ミステリー
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ミステリー 2023年02月04日 23時00分
AIの生成した顔は本物の顔写真よりもリアルに見える?新たな研究結果より
ここ1、2年で急速に発展してきたAI技術。画像や文章を生成したり、翻訳やチャットの形でAIに触れたことがある人は多いだろう。よくできているとはいえ、AIが生成した画像や文章に不自然さを感じる部分が見られるのも事実だ。しかし、既に「AIが生成した存在しない人の顔」と「実在する人の顔写真」の見分けがつかなくなってきてきる、という研究結果が出てきている。 ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校の心理学者であるManos Tsakiris氏が、ディープフェイク写真の現状と、それらがネット上で引き起こすかもしれない問題について考察した内容が話題になっている。 >>新しい「会話型」AIチャットボットはGoogle検索エンジンを「消滅」させる?Gmailの開発者が懸念を表明<< 海外ではつい最近の事例として、ビジネス特化のSNSであるLinkedInにAIが生成したプロフィール写真を掲載し、偽のアカウントを作成したが、そのアカウントで米国政府高官やネットワーク上で影響力のある人物との接続に成功した例が報道されて問題になった。防諜の専門家によれば、スパイは日常的にこのようなAI生成写真を使った偽のプロフィールを作成し、ソーシャルメディア上で外国のターゲットに狙いを定めているという。 既にこういったディープフェイク技術は日常文化に浸透してきており、マーケティング、広告、ソーシャルメディアにおいてどのように使用されているか認識を深める必要がある、とManos Tsakiris氏は警鐘を鳴らす。特に政治的プロパガンダや情報戦、諜報活動ではすでに活用されている可能性が大いにあるという。 現在、AI画像の生成には脳の学習方法を模倣したコンピューターシステムのディープニューラルネットワークと呼ばれるものが関わっている。これは人間の脳の学習方法を模倣したコンピューターシステムで、実際の顔をどんどん大きなデータセットにさらすことで訓練と学習を重ねていくものだ。 すでに2つのディープニューラルネットワークが互いに競い合うようにしてリアルな画像の生成を行い、学習し合っている。その上で、「GAN画像(Generative Adversarial Networksの略)」と呼ばれる学習画像と統計的に区別がつかないような新たな画像を生成するプロセスも生まれている。 iScience誌に掲載されたTsakiris氏による最新の研究では、こうして生み出された「人工的な顔」は時に本物の人間と区別ができない、むしろ本物の人間の顔より魅力的に感じることがあるという報告がなされている。 例えばあまり魅力的でないと評価された顔の画像が、かえってリアルであると評価されたのだという。そこまで美人や美形とはいえない顔が典型的な、基準となる普通の顔とAIが学習した結果かもしれない。 しかしこのような人工的な顔を本物と見なしてしまうことは、見知らぬ人々の輪に対する一般的な信頼度に影響を及ぼす可能性もあるとTsakiris氏は語る。 我々はしばしば対面した顔から多くのことを読み取るため、第一印象によって社会的相互作用を導く。今回の実験では、AIの生み出した人工的な顔であっても一度本物と判断した顔であれば、情報をより信頼する傾向があることを明らかにしている。本物と思われる顔ほど信頼されるのは当然といえば当然かもしれない。 しかし、偽のプロフィールがあると認識された後は相手の顔が本物かどうかにかかわらず、全体的に相手への信頼度が低下することも分かっている。この結果は、偽ユーザーの存在する環境においては人々の不信感を高めるという意味で、ある意味で有益なものであったと言えるかもしれない。 しかしうがった見方をすれば、我々のコミュニケーションのあり方そのものを徐々にむしばんでいく可能性があるという。 心理学では、現実に知覚したり体験したりした出来事の記憶と、脳内で想像するなど内的に生成した記憶とを区別する認知過程を「リアリティ・モニタリング」と呼ぶ。偽物の顔や画像、ビデオ通話をリアルに再現する技術が発達した今、リアリティ・モニタリングは自身の判断以外の情報に基づいたものである必要があるとTsakiris氏は語る。 AIが進歩した次に必要となってくるものは、AIなどで生成された偽の顔などのデータを検出するアルゴリズムの改善だとTsakiris氏は述べる。この技術をソーシャルメディアのプラットフォームに組み込むことで、新しく知った人の顔を見たときに、本物と偽物を見分けられるかもしれず、初見で疑心暗鬼に陥らずに済むだろうとのこと。 今後はSNS上だけでなく、様々な分野でディープフェイク技術が悪用される可能性が高くなるだろう。そのとき、我々はどのように対応していけばよいのか。これまでとは異なる思考や認識が求められる時代が来ているのかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Deepfake AI photos can now seem more real than genuine images(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/363530/deepfake-ai-photos-can-now-seem-more-real-than-genuine-images
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ミステリー 2023年01月28日 23時00分
ノルウェーにて世界最古のルーンストーン発見か 刻まれた文字の意味とは?
かつて古代ヨーロッパでゲルマン人が用いていた古い文字、ルーン文字。北エトルリア起源の北イタリア文字から生まれたと考えられており、最古のルーン銘文は2〜3世紀のものとされている。しかし2021年秋にノルウェーの考古学者が、最大で約2000年前のルーン文字が刻まれた石を発見した。もし年代が確かであれば、世界最古のルーンストーンとなる。 この石はオスロ大学文化歴史博物館の研究者が2021年秋、ノルウェー東部のホールという自治体にある埋葬地を調査していた際に発見された。 >>ビッグフットを月へ送る!?驚きの計画が進行中<< 発見された場所の名前をとって「スヴィンゲルード・シュタイネン(Svingerud Stone)」と名が付いたこの石は縦横約30センチの赤褐色の砂岩で、放射性炭素年代測定の結果、紀元1年から250年の間にルーン文字が刻まれたものと考えられている。 文化歴史博物館の文字文化と図像学の教授である文字学者クリステル・ジルマー氏は、CNNに対し「この石は、紀元後数世紀のスカンジナビアでルーン文字が使われていたことを示す初めての明確な証拠となるものです」と語っている。 ルーン文字はスカンジナビア地方で最も古い文字として知られており、西暦793年から1066年までのバイキング時代から中世後期まで広く使用されていたとされている。 スカンジナビア地方ではバイキング時代のルーンストーンが数千個確認されているが、そのうち紀元550年頃より前のものと考えられているのは、わずか30個ほど。中でも今回発見されたスヴィンゲルード・シュタイネンは紀元300年以前の唯一の石になるため、研究が進められている。 スヴィンゲルード・シュタイネンには、ルーン文字の最初の3文字「f」「u」「th」が片面に描かれているとのこと。 文化歴史博物館の考古学者で発掘担当のスタイナー・ソルハイム氏は「古いフットマークのルーン文字が刻まれた石は、年代測定可能な中では非常にまれです。今回の発見は、ルーン文字が我々がこれまで想定していたよりも、おそらく数百年は古くから伝統的に使われていたことを意味します。同時に、初期鉄器時代のスカンジナビア社会におけるルーン文字の使用に関して、我々が知らなかった用途があった可能性が高まった」としている。 ジルマー氏によれば、この石は薄く刻まれた浅いルーン文字やルーン文字風の文字、その他の視覚的モチーフが混在している特徴があるとのこと。 文字がジグザグに刻まれたものもあれば、格子状に刻まれたものもあるという「非常に特殊な外観」をしており、前面に刻まれた8つのルーンは、ローマ字に変換すると "idiberug "となる。 ジルマー氏によると、これは「イディベラ」という女性の名前かもしれないし、「イディベルング」という親族のことかもしれないし、「イディベラのために」という意味を持つ可能性も考えられるとのこと。 あいまいなように思えるかもしれないが、ルーン文字の書き方は千差万別で、言葉も時代とともにかなり変化している。メッセージの解釈は難しい作業であり、まだまだ研究が必要だという。 現在、スヴィンゲルード・シュタイネンは学者チームが共同で分析している真っ最中で、今年中に主な研究結果を発表する予定とのこと。また、この石は2月26日までオスロ大学文化歴史博物館で展示されている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事World's oldest dated runestone discovered in Norway -- with a mysterious inscriptionhttps://edition.cnn.com/style/article/worlds-oldest-runestone-norway-intl-scli-scn/index.html
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ミステリー 2023年01月22日 23時00分
アメリカ国防総省、年次報告書にてUFO目撃情報「急増」を確認 - しかしその理由は不明
アメリカ国防総省は2022年、未確認航空現象(UAP)の報告を追跡調査するために、新しいオフィスである「全領域異常解決局(AARO)」を開設した。多くの新たなUFO関連報告が寄せられているほか、国内軍事施設へのUFOの脅威の懸念を表明するなど、UFOに関連した様々な情報が以前よりも重要視されている。 新年早々の今年1月12日、アメリカ国防総省はAAROの進捗状況を示す、UAPに関する2022年分の年次報告書を提出した。 >>アメリカ国防総省のUFOタスクフォースとカナダ軍関係者が会合、UFOに対して足並みをそろえる?<< これは2021年6月に出された予備評価の更新版として作成されたもの。驚くべきことに現在同室が収集したUAP関連報告の総数はなんと510件に達しており、2021年3月以降は「今のところ原因不明のUFO目撃情報が350件以上報告されている」と、国家情報長官室が発表している。 報告書によると、UAPのうち26件はドローン、163件は「風船または類似の物体(鳥や風に飛ばされたビニール袋)」。6件は単なる「クラッタ(レーダーの電波が海面や雨などによって反射されて発生する、不要な電波)」と分類されたと説明している。 一方で、寄せられたUFOの報告のうち、半分以上が専門家によっても説明できない現象であることが確認されている。また、既存の情報では説明のつかない謎の目撃例もあることが分かった。 それを踏まえて、「これらの未確認航空現象(uncharacterized UAP)のいくつかは、異常な飛行特性または性能能力を実証したように見え、さらなる分析が必要である」との声明も出ている。 残念なことに(?)、今回の年次評価では「地球外生命体や他動的現象の可能性」については触れられなかったそう。一方で、UAPがパイロットにとって脅威となることを警告している。 また、今回の報告書では、2年前に実施された調査結果よりもUAPの疑わしい報告が急増している理由についても言及。「人々がUAPに対して、飛行の安全を妨げる危険性がある物体、あるいは潜在的な敵国の情報収集プラットフォームとして使用されている可能性など、UAPが内包している脅威について、よりよく理解するようになったためではないか」と見解を示している。 UAPとエイリアンの関係性に関する言及がなかったことに対し、海外のUFO愛好家たちからは失望の声も上がっているそうだ。だが、報告書は暗にUAPが「中国やロシアなどによる飛翔体」であった可能性もあると示している点が興味深い。今後のAAROの調査結果にも注意していきたいところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事US Government sees 'huge spike' in UFO reports - and officials aren't sure why(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/world-news/government-sees-huge-spike-ufo-28959623
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ミステリー 2023年01月21日 23時00分
まるで本物のX-ファイル捜査官養成講座?英国UFO研究協会によるUFO講座
イギリスで、まるで本物のX-ファイル捜査官を養成するような講習が始まって注目を集めている。 講習は英国UFO研究協会(BUFORA)が主催するもので、UFO目撃情報を調査するために様々な物体の見分け方や目撃情報の扱い方を学ぶという。BUFORAは1964年に設立された民間のUFO研究機関で、会員数は現在1000人以上。毎年250件ほどの目撃情報を扱っている。 >>イギリス空軍が機密にしていた1990年に撮影されたUFO写真が32年の時を経て公開<< 受講料は60ポンドで、講習機関は最短でも約10カ月だ。しかし近年のUFOを取り巻く状況により、多くの人の中でUFOに関する興味・関心が高まっているのか、広報担当者によれば「受講枠は既に完全に埋まっている」とのこと。 講習では、UFO情報について詳細なメモや写真を残すことの重要性などを学ぶ。ほか、警察などの組織への対処の仕方や、問題の物体が本当にUFOなのか、天文学のソフトウェアを使って星や惑星、スペースデブリの可能性を除外する方法などを学ぶという。その後、生徒たちは最終的に調査員になるための試験を受ける。 BUFORAの講師の一人であるヘザー・ディクソン氏は「この講義はUFOの主題の現実と私たちの認識や信念に加え、どうやってUFOの目撃事例や非常に奇妙な体験を解釈し、規定しようとするかという主題について深く掘り下げていくものです」と語る。 最近、このコースに合格したある受験者は受講の理由について次のように語っている。 「最初は映画の『メン・イン・ブラック』のようなものを想像して参加しましたが、最終的には広い知見を得ることができ、また事実とフィクションを区別する能力が身につくようになりました」 「私は宇宙人が存在しており、時々私たちの進歩を確認するために地球に降りてくると信じています。彼らが友達になりたいのか、それとも侵略したいのかは分かりませんが…全てを否定するのではなく、一度は会ってみたいと思っています」 どこまでも真面目なUFO講習、みなさんの中にも受講してみたい人はいるだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Brits joining real life X-Files as they learn darks arts of UFOs on 10-month course(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/brits-joining-real-life-x-28953512
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ミステリー 2023年01月15日 23時00分
ビッグフットを月へ送る!?驚きの計画が進行中
北米大陸を代表するUMAのビッグフットが、月に送られて「保管」されるという驚きの計画が進められている。 獣人型UMAのビッグフットは身長2~3メートル、毛むくじゃらの体で二足歩行する大型類人猿という姿をしている。 >>ロシアでヒグマとホッキョクグマが交配、気候変動に対抗!?新たなハイブリッド生物「ブロラーベア」とは<< 捕獲はもちろん、実在するのかも分かっていないビッグフットをどうやって月に連れていくのか。実は月に持ち込まれるのはビッグフットの精巧なアート作品なのである。 送り込まれるビッグフットはオハイオ州の彫刻家Dan Chudzinski氏がマサチューセッツ州のノーマン・ロックウェル美術館のために作成した巨大な胸像だ。 非常にリアルなディテールで、「ギャラリーで見たときに首の後ろの毛が逆立つようなもの」を作ることを命じられたChudzinski氏はビッグフットの毛深い頭部に、威嚇する歯と不気味な目をリアルに再現した大きな作品「Evasive Species」を見事に作り上げた。 この作品は全米のアートコンテストで数々の賞を受賞し、やがて「ルナ・コーデックス(月面写本)」というプロジェクトに注目されるに至った。 「ルナ・コーデックス」プロジェクトは世界137カ国、3万人の現代アーティストや作家、音楽家、映画製作者の作品を収めたタイムカプセルを、今後2年間で月へ送り続けようという斬新なプロジェクト。 さすがに現時点で巨大なビッグフットの胸像を打ち上げ、月へ持ち込むことは不可能だ。Chudzinski氏の作品は写真撮影され、その画像をニッケルのマイクロフィルムにエンボス加工する形で作品ラインナップに加えられている。 そして今年後半に打ち上げられる作品集の一つとして収録され、最終的には月面の南極に置かれる予定だという。 Chudzinski氏は今回の非常にユニークな成果をこう振り返る。 「自分より長生きするもの、意味のあるものを作りたい。もう二度と同じように月を見ることはできないが、月に大きな足跡を残すことができたと実感しています。今回のプロジェクトに加われることはとても素晴らしいことです」と語っている。 またマイクロフィルムに刻まれた写真を撮影したスコット・カニンガム氏は「この先何十年、何年、何百年後に誰が見ることになるかは誰にも分からない」と感嘆の声を上げた。 近い将来、人類が宇宙旅行を可能にし、月面の芸術アーカイブであるルナ・コデックスにたどり着いた時、UMAの彫像を見ることになったら。 一方で、もし宇宙人が月面でルナ・コデックスを偶然発見し、サスカッチがうなり声を上げているような彫像を見てしまったら。 彼らがどんな感想を抱くのか、ちょっと気になってしまうかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画Local artist's Bigfoot creation is headed into space(WTOL11のYouTubeチャンネル)よりhttps://www.youtube.com/watch?v=WJ8cDj81_xE関連記事Video: 'Bigfoot' to be Sent to the Moon(coast to coast am)よりhttps://www.coasttocoastam.com/article/video-bigfoot-to-be-sent-to-the-moon/
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ミステリー 2023年01月14日 23時00分
バイデン大統領が再調査を承認!?ロズウェル事件よりも前に発生していた1945年の謎に満ちたUFO墜落事件
2022年、アメリカ国防総省は未確認航空現象(UAP)の報告を追跡調査するために新たなオフィス「全領域異常解決局(AARO)」を開設した。既に多くの新たなUFOとみられる謎の飛翔体に関する報告が寄せられているほか、UFOのアメリカ国内の軍事施設に対する脅威の懸念の表明がなされるなど、アメリカ国内でUFOに関連した様々な情報が以前よりも重要視されていることが分かっている。 そんな中、年明け早々にバイデン米大統領によって署名された新たな軍事法案の中で、UFOやエイリアンとの接近遭遇情報を見直す旨が明記された。特に注目を集めたのは、1945年にテキサス州サンアントニオで発生したUFO事件だ。 >>人類が宇宙でエイリアンを発見できない6つの理由<< このUFO事件は、UFOらしき物体が墜落し、その搭乗者であるエイリアンも確認されたという、有名なロズウェル事件より前に発生したUFO墜落事件である。 1945年8月16日、サンアントニオのリオ・グランデ川沿いにある牧場で、迷子の牛を探していた2人の子どもが、奇妙な物体を発見したことから始まる。 2人の子どもは牧場主の息子であるホセ・パディラくん(当時9歳)とその友人のレメ・バッカくん(当時7歳)だ。 「渓谷を2つほど下ったところから煙が上がっているのが見えたので、私たちは尾根を下って現場まで近づいていきました。地面にはフットボール場ほどの長さの溝があって、その先に奇妙な丸い物体がありました。母がよく磨いていた古い鍋のような、鈍い金属色でした」とバッカくんは証言している。 また、興味深いことに「靴の裏を通して地面から衝突の際に生じた熱を感じた」とも語っている。さらに、「折りたたむと元の形に戻るホイルのような金属片」が落ちていて、手に取ったそうだ。 2人が謎の金属物体に近づいてみたところ「奇妙な生き物が(墜落した機体の)中で動き回っている」様子を目撃。それは身長150センチ程度、腕は針のように細くて頭はカマキリに似ていたという。 さらにとても動きが速く、まるである位置から別の位置へ瞬時に移動できるかのようだった。 一見自分たちと同じ子どものように見えたが、恐ろしくなって2人はその場を離れ、父親に「牧場に奇妙なものが落ちている」と知らせた。 しかし父親には「軍のものだろう」と無視するよう言われてしまった。子どもたちはなおも父親を説得し、2日後に州警察と共に現場を確認。謎の物体はまだそこにあったが、半分土で覆われ、がれきは取り除かれていたという。 翌日、アメリカ陸軍の軍曹が現場を訪れ、「実験用の気象観測気球が君たちの土地に落ちたんだ」と説明を受けたという。 しかしこの説明に納得がいかなかった2人は、米軍が警備していた現場に忍び込み、双眼鏡で謎の物体を遠くから観察してみることにした。 掘り出された謎の物体は7メートル×4メートルのアボカド型で、その後兵士らが宇宙船らしき物体をトラックに積み込み、青い防水シートで覆うところを目撃したという。 もしかしたら米軍が持ち去ってしまうのではないか、と考えた2人の少年は、見張りの兵士らが昼食に行っている隙にトラックに近寄り、シートの下をのぞいてみた。 船体にできた大きな裂け目から中に入り込んだところ、奇妙な金属パネルや謎の隆起は確認できたが、飛行機などにありがちな計器類は一切確認できなかったという。 その後、2人は軍のトラックに積んであったバールで金属パネルの1枚を引きはがし、持ち帰ったという。 にわかには信じ難い話だが、このパネルはバッカ氏が保管しており、2000年代に2人がこの体験談を明らかにした際に専門機関による分析にもかけられた。 その結果、金属パネルは主に銅とケイ素と合金化したアルミニウムで、車のエンジンなど幅広い用途で使われるものと同じであることが判明した。 この事件に関し、天文学者のジャック・ヴァレ氏もジャーナリストと共に目撃者や関係者に調査を行い、著書を出版している。ヴァレ氏は様々な証拠や調査結果を踏まえ「この物体が何だったのかという疑問は解消されていない」と語っている。 果たしてなぜ今になって、この事件に関する調査が行われることになったのか。米軍は何らかの重要な案件が、この事件の中に隠されていると考えているのだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中参考URLWhat is a UFO(SEMANTIC SCHOLAR)よりhttps://www.semanticscholar.org/paper/What-is-a-UFO-Petrescu-Aversa/ba50384ef8c5ac984a569d0d08ba51080fbee715関連記事EXCLUSIVE: Pentagon ordered to re-investigate 1945 crash of mysterious 'avocado-shaped UFO' dubbed the 'Roswell before Roswell' - as expert reveals eyewitness accounts of the encounter(dailymail)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-11579533/DoD-investigate-1945-crash-mysterious-avocado-shaped-UFO.htmlBiden orders investigation into UFO piloted by mini aliens with 'big bulgy eyes'(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/world-news/biden-orders-investigation-ufo-piloted-28854147?int_source=nba
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ミステリー 2023年01月08日 23時00分
謎の光と共に雪の上に現れたミステリーサークル? オレゴン州にて大晦日に起きた珍事件
ミステリーサークルといえば、畑や草地の中に現れる円形のものが大半だ。近年では幾何学的で芸術的なものも確認されている。いたずらにしては手の込んだものが短時間で出現すると、やはり宇宙人やUFOの関与がささやかれることもある。 新年を迎えようかという2022年の12月31日、アメリカ・オレゴン州のとある家の裏庭に突如、奇妙な「雪のサークル」が出現して住民が頭を悩ませるという事態が発生していた。 >>地球に衝突し、海底に眠る墜落したエイリアンの宇宙船」を探せ 天文学者アヴィ・ローブ氏の挑戦<< 午前4時頃、オレゴン州ラパイン在住の一般男性が仕事に行く準備をしていたところ、飼い犬が急に騒ぎ出した。ひとまず家の外に連れ出そうとドアを開けたところ、急に空が明るくなったという。 ニュースなどでご存じの方もいるかと思うがこの冬、北米大陸は大規模な寒波に襲われていた。そのため男性も「寒さの影響で電線がショートしたのか」と思ったらしい。しかし、裏庭に出てみると何とも不思議な光景が広がっていた。 裏庭の芝生を覆う雪の中に、直径約9メートルのサークルが出現していたのだ。しかも周囲は新雪に覆われており、近寄った男性以外の人の足跡はなく、愛犬も雪の上にできたサークルに向かって威嚇するようにほえていたのだそう。 ひとまず男性はこの光景を写真に撮り、気が立っている愛犬を家に連れ戻して仕事に向かったそうだ。 しかし、仕事の間も男性は裏庭に出現した謎のサークルの事が気がかりだった。その後、妻から電話があり「昨夜は一晩中眠れず落ち着かなかった。気づいたら手に化学物質のような臭いがついていて、どうやっても臭いを取ることができない」という連絡を受けたという。 果たして、この奇妙な雪のミステリーサークルは一体どうして、何者によって作られたのだろうか。 男性は家の裏に出現したサークルについて、まず民間のUFO調査団体である相互UFOネットワークことMUFONに連絡していることから、暗に「UFOの仕業ではないか」と疑っているようだ。 確かに人やケモノの足跡も何もないのに、急にこのような大きな図形が現れたら超常現象を疑っても仕方ないかもしれない。 一方で、彼の写真を見た人からは「雪が降った場所の下に埋まっている浄化槽によるものではないか」、「単なる自然の雪の吹きだまりか、そうでなければ目撃者が仕組んだ巧妙ないたずらではないか」という懐疑的な意見も寄せられている模様だ。 果たして、裏庭で発見された奇妙な雪のミステリーサークルの正体が明らかになる日は来るのだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事(※関連記事中に画像・動画あり)UFO Creates 'Snow Circle' in Oregon?(coast to coast am)よりhttps://www.coasttocoastam.com/article/ufo-creates-snow-circle-in-oregon/
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ミステリー 2023年01月07日 23時00分
「メガロドンが復活し、12年後には巨大隕石で米国が消滅する」!?2236年のタイムトラベラーの予言とは
年末年始が近づくと、来年起きることの予言が話題になる。定番のノストラダムスから聖書の予言、エコノミスト誌の表紙を読み解くもの、果てはアニメ「シンプソンズ」の予言まで様々なものが登場し、今年中に起きる大事件は何なのか話題になることも。特に近年では海外を中心に、TikTokや各種SNSを中心に自称予言者やタイムトラベラーが出てきており、様々な予言が披露されている。 特に活発に予言を行っているのは「2236年から来たタイムトラベラー」を自称する人物で、彼のTikTokのアカウント名も@realtiktoktimetravelerだ。彼はなんと「科学者たちが絶滅した巨大サメのメガロドンを復活させる」と驚きの予言をして注目を集めたのだ。 >>タイムトラベルは本当に可能なのか?理論物理学者の見解より<< 彼が2022年10月に配信した動画は「2022年、科学者たちは巨大なサメのメガロドンのDNAを利用する方法を発見しました。そこから2023年には本物のメガロドンを作り出しますが、驚くことに何も問題が起きません」という驚きの内容だった。 そもそもメガロドンは今から約360万年前に絶滅した、体長20メートルとされる巨大サメだ。体が大きい以外は現在海に生息しているサメと変わらないため、まだ広い海のどこかに生息していると言われることもある。 確かにメガロドンの化石は世界中で複数発見されているため、DNAを得ることも可能かもしれない。しかし絶滅生物を復活させるとなると大規模なプロジェクトになるし、必ずニュースになるはずだ。 その上で2023年には成功するという話なので、メディアに伏せた状態でプロジェクトが進むとは考えにくい。また凶暴なサメを復活させるメリットや「問題が起きない」と断言される理由も分からない。 なお、この人物は他にも様々な予言を行っており、最近の動画では「2025年、科学者が2つの惑星で生命の痕跡を発見し、彼らは人類より進化していることが証明される」「2034年に隕石が地球に落下し、アメリカの半分が消滅する」と2つの衝撃的な予言を発表していた。 彼は現在220万人以上のフォロワーを持つが、動画のコメントは予言を信じたり怖がる内容よりも、賛否両論もしくはツッコミを入れる内容の方が多くなっている。やはり視聴者の多くは彼の予言に荒唐無稽な内容や矛盾が多く含まれていることに気づいているため、一種のエンタメとして見ているようだ。 なお、彼は2022年中に起きる出来事として「人間のようだが危険な生物が、10月21日に北米で目撃される」という予言を出しており、これには「タイムトラベラーはTikTokを使うためだけに未来から現代に戻ってきたのか?」という辛辣なコメントが投稿されていた。 果たして、本当に的中する予言を残す自称未来人やタイムトラベラーが登場する日は来るのだろうか。関連記事山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事'Time traveller' from 2236 says scientists bring back 70ft megalodon shark in 2023(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/time-traveller-2236-says-scientists-28274310'Time traveller from 2236' claims half of US will be wiped out by meteor in 12 years(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/time-traveller-2236-says-half-28272204'Time traveller' claims 'huge meteor will wipe out US' in stark warning for next decade(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/time-traveller-claims-huge-meteor-28700785
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ミステリー 2023年01月01日 23時00分
「2030年までに人類は月に住む」NASAの幹部が語る
米フロリダ州のケネディ宇宙センターから11月、無人ロケットアルテミス1の打ち上げが成功した。さらにNASAの宇宙発射システム(SLS)とオリオンカプセルの成功が証明されたことで、NASAの「今後3年以内に人類を月に着陸させる」という計画は順調に進んでいるようだ。 このままいけば最終的には月に「恒久的な有人基地」を設立し、国際宇宙ステーションと同じように人間がそこで生活し、働くことができるという。 >>初めて宇宙にメッセージを送ったプエルトリコ・アレシボ天文台の電波望遠鏡、再建されない見込み<< 事実、NASAのオリオン計画責任者であるハワード・フー氏によると、人類の月への移住は早ければ2030年頃に実現する可能性があるとのことだ。 「アルテミス1は、アメリカだけでなく世界にとって、長期的な深宇宙探査への第一歩です」と、彼はBBCのインタビューで語っている。 「我々は持続可能なプログラムに向けて取り組んでいます。我々を再び月に着陸させる人々を運ぶ乗り物を開発し、月面に人を送り込むことを計画しています。送り込まれた研究者らは月面に住み、様々な研究を行うことになるでしょう」 「地球の軌道を少し超えた月面で学ぶことは、次に我々が火星へ行く大きな一歩を踏み出すためにも重要なことなのです。アルテミスミッションは、深宇宙環境での運用方法を学ぶことができる持続可能なプラットフォームと輸送システムを可能にするのです」 現在の段階では、人類を月に着陸させるアルテミス3は、2025年に打ち上げられる予定とのこと。人類が月に移り住むSFの世界のような現実がすぐそこまで来ているのかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Humans will be living on the Moon by 2030, says NASA's Orion chief(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/362132/humans-will-be-living-on-the-moon-by-2030-says-nasas-orion-chief
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ミステリー 2022年12月31日 23時00分
アメリカ国防総省のUFOタスクフォースとカナダ軍関係者が会合、UFOに対して足並みをそろえる?
今年初め、アメリカ国防総省は未確認航空現象(UAP)の報告を追跡調査するために、新しいオフィスである「全領域異常解決局(AARO)」を開設した。今年1年で既に多くの新たなUFO関連報告が入っているほか、UFOのアメリカ国内の軍事施設に対する脅威の懸念を表明して注目を集めている。 そんなアメリカ国防総省のUAPタスクフォースのメンバーが今年初めに、カナダの軍関係者にブリーフィングを行っていたことが11月に明らかになった。 >>「宇宙人からのコンタクトに今すぐ備えるべき」科学者がエイリアンと対面したときの手順を整備<< 11月14日に発表された文書によると、2月22日に行われたブリーフィングではアメリカ国防総省からはUAPタスクフォースの複数のメンバーが、カナダ側からは空軍とカナダ軍情報司令部の職員を含む10人の防衛当局者が参加したという。 保守党の国防評論家ジェームズ・ベザン氏はctvnewsに、「米国のUAPタスクフォースがわが国政府と協力したいのは明らかだ。カナダ政府関係者がデータや報告書を軽視しようとする試みは、全く受け入れられないだろう」と述べ、カナダも米国にならってUAPを調査すべきという考えを明らかにした。 ちなみに2月に行われたブリーフィングは保守党のラリー・マグワイア議員の質問によって明らかとなったもの。マグワイア氏は、おそらくカナダの国会で最も声高にUAPの透明性を主張する人物だ。「政府がすでに行ったUAPタスクフォースとの会合の詳細の公開と、UAPというテーマ全体を調査するプロセスをどのように開始するべきか」について質問したが答えが得られなかったとしている。 また彼はカナダの主任科学顧問に、公式のUAP研究を立ち上げるよう依頼したことを明らかにしており、他の国会議員にもUAP問題について協力するよう申し出ているとのことだ。 前述のベザン氏も「カナダ政府は、UAPの起源と意図を特定するための科学的計画を実施する必要がある」と主張する。 「保守党は、UAPに対しては政府が合理化されたアプローチを採用し、多数の部門や請負業者にわたる報告書の収集を標準化することであると考えています。UAPを調査するために行われたすべての努力は、責任ある方法で公開されるべきです」と述べている。 なお、カナダ軍関係者は、2008年11月と2021年7月の目撃情報を含め、70年以上にわたってUAPに関する報告を提出している。 またカナダの航空会社であるウエストジェット、エア・カナダ・エクスプレス、ポーター航空、デルタ航空などが運航する医療、貨物、旅客便の警察官、航空管制官、パイロットも過去30年間にUAP関連の異常報告を出している。 しかし公式な追跡調査が行われることはほとんどないようだ。カナダ軍も「信頼できる脅威、潜在的な脅威、または捜索救助の場合の潜在的な遭難を調査するという文脈以外では、通常、未知のまたは説明不可能な現象の目撃を調査しない」と日常的に述べている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Members of Pentagon's UFO task force briefed Canadian military officials this year(ctvnews)よりhttps://beta.ctvnews.ca/national/canada/2022/11/15/1_6154618.amp.html
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