ミステリー
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ミステリー 2011年06月06日 15時30分
北陸ミステリーツアー・北陸の古刹に残る「嫁威し 肉付の面」
北陸地方は、厳しい寒さの冬と荒々しい日本海といった独特の風土や、信心深い傾向にある県民性などから、他の地域とはまた一味違う伝承が残っている。 今回は、福井県は吉崎御坊願慶寺に伝わる「嫁威肉付面(よめおどしにくづきのめん)」を紹介しよう。 まずは写真をご覧頂きたい。恨みがましく威圧感のある面相、くわっと歯を剥き出した大口。黒ずみ、所々剥げた表面は重ねた年月の長さが感じられる。今は塗装も無くなっているが、かつては全体を黄に近い金と黒、口は真っ赤に塗られていたと言う。 この恐ろしい様相の面にまつわる、とある嫁姑の話がある。 昔、吉崎の近隣の村にある百姓の家があった。百姓与三次の妻『きよ』は、夫と二人の子供に先立たれ深く悲しんでいたが、当時吉崎にいた蓮如上人の教えを受け、やがて他の人と説法を聞くために一里(約4km)離れた吉崎へ、家事が全て終わる夜に出かけて行くようになった。 だが、同居していた姑は、嫁の寺通いを止めさせようとして家にあった鬼の面を被り、近くの谷で鬼の真似をして嫁を脅かした。しかし、嫁は少しもひるむことなく念仏を唱えながら吉崎へ向かった。 目論見が外れ、家に帰った姑が面を外そうとすると、これが顔に張り付いて離れない。無理に外そうものなら皮や肉を剥ぐしかなく、困り果てた姑が泣いていると、嫁が帰ってきた。鬼の面を顔に着けたままの姑が、涙ながらに嫁に詫びると、嫁も自分のことばかりで、一緒に暮らしていた姑をないがしろにしていた事を詫びた。それから二人で吉崎に行き、蓮如上人と共に「南無阿弥陀仏」と唱えると、あれ程ぴったりと顔に張り付いていた面はぽろりと取れた。それから嫁と姑は仲良くなり、また世の人は蓮如上人の徳化の偉大さを語り伝えたと言う。 話によっては、「面の裏に人肉や髪が張り付いている」と付け加えられているものがあるが、実際にはそこまでおどろおどろしい要素は無く、あくまで仏教説話のひとつという側面が強かったようである。また、この「嫁威し」の系統の話は日本各地に伝わっているが、元にはこの福井の話があり、浄土真宗の教えを広める功徳話として使われたため各地に伝播したようだ。 現地には今も「よめおどしの谷」が実際に残っている。その場所には石碑が建てられているが(写真参照)、この場所は一里離れているだけあって吉崎御坊からかなり遠い! しかも高低差のある山道で、いくら当時の人であってもこの道を夜にたどっていくのは難儀だったのでは、と思われる。しかも嫁は(正体が姑とはいえ)鬼に会っているのだ。つくづく昔の人の根性は相当なものだったのだなぁ、と考えてしまう。(黒松三太夫 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年06月01日 15時30分
霊石・水晶の神秘
水晶と言えば、数あるパワーストーンの中でも、最も有名なパワーストーンといわれています。果たして、水晶にはどのようなパワーがあるのでしょうか。水晶の不思議なパワーについて紹介させていただきます。 水晶の不思議なパワーの中でも、多く語られるのが身代わりとしての効能です。例えば、水晶を身に付けていた人が病気や災難から救われたという話が多く存在するのです。 ある女性が水晶を身近に置いていた時、触りもしないのにいきなり水晶が割れたという現象がありました。このときは彼女の水晶が割れると同時に、長年患っていた腰痛から解放されたといいます。 また、飛行機事故に遭遇しそうになった人が自宅へ戻ると、閉まってあった水晶が二つに割れていたといいます。 このように、いきなり予兆もなく水晶が割れる現象は、持ち主の身代わりに水晶がなったからだといわれています。 また、水晶には邪や魔といった物から、持ち主を守り、浄化させる力があるといわれています。水晶を身に付けていると、霊から憑依されないともいわれています。その効能を利用して、水晶を用いたヒーリングも行われています。 その際は水晶を持って、患者の患部に水晶を当てると、水晶の色が変色したり、或いは濁ることがあります。そのとき、患者に憑いていた憑依霊が、水晶の身代わりの作用によって水晶に移るのです。 濁った水晶は、塩水に一日ほど漬けてから流水で洗います。それを日光で数時間乾燥させれば、水晶が浄化されてパワーが元に戻ります。 また、水晶は古代から呪術や祭りなどに使用されてきました。よく、占い師が水晶の球を前に置いて相談者に対応するのも、こうした水晶の効能によって、占い師の能力が高められるという作用があるからです。 このような水晶の不思議なパワーを上手に利用すれば、様々な困難を克服することが可能なのではないでしょうか。(藤原真)
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ミステリー 2011年05月25日 11時45分
外れまくった大予言
古来より、人類文明は常に【世も末】であった。 東洋の末世思想にしても、西洋のハルマゲドン思想にしても、人類が「未来が明るい」と希望を抱き続けた時代がいかに少なかったことか。 世紀末には、必ず破滅論が出るが、新世紀になったからといって、破滅論が希望論になるかといえば、そのようなことはほとんどない。 そのため、いつの時代も人類破滅的な大予言があり、その予言はかなりの確率で大ハズレに外れているというのが事実だ。 2010年1月発売の『恐怖の大予言ミステリー99』(双葉社刊)を元に、2010年〜2011年5月現在までの事柄についての予言をピックアップしてみよう。●ジョー・マクモニーグルという予言者によると、2010年までに東京の繁華街に大規模な爆弾テロが起こる。●同じくジョー・マクモニーグルによると、2010年初夏に長野県北東35キロで震度7の地震が起こる。●サイババは自身の寿命を2024年、94歳と予言するも2011年4月に亡くなる。●人類の現代過去未来の情報すべてが入っているとされるインドの『アガスティアの葉』によると、2010年“まで”に東海大地震が起こる。 かくのごとく、2010年1月から2011年5月現在までの予言については、なんと100%の確率で外れているのだ。 いつの時代でも予言や予知、人類滅亡といった諸説が流行り続けているのであるが、東日本大震災により、世界の多くの場所で地震の予知・予言が出てきた。 これらもピックアップしてみよう。●5月11日、ローマに大地震が来るという噂が出た。 出どころは79年に死去したイタリアの地震学者の予言だというが、実際にはその地震学者がそのような予言をしたという事実はなく、ネット上で広まった“都市伝説”に過ぎなかった。 しかし、都市伝説は人々の不安を煽るもの。怯えたローマ市民の数千人が、ローマから疎開した。しかして5月11日。実際に地震は起きた。 ローマに…、ではなく隣の国スペインにである。 M5.1。日本ではこのレベルの地震は珍しくないが、スペインの建物は耐震性が低く、5月13日現在の情報によると少なくとも10人の死者が出た。 もし、この日、都市伝説を信じてローマから疎開しながらも被災した人がいるとしたら、皮肉としか言いようがない。●台湾で5月11日にマグニチュード14の地震が来るという予言あり。 東日本大震災後、台湾でも5月11日にマグネチュード14の大地震が来ると予言する人が出てきた。内容は、高さ170メートルの超巨大津波が発生し、100万人が死亡するというものであった。●アメリカのキリスト教伝道師ハロルド・キャンピングは、5月21日に世界各地で大地震が起こり【最後の審判】が来ると予言。 キャンピングの予言を信じた人は多くいて、中には予言に合わせて退職した人や、ペットは天国に召されないからと、安楽死させる人が出てきたり、ペットを安楽死させたくない信者のために、ペットを預かるというビジネスをやる業者が現れたりした。 こうやって見ると、予言なるものがほとんど外れていることがわかるが、オカルト好きの人にとっては、 a. 2010年初夏に長野県北東35キロで震度7の地震が起こる。 b. 『アガスティアの葉』によると、2010年までに東海大地震が起こる。 c. 2010年初夏に長野県北東35キロで震度7の地震が起こる d. 5月11日、ローマに来るはずの大地震がスペインに来た。 などなどの外れた予言もすべて【当たったこと】にされてしまう。 いわゆる「惜しい! でも少しかすっているような気がするから当たっていることにしよう!」という思考法である。また、過去に当たったとされる予言のほとんどが、後になってからの【こじつけ】だったりする。 さて来年2012年12月に人類滅亡という予言もあるのだが、ここまで外れても滅亡を信じたい人がいるということは、人の心に滅亡を望む何かがあるのかも知れない。(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年05月24日 15時30分
身のまわりで人が次々死ぬ…不覚の殺人
感染症予防にワクチンを接種するのは、大まかに言うと意図的に病原体を注入し免疫を作り出すということだ。しかし、意図せず腸チフスの免疫を得てしまったメアリー・マローンは、当時死の病とされていた腸チフスの発病を免れたが、要らぬ代償を強いられることとなった。 18世紀後半、14歳のメアリーは飢饉による食糧難のアイルランドから単身ニューヨークに移住。家事使用人の職を得、やがて料理の才能と人柄の良さから、富豪宅に雇われ高給を得るまでになっていった。その頃、ニューヨークで小規模ではあるが腸チフスの流行が散発していた。メアリーの雇用宅でも発病者が出ていた。ある富豪から原因解明を依頼された衛生士は、メアリーを雇用した直後の家庭で腸チフスが発生している事実に気付いた。激しい抵抗の末、ニューヨーク市衛生局での検査によりチフス菌を検出されたメアリーは、病院に隔離された。しかし当時、毒性の高いチフス菌が、自身が発病せずに感染源になり得るとは知られておらず、メアリーは不当な隔離の中止を求め訴訟を起こした。訴訟は敗訴に終わったが、隔離中の病室のガラス越しに、新聞取材を受けたことから世間の注目を集め、食品関連の職に就かないことと、居住地を明確にするという条件でメアリーは解放された。しばらくは条件を守っていたメアリーだったが、やがて消息が途絶えた。 5年後、偽名で産婦人科病院の調理人をしていたメアリーは、25人に感染させ2人の死者を出し、感染源として再隔離された。後の23年を院内で看護師、介護人、研究室の技術補佐の仕事をして過ごし、隔離されたまま生涯を終えた。自身保菌者であることを信じていなかったメアリーは、47人の感染者と3人の死者を出したが、当時家事使用人の中でも料理人が優遇されていたり、メアリー以外にも保菌者が100〜200人いた可能性、アイルランド系移民への差別等の社会的背景から、メアリーを邪悪と見るか不運と見るかはか別れるところである。(七海かりん 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年05月23日 15時30分
大航海時代、華やかな冒険の惨憺たる実情
15世紀から17世紀、ロマン掻き立てられる大航海時代。東西間の交易が活発化していたヨーロッパでは、造船技術の発展や羅針盤が伝わったことに加え、イスラム勢力の後退に伴い、外洋航海へと進出していった。新航路の発見や未発見地域への到達、それにより得られた富と名誉。しかしそれは筆跡に尽くしがたい苦難と犠牲の上にもたらされていた。 探検家たちに好まれた小型の帆船には、3か月分の食料と水が積み込まれた。しかし野菜や果物は数日しか保存できない。やがて保存の利く塩漬けされた肉や魚にも蛆が湧き、どろどろに融け始めた。水は変色し最終的には、虫のたかるビスケットをネズミと奪い合うように口に運ぶしかなかった。水浸しの船底ではゴキブリやネズミが群れを成し、乗組員たちは疫病を含め様々な病に悩まされた。 そんな中でも長期間のビタミン不足からくる壊血病は深刻だった。腐った血が流れ出している腐った死肉をナイフで削って溜まっている血を絞り出すと、尿で口をゆすぐ。それでも食物を噛むことができず飲み込むしかない。物陰や戸棚の裏ではいつの間にか乗組員たちが力尽きている。発見されるまでの間に身体の方々をネズミに食いちぎられ、目玉は無くなっていた。 バスコ・ダ・ガマがインド航路を発見した航海では、180人の乗組員が次々と命を落とし、船を一隻破棄する等苦難の末帰還できたのはわずか44人だった。(七海かりん 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年05月20日 11時45分
パラレルワールドは存在する!? 未来予言とタイムトラベルの謎!
時空の中を、自由自在に旅行できたらどんなに素晴らしい事だろう! 「タイムトラベル」は、SFファンタジーの世界では頻繁に登場するテーマである。 SF漫画の大人気シリーズ『ドラえもん』では、のび太の勉強机の引き出しからタイムマシンに乗り込み、恐竜のいる太古から科学技術の発達した未来世界まで時空間を旅する事が出来た。 タイムトラベルに憧れた人も多かっただろう。 2000年アメリカのインターネット掲示板に、一人の男が現れた。 彼の名はジョン・タイター。2036年の未来世界からやってきたタイムトラベラーだという。 やがて、彼はタイムトラベルの理論、タイムマシンの仕組み、未来のガジェット等次々と未来世界の情報をネット上で公開していく。そして、「予定の任務を完了した」という書き込みを最後に、未来世界に帰ってしまった。 彼は未来世界で起こるであろう数々の予言を残していた。やがて時がたつに連れ、予言の中に的中しているものがあると話題になっている。何と恐ろしいことに、まもなく核戦争等で世界人口のほとんどが死滅…というものまであるのだ。 しかし、ジョン・タイターが本当に未来からやって来たのかは、未だにミステリーのままである。 では、実際にタイムトラベルは可能なのだろうか? この世界には、パラレルワールド(並行世界・並行宇宙)が存在すると言われている。 我々は日々、大小様々な選択をして生きている。 コーヒーを飲むか飲まないか、食べるのか寝るのか、就職するのかしないのか、結婚するかしないか…その様々な選択の積み重ねによって人生は作られ、そして選択の可能性の分だけ世界は常に分岐して、しかも全て存在していると言うのである。 少しづつ異なる宇宙が無限に並行して存在し、その中の地球に少しづつ違う自分がいるとすれば…異次元はすぐ隣に存在しているのである。 その理論からすれば、ジョン・タイターは膨大な可能性を持つ未来のパラレルワールドからやってきた未来人なのかもしれない。だから彼の予言も少しずつ矛盾が起きて、実現したりしなかったりという事が生じるのであろう。 ハーバード大学教授・理論物理学者のリサ・ランドール博士はこの異次元世界を理論的に証明した。パラレルワールドの存在が示されたのである。 詳細は彼の著書『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』にも述べられている。 しかし、リサ・ランドール博士はタイムトラベルの可能性について、現時点では別次元に行くことは難しい事だと言っている。なぜなら、我々はこの3次元の世界から離れることができないからだ。 無限の可能性に満ちた未来、いくつもの真実が存在する過去。 過去も未来も一定ではなく常に変化していくものとすれば、タイムトラベルというものはそう簡単にはできないものなのかもしれない。 だが、異次元の謎の解明はもうそこまで来ている。タイムトラベルに関する新たな大発見がまもなく起こるかもしれない。 2012年、アセンション(次元上昇)に向けて、それぞれの次元レベルに分岐がどんどん始まっているともいわれる。 もしパラレルワールドが存在するとすれば、愛と平和に満たされた世界に行く人もいれば、戦乱と貧困の世界に行く人もいるかもしれない。 どのような未来になるかは、結局、選択する個人の意思なのかもしれない。(呪淋陀(じゅりんだ) 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年05月17日 15時30分
千葉県心霊スポット「東金市廃ホテル」(通称ホテル活魚)
千葉県東金市といえば、心霊スポットが多数存在するエリアである。その中でも有名なのが「活魚」という名で知られる廃ホテルである。そこでは以前、宿泊していたカップルが喧嘩をして女性を刺殺する事件が起きたと聞く。または宿泊客の自殺や、2004年12月には茂原の女子高生がここで地元不良数人によって絞殺、破棄されたという曰くつきの廃ホテルである。ここでは、女性の霊が出ると噂されている。 元々は油井グランドホテルという名称のラブホテルだったのだが、経営者が割烹料理店に改装して営業をしていた。その為、当時はホテルの小さな塔部分に「活魚」という看板が掲げられていた。 その後、経営者は事業に失敗して行方不明となり、このホテル跡も荒れ果てた姿のまま現在に至るという。 場所は千葉東金高速道路を終点で降りて、国道126号線と合流して自動車で5分ほど進むと、左手に4階建ての廃ホテルが見えてくる。そのホテルの右手に、小さな2階建ての小さな塔が見えてくる。地元で有名な心霊スポット「活魚」はそこである。 現在、直接行く道路は閉鎖されており、入ることが出来ない。その為にパチンコ屋の隣の道に左折をして、細い道を左へ道なりに移動すると、やがて「活魚」の前に出る。現在建物の入り口は大きな青いトタンで閉鎖してある。中は雑草が伸び放題で、いかにも心霊スポットという感じがする。その閉鎖された入り口の脇に人が出入りをした後があり、そこから簡単に中へ入ることが出来るが、奥へ入ることはせずに、数枚写真を撮って引き返した。 しかし、そこはまさに心霊スポットだった。朝の日の高い時間だというのに、朽ちたホテルの外観から、異常なほどの霊気を発していた。仮にここに霊が出なかったとしても、霊はこのような場所に集まる習慣があると聞く。 この廃ホテルから発する異常な霊気は、まさに複数の霊魂が集まって地縛霊となって人を呼んでいるように感じられた。 昼間でもこのような霊気を発している場所である。夜中ともなれば、果たしてどんな恐怖が襲うと思うと、背筋に冷たい物が走った。安易に幽霊見たさというのならば、絶対に近づかない方が良い場所と思われる。(藤原真)
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ミステリー 2011年05月13日 11時45分
落雷による、精神の入れ替わり
雷の1回あたりの放電量は、100Wの電球90億個分で、そのエネルギーは家庭用エアコンを10日間連続使用できる。 わずか1/1000秒に集約されるそのエネルギーは、小説『フランケンシュタイン』で怪物を蘇生させ、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ではタイムスリップの原動力に利用されている。この莫大なエネルギーがもたらす不条理は、フィクションの世界にとどまらないようだ。 その日、イタリアでは広範囲に渡り、大気の状態が不安定だったのだろうか。少なくともジェノヴァとナポリでは、雷鳴が轟いていた。その稲妻の一つが同時刻、それぞれの地で女性を直撃した。ジェノヴァでは30歳のニネッタ・ブッジが自宅ベランダで、ナポリでは39歳のジコーラ・ムッセーノが駅へ向かう道中でのことだった。失神した二人は、すぐさま病院へ運ばれ治療を受けた。そして気付いた時、各人が話した名前、事故時の状況、居住地は入れ替わっていた。つまり、ニネッタが、自分はナポリのジコーラで駅へ向かっていたと言い、ジコーラが、自分はニネッタでジェノヴァの自宅ベランダにいたと言ったのだ。しかし、600km離れた双方の病院では、この関連性に気付くわけもなく、落雷によるショックで精神が錯乱しているとされた。 このミステリーは、誰に知られることもなく闇に葬られようとするかにみえた。が、身体よりも精神状態が深刻として、二人が同じ精神科病院へ転院されたことで、お互いの精神が入れ替わっていることが判明した。落雷によって二人の女性にもたらされた、医学的に説明できない不条理は、皮肉なことに病院で白日の下に晒されることとなった。(七海かりん 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年05月11日 11時45分
日本の人口が半分に!? 江戸時代の予言書『をのこ草子』 記された驚愕の未来とは?
『をのこ草子』は、江戸幕府八代将軍・徳川吉宗の頃に記されたとされる、江戸時代の予言書である。 作者が不明で、謎が多い書物でもある。 『をのこ草子』には、享保の頃から250年後、つまり1980年頃からの現代日本の様子が描かれていた。 予言を現代語訳にした一部を以下に紹介してみよう。 「今から、五代後の250年経つと、世の中も様変わりしているだろう。キリスト教が盛んとなって、空を飛ぶ人も現れ、地中を移動する人もいる。気象を自由に操り、死んだ人間を蘇生することも可能である」 キリスト教とは、西洋の物質文明を指すものと思われる。 空を飛ぶ人というのは、飛行機やロケットのこと。地中を移動する人というのは、地下鉄のことであろう。 気象を自由に操るのは、天候の操作も可能な気象兵器のHAARPのことかもしれない。 死んだ人間の蘇生とは、臓器移植やクローン技術のことであろうか。 「このころは人の心も悪くなっており、世の中の世相も荒れている状態である。妻は夫のいうことを聞かず、男は髪の毛を伸ばし、青白くやせ細り、戦場でも役に立たなくなる。女はショートカットになり、赤黒く日焼けし露出の大きい衣類を着て、性的に乱れ、両親や夫、自分の子供さえも顧みなくなる。何かと欧米の流儀を真似て、忠義や孝行、節度などが無くなり、仁や義という概念も失われている」 これは西洋の物質文明と欧米化が進み、風俗が乱れて人々は礼節を重んじなくなり、日本人の心が失われていく様子が描かれている。 そして肉食系女子や草食系男子の登場も予言している。 これは、終戦後のGHQによるアメリカの占領政策「3S政策」(映画テレビ等の「スクリーン」「スポーツ」「セックス」=3S漬けにして、日本人の思考能力を鈍らせて日本弱体化を計る政策)が推し勧められた結果の表れなのかもしれない。 「こうしていよいよ世の中が衰えてくると。地、水、火、風の大きな災害が起こり、日本人の10割のうち5割は死んでしまい、異国から軍隊が攻めてくる。この時、神のごときリーダーが現れ、世の中を救い、人々も悔い改め、世の中は再び正しき方向に戻っていく。その間、人々は狂わんばかり苦しみを受けるが、安定した世になるまで期間は、百年もかかるだろう」 そしていよいよ、日本人の心が乱れて世の中が荒み切った頃、今度は未曾有の大厄災が日本を襲うのである。 地は大地震、水は大津波、火は火山の噴火あるいは原子力発電所の事故、もしくは太陽フレアのことかもしれない。風は竜巻やハリケーン等のことであろう。 もしかすると現在が、予言のこの部分にちょうどあたるのではないだろうか? 恐ろしいことに、この天変地異により日本の人口が半分になってしまうというのだ! さらに外国からも侵略されるという。 だが、予言では神のごときリーダーが現れて、日本の危機を救ってくれると記されてある。 そして、やっと日本人は悔い改め正しき道に進むというのだ。 しかし、平安の世になるまで何と100年もかかり、その間は気も狂わんばかりの苦しみを味わうことになるというのである。 偶然にしても予言が現代社会とあまりにも一致していて、不気味である。 だが『をのこ草子』は、後世に作られた偽書ではないかという見解もある。 謎の予言書『をのこ草子』は、我々に向けられた警告書なのかもしれない。(呪淋陀(じゅりんだ) 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年05月10日 15時30分
サイババの奇跡を検証する
今年4月24日に、インドの霊能者サイババが84歳で死去した。サイババは日本でも90年代に多くのメディアで取り上げられ、その奇跡をテレビなどで見た方も多いと思われるが、サイババとは果たしてどんな人物だったのだろうか。 サイババは、1926年11月23日に南インドの貧しい農村にて生を受けた。彼の本名はサティヤ・ナーラーヤナ・ラージュと言う。 サイババが14歳になった時に、彼は自分が当時インドの聖者であったシルディ・サイ・ババの生まれ変わりで、シヴァ神の化身あると宣言をした。その後から、サイババはインド各地で説法を始めた。その説法の中で、サイババは数々の奇跡を起こしたと言われ、インド中に多くの信奉者を得たと言う。 彼の行った奇跡の中で一番有名なのが、物質化現象と呼ばれるもので、手から聖灰や貴金属、腕時計を出すものが、最も有名な奇跡として挙げられている。 だが、その奇跡も一部ではトリックだったと報告されている。 その中でも「ヴィブーティー」と呼ばれる聖灰を出すものに関しては、完全にトリックだと言われている。それは弟子が彼に固形化した聖灰を密かに渡す光景が目撃されている。彼はそれを指で潰して灰にしているというのである。 また、手からネックレスや腕輪や腕時計などの貴金属を出す奇跡に関しても、彼の座っていた椅子にそれらが隠されていて、手で取り出す様子などが報告されている。 90年代後半になると、サイババは世界的なバッシングを受ける事になった。その中でサイババは同性愛者であり、サイババが運営する学校の美少年を自室に呼んでは淫らな行為を行っていると言う噂が広まった。 これらの報告を受けたユネスコは、以前からサイババの運営する教育機関へ参加してきたが、2000年9月にはサティヤ・サイ教育機関主催の「世界価値教育会議」への出席を拒否し、サイババの教育会議への参加を撤退する表明をした。 だが、近年サイババの社会奉仕に賛同する声が再び高まりを見せていた。彼は既に小・中・高等学校、大学を開設し、病院や老人ホームなども設立していた。ユネスコも2004年2月に、教育会議の一件に関する謝罪文を提出した。サイババの信奉者も再び増えていた。 サイババは自分が95歳で死ぬと言う予言をしたのだが、予言は成就されることはなかった。 だが、彼の行った様々な社会奉仕は近年、サイババを再評価させるきっかけとなったのは紛れもない事実である。(藤原真)
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