ミステリー
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ミステリー 2009年02月23日 15時00分
フリーメイソンやロシアと関係あった?坂本龍馬
志半ばで暗殺された坂本龍馬には壮大な計画があった。フリーメイソンと関係し、さらにはロシアの援助を受けようとしていたのもそのためだった。先週に続き龍馬にまつわる蝦夷地の埋蔵金伝説を追ってみた。 薩摩藩の五代才助を通じてロシア商人から船を購入していた龍馬。蝦夷地移住開発計画のためだったが、埋蔵金を掘り出そうという意図もあっただろう。それとともに、五代がフリーメーソンの一員だったことは、日本史のミステリーに色を添えることになる。 先週の当欄では龍馬と埋蔵金、さらに移住開発計画と薩摩、長州両藩の関係まで明かしたが、それだけではない。 当時の蝦夷地には、武田信玄がアイヌの人々から巻き上げた国家予算級の埋蔵金が眠っているという「お宝伝説」が、江戸初期から信憑性を持って伝えられていた。そのお宝伝説の財宝が眠るとうわさされた場所の近くには、お宝を守っているかのようなモニュメントがあり、伝説のモンスター化に拍車をかけていた。 地理的に遠く離れた九州の人々が抱く蝦夷地の印象は、宇宙人をイメージするのと似ている。薩摩で語られる蝦夷地に関する情報は「冬は寒い」以外、伝聞にすぎなかったはずだ。 伝聞だけなら、ほら話に終わっただろう。しかし、情報通で知られる大物浪人の坂本龍馬が、持ち前の会話術でお宝伝説を繰り広げれば、五代でなくとも信じておかしくはない。賢いながら疑り深く、薩摩の人々から忌み嫌われた五代。坂本を同じフリーメイソン仲間だと思っていたふしがあり、そのために協力したのだろう。 坂本龍馬は桂小五郎らが新撰組に襲われた池田屋騒動の後、身の危険を感じて薩摩藩内にかくまわれていたとき、皮肉にも日本の単独支配をもくろむ薩摩藩の意図に気がつく。さらにフリーメイソンの傍流にすぎない五代の師、グラバーよりもっと大きな力を持ったメイソンリーの意思が直接、長州藩、薩摩藩の上層部に影響を及ぼしていることを察知していたと思われる。 「近い将来、薩長が幕府に取って代わる流れは止められない、しかし、その後は薩摩と長州が戦うことになり、再び長州勢は反乱軍に貶(おとし)められる」 龍馬はそう読み、蝦夷地移住開発は長州に加担するための軍隊育成が最大の目的になる。九州から遠いという地理的条件と、豊富な資金(龍馬自身、お宝伝説を信じていたふしがある)。さらに日本を食い物にしようとしているフリーメイソンから距離を置き、ロシアの援助を受けながら第三極を形成しようとする。 近代国家に生まれ変わる、日本の指導者たちの広告塔でもあった龍馬が抱いた初めてともいえるオリジナルな理想の端緒でもあった。龍馬はそれから約1年後、暗殺されている。しかし、龍馬の抱いた理想はその後、明治政府に影響を及ぼし日本史に大きな足跡を残す事となる。
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ミステリー 2009年02月16日 15時00分
坂本龍馬が挑んだ「蝦夷の埋蔵金伝説」
土佐・高知が生んだ坂本龍馬の墓は京都の霊山護国神社に、直系の子孫の墓は北海道の浦臼町に存在する。龍馬の故郷に系譜は残っていないことになるが、これらには日本史の超A級タブーとされている2つのミステリーが隠されている。 その1つが「蝦夷の埋蔵金伝説」だ。 龍馬は生涯に2度、脱藩浪士の蝦夷地(現在の北海道)移住開発計画を口にしている。そのどちらも、かなり唐突だった印象がある。時期的には京都にあふれる浪士たちへ、弾圧が始まる直前ということで共通する。1度目は神戸海軍学校で塾頭をつとめていた時。実際に部下2名を現地視察に送り出している。 2度目は幕府の長州征伐が薩長の密約により失敗に終わろうとしていた時で、徳川慶喜が15代将軍に内定したころでもある。それは、龍馬暗殺の1年前でもあった。 龍馬の蝦夷地移住開発計画はかなりシリアスで、薩摩藩の五代才助を担ぎ薩摩藩の保証でロシア商人から船まで購入している。この龍馬の移住計画を薩摩藩が協力するという構図は、今でいう派遣切り失業者への再就職支援に当たるか。当時は、薩摩藩に悪い印象を抱いている人が圧倒的に多かった。薩摩を公然と批判していたのは、困窮の極みにあった長州派の志士たち。 薩摩藩は彼らに職業を与える可能性が期待できた蝦夷地移住開発に協力することで、世論の風向きを変えようという目論見があった。いわば、人気回復策の一環でもあった。薩摩藩の五代才助とは、長崎在住のイギリス人商人・グラバーの愛弟子でありグラバーが手塩にかけて育てたフリーメイソンだった。フリーメイソン的思考からすれば、人気回復のために使う労力とお金ほど無駄なモノはない。 他のメイソンリーに、それが知られたら「愚か者」と揶揄(やゆ)される。食い詰めた志士のために、五代がロビイスト活動を行うはずがなかった。 五代が坂本の保証人になるよう薩摩藩を説得した背景には、薩摩藩の人気回復策というより、もっと泥くさい理由があったのだ。 当時、江戸幕府の隠し財産や戦国武将の埋蔵金のうわさは各地に点在していた。各藩のトップ官僚たちは、どんな小さなうわさでも真剣に耳を傾けていた。 「幕府が隠し財産を使えば、情勢はすぐにひっくり返る」「倒幕派が埋蔵金を奪えば維新回天に大きく貢献するだろう」 埋蔵金の行方は、「幕府につくか、倒幕派に入るか」と悩んでいた諸藩にとって、大きな判断材料にもなりえたのだ。 そうした埋蔵金、お宝伝説にたびたび登場するのが未開の大地である蝦夷。当時からミステリアスゾーンとして話題に事欠かない人気スポットでもあった。 蝦夷を直轄する松前藩では砂金が採取されたことから、カルフォルニアドリームならぬ「蝦夷地ドリーム」に拍車がかかり、手付かずの金脈、金鉱が多数眠っていると信じられていたのだ。 (以下、次週に続く)
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ミステリー 2009年02月09日 15時00分
謎の祠出現! 山神の意図とは
古来から山には神が住まうという伝説がいくつも存在する。共通するのは豊穣の神、山の守護神などであることと、禁忌(タブー)を犯す者に祟りを与えること。共通する点が2つある。命を与えるとともに奪いもする二面性があるのである。 1月末、ミステリー作家である私、山口敏太郎のブログ「妖怪・都市伝説・WAワールド「ブログ妖怪王」に1枚の写真が投稿された。上のワンショットがそれで、黒い靄(もや)とその背後の祠(ほこら)が視認できるだろう。 この祠は熊本県の山中で撮影されたもので、扉は硬く閉ざされていたという。祠の近くに「ここに置かせてください」との立て札があったというからではないが、黒い靄が怪しげな雰囲気をかもし出している。幽霊は白いものであれば人に害を齎(もたら)さず、黒いものは人を恨み呪うものであるといわれている。これらのことから、黒い靄を滲(にじ)み出させているこの祠は、邪悪なものが潜んでいるのではないかと推測される。 熊本県には多くの山がある。その中でも有名なのは、世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山。 活火山であり、「火の国」と謳(うた)われる熊本にふさわしいシンボルである。火山神である阿蘇都彦と阿蘇都媛の2神から名が付けられており、山の神とのつながりが深い。この2神が祠に封印されているのかというと、そうではないらしい。 熊本県民は火山とともに生きている。彼らが守り神の2神を封印したりするはずがなく、むしろ崇(あが)め奉(たてまつ)り、火山が噴火しないよう願うのが自然であるからだ。 では、祠には何が収められているのであろうか。ギリシャ神話にはパンドラの箱という一節がある。元々天界にしか存在しなかった火を盗み人類に分け与えた神、プロメーテウスがいた。絶対神であるゼウスはそれを怒り、人類に災いを齎す女性「パンドラ」を作り上げた。彼女に美、音楽や治療の才能、好奇心を与え、最後に絶対に開けてはならない箱を持たせて、プロテメーテウスの弟であるエピメーテウスの元へと送り込んだ。 美しいパンドラに心を奪われたエピメーテウスは、兄からの反対を押し切って彼女を娶(めと)ってしまう。ある日、絶対に開けてはならないといわれた箱に好奇心を抱いたパンドラは箱を開け放ち、その中からは犯罪や疫病などさまざまな災厄があふれ出る。自分の過ちに気がつき、パンドラは急いで蓋を閉めるが、ある1つのものを除いてすべてが去った後であった。地上には災厄が充満し、人類は絶望に晒(さら)された。しかし箱の中に残った、ただ1つの「希望」によって、人々は絶望からはい上がることができたという。 いまのご時勢、世間には絶望がそこかしこに存在している。不景気が襲い、派遣切りやリストラが相次ぎ、明日が真っ暗に思えることも多いだろう。つまり、パンドラの箱、もとい山の祠はすでに開け放たれ、再びかたく閉じられた状態になったのかもしれない。そうなると中に残っているのは希望なのだろうか。それとも、さらなる災厄なのであろうか。 山の神から与えられた1つの祠。開けるも開けないも、滅ぶのも存続するのも人間の心次第である。山の神は、祠を通じてそのようなメッセージを我々人類に送っているのかもしれない。
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ミステリー 2009年02月02日 15時00分
オバマ大統領時代のUFO研究
バラク・オバマ氏の黒人初のアメリカ大統領就任式当日の模様を伝えるニュース映像で、未確認飛行物体の姿が確認された。まるで、オバマ氏の大統領就任を祝うかのようなUFOの登場だったが、このハプニングがさまざまな憶測を生じさせることになった。 現地のUFO研究家から次のような報告がきている。 「映像は、ごく一瞬。ものすごいスピードで画面を横切るように黒い影が通り過ぎて行きました。おそらくUFOは、ワシントン上空を旋回していたと考えられます」 地球外生命体もお祝いに駆けつけた大統領就任式。期待の表れなのか、それとも人類とそれ以外の知的生命体との間に近い将来、何か劇的変化が起こる前兆なのか。 オバマ大統領の今後の動向に注目したいが、アメリカのUFO研究は国家元首のスタンスが大きく影響するらしい。先のUFO研究家の報告には、こうある。 「私たちの主張は全体的には少数派。マイノリティ出身の大統領として、われわれの意見にも真剣に耳を傾けてくれるのではないかと大いに期待しています」 しかし、アメリカでは民主党政権より軍事関係に太いパイプのある共和党政権のほうが、UFO研究に積極的であるとされている。民主党選出のオバマ政権下での取り組みに、期待できるか。 「確かに、これまで民主党政権下ではUFOに関連する研究にあまり予算が回っていなかったのは事実です。加えて、この経済不況はネガティブな要素になります」(同) UFO研究家を悩ませているのは、そのような社会情勢ばかりではないようだ。 「9・11以降、機密情報に関する取り扱いが格段に厳しくなった。その上、数年前に国家安全保障省ができてから、オカルト的要素の強いマニアの集まりはカルトとして当局にリストアップされてしまい、一般のファンもUFOの存在を声高には言わなくなった。社会全体の関心が薄くなってきているのです」(同) 日本でもオウム事件以降、同じような状況になった。UFO研究家にとって、肩身の狭い冬の時代を迎えるのか? 研究家はこう言う。 「いや、ネガティブな要素ばかりでもないんです。まずは国の研究機関が『宇宙人はいない』から『いないとは言い切れない』と多少なりとも前向きな姿勢に変わり、非常に高度な研究が行われる地盤ができつつあること。また、アメリカのUFO史は共和党政権下で積極的に研究され、民主党政権下でリークされるという歴史が繰り返されてきました。ブッシュ政権では非常に貴重な研究の成果があったと多くの人が考えています。それらが、これから私たちの耳に届くと思うと楽しみです」 情勢が不透明でも希望は失わない。アメリカのUFO研究が最先端を行くのは、このような奥行きがあってこそなのだろう。 「私たちの強い信念をオバマ大統領に理解してもらいたい。まさに“Yes, We Can”という心境です」
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ミステリー 2009年01月26日 15時00分
新たな龍神伝説現る!?立川に出現した龍神
家族の写真に龍の姿がくっきりと! 本欄でもおなじみの怪談師・ファンキー中村が家族サービスもかねて訪れた東京・立川の公園。記念に1枚パチリとシャッターを押し帰宅後、写真を見て発見した。祟(たた)りというより中村氏の、より一層の活躍を願うかのようで吉兆らしいのだ。 東京都立川市には広大な昭和記念公園がある。園内には、森のゾーン、広場のゾーン、水のゾーン、展示施設ゾーン、緑の文化ゾーンの計5つのゾーンがある。盆栽苑や華美な日本庭園があり、子供はもちろん大人でも楽しむことができる。 問題の写真は、公園内の展示施設ゾーンで撮影された。昨年12月5日から25日まで夜間開園され、カナールと呼ばれる大きな噴水を中心にイルミネーションで彩られた。 このイベントに参加していた怪談師ファンキー中村と家族が撮影したワンショットに、奇妙なビジュアルが写り込んでいたのが写真だ。よく見てもらいたい。中村の左側の矢印の先に、不思議な形をした光源が写り込んでいる。長く伸ばされた動物のような口。まるでタツノオトシゴ、いや伝説の龍ではないかと中村の周辺で囁(ささや)かれている。また奇怪な事だが、写っているものや背景はすべてブレているにもかかわらず、龍と思わしき物体だけはピントが合っている。 この龍は何ゆえ昭和記念公園に出現し、写真へと写りこんだのか。そもそも龍とは世界各国に存在する“伝説上の生物”である。古来から神と同等の位置づけをされており、神聖なものとされてきた。中国では皇帝のシンボルとなっており、<水中に棲み、時に竜巻となりて天空を自在に駆けり>、泣き声は雷雲を呼び、嵐を巻き起こすという。中国文化の伝来とともに「龍伝承」も日本文化に導入され、民衆に深く根付くことになった。民間では、水の神と信仰され、大雨、または日照りが続くと「龍神様がお怒りである。龍神様に生贄(いけにえ)を捧げねば…」などと畏怖された。 龍神伝説は日本各地に数多く存在している。そんの中でも特に有名なのが九頭竜で、箱根・芦ノ湖の伝説である。奈良時代のこと。芦ノ湖は万字池と呼ばれていた。この池には9つの頭を持つ毒蛇がおり、常に生贄を求めていた。村人達は竜の怒りを静めるために、白羽の矢で選ばれた家の娘を生贄に捧げていた。だが、村を訪れた万巻上人によって退治され、湖の底にある「逆さ杉」に鎖で縛(いまし)められた。その後、長い間湖底に留め置かれた竜は改心し、毒龍から龍神へと変化した。それを見た万巻上人によって九頭竜神社を設けられ、そこに奉られたという。 この九頭竜と縁がある伝承が立川市も含まれる東京都西多摩地域にも存在する。桧原村の九頭竜神社である。桧原村を拓(ひら)いた中村数馬守は南北朝の戦いの折、南朝側に従軍していた。その南朝の守護神が九頭竜であった。1336年、その守護神を武運長久を願い九頭竜神社へと祀(まつ)ったのだという。つまり、この写真は西多摩の龍が出現した様子をとらえたものではないだろうか。 この写真を撮影したのは、ホラー作家山口敏太郎の友人である、怖い話を語って聞かせる怪談師のファンキー中村。芸能を生業とするものである。どの仕事もそうかもしれないが、特に芸能の世界は厳しい。「戦場」にたとえてよく、中村はその世界で生きている。もしも、この龍が桧原村に祀られている九頭竜であるならば、「武運長久」を与えたのかもしれない。今年、ファンキー中村の動きに注目したい。
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ミステリー 2009年01月19日 15時00分
相模湾沖に目撃情報 未確認飛行物体はUFOか?
昨年10月中旬ころから相模湾沖で数件の未確認飛行物体の目撃情報が寄せられている。それぞれの情報を照合すると、かなりの確度で「UFOに近い」飛行物体という結論が出てくるのだが…。 「横須賀、逗子、湘南方面の相模湾沖は未確認飛行物体の目撃情報が非常に多い地域です。しかし、この地域での目撃情報は、にわかに受け入れられない事情がある。この一帯には自衛隊やアメリカ空軍の基地がいくつかあり、それら軍事関係の飛行訓練地域でもある。目撃情報はそれらの訓練飛行のものも多く、真偽の判別が難しい。情報として精度の高いもの以外は取り扱えないというのが現状です」 そう話すのは、某UFO研究家。相模湾上空には一般人が想像する以上に、多くの飛行機が行き来しているのである。しかし、防衛省関係者は違う見方をする。 「確かに、月に何度かスクランブル発進はあります。その多くはある意味『よくある事』が理由。ただ、その内の何度かはごく一部にしか知らされていないスクランブルもあります」 空軍のスクランブル発進の多くは、一般飛行機が航路を外れ警戒区域に侵入した時に指令が出されることが多い。実際には離陸しないうちに解除されるスクランブル待機を含めれば、頻繁にあり特別驚く事態ではないという。しかし、目撃情報が寄せられたケースと重なったとき、ベテラン整備士が思わず首を捻る消耗がスクランブル発進から戻ってきた機体にベテラン整備士が首をひねるような消耗(しょうもう)の跡を確認することがあったという。 「あまり詮索(せんさく)はしませんが、何かあったことは確かです」(前出・防衛省関係者) 未確認飛行物体の目撃情報と謎のスクランブル発進の怪。相模湾上空で何かが起きつつあるという予想はあながち突飛なものではなさそうなのだが…。しかし、先のUFO研究家が口にしたのは意外な「推測」だった。 「UFOの可能性は否定できません。仮定の話なら米軍が開発した、UFOに近い新たな機体ということもありえます。日本の財閥系重工業メーカーが極秘に開発している戦闘機の可能性も否定できません。相模湾は湾奥が深く、しかも山に囲まれている立地条件からこのような実験に使われることが少なくないのです。未確認飛行物体が他の惑星の生命体、UFOだと判断するには慎重な作業が必要ですが…」 NMR読者からの1枚の写真も「UFOの可能性が高い」というお茶を濁すに等しい結論にせざるをえなかった。 多数の目撃情報が寄せられる相模湾上空。いつもは穏やかなその上空に、各国の思惑と人智を超えた謎が大きな雲となり広がっているのは確かといえる。
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ミステリー 2009年01月01日 19時55分
浅草に鬼神出現!?
08年10月、ある女性が東京・浅草を散歩中に一枚の写真を撮影したという。彼女の証言によると、なにやら五重塔の上に人の気配がしたので撮影してみた。その時、撮影されたワンショットがこの写真(上)だ。五重塔の上をご覧いただきたい。大きな口を持った白塗りの顔が見て取れる。やや上空には角のようなものが確認でき、明らかに鬼神である。なぜ浅草に鬼神が出現したのか。 浅草は妖怪と縁のある地である。同地の「牛嶋神社」にはその昔、牛の化け物が出て暴れまわったという伝説が残されている。1251年、名君として名高い鎌倉幕府5代目執権北条時頼のころ、浅草寺に牛に似た化け物が乱入するという事件が発生した。その際、食堂に集まっていた僧50人のうち24人が毒気に当てられて病となり、7人が即死したという。この牛の化け物が落としていった球が奉られているのが「牛嶋神社」であると伝えられている。 浅草には、ほかにも妖怪伝説を持つ寺社が存在する。浅草寺の近くにある鎮護堂には狸の伝説が残されている。明治4年に建てられた浅草寺には、もともと古狸が住んでいた。古狸は長年愛用していたねぐらを奪われたことに激怒し、さまざまな悪戯をするようになった。しかしある時、今まで悪戯をしていた古狸が小僧に化け、僧正の夢の中に現れた。彼は「自分は境内に住んでいた狸である。住処(すみか)を奪われて困っている。祠(ほこら)を建てて私を其処(そこ)に奉って欲しい。そうすれば悪戯はやめる」と告げたという。 そこで、山の一角にお堂を建てた。すると不可思議な現象は起こらなくなったのだという。さらに浅草には、有名な「鬼婆伝説」も残されている。浅草の鬼婆は浅茅ヶ原の一軒家に住んでいたという。老女は娘と住んでおり、旅人に宿を貸しては、石枕で頭部を潰して命を奪っていた。被害者は999人にも上ると伝えられている。そして、1000人目の旅人が泊まった折、惨劇に心を痛めていた娘が旅人と入れ替わり、彼女自身が1000人目の被害者となった。 娘は、母に己の過ちに気がついてほしかったのである。己の娘を殺害してしまったことをひどく後悔した老婆は、池へとその身を躍らせたのだという。その池は後に「姥ヶ池」と呼ばれるようになり、現在は浅草にある花川戸公園となっている。このように、浅草とは妖怪と深いつながりのある町なのである。 ホラー作家の山口敏太郎氏は「人の願望、妬みや恨みなどの情念がこの鬼を生み出したのかもしれません。昔から人が鬼になるという言い伝えは数多く残っていますし、いろいろな人のマイナスの念が集まって鬼を作り出すというのは十分ありえます。さらに、この写真が撮影されたのは浅草寺。浅草寺にはマイナスの念を抱いた人たちが訪れます。その念が渦巻き、形となったのが今回現れた鬼神ではないでしょうか。鬼は人の心の暗部なのです」と述べている。 浅草寺では毎年2月の節分の日に豆まきを行っている。誰もがご存じの通り、豆まきとは鬼を払うものである。つまり、年に一度浅草寺の鬼は払われているはず。 証券会社リーマン・ブラザーズの経営破綻後、アメリカのみならず世界中が不景気で覆われている。リストラや内定取り消しが相次ぎ、路頭に迷う人も少なくない。もしかすると浅草寺に現れたのは、迷える人たちの念が集まった、不景気ならぬ“不景鬼”だったのかもしれない。
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ミステリー 2009年01月01日 19時41分
新春特別講座「良い心霊写真の撮り方」
正月に記念写真を撮る人は多い。しかし、うっかり心霊写真を撮ってしまったら対処に困るだろう。心霊写真にも「良い」「悪い」があるという。心霊研究家の津根松法一先生から「良い心霊写真」について話を聞いた。 「心霊写真にもいろいろあります。最近ではパソコンですぐに合成写真ができてしまうので偽物も多くなりましたが、本物の心霊写真は専門家が見ればすぐに分かります。何を基準に『良い』というのか正直、計りかねますが(笑)、ただそれが本物であるということが第一の前提だと思います」 津根松氏が収集した心霊写真からいくつかを公開してもらった。 「理想の心霊写真は、やはり霊がはっきりと確認できる形で写っているものだと思います。その霊に人を害する凶悪な怨念がなければなおさらベスト。ただ、心霊写真に写り込むような霊魂は現世に強い未練を残していますから、それは無理な相談かもしれません」 1枚目(写真(1))は、とある地方都市の駄菓子屋の風景。店主の後ろ側にあるキャビネットのガラス部分にはっきりと人の顔らしきものが写り込んでいる。 「これなどは非常にクオリティーの高い心霊写真といえます。知人の霊能者に見てもらったところ、この霊魂は事故など突発的な原因で亡くなられた女性の霊で、おそらく駄菓子屋に遊びに行く年頃のお子様がいらっしゃる母親の霊だということです。出現できる磁場が限られているらしく、この場所を離れて人に危害を加える危険性はないとのことで今回、公開しました。このように、同じ強い未練でも怨霊として人に危害を加える危険が少ない霊も多いのです」 2枚目(写真(2))は靖国神社の写真。報道陣の上に靄(もや)のようなものがかかっており、これが霊の一種という。 「これは靖国神社で眠る御霊と言っていいでしょう。何か個人を特定するものではなく、ここに眠る御霊の想いの複合形のようなものです。実は心霊写真の多くはこのように形の判別が出来るものでないことの方が多い」 そして3枚目(写真(3))には、津根松氏が最も印象に残る一枚を公開してくれた。 「写真に写る男性から相談を受けた際に見せられた一枚です。男性はこの写真を撮った前後から親戚に不幸が重なったり、病気がちになったり不可解な現象に悩まされていました。この写真を持って男性と男性の母親と私の3人で霊能者に相談に行ったのです。鑑定は厳しいものでした。車のフロントガラスに写る小さな男の子は、その男性がひき逃げした子供の霊だったのです。その男性は私と母親の説得で警察に自首し、現在は服役しています。ただ意外だったのは、霊能者によると、写真に写る子供よりも男性の父親の影響が強く働いているとのことでした。実は男性の父親も交通事故で亡くなられていたんです。わが子に罪を償わせたい父親の強い気持ちが、子供の霊を呼び込んだのではないかという話でした。もちろん、この写真はその霊能者に除霊してもらい、男性の母親の了解を得て公開しています。おそらく大丈夫でしょう」 たった1枚の写真にこれほどの物語が隠れているとは…。津根松氏に言わせると「気がつかないだけで大抵の家庭で心霊写真はある」とのこと。特に不可解な不幸が重なっている人はそれが原因ということも少なくないらしい。新しい年の節目に、怨念を振り払う作業をしてみてはいかがだろうか?<プロフィール>津根松法一(つねまつ・ほういち) 心霊研究家。超常現象の分野に広い人脈を持つ。その情報源と独自の分析で、数多くの心霊写真が集まるようになり、これまでにない斬新なニュースを提供する。
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ミステリー 2008年12月22日 15時00分
障害者プロレスに現れたオーブ!
11月22日、新木場の「1st RING」にて障害者プロレス「ドッグレッグス」の興行が行われた。その試合を撮影した写真の中に、大量のオーブが映し出されたワンショットがある。このオーブについて解説してみよう。 写真を見てほしい。相手選手を押さえつけている選手の肩などに写っている光の球のようなもの。これがオーブだ。 オーブというのは、よく撮影される心霊現象の一つである。人によっては玉響(たまゆら)とも呼ぶ。一説によると、オーブとは霊が球体に姿を変えたものであるという。しかしながら、現れるすべてのオーブが悪霊なのかというとそうではない。ほとんどの者が無害で、むしろ妖精や先祖霊であるとかいわれている。だが、もちろん中には負のオーラを持った悪霊的オーブも存在する。研究家によると球体の中にうごめくようなものが視認できるオーブは悪霊であるそうだ。とある霊能者曰く、このようなオーブは人に悪い作用をもたらすことがあるらしく、そのような心霊写真が撮影された時は、十分に注意していただきたい。 オーブが現れたのは、障害者たちがプロレスを見せる場、ドッグレッグスの大会だ。障害者プロレスというのは、15年前に「ドッグレッグス」の代表、北島氏をはじめとした東京のボランティア団体が開催したものだ。最初は東京の団体だけであったが、現在では福岡の「FORCE」仙台の「ODAZUNA」といった二つの団体があり、全国に40人ほどの選手が存在する。障害者が行うプロレスといっても、健常者のプロレスと大きく異なる点はない。唯一異なる点というと、相手の不自由な部位を意図的に攻撃してはならない、3カウントはなく、ギブアップやTKO、判定で勝敗が決められる。健常者と障害者が戦う場合、健常者は相手の不自由なところに枷を付ける。以上のルールだけである。もちろん本気で戦う気持ち、プロレスを好きだという気持ちは健常者とまったく同様だ。 このような熱い気持ちを持ったプロレスラーたちが戦うリング場に現れたオーブ。このオーブはなぜ、このリングに現れたのか。一説によると、このオーブは障害者たちの霊ではないかといわれている。障害者たちは皆一様に、不自由な部位を抱えている。非常に重い障害を負ってしまうと、一生体を動かすことのできない者もいるであろう。そのような者たちにとって、障害者プロレスの選手らはスターである。動かない体を動かし、のびのびと生きている彼ら。その姿に己の理想を垣間見る者も少なくはないだろう。彼らに羨望の念を抱いたまま亡くなった者の霊が現れたのではないか、といううわさもある。その証拠といわんばかりに、どのオーブも澄んだ淡い輝きを持っている。まるで霊たちの純粋な思いが反映されているようではないか。 パラリンピックが存在するように、スポーツをしたいと心から望む障害者は非常に多い。障害者プロレスが存在するのも、プロレスをやりたいと望む者がいるからに他ならない。リング場に現れたオーブ同様、障害者プロレスの選手らの勇姿を見守ることも、彼らの人権を尊重することになるのではないだろうか。
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ミステリー 2008年12月15日 15時00分
“パイレーツカリビアン時代”到来に戦々恐々
「海賊」と聞いて、どんな想像を巡らすだろうか? 多くの人はパイレーツカリビアンに代表されるスリルとロマンにあふれた冒険ファンタジーを思い浮かべるのではないか。しかし、事態はそのような平和な空想を許さない。 公海上の海賊行為は深刻な問題であり、各国の悩みの種となっている。特に東アフリカの沿岸地域、ソマリア沖では海賊による襲撃事件が頻発。現在、もっとも危険な海域として屈強な海の男たちでさえ、真剣に恐れているのである。商社に勤務するA氏が語る。 「地元の漁師が武装化して海賊になっています。ただ、漁師といってもソマリアでは激しい内戦が続き民衆が武装化。非常に統制の取れた武装集団になっている。国連軍などが海賊に対処していますが、海賊は堂々と応戦。最先端装備の軍隊が、海賊の小回りの利いたゲリラ戦術に振り回されているというのが現状です」 高度に武装化した海賊は地元の利を生かし、軍隊をも手玉に取っているというのだ。 「ソマリア沖の海賊の目的は身代金。略奪行為や人質への虐待行為はありません」(A氏) ソマリアの内戦では民族同士で有史以来、最悪の大虐殺が繰げられたが、この海賊行為ではビジネスに徹しているらしい。 「人質ビジネスがもたらす利益は莫大です。年間1億ドル(約100億円)、闇に葬られた事件を含めればその10倍以上の金銭が海賊に渡っていると思われます」(同) さらに、そのビジネスは多角化しつつある。海賊とつながりのある警備会社や通行の安全を保証するブローカーなど、悪のスパイラルが形成されつつあるというのだ。 NMRでは、ある極秘ルートから恐るべき情報を手に入れた。2007年から急増したソマリア沖の海賊行為は、今年に入りその手段や交渉に変化が現われ始めた。それは海賊が高度に組織化している事実を示す。背景には、ソマリアに海賊王が誕生した可能性があるというのだ。 もともとソマリアの武装集団は、イスラム過激派の影響を多大に受けている。この海賊王がイスラム過激派と深い関わりがあるとしたら…。現在はビジネスに徹している海賊集団に宗教的大義が加われば、その脅威は形を変え凶悪なテロ集団へ変貌するとも限らない。 ソマリア沖に首領が誕生したというニュースは今後の平和維持活動に大きな影響を与える大きなニュースといえよう。組織への対応を本格化しなければ、新たな惨劇につながる危険性は非常に高いと言える。ソマリア沖を注意して監視しなければいけないだろう。
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2007年09月18日 15時00分
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9・11世界同時爆破テロ陰謀説に新展開
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2007年07月10日 16時00分
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ミステリー
日本の某企業 UFO開発中!?
2007年07月04日 16時00分
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ミステリー
飛行機の乱気流事故 実はスカイフィッシュのしわざだった!?
2007年06月27日 16時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分