ミステリー
-
ミステリー 2016年01月26日 15時30分
まるでB級映画の世界!? 毒ガスを吐く「宇宙人ロボット」が現れた!?
現在では宇宙人といえばリトルグレイタイプ『小柄で頭が大きく大きなアーモンド形の目をしている』を思い浮かべる人が多いかもしれないが、昔はタコに似た姿の火星人(有名な「宇宙戦争」の挿絵から)、もう少し時代が下ると宇宙服のようなスーツを着たヒューマノイドタイプと、共に行動する人型ロボットなど「人間ではない」ものを連れているパターンがあった。 1964年、アメリカはカリフォルニア州シスコ・グローブにてドナルド・スマイルズという青年が友人らとともにキャンプに行った。しかし、彼は山中を散策中に道に迷ってしまい、友人らに気づいてもらおうと少し開けたところで火を起こして待つことにした。 数時間後、空が急に明るくなったため彼は友人らが来てくれたのかと思ったのだが、やがてそれは今まで見たこともない明るさの光体だということに気がついた。その光体は峰の向こうに降りて行くと、やがて前方の木陰から黒い何かが動き、こちらへ向かってくるのが見えた。彼は熊ではないかと考え、すぐ後ろの木に登ったのだが、姿を表したのは奇妙な格好をした二人組の小柄な人間だった。身長は120センチ程度、潜水服のような全身にフィットする服を着ていたという。そして、彼らの側には150センチほどのオレンジ色に光り輝く目をしたロボットが同行していたのである。なお、このロボットは宙に浮くようにして移動していたそうだ。 樹上のスマイルズ氏に気づいた彼らは木に近づいてきた。スマイルズ氏曰く、自分を捕獲しようとする意志が感じられたそうだが、彼らは木に登ることが出来ないようで木を揺すったりしているだけだった。宙に浮いていたロボットはそのまま高度を上げてきたが、枝に邪魔されて近づくことは出来なかったという。スマイルズ氏は木のほぼてっぺんまで登り、手近な燃えるものに火を点けて彼らに投げつけるなどして抵抗を試みた。お陰で宇宙人らは木から離れていったが、ロボットは逃げようとしない。そこで彼は狩猟用に持参していた弓をロボットに向けて射掛けた所、なんとロボットは口から黄色い異臭を放つガスのようなものを吹き出した。そして、いつの間にそこに居たのかもう一体のロボットとともに大きな爆発を起こし、辺り一面にガスが巻かれ、彼は気を失ってしまったという。 スマイルズ氏が気がついたのは翌朝だった。彼はほうほうの体でその場を離れ、捜索に来た友人らと合流することに成功し下山したという。後に現場に戻ってみると、彼が投げつけたもの等が現場に散乱していた。そして、彼がロボットに射掛けた弓の先には謎の金属片が残っていたのである。なお、これらの証拠は調査のために訪れた軍の手元に渡ったそうだが、調査結果などは明らかにされていない。 ところどころ荒唐無稽であったりつじつまの合わないことも多いため、創作ではないかともされている事件だが、現場に残された数々の物証などから完全な創作とも断定できない事件となっている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎タートルカンパニー
-
ミステリー 2016年01月23日 16時16分
閲覧注意! あまりにも恐ろしい宇宙人の焼死体! 正体は意外な生物か
あなたは「宇宙人解剖フィルム」をご存知だろうか? UFO墜落事件として有名なロズウェル事件にて発見された宇宙人の死体を解剖している映像−−−という触れ込みで公開された白黒の動画は日本でも特番が組まれるなどして非常に世間の注目を集めた。 この動画しかり、「宇宙人の死体が発見された!」とする画像は今でも写真や動画を問わず世界中から報告されている。 今回紹介するものもその一つなのだが、見た目のグロテスクさは他の宇宙人死体画像の追随を許さないだろう。 白黒印刷であるが、皮膚が黒く焼け焦げ激しく損傷している様子がよくわかる。それよりも特徴的なのは、この宇宙人の「顔」だろう。近年報告される宇宙人は銀や灰色の肌に大きく黒い釣り上がったアーモンド形の眼という「リトルグレイ」が殆どだが、この宇宙人は今まで報告されたどの宇宙人とも違った顔つきをしている。顔の側面についた大きな目はあらぬ方向を向き、くちばしのある小さな口。口の中には小さな舌があることも確認できる。頭頂部は尖っており、全体的には扁平で鼻などは確認できない。 この宇宙人の焼死体は、1967年2月26日に旧ソ連にて発見されたものだ。発見したのは農夫のワシリー・ディビチェフ氏。彼が早朝に車を走らせていたところ、円盤状の物体が空を猛スピードで横切っていくのを目撃。円盤は彼の見ている前でそのまま地面に激突して爆発してしまった。 彼が近づいてみたところ、燃える円盤の近くにこの奇妙な生物がいるのが判ったため、彼は当局に通報したという。 ちなみに、宇宙人は人間と体つきは似ていたが成人男性よりも痩せており、小柄だったという。 当局はこの事件を捜査していたようだが、この写真一枚が残るのみで詳細や真実は明らかになっていない。…と、されているが、実はこの宇宙人の焼死体写真については、エピソードも含めてまったくの創作であるという説が強い。 そもそもこの宇宙人の顔を見て、何かに似ていることに気がつかないだろうか? 真正面から見ると顔が扁平で両脇に目がついた…そう、魚である。 この宇宙人の焼死体とされる写真は、普通の魚を捕ってきて炙った後に、ヒレなどが写りこまないよう上手く撮影したものではないかとみられているのだ。魚にくちばしがあるのか? という疑問があるかもしれないが、例えばマンボウはこのように見えるおちょぼ口をしているし、沖縄などの暖かい海に生息するアオブダイは出っ張った額に大きなくちばしを持っている。 宇宙人の死体とする画像や動画は、そのグロテスクさのインパクトから人を驚かせるが、よくよく注視してみると案外その正体が判るものだったりするのだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
-
ミステリー 2016年01月20日 18時00分
創作実話を紡ぐ人々(3)
客観的な事実を土台としつつも創作を織り交ぜ「あたかも事実であるかのように装って語られるフィクション」が、いわゆる創作実話である。かつて、創作実話は週刊誌や夕刊紙のコラムに欠かせない、いわば定番ネタとして流通していた。往々にして、単なる埋草として紙面の片隅に追いやられつつも、文字通り虚実織り交ぜた物語の面白さは、少なからぬ読者の支持を獲得していたのである。 創作実話の面白さはネット媒体においても十分に通用したが、紙媒体における創作実話よりもはるかに創作であることを隠す、つまり実話としての正当性を主張するようになった。それは、読者に「本当の出来事」と思わせることが創作実話の面白さを支えているという認識が深まったためで、それにともない紙媒体の時代には見受けられた「あからさまに事実とはことなる要素を折り込み、それとなく創作であることを示す」といったネタバレ要素は、徐々に減っていく傾向にある。 これは、新作の創作実話のみならず、過去に流布した、あるいは海外の創作実話を紹介する際にも見受けられ、ネタバレ要素を削ったり翻案することが少なくない。 ゲーム「艦これ」の流行に乗じて掘り起こされた「悲運の軍艦シャルンホルスト」という創作実話も、同様にネタバレ要素を削った改変版が流布されている。もともとは、オカルトミステリー作家のフランク・エドワーズが著書で紹介した創作実話だったが、最初に日本語へ翻訳された段階では改変されていない。改変されているのは最近になってネットで紹介されているバージョンで、シャルンホルストが参加していない作戦のエピソードが削除されているほか、進水式前に船台から滑り落ちたという怪事件が「名付け親になるはずだった美少女の自殺」へと改変されている。 これは、シャルンホルストの進水式や行動記録は資料が多く残されており、ネットの検索で簡単にネタバレするため、よりバレにくいエピソードを再創作したと考えられる。とはいえ、軍艦の名付け親を美少女と設定するところなど、おそらくネットウケをねらったであろう改変者の意図が透けて見え、大変に興味深い。 ちなみに、シャルンホルストの名付け親は第一次世界大戦で戦没した巡洋艦シャルンホルストの艦長未亡人であり、もちろん自殺などしていない。 とはいえ、読者の願望をいかにうまく取り込むかが創作実話の妙であり、その点で改変者はかなりうまいところをついていたと言えるだろう。(続く)
-
-
ミステリー 2016年01月19日 14時01分
撮影成功!? 都市伝説の男「青い男」=ブルーマンは実在した!?
作家でもありオカルト研究家でもある山口敏太郎は、妖怪やUFO、陰謀論など様々なオカルト・ミステリー関連に関して詳しくなれる講座「漢塾」を開催している。ここでしか聞くことのできない業界のウラ話などもあり、ウェブ配信時では「ピー」音が被さってわからない部分も聞くことが出来るなど、実に人気の講座となっている。 先日の1月17日にもこの講座が行われる事となったため、事前に山口敏太郎が告知として動画を撮影、公式チャンネルにアップしたのだが…その動画の中に一瞬だけ、奇妙なものが写り込んでいる!? と視聴者の人が気づき、注目を集めている。 問題の映像は、前述の動画の1:33〜34の間に一瞬だけ現れる。講座について紹介する山口敏太郎の向かって右側に真っ青な人の顔のようなものが一瞬バッと映り込んで消えるのだ。しかも、映る一瞬だけ映像がわずかに乱れるのである。 果たして、この青い何かの正体は何なのだろうか?山口敏太郎は、この青い顔の主を最近目撃証言が増え騒がれている都市伝説の男「青い男(ブルーマン)」ではないかと見ている。 今までにも全身が光り輝いている「フラッシュマン」や、カメラでしか姿を捉えることの出来ない影のような「シャドーマン」など、様々な人型の異形を紹介してきたが、ブルーマンもその一種だという。いずこからとも無く姿を表す全身青色の存在であり、ある人物は台所から急に現れ、リビングまで歩いてきて忽然と消える様子を目撃したという。初めは幽霊かと思ったそうだが、全身が青色だったためまた別の存在ではないかと思ったそうだ。 この動画に映ってしまったものもやはりブルーマンなのだろうか? 同じようなものを目撃した、自分の動画や写真にも映り込んだという方は、ぜひ山口敏太郎事務所までご一報を! 【参考動画】2016年1月17日 山口敏太郎のオカルト漢塾に、 テレビ朝日『ビートたけしの超常現象Xファイル』 高橋元プロデューサーが真相暴露 https://www.youtube.com/watch?v=Oby5BVzL72Q
-
ミステリー 2016年01月16日 15時50分
怖い話にはご用心!? 写真に現れた霊の正体は!?
古来より、怪を語れば怪に至るという。現代の日本でも伝わっている百物語やこっくりさんなど、「行ったら霊が出る、怪異が起きる」とされているものは多い。 それは海外でも同じで、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスやアメリカでは交霊会や降霊術というものが流行した。それは学問的や宗教的なものと言うよりもオカルト的側面が強く、社会に対して不安を抱いていた人々が親しい人の死や自分自身の未来に対する不安を和らげるべく、内々で集まって自己解決を試みたのである。なので、霊とつくがそこまでおどろおどろしいものではなく、現代の人々が皆で怪談を語り合うような集まりを、もう少し神妙かつ真面目に行うようなものだったと見ていいだろう。 そして、この交霊会も霊のことを語り合う場であるためか、往々にして怪異が起き霊が姿を現すことも少なくなかったという。 記事の写真を見て欲しい。こちらはイギリスの交霊会の模様を撮影した写真である。人々が囲んでいるテーブルに白い煙のようなものがまとわりつき、そこから自分も輪に入れて欲しいとでも言いたげに白い手が伸びているのである。 以前紹介した、家具屋のテーブルに手が写り込んだ写真とよく似ている。この手の主もやはり交霊会で呼び出されてしまった幽霊なのだろうか? …と、言いたいところだが、実はこの写真はある人物の手によるフェイク画像である。 写真を作成した人物はウィリアム・ホープ氏、心霊写真家として当時イギリスで有名になった人物である。彼は写真を趣味にしていたのだが、ある時友人の写真を撮影した所、幽霊のようなものが写り込んだような写真を撮ってしまう。やがて写真の乾板にある細工を施すことで幽霊のように見える写真が「作れる」事に気づいた彼は友人らとともに心霊写真を撮影できるグループを結成し、依頼に応じて心霊写真を撮影するようになったのだ。後に、彼は詐欺師と認定されてしまうが、それでも亡き家族と並んで写真に収まることが出来るという事から、彼が亡くなるまで心霊写真を撮って欲しいという依頼は途絶えることがなかったという。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
-
-
ミステリー 2016年01月13日 15時00分
創作実話を紡ぐ人々(2)
ソーシャルメディアなどで「創作実話」なる言葉を目にする機会が増えたが、それは文字通り実話の体裁で創作された物語だが、全くのオリジナルというものではない。多くの場合は元ネタとなる実話から物語として筋が通りにくい部分を取り除き、謎めいていたり心温まるような要素を強調することで成立している。つまり、実話が「現実の出来事」あるがゆえに内包してしまう人間のいやらしさやツラミ、複雑で理解し難い背景などを漂白し、興味深い部分のみを濃縮したのが創作実話といえ、それゆえに人々の心に浸透しやすく、ネットが身近になる以前から存在していた。 最近の代表的な創作実話としては「艦これにハマった元軍人」があり、またネット以前から伝わる「江戸しぐさ」は、最も成功した創作実話のひとつだ。そのような創作実話のひとつに、艦これの流行をきっかけとして注目を浴びた「悲運の軍艦シャルンホルスト」がある。これは、ナチスドイツの軍艦シャルンホルストが、建造段階から様々な怪奇現象にみまわれ、やがて悲惨な最後を遂げるというもので、史実的な裏付けは全く無い、文字通りの創作実話であった。 このエピソードは、世界各地の不可解な事件や出来事を集めて紹介する「世にも不思議な物語」という番組のフランク・エドワーズというラジオパーソナリティが著書で取り上げ、広まったとされる。ただ、フランク・エドワーズは新聞記事などを番組で紹介するという体裁をとっていたため、さらに元となる記事が存在する可能性も高いのだが、それは伝わっていない。 ともあれ、フランク・エドワーズの著書は大きな成功を収め、超常現象の研究家として注目をあつめるようになった。また、エドワーズはジョージ・アダムスキーなどによる宇宙人や空飛ぶ円盤との遭遇体験に強く惹きつけられ、早くからラジオ番組でも取り上げていた。そのため、彼の著書は未確認飛行物体の研究家からも熱狂的に迎え入れられるのだが、エドワーズの死後に大半が「悲運の軍艦シャルンホルスト」と同様の創作実話と指摘されている。 なぜなら、エドワーズは紹介したエピソードに「事実とは全くことなる情報」を仕込んで、それとなく「創作実話であることを示し」ていたのだ。この「悲運の軍艦シャルンホルスト」にも、恐ろしげな「進水式前夜に原因不明の事故によって船台から滑り落ち、翌朝に集まった関係者を驚かせた」なるエピソードを紹介している。ところが、シャルンホルストの進水式は盛大に報じられ、多くの記録や写真も残っている。また、エドワーズの著書は1950年代に発行されているが、その当時はまだ進水式の報道に接した人々も多く、わかる人にはわかるネタとなっていたのであろう。 ところが、エドワーズの著書が日本で翻訳され、語り継がれる間にそのようなサインが失われ、よりもっともらしくかつおどろおどろしいエピソードが加わって、創作実話としての完成度を増しているのである。(続く)
-
ミステリー 2016年01月12日 15時00分
UFO墜落(?)からはじまった2016年! 軍は何を知っているのか?
2016年は年始早々、ベトナムの北西部に位置する省にて、金属製の奇妙な球体が空から落ちてくるという事件が発生した。イエンバイ省で金属製の球体が2つ、大きさは一抱えもあるほどだった。隣のトゥイェンクアン省では更に大きな45キロもの重さの球体が発見されている。 一昔前ならUFOが墜落した、と騒動になるかもしれないが、こちらの落下物は調査の結果ロシアの人工衛星などの部品、つまりスペースデブリの一種である可能性が高いとされている。 さて、真偽はさておいてUFOが墜落した!?と注目を集めた事件はロズウェル事件を筆頭に幾つもある。1965年12月9日、ペンシルバニア州にて轟音とともに夜空を横切る奇妙な火の玉が目撃された。目撃者によれば、その火の玉は地面に近づいたところで着陸態勢に入る動きをみせたという。この火の玉は多くの人に目撃され、ミシガン州やオハイオ州、カナダからも目撃証言があった。そして、火の玉はペンシルバニア州ケックスバーグの森の中へと落ちていった。墜落現場には軍が向かい、多くの人が目撃していたことから多くの野次馬やメディアも現地へ集まったが、一足先に到着していた軍の規制で森の中に入ることは出来なかった。軍の調査は夜になっても終わらず、やがて人々は待ちくたびれてその場を離れてしまった。しかし、現場に残っていた人たちは深夜になって軍のトラックが何かを運び出しているのを目撃している。そして翌日地元の新聞の一面に、「未確認飛行物体がケックスバーグの森の中に墜落」という見出しの記事が掲載されたのである。 ちなみに、森の近くにいたため軍が規制線を張る前に墜落現場にたどり着くことができた人も少ないながら存在する。彼らによると、墜落した物体はドングリないしは円筒形で、基部には別の金属が帯状に巻かれており、そこにはエジプトのヒエログリフに似た奇妙な文字が描かれていたという。この形状がナチス・ドイツが秘密裏に開発していたベル状の兵器と似ていたことから、戦後に「ナチスの秘密兵器が落下していた!?」とする説が語られたりもした。 現在では、森に落ちた飛行物体は旧ソ連の人工衛星コスモス96だったのではないかと見られている。コスモス96は旧ソ連が金星探査のために打ち上げた。この人工衛星も形状がベル型で下部に帯状の金属があるデザインになっている。 また、当時の人々にとってロズウェル事件がまだ身近な時代だった点もあるだろう。あの事件のように、謎の円盤がまた墜落したのだ…という事実は人々の興味と好奇心と期待を煽ったのではないだろうか。 現在、ケックスバーグの土地には事件を記念して墜落したUFOを象ったモニュメントが建立されている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
-
ミステリー 2016年01月09日 16時18分
正体は宇宙人か? 人間か? 小さき悪魔「モンキーマン」
2016年、今年の干支は猿だ。十二支で実在する動物のうち、一番頭が良いものはと言われたら、恐らく真っ先に名前が挙がるのが猿だろう。 今回は今年の干支にちなんで一風変わったUMA、インドの「モンキーマン」を紹介したい。 モンキーマンは2001年4月からインドの首都ニューデリーとその周辺で目撃された獣人型UMAだ。大きさは1.4〜1.6メートルと小柄で全身に黒い毛が生えているが、直立二足歩行が可能だという。非常に俊敏で高い跳躍力を誇り、両手の鋭い爪で人々を襲った。丁度暑くなる時期で、暑さしのぎに屋外で就寝する人も多かったため被害者は100人以上にものぼり、モンキーマンから逃げようとして建物から転落死するなど、死者も出た。警察はモンキーマンは所詮猿でしかないと事態の収拾を試みたが、被害は拡大化する一方だった。最終的に懸賞金をかけてモンキーマンの大規模な調査を行ったものの、結局手がかりが見つからないまま、次第に目撃証言の数も減っていった。 このようにインドを混乱に陥れたモンキーマンだが、実在に関しては大きな疑問符が付いている。小柄な獣人という目撃証言ならまだしも、ヘルメットを被り衣服を身に着けている姿も目撃されているからだ。また、物的証拠が存在しなかったり、目撃者の証言が二転三転するなど信頼性のおける情報が極端に少ない事も挙げられる。服を着ていたという証言から、一部は実在する人間の犯行だったのではないかとも考えられている。 また、インドでは神話に登場するハヌマーンという猿の姿をした神様に対する信仰が篤いため、猿を特別視する傾向にある。猿のちょっとしたイタズラ程度なら見逃されてしまうし、凶暴化して人間を襲ったケースでも殺処分などは行われず、捕まえて市街地から離れた所に放すのがせいぜいなのだ。そのため、インドでは凶暴化した猿の度を超したいたずらが問題視されている。 昨年末には停車中の路線バスを猿が勝手に動かしてしまい、他のバス二台と衝突する事故も起きている。このように、現在では猿が人間を襲った事例や通り魔的犯行など、様々な要因と集団ヒステリーの相乗効果により生まれたものではないかと見られている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
-
ミステリー 2016年01月07日 14時00分
創作実話を紡ぐ人々(1)
最近のネット流行語に「創作実話」というものがある。これは読んで字のごとく、あたかもの実話のように創作されたエピソードで、代表的なものとしては「艦これにハマった元軍人」や「マックの女子高生」などがある。創作実話は基本的に「ほっこり系」のじんわり感動させる話が好まれるのだが、なかには「きさらぎ駅」ような怪奇や超常現象テーマのものもあり、都市伝説のバリエーションを豊かにしている。 ただ、研究者にとっては創作実話が雑音となることもしばしばで、時には実話として受け止められ、研究を混乱させたことも少なくなかったとされる。そのため、創作実話の一部には「わざと間違った情報を混入させ」て、他の研究者が混乱しないようにそれとなくサインを送ることもあった。これは、著作権侵害を防ぐためにわざと存在しない町や通りを記入する「コピーライトトラップ」の変形とも言えるが、それなりに上手く機能していたようだ。 ところが、そういった創作実話が版を重ねたり翻訳された際に、訳者や編集者が「間違いを校正」してしまうことがあり、いつしか「実話」として流通してしまうこともある。あたかも、地図上にのみ町が存在していた場所に家が建ち、やがて本当の町へ発展してしまうようなことが、創作実話においても発生していたのだ。 有名なところとしては、艦これをきっかけに注目を浴びた創作実話「悲運の軍艦シャルンホルスト」がある。 ネットでは「呪われた戦艦」などとして、シャルンホルストが以下の様なトラブルにみまわれ、戦時にも様々な怪現象が発生したと、まことしやかに伝えられている。 シャルンホルストは建造中の大事故から始まってボイラーも爆発事故を頻発、さらに艦長予定者の急死、進水式で名付け親となるはずだった少女が自殺などなど。そして、最後は英戦艦が放った一発の砲弾で轟沈し、わずかな生存者も救助直後の事故で全員死亡と、まさに誕生から戦没まで不幸の連続であった。 ところが、ネットでシャルンホルストの怪現象にまつわる情報が流通し始めた直後に、このような事故や怪事件は存在せず、全くの事実無根であることが判明したのである。それどころか、ドイツ海軍ではむしろ「幸運艦」とされており、実際にシャルンホルストと行動をともにした艦は全て生き延び、無事に作戦を終えて帰投していたのだ。 では、ネットでまことしやかに伝えられた「軍艦シャルンホルストの悲運」とは、いったいなにが発信源だったのか?(続く)
-
-
ミステリー 2016年01月05日 15時00分
長野に「UFO」出現か? 怪しい光を放つ飛行物体の正体は?
全国のオカルト好きの皆さんが楽しみにしているであろう、年末のオカルト特番「ビートたけしの超常現象Xファイル」に、今回も山口敏太郎が出演。UFOやUMAなど様々なオカルトの話題でスタジオが湧いた。 テレビや書籍などにオカルト研究家として出ている山口敏太郎のもとには、時折読者や視聴者から鑑定を求めて心霊写真をはじめとする奇妙な物を捉えた画像や動画が送られてくる。 今回紹介するのは、長野県在住の学生Mさんから届けられたものだ。 撮影時期は昨年の9月半ば、夜中の0時から1時にかけての間。Mさんが長野の実家に帰省していた際、兄弟と一緒に懐かしい小学校の近くを歩いていた時のことだった。ふと空を見上げると、明らかに星よりも大きな発光体が空に浮かんでいるのを目撃。一緒にいた兄に言われ、慌ててスマートフォンで動画を撮影したのだという。 星よりも大きく赤く輝いていたその発光体は、若干下方向に降りるような軌跡でゆっくりと空を横切ると、最後に数回点滅して消えた。この模様は、Mさんが送ってくれた動画に収められている。 この発光体の正体は何だったのだろうか。流れ星、それも地上近くにまで接近する火球の場合、非常に明るい発光体として確認されることがあるが、その場合だとカメラで動きを追えるほどゆっくりした動きにはならない。 飛行機などの警告灯の場合も考えられるが、警告灯は一定間隔で点滅するようになっているので、今回のようにずっと明るい光が点いたままというのは考えにくい。またこの光量だと撮影していたMさんやスマートフォンにも飛行機のジェット音などが聞こえ、収録されていたはずであるが、動画にはそういった音が録音されていない。 また、この動画を撮影したMさんが解りやすいように静止画にして拡大してみたところ、記事の写真のように赤いリング状になっているのがわかったという。 果たして、Mさんが撮影した謎の発光体は何だったのだろうか。 現状では正体不明というしかないこの発行物体。9月半ばに長野県で同じものを見たという方は、ぜひご連絡を!文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
-
ミステリー
双子の輪廻転生
2010年08月28日 14時00分
-
ミステリー
「幽霊博物館」の怪異「亡女の片袖」伝説
2010年08月26日 15時30分
-
ミステリー
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「怪談:呪われた高校」
2010年08月20日 13時30分
-
ミステリー
難破を繰り返す真意とは?
2010年08月18日 15時30分
-
ミステリー
洋服ダンスを抜けると…
2010年08月16日 15時00分
-
ミステリー
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「怪談:恐怖物件『死の家』」
2010年08月10日 17時00分
-
ミステリー
夏のお化け屋敷が怖く感じる訳とは
2010年08月07日 13時00分
-
ミステリー
愛知県西三河地方の怪異「船着場の怪」
2010年08月06日 11時30分
-
ミステリー
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「怪談:恐怖の自殺物件」
2010年08月05日 18時00分
-
ミステリー
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「怪談:マスク」
2010年08月02日 17時00分
-
ミステリー
64年後の蘇生
2010年07月30日 13時30分
-
ミステリー
愛知県西三河地方の伝説「殺生石」
2010年07月28日 15時30分
-
ミステリー
愛知県T市の怪異「病院に隣接する謎の家」
2010年07月27日 15時30分
-
ミステリー
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「怪談:包帯」
2010年07月23日 14時30分
-
ミステリー
ナチス製UFOの信憑性
2010年07月20日 17時00分
-
ミステリー
仰天都市伝説!! 地球は全て爬虫類人によって支配されている!!
2010年07月20日 13時00分
-
ミステリー
輪廻転生・貴方は今まで何回生まれ変わりましたか
2010年07月13日 12時30分
-
ミステリー
空中接触事故を起こしたタイムトラベラー
2010年07月12日 12時30分
-
ミステリー
33年地中で暮らした人
2010年07月08日 13時00分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分