ミステリー
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ミステリー 2020年12月19日 23時00分
50年経って犯人が残した暗号の解読に成功!謎に満ちた連続殺人事件「ゾディアック事件」
アメリカで有名な未解決殺人事件の一つが「ゾディアック事件」だ。 1968年から1974年にかけて、カリフォルニア州サンフランシスコを中心に少なくとも5人が殺害され2人が負傷。さらに犯人が自ら犯行の内容をマスコミに通報して喧伝し、自分の正体を記した暗号文を送り付けるという行動に出たため「劇場型犯罪」の典型例としても知られている。 犯人は声明文で、黄道十二宮を意味する「ゾディアック」を多用していたため「ゾディアック事件」と呼ばれるようになった。彼が送り付けた手紙には警察がまだ公開していない、犯人しか知り得ない事実が明確に書かれており、「被害者は37人いる」「事件を新聞で大きく取り上げないと『何かすさまじいこと』をやる」と脅していた。警察も厳戒態勢で臨んだのだが、この声明を最後に犯人の動きは途絶えてしまった。 >>その下地は恐竜の時代に生まれた アメリカ南部に浮かび上がる「青い帯」<< ゾディアックの手紙には特徴があり、署名の代わりに円の上に十字を重ねたマークが描かれていた。また、暗号文は複数存在しており、中でも1969年11月にサンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)紙に届けられた暗号文は340の暗号や記号が17行にわたり並び、非常に複雑だったため長年謎のままだった。なお、この暗号文より前の9月に送り付けられたものは、まだ単純な暗号であり、地元の学校の先生と彼の妻によって解読されていた。しかしその内容は「殺人が好きだ。ものすごく楽しいからだ」というもの。来世で自身に仕える奴隷を集めているという異様な主張が読み取れるものだった。 そして今年に入り、長く謎だった340暗号の解読に成功したという報道があった。解読したのはアメリカのウェブデザイナー、デービッド・オランチャク(David Oranchak)氏で、彼は2006年からさまざまなコンピュータープログラムを駆使し、解読作業に取り組んできた。暗号文は1950年代に米軍が使用していた暗号化マニュアルに登場するものに近く、内容は自慢話や当局への反抗的な言葉が含まれていた。だが、犯行動機や犯人の身元を示す手掛かりはなかったという。 暗号は解読に至ったが、50年以上経った現在でも犯人は不明のままだ。果たして、犯人の正体が明らかになる日はくるのだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年12月13日 23時00分
「イエス・キリストが子ども時代を過ごした家」が見付かった!?
12月のイベントといえばクリスマス。イエス・キリストの生誕を祝う日だが、現代では世界中に定着している。 そんなクリスマスに先がけ、イエスがかつて住んでいた家が特定されたという発表があった。 発表はイギリスのレディング大学で考古学と歴史を教えているダーク教授のもので、彼は14年を費やしてナザレ修道院の下にある個人の住居を調査。その結果、この家はマリアとヨセフが住んでいた住居であり、おそらくイエスが子どものころ、過ごした家でもあったとの結論に至ったというのだ。 >>新型コロナウイルス感染症は聖書の黙示録で予言されていた!?<< 彼が再調査を行った家は1880年代に最初に発見されたもので、2000年前の典型的なガリラヤ人の家族の家として使用されていたことが既に判明していた。 ダーク教授は「この家はごく普通の生活レベルの家族が住んでいたことがうかがえます。イエスの子どものころの環境を考えると、彼は非常に典型的なガリラヤ人家庭で育ったことに疑いの余地はありません」と述べる。 平凡な家庭ということは様々な可能性も考えられるものだが、イエス、そして特に父ヨセフとのつながりを示す一つの手がかりとして、この家の建築技術があるという。イエスの父ヨセフは大工だったとされているが、聖書の記述からは彼が工芸技術に長けていたことが読み取れるという。 この家も優れた石の加工技術と建築技術がうかがえるものであり、また家のあった場所が、聖母マリアが天使からイエスの母になることを告げられたと信じられている場所、受胎告知教会からそれほど遠く離れていない場所にある。つまり、聖書の記述と照らし合わせると非常に合致する点の多い家だというのだ。 だがもちろん、現状この家にかつてイエスが住んでいたと断定できるわけではない。聖書の記述や文献と合致してはいるが、確たる証拠が出ているわけではないからだ。 ダーク教授は「これがイエスの子ども時代の家であったという証拠を提起することもできますが、証明することが可能かは議論の余地があります」と述べている。 果たしてイエス・キリストの家は特定できるのか。今後の研究に期待したい。参考URLArchaeologist finds 'childhood home of Jesus'https://www.unexplained-mysteries.com/news/341135/archaeologist-finds-childhood-home-of-jesus
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ミステリー 2020年12月12日 23時00分
新型コロナに悩まされるインドにて、新たな奇病が発生!?
新型コロナウイルスの感染者数が拡大しているインド。9月頃から感染者数が急増し、現在は約900万人とアメリカに次ぐ規模となり、死者も14万人を超えている。 >>新型コロナウイルスで心霊現象の報告例も多発中?海外の報告より<< そんなインドで、新型コロナとはまた違った謎の奇病が流行しているという報告があった。 この病気はインドのアーンドラ・プラデーシュ州、パシュチマ・ゴーダーヴァリ県のエールールを中心に報告され始めた。患者は吐き気やけいれん等の症状を見せ、最終的には意識喪失に至ると言われている。現地の医師からの報告によれば、既に数十人が重篤な症状になっており、少なくとも1人の死亡例が確認されているという。また、確認されているのはあくまで病院で診断を受けた人のみであり、潜在的な患者はまだ多く存在しているのではないかとみられている。 今のところ、確認された患者は新型コロナウイルスや、蚊から感染するウイルスに対して陰性であることが分かっており、関連はないとのこと。それでは別のところに原因があるのではないかということで、地元の水源などが調査されたものの、これまでのところ、何も原因となるものは見つかっていないという。 これが新たな病気のパンデミックの始まりであるかは定かではないが、現場は混乱している。地元の議員からは「今回の事例に関する公平で本格的な調査」を国に求める意見が出てきている。現在、この奇病の原因やメカニズムを特定するための努力が続けられているそうだ。(山口敏太郎)参考記事Mystery illness hospitalizes 200 people in Indiahttps://www.unexplained-mysteries.com/news/341620/mystery-illness-hospitalizes-200-people-in-india
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ミステリー 2020年12月06日 23時00分
宇宙にメッセージを送っていた電波望遠鏡、崩壊 50年以上運営されてきたアレシボ天文台
UFOを目撃したり、撮影に成功したという人は多い。中には宇宙人にさらわれたと主張する人もいるが、宇宙人は本当に存在しているのだろうか。 本当に空飛ぶ円盤に乗って地球にまで訪れているかどうかは別としても、宇宙には無数の天体が存在している。地球と同じような条件に恵まれ、知的生命体が存在する天体も低い確率だが、あるはずだ。そういった考えから考案されたプロジェクトが地球外知的生命体探査(Search for extraterrestrial intelligence、略称SETI)だ。 >>宇宙人に誘拐され、子どもができた!?衝撃的なアブダクション体験の背後にあるもの<< 電波望遠鏡で宇宙から受信した電波を解析して人工的な信号を探すというもので、逆に地球の側からも宇宙人へ向けて電波を送る試みも行われた。こちらはアクティブSETIと呼ばれ、その嚆矢(こうし)となったのが1974年、プエルトリコのアレシボ天文台から送られた「アレシボ・メッセージ」だ。 0と1の組み合わせで、数字や太陽系の図と地球の位置、簡単な人間の姿とDNAの構造などが一覧になっているもの。このメッセージについてはちゃんと電波が届くのか、読み解くことができる内容なのかという疑問もあった。だが、そもそもこのメッセージはアレシボ天文台の電波望遠鏡が同年に改装されたことを記念して行われたものであった。内容はともかく「送ること」に意味があったと考えた方が良いだろう。 そんなアレシボ天文台が、現地時間12月1日の深夜に崩壊したという報道があった。アレシボ天文台のシンボルは巨大な電波望遠鏡だ。くぼ地を利用して直径305メートルの反射面の上に、受信機が3基の塔からケーブルでつり下げられる構造になっていたのだが、主鏡の上に受信機が落下して崩壊してしまったのである。 アレシボ天文台は1963年に建設されて運用されてきたが、2017年のハリケーン「マリア」と2019、20年、立て続けに起きた2度の地震によって望遠鏡が損傷。受信機を支えるサポートケーブルが2本断線し、補修を行うにしても作業が困難であること、また50年以上運用され、施設の老朽化が激しいこともあって、11月には電波望遠鏡の解体が決定されていた。 ところがその後、残りのケーブルを支える部分が壊れ、重さ約900トンの受信機が約140メートルの高さから主鏡の上に落下し崩壊してしまった。天文台に併設された学習センターなども被害を受けたそうだが、人的被害はなかったという。 なお、今後は被害を受けなかった箇所を調査し、運用を回復する方法を模索するとのこと。解体が決定した後も、天文台はデータ解析等研究のため存続される見込みであったので、新たに生まれ変わるのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年12月05日 23時00分
誰が建てたのか、そしてどこへ消えたのか? ユタ州の砂漠に出現した銀色のモノリス狂想曲
11月18日、アメリカ・ユタ州の砂漠で奇妙な物体が発見された。地面から3~3.6メートルの、磨かれた四角い鉄の板を組み合わせた柱が地面から生えているというものだ。 >>宇宙人に誘拐され、子どもができた!?衝撃的なアブダクション体験の背後にあるもの<< 地元メディアの報道によると、18日にユタ州野生生物資源局が年間の生物生息数調査のため、ユタ州公共安全局のヘリコプターで荒野を回っていた。上空を飛行しながらオオツノヒツジの生体数を調査していたところ、生物学者の一人が荒野にぽつんと立つ謎の鉄の柱を発見。興味を持った研究チームは近くにヘリを着陸させ、近づいて調べてみたのだという。 当初はNASAなどの機関が衛星との通信用に建てたものではないかとも推測されたが、鉄の柱の周囲には他に人家もなく、何らかの設備や機器も存在していなかった。曲がっているところなども確認できなかったため、最終的に何者かによるアート作品である可能性が高いという結論になった。なお、発見した研究者たちはこの柱を「2001年宇宙の旅」に出てきた謎の構造体に似ているとして「モノリス」と呼ぶことにした。 誰が、なんのために設置したのか分からない謎の「モノリス」の報道を受けてネットは大きく盛り上がった。しかし発見者たちは、この柱を写真に収めて公開しているものの、正確な位置を非公開にした。誰の物かも分からない状態で所在地を明らかにすると、興味本位で人が集まって現場が破壊されかねないと判断したのだ。 だが、ネットでは何とかして場所を特定しようとする人たちが続出。その結果、一日も経たずしてGoogle Earth上でモノリスを発見した人が出てきた。だが、Google Earthの更新履歴を確認すると、このモノリスは2015年8月から2016年10月の間に設置されたと判明した。つまり、このモノリスは実は4、5年前から何者かによってひそかに砂漠の片隅に建てられていたということだ。 そして今月27日、衝撃的な続報が寄せられた。モノリスが地面に三角形のくぼみを残して消えてしまったことが判明。ユタ州土地管理局は28日、Facebookでこの事実を発表した。 モノリスの場所は連邦政府が管理する公有地であったため、罰則を恐れた設置者が撤去した可能性が考えられているが、今のところ誰がこのようなことをしたのかは分かっていない。 なお、モノリスの外見的特徴から、芸術作品に関する情報を取り扱う「The Art Newspaper」がミニマリストの芸術家、ジョン・マクラッケン氏の「独立した板の彫刻(free-standing plank sculptures)」に似ていると指摘。現在、この作品を展示しているDavid Zwirner Galleryも「これは間違いなくジョンの作品だと思います」と語っている。ジョン・マクラッケン氏本人は2011年に亡くなっており、ギャラリー側も「危険を犯さなくても、ユタ州のモノリスは我々のギャラリーに展示中です」と述べている。 果たしてモノリスはどこに消えたのか。もしかすると再び姿を現すのだろうか?(山口敏太郎)関連記事Mysterious Monolith Appears in Utahhttps://www.coasttocoastam.com/article/mysterious-monolith-appears-in-utah/
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ミステリー 2020年11月29日 23時00分
将門塚移転の数日後に発生した地震、震源の近くに将門の胴塚が!?
21日土曜日から、大手町再開発の一環で将門塚の敷地の改修工事が行われることとなった。 平安時代後期に朝廷に反逆を起こした平将門は後に平貞盛、藤原秀郷らとの合戦の最中、流れ矢を額に受けて亡くなったとされている。その後、討ち取られた平将門の首は京都に送られ、七条河原で晒されたが、何カ月経っても腐ることもなく目を見開いていたという。太平記によれば、首だけになってもなお「我が五体はどこにあるのか。体をつけて再び戦わん」と叫び続けたという。 >>病気をもたらす妖怪たちの絵、実は政治風刺が込められていた!?<< その後、とある歌人がこの様子を歌に詠んだところ、呵々大笑(かかたいしょう)して朽ち果てたとも、光を放って空高く飛んでいったとも伝えられている。飛んでいった首は関東に向かい、落ちた場所に供養のための首塚が建てられたとされている。そのため、実は将門の首塚とされる場所は複数存在するのだが、一番有名なのが東京の大手町にある将門塚なのである。 先日の記事でも紹介した通り、「不敬なことをしたり、みだりに傷をつけるとたたりがある」と言われているため、今回の改修工事でも何やら不吉なことが起きるのではないか、と噂になるほどであった。そんな折、11月25日午前11時23分頃、茨城県を震源とする地震が発生。震源地を調べた人たちからの「震源地の近くに平将門の胴塚がある」「平将門をまつる国王神社が近くにある」という書き込みがSNS上に流れ、「今回の地震は将門塚の工事のせいで起きたのか?」と話題になった。 そもそも将門の胴塚とされる場所はかなり広い地域に分散しており、大手町の将門塚ほど誰もが思い浮かべるような代表的な場所は存在しない。また、この地域ではたびたび直下型の地震が発生する場所でもあるため、たまたま平将門にまつわる地域で地震が起きたタイミングと工事のタイミングが合致した、と考える方が良いのだろう。むやみやたらに怖がるのでもなく、偉人に敬意を払いつつ楽しむのが一番なのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年11月28日 23時00分
将門の首塚、大手町再開発で改修工事へ たたりは大丈夫なのか?
現在、東京・大手町で再開発が行われている。都心のビル街の中心部である大手町で異彩を放つスポットが、有名な平将門の首塚だ。一区画だけ緑が残され、周辺は公園のように整備され年代を感じさせる石塔、石碑が建っている場所であった。再開発に入ると周囲の工事の影響が及ばないよう、将門塚の石塔の周囲は特別なケースで覆われ、窓越しに確認する形になっていた。 >>京焼き討ちは新撰組の陰謀? 「池田屋事件」に関するミステリー<< そして土曜日の21日、ついに大手町再開発の最終段階として、将門塚の敷地の改修工事が行われることとなった。将門塚の敷地は工事の鋼板で囲われ、一部に祭壇がまつられており工事期間中はここに参ることとなる。Twitterでは改修工事の様子を報告する人や、「手を出して大丈夫なのか」と危惧するツイートが多く寄せられていた。 多くの人が気にしているのはやはり「将門塚のたたり」だ。みだりに触れたり傷をつけるなどの不敬な行いをすると災難がふりかかるとされている。有名なところでは関東大震災の後の再開発復興工事で、大蔵省の仮庁舎を建設しようとしたところ、工事関係者らにけが人が続出。仮庁舎ができてからも2年の間に当時の大蔵大臣・早速整爾を筆頭に官僚ら14人が死亡、他にも病人やけが人が多数出ることになったため大蔵省内で「将門のたたりではないか」と噂になり、昭和2年に鎮魂碑が建立されることとなった。 なお、昭和15年6月には大手町官庁街で大規模な火災が発生し、大蔵省庁舎は焼失することとなる。また、第二次世界大戦後の戦後復興都市計画でGHQが区画整理の際に撤去しようとしたところ、不審な事故で作業員にけが人が続出したため、将門塚はそのまま残されることとなった。これらの話が有名な「将門塚のたたり」だろう。将門塚の周囲のビルでは、不敬にならないよう塚の方向に背や尻を向けないように机や椅子を配置している、とも言われているほどだ。 しかし、本当に将門塚のたたりは存在するのだろうか。史跡将門塚保存会のサイトによれば、1961年に第1次整備工事が行われてから今回で6次目の改修工事となるとのこと。周辺環境の変化に伴い、時代の節目でたびたび改修や整地が行われていたので、心配することはなさそうだ。 また、前述の大蔵省にふりかかった将門塚のたたりについても、大蔵大臣の早速が亡くなったのは塚の工事が行われた数年後のことだった。大蔵省が焼失した火災は雷によるもので、近所の航空局に落ちて発生した火災の類焼によるものだったという。また、戦後の復興工事では地元の人が粘り強く陳情を行った結果、将門塚が残されることになった経緯がある。様々な偶然と地域の人々の畏敬の念によって伝えられてきたのは間違いないだろう。 なお、将門塚の工事は令和3年4月末に終了予定とのことだ。(山口敏太郎)参考URLhttps://masakado-zuka.jp/2020/11/12/%E5%B0%86%E9%96%80%E5%A1%9A%E3%80%80%E6%94%B9%E4%BF%AE%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/
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ミステリー 2020年11月22日 23時00分
宇宙人に誘拐され、子どもができた!?衝撃的なアブダクション体験の背後にあるもの
UFOに拉致され、宇宙人と対面することを「アブダクション」と呼ぶ。UFOにさらわれた後は人によって千差万別で、何やら生体実験のようなものを受けたという人から、平和に会話して終わった、という人まで様々だ。 >>50年以上経って正体が判明した!?「カンバーランドの宇宙人」<< 先日、Twitterでとあるアブダクションの事例が話題になった。現在、アメリカ・ニュージャージー州で画家として活動しているデヴィッド・ハギンズ氏の事例だ。彼は17歳の時にグレイ型エイリアンに拉致され、女性エイリアンに強制的に性的交渉された体験を持っているという。衝撃的な内容と、本人が記憶を思い出して描いたイラストなどが相当なインパクトだったのか、このツイートは大きな反響を呼んだ。 ハギンズ氏のような事例はさほど珍しいものではない。実はアブダクションされた後に宇宙人と性交渉を行ったり、遺伝子情報を取られて宇宙人との間に子どもができてしまったという体験を語る人は多いのだ。 このようなアブダクション体験者は男性も女性も両方いる。1982年にブラジルで起きた事例では守衛の男性が全裸で記憶を失って倒れているところを発見された。右胸には記号のような奇妙な傷とアザができており、後に彼は自宅の裏庭でUFOに拉致され、美女の宇宙人に性交を迫られたことを思い出した。また、アメリカ・アリゾナ州在住の女性は5歳の時に宇宙人に拉致されてから監視され続けており、宇宙人との子どもを出産したこともあるという。彼女によれば、宇宙人はより優秀な種族を作るために人間とのハイブリッドを生み出そうとしている、と語ったそうだ。 さて、どの人々にも共通しているのが「アブダクションされていたこと自体をすっかり忘れていた」という点だ。アブダクションに遭った人がそのままの記憶を保持していることはほとんどなく、後に退行催眠やカウンセリングを受け、家でテレビを見るなどリラックスしていたときにふと「アブダクションされていた」ことを思い出している。前述のハギンズ氏も思い出したのは比較的成長してからだったそう。これらのことから、アブダクション体験は一種の金縛りである「睡眠麻痺」と、実際に体験したショッキングな事実を別の記憶で塗り替えて精神的なストレスを緩和しようとしたことにより生まれたものではないか、という仮説が存在している。 一昔前は話題になったアブダクション体験が現在、あまりメディアに取り上げられなくなったのは、その背後に個人のセンシティブな問題が密接に関係していることが判明したからではないだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年11月21日 23時00分
「また」起こった修復失敗騒動 なぜスペインで頻発するのか?
スペインで衝撃的な彫刻の写真が登場し、世界中で注目を集める事態となった。 こちらはスペインのバレンシア市に存在する銀行の一角。1923年の建築当初、ここには美しい女性の彫刻が施されていたのだが、1世紀近くの時の流れで風化し、顔がほとんどなくなってしまっていた。そこで修復がなされたそうなのだが…結果は似ても似つかない、ほほえみをたたえた女性の面影はまるで見られないありさまになってしまったのだ。 この彫刻は地元の画家であるアントニオ・グスマン・カペル氏が発見し、自身のFacebookで紹介したもの。彼は「まるでマンガのような仕上がりになっている」とコメントし、素人による粗雑な修復に費用がかけられたであろう事実を嘆いていた。 >>手のひらの目、魔方陣…ガウディがサグラダ・ファミリアに残した「暗号」<< この修復結果で再び注目が集まったのが、2012年に報道された悪名高き「猿のイエス」の修復事件だろう。教会に描かれていたイエス・キリストのフレスコ画を地元の女性が修復したところ、まったく美術の心得がなかったために似ても似つかぬ修復結果になってしまったというもの。こちらの修復は世界的に話題になった結果、観光名所にまでなってしまったが、その後もスペインでの「改悪」修復は相次いでいる。 なぜ、スペインではこのように残念な修復が行われてしまうのか。スペインの美術保全協会(ACRE)によれば、保全や修復を専門とする人々が仕事に恵まれず、海外へ出てしまったり廃業するなど、どんどん人手が減っているという。 さらにスペインを襲っている経済悪化や、新型コロナウイルスによる経済自粛も専門の職人の廃業に拍車をかけているそう。一方で素人とはいえ本人の熱意ある申し込みを断りきれなかったり、専門の修復家に依頼するよりも安価で済むからと素人の申し出をそのまま受けてしまった結果、とんでもない修復結果が生まれてしまうことになるようだ。 本来、修復は国際的に承認された基準や、IPCE(スペイン文化遺産協会)やスペインに存在するほかの認定機関が適用している基準にも従わなければならないそうだが、専門家以外が修復するのを禁ずる法律もない以上、なかなか止められずにいるようだ。 また、今回の修復は少なくとも10年前には行われていたものだという。これまで誰も気づいていなかったとは思えないので、SNSで発信されたことによって改めて問題視されるようになったとみるのが良いのかもしれない。参考動画ECCE HOMO en PALENCIA: Polémica restauración de una ESCULTURA en un edificio emblemático | RTVEhttps://www.youtube.com/watch?v=xMN8L-HnRu4
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ミステリー 2020年11月15日 23時00分
そのツイート、ちょっと待った!?「落とし物」とSNSを用いた犯罪が横行中!?
現在、TwitterなどのSNSで奇妙な投稿が相次いでいる。 それは「家の前に『奇妙なもの』が落ちている」というもの。そろそろ寒くなってきた季節であるにもかかわらず、クワガタの成虫が玄関前に落ちているとか、すぐ前の道ばたに缶に入ったハムスターが置かれていたなど、普段道ばたで見かけないようなものが落ちている、という現象が相次いでSNSで報告されているのだ。 急に奇妙なものが道ばたに置かれるようになる、というと何かしらオカルト的なことを考えたくもなるが、現実はもっと危ないものかもしれない。実はこの「奇妙な落とし物」、犯罪を行う準備かもしれないのだ。 >>あの「決して真実にたどり着けない」都市伝説が映画化!「鮫島事件」とは?<< 近年、SNSの普及により多くの人が身近で起きたことを投稿し、発信するようになった。その日食べたおいしいものや楽しいイベントなど、様々な報告を見ていくのは楽しいものだが、逆にその投稿内容は人によっては悪用されかねない。あまりに身近な出来事をSNS上で報告すると、本人の行動範囲やプライベートな情報が紐づけられてしまい、その人の所在が分かってしまうというのだ。 例えば「近所にできた新しいお店」をSNSで発信すると、お店の住所などの情報から投稿者のだいたいの居所が把握できてしまう。そこで今回注目されているクワガタなどの「奇妙な落とし物」をあえて置くことで、SNSで発信されるのを待つ。そしてSNSで写真などが投稿されるタイミングを見て、住所や不在の時間帯などを特定するというのだ。その後、空き巣などの犯罪を行うという。 ここまでの内容はあくまで「そういう犯罪を行う人がいるかもしれない」「犯罪のために悪用されるかもしれない」という噂であり、注意喚起の一つでしかなかった。だが先日起きたある盗難事件の被害者が、SNSで投稿した時間帯と空き巣に入られた時間帯に関係性があるようだ、と証言していたことから、単なるネットの噂として軽視するべきではないのかもしれない、という意見が広がっている。 情報発信が容易になった現在だからこそ、こういった「身バレ」につながるかもしれない情報には細心の注意を払うべきではないだろうか。(山口敏太郎)
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