最終週『やんばる!ちむどんどん!』に突入した本作。第121回は、暢子(黒島結菜)が沖縄やんばるに移住してから、1年が経った。一家は優子(仲間由紀恵)と共に暮らし、暢子は毎日の畑仕事を楽しみ――というストーリーが描かれた。
>>『ちむどんどん』ヒロインに「飽きっぽい女」と不快感 「応援できない朝ドラ」厳しい声高まる<<
※以下、ネタバレあり。
第121回では、自給自足の生活を送っていた暢子が、身内や近所の人を招いて開いていた沖縄料理の勉強会兼食事会の中で、突然「食堂をやりたい」「うちはこの村でレストランを開きたい!」と宣言。さらに、優子に「この家でレストランを、食堂をやりたい」と提案してあっさり承諾を得ると、後日「やんばるちむどんどん完成予想図」と実家を改装した食堂のイメージスケッチを描き、早速家族に披露した。
開店時期については「何年かかってもいい」と話していた暢子。しかし、優子が善一(山路和弘)に声を掛け、その直後に自宅に資材が集まることに。善一らが庭で資材を組み立てる様子を、暢子が目を輝かせて眺めるというシーンが描かれた。
しかし、この展開にネット上からは「どんだけ周囲が甘やかすんだ…」「自分の手は汚さずお金も出さず、店作ってもらうの?」「こんなにお膳立てされるヒロイン応援できない」「ヒロインの思い付きが全て周りの支援で叶う」「イージーモードすぎるでしょ」という呆れ声が集まっている。
暢子と言えば、上京した直後から働いていたフォンターナも三郎(片岡鶴太郎)の推薦状のおかげで、あってないような試験を突破。自身の店を持つ際も姉の良子(川口春奈)夫妻のお金を開店資金に。食材に困った時は清恵(佐津川愛美)が提供してくれ、やんばるへの移住も店を矢作(井之脇海)が店を継いでくれたから実現できたという経緯があるが――。
「周囲に支えられているヒロインと言えば、聞こえはいいものの、その分暢子自身が努力する様子が描かれていないため、視聴者は暢子に感情移入もできなければ、応援もできないという状態になっています。最終週になってもまだ、思いつき発言を繰り返し、周囲がそれを容認。さらに店まで作ってくれるという甘やかしっぷりに、視聴者は周囲の人々にもドン引きしているようです」(ドラマライター)
ツイッターでは「思いつき」がトレンド入りする事態に。暢子への呆れ声ももちろん多く集まっている。