巨人
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スポーツ 2021年11月29日 19時00分
巨人・桑田コーチの中4ローテ継続方針に疑問の声 今季は裏目も「必ずできる」と自信満々のワケは
一軍投手チーフコーチ補佐として今季から巨人に入閣し、15日に投手チーフコーチに昇格した桑田真澄コーチ。29日に伝えられた先発運用についての発言がネット上で物議を醸している。 >>巨人・桑田コーチのグータッチに批判「無神経すぎて呆れる」 危険球退場の山口を称賛? メンタルケアの一環と反論も<< 報道によると、桑田コーチはチームが今季終盤に採用した中4・5日ローテについて、「僕はいいことだと思う」と肯定的な考えを表明。同時に、「彼らはできると思っていますので。まだそのやり方を知らないだけでね。やり方を知れば必ずできると思っているので。しっかり鍛えていきたいと思っています」と、来春キャンプでは継続を念頭に置いた指導に臨む旨を明言したという。 今季の巨人は8月までは中6日ローテで先発陣を運用していたが、9月ごろから中4・5日ローテに移行。しかし、間隔を詰めた影響は大きかったのか、先発陣は同月24日~10月20日にかけ22試合連続で白星なしと結果を残せなかった。 桑田コーチの発言を受け、ネット上には「結果に繋がらなかった中4・5ローテをなぜ継続しようとするのか理解できない」、「中6日、一部投手は中10日で回して優勝したヤクルトと真逆の方針で笑えない」、「開幕から特攻ローテなんかやったら絶対シーズン最後まで先発持たないぞ」と批判や反発の声が寄せられている。 一方、「来年もローテ間隔詰めるってことは、6人目の出現は諦めたってことか?」、「目ぼしい投手がいればわざわざ中4・5日ローテを続ける必要は無いから、その目ぼしい投手がいないってことなのかな」、「今ローテに入ってる5人をフル回転させた方がマシって考えた説もありそう」と、継続方針に至った背景を推測するコメントも数多く挙がった。 「今季の巨人は先発ローテ6枠のうち5枠は菅野智之、山口俊、戸郷翔征、高橋優貴、メルセデスが埋めましたが、残る1枠の固定に苦戦。終盤に入っても台頭してくる投手が現れなかったことが、先発5人で回す中4・5日ローテ採用に至った一因とみられています。一方、現先発陣は菅野、山口が過去に最多勝を獲得し、戸郷、高橋、メルセデスも2ケタ前後の白星を挙げた経験を持っています。そのため、桑田コーチは6人目の台頭にかけるよりも、中4・5日ローテで現先発陣の登板機会を増やす方がチームの白星につながると判断したのかもしれません。また、17日に伝えられた『来年はしっかり実行するといいますか。病院でいうと診察が今年で、来年が治療するということですね』という桑田コーチの発言を踏まえると、今季の中4・5日ローテ採用は来季の本格導入を見据えた計画的な作戦だった可能性もあります。仮にそうだとすると、桑田コーチは今季出た課題や反省を踏まえて指導を行えば十分結果は出せると考えているとしても不思議ではないでしょう」(野球ライター) 中4・5日ローテを採用した9月から今季終了までは、「10勝25敗8分・勝率.286」と黒星が大きく先行した巨人。チーム成績を見ても成功したとは到底言い難いが、果たして桑田コーチの継続方針は来季どのような結果をもたらすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月28日 11時00分
日本シリーズを戦う選手に「卑怯者」のレッテル? 解説陣も苦言連発、ヤクルト青木のフェアプレーとは正反対の疑惑行動
24日に行われた日本シリーズ第4戦・ヤクルト対オリックス戦。「2-1」でヤクルトが勝利したこの試合で、ヤクルトのプロ18年目・39歳の青木宣親が見せた姿勢がネット上で話題となった。 >>ヤクルト・青木に先輩が激怒「誰に口きいとんやオラァ!」 宮本氏がベンチ裏の大騒動を暴露、4年後の謝罪エピソードも明かす<< 注目が集まったのは、「2-1」とヤクルト1点リードの7回裏の青木の行動。この回2死から打席に入った青木は、オリックス4番手・富山凌雅が投じた5球目を右手付近に受け地面に倒れ込む。これを見た球審は死球を宣告し、ヤクルトベンチからもトレーナーが飛び出した。 しかし、青木はすぐに立ち上がりトレーナーをベンチに戻らせると、球審に手ではなくバットのグリップにボールが当たったと指をさしながらアピール。これを受けた球審は判定を死球からファールに変更。場内からは大きな拍手が起こった。 審判にファールを自己申告した青木の姿勢を受け、ネット上には「正々堂々とした姿勢で素晴らしいな」、「黙ってたら得する状況で正直に『今の判定は違う』と申告できるのは凄い」と称賛の声が寄せられた。一方、「いつかの加藤とは大違いだな」、「加藤もこうやって正直に言うべきだったんだよ」と、過去のシリーズで起こった騒動を絡めたコメントも数多く挙がった。 日本シリーズでは巨人と日本ハムが対戦した2012年の第5戦で、巨人・加藤健(現巨人二軍バッテリーコーチ)が審判の誤審を誘発する振る舞いを見せ物議を醸している。4回表無死一塁、バントの構えを見せる打席の加藤に対し、日本ハム投手・多田野数人が投じた初球が頭部付近へ。加藤はのけぞりながら倒れ、頭を両手で押さえながら地面にうずくまった。 同戦のTV中継で直後に流されたリプレー映像では加藤の顔・頭部にボールは当たっておらず、球審も当初はファールを宣告していた。ところが、巨人・原辰徳監督から抗議を受けた球審は判定を変更し、加藤に死球を宣告すると同時に多田野を危険球退場に。日本ハム・栗山英樹監督は猛抗議するも判定は覆らなかった。 この球審の判定変更に場内からは大ブーイングが上がり、中継で解説を務めていた古田敦也氏(元ヤクルト監督)、工藤公康氏(前ソフトバンク監督)もそれぞれ「これは間違いですね」、「危険球じゃないです。当たってないですもんね」と誤審を指摘。さらに、ネット上には「卑怯者」、「詐欺師」と加藤へのバッシングが噴出した。 試合後に伝えられた報道では、多田野は「だます方もだます方。だまされる方もだまされる方」と加藤が死球を演じたのではとコメント。一方、加藤は「必死にプレーした。何が起こったのかなという感じ」と詳しい言及を避けたため、これについてもネット上には批判の声が多数上がった。 当時は詳しい経緯や背景が分からずじまいだったこの騒動だが、加藤は2016年シーズン限りで現役引退したが、その後、真相を明らかにしている。各報道によると、加藤はそれまで2回頭部死球を受けた経験が影響してか、多田野のボールを見た瞬間に「何が起きたか分かりませんでした」とパニック状態となり、その後地面に倒れ込んで体を打った衝撃で死球を受けたと錯覚。その後ベンチで映像を確認し当たっていないことを把握したが、チームが日本一をかけ戦っている中で自分から真相を明かす決断は下せなかったという。 ただ、加藤は「あの試合以降、多田野投手だって指先の感覚が狂ったかもしれない。審判の方も僕のせいでジャッジに迷いが出るようになったかもしれない。リズムを狂わせてしまい、迷惑をかけてしまった」と、長らく後悔を引きずっていたことも明かしている。 今回の青木は判定変更後、遊ゴロに倒れ、自己申告により損をする形となった。ただ、加藤のように長期間自責の念に駆られる可能性を考えると、正直に判定変更をアピールしたのは大正解だったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月19日 11時00分
巨人、育成・山下の退団は特に問題ナシ? “高卒首位打者”がファームで干され気味だったワケは
巨人ファンにとっては、衝撃的なニュースが飛び込んできた。 巨人の育成選手・山下航汰外野手(21)が自由契約となり、退団することになった。しかし、この一報が飛び込んできたとき、「やっぱり…」と思ったG番記者も実は少なくなかったのだ。 >>巨人、大量戦力外は大補強の前触れ? 菅野FA流出の可能性も浮上、原監督は新人も駆使して再建画策か<< 「ヤバイとは思っていました。社会人、独立リーグチームとの試合が多い三軍戦とはいえ、山下は打率3割6分を超えていました。なのに、二軍戦にはあまり出場できなかったので」 山下の成績だが、三軍では打率3割6分6厘(48試合)。二軍では2割2分6厘(21試合)となっている。ルーキーイヤーだった2019年、いきなりイースタン・リーグの首位打者となり、高卒1年目でのファーム首位打者はあのイチロー以来27年ぶり。支配下登録も勝ち取り、ファンも大きな期待を寄せていた。2年目は怪我に泣かされ、3年目の今季は「主に三軍戦」という状態だった。 「山下が解雇されたのはあくまでも手続き上の問題で、球団は育成枠で再契約する旨も同時に伝えていました。巨人を出て、他球団で支配下をめざすというのは、山下自身の選択です」(取材記者) 「このままでは支配下はもちろん、一軍戦に出場できない」と思ったのだろう。 しかし、どのプロ野球球団ファンもそうなのだが、途中加入してきた選手が活躍するよりも、生え抜きの若手が一軍戦力に上り詰めていくのを見たいと思っている。 山下の退団は衝撃的だったが、こんな情報も聞かれた。 「巨人スカウトたちは、外野手を探しているんです。昨年のドラフト会議で佐藤輝明(現阪神)を外野手で指名しようとしたように、左打ちの外野手が欲しいみたいで」(ライバル球団スタッフ) 左打ちの外野手。右投げ左打ちの山下を慰留させるべきだったのでは…。 もっとも、外野手を探している話を詳しく聞いてみると、大砲タイプだという。 「ほとんどの球団が、外野手には長打力を求めています。外国人選手を獲得するためにわざわざその一角を空けておく球団もあるくらいです。打撃優先でコンバートさせる選手も、まずは外野守備をテストされます」(プロ野球解説者) 打撃優先のポジションというわけだ。 その意味で考えると、秋季練習で外野守備の重要さを提唱した日本ハムの新庄剛志新監督は、プロ野球界に一石を投じたとも言える。 巨人は今秋のドラフト会議で育成を含め、3人の外野手を指名した。どんな選手に育てていこうとしているのか、また、指名された選手自身もどういう選手になって活躍したいのか、明確な目標を持つべきである。 日本シリーズ終了後、フリーエージェント権を持つ選手が行使するか否かの受け付けが始まり、その後で解雇選手を含めた補強・獲得交渉もスタートする。ヤクルト、オリックスともにスタメンメンバーのほとんどが生え抜き選手だ。チャンスに恵まれなかった選手たちは複雑な心境だろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月17日 15時30分
巨人、日本ハム・大田の復帰可能性は消滅? 自由契約で獲得期待も、秋広の背番号変更で落胆の声も
2020年ドラフトで5位指名を受け巨人に入団し、今季がプロ1年目のシーズンだった19歳の秋広優人。17日、来季からの背番号変更が内定していると複数メディアが報じた。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< 報道によると、秋広は今季の背番号は「68」番だったが、来季からは過去に日米通算507本塁打の松井秀喜氏(元巨人他)らが背負った「55」番に変更。球団は秋広の大砲としての素質を高く評価し、今後のブレークへの期待も込めて「55」番を渡したとみられるという。 今季の秋広は一軍では「1試合・.000・0本・0打点」とほとんど出場機会がなかったが、二軍では主に4番を任され「82試合・.229・8本・26打点」といった数字をマーク。シーズン後半の8月以降は「31試合・.291・4本・14打点」と3割に迫る打率も残しているため、球団はこの成長ぶりも加味して、一軍実績は無いながらも秋広に由緒ある「55」番を与える決断に至ったと思われる。 秋広の背番号変更を受け、ネット上には「二軍で爪痕残してるとはいえ、一軍では何の実績も無い秋広に55着けさせるのはビックリ」、「松井も着けた番号を与えたってことは、来季からは一軍での英才教育を始めるんだろうか」、「秋広は必ずモノにするという球団の覚悟の表れのようにも感じるな」といった驚きの声が寄せられている。 一方、「秋広が55番着けるなら、これで大田の復帰は無くなったか?」、「大田を呼び戻して55与えるかもと予想してたけど全くの見当違いだった」、「大田がかつての背番号と共に復帰って展開もこれで無くなったな」と、「55」番の前任者である日本ハム・大田泰示を絡めたコメントも多数挙がった。 大田は巨人時代(2009-2016)の2009~2013年にかけ背番号『55』を着用するもこの間はわずか2本塁打、『44』番に背番号が変わった2014~2016年も計7本塁打と芽が出なかった選手。一方、2016年オフにトレード加入した日本ハムでは今季までに計63本塁打と主力に成長した。ただ、日本ハムは11月16日に大田を含めた3選手に来季の契約提示・保留手続きを行わないことを発表している。 「日本ハムの決断により大田らは今オフ自由契約となり他球団との交渉が可能となりますが、ファンの間では大田についてプロ入り当初の監督である原辰徳監督が率いる巨人が復帰に動くのではという見方が浮上。また、復帰実現に向けては背番号『55』番を用意するのではという意見も散見されました。ただ、その『55』番を秋広が着けることが決まったことで、大田復帰の可能性は大きく下がったと捉えたファンも少なくないようです。なお、現在の巨人は大田の本職である外野は丸佳浩、松原聖弥が2枠を占め、残る1枠も候補にはウィーラー、梶谷隆幸ら実績のある選手が複数。ここに本職は一塁ながら外野も守れる秋広も加えるとすると、大田を獲得するメリットは薄いともいえます」(野球ライター) 大田が着用していた2013年を最後に長らく空き番号となっていた「55」番。後継者となった秋広がブレークを果たせるかはもちろん、前任者・大田の去就も今後注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月16日 11時05分
巨人、大量戦力外は大補強の前触れ? 菅野FA流出の可能性も浮上、原監督は新人も駆使して再建画策か
「3年契約」と発表された。巨人・原辰徳監督が山口寿一オーナーにシーズン終了の報告を行い、来季のコーチ布陣の発表を含め、そのまま会見に臨んだ(11月15日)。時間帯が完全にかぶったわけではないが、大谷翔平選手の共同会見の“ウラ番組”だった。 >>巨人・坂本、原監督の敬遠策に失笑? マウンド集合後に見せた表情が物議、「状況考えたら仕方ない」と同情も<< メジャーリーグ、大谷翔平はスゴイが、「日本のプロ野球も面白い」ということを伝えるには、伝統球団の再建は不可欠だ。もし、来季再び巨人が優勝戦線に復活した場合、この会見が「その第一歩」となる。 「原監督と再び3年契約を結んだのは、予想外でした。若いコーチが多いので、彼らを育ててくれという意味でしょう」 そんな感想を口にする取材陣も多かった。 また、巨人はこの会見に前後して、大量12人の戦力外選手リストも公表している。田中豊樹、香月一也など一軍戦力が含まれていたが、 「田中は手術を受けるそうです。ルーキーの伊藤優輔は今月1日、トミー・ジョン手術を受けていました。治療に専念させる間、他の選手を支配下登録するということでしょう」(スポーツ紙記者) 大量12人の戦力外通告の先にあるのは、「外部補強」だろう。 原監督は「今オフのFA補強は?」の質問に対し、こう答えていた。 「外国人選手は、オーナーも興味のあるところだし、-省略- やっぱりフリーエージェントという選手はたくさんいるわけで、その選手たちの権利というのは大事にしてもらいたいし…」 フリーエージェントは選手の権利。そんな持論を語り、こちらが聞きたかった具体的な補強案については、完全にはぐらかされてしまった。 「広島・九里など好投手が権利行使すれば、交渉すると思います。原監督がハッキリ答えなかったのは時期的な理由でまだ公表できないからでしょう。でも、有望選手が動かないとの情報を掴んでおり、だから、そんな言い方になったとも解釈できます」(球界関係者) フリーエージェントと言えば、気になる情報も交錯している。今季、海外FA権を取得した菅野智之投手が「行使するのではないか?」というもの。何か具体的なアクションがあったわけではない。しかし、行使するのならば、原監督の「選手たちの権利」なる持論は米球界に挑戦したいとする自軍選手へのエールであり、会見で出た発言としても違和感は全くない。 MLBア・リーグ中部地区の関係者に「今季の菅野評」を聞いてみた。 「故障のため、今季の成績は良くありませんでした。右肘は本当に治ったのかどうか、不安要素があるので、こちらとしては獲得にリスクを伴うので…」 奇しくも、同日、巨人はドラフト1位指名の翁田大勢(関西国際大学)と仮契約を結んでいる。その翁田で思い出されるのは、指名挨拶でのやり取りだ。翁田本人は「リリーフタイプ」と自己分析したのに対し、巨人側は「先発で!」と言い切っている。 エース喪失、先発投手陣をまたゼロから再編すると言うのなら、原監督に「3年」という長い期間の指揮を要請した理由にも合点がつく。今オフ、巨人は大掛かりな選手の入れ換えを行うことになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月13日 17時30分
巨人・高橋、チーム最多勝も課題は山積か 首脳陣にも責任アリ? ポストシーズンでも目立った不安要素とは
今季のチーム最多勝投手の奮起は見られるだろうか。 巨人の高橋優貴は、シーズン序盤は先発の柱として目覚ましい活躍を見せ、チームを牽引した。期待されながらも、負傷で長期戦線離脱を余儀なくされた昨年の鬱憤を晴らすように、今季は序盤から先発ローテに定着し、白星を積み上げ、最終的にチームトップとなる11勝を記録している。 昨年、さらにルーキー時の一昨年と日本シリーズにも登板、2年続けての屈辱や悔しさを十分なほど味わった一人であるだけに、プロ3年目、24歳の高橋にまだまだ課せられる役割は多い。 今シーズンは初登板となった4月1日の対中日戦から実に5連勝、7月までに9勝を挙げるなど、潜在能力を存分に発揮した前半戦となった。オールスターにも初出場、初戦の先発も務めている。 しかし、全体を通して振り返ると、やはり不本意なシーズンを送ったという印象が強い。 シーズン後半、ジャイアンツは台所事情により、先発陣を固定した上で中4・5日フル回転へ方針転換したが、その結果として夏以降失速した大きな原因だと言われた。 そして、終盤を待たずして息切れとなったチームと共に、高橋も白星から遠ざかることに。 首位争いが三つ巴となり迎えた9月、チームは首位争いから脱落、見る見るうちに上位2球団から置いていかれるほどに、チーム状態は下降線をたどった。同じ様に高橋の成績も低迷し、9月からシーズン終了までに8回の先発登板で僅かに1勝、喫した黒星は6個を数えた。 物議を醸したベンチワークもさることながら、9月以降の不振は高橋自身のスタミナ不足による部分も大きかった気がしてならない。これまでプロキャリアにおいて、完投で投げ終えた経験はまだない。試合を最後まで任せられる信頼とともに、身につけていかなければならないスキルは少なくないだろう。 11月7日のクライマックスシリーズ第2戦。前日の初戦を勝利した巨人は、一気にファイナルステージ進出を決定させるべく、背番号47に先発マウンドを託した。しかし、先頭打者に安打を許すなど初回からリズムに乗れず、2回に失点を許し、早々に交代を告げられている。 チームは2戦目も勝利しセ覇者のヤクルトへの挑戦権を掴んだものの、迎えたファイナルは「0勝3敗1分」(ヤクルト側のアドバンテージ1勝を含む)で敗退。不本意な内容のままポストシーズンを終えた高橋は来季巻き返しを見せることができるだろうか。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年11月12日 17時00分
巨人・坂本、原監督の敬遠策に失笑? マウンド集合後に見せた表情が物議、「状況考えたら仕方ない」と同情も
11日に行われたクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージの巨人対ヤクルト戦。「0-5」で巨人が敗れたこの試合で、巨人のプロ15年目・32歳の坂本勇人が見せた表情がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-1」と巨人1点ビハインドで迎えた6回裏2死二、三塁で坂本が見せた表情。先発・菅野智之がヤクルトの8番・西浦直亨を打席に迎えたこの場面で、原辰徳監督はベンチを出てマウンドへ。バッテリーや内野陣を集め何か言葉をかけた後、ベンチに戻り西浦を申告敬遠で歩かせた。 原監督がマウンドから離れた直後、同戦の中継カメラは遊撃の守備位置に戻る坂本の様子を映し出す。坂本はバックスクリーンの方向を見ながら苦笑いで首をかしげた後、マウンド上の菅野の方を振り向き「やばっ」というような声をかけた。 >>巨人・原監督の試合後コメントにファン怒り「野手陣も叱れよ」 炎上の山口に苦言も沈黙打線にはお咎め無し?<< 坂本の様子を受け、ネット上には「こんな明らかに困惑してる坂本は初めて見た」、「坂本的には申告敬遠は完全に予想外だったのかな」、「苦笑いというより失笑に近い笑みだったな、内心でも『マジで?』って思ってそう」と驚きの声が寄せられている。 同時に、「状況考えたらこんな表情になるのも仕方ない」、「苦手でも何でもない西浦との勝負を避けたんだからそりゃ笑うしかないよな」、「メリットが薄すぎる采配に付き合わされる坂本らは可哀想としか言えない」といった同情のコメントも多数挙がった。 「今回の場面で打席に入っていた西浦は今季打率が『.223』と今ひとつ。巨人相手には『.268』とシーズン成績以上の数字を残したものの、マウンド上の菅野に対しては『.000』と1本もヒットを打てていませんでした。原監督は西浦の次打者がここまで『6回無失点・被安打2』と好投していた先発・高橋奎二であることを踏まえて、代打起用による降板を狙って西浦を申告敬遠で歩かせたものと思われます。ただ、ヤクルトベンチには今季代打打率『.366』、得点圏打率『.421』の切り札・川端慎吾が控えていたので、坂本は満塁で川端勝負はリスクが高すぎないかと強い疑問を抱いていたのかもしれません」(野球ライター) 西浦への申告敬遠で2死満塁となった後、菅野は代打で登場した川端に押し出し四球、後続の塩見泰隆に3点三塁打を打たれ計4失点と炎上。坂本が首をかしげた原監督の采配は完全な裏目となり、巨人はCS敗退にリーチがかかる痛い敗戦を喫する結果となっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月12日 11時20分
巨人・原監督が誤算続きのCSに激怒!「一度もベストメンバーを組めなかった」 菅野中4日起用も苦渋の決断だった?
6回裏の攻防が全てだった。クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦で高津ヤクルトが勝利し(11月11日)、日本シリーズ進出に王手を掛けた。 試合後の巨人・原辰徳監督のコメントが興味深い。 「(試合の)流れが我が軍になかなか来ないところで、こっちが動いて、相手を動かして、好転させたいというのがあった」 動くこと、仕掛けることの難しさを語っていた。淡々とした口調だった。そういう風に語る時の原監督は、はらわたが煮えくり返るくらい怒っているのだ。よほど悔しかったのだろう。 >>巨人・原監督の試合後コメントにファン怒り「野手陣も叱れよ」 炎上の山口に苦言も沈黙打線にはお咎め無し?<< 6回裏のヤクルト攻撃中だった。二死二、三塁。8番・西浦を迎えたところで、原監督は自らマウンドへ行き、「申告敬遠」の作戦を通告した。満塁策を選択した理由は、次打者にある。この時点でのスコアは0対1。ヤクルトがリードしている。ヤクルト先発の高橋奎二は6回まで巨人打線をゼロに抑えていた。その高橋に打順を回らせ、 「追加点が欲しい場面ですよね? 高橋に代打を送らないんですか。高橋の後に出てくるリリーバーの調子は…」 と、ヤクルトベンチを揺さぶったのだ。 高津臣吾監督も決断し、代打を送った。結果は菅野智之が「四球、押し出し」という、巨人サイドにとっては最悪な結果となってしまった。 「当初、菅野は第3戦か、4戦目に先発する予定でした。ファイナルステージ初戦を落としたので、中4日の登板に繰り上げたんです」(スポーツ紙記者) 8番の西浦と勝負をしていたら…。野球に「もしも」の話はタブーだ。しかし、短期決戦において、「動かない」の選択をして勝利したシーズンもあった。1989年の日本シリーズだ。 近鉄バファローズに3連敗を喫し、当時の巨人首脳陣は慌てた。4連敗のストレート負けを喫する危険性もあり、エース・斎藤雅樹の登板を前倒しする進言もされた。しかし、藤田元司監督は予定通り、香田勲男をマウンドに送った。 89年の巨人が3連敗の後に4連勝し、日本一になったのは、藤田監督の名采配としてプロ野球史にも刻まれている。 「動く、動かない」の最終選択権は指揮官にある。成功する時もあれば、その反対もある。しかし、こんな指摘も聞かれた。 「今季は原監督が積極的に仕掛けて、辛うじて3位をキープできました。1人の打者に対し、カウントの途中で投手交代をした時もありました。故障者、不振選手の多いシーズンだったので、『仕掛けていく』の選択しかできなかったのでしょう」 複数のプロ野球解説者がそう語っていた。 「仕掛けていく」という意味で言えば、残されたカードは、主砲・岡本和真だ。左脇腹を痛めているとのことで、CSは出場登録からも外されている。ここまで出番がないところからして、一部で囁かれている重傷説にも真実味が帯びてきた。 「終盤戦、岡本は調子を落としていましたが、本当は痛めた箇所をかばっていたのでは? これからの選手なので無理をさせるべきではない」(前出・同) もう、一つも負けられない。最後までベストメンバーで戦うことができなかった。今季の敗因は戦力不足ではない。選手の体調管理について、改善しなければならないことがたくさんありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月11日 17時00分
巨人・原監督の試合後コメントにファン怒り「野手陣も叱れよ」 炎上の山口に苦言も沈黙打線にはお咎め無し?
10日の行われたクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージの巨人対ヤクルト戦。「0-4」で巨人が敗れた試合後に伝えられた、巨人・原辰徳監督のコメントがネット上で物議を醸している。 >>巨人・中田が原因説浮上? 石井コーチの三軍送りに憶測の声、異例の配置転換が「原監督と揉めたのか」と勘繰られるワケは<< CSファイナル初戦となったこの日、巨人は先発・山口俊が「4回3失点・被安打3・与四球4」と試合を作れないまま早々に降板。後を受けたリリーフ陣は5回以降の4イニングを計1失点と踏ん張りを見せたが、打線が1点も奪えないまま完封負けを喫した。 試合後、原監督は敗戦投手となった山口に対し「なかなかちょっとフォローはできないよね」、「結果的に最初の3点というのがね、やっぱり大きい3点になりましたね」とコメント。山口は登板直後の初回に村上宗隆の遊飛、サンタナの2ランでいきなり3点を失っているが、この失点がその後の試合に大きく響いてしまったと苦言を呈した。 原監督のコメントを受け、ネット上には「自分も原監督と同じ気持ち、大事なCS初戦でいきなり炎上は擁護できない」、「首位ヤクルト相手にいきなり出鼻をくじかれてるようじゃそりゃ勝てんよ」、「山口はシーズン中から立ち上がりに弱い(今季34失点中12失点が初回)から怒るのは当然」と同調の声が寄せられている。 一方、「文句を言うなら山口よりも体たらくな打線では」、「20歳の投手に手玉に取られた野手陣に釘を刺すのを忘れてないか?」、「山口だけじゃなく、1点も取れなかった野手陣も叱れよ」と否定的なコメントも数多く挙がった。 「同戦の巨人打線はヤクルト先発の奥川恭伸相手に『無得点・安打6・四球0』と沈黙。得点圏に走者を進めたのも5回、9回の2イニングしかないまま、CS史上最年少(20歳6カ月)となる完封勝利を許しました。その打線について、原監督は試合後コメントでは『なかなかやっぱりつながらなかった』としか言及していないのですが、このおとがめなしの姿勢に不満を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 10日の試合に敗れたことで、CSファイナルの勝敗はヤクルト側のアドバンテージを含めて「0勝2敗」となった巨人。負ければCS敗退にリーチがかかる11日の第2戦は今季ヤクルト相手に防御率「0.39」と好相性の菅野智之が登板予定だが、打線は菅野を援護する働きを見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月08日 15時30分
巨人・丸のファンサービスに苦言「無視してほしかった」 スタンドのヤジへの反応が物議、球場ルール違反を問題視する声
7日に行われたクライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージの巨人対阪神戦。「4-2」で巨人が勝利した試合後、巨人のプロ14年目・32歳の丸佳浩が見せた振る舞いがネット上で物議を醸している。 >>巨人・丸の涙に驚きの声「そんなに追い込まれてたのか」 敗戦危機を救った待望ヒットも原監督は不満足?<< 同戦に「4番・中堅」でスタメン出場した丸は、3回表に決勝の2点タイムリーを放つなど「4打数2安打・2打点」をマークしチームのCSファースト突破に貢献。この活躍もあり試合後にお立ち台に呼ばれたが、音声不具合によりインタビュー開始が1分少々遅れた。 すると、インタビュー開始を待つ丸にスタンドから「勝浦だよ俺! 勝浦俺、勝浦だかんね!」とヤジが飛ぶ。丸は千葉県勝浦市出身のため、ヤジを飛ばしたファンは出身地が同じであることをアピールしたものと思われるが、これを受けた丸は少し笑みを浮かべながら「どもっ」と会釈した。 丸の行動を受け、ネット上には「インタビューの遅れがこんな展開に繋がるとは思わなかった」、「わけわからんヤジに応えてあげるなんて優しいな」、「突然地元の名前が聞こえてきたから反応せずにはいられなかったんだろうか」と驚きの声が寄せられている。 一方、「大声出すのは明らかな禁止行為なんだから丸には無視してほしかった」、「こういう対応するとファン側が増長する可能性もあるし控えるべきだったのでは」、「平時ならいいファンサービスだなって思うんだけどこのご時世だからなあ…」といった指摘や苦言も多く挙がった。 「プロ野球の試合では新型コロナ感染拡大防止のため、昨年からスタンドで大声を出すことは禁止されています。同戦の舞台となった甲子園についても、阪神は公式サイト上で『大声応援』、『声を張り上げての応援』は禁止行為であると定めています。今回ヤジを飛ばしたファンの行動は完全なルール違反なのですが、このこともあってか会釈した丸の振る舞いを疑問視しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) “勝浦アピール”をしたファンは、ネット上で他ファンから「どっちのチームのファンか知らないけど、堂々とルール破る神経が理解できない」と非難されている。丸もへたに反応せず無視した方がよかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について阪神タイガースの公式サイトよりhttps://hanshintigers.jp/
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スポーツ
コーチ指令に「ちょっと無視だ」 実はあまり投げたくなかった? 元巨人・斎藤氏が『10.8決戦』の裏話を告白
2020年08月04日 20時30分
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スポーツ
炎上の巨人・桜井に「何をやっていたのか」 堀内元監督が“準備不足”を指摘、宮本コーチは二軍降格を明言か
2020年08月03日 15時45分
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スポーツ
広島・田中の打球がフェンス際で消滅! 犯人はまさかの同僚だった? 審判も驚愕した“ホールインワン”級の珍事
2020年08月01日 11時00分
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スポーツ
巨人・原監督に「采配ミス」批判も 増田の走塁死にファン・OBから苦言、本人も「選手を少し焦らせた」と反省
2020年07月31日 15時30分
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スポーツ
「出ていけ!」ブルージェイズ・山口に現地ファン激怒 2戦連続の大炎上、「中継ぎで使う方が悪い」日本のファンは反発
2020年07月30日 20時30分
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スポーツ
2連敗の巨人・戸郷に「錯覚をしちゃいかん」 堀内元監督が“慢心”に喝、原監督も「本人がどう考えているか」とバッサリ
2020年07月30日 17時00分
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スポーツ
二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も
2020年07月28日 20時30分
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スポーツ
巨人・堀内元監督、ヤクルト助っ人の判断ミスに苦言「ここは当てちゃいかん」 チャンスを潰す併殺打を一喝したワケは
2020年07月27日 17時00分
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スポーツ
巨人・田中、戦力外から優勝の使者に? 背番号「19」の苦労人、「エース候補に継承してほしかった」と反発も
2020年07月27日 11時40分
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スポーツ
雨天コールド後、“猫乱入”で話題 DeNA本拠地・ハマスタならではの珍事、過去には守護神炎上の大騒動も!
2020年07月26日 17時30分
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スポーツ
上原元投手が「何か残念やわ」、大久保元監督も「本当ならしっかり償って」 元楽天・阿部容疑者の逮捕にファン・OBから驚きの声
2020年07月22日 18時40分
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スポーツ
巨人・菅野、2位ヤクルトが天敵に? 今季唯一未勝利の“鬼門”、東京ドーム改修にも思わぬ影響か
2020年07月22日 11時50分
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スポーツ
ソフトB・川島の足を日本ハム選手が破壊! 巨人パーラの守備妨害にも影響、ルール変更に繋がった危険スライディング
2020年07月18日 11時00分
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スポーツ
巨人・広島に「両チームともリリーフがあれ」 巨人・堀内元監督が苦言、昨季以上に失点がかさんでいるワケは
2020年07月17日 17時00分
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スポーツ
広島・會澤のタックルで審判が転倒!「退場レベルのプレー」ファンからは賛否、「ヤクルト戦でもやってた」と指摘も
2020年07月16日 17時00分
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スポーツ
広島、“お得意様”巨人と立場逆転?「何か打開策を練らないと」首脳陣が危機感を募らせるワケは
2020年07月16日 11時30分
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スポーツ
楽天、高梨雄平が巨人に電撃トレード!「濃い3年半でした」
2020年07月14日 15時40分
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スポーツ
巨人・堀内元監督、制球難の澤村をバッサリ 「相手が打ってくれただけ」に賛否の声、原監督は「もうちょっとね」とため息?
2020年07月13日 16時30分
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スポーツ
巨人、雨天中止が致命傷になる可能性 主将・坂本が脇腹を負傷? 超過密スケジュールに耐えられるか
2020年07月09日 11時40分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分