ミステリー
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ミステリー 2018年11月25日 23時00分
エイリアンに脅迫された?山口敏太郎本人が体験した不思議な話
2008年の秋、筆者・山口敏太郎は、イタリアのUFOコンタクティ、マウリッツオ・カバーロ氏と対談した。彼はクラリオン星人というエイリアンと数百回交流したことがあり、ヨーロッパでも評判のコンタクティ(宇宙人と交信した経験のある人)であった。 彼との対談は大変興味深いものになったのだが、この対談の2日前、筆者は不思議な夢を見ていた。夢の中で“夢である”と自覚したのだ。俗にいう「明晰夢」というものである。なぜか、僕は現実には存在しない息子の手を引いていた。 「これは夢だな、早く目を覚まさないと」 すると、奇妙な声が聞こえた。 「お前たちが現実と思っているものこそ、本当は夢なのだ。今、お前たちが見ている睡眠中の夢と同じだ」 この言葉に筆者は反論した。 「馬鹿な、俺たちの現実が夢などと信じられるか、現実は現実だ」 すると、その声はやや怒ったような口調になり 「ならば、今見ているこの夢を現実として固定してやろうか」 と言うのだ。 「何だって、そんなことはできるわけがない」 私は夢の中で息子の手を引いて走り回った。 「これは夢だ、夢だ。絶対目覚めてやるぞ」 息子の手を引いて走り回った筆者だが、どうやっても目覚めなかった。 「やばい、この夢はやばい」 筆者がそう思い始めたとき、妻が声をかけてきた。 「そろそろ起きないといけないんじゃない?」 その声でようやく目が覚めたのだ。筆者の横には息子代わりの愛犬が寝ていた。 この不思議な体験を編集者に話したところ 「それは、すごい。カバーロさんも同じことを言ってました。『この現実は夢だ』とエイリアンが彼に言ったそうなんです」 「なんですって、そんな偶然が」 このほかにも不思議な事件は続き、カバーロ氏は日本中にクラリオン星人旋風を巻き起こして帰っていった。人気アニメ「エヴァンゲリオン」の中で、人間の心の中に攻めてくる使徒が出てくるが、エイリアンも人間の心や精神にアクセスすることは可能なのだろうか。筆者の夢を操作したのは、いったい誰なのだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年11月24日 23時00分
UFOを見たら時間が飛んだ!?衝撃のアブダクション体験
この情報は、妖怪絵師の増田よしはる氏から筆者に寄せられたものだ。これは、彼が学生時代にバイトしていた、京都の某ホテルの管理職・男性の体験談である。 ある日の夜7時頃だろうか。その管理職は、妻と息子と家族3人で、居間でくつろいでいた。だが、どうも幼い息子の様子がおかしい。息子の額に手を当ててみると、確かに熱っぽく息も荒い。 「よし、いつもの病院に行こう」 「そうね、すぐ準備するわ」 夫婦で相談し、近所の病院に連れて行くことにした。家族にはかかりつけの医者がいた。もちろん、開業時間はとっくに過ぎていたのだが、その医師は古くからの知人でもあった。そういうときには融通が利いたのだ。 「すまんな、無理を言って」 「いや、かまわんよ。この薬を飲めば大丈夫だ」 友人である医者は、快く応じて息子を診察し、薬などを渡してくれた。帰り道、親子は空中に光る複数の大きな飛行物体を目撃した。 「何だ、あれは」 男性が気付いて叫ぶと、妻や子供も驚いて見上げた。空中に発光物体が浮かんでいる。 「何かしら、あの光る物体」 「UFOだよ、お父さん」 家族3人で軽いパニック状態に陥った。この目撃時間は定かではない。だが、息子が熱を出したのが7時だとすると、病院に歩いて行き、診断を受けての帰り道だから、8時半ごろではなかったかと後に彼は回想している。 次の瞬間、いつの間にか親子3人が自宅でくつろいでいることに気がついた。 「あれ、さっきまで道でUFOを見てたよね。いつの間に家に戻ったの?あれれ、時間も夜の7時になっているし…」 時計の針が逆行しており7時過ぎに戻っている。つまり、時間が逆行していたのだ。 「お父さん、大丈夫?」 息子は笑っている。風邪をひいていた息子は完全に元気な状態である。 「どういうことだ。俺以外みんな、UFO見た記憶がなくなってるのか?しかも、時間が逆流しているよね」 彼は完全にパニックになった。驚く妻に今の体験を話すと、 「何を言ってるの、ここに入ってから一度も外になんか出ていないよ」 と笑うばかりである。 「そんな馬鹿な話があるか、病院に聞いてみるぞ」 男性は興奮して、知人の医者に電話をかけたが、知人の医者も、誰も来ていないと言う。 「おかしいな、どういうことだ?」 あの発光体を見た後、何物かによって関係者が全員記憶を消され、最初の時間まで戻されたとしか思えない。しかし、あまり周りに言うと変に思われるので、自分の中にしまっておいたという。それを「不思議好きの増田くんなら信じてくれる」だろうと、職場でこっそりと打ち明けてくれたというのだ。奇妙な話である。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年11月18日 23時00分
息子が突然口にした予言に驚愕…怪談「遺伝する霊能力」
船橋市内に住む主婦のTさんは、たびたび霊を目撃する。自身の奇妙な力で他人を怖がらせ、不安な気持ちにさせたくないと考えるTさんは、自分の恐怖心を黙って心の中にしまっていた。Tさんはこの奇妙な力が我が子に遺伝するのではないかと危惧していた。 「この能力が息子と娘に遺伝しなければいいけれど…」 この不安は的中し、2人の子供にTさんの能力が遺伝してしまった。 Tさんの息子と娘は、Tさんとはまた違った力を見せるようになった。 どうやら息子は少し先の未来が見えるらしく、しばしば不気味なことを言う。ある日家族でドライブを楽しんでいたところ、息子が突然おびえた声で 「お父さん、高速道路に乗らないで」 と告げた。 息子の様子を心配したTさんの夫は 「どうしてそんなことを言うんだ?」 と、後ろのシートに座る息子に聞き返した。 「だって、高速道路で事故に遭って、お母さんが車に挟まれて死んじゃうから…」 助手席で聞いていたTさんは、息子の返答に思わず言葉を失った。 「だから…お父さんお願い…」 息子はおびえながら、そうお願いするのだ。 その日は息子の言う通り高速は避けて、ドライブを続けることになった。 とある日、仕事に行こうと準備に急ぐTさんを息子が呼び止め、こう言った。 「お母さん、今日は公園を通り抜けていかないでね」 「…え?公園?」 Tさんはときどき、通勤の際に近道しようと通っている公園がある。 この公園を通り抜ける道を見つけたのはTさんだけで、子供には通勤ルートの話をしたことはない。 Tさんにしか分からない道を、息子が知っていることに不気味に感じ、Tさんは聞き返した。 「どうして今日はそんなことを言うの?」 「だって公園を通ったら、お母さんが誰かに縄で縛られて、脇腹を刺されて死んじゃうんだもの…」 その日は息子の不安そうな様子が頭から離れず、Tさんは違う道を使って通勤した。 息子だけではなく、娘にも霊視能力があるようだ。 ある日、自宅のマンションのエントランスで娘を抱っこしていると、娘が肩越しに手を振り 「バイバーイ!」 と、誰かに別れを告げた。近所の人かと思ったTさんは娘が手を振る先に視線を向けたが、誰かいた気配はない。 「何…!誰にお別れを言ったの?」 すると娘は、まるで「言いたくない」と言わんばかりに顔をTさんの胸にうずめて 「…」 何も答えなかった。 Tさんはその様子を察して、仕方なくそのままエレベーターに乗り自宅のフロアに上がった。娘がとても大人しいので、Tさんは不思議に思った。 玄関のドアの鍵を開け、ノブに手をかけながら娘を抱き直した時、娘は小さく泣きそうな声でTさんにささやいた。 「またいるよ…」 Tさんはすぐさま娘を抱いて部屋の中に入った。 2人の子供に自分の力が遺伝したことを、Tさんは不安に感じている。 子供たちが自分の能力を怖がらないように、Tさんは母として自分の「能力」を2人に伝えようと決めたのであった。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年11月17日 23時00分
気づかないうちに社食にも…怪談 「腹減った」
Nさんは、アート作品を作る合間を縫い、ある企業でアルバイトをしていた。1月31日午後0時11分頃、その職場の食堂で男性の霊と遭遇した。 その男性の霊は、長身でチェック柄の服を着ていた。出会い頭に正面からぶつかりそうになったのだが、うまくかわすことができたという。どうやら目が不自由なようだった。 驚くべきことに、その男性の霊は、その後、しばし食券とランチを交換するカウンターの列に並んでいた。 霊がランチの列に並んでいるのだ。 だが、カウンター前に到達し、いざ食券を交換するときに消えたという。 この霊はランチに未練があるのか、それとも死んでいることを自覚していないのか。Nさんは言った。 「とにかく、あの霊はお腹が空いていたのでしょう」 このランチの列に並ぶ霊と同様のものかは不明だが、Nさんは数カ月後、再び同じような「腹ペコ幽霊」と遭遇することになる。 朝10時ごろ、Nさんは彼氏の自宅で奇妙な声を聞いた。それも、彼氏の部屋の壁から声が聞こえたというのだ。 「腹減ったぁ〜!」 この第一声は普通の声ではあったが、彼氏の家族の誰の声とも違う。戸惑っているうちに、続いて第二声が聞こえてきた。 「腹減ったぁ〜!!」 同じセリフであったが、妙にキーが高い。まるで「宇宙人のような高音」とNさんは振り返っている。 (おかしい、これは変だな、お母さんかな?) Nさんはそう思い、となりの部屋をのぞいた。隣の部屋は彼氏の母親が使っている。だが、まだ部屋は暗く、就寝中であった。 (ええっ……じゃあ、あの声は) その部屋をのぞいた時に、今度はその部屋の壁から声が聞こえた。 「腹!! 減ったぁ〜!!」 二回目の声と比べてもキーが高くなった。声も微妙に震えている。 (おかしい。やっぱり彼氏の部屋とお母さんの部屋の仕切り壁の中から聞こえている。この壁の中から) Nさんは待ち構えていたのだが、それ以降は変な声が聞こえることはなかった。 どうやら、腹ペコ幽霊は壁の中に潜んでいるらしい。 幽霊になっても空腹に悩まされ、行動に移してしまう霊もいるようだ。(山口 敏太郎)
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ミステリー 2018年11月11日 23時00分
入鹿池に出る現代妖怪 Uターン爺、ジャンピング婆
日本でも有数の現代妖怪スポットと言えるのが愛知県にある「入鹿池」だ。同所は他の心霊スポットと違い、「幽霊談」以上に数多くの「現代妖怪談義」であふれている。知人の話によると、入鹿池の湖底には旧入鹿村が水没している。池を作るために住民を立ちのかせ、村を沈めた。そのときに出た怨念が多くの妖怪を生み出したという。 友人のライター・皆月斜君から聞いた話によると、この入鹿池そのものが妖怪であるそうだ。明治時代、ため池である入鹿池の水があふれて大水に発展した、俗に言う「入鹿切れ」の際には、入鹿池の主が大声で「やろうか、やろうか、やろうか!!」と叫んだという。それに応えるかのように、他の池の神が「よこさばよこせ!!」と叫び返したところ、たちまち堤が切れ、周囲一帯が大水に見舞われたと言われている。これは「やろう水」系の妖怪談。いかに入鹿池が恐ろしい場所であるかが分かる。 入鹿池に存在すると言われている現代妖怪を紹介してみよう。まずは、「Uターン爺(じじい)」だ。夜に入鹿池に行くと、いきなりおじいさんが走ってきて、入鹿池に勢いよく飛び込むという。そのままバサロ泳法で向こう岸まで泳ぎ、水中で対岸を蹴ってUターンする。そのままこちらに泳いできて、再び陸に上がると、ものすごい勢いで走っていくという。 また、「トランペット小僧」は、池の真ん中に浮かび(寝ながら浮かんでいる、もしくは水上に立っているという説もある)、トランペットを悲しげに吹き鳴らすと言われている。これは吹奏学部だった中学生が入鹿池で自殺し、妖怪と化したと言われている。 「ジャンピング婆(ぴょんぴょん婆)」も人気である。池の周辺にある道路に出没し、ものすごいスピードで車を追走する。抜き去る際は、振り返ってニタリと笑うというのだ。 地元の議会議員の証言によると、入鹿池の妖怪の中には『舟に乗ったおばあさん』という地味なキャラもいる。夜、水面に怪火(かいか)がぽつりぽつりと宿り、いつの間にか舟に乗った老婆が姿を現す。この時、そのまま無視すれば問題ないのだが、うっかり老婆に声をかけると水中に引き込まれると言われている。 また、「湖底の墓石」という怪異談もある。湖上のあるポイントで池を見下ろすと湖底に墓石が多数確認できる。その湖面をボートで通過すると、湖底に引きずり込まれるのだ。 岐阜出身の某アイドルから聞いた妖怪は「スクワット爺」。この妖怪は、入鹿池のほとりに出るじいさん妖怪で、ただひたすらスクワットをしているという。 また、「ローリング爺」「ターボ爺」も入鹿池周辺の道路に出没する妖怪で、自動車をハイスピードで追いかけるとされている。どちらにしろ、ローリングやターボというからには、やたらと速そうだ。 入鹿池にまつわる話はコミカルな妖怪談が中心ではあるが、中には幽霊談もある。過去には、受験に失敗した女子高生が入水自殺している。この女子高生がずぶぬれの幽霊になって出てくるとか、ボートが転覆して水死した男性が助けを求める声を上げると言われている。 村が湖底に沈み、「入鹿切れ」で周囲の集落が壊滅するという悲しい記憶がこのような不思議な伝説を生み出すのであろう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年11月10日 23時00分
道具街の名前の由来にもなった、河童寺こと曹源寺にまつわる逸話
浅草の近くにある「かっぱ橋道具街」。さまざまな問屋が集まり、食品サンプルの店を中心に再び脚光を浴び、観光客が増えている。この名前の由来になった寺院があるのをご存じだろうか。 「かっぱ寺」とも呼ばれているのが、東京都台東区にある曹源寺だ。 その由来を知るには、江戸時代までさかのぼる必要がある。現在の合羽橋商店街あたりにあった新堀川の堀削工事で、雨合羽(あまがっぱ)商の喜八が私財を投じて尽力した。当時、曹源寺付近は水はけが悪いために水害が絶えず、雨合羽商の喜八が一肌脱いだのだ。その工事にはなんと、かつて喜八が命を助けたという隅田川の河童(かっぱ)たちが多数協力していたという。なんともユーモラスで心温まる話ではないか。 喜八は亡くなった後、1819(文化11)年に菩提寺である曹源寺に葬られ、「かっぱ寺」と名付けられたという。 そんな曹源寺はモニュメントもユニーク。天井には人気漫画家が描いた河童のイラストが多数展示されている。 漫画の神様こと手塚治虫はドテラを着込み、キセルをくわえる粋な河童を描いた。『冒険ダン吉』をはじめ、戦前の漫画界をリードしてきた島田啓三は淡いタッチで船頭を務める河童を描いた。妖怪漫画の第一人者、水木しげるの絵もある。 ほかにも、曹源寺にはカッパの手のミイラなるものが展示してある。賽銭箱にも河童のイラストが施されており、随所に楽しみがある。 もともと隅田川では河童の姿が多数目撃されており、不思議と商売繁盛につながったという。そのため合羽橋商店街には、曹源寺をはじめさまざまな場所に河童のデザインが見られる。 ちなみに「かっぱ橋」の由来には他の説もある。合羽を製造する職人らが製作途中の合羽を橋の欄干にかけ、干している様子がよく見られたため「かっぱ橋」と名付けられた、という話もある。 妖怪の河童であるにせよ、服の合羽にせよ、「かっぱ」は当時の人々の暮らしと結びついて生まれた地名だったのだろう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年11月04日 23時00分
UFOの多発地帯! 失われたアークが眠る?謎のスポット皆神山
長野県皆神山は「日本のピラミッド」とも呼ばれている。頂上にある神社の宮司は頻繁にUFOが北から南へ飛行するのを目撃しているという。神社の参拝者の中にもUFOの撮影に成功した人がいるということだ。 さらに、1965年からおよそ5年半の長期にわたり、有感地震6万回を数えた松代群発地震の震源地は皆神山周辺。地震と同時期には、真夜中に皆神山全体が明るく輝く、謎の「発光現象」が目撃されている。 そんなわけで、皆神山には何かの謎が隠されているのかもしれないと言われていたのだ。 さて、皆神山の地下には戦時中に築かれた地下壕が存在する。 太平洋戦争当時、東京は防衛機能が弱いと考えられていたため、本土決戦を想定した陸軍は首都の中枢機能を移転させる計画を進めていた。サイパンの陥落後、いよいよ現実となったこの問題を解決するために、長野松代への施設工事が許可された。 当初の計画ではこの皆神山に皇居と大本営施設を建設する予定だったが、皆神山の地盤は弱かった。その2つの施設は舞鶴山地下壕へと移転する方針となり、皆神山地下壕には備蓄庫を設けると予定されていた。 この工事は1944年に開始されたが、1945年の終戦をもって中止。着工中にも皆神山地下壕は幾度にもわたる土砂崩れで工事が難航し、終戦前の1945年3月に工事は中止されたという。現在の皆神山地下壕は入り口がふさがれていて、入ることはできない。 この皆神山地下壕について、当時の軍部のオカルト信奉者たちはここに「アマテラスの棺」が埋まっているという伝説を信じていた。棺を掘り起こすために大本営を移すという大義名分の元で工事を始めたという話もある。確かに、当時の日本軍の幹部はインテリの集団だった。ましてや大本営の工事の事前に地盤を調査していないはずはない。あまりにも無駄なこの工事を推し進めたことには、何らかの陰謀があった可能性もあるだろう。なお、一説によると、苦しい戦況を挽回するために、最終兵器「失われたアーク」、すなわち「アマテラスの棺」を発掘しようとしたのではとも言われているのだ。 皆神山で目撃される怪現象の原因は何なのだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年11月03日 23時00分
<実話怪談>無線に入る声〜建設作業員が古井戸から発掘したものは…
これはある建設会社に勤める知人・Yさんから聞いた話である。 建設中に骨や遺跡などが出てくることがよくある。しかし、たいがいは面倒なので、その場に埋めてしまうという。骨などは重機ですりつぶし、土に混ぜ込んでしまうし、遺跡もぐちゃぐちゃにして完全に跡形をなくし、隠蔽することが多いというのだ。 「おい、それは国家的な遺産の喪失だろう」 私の問いかけにYさんはさらりと答えた。 「工期が伸びて、自分がリストラの対象になる方が怖いよ」 ある意味、もっともである。やはり、文化より自分の家族の生活を取るのは仕方ないことであろう。 ある時、Yさんは都内の古い御屋敷を解体し、地盤を改良した上で、おしゃれなマンションを建設することになった。 「この現場は最初の2週間が勝負だな」 工期が短く、予算もない現場でYさんはかなり焦りながらこの現場に取り組んでいた。 ある日、古井戸が発掘された。古井戸はかなり昔に封印されたようで、漆喰(しっくい)のようなもので口がふさがっているように見えた。 「くそ〜、古御屋敷だから何か出るとは思ってたものの、やられた」 Yさんは頭を抱えた。古井戸の場合、昔の骨董品が出土することが多い。この事実を地元の教育委員会にかぎつけられたら、調査のために工事がさらに遅れるのは間違いない。 「よし、つぶせ、俺が許可する。やるんだ」 Yさんは焦って古井戸を解体させた。すると中から骨がでてきた。しかも湿っていたためか、頭髪も一部残っている。 「まずいな、なんかたたりがあるんじゃない」 作業員たちは、頭髪のついた人骨の前で、水を打ったように黙り込んだ。 Yさんは、悪いこととは知りつつも、その骨をくだき、残土に混ぜて処分するよう指示した。 「何、みんなシーンとしてるんだ。早く作業に戻るんだ」 その日以来、奇妙なことが続いた。 クレーンと職員の作業をつなぐ無線に奇妙な声が入るのだ。 「つぶさないで、つぶさないで」 「お願い、つぶさないで」 一方、Yさんは毎夜毎夜、大量の土砂に押しつぶされる夢にうなされた。 「やはり、これはあの骨をすりつぶして、残土と一緒に捨てたたたりではないか、ここまではやばいことになるかも」 その後、現場では、お骨の供養を行った。するとそれ以来たたりはなくなったらしい。(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年10月28日 23時00分
ロシアの大手テレビ局が、イルミナティの暴露番組を放送していた
ロシアのメディア業界が2013年に、ものすごいことをやらかした。 ロシアの大手テレビが3時間にわたり、欧米の軍産複合体や金融マフィアなど国際経済の破壊者たちを「イルミナティ」と呼び、その陰謀を暴露する特番を放送したのだ。陰謀論を唱える秘密結社「イルミナティ」の存在は「都市伝説」とみなされている。テレビ局は、1月16日のゴールデンタイムに「David Wilcock のFinancial Tyranny (金融の独裁者)」というイルミナティの暴露番組を放送。あまりにも衝撃的な内容にロシアのみならず、世界中から賛否両論が沸いたという。日本でいえば、在京キー局がゴールデンタイムに「イルミナティ特集」を放送することに等しい。 ロシアのプーチン大統領は欧米に巣を張るイルミナティに対して対決姿勢を打ち出しており、今後もロシアとアメリカの対立が激化するのは間違いない。 逆に2012年9月前後に、ロシア・プーチン大統領とイルミナティの間で「手打ち」が成立したという情報もある。プーチン大統領は独裁共産主義国家体制を悲願としており、イルミナティは、その実現を助けるという方針で一致したというのだ。しかし、これもどこまで本当の情報であるかは不明である。 先のテレビ放送に関しては、前々から「イルミナティの思うとおりにはさせない」と公言してきたロシアのプーチン大統領が、戦闘の口火を切ったのではないかと言われている。 世界を裏で操っているとされる秘密結社「イルミナティ」。もはや、イルミナティは都市伝説上の存在ではないのか?!(山口敏太郎)
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ミステリー 2018年10月27日 23時00分
東京の各地に点在する首塚、結界でもあった?
鬼門・裏鬼門は重要な方角である。都を設計するにあたり、妖怪・怨霊などが入り込みやすい鬼門封じは、かねてから大事にされてきた要素だ。日本の首都・東京の鬼門の結界を守護しているのは「将門の首塚」。かつて天皇に逆らった将門は首を切断され、結界の一部として、帝都を護る任務に就いている。なお、将門の胴塚は茨城にあり、首塚と胴塚が引き合う霊の「ライン」が鬼門結界を強化しているのだ。 この鬼門に対し、帝都の裏鬼門を守護しているのが、鎌倉にある「頼朝の墓」である。この墓が「東京の裏鬼門」という要所を固めているのだ。この裏鬼門の結界は、鎌倉にある「頼朝の墓」だけではなく、藤沢にある「義経の首塚」とも連動して作用している。兄弟は死後、力を合わせて東京を守護しているのだ。もう、お分かりの方もいるかもしれないが、鬼門は平家、裏鬼門は源氏が守っているのだ。 他にも首塚は存在する。裏鬼門で言えば、品川に「無縁首塚」という罪人や遊女を奉った首塚がある。鬼門には「吉良の首洗いの井戸」が残されている。 さらに、西にある天門を守護してきたのが、「浅布(麻布)の首塚」である。これは関が原の戦いで討ち取った西軍の首を埋めたものと言われている。この「西軍の首塚」とは、岐阜城の攻防で奮戦した信長の孫・織田秀信の家臣たちの首、およそ120をまとめて埋葬したものとされており、麻布の一部に塚が残されていたという。 だが、現在は場所が判然としておらず、確定的な要素はない。いくつかの場所のうわさはあるのだが、その候補地と接した住宅に住んでいた俳優・田宮次郎が自殺した時には、首塚の祟りだとうわさされた。まるで、首を斬られた武将のように、猟銃で自らの首を吹き飛ばしたからである。 その後、同じ土地に住んだ外国人・某氏の自宅の壁には、田宮次郎そっくりの染みが浮き出てきたというが、田宮次郎を全く知らない外国人・某氏は意に介さなかったという。やはり、文化が違うと呪いや心霊現象はその力を落としてしまうのであろうか。(山口敏太郎)
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