に、うっすらと座っているような人影が被るように写っているのが判るだろうか? よく見ると白髪に豊かなひげをたくわえ、肘掛けに腕をおいている様子が見て取れる。 この人物は、写真が撮影された図書館を創立した人物、イギリス騎兵司令官であるコンバーメア(Combermere)卿ではないかとされている。彼はこの写真が撮影される前に馬車の事故で亡くなったという。 さて、この写真が公開された時、当然ながら二重露光などのトリックを疑う声も出た。卿が亡くなった後も多くの使用人が撮影現場となった屋敷で働いていたため、使用人が卿の服を着た状態で、カメラの露光中に椅子に座って心霊写真によく似たものを作り上げたのではないか、という説が唱えられたりもしたのだ。 しかし、当時の使用人で卿に扮することが出来るほど似た人物がおらず、似せることも難しいという反論が出てきている。 また、「この人物は本当に亡くなったコンバーメア卿の幽霊なのだろうか?」という疑問の声も出てきている。 卿の葬儀には多くの人が出席したのだが、この写真を見た人々から「生前、卿がこの幽霊と同じスーツを着用していたところを見たことがない」「亡くなった卿とあまり似ていない気がする」との証言が出てきているのだ。 果たして、この椅子に座っていた人物は誰だったのだろうか? 120年以上昔に撮影された心霊写真の真相は、未だに解明されていない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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