ミステリー
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ミステリー 2017年09月19日 20時43分
都市伝説「干し柿」
これは20年以上前に、筆者が聞き取りした都市伝説である。 都内の某私大に通うFくんは、僻地探検を趣味としていた。俗に言う廃墟という場所である。 彼は人々が立ち去った廃村ひなびたムードを好み、その風情を愛していた。 廃虚に行っては、写真を撮ってきたり、スケッチをしてくるのが大好きだったのだ。 ひょっとすると、自分の心の原風景を探していたのかもしれない。 「人々が生きた痕跡って、味わいがあるじゃないですか」 彼は、はにかみながらそう答えた。 こうして、Fくんは、そんな寂れた風景を求め、あちこちを旅していた。 ある時 Fくんは仲間数名と富士の樹海の探検を思い立った。思い立つと我慢できないのが彼の性分である。 「一度、あの魔所と呼ばれる場所に行ってみたいね」 興奮気味にしゃべるFくん。親友で旅行仲間であったSくんは止めた。 彼は樹海の近在の出身で、その恐怖を知っていたのだ。 「やばくねえか、あそこは」 しかし、こんなことでやめるFくんではない。 「でもさ、人間の終焉の地としては最高だよ」 結局、樹海探検は決まってしまい、Sくんもなし崩しに同行することになった。Fくんは、万一遭難してもいいように、かなり重装備で樹海探検にでかけた。 兎に角、コンパスなど役に立たない場所である上、複雑な地形である。用心に越した事はない。 そして、探検が開始された。 「おい、随分と妙な地形だな」 「確かに、歩くだけでも疲れる」 地元出身の友人Sくんの力を借りながら、樹海のあちこちを探検した。樹海を覆う地表には、奇妙な岩や足をとられる粘土が広がり、歩行を苦しめ続けた。 だが、とうとう疲労困憊となってしまった。 「ああ、もう限界だ、少し休みにしないか」 さしものFくんも弱音が出てしまった。 「まったくだ。俺も腹が減ってたまらない、飢餓状態だね」 Sくんも待ちかねたという表情で同意する。 二人は笑顔で弁当を取り出した。自然の中で食べる弁当ほどうまいものはない。これも、廃墟や僻地体験の醍醐味なのだ。 「この瞬間がたまらねえな」 Fくんは大きく深呼吸すると、弁当を食べ始めた。 「よし、食うか」 食事をしながら、Fくんは気になるものを見つけた。あれは、なんだ。 木々の合間に干し柿のようなものが揺れている。 しわしわに乾燥した丸い物体が風にそよいでいるのだ。 こんなところに柿の実か、でも季節違いだ。 Fくんは、目を凝らしその物体を見つめた。 「やっぱ、干し柿だよな」 干し柿が、風になびいてゆらゆら揺れている。 ああ、そうか。去年の取り残しがそのまま干し柿となったのだな。 「へえ、こんな事もあるんだ」 Fくんは、その干し柿に駆け寄った。なかなかいい色に出来上がっている。 Fくんは、その柿を手にとってみた。 手にねちゃっと、液体のようなものが付着した。 「うわっ、まだ水分が残っている」 Fくんは、その液体をズボンで拭いた。同時に、すえた匂いが鼻腔を刺激する。 また、柿の大きさも異常である。こぶしよりも大きい干し柿なのだ。 「これって、干し柿? 」 よくみると枝になっているのではなく、ワイヤーにぶらさがっているようだ。 「ワイヤーに垂れ下がる柿とは変だな、ん? 」 Fくんは、その柿を観察した。白濁した目、開いた口には妙に白い歯が並んでいる。 「これって、人間の首」 Fくんは思わず干し柿を揚げ捨てた。 目の前では、小さな干し首が、ゆらゆらと規則正しく揺れている。 どうやら、ワイヤーで首をつった人間の首から下が、腐って落下したものだ。 残った首は、乾燥し干し柿のようになっていたのだ。 あの日以来、Fくんは干し柿が食べられないという。監修:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2017年09月16日 12時21分
実話怪談『公衆電話』
今では携帯が発達し、町で公衆電話を見つける事も困難になっている。だが、かつては町のあちこちに電話ボックスが設置されていたものである。 Yさんがまだ学生だった頃の話である。学校帰りに、ちょうどいい電話ボックスがあった。ちょうどお寺の門の横にあり、大通りから見つけづらい上、寺の茂みで程良い日陰になっているのだ。 「あそこはいいよね。利用者が少ないし、気兼ねなく長電話ができるし…」 「それに先生にだってみつからない」 Yさんたち女子高生にとって好都合の電話ボックスであったのだ。勿論、電話相手は彼氏や男友達である。大した内容ではないものの、男子との電話は新鮮で楽しいものであった。 Yさんと友人達は度々、学校帰りにその電話ボックスを利用した。ある時、彼女たちは電話ボックスで奇妙なモノを見つけた。 「なっ何?これって、人間の爪?」 電話ボックスの透明な壁面に、白い人間の爪らしきものが貼り付いている。しかも、よく見るとそれは数枚ある。そして中には血のように赤く染まったものもあった。 「いや〜っ、気持ち悪いよ。なにこれ…」 「本当だ、これって人間の爪じゃない?」 Yさんたちは、電話をかける気も起こらず、電話ボックス周辺を日頃から掃除しているお寺の事務所に通報した。 「ええ!!人間の爪だって、おかしいなちゃんと清掃したと聞いていたのに…」 お寺の事務所の人は首をかしげると、こう続けた。 「うちの参拝者も使うから…、ちゃんと後を残さないようにしてくれって言ったのに!」 坊主頭のその人は、ぶつぶつ言いながら、雑巾で電話ボックスを掃除したという。(ええ…この電話ボックスで何かあったの?) Yさんは拭いきれない違和感を感じていた。 だが、その日以来その電話ボックスは使えなくなった。電話機が故障したとか、そういう具体的な原因があるわけではない。何故か、電話が不通なのである。何度ダイヤルをまわしても、通じないのだ。 「あの電話ボックス、使えないよ」 Yさんと友人たちはそう言って違う電話ボックスを利用するようになった。 だが、どうしても納得できないYさんは、ある日親戚の紹介で知り合った霊能者の女性に電話ボックスを見てもらった。 「あの電話ボックスなんです」 Yさんが、指さす電話ボックスを一目見ると、霊能者の女性はガタガタと震えだした。 「あっ、あの電話ボックス。絶対に使用しちゃ駄目よ」 「なんでですか、いったい何があるんですか?」 「だってあの電話ボックスで、何度も何度も血だらけの女が電話をかけ続けているの…。泣きながら、わめきながら、壁で生爪をはがしながら電話している」 この霊視結果を聞いたYさんは、その電話ボックスの前すら通らないように決心した。 後にお寺の関係者に親しい人がいる友人の話によると、ある男に片思いをした女が何度もあの電話ボックスから男に電話をしていたらしい。だが男はその女に興味が無く、最後は居留守を使って電話にすら出なくなったという。 その女は悲しみのあまり、生爪をはがす程、ダイヤルを廻し続け、最後は電話ボックスで自殺したというのだ。 「その人は 死んだあとも電話をかけ続けているのでしょうね」
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ミステリー 2017年09月12日 22時30分
都市伝説「血女房」
都市伝説の中には、「ひとりかくれんぼ」などの儀式系のものがある。いずれも行うと何かしらの怪異が訪れるというものが多い。 昔ながらの「こっくりさん」のように、儀式を行う事で質問に答えてくれたり、アドバイスをしてくれるものもあるが、この手の儀式は大抵祟られたりするなどとんでもないしっぺ返しを抱えているものだったりもする。 これはかつて筆者が運営していたサイト妖怪王の愛読者Hさんが教えてくれた話である。 「血女房って知ってますか。幸運の女神さまらしいですよ」 「なんですか、何かの宗教?」 筆者が不審そうな顔で聞き返すと、Hさんは嬉しそうに答えた。 「やだな〜宗教じゃないですよ。民間に伝わる呪術ですよ」 最初は、Hさんが茨城の某お宅で拝見したのだと言う。 「壷があるのですよ。その壷に中に血女房がいるのです」 「いる?」 「うふふっ、いると言っても生き物ではありません。人形です」 「人形、ヒトガタ?」 「なんかそうみたいですよ。内部に赤い塗料が入っている人形でね。その人形に憎い相手の名前を書いて包丁で突きまくるのです」 「随分と物騒な話だな」 「何度も何度も突くのです」 「……」 「力いっぱい、突くのです」 「やめてよ、もういいよ」 「すると壷の中は赤の塗料が飛び散って、血だらけのような状態になります。これで血女房が完成です。この呪いを行うと血女房が相手に付きまとい…」 「まるで式神だ」 「最後は相手を殺すらしいですよ」 …いかがだろうか。 人形を包丁で刺す、というくだりは「ひとりかくれんぼ」の中にあるくだりが思い出される。ただし、ひとりかくれんぼよりも血女房の方が情報としては古い。 いずれにせよ、人形を痛めつけるという行為は「丑の刻参り」然り、何らかの呪術的要素を伺わせるものだ。 人を呪わば穴二つ、この「血女房」も願いを叶えた後で何らかの手痛いしっぺ返しがやってくるものなのではないだろうか。監修:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2017年09月02日 22時00分
踊る小人たち 〜山口敏太郎本人の実話怪談〜
筆者の祖母が亡くなってから、もう十五年以上の歳月が流れた。祖母は昔ながらの豊富な知恵と豪快な性格を併せ持つ女性であった。そんな祖母も最晩年は痴呆がひどくなった。あるときなど、古時計から小人が降りてくると言い出した。 「どないした ばあちゃん? 」 「毎回毎回、時計がなる度に小人がいっぱい降りてきて輪になって踊るんよ。たまらんわ」 祖母はヒステリックになりながら、筆者に訴えたことがあった。だが、筆者には小人の姿は見えない。 「ええ? 小人なんかおらんよ、ばあちゃん」 「そこにおるやん、そこに、ほら、そこに」 祖母は誰もいない居間を指差した。 「どこにおるの?」 「ほら、気味の悪い小人の輪っかが、見えるやろ」 彼女の目には、小人たちが輪になって踊っていたのであろうか。祖母のこの奇妙な行動を見たとき、筆者は複雑な気持ちになった。かつて、まったく妖怪や魔物を恐れなかった祖母。 その祖母が、小さな小人たちの”見えないダンス”におびえているのである。 「小人の踊りが怖い! 小人の踊りが怖い!」 祖母は絶叫した。 「ばあちゃん、大丈夫か」 筆者は衝撃の展開に色をなくした。異界から生まれ出た人間は、いつか魔物に擦り寄られ、異界に帰っていくのだろうか。祖母の脳裏では、間違いなく小人が輪になって踊っているのであろう。永遠に続く“見えないダンス”とは、いったい何なのだろうか。 ここで筆者は、ある質問をした。 「どこが怖いの? 小人が踊ってるだけやろ?」 祖母は、虚ろな瞳を輝かせている。 「小人が呼びかけるんよ」 「呼びかけるって、どういうふうに」 この質問に、祖母は語尾を震わせて答えた。 「この輪の中に入れ、輪の中に入れって、小人が話しかけるんよ」 私は驚きのあまり、しばし言葉を失った…。 気を取り直してこう聞いた。 「輪の中に入れとは、どういうことなの? ばあちゃん」 すると祖母は、ひと呼吸おいてこう言った。 「あの輪を抜けると、抜けると…」 「抜けるどうなるの?」 すると祖母は恐ろしく低い声でつぶやいた。 「あの世の世界なんよ」 この言葉を聞いて、筆者は固まった。 働きづめの祖母の心の隙間に、小人や魔物が棲みついたのだろうか。筆者は、丸くなって小人のダンスに震える祖母の姿を見て、悲しい気分になった。 祖母が死去したのは、それからちょうど一年後のことであった。やはり、祖母は小人の輪をくぐってしまったのだろうか。
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ミステリー 2017年08月30日 16時00分
しくじった手打ち 〜高知県の怪談〜
幕末の土佐藩に、吾兵衛という首切り役人がいた。無口な四十男ではあるが、仕事は確実に遂行する役人であったという。 当時、城下を騒がす怪盗に弥六という者がおり、この怪盗は神出鬼没で土佐の金持ちから大金を奪っては大坂や京都で武士に変装して豪遊していたという。 全く手がかりがつかめなかったのだが、土佐山田の子分の家にいる所を通報され、大勢の役人に取り巻かれて逃げ道を失った。弥六は2,3人を切り捨てて窮地を脱しようとしたものの、現場に居合わせた力士に組付されて捕まえられる事となった。 物盗りや人殺しなど、弥六の重ねた罪状は多かったため斬首刑に処される事になったのだが、吾兵衛が首をはねようとした時、どういうわけか太刀が外れて肩口に入ってしまった。44人もの罪人の首をはねてきた彼にしてはありえないしくじりであり、当人も当惑したのか、更に手が滑ってしまう。吾兵衛は三度目の太刀によってようやく弥六の首を落とすことができた。 これまで失敗などしたことのなかった吾兵衛はひどく落ち込んだが、そのせいか次第に屋敷内で奇妙な言動を見せるようになった。屋敷で勤めていたお鈴という女中に斬りかかり、手打ちにしてしまったのだが、彼女の姿が弥六に見えてしまったのだという。 この後、屋敷の中には弥六とお鈴の生首が出るようになった。井戸のつるべを上げると桶に弥六の生首が入っている。天井から二人の生首が下がっている、などなど…気味悪がった使用人達は一人、また一人と去って行き、吾兵衛もまた廃人のようになって死んでいったという。
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ミステリー 2017年08月26日 17時50分
実話怪談『校舎に響く足音』
市川市に住む弟の口から聞いた話である。弟は現在、ある会社の役員をしているのだが、その事務所に来る某銀行の営業マンの話だという。その営業マンは、元々高校球児で、野球の名門高校の出身であった。(この高校名は千葉県民なら誰でも知っているはずなのであえてイニシャルも入れない)勿論、その人も現役時代は厳しい練習に明け暮れた野球少年であり、同僚にはプロ野球選手になったものもいた。 夏場などは学校に泊まり込みで野球の練習をするのだが、宿泊するのは古くさい宿舎であった。それもそのはずである。その宿舎は太平洋戦争当時の年代物で、兵隊たちが宿舎として使用したものらしい。 ある夜の事、夜間練習を終え、ふらふらになって宿舎に帰り、部員たちがくつろいでいると、奇妙な音が聞こえてきた。 「おい、みんな足音が聞こえないか」 仲間の発言に何名かが頷き、全員で耳をすました。 「ザック ザック ザック ザック」 集団で規則正しい行進である。まるで軍隊の足音、軍靴の響きである。外はさっきまで自分たちが練習していたグランドである。いったい、今だれがあそこで行進しているんだ。あまりの恐怖に誰もグランドに見に行く事はできなかった。 そういう奇妙な事が何度も続き、営業マンと仲間は思いきって先生たちに相談してみた。すると先生の答えは意外なものであった。 「ここは昔、軍隊の駐留地だったからね。いろいろ出るんだよ。先生の中にも”兵隊の幽霊”に出くわした人もいるんだ」 営業マンの現役時代は軍靴が鳴り止む事はなかった。最近、母校を訪れたところその古い宿舎はなかった。時代の波に戦争の残像は消えたのであろうか。
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ミステリー 2017年08月23日 16時00分
実話怪談『女が早死にする家』
この夏も筆者は多くの怪談本、妖怪本、幽霊本をかかえ大騒ぎである。そして、同時に思うのが、怪談・奇談というものは人の数だけ無数にあるという事である。つまり、人の人生と同じだけ奇妙な物語も存在するわけであり、人の生涯そのものが怪談という図式も成り立つ。この一年で聞いた最新版の千葉の怪談をお届けしたい。 これは船橋にお住まいのあるご老人から聞いた話である。船橋市内某所にある家では何故か、女が早死にするという。原因はよくわからない。事故であったり、或いは病気であったり理由は様々である。兎に角、女性が死ぬのだ。この奇妙な因縁に、その老人はこのような因縁話を付け加えた。昭和初期の事、気のよい真面目な青年がいた。その青年は一生懸命、農業に精を出したのだけどいつまでたっても貧乏から抜け出せなかった。そんな青年にも、好きな女性がいた。青年はいつか女性を嫁に迎える為に懸命に働いた。純情な青年の態度は次第に村人の知るところとなり、青年と女性の仲は地域公認のようなものになっていった。 ある時、村はずれにある立ち飲み屋で青年がお酒を仲間と楽しく呑んでいた。そこに現れたのが村の嫌われ者のじいさまであった。じいさまは既に酒に酔っており、青年と仲間たちにからみはじめた。おとなしい青年は最初は我慢していたものの、あまりにしつこくじいさまがからむので、ついに怒りを爆発させ、いきなり飲み屋を飛び出した。一同が驚いていると若者は、農機具を手に戻ってくるとじいさまを追いかけた。じいさまは逃げ回ったものの、ついに若者に農機具でつき殺されてしまった。そのじいさまが絶命した場所が、女性の早死する家の前だという。つまり、女性がらみのトラブルで殺されたじいさまの怨念が女性に祟っているらしい。無関係にお宅に祟るのがどうにも解せないが、理不尽な怨霊、言いがかりの怨念も中にはあるかもしれない。監修:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2017年08月19日 21時00分
UFOは地震を予知していた!?
動物は地震を予知すると言われている。阪神大震災の前には犬や猫たちが暴れ出したり、鳥たちが姿を消したと言われている。さらに2004年のスマトラ沖地震の時には、地震の後に大きな津波が起こって数多くの人々が命を落としたのだが、スリランカ南東部にあるヤラ国立公園にいた動物たちの死骸は一切見つからなかったという。動物たちは何らかの予感を感じとり、津波の来る前に高台に避難していたのだ。 動物が地震の予知が出来るように、宇宙人達も何らかの方法で地震を予知して人間に知らせようとしたのではないかとの噂が、スマトラ沖地震直後に現地で広まった。地震が起きる数日前、インドやインドネシアにて数多くのUFO目撃情報が報告されたという。あるUFO研究家によると、地震の前後にUFOが目撃されるといった事象は多々あると告げている。 また、これは別の情報であるが、スマトラ沖地震で起こった津波の引いた後、水死したエイリアンを発見したとの情報が一時期流れた。他にも浜辺に突き刺さった状態で撮影されたUFOの写真がネット上に流されていたこともある。勿論、これらの写真は質の悪い偽写真であることが判明しているが、大勢の人が亡くなった災害を使った悪ふざけはもう少し配慮が必要かもしれない。
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ミステリー 2017年08月16日 12時35分
原爆投下はUFOによって監視されていた?
第二次世界大戦末期の1945年8月6日午前8時15分、アメリカ軍は広島に原爆を投下する。世界最初の核兵器として使用された原爆だが、これがUFOに監視されていたとする説がある。UFO研究家の竹本良氏が提唱している奇説である。 B-29長距離通常爆撃機、通称エノラ・ゲイが広島に原爆を落とすべく四国上空を飛行していたところ、レーダースコープに正体不明の輝点を発見。敵味方識別装置に応答しない事を確認したエノラ・ゲイは回避行動をとり、午前7時30分には高度二千メートル前後の低空飛行から八千七百メートルまで高度を上げた、という記録がある。 竹本説によればこの正体不明の輝点は数千メートルもある巨大なUFOであり、まるで通せんぼうをするかのように浮遊しているUFOを避けるためには六千七百メートルも高度を上げねばならなかったというのだ。状況証拠に過ぎないかも知れないが、このように大幅に高度を上げる理由はなんだったのだろうか。 さらに大戦後の1969年から78年には国際航空輸送協会や国際民間航空機関に所属するパイロットから多くの巨大UFO目撃談が報告されており、これは紛争の続く中東およびアフリカ諸国に向け、航空機や船舶で輸送されていく大量の兵器をUFOが監視していた証拠である、とする人々もいる。監修:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2017年08月12日 17時00分
謎の通信傍受システム エシュロン
読者の皆さんは、エシュロン(ECHELON)という言葉を聞いたことがないだろうか。エシュロン(ECHELON)とは、米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドという英語圏の五か国によって運営されている情報収集を主な目的とした”軍事システム”であると言われている。 この軍事システムは、携帯電話・メール・無線・FAXといった通信情報をすべて盗聴し、音声を自動的にテキスト化して、データベースに蓄積する。その蓄積データから、「アルカイダ」「テロ」「革命」「暗殺」といった特定のキーワードを検索し、その不穏な言葉の情報発信者が誰なのか特定できる仕組みを持っていると言われている。 米国内では国家安全保障局(NSA)主体で運営されていると言われ、エシュロンという軍事システムと同じく、国家安全保障局(NSA)の存在そのものが長らく“都市伝説=架空”なのではないかと語られてきた。 この手の噂はインターネットではよく囁かれており、Googleはスパイ企業であり米国政府と連携をとりながら動いており、中国市場から追放されたのはそのスパイ容疑であるとか。FacebookはCIAが個人の監視システムとして考案したもので、各国国民の友人関係や仕事の内容を把握するために”諜報システム”として作られたとか。iPhoneで使用できる一部のアプリの中には、位置情報や使用履歴が本人の知らない場所に転送されているとか。情報サービスに関する都市伝説は枚挙にいとまがない。 筆者も単なる都市伝説ではないかという見解であったが。最近その逆のケース、都市伝説ではなく事実であったということが発生している。数百万人が使う人気アプリによって収集された利用者の位置情報が、米国に本社を構える某広告会社に転送され、広告ビジネスに利用されているケースが判明したり、エシュロン(ECHELON)の脅威が、昨今欧州議会でも話題にされるようになり、架空の団体のはずだった国家安全保障局(NSA)のOBも仕事の内容をカミングアウトし始め、ようやくその存在が認知されるようになってきた。 また、日本でも三沢基地にエシュロン(ECHELON)関連の施設があると噂されてきたが、筆者も含め、あくまで都市伝説に過ぎないと思う者が大部分であった。だがフジテレビの番組内で、青森県の三沢基地にエシュロンの関連施設があると具体的に写真が提示され、池上彰の口から説明がなされたのだ。他にもイギリスではメンウィズ・ヒル、ドイツではバート・アイブリング、アメリカではワシントン州ヤキマにエシュロン(ECHELON)が設置されていると言われている。監修:山口敏太郎事務所
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