第114回は暢子(黒島結菜)の店『沖縄料理ちむどんどん』は、課題となっていた「沖縄料理に適した、美味しい豚肉を調達すること」を、賢秀(竜星涼)と清恵(佐津川愛美)のお陰で猪野養豚場の肉を仕入れることになり、解決。そして、ついに営業再開の日を迎え――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第114回では、これまで沖縄から冷凍で取り寄せていた豚肉から、賢秀が働いている千葉の養豚場の豚肉に変えた途端、ラフテーが絶品に仕上がり、沖縄そばの味を改良することに成功。リニューアルオープンした「ちむどんどん」は2週間で大盛況で、再オープンから1か月で「知らない客で満席にする」という目標も達成する――という展開が描かれた。
しかし、この展開にネット上からは疑問の声が集まっているという。
「『ちむどんどん』は沖縄の本土復帰50年を記念して制作された作品で、ヒロインも沖縄出身、独立して沖縄料理の店を持つというストーリーです。しかし、今回の展開は、沖縄の豚肉から千葉の豚肉に変えた途端、味が改善されたというものになっていました。沖縄の豚肉が冷凍されているため当然ですが、この描写では“沖縄の豚よりも千葉の豚の方がおいしい”という印象を与えかねません。せめて猪野養豚場のルーツが沖縄にあるというのならまだしも、単に沖縄の豚肉をディスっただけになってしまいました」(ドラマライター)
ネットからは「沖縄の豚より千葉の豚の方がおいしいって話になっちゃった…」「また沖縄ディスってる」「結局、沖縄の豚は、店が傾くほどマズかったってこと?」「どんだけ沖縄のこと下げるの?」「沖縄のこと馬鹿にするのいい加減にして」といった声が集まっている。
「沖縄の扱いを巡り、本作が批判されるのはこれが初めてではありません。これまでにも沖縄戦の遺骨収集を暢子と和彦(宮沢氷魚)が結婚するためだけの材料に使ったり、登場人物がヒロインの沖縄言葉を嘲笑する場面もありました。また、沖縄の歴史や時代の流れにも作品内ではほぼ触れられることなく、終盤に差し掛かって来てしまった感は否めません。今や多くの視聴者が、なぜ沖縄がテーマでこのストーリーになったのか首をかしげている状態です」(同)
果たして、今後も沖縄ディスは続くのだろうか――。