巨人
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スポーツ 2021年12月16日 19時30分
巨人・松原、来季のレギュラーは安泰? 伝統の「9」番継承に安堵の声、「自覚をもって頑張って」前任者も更なる飛躍に期待
2017年のプロ入り(2017~2018年7月は育成)から巨人でプレーし、今季までに「221試合・.269・15本・56打点」といった通算成績を残しているプロ5年目・26歳の松原聖弥。16日、今季限りで現役を引退した同17年目・39歳の亀井善行(現一軍外野守備走塁コーチ)が着用していた背番号「9」を新たに着用することが決まったと複数メディアが報じた。 >>巨人・亀井の引退、由伸氏が前日に“匂わせ”?「完全に口滑らせてる」中井引退セレモニーでのメッセージに指摘集まる<< 報道によると、球団は松原が今季球団の育成出身選手として初めて規定打席をクリアし、「.274・12本・37打点」と2ケタ本塁打をマークする結果を残したことなどから背番号の継承を決定。また、16日の契約更改で1800万円アップの年俸4000万円(推定)でサインした松原が、更改後の会見で「1年間レギュラーで出続けて、背番号に恥じないような結果を残せるように」と語ったことも伝えられている。 巨人の背番号「9」は古くは捕手・藤尾茂氏(1953-1965/ベストナイン4回)、近年では捕手・村田真一氏(1991-2001/ベストナイン1回)、外野手・清水隆行氏(2002-2008/最多安打、ベストナイン各1回)、外野手・亀井(2009-2021/ゴールデングラブ賞1回)と数々の主力選手たちが背負ってきた由緒ある番号。先々代の清水氏から数えて19年間外野手の着用が続いているが、同ポジションを守る松原もその系譜に名を連ねることとなった。 松原の背番号変更を受け、ネット上には「育成の立場から1ケタ背番号まで成り上がるのは夢があるなあ」、「結果残した選手がこうやってきちんと評価されるのはこの上なく嬉しい」、「亀井も引退セレモニーで『あんたは天才だから』って期待してた松原の継承は嬉しいだろうな」と喜びの声が寄せられている。 同時に、「チームは外野の積極補強に動いているから、『松原は評価してないのか』って思ってたけどそうじゃなさそうでよかった」、「こうやって期待されてるなら、来季不当に立場奪われることもなさそうだな」、「伝統のある番号与えてるってことは、来年は今季序盤みたいな冷遇は避けられそうで安心」といった安堵の声も数多く挙がった。 松原は今季序盤、亀井や丸佳浩ら既存の外野手に加え、梶谷隆幸、ウィーラー、テームズら複数の新戦力の存在もありスタメン落ちすることもしばしば。ただ、テームズ(4月末)、梶谷(5月下旬)が故障離脱したことや、一塁手・スモークの途中退団(6月中旬)でウィーラーが一塁起用される機会が増えたことなどからチャンスをつかみ、前述の成績を残している。 「巨人は来季に向け外野は補強ポイントと考えているようで、15日に新助っ人外野手・ウォーカー(米独立リーグ)を獲得。また、他にもポランコ(トロント・ブルージェイズ傘下マイナー)や西川遥輝(日本ハム)といった外野手の獲得に動いていることが伝えられています。こうしたことから、一部ファンの間では松原は来季も補強のあおりを受けベンチに追いやられてしまうのではないかと危惧されていたのですが、亀井の背番号継承や大幅昇給を受け、球団は松原のことを中心戦力の一員と考えてくれていると胸をなで下ろす声も散見されます」(野球ライター) 更改後の会見では背番号変更を亀井に伝えた際、「1桁なんだからレギュラーとして自覚をもって頑張ってくれよ」と激励されたことも明かしたという松原。その期待に応え、来季さらなる好成績を残すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月15日 11時20分
巨人、オリ戦力外打者の獲得検討は“ポスト亀井”のため? リーグ事情に逆行する補強戦略はリスク大か
「ポスト亀井」が多すぎるのでは? 原巨人が前オリックス・勝俣翔貴内野手の育成選手としての獲得を検討しているという。検討段階とのことだが、決定と見て間違いないだろう。 >>巨人・小林、4年契約公表に驚きの声「だからトレードされなかったんだな」 成績微妙でも球団に厚遇されたワケは<< 勝俣は東海大菅生高校の出身で、大学も東海大グループの国際武道大学だ。東海大学と言えば、原辰徳監督の母校。「再起をめざす後輩のために」の流れだとしても、不快に感じるファンはいない。ファンに長く愛された左打ちのスラッガー・亀井善行(22年よりコーチ)が引退し、その後継者を望んでいるからだ。 「勝俣も長打力のある左バッターです。オリックスではチャンスがありませんでしたが」(スポーツ紙記者) しかし、「勝俣獲得へ」の一報が飛び込んできたのと同時に聞こえてきたのが、東海大相模高校卒の大田泰示外野手を惜しむ声。右打ちの大田はDeNA入団が決定した。 「右バッターが来季のキーマンになるのではないか?」 そんな予測がセ・リーグ各球団から出ているのだ。右打者がキーマンに――。理由は、簡単だ。セ・リーグ6球団とも、左の好先発投手を抱えているからだ。 ヤクルト・高橋奎二、石川雅規、阪神・高橋遥人、巨人・高橋優貴、メルセデス、広島・床田寛樹、玉村昇悟、中日・大野雄大、小笠原慎之介、DeNA・今永昇太、濱口遥大…。ここに、広島のドラフト1位・黒原拓未(関西学院大)、ヤクルト1位・山下輝(法政大)、巨人2位・山田龍聖(JR東日本)らも加わってくるだろう。また、阪神の左のリリーバー、及川雅貴も先発ローテーション入りに向けて調整を始めている。 「左投手に対し、左バッターを代打起用することは考えにくい。大田なら外野のレギュラー争いに加わってくるでしょうし、右の代打としても使えます」(球界関係者) 巨人には坂本勇人、岡本和真、中田翔がいて、ウィーラー、中島宏之も控えている。原監督は右打ちの好スラッガーは揃っていると判断したのか、前日本ハムの左バッター・西川遥輝も「調査中」だという。 ポスト亀井は必要だ。しかし、右打ちの強打者を積極的に補強しないのは、「左の好先発投手」が増えたリーグ事情に逆行しているようにも見えるが…。 「勝俣は高校時代、U-18大会に出場し、外野手でベストナインにも選ばれています。内野手ではなく、外野手で再スタートを切るのでは」(前出・同) 勝俣は大学4年時、右手有鉤骨を骨折している。当時を知る大学関係者によれば、骨折を隠して試合に出ていたという。手術後も「抜糸したから大丈夫」と出場を志願し、そのド根性に周囲がブレーキをかけていたそうだ。 丸佳浩、松原聖弥、梶谷隆幸。「外野手が3人とも左打ち」なんて日も見られそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年12月13日 11時00分
巨人・岡本、シーズン中から故障を隠していた? 復活へ向け打撃改造スタートも先行きは不透明か
僅か、1・27センチ。日常生活の中では“誤差”だが、プロ野球選手が使うバットでは「こんな違うものなのか?」と感じるそうだ。 巨人・岡本和真内野手がジャイアンツ球場での自主トレ後、記者団の要請に応じ、来季の展望などについて語ってくれた。 >>巨人・小林、4年契約公表に驚きの声「だからトレードされなかったんだな」 成績微妙でも球団に厚遇されたワケは<< バットをモデルチェンジするという。これまでは33・5インチのバットを使ってきたが、34インチ(約86・36センチ)に変更する。「1・27センチ」ほど長くする目的は、パワーではなく、バットスイングの遠心力で打球を飛ばすためだ。 「ヤクルトとのCSファイナルステージ第3戦(11月12日)の試合前、岡本は打撃練習をやっています。その時の軽めのバットスイングが、バット変更のヒントになったようです」(スポーツ紙記者) その第3戦ではベンチ入りメンバーからも外されている。CSシリーズでの試合出場もゼロだ。左脇腹痛によるもので、 「終盤戦の打撃不振も左脇腹痛が影響していたようです。結構、ガマンしていたみたい」 と、関係者が明かしてくれた。 岡本は智辯学園高校(奈良県)の出身だ。同校は冬場の練習期間に1メートルもの竹バットで打撃練習を行う。素振り、ティー打撃、マシン打撃などバットを振る練習は全て、それで行われる。 野球経験者なら分かると思うが、下半身の力が弱い者、スイング・バランスの巧く取れていない者が長尺バットを振ると、身体がグラつく。長尺バットを振り続けることで下半身が強化されていく。 また、「竹バット」というのも、ポイントだ。バットの芯にしっかりボールを当てなければ、手のひらにジ~ンと痛みが伝わってくる。それでマシン打撃も行われるため、ミート力も習得できる。 今回、岡本がバットを長くするのは原点回帰でもあり、その地力もすでに持っているようだ。 野球用具の変更、オフの打撃改造について、野手出身のプロ野球解説者がこう言う。 「野手に限らず、プロ野球選手は毎年、打撃フォームや投球フォームをマイナーチェンジさせています。相手チームにも研究されていますし、2年続けて同じスタイルでは成長できません。成功もあれば、失敗もありますが」 前出の関係者によれば、今季、巨人打線が低迷した原因は、「間の取り方、タイミングの取り方が巧くいかなかった」という。これも前年オフ、打撃フォームをマイナーチェンジさせた結果だ。もちろん、選手個々は良かれと思って“改造”に踏み切ったのだが。 気になるのは、今年は東京五輪による変則日程で、通常よりもオフの期間が短いこと。一部報道によれば、巨人は通常、中6日で回す先発ローテーションを、「中4、5日」に変更するという。プロ野球選手にとって、変化は必須だが、「時間が足らない」のでは…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年12月08日 15時30分
巨人・小林、4年契約公表に驚きの声「だからトレードされなかったんだな」 成績微妙でも球団に厚遇されたワケは
2014年から巨人でプレーし、今季までに「685試合・.211・15本・137打点」といった通算成績を残しているプロ8年目・32歳の小林誠司。7日、2019年オフに4年契約を結んでいたことを公表したと複数メディアが報じた。 >>巨人・小林、試合終了直後の一場面に批判「喜んでる場合か」 連敗ストップ失敗もマウンド上で投手と抱き合ったワケは<< 報道によると、小林は同日に球団との契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億円(推定)でサイン。その交渉後の会見で、「最初の契約から4年結んでいただいていたので、あと2年です」と4年契約を結んでいたことを初めて明かしたという。 小林は4000万円アップの年俸1億円(同)でサインした2019年オフの契約更改会見では「僕も1年、1年が勝負」と単年契約であるというような旨を口にしていたが、現状維持で判を押した翌2020年オフの更改後会見で2019年から複数年契約を結んでいたことを公表。ただ、複数年の具体的な年数は明かしていなかった。 小林の4年契約公表を受け、ネット上には「4年契約ってマジかよ、複数年の内容がそんな長期間だったのは驚きしかない」、「2019年の小林は成績微妙だったのによく球団は4年契約結んだな」、「2019年からずっと年俸1億ってことは4年総額4億か、かなりの大型契約だな」と驚きの声が寄せられている。 一方、「だからトレード放出されなかったんだな」、「億単位の契約を引き継いでまでトレード獲得したい球団はさすがにいなかったか」、「これを機にもうトレード説が囁かれることも無くなるかな」といったトレードを絡めたコメントも数多く挙がった。 小林は「10試合・.056・0本・0打点」とほとんど結果を残せなかった2020年ごろから、ファンやメディアの間でトレード放出説が取りざたされるようになった選手。ただ、今回の4年契約公表を受け、トレード実現の可能性は極めて低いと考えを改めたファンも少なくないようだ。 「球団が小林と4年契約を結んだ理由ですが、一部報道では原辰徳監督の強い意向が背景にあったと伝えられています。2019年の小林は『92試合・.244・2本・19打点』と打撃成績は今ひとつだったものの、チームの捕手陣では最多の92試合に出場しリーグトップの盗塁阻止率(.419)を記録。また、同僚・山口俊と共に最優秀バッテリー賞を受賞してもいましたので、球団や原監督は守備だけでも長期契約を結ぶ価値があると判断したのかもしれません。ただ、契約締結後の小林は2020年、左手首、右手人差し指の骨折などもありほとんど試合に出られず、この間に台頭してきた大城卓三に2021年もポジションを明け渡すなど苦戦。こうした状況もあってトレード放出説がささやかれるようになったわけですが、球界ではトレードの際は獲得先球団が選手の契約を引き継ぐことが一般的ですので、4年契約が影響して実現には至らなかったという可能性もゼロではないのではないでしょうか」(野球ライター) 会見では「この2年は難しいシーズンでしたし、二度と送りたくないシーズン」と、過去2シーズン苦戦が続いたことへの悔しさもにじませたという小林。4年契約3年目を迎える来季、年俸に見合うだけの数字を残すことは果たしてできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月08日 11時00分
巨人・中田、後輩・秋広が大不振脱却のカギ? 自主トレ帯同志願受け入れで期待される追い風とは
巨人・中田翔が契約更改に臨み、56%の大幅ダウンを受け入れた。今年8月の移籍と同時に日本ハム球団と交わした「3年契約」が引き継がれていたので、3億4000万円から1億5000万円への大減額だ。オンライン会見ではあったが、中田は「結果を残せてないので仕方ない」と神妙な面持ちで答え、再起を誓っていた。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 興味深いことも伝えられた。来年1月の自主トレに巨人期待の若手・秋広優人を連れて行くという。それも、秋広の方から「是非!」と志願してきたそうだ。 「優等生の秋広がワルの中田に染まらなければいいのだが…」 そんな声も聞こえてきたが、その反対ではないだろうか。秋広以外の若手も同行するという。中田がサボらないよう、秋広らが“お目付役”を務めるのでは? 「中田は9月に二軍降格を言い渡された後、阿部慎之助二軍監督(当時、以下同)に徹底的に鍛えられました」(スポーツ紙記者) 不振に喘いでいた中田も必死だった。阿部二軍監督とマンツーマンでバットを振り続ける様子を遠巻きに見ていたのが秋広たちで、「中田さんのような実績のある人もこんなに練習するんだ」と驚き、「自分たちはもっと練習しなければ」と、居残り練習を自ら志願したそうだ。 「若手にも影響を与える」という阿部二軍監督の作戦は見事に的中したようだが、それだけではなかった。 「若手にずっと見られていたので、中田も手抜きをすることができませんでした」(関係者) 自主トレでも同じ効果が期待できそうだ。一軍での試合前、中田と秋広がともに一塁につき、守備練習中に会話を交わしていた。秋季練習以降、秋広は外野守備に重点を置いている。しかし、来季も一塁を守ることがあるだろう。中田は一塁手で4度のゴールデングラブ賞に選ばれており、守備でも学ぶべき点が多いはずだ。 「秋広が一人前になれば、中田が面倒を見た後輩となります。チームに馴染むという意味でも、秋広を自身の自主トレに帯同させるのはプラスだと思いますよ」(球界関係者) 会見で中田は100打点、打点王のタイトル、そして、キャリアハイの本塁打数(これまで20年の31本が最高)を目標に掲げていた。目標は打点王ではなく、本塁打王の方が良いのでは? 巨人の4番には岡本和真がいて、2年連続で本塁打、打点の二冠王を獲得している。「岡本で走者を返す」の意識がチーム全体に定着しており、その岡本を四球で歩かせないため、強打の5番バッターが求められている。「そこに中田がはまれば」と復活に期待する声も多く聞かれた。 「巨人の本拠地・東京ドームは本塁打の出やすい球場と位置づけられています。神宮、横浜など、セ・リーグにはヒッターズパークと称される球場も多い」(プロ野球解説者) 打点ではなく、本塁打で岡本とタイトルを争った方が良い。 若手の前ではサボれない。中田が有意義な自主トレを送ってくれれば、減俸された分を取り戻すのもさほど難しくはないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年12月06日 19時30分
プロ野球選手会のSNS投稿に「なぜ同じことをするのか」呆れ声 昨年の炎上劇再び? 抗議文送付のロッテ批判が物議
ロッテに対して契約交渉に関する抗議文を送付したことを5日に複数メディアが報じたプロ野球選手会。同日に選手会公式ツイッターが投稿した内容がネット上で物議を醸している。 >>ファン感謝祭でロッテ選手に大アクシデント発生! キャリア終了のきっかけに、日本ハム・近藤以前にもあった衝撃の負傷劇<< 選手会はロッテの複数選手から査定担当者に「今オフの査定は一律25%ダウンからスタートする」と説明されたと報告を受けたことから、11月26日にロッテに抗議文を送付。その後12月3日にロッテから直接説明を受ける機会を設けたところ、ロッテ側から「一律25%ダウンからスタート」と説明したことについて否定されたことを5日に発表した、と複数メディアが報じている。 選手会ツイッターは同日、抗議文送付の件を伝えたメディアの1つである『デイリースポーツ』(株式会社デイリースポーツ/電子版)の記事リンクを引用。その上で、「10人以上の選手から同様の報告を受けているにもかかわらず、球団は事実関係を否定しています。記憶違いでは説明がつかず、選手が嘘をつく理由もありません」と、ロッテ側の姿勢を非難する文章を投稿した。 投稿を受け、ネット上にはロッテ側の説明に対する驚きの声が寄せられている。一方、「SNSで公に球団を煽るようなこと言ってたらまた炎上するぞ」、「去年下手な投稿してやらかしてるのになぜまた同じようなことをするのか」と過去の投稿を絡めた呆れ声も多数挙がった。 選手会ツイッターは今回の投稿以前にも、ファンの間で物議を醸す内容を投稿した過去がある。選手会は、ツイッターで2020年2月20日、12球団の意見を取りまとめて作成された現役ドラフト草案に巨人・原辰徳監督が反対の意向を示したと報じた『zakzak』(産経デジタル/電子版/2020年2月19日付)の記事リンクを引用した上で、「読売は内部で調整してないのかな」と投稿。これを受けたファンからは「公式が特定の球団を名指しで貶めるのはどうなのか」、「反対意見をわざわざ取り上げて煽るのはおかしいだろ」といった批判が噴出した。 「選手会ツイッターは普段は会や各選手の社会貢献活動などを報告するツイートを主に投稿しており、特定球団をやゆ・非難するような内容の投稿は2020年2月、今回の投稿の2つ以外はほぼありません。どちらの投稿も選手会としてはそれだけ看過できない問題と捉えて投稿に至ったものと思われますが、昨年の投稿がかなりの批判を浴びたにもかかわらず、なぜまた今回同じような投稿をしたのかと不快感を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 一部ファンの間では「ファンを誘導して騒ぎを大きくしようとしてないか?」という指摘も散見される今回の投稿。選手会側が今後削除などの対応をすることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について日本プロ野球選手会公式ツイッターよりhttps://twitter.com/JPBPA_Press
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スポーツ 2021年12月06日 15時35分
巨人、ファン感で江川氏の電撃入閣を発表? 球団ツイッターの予告が憶測を呼ぶ、突然のレギュラー降板も話題に
8日に東京・両国国技館で「読売巨人軍2021シーズン感謝祭in国技館」を開催予定の巨人。同感謝祭について、5日に球団公式ツイッターが投稿した内容がネット上で話題となっている。 >>巨人、補強ポイント外の日本ハム・西川獲得に動くワケ 首脳陣が期待する成績以外の部分とは<< 球団公式ツイッターはこの日、「原辰徳監督より『球団発表』がございます!! 当日をお楽しみに」と投稿。8日の感謝祭の中で、原監督が何らかの発表をすると予告した。 巨人は例年シーズンオフに本拠地・東京ドームでファン感謝祭を開催していたが、昨年は新型コロナの影響などにより会場を国技館に変更。今年も2年連続となる国技館での開催となったが、昨年の感謝祭では球団は何らかの発表を特に予告せず、迎えた当日もドラフト入団選手発表、2021シーズンユニフォーム発表以外に目立った発表はなかった。 球団ツイッターの投稿を受け、ネット上には「調査報道が出てる西川(遥輝/日本ハム)の獲得を発表するんじゃないか」、「今作ってる二軍新球場の最新情報でも明かすのか?」といった、「球団発表」の内容を予想する声が寄せられている。 一方、「大穴予想だけど、江川のコーチ就任発表とかだったら相当びっくりだな」、「今年初めの桑田みたいに江川も電撃入閣か?」と、野球解説者の江川卓氏(元巨人)を絡めたコメントも数多く挙がっている。 現役時代に阪神(1979)、巨人(1979-1987)でプレーした66歳の江川氏は、引退後からこれまでは一貫して野球解説者として活動している。また、2010年4月からは「Going! Sports&News」(日本テレビ系)にレギュラー出演していたが、2021年11月27日の放送で同番組を年内で卒業することを発表。これを受け、一部ファンの間からは「どこかから指導者オファーが来たのか?」という推測も挙がっていた。 「近年の巨人は宮本和知(1997年引退、2019年一軍投手総合コーチ就任)、元木大介(2005年引退、2019年同内野守備兼打撃コーチ就任)、桑田真澄(2007年引退、2021年同投手チーフコーチ補佐就任)と、引退以降長らくプロ球団での指導経験がなかったOBの入閣が相次いでいます。彼ら3名の存在も、江川氏のコーチ就任が予想される背景となっているようです」(野球ライター) 現役時代は通算135勝を挙げ、最多勝2回(1980-1981)、最優秀防御率1回(1981)、最多奪三振3回(1980-1982/当時は表彰なし)、最高勝率2回(1981,1984)とタイトルも複数獲得した江川氏。過去にコーチ・監督候補として何度も名が挙がった大物OBの入閣はあるのか、感謝祭当日は大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売ジャイアンツの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TokyoGiants
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スポーツ 2021年12月06日 11時00分
巨人、補強ポイント外の日本ハム・西川獲得に動くワケ 首脳陣が期待する成績以外の部分とは
補強ポイントは的確だが、大方の予想とは反していた。 新外国人選手の獲得をめざす巨人軍の候補者リストに米・独立リーグのアダム・ウォーカー外野手がトップランキングされていることが判明した。「外野手、右打ち、大砲タイプを獲る」という予想通りではあったが、関係者、取材陣を驚かせたのは“無名選手”だったこと。打率3割2分、本塁打33、打点101、2年連続でリーグMVPを受賞。成績はバツグンだが、独立リーグの選手である。対戦ピッチャーのレベルも考えれば、「V奪還の救世主」とは言えないだろう。 >>巨人、大量戦力外は大補強の前触れ? 菅野FA流出の可能性も浮上、原監督は新人も駆使して再建画策か<< 「メルセデス、ビエイラなど獲得してから育て上げるパターンも目立つようになりました。その流れでしょう」 多くのメディアがそう語っていた。 つまり、V奪還の救世主はほかにいるということだ。同時に飛び込んできたのは、事実上の自由契約となった前日本ハムの西川遥輝外野手の獲得説。「まだできる!」と西川を評価する声も多いが、西川は左打ちのアベレージ・ヒッターだ。「左打ちの外野手は飽和状態」というのが、巨人の実情だが…。 「当初、同じく日本ハムから『ノンテンダー』を通達された大田泰示を獲るのではないかと見られていましたが。外国人選手をもう一人獲るとも聞いています」(球界関係者) 外野手、右打ち、大砲タイプ。全ての条件を満たしているのは、大田だ。無名外国新選手、大田ではなく、西川獲得へ。予想外の補強話が続いている。 「リハビリ中の梶谷隆幸が予想以上に早い回復を見せています」(前出・同) 梶谷は10月に腰椎椎間板ヘルニア手術を受けたが、すでにリハビリも始めている。ウォーカー獲得説の出た12月5日もジャイアンツ球場を訪れており、来年3月の実戦復帰も囁かれている。梶谷も左打ちだが、西川とはタイプが異なる。成長著しい松原聖弥、登録は内野手で右打ちだが、ウィーラーもいる。ファーム首脳陣のイチ押し・秋広優人も外野守備練習を精力的にこなしていたが? 「今季の敗因の一つに、打線の低迷が挙げられます。補強は必要ですが、結果を残した選手、若手の出場機会を奪うことにもなりかねません」(前出・同) 首脳陣が秘かに期待しているのは、中田翔の復活だという。巨人移籍後も持ち前の打撃力は戻らなかったが、その原因は腰痛で、「コンディションが万全なら」と、首脳陣は見ているそうだ。 先の大田、西川の情報に重ねて、こんな指摘も聞かれた。 「中田と西川は気が合うんです。大田は実直な性格で、中田、西川はヤンチャ」 日本ハムOBのコメントだ。西川の獲得も狙うのは中田の復活計画の一環だろうか。巨人には彼らよりも年上で、良い意味で睨みの効く坂本勇人がいる。坂本がいる限り、ヤンチャ・メンバーが暴走することはないだろう。坂本は来季も主将役を務める。今後の補強によって、スターティングメンバーがガラリと変わる可能性はあるが、「坂本のチーム」という点は変わらないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年12月02日 15時35分
巨人・坂本の主将続投報道に心配の声 不安抱く原監督に「やります」、異例の8年目突入を志願したワケは
2007年から巨人でプレーし、今季までに「1902試合・.291・261本・911打点」といった通算成績を残しているプロ15年目・32歳の坂本勇人。2日、来季も主将を続投すると複数メディアが報じた。 坂本は2015年に阿部慎之助(現巨人一軍作戦兼ディフェンスチーフコーチ)の後任として主将に就任し、今季まで7年連続で主将を務め続けている選手。報道によると、原辰徳監督は「少し楽な状態で野球をやらせるのもいいかな」という思いから、今季終了後に坂本に続投可否の意思を確認。すると、坂本が「もう1年、僕やります」と続投を希望したことから、来季も引き続き主将を任せることを決めたという。 今季の坂本は5月に右手親指を骨折した影響もあり「117試合・.271・19本・46打点」と、打撃3部門全てが前年(.289・19本・65打点)以下の数字に。また、クライマックスシリーズ(CS)ではファースト・ファイナル合わせて「.118・0本・1打点」とほとんど結果を残せなかった。 >>巨人・坂本、原監督の敬遠策に失笑? マウンド集合後に見せた表情が物議、「状況考えたら仕方ない」と同情も<< 坂本の主将続投報道を受け、ネット上には「返答次第では辞めれただろうによく自分から志願したな」、「故障もあったとはいえ、成績落としてるのに主将続投して大丈夫なのか」、「7年間も重責担ってるんだし、そろそろ肩の荷を降ろすのもアリだと思うんだけど」と驚きの声が寄せられている。 一方、「主将期間に日本一獲れてないことに負い目感じてるのか?」、「チームを頂点に導いてから後を託したいって思ってるのかも」、「日本一ゼロのまま辞めるわけにはいかないって責任感もあるんだろうな」と、続投を希望した背景を推測するコメントも数多く挙がった。 坂本が主将を務めた今季までの7年間、チームはAクラス6回、リーグ優勝2回を記録した一方で日本一はゼロ。日本シリーズには2019~2020年にかけ2年連続で出場したが、どちらの年もソフトバンクに4連敗を喫し敗退している。これらの結果を踏まえ、主将在任中にチームを日本一に導けていないことも続投志願の一因になったのではとみているファンは少なくないようだ。 「坂本は今季CSファイナルでヤクルトに敗れ日本一への道が閉ざされた後、『選手個々がもう1ランク、2ランク、ランクアップしないと同じ結果になる』と、自身を含め選手がより一層、奮起しなければ来季も日本一には届かないという旨を語ったことが伝えられています。そのため、主将の立場なら練習・試合中に他選手にげきを飛ばしやすいと考え、来季の続投を希望した可能性も考えられるのではないでしょうか。なお、主将は他選手への鼓舞に加え成績面でもチームを引っ張る数字が求められる過酷な役割ですが、坂本は2007~2014年は平均で『.281・14.4本・54.4打点』、2015年~2021年は同『.303・20.9本・68打点』と主将就任後の方が数字が良くなっています」(野球ライター) 来季は前任者の阿部と並び、球団史上最長となる主将8年目を迎える坂本。2012年の日本一を経験している唯一の現役野手として、チームを10年ぶりの頂点に導くことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月30日 11時00分
巨人・桑田コーチが投手陣に不満?「プロ野球選手にならないほうが良い」 中4ローテ継続はドラ1育成にも影響か
来季から巨人投手陣を統括する桑田真澄コーチの発言が注目されている。「投げられない人はプロ野球選手にならない方が良いんじゃないかなと思いますけどね」――。投手再建について語っている中で出たもので、先発投手の登板間隔にも触れた。 今季の巨人の敗因は、終盤戦の失速。もっと言えば、先発投手のコマ不足により、通常6人・中6日で回すローテーションを「5人・中5日」に変更したこと。やむを得ずの緊急措置だったが、5人の先発投手陣が息切れし、救援投手たちも登板過多となり、総崩れになってしまった。 桑田コーチの「来季も中4、5日で回す」の見解は、チーム全体でまとめた再建案に反する。もっとも、「彼ら(投手陣)はまだそのやり方を知らないだけ。やり方を知れば必ずできると思う」の言葉が話の趣旨であり、たとえ5人制になってもびくともしない強い投手陣に鍛え上げようとしているわけだ。 しかし、物事には順番がある。20、30代の現役世代に“桑田の教え”はすぐには浸透しないのではないだろうか。 >>巨人・桑田コーチの中4ローテ継続方針に疑問の声 今季は裏目も「必ずできる」と自信満々のワケは<< 彼がまだ現役だったころ、高校、大学の投手たちに「好きなプロ野球選手」「目標とする投手」を聞くと、必ず名前が出てくるのが、「桑田真澄」だった。160キロを超す剛速球もなければ、鋭角に曲がる変化球があるわけではない。“桑田支持の理由”を聞き直すと、その答えはさまざまだったが、クレバーな投球術と教科書のような綺麗な投球フォームを挙げていた。 同世代のプロ野球解説者がこう続ける。 「恵まれた体格の持ち主ではありませんでしたが、ボールのキレ、コントロール、野球に関する考え方は一流でした。天性の才能ではなく、努力で一流になった投手」「努力すれば、桑田投手のようになれるかもしれない」と学生球児たちは憧れ、お手本としていたのだろう。 「東京大学野球部の指導に携わっていたころ、野球の座学も定期的に開催されていました。その座学が評判で、野球部OBまで通っていました」(関係者) 今の現役世代は座学の方を期待しているのではないだろうか。 しかし、桑田コーチは本当に努力家であり、「身体を壊してしまうのでは?」と思うくらい、練習していた。その鍛え上げられた肉体の上に野球理論を付け加えていった。逞しい肉体を作り上げる方法も習得したからか、桑田コーチの眼には「今の投手は努力不足、練習方法も間違っている」と映っているようだ。 「ドラフト1位の関西国際大・翁田大勢投手をどうするのか、桑田コーチの手腕が試されます。翁田は『自分はリリーフタイプ』と言っていましたが、巨人は『先発で使う』と言い聞かせていました。先発投手としてのスタミナ、長いイニングを投げ切るためのテクニックなど、教えなければならないことがたくさんあります」(前出・プロ野球解説者) おそらく、先発タイプの新外国人投手を補強するはず。2ケタ勝利を確実に計算できる投手が見つかれば良いのだが、そう簡単には行かないだろう。現実的な選択として、猛練習で投手陣を底上げするしかないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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