ミステリー
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ミステリー 2018年01月13日 17時41分
ミャンマーではなぜか鎌倉大仏の人気が高い!?
近年、日本を訪れる海外の観光客数は急上昇している。特に最近では東南アジア方面からの観光客が増え、中国や韓国からの旅行客を凌ぐ勢いだという。 東南アジアの国の中でも、ミャンマーと言えば熱心な仏教国で知られている。 その仏教国ミャンマーでは日本の鎌倉大仏が大変人気が高いのだそうだ。その証拠に鎌倉大仏付近の土産物屋さんでは、ミャンマー人観光客によってミニチュアの鎌倉大仏が大量に買われている。 日本ではベタな土産物として有名なミニチュアの鎌倉大仏もミャンマーでは日々お経をあげられるほどに大切にされるという。 ミャンマーではミニチュアの鎌倉大仏を毎日拝むといつか日本に行けて本物の鎌倉大仏を拝めるという都市伝説すら流れているのだ。 近年、ミャンマーでは奈良の大仏と鎌倉の大仏を巡るツアーが発売され、日本の鎌倉大仏の前で土下座して拝むミャンマー観光客が出る状態である。 ミャンマーでは仏堂に収められてない屋外にある仏像が大変珍しいらしく、そのあたりも鎌倉大仏ブームの原因ではないかとされている。 理由はわからないが奈良の大仏は鎌倉大仏ほど人気がないようだ。監修:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2018年01月09日 23時30分
深夜の葬列
これは江戸時代に現在の山形県の庄内地方で実際に起きた話だという。鶴ヶ丘城百間堀付近を庄内藩のお馬廻り二百石取りの大場宗平が歩いていた。 友人の婚礼の帰りとあってしたたかに酔っており、謡曲などを気分よく歌いながら歩いていた。 すると城の方から一群の行列がやってくる。声もなく音もなく、咳ひとつたてない。よく見ると葬式である。 はて、こんな夜に葬式とは奇妙だ。そう思い、大場は葬列の一人の男に聞いた。 「この葬列はどなたの葬列かな」 「はい、お馬廻りの大場殿の葬列でございます」 男は表情ひとつ変えずに答えた。 大場は一瞬にして酔いがさめ、血の気が引いた。 葬列は音もなく去って行く。そしてしばらく歩くと、一斉に大場の方に振り向いたのである。その辺りは生首や大入道が出ると噂される場所であった。 恐怖に打ち震えた大場は転がるように逃げて、自宅にたどり着いた。玄関を見ると、なんと、葬列の送り火の跡がある。 大場は妻に問いただした。「今夜うちから葬列が出てないか」「あらっ何をご冗談ばかり」妻は何も知らないようである。 翌朝、大場は小者を城下の寺という寺に走らせた。昨夜葬式がなかったかと確認に行かせたのだが、どの寺も葬式など無かったという。 大場は具合が悪くなり寝込んだ。それから数日後、強盗に入られ命を落としてしまった。この話を聞いた者たちは、自宅の稲荷が凶事を知らせたのであろうと噂したという。監修:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2018年01月07日 18時33分
秀吉が発見した「羽の生えた犬」の正体は?
福岡県筑後市には「羽犬塚」(はいぬづか)という地名がある。この由来として語られているのが、「羽犬」の伝説だ。 「羽犬」は文字通り羽の生えた犬であり、旅人を襲ったり家畜を食い殺したりなど獰猛な振る舞いで住民から恐れられていたという。この羽犬が歴史上の人物と接触したという伝説がある。その人物とは関白・豊臣秀吉だ。 筑後誌の羽犬塚里老伝というものによれば、島津氏討伐のために秀吉が九州に遠征した際、隠れ住んで人馬を害していたこの羽犬を狩って殺害し、その後に塚を建立して「羽犬塚」と号した、といわれている。(違う解釈によると、九州に侵攻してきた秀吉軍に対し、徹底抗戦したものの殺害されたとも言われている。これなどは地元勢力が侵略軍に抵抗した事実を妖怪伝説にしたものであろうか) なお、この伝説には異説もあり、同じく秀吉の九州遠征の際に羽の生えた犬を見つけてこれを可愛がっていたが、後に死んでしまったというものがある。これを嘆いたであろう秀吉が宿場近くにこの犬の墓をつくり、これをきっかけとして羽犬塚町と名付けられたというものだ。 いずれの伝説が真実に近いのかは今ではもう分からないが、現在では地域に定着した妖怪として人々に愛されている。現に、羽犬をイメージしたゆるキャラやマンガチックに描かれたキャラクターたちを町のあちこちで見ることができるからだ。 今年、2018年の干支は戌年。九州を訪れた際にはぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。監修:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2018年01月04日 12時10分
戌年に行きたいパワースポット・お犬様を祀る埼玉県秩父市「三峯神社」
今年、2018年は戌年。今回は深き山の聖域「三峯神社」とその周辺をご紹介しよう。 埼玉県秩父市の三峯神社は伊弉諾(イザナギ)尊・伊弉册(イザナミ)尊の二神を主祭神とする。日本武(ヤマトタケル)尊が東征の際に立ち寄り、この地の山川の清く美しい様から国産み神話の二神を偲んで創建されたと伝わる。「三峯」の名は神社の東方にそびえる雲取山、白岩山、妙法嶽の三つの峯から名付けられた。 また、三峯神社には全国的に珍しい三ツ鳥居があるので是非見て欲しい。その左右には狛犬ならぬ「狛狼」も祀られている。三峯神社では、狼(山犬)を眷属神としており、古くから大口真神(オオグチマガミ)、または親しみを込めてお犬様と呼ばれ、篤く信仰されている。このお犬様の神力をお札の形で一年間拝借する「御眷属拝借」というユニークな神事(祈祷)を受ける事もできる。 伝説によると、お犬様は日本武尊の道案内をしたと伝えられる。もし人生の岐路に立った時、道半ばで挫けそうになった時には、お犬様にあやかってみてはいかがだろうか。きっと先に進む勇気が湧いてくるだろう。 三峯神社の主祭神は先述の伊弉諾尊・伊弉册尊の二柱である。この神様は日本神話における最初の夫婦神である事から縁結び・安産を願う参拝者も多い。その場合に是非忘れずに寄って欲しい境内のご神木を紹介する。 宿泊所の裏手にあるご神木「縁結びの木」。これは違う種類の木が二本抱き合う様に密着しており、ふもとにある祠には、おみくじが沢山結わえ付けられている。ここで二枚の紙縒り(こより)に自分の名前と意中の相手の名前を書き、撚り合わせて納めるとその男女は結ばれるという。意中の人がいない場合には良縁を祈願するもよし、おみくじで恋愛運を占ってみるのもおすすめだ。 また、本殿前の樹齢800年の杉の大木は神気を頂けるご神木として名高い。左右二本あり、本殿向かって左の神木は「夫婦和合の木」と呼ばれている。神気を頂く作法としては本殿にお詣りした後、三度深呼吸をし、神木に手を付いて祈る。感覚を研ぎ澄まし、迸る生命のエネルギーを感じてみよう。(監修:山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2017年12月27日 07時05分
戦艦にまつわる怪談・幽霊戦艦
軍艦・矢矧には幽霊の出る部屋があったという。太平洋戦争で活躍した矢矧ではなく、日露戦争後の明治45年7月に長崎の三菱造船所でこしらえた二等巡洋艦の平戸型の船である。元軍人・梶原氏の証言によると、大正8、9年の頃、同艦に配属された氏は砲術士を任じられた。通常は、次室士官クラスは、ハンモックで寝るのだが、砲術の担当の場合、事務もあるので自分用の部屋を希望していた。 艦内を調べると予備室があるので、高井副長に許可を取りにいった。すると副長はいきなり怒鳴りつけた。「次室士官のくせに、ハンモックでたくさんだ」しかし、氏は副長に黙ってその部屋に忍び込んだ。部屋はマストの一側にあり、左舷の梯子のすぐ下であった。部下に荷物を運ばせ、その晩から勝手にその部屋に住み着いてしまった。 その晩、横須賀に転任する先任者の山手中尉の送別会になった。強かに呑んだが、山手中尉がさめざめと泣いてこういった。「梶原さん、僕は一週間後には、この世にはいない」「いったいどういうわけだ」「今は言えない。でも、あの予備室だけはやめておいたほうがいい」不思議に思いながらも深夜2時まで呑み、問題の部屋に戻ってきて、いい気持ちで寝た。毛布を三枚かけて寝たが、どうも寒いと思って目を覚ますと、毛布が一枚も無い。ふと船窓を見ると、外の月あかりでボウツと明るい光が射し込んでくる。そして、その窓から次から次に黒い影が入ってくる。一人が入り込むと、次の黒い影が入ってくる。全身が凍りついたようになり、声さえも出ない。ようやく、ドアまでたどり着くが恐怖でうまくノブが廻らず、ドアを突き破り手を突き出し、巡回の伍長に助けられた。 翌日、高井副長と弓削水雷長がやってきて説明するには、あの予備室は艦の鬼門であるという。しかも、大正7年6月、第一次世界大戦で活躍した第一特務艦隊の一角としてこの艦が参加した時、艦内で伝染病が発生し、400名中十数名しか動けない状態であった。更に、満足な治療もできず死亡した死体を投げ込んでいたのが、あの部屋であったらしいのだ。 その後、伊勢湾に停泊中に特別に渥美湾に回航し、矢作神社に艦の武運長久を祈ると同時に怨霊退散を祈念したという。それ以来、妙な噂はなくなったという。ちなみに、転任していった山手中尉は、親に反対された恋人と自殺した。山手中尉は度々あの予備室に入り込み、恋人を想っていたらしく、怨霊につけこまれたのではないかという事であった。(監修:山口敏太郎)
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ミステリー 2017年12月26日 07時30分
月明かりに照らされたのっぺらぼう
筆者のもとでアルバイトしていた女性、Nさんの不思議体験をご紹介する。 これは彼女が、福島にある学校で寮生活を送っていたときの話だ。 その学園にいたのは、1年という短い間だったのだが、数度にわたり妖怪や幽霊と出会ったうちの1つである。 彼女の部屋は2階にある4人部屋であり、その内の1人は彼女と非常に仲の良い友人であった。 ある綺麗な月明かりの夜のこと、その部屋で怪異は起こった。 Nさんは寮にある自室で眠っていたのだが、不意に彼女は目が覚めた。(…トイレに行きたい) 彼女はぼんやりとしている頭の中でそう考え、友人を起こさなくてはと思った。 Nさんは昔からトイレに行くのが恐ろしかったという。 昔から怖かったらしいのだが、霊感が目覚めてからはさらにその傾向が強くなり、その頃は必ず友人と一緒にトイレに行くようにしていたそうだ。 友人の方に視線を向けた瞬間、Nさんは一瞬たじろいだ。(…誰か居る) 友人が眠るベッドの前に、窓から射す月明かりに照らされた、ワンピースを着た見知らぬ女性がフローリングに横座りして、変な踊りを踊っていた。 それだけではなく、踊る女性の顔にはパーツがなかった。(のっぺらぼう!?) 夢かと思い自分の頬をつねるが、頬の痛みがこれは現実であると告げるばかりである。 だが、恐ろしいと思ったのは最初だけであった。 のっぺらぼうを見つめていると、次第に彼女が幻想的に見えてきたのだという。(すごく綺麗…) 顔がなく、不可思議な踊りを踊っている女性。 彼女にNさんは、見入ってしまったそうだ。 そして、つい彼女に近づいてしまった。 その瞬間、和やかであった空気は一変した。 Nさんの体に、生命に危険が近づいている感覚が走った。 空気が変わったのを感じ取ったNさんは、すぐさま女性に背を向けて自分のベッドに体を飛び込ませた。 そして、恐る恐る視線だけを、女性がいた辺りに戻した。 そこには、もう女性の姿はなかった。 この時、ワンピースの女性はNさんに向かって鋭い気配は放ったが、襲ってはこなかった。(何でだろう?) 彼女はそう考えていた。 しかし、その後から部屋には生首が出現するなどの怪異が襲うようになったという。 それ以来、のっぺらぼうの女性は現れていないそうだ。「幻想的でしたし、もしかしたら、あの女性は部屋の守り神だったかもしれないんですよね。悪いことをしちゃったかな」 Nさんはばつが悪そうに話してくれた。(監修:山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2017年12月19日 22時03分
資材置き場の怪異
これは私が仕事で知り合った、Oさんから聞いた、非常に不思議なお話である。 Oさんが中学生の頃、ある失踪事件が起こった。失踪したのは、Oさんの友人の友人、Iさんと言った。当時は大きな騒ぎになったという。 最初は家出などの可能性も疑われたのだが、騒ぎになっても姿を現さない上、6月か7月の、梅雨の時期のことであり、外を泊まり歩いている可能性も少ないと判断された。 警察の聞きこみ調査の結果、失踪したIさんは姿を消す前に、踏切近くの資材置き場で双子の男の子と遊んでいたことがわかった。 Iさんを探す手がかりは、一緒に遊んでいたその双子しかいなかったのだが、その近くに双子がいる家はなく、近所に住んでいた形跡すら見当たらなかった。 ただ、Iさんが失踪する前に、資材置き場で撮影されたと思われる写真のみが残された。写真には、資材置き場で一人で微笑むIさんが写っているだけで、捜査の手がかりになることはなかった。 それから4年後。Iさんの失踪事件を担当していた刑事が、Oさんの友人を訪れた。そして、とある写真を差し出した。「4年前、Iさんと一緒に遊んでいた双子とは、この子達ですか?」「!?」 写真を見た友人は凍りついた。写っていたのは、紛れもなく友人が目撃した双子であった。「…彼らは何処に住んでいたんですか?」「実はね…」 恐る恐る訊ねた友人に、刑事は眉をひそめながら口を開いた。「いないんだよ」「え?」「Iさんが失踪する10年前、JRのK駅に近い踏切で事故があった。踏切の近くで遊んでいた子供が線路内に入ってしまってね、電車に轢かれて亡くなったんだよ」「まさか…!!」「そう、その子供が、写真に写っている双子なんだよ」(こんなことがあるのか) そう思って、友人は愕然とした。そして、あることに気が付いた。双子が写っている写真だが、2人は何故か人一人が入る隙間を空けて写っていたのだ。「この写真、不自然ですよね?」 友人がそう訊ねると、刑事は無言でIさんが最後に残した写真を取り出した。2枚の写真を合わせてみると、Iさんが双子に囲まれて撮影したような写真になったそうだ。 これはK市ではないのだが、K県には神隠と付く地名があり、神隠丸山遺跡というものが存在する。 K県には神隠しに関する伝説は余り語られていないが、過去に何らかの理由があったからこそ地名になっているのだろう。 もし神隠しであれば、伝えられている伝承の中には数年後にこの世に戻ってくる例もある。 Iさんもいつか発見されることを、心よりお祈りしたい。
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ミステリー 2017年12月18日 22時02分
都市伝説『ラーメンの材料』
寒くなると、暖かいものが欲しくなる季節になる。中でも屋台のラーメンは別格で、帰り道に寄って一杯味わって帰った経験のある人もいるのではないだろうか。だが、所謂グルメ系ライターの間で密かに囁かれていた、こんな都市伝説が存在するという。Wさんはかつて大のラーメン好きであった。ラーメン好きが高じてグルメライターのような仕事をやり始め、とうとうラーメンのグルメ本を出すに至った男である。そんなWさんが体験した話である。(あの店はとんでもない材料をスープに使っているらしい)(その材料は秘伝中の秘伝で他人には教えないが、その店のラーメンがクセになる原因となっているらしい)こんな噂を聞いたWさんは、某都市で開業する屋台ラーメンを訪れた。頑固そうな親父が経営する小さな屋台店であった。「いらっしゃい」武骨な親父はどこか職人気質を感じさせ、Wさんは確かな期待を予感した。「この親父できるな、問題スープの材料だな」Wさんは、親父が手際よく仕上げたラーメンをすすった。(旨い、確かに旨い、麺やチャーシューはなかなかの及第点だが、スープは抜群にいい、でもこの旨さ、いったいなんだ)Wさんは視覚、臭覚、味覚を駆使し、その原材料を探った。だが、どうしてもわからなかった。(こまった、この俺にわからない事があるなんて)Wさんは、ラーメンライターとして、敗北感に打ちのめされた。そして、覚悟を決め、店主の親父に土下座して原材料を聞いた。「頼む、教えてくれ」店の親父は一言こう言った。「このスープの原料は胎盤だ。みんな、胎盤の味は胎児の頃を思い出して安心するらしい。癖になるのはその為さ」ちなみにその後、あの味や親父の話が忘れられなかったWさんは何度かその町に足を運んでみた。しかし、あの人気の屋台ラーメンはその町から姿を消していた。もしかすると、誰も知らない場所でまた屋台を出しているのかもしれない。(監修:山口敏太郎)
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ミステリー 2017年12月12日 22時06分
実話怪談『みかんの木』
誰にも知られず亡くなり、供養もされていない人々の霊は、長く現世にとどまるとされている。供養がなされていないため、亡くなった時の苦痛が続くので、生きている人々に何とかして苦しみを伝えようとする。その念があまりに強すぎると、結果、悪霊や怨霊のようになってしまうという。 よく聞かれる体験談としては、亡くなった人の霊が「水がほしい」と訴えてくるので、そのとおりに水を上げた所、お礼を言って成仏したというものがある。戦争で亡くなった人などの霊に遭遇したケースでよく聞かれるものだ。 以下のケースは、もう少し時代が古いものになる。 Tさんの実家の裏山には、みかんの木が多く自生している。実のなる季節になると辺りによい香りが漂うものの、採って食べる人はいないという。何故なら度々、地中から木に向かって「火の玉」が上がるからだ。そこはかつて戦や飢饉で大勢の人が何度も死んだ場所であり、その怨念が火の玉になると言われている。「また今年もあがったね」これが地元住民の間で季節の話題となっているそうだ。その火の玉はいずれもみかんの実にぶら下がる様にひっつく。土地の老人たちの話では「亡者がみかんで喉を潤す」のだと言う。「ですから、私達は野生のみかんを『仏さんの実』と言って食べないのです」Tさんはそう話を締め括った。監修:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2017年12月11日 22時02分
実話怪談『起きて下さい』
Aさんはベテランのテレビマンである。筆者・山口敏太郎とは子供番組で一緒に仕事をしている。彼がまだ新人ADだった頃、プロ野球の取材で10日ほど大阪に滞在した事があった。この時、大阪市内にある某ホテルに連泊した。無論、新人ADが泊まるようなホテルだから、安宿である。 そのホテルの最上階に連泊したのだが、ひとつ困る事があった。毎朝9時にドアノブをガチャガチャと乱雑に廻され、安眠出来ないのだ。「誰なんだよ、いったい朝から」 外のドアノブには「起こさないで下さい」という札がかかっているにも関わらずで、この対応である。「どうせ、掃除のおばちゃんとかが、朝チェックアウトする部屋と、俺の部屋とを勘違いしてるんだろう。ようし、今度来たら言ってやる」何日目かの夜、そう決心した彼はドアノブを廻す不埒者の訪問を待った。 長い時間が流れた。 ようやく明け方となり、眠りに落ちたAさんの身に奇妙な現象が起きた。「ガチャ、ガチャ。ガチャ、ガチャ」 ドアノブが乱雑に廻る音が聞こえた。 その刹那、全身が金縛りになった。(なっ、なんだぁ、身体が動かない) だが、不思議な事に、頭の上にある時計の数字が見えた。金縛りになっている状態では決して見ることができないはずなのに……。 時間は、まだ6時過ぎだった。(おかしいぞ、いつもより早い) その次の瞬間、何者かが部屋に侵入した気配があった。その侵入者は、すべるように移動した。次の瞬間、自分の左横に「そいつ」がいるのが分かった。(なんだよ、誰なんだよ) 恐る恐る目玉だけを動かして見てみると……。 中年の男が目玉をギョロギョロさせて、ホテルの床に座り、ベッドの上で頬杖をついていた。監修:山口敏太郎事務所
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旅客機を撃墜したのはテロリスト? 空軍機? それともUFO? イタビア航空870便の謎「3」
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