ミステリー
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ミステリー 2016年04月27日 17時00分
ロンドン五輪選手にかけられた呪いとは?
経済方面に「五輪の呪い」なる言葉がある。これは五輪開催都市が大会後に経済の停滞や競技施設の維持に悩まされることを指しており、近年では長野やアテネ、ソチなどが代表例とされている。さらに、ブラジルにおける最近の政治的混乱まで「五輪の呪い」とされているが、これはいささか勇み足にすぎるだろう。また、東京においても五輪関係者の政治的失脚や不祥事が相次ぎ、建築計画を返上されたメインスタジアムの設計者が亡くなったこともあり、ネットを中心に「五輪の呪い」がささやかれている。 しかし、そういった比喩を超えて、実際に参加選手が急死するという、文字通りの呪いがロンドン五輪には存在するというのだ。 発端は去年11月にフランスのTVメディアで、ベラルーシの陸上選手ユーリャ・バリーキナが交際相手に殺害された事件を報じた際、彼女がロンドン五輪の出場選手であったことと同時に、大会出場選手で16人目の死者であることに言及し、さらに「ロンドン五輪の呪い」と名付けたのである。 そして12月には、やはりロンドン五輪に参加したホンジュラスのサッカー選手が何者かによって射殺され、つづいて今年もオーストラリアのボート漕手がガンで急死したことから、真面目に呪いを語る人が現れ始めたのである。 オリンピック選手といえば健康かつ優れた身体能力を持つ若者とのイメージが有り、実際に平均年齢も26歳前後と言われている。また、彼らの死因も大半が事故死や自殺、あるいは殺害というショッキングなものであり、メディアを通じて拡散された呪いの噂は、多くの人々から注目を集めた。 しかし、ロンドン五輪開催国であるイギリスのメディアは呪いの噂に対して「参加選手は1万人を超えており、若さを考慮しても統計上は年に7人ほど何らかの原因で死亡することとなる」と指摘した。つまり、これまでに18人の死者はさほど驚くべきことでもない、よって呪いは事実無根との記事を公表したのだ。 英仏メディアの対決となった格好だが、図らずも呪いの噂は五輪出場選手のハードなトレーニングや殺害に至るほど複雑な人間関係、社会的な位置づけなどをあからさまにしたといえる。リオ五輪が始まると、オリンピックはスタジアムの外からも多くの話題を提供するかも知れない。(了)
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ミステリー 2016年04月26日 15時30分
話題のハンマー型UFOは1964年に撮影されていた!?
2015年11月、インド上空で奇妙なUFOが目撃されて話題になった。 飛行機の機内から撮影されたそのUFOは、巨大な灰色のハンマーのような形をしていたのだ。このハンマー型UFOは母船だったようで、動画には3つの白く光る小さな発光物体がハンマー型UFOから離れていき、ハンマー型UFOも雲の下へ降下していって消えてしまう、というくだりが撮影されている。 このUFOが撮影された飛行機は当時インドのラジャスタン州上空を飛行中だったそうで、現地では地上でも目撃証言がないか追跡調査中だという。 円盤形や球形、葉巻型とも違う形状のUFOは数こそ少ないものの度々目撃されている。 前述のハンマー型UFOに近い形状のUFOの目撃証言も、1964年ドイツにて報告されていた。 この写真は1964年3月8日、ドイツのラインラント州のオーバーヴェセルにて撮影されたもの。写真は同地を走行中だった列車の車内にいた人物が、車窓から空に浮かんでいる変わった形の飛行物体を目撃、慌ててカメラを手に撮影したという。画像には過ぎ去る町並みの上に浮かぶ変わった形状のUFOの姿が捉えられている。普通UFOといえば円盤状を想像する人が多いだろうが、このUFOはありがちなアダムスキー型UFOの下に細長い円錐を付けたような形状をしている。シルエットだけならハンマー型UFOにも似ていると言えるだろう。このUFO自体も高速で動いていたのか、町並みよりもぶれて写っているのが解る。 しかし、このUFOに関してはやはり「おもちゃを使用したトリック写真」ではないかという説が存在している。写真を見ても解るが、どうもこのUFOは高速回転して飛行しているようであり、また後ろの家などと比べると距離が掴みづらいものの、ずっと小型であるように感じられる。 よって、このUFOはゴムやバネを利用してコマ状のものを飛ばすおもちゃ(竹トンボのようなプロペラのおもちゃ)を改造して撮影したものではないかとする説が存在しているのだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月23日 16時17分
男性の背後に謎の人物が!? 正体は戦死した弟か?
亡くなった人や霊の姿が写真に写り込む心霊写真は、カメラが発明されて程なくしてから報告されてきた。記録媒体が進化するに従い、霊らしきものの姿が記録される機会も増えるようになり、いずれは霊の存在を科学的に証明できる日がくるのではないかとも言われている。 現代でも最新機器を駆使して科学的に幽霊の存在を検証しようとする試みはオカルト研究家たちによってなされているが、それ以前からも心霊研究家らは自分たちでできる方法を駆使して論理的かつ科学的に霊の存在を捉えようと試みていた。 こちらの写真は1968年に撮影された講演会の様子を捉えたものである。壇上でパネルを横に講義している男性にかぶるように、もう一人のよく似た人物が写っているのが解るだろうか。 壇上で話している人物はアメリカで活躍していた霊能力者のロバート・A・ファーガソン氏。1968年11月16日にアメリカはカリフォルニア州のロサンゼルスにて行われたイベントの模様を捉えたものである。 当時のカメラの性能から考えると、この写真はファーガソン氏が動いたのでぶれて写った物ではないか、ないしは二重露光で本人が二重に写ってしまったのではないかと思われたが、よく見るとファーガソン氏ともう一人の人物は顔立ちがよく似ているものの、微妙に顔の角度や髪型などが違っている。 この写真を見たファーガソン氏は、1944年に第二次世界大戦で戦死した自分の弟ではないだろうか、と述べたという。彼はたびたび戦死した弟が自分の側にいると感じており、この講演の時も弟の気配が常に自分の横にあった、と証言している。 勿論この写真については暗室で現像する際に被写体を重ねたりした偽物ではないかとする説もあったが、写真は講義中の様子をリアルタイムで撮影していたポラロイド写真だったため、細工が介入する時間がなかったとされている。そのため、現在でもこの写真は非常に信憑性の高い心霊写真と見られているのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月20日 17時00分
続・流砂の恐怖
流砂とは水分を多量に含む不安定な砂地で、表面的には特に危険を感じさせないが、足を踏み入れると液状化して沈み始める。多くの娯楽作品やゲームでは侵入者を飲み込む致命的な底なし沼として、非常に恐ろしく描かれている。しかし、そういったイメージとは裏腹に流砂には底があり、それも大人なら腰から胸ぐらいまでの深さしか無い。また、落ち着いて行動すればそれほど深く沈むこともなく、さらに水分による浮力も生じるので、流砂に溺れて死ぬことはほぼありえないのだ。 しかし、世界各地の流砂地帯は「流砂注意」の警告が掲げられ、イギリスでは死亡事故も発生している。流砂がもたらす本当の危険とは、なんなのだろうか? 繰り返しになるが、流砂は重量物が乗るなどの力が加わっていない状態では安定しているものの、なんらかの力が加わると液状化して不安定になる。そのため、たとえ流砂の底まで足が届かなかったとしても、落ち着いて静かにしていれば沈むことはない。問題は流砂に沈んだ手足や体を引き上げることが非常に難しいことで、自力で脱出することはほぼ不可能なのだ。 簡単に説明すると、流砂に沈み込んだ部分には砂の重みが加わる。つまり、流砂に沈むことは土砂崩れなどで生き埋めになることに近く、たとえばひざの上まで沈み込んだ場合は、大人でも自力では引きぬけない。その上、当然ながら周囲も流砂であり、足を引きぬくために手をついて力を入れると、今度はそちらが沈んでしまうのだ。そのため、単独で沈み込んでしまった場合、時として致命的な結果をもたらすことがある。 イギリスの死亡事故は、流砂に足を取られたまま脱出できず、満潮を迎えて溺死したという痛ましいものであった。流砂地帯は干満の差が大きい干潟などにも数多く存在していることから、当局は周辺に警告看板を設置したり、単独では立ち入らないよう注意喚起している。 流砂に飲まれて溺れ死ぬのも恐ろしいが、脱出できず必死にもがきながらひたひたと迫る満潮に飲まれて溺死するのは、それ以上に恐ろしい死に様かもしれない。(了)Photograph(C)Andrew Dunn, 24 September 2005.
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ミステリー 2016年04月19日 14時30分
ドローンは1960年代に制作されていた!? ドローン型UFOの正体は?
遠隔操作が可能な無人機、ドローン。近年では安価で高性能な機体が一般化し、普通の人でも手が届くようになったため、広く普及してきている。急激な普及速度のため法整備も検討されているが、空撮をはじめ様々な用途に使えるのではないかと注目を集めている。 そんな現代のドローンに似た形状のUFOが1960年代に撮影されていた。 こちらの写真は1967年、アメリカはカリフォルニア州ヨーバリンダで撮影されたもの。コップを伏せたような形状のUFOから、4本の着陸用の足が出ている事が解る。羽根や推進力を発生させるような物は確認できないため、どのような方法で飛んでいるのかは不明となっている。 この写真は 1967年1月24日、同地に住む14歳の少年が家の窓から目撃、慌ててカメラを取り出して家の外に出、撮影に成功したものだとされている。なお、彼の証言ではこのUFOは非常に大きかったそうだが、比較対象となる物が周囲に存在しないため、「案外小さいものではないか?」と写真が公開された当時から言われていた。 そして現代、UFO研究からの調査により、この写真に撮影されたUFOはある模型を加工して作られたものではないかという結果が出てきている。日本でも輸入おもちゃとして人気を博していたG.I.ジョーのシリーズで、1966年に発売されたNASAの宇宙飛行士をモデルにしたものがあるのだが、そのキットの中に宇宙飛行士の帰還用カプセルが存在している。このキットの形状がUFOの形状とそっくりだというのだ。当時誰でも手に入れる事のできたおもちゃを改造し、UFOブームに乗って撮影されたイタズラ画像がこの「ドローン型UFO」の正体だったのだろうと見られている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月16日 16時41分
聖徳太子は地震を予言していた!? 「未来記」が再び注目されている
14日夜から15日未明にかけて九州の熊本県を中心に震度7の地震が襲った。大きな規模の地震としては東日本大震災以降初となる。3日経った16日現在でも震度6強の地震が相次ぎ、各地で土砂崩れなど被害の拡大が報告されている。 また、熊本には活火山で知られる阿蘇山があり、今回の地震で火山活動が活発化するおそれもあるとして警戒されている。 大規模な災害が起きるとかならず出てくるのが「この災害は前もって予言されていた」というものだが、実際にネット等では数年前に地震の日時を予言していたとされるネットの書き込みや、海外の超能力者らの予言が取りざたされている。 そんな中、ある偉人が残していた!? とされる予言書が注目を集めている。 その人物は聖徳太子。日本人ならば知らないものはいない歴史上の人物が、未来に起きることを予言していたというのである。 聖徳太子は飛鳥時代に活躍した政治家である。彼の政策である「冠位十二階」「十七条憲法」は教科書に出てくるほど有名なものだ。 そんな彼には10人の声を一斉に聞いて理解し個別に回答する事が出来たなど、超人的なエピソードが多数存在しているが、彼が「未来を見る事が出来た」とする伝説も残っているのである。日本書紀の記述にも「厩戸王子、壯に及びて未然を知らしめ給う」つまり「これから起きることを知ることができた」と書かれているのだ。そんな聖徳太子が未来に起きることを書き記したとされる書物が「未来記」である。残念ながら「未来記」の原本は現存していないとされているが、一説には聖徳太子の建立した四天王寺に保管されていると言われており、「未来記」の記述を引用した文献が多数存在している。 聖徳太子の予言は非常に多岐にわたっており、黒船来航や首都が東京になることを予言したものもあると言われている。今回注目されているのは「二百年が過ぎた後、クハンダが来て東の都は親と七人の子供のように分かれる」というものだ。クハンダとは仏教で末世に現れるとされる鬼であり、東の都が東京を指しているという。 また、法隆寺の五重塔は釈迦入滅から数えて2500年までの人々の命運を暗示して建てられているという説があり、5階層は釈迦入滅より2500年後は「争い事が活発になって白法が沈む」つまり「戦争が各地で起き、法律が機能しなくなって制御不能になる」ことを意味しているのだという。 釈迦入滅の年代から換算して2500年後は2016年ないしは2017年。これに「未来記」の予言も踏まえ、2016年は動乱の時代となるのではないかと考えられているのだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月13日 17時00分
流砂の恐怖
見た目には何の変哲もない砂地だが、そこへ足を踏み入れた瞬間、たちまち底なし沼と化して人を飲み込む。もがけばもがくほど犠牲者の身体は深く沈み、同行者も不用意には近づけず、救助もままならない。ロープや棒などを差し伸べるも届かず、そして犠牲者は再び浮かび上がることなく、地面深くに姿を消してしまう。 それが流砂の恐怖である。 懐かしの秘境探検映画からビデオゲームに至るまで、流砂の恐怖は娯楽作品のギミックとして広く用いられており、海外には流砂からの脱出をテーマにしたボードゲームもあるほどだ。無害そうな雰囲気からの暗転から犠牲者のパニック、そして近づくこともままならない同行者が、なんとか手を差し伸べようとする緊迫感など、流砂にはスリルやサスペンスを盛り上げる要素が詰まっている。 そもそも、流砂とは多量に水分を含んで飽和状態となり、わずかな圧力や振動で崩壊して流動化する地盤である。そのため、外見上は安定した地盤のようで、娯楽作品などで描写される「足を踏み入れるまでわからない」ことと、あわててもがけばもがくほど「深く沈み込んでしまう」ことは、いずれも流砂の特性にもとづいている。 しかし、流砂と言っても「水分を非常に多く含んだ不安定な土壌」であり、当然ながら浮力も生じている。そのため、落ち着いて動作を抑えれば沈まなくなるし、ほとんどの流砂は流動層が浅く、子供でもなければ硬い地盤に足が届く。そして、子供は軽いから沈まない。つまり、流砂は人間を飲み込まないし、流砂に溺れて死ぬことは無いのだ。 実際、アムステルダム大学物理学教授のダニエル・ボン博士が、イランの流砂を再現した環境で行った実験でも、流砂が人体を飲み込むことはなく、溺れることもなかった。ならば、流砂の恐怖は神話であり、単なる踏破困難かつ不快な地形に過ぎないのか? しかし、流砂地帯には往々にして「流砂注意」の警告があり、なかには立ち入りが禁止されているところもある。 なぜなら、流砂地帯では死亡事故が発生しているのだ。(続く)Photograph(C)Andrew Dunn, 24 September 2005.
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ミステリー 2016年04月12日 17時00分
七色の光を発するUFO!? 宇宙の光線は氷を溶かす!
UFOと言えば、地球とは違う惑星に住む宇宙人が地球に調査に来ているとする話が一般的だ。 UFOの下からサーチライトのような一際強い光が差すと、光の中から宇宙人が降りてきたり、その光の柱の中に入ってしまった人や物が重力を無視してUFOの方へ吸い上げられてしまったり…というのは創作の世界含めてよくある展開だ。 そんなUFOの不思議な光を捉えた写真がこちらだ。 この写真は1966年アメリカのニュージャージー州にて撮影されたもの。やや角ばったシルエットの円盤の底部からはまばゆい光の柱が伸びている。 このUFOが目撃されたのは同年1月11日の午後6時過ぎ。ニュージャージー州ワナキーの貯水湖にて、現地の人が上空を飛行する謎の物体を目撃。無線にて通報を受けた警備員や騒動を聞き付けたワナキー市長やその息子ら複数の人間がこの円盤状の飛行物体を目撃したという。 市長の証言によれば、その円盤は直径1〜3mでヘリや飛行機とは全く違う飛びかたをしており、彼らが見ている前で赤や緑、青と様々な色に変化したという。そして円盤の下から光が貯水湖の方へと照射された。貯水湖には当時5cm程度の厚さの氷が張っていたが、光が当たった直径3mの範囲は氷が溶けて消えたという。 この時に撮影されたのが、光を照射するUFOの写真なのだが、事件が明るみになってからしばらくして、写真の原本は調査のために貸し出され現在はどこにあるか解っていないという。 見られていたと知った宇宙人か、UFOの事を知られたくない政府によって隠蔽されたという話も出ているが、写真以外は見たという人物の証言しか証拠が存在せず、その証言も細部が変化したり矛盾点が出てきたりしているため、写真含めフェイクではないかとも言われている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月09日 16時16分
ヨーロッパの「妖精の輪」伝説! 妖精の世界に迷いこんだ人間はどうなるのか?
欧州を中心に、昔から語り伝えられてきた「小さな隣人」妖精。背中に蝶やトンボのような羽を生やし、手に乗るくらい小さな背丈と可憐な容姿、自然の中に潜み普段は人の目には見えないが、様々ないたずらをしたり人間に恩恵を与えるとされてきた。 そんな妖精にまつわる伝説の一つに「妖精の輪」というものがある。妖精達は満月の夜に輪を描いてダンスを踊る。その姿は人間に見える事がないため、気付かずうっかり人間がこの妖精の輪の中に足を踏み入れてしまうと、妖精の世界に迷い込んでしまって気付けば数百年経っていたり、妖精達のダンスを邪魔したとして手酷い反撃を食らって病気になってしまったりすると言われていた。逆に妖精に気に入られる踊りや音楽を披露するなどして気に入られた場合、逆に妖精達からの加護や贈り物を得る事ができたともされている。 この「妖精の輪」は通常では見る事が出来ないが、翌朝になると妖精達が踊っていた場所に複数のキノコが輪になって生えるので存在を知る事ができるとされていた。 普通ならば伝説上の存在である「妖精の輪」だが、これは現在でも自然現象として見る事が可能なものである。 複数のキノコが輪になって生える現象は現在では「菌輪」と呼ばれており、科学的に解明されている自然現象のひとつなのだ。キノコは個体を増やす際に胞子を放射状に発するため、等間隔かつ円上にキノコが生えてくることになるのだ。 また、地域によってまったく別の作られ方をする「妖精の輪」もある。アフリカのナミビアで確認された「妖精の輪」は草が円形状に生え、中は地面が露出しているというものだが、これはシロアリが植物の根を枯らしてしまったことと、その結果土地の水分保持能力が高まる事の相乗効果でシロアリに食べられていない部分の植物の成長が進んだためとみられている。また、西オーストラリアでも草による「妖精の輪」が発見されており、こちらも草が生えている所と生えていない所の水分浸透性に違いがあるとして研究対象となっている。 当時の人々は、自分達が不思議に思った自然現象に対して超自然的なものの存在を見て語り伝えていった。現在、我々は科学でその真相に迫ろうとしているのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年04月06日 17時00分
ブードゥー殺人の謎(完)
東日本大震災に世界が注目していた2011年の春、英国は民間テレビ取材班の特ダネに揺れていた。それは、テムズ川で見つかった子供の胴体について、身元と名前を究明し、生前の写真を発見したというものだった。子供は5〜6歳の男児で、性的暴行の痕跡こそなかったものの、頭部と両手足が切り落とされ、消化器系からはアフリカでカルトの儀式に用いられる興奮剤が発見された。 つまり、男児は秘密のカルト儀式における人身御供として殺され、頭と手足を切断されたのである。 その後、ナイジェリアのヨルバ族に伝わる秘密結社より逃亡した女性がドイツで保護され、人身御供の儀式について情報を提供した。彼女がもたらした情報によって「キングスレー・オジョ」なるナイジェリア人男性も浮上した。オジョの住まいからは興奮剤や儀式に使う道具などが発見されたものの、殺害を立証するだけの証拠は発見されず、ただ人身売買の罪に問うのが精一杯だった。 ところが、テレビ取材班は時間をかけてドイツの女性を取材し、ついには殺害された男児の名前を突き止め、生前の写真を入手したのである。さらに、殺害された男児はオジョが連れ去ったとも証言し、事件は解決の糸口をつかんだかのように思われた。 テレビ報道をきっかけに女性への取材が殺到し、全イギリスの注目を集めたが、彼女は自身が殺害には関与していないとして、名前と写真以外の情報提供を拒んだ。そのため、警察当局も重大な関心を示したものの、逮捕などの具体的な司法手続きには至らなかったのである。 そして、男児の名前と写真に関する情報を提供した女性は、想像もつかない行動をとりはじめた。 今度は英国放送協会の取材に答えて、最初に伝えた男児の名前は間違いで、写真も別の子供と語ったのである。やがて、写真の男児は生存していることが確認され、写真の撮影場所もドイツのハンブルクと特定された。加えて、女性は精神に問題を抱えており、少なくとも司法が証拠として採用できるだけの具体的な証言能力は備えていないということも明らかとなったのである。 こうして、捜査は振り出しに戻ったかのように思われた。しかし、女性が新たに示した名前の男児については生存が確認されず、また女性やオジョの周辺で謎めいた失踪事件が発生していること、さらにオジョが人身売買に関与していたことは明らかだし、なによりもテムズ河畔に流れ着いた男児の遺体は実在しているのだ。 人身御供に捧げる生け贄を目的とした誘拐、そして人身売買のネットワークが実在したこと、さらには幼い子供が殺害されたことは、今なおイギリス社会に暗い影を落としている。 イギリスの警察は、現在も事件に関する情報を求めている。(了)
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