ミステリー
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ミステリー 2011年09月09日 15時30分
蔓延する9月滅亡説
今、ネットなどを中心として「9月に大規模な事件が起きる!」と言う噂が広がっている。それは再び日本のどこかで地震などの天災が起きたり、大規模なテロ、中には巨大彗星が地球に衝突する!? 等という噂もある。果たして、これらは本当に起こりうる事なのだろうか? まず、テロに関する噂。これはかつて世界を震撼させた9.11テロより今年でちょうど10年を迎え、また一連の無差別テロの首謀者と言われたウサマ・ビン・ラディンが米軍の掃討作戦により死亡したこともあり、イスラム教原理組織アル・カイーダなどの過激派組織が『弔い合戦』のような形で何らかのテロを企てている、という物。確かに、今までの事例から彼らがテロを起こす日は象徴的な日が多かった。しかし、いずれも噂の域を出て居らず、真偽のほどは自分自身で確認するしかないだろう。 また「9月13日に再び日本の、今度は東海地方で大きな地震が起きる!」と言う噂があり、その根拠にブラジルの預言者、ジュセリーノによる予言があったという話がある。彼の予言は地元の公証役場に保管され、その文書が事件が起きる前に書かれた物である事を示す日付の公的な記録と共に残されているため、予言の内容は操作のしようがなく、的中率も高いと言われている。しかし、彼の予言は後から日付を書き換える余地のある物である事が証明されている。つまり『後出しジャンケン』でどうにでもなるものなのだ。しかも当の「9月13日の大地震」は実は「2008年に起きる」事に対しての予言であり、流石に3年も経った予言を出してくるのはアンフェアとしか言いようがない。 また、巨大彗星の衝突の話も出ているが、これは元の噂の出所がかなり怪しい上に、この時期になってもなおそれらしき天体が観測されない事からも、とりたてて騒ぐ必要は無いだろう。もし、噂されているような巨大彗星が地球に近づいているならば、各国の天文台や市井の天文ファン等がとっくに見つけていて、大きなニュースとなっているだろう。 進まぬ震災復興に放射能、世界同時株安と不況など、『よくわからない不安』が蔓延する時には、便乗してかこういった不安を煽るような流言飛語が飛び交いやすくなる。噂はあくまで噂として、あくまで参考程度にして自分の意見を持つ事が大切なのである。(黒松三太夫 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年09月08日 15時30分
水木しげるが体験した超常現象
ゲゲゲの鬼太郎の作者で有名な、漫画家の水木しげるは戦時中に南方戦線のラバウルへと派遣され、壮絶な戦場を経験してきた。その際彼は、戦場で幾つもの超常現象を体験したという。 その中でも彼が、バイエンの戦場に10名の分隊で派遣された時だった。敵は待ち伏せをしており、彼の部隊は奇襲を受けた。激しい銃撃を浴びて、部隊は水木しげる一人のみを残して全滅したという。敵はなおも逃げる水木しげるの後を、執拗に追いかけて来た。その時彼はもう駄目だと思い、両親に最後の別れをしようと心の中で思い出していたという。 その時、母親は水木しげるが岩場で逃げている姿を夢に見たそうである。水木しげるの夢を見た母親は、彼の身に不吉なことを起こるのを防ぐために、寝ている父親を起こして、一緒に必死で無事を祈ったそうである。 戦後、母親からその話を聞いて、彼は両親のテレパシーで命を助けられたのだと思ったという。 ある日の夜、彼が一人ぼっちでジャングルを逃げ回っている時だった。彼は友軍の陣地へと目指し、ジャングルの中を進んでいた。その内に突然、前に進めなくなったと言う。目の前に何と、壁が立っていたというのである。彼が手で触れると、壁はコールタールみたいな柔らかい感じがしたという。そして水木しげるが大きさを見ようとすると、それはとてつもない大きさだった。 その時、激しい睡魔に襲われて、水木しげるはその場で眠り込んでしまった。翌日彼が目を覚ますと、なんと彼の居た場所は断崖の絶壁だったという。これ以上あの時進んでいれば、彼は危うく命を落とす所だったのだ。ジャングルに現れた妖怪「塗り壁」に彼は命を守って貰ったのである。 後日、彼がゲゲゲの鬼太郎を描いた際、「塗り壁」を善良な妖怪として描くのはそうした体験があったからだそうだ。(藤原真 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年09月07日 15時30分
AKB48篠田麻里子の足がない! ロンドンで心霊写真が撮れちゃった!?
ヨーロッパの町並み、煉瓦造りの年季の入った建物の前に並ぶ赤い電話ボックス。本場イギリスの赤い電話ボックスから、出てこようとしているのはAKB48の篠田麻里子だ。写真は、衣装を着込み、ファーの帽子を被った彼女が笑顔で電話ボックスから出てくる様子を引きで捉えている。しかし、画像では彼女の様子にどこか違和感を感じる。よくよく目をこらしてみると…足がない!? この写真は、9月3日にイギリスはロンドンで撮影されたもの。AKB48の篠田は9月2日からMARIKOMAFAJINの撮影のために渡英、ロンドンに滞在している。この写真も撮影の合間のワンショットで、撮影の模様をファン達に伝えるため、「麻里子BOXもいかがですかー?」と顔文字付きでTwitterとブログに上げられていた物なのだが、足が写っていないので写真を見たファンやネットユーザー達も困惑。心霊写真か? はたまた角度や姿勢の都合で足が消えているように写っただけか? と意見が錯綜している。 実際、冬に雑誌に掲載される写真の撮影という事で、雑誌の発売時期と合わせて長袖にコートと冬場の衣装を着込んでいる彼女。広がった上着の裾と、電話ボックスの壁に丁度足が隠れたのか、と見えなくもないが、それにしては体が前に出すぎているような気もする。 霧の街ロンドンを筆頭に、各所に妖精の伝説や幽霊屋敷などが存在するイギリス。遠く日本から来た可愛いお客様に、現地の幽霊がついイタズラ心を出したのだろうか?<参考画像URL http://twitpic.com/6fbgvu/full>
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ミステリー 2011年09月06日 15時30分
謎の人骨発見! 砂丘ミステリーの真相とは?
鳥取砂丘は東西16キロメートル、南北2.4キロメートルに広がる日本最大級の砂丘である。毎年多くの観光客が訪れており、ラクダに乗って砂丘めぐりや、遊覧馬車のガイドツアー、パラグライダーなどのアウトドアスポーツも楽しめる。 砂丘は魅力的な風貌から多くの文人からも愛されている。有島武郎や与謝野晶子、高浜虚子などの歌碑が点在しており、芸術家には様々なインスピレーションを与えている。そして、来年4月には「砂の美術館」がグランドオープンする。 美しく神秘的な砂丘。縄文時代や弥生時代の土器片も多く出土しており、古代のロマンを感じることができる。だが、今年の6月30日、砂丘において4体の男女の人骨が発見されるという摩訶不思議なミステリーが起こった。 人骨は全て頭を西に向け、縦一列に数十センチの間隔で埋まっていた。その後の調べで、江戸時代後期から明治時代初期のものと判明。死亡原因は不明だが、事件性はないとされている。 現地のガイドの方から人骨事件についてお話を伺うことができた。人骨は、観光客が足を運ばない砂丘のはずれたところで発見されたという。砂丘のある海岸には、日露戦争のロシア兵の遺体が漂着したこともあるらしい。だから、漂着した可能性もあるかもしれないとのこと。または、海葬で海に流した遺体が、たまたま流れついたものなのかもしれない。 最近では、明治時代に流行った伝染病で亡くなった遺体を埋葬したのではないかという説が有力視されている。埋葬か? 漂着か? 謎は深まるばかりである。 10万年の歳月をかけてできた砂丘は風紋・砂柱・砂簾などの砂の造形美を楽しむことができ、一面に広がる見事なサンドベージュの景色は、まるで異国に迷い込んだような感覚を覚え、言葉を失うほどの感動を味わうことができる。 砂丘は夏場になると、砂の表面温度は60℃まで上がることがある。裸足やサンダルは足をヤケドする危険があるので、靴での散策が安心。砂丘内には日陰も自販機もないので、帽子・日傘・飲み物など、熱中症対策が必要である。 鳥取まで足を運んで、ぜひその砂丘の神秘と雄大さを体感していただきたい。 (呪淋陀)
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ミステリー 2011年09月05日 15時30分
ベルメスの顔
スペイン南部アンダルシアの小村ベルメス・デ・ラ・モラレに暮らすべレイラ家の妻マリアは、1971年8月23日朝、台所の床のタイルに等身大の男の顔が浮き出ているのを見つけた。あまりにも表情がはっきりしており、怖くなったマリアは夫を呼んだ。夫妻は、誰かの悪戯だろうと雑巾で擦り始めたが、顔は消えるどころか悲しげな表情に変化した。恐怖を覚えながらも、顔がタイルではなくコンクリートに浮き出ているとわかると、タイルを剥がしセメントを流し込んだ。 しかし3週間後、顔はまた浮き出てきた。以前にも増してはっきりとした顔は、表情の変化を見せる。噂は村中に広まり11月2日、村長の提案で村人達が見守る中、顔の部分を丁寧に切り取ると壁に掲げ、花を供え供養した。事態を見過ごせなくなった地方当局が調査したところ、床下2mあたりで多くの人骨が発見され、家は17世紀の墓地の上に建てられていたことがわかった。調査後、床はセメントで塗り固めたが、今度は別の顔が浮き出てきた。更に、その顔の周りを囲むように小さな顔が18個も浮き出てきた。すると、今度は声まで聞こえるようになった。超高感度マイクを設置してみると、うめき声や泣き声、どこのものかわからない言葉が確認された。堪りかねたべレイラ夫妻は、台所を完全 改装した。その後しばらくは何事もなく落ち着いた生活を取り戻していたが、1982年から、また顔が浮き出るようになった。 その後、家は売りに出されたが、ある筋によると、床下から発見された人骨には頭蓋骨が一つも無かったという。そして最近では、浮き出てくる顔は、スペイン内戦で虐殺されたべレイラ家の者だと囁かれている。(七海かりん/山口敏太郎事務所)画像参照URL:belmez.jpg
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ミステリー 2011年09月03日 17時59分
愛知県尾張地方のふしぎ話「真夜中に墓石を磨くモノ」
「石塔磨き」という現象は、汚れている墓石や石塔が知らない間に綺麗に磨かれているという怪異のことである。やがてこれは、石塔磨きという化物の仕業とされるようになった。 江戸時代後期頃、東北、関東、東海、四国などで、墓石が磨かれる怪異が随筆に記されている。愛知県名古屋市で実際に起きた石塔磨き事件は『名陽見聞図会』では、このように記載されている。 天保3(1832)年2月1日、就梅院(名古屋市千種区東山元町)の石塔が綺麗に磨かれ、墓石には朱書きまで入れられるという怪奇現象が発生した。このような怪異は就梅院の界隈だけではなく、名古屋城下の方々の寺でも同様な現象が見られた。就梅院の周辺には大勢の人々が集まり、大変な騒ぎになっていた。切支丹の仕業とか、千年も生きた妖狐の仕業だとか、まことしやかな噂が流れていた。 石塔磨きの噂を聞いた大谷万作という武士が、城勤めの非番の日に檀那寺へ聞き込みに出掛けた。そして、石塔磨きについて、住職に詳しく聞くことができた。この寺では、今回の石塔磨き事件は発生していないが、3年前にも同様の出来事があったという。 ある夜、丑の刻(午前2時)に、住職はふと目を覚ました。月明りで照らされた墓所に汚い身なりの旅の僧が入ってきた。僧の後に奇妙な化物がくっついて歩いて来た。その姿は鼬のようで、真っ黒な長い髭を生やし、人間のような大きな耳がついていた。鼬のような化物は墓石に飛び乗ると、長い舌で舐め、次々と墓石を磨き上げていった。そして、旅の僧が磨かれた墓石に何やら呪文を唱えると、刻まれた家名だけが朱色に変わっていった。住職はガタガタ震えながら、その様子を見ていたという。 しかし、旅の僧は一体何者なのか、何故、縁も所縁もない家の墓にそのような所業をしたのかは不明である。写真:「就梅院」愛知県名古屋市千種区東山元町5-18(皆月 斜 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年09月02日 15時30分
訪れる怪異
先日、9月1日の記事で百物語を行った後に現れる怪異と妖怪『青行灯』について紹介したが、今回はその実例を紹介する。 2010年、関西テレビで放映された『怪談グランプリ2010』にて優勝した経歴を持つ実力派の女流怪談師、牛抱せん夏。普段は女優として活動している彼女だが、この怪談グランプリ優勝をきっかけに昨年12月より毎月1回、浅草にて怪談ライブを行っている。先日の8月31日でこの『せん夏怪談』も無事千秋楽を迎えたのだが、じつはこの『せん夏怪談』。公演中に何かしらの不可思議な現象が起きるのが常となっているのだ。 第一夜目より奇妙な現象が起こり始め、記念撮影時に心霊写真めいたものが撮れたり、冷房など入れていないのに背後から異様な寒さを感じるお客様が現れたり…。 この怪異は、打合せの時にも起こっている。山口敏太郎事務所の和室にて、スタッフらと打合せをしている時の事だ。山口氏は庭に面した窓を背に座っており、牛抱は氏と向き合うように正座して演目について話していたのだが、窓に映る自分の姿に妙な違和感がある。 話をしながらよくよく目をこらすと、膝の上の何かと『目が合った』。 彼女の膝の上に、膝枕をするような形で横になった男の生首がちょこんと載っており、反射したガラス越しに彼女の様子を見ていたのだ。 この生首は、打合せではなく本番でも客席後ろにあった開場備品の上に現れたのを、彼女は目撃している。同じ会にゲストの一人が「男の人の足音を聞いた」と証言したり、ライブで牛抱の怪談に聞き入っていた客が彼女の背後に大量の椿の花が咲き誇るのを目撃するなど、終始奇妙な現象に見舞われたライブであった。 文字通り、怪を語れば怪に至る。今のところ、千秋楽では「何かを見た」という報告は上がっていない。今回も怪異は起きていたのか。今はまだ不明であるが、まだ誰も聞いていない、気づいていないだけで、実は…と言う事も考えられる。 果たして、千秋楽には怪異は起きたのか。 せん夏怪談には他にも多くの怪異が起きている事もある。詳細が分かり次第、追って報告したい。(黒松三太夫 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年09月01日 15時30分
六本木ヒルズの怪談池
今でこそおしゃれな雰囲気の六本木ヒルズ一帯。いっぽうで、首領・浅野内匠頭の仇を討った赤穂浪士10名が、この地に下屋敷を持っていた毛利家のお預かりとなり、毛利池(別名・ニッ○池)の池畔で切腹を遂げ、彼らの首が同池で洗われた史実も有名だ。 彼らが、この世に恨みや未練を持って死んでいったという話は聞かないが、この池には何かがある、という噂は後を絶たない。 「毛利池はテレビ局の敷地でしたが、かつてこの地にあったテープ倉庫内を、乃木稀典に殉じて自決した日本兵の霊が歩き回っている、という噂があり恐れられていました。現在、周辺は局内のスタジオになっていますが、録音ブースに入った人がヘッドフォンから聞こえる人の声に驚いて逃げ出すようなトラブルが続いているようですよ」(心霊ライター) 噂はほかにも尽きない。 「美術さんなどのスタッフで死んだはずの人が、現場で作業をしていたりするのを見た方がいるそうです。また、ヒルズタワーのラジオ局では、スタジオのすりガラスの向こうにやって来たゲストが、開けてみるといない、という有名な怪談もありますね」(実話誌編集者) 戦後まもなく、ニッ○ウヰスキーの社長が「この池は絶対埋めてはいけない」と、予感のようなものを口にしたそうだ。 ところが、現在、この毛利池はすべての湧き水が抜かれて防水コンクリートで覆われた人工池。つまり、埋めてしまったに等しいのである…。 ひょっとして、再開発の際に池の発掘調査をする勇気がなかったのだろうか。謎の池は、今このように“封印された”まま、都会的な町並みの中で静謐にその水をたたえている。
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ミステリー 2011年09月01日 15時30分
“それは語れば現れる” 妖怪「青行灯」
昔から「怪を語れば怪に至る」という言葉がある。身の回りで起こった不可解な事、主に心霊がらみの事を話していると、実際にその場に幽霊が出たり不可解な現象が起きるというものだ。 この言葉を証明するような例は、まるで心霊体験のテンプレートかと思えるほどによく聞く話だ。稲川淳二などの怪談ライブや夏場のテレビの怪奇特番の収録現場で異変が起きる、と言うのもよくある話だし、中にはリアルタイムで全国に放送されて話題になる事もある。 これらの現象をキャラクター化したような妖怪が有名な鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にある。それが『青行灯』という妖怪だ。行灯の後ろに浮き出る髪を振り乱した鬼のようなものが描かれており、灯が揺らめき、人の影は暗くはっきりと写っている時に、この『青行灯』は現れるのだという。なぜ“青”行灯なのかというと、江戸時代も百物語などの怪談の会をする時は雰囲気を出すために青い和紙を行灯に貼っており、その光のもとで産まれる妖怪なので『青行灯』と言うのだそうだ。 今でも夏場の肝試しで開催される百物語は江戸の大奥で始まったとされており、行灯の前には大奥を暗に示すかのように、裁縫道具に文箱、くしにかんざしといった女性を連想させる物が置いてある。もっと単純に、『青行灯』が鬼女であるために女性に関係したものを並べた、とも考えられるが、実は『青行灯』なる妖怪そのものが出た、という話はほとんど残されていない。昔の人は、百物語をすれば百話目の後に必ず怪異が起こると信じており、怪異を避けるために百話目は敢えて語らず九十九話目でこれ以上話すのを止めてしまったからだ。 伝承もイメージもほとんど伝わっていない妖怪『青行灯』。となると、鳥山石燕はどうやってこの妖怪を描いたのか、何故この妖怪を紹介しようとしたのか、という話になるが、やはり彼も『怪談会などの肝試し』を行うと『幽霊が出る』、その幽霊は『たいがい白装束で長い髪の女性』という「怪を語れば怪にいたる」までのテンプレートを妖怪として戯画化したのでは、という事が考えられる。実際、『青行灯』も頭に角がある以外は幽霊とよく似た外見である。 鳥山石燕は『妖怪』と称して当時の出来事や風俗を風刺した絵を描いていた、という説があり、実際に『犬神』など風刺的要素の強い妖怪画も作品の中には多く含まれている。つまりこの妖怪についても、怪談の会で起こる一連の出来事を面白がった石燕によって生み出された妖怪なのでは、という見方も出来るのだ。 この妖怪は、時代は変われど人が感じる物は変わらない、という事を証明しているかのようで、面白い妖怪である。(黒松三太夫 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2011年08月31日 15時30分
愛知県西三河地方のふしぎ話「I峠の怪トンネル」
愛知県で雑誌の編集をしているHさんから聞いた話。 ある時、Hさんは友人と二人で、愛知県で一番標高の高いC山へ、星空を見に出掛けた。その帰路に着く頃には午前0時を過ぎており、すれ違う車両にも出合わず、辺りは真っ暗な国道153号線をT市方面に向けて車を走らせていた。I峠にあるトンネルまで来た時には、午前1時を回っていた。 Iトンネルは、T市のA地区とI地区の境界にあり、1960年に開通した全長1245mの長さがある。対面通行のトンネル内は対向車も無く、とても静かで、昼間とは全く違う雰囲気であった。 トンネルの半分まで来た時、Hさんは車内に何やら冷気が漂ってきたように感じた。すると、今まで会話が弾んでいた友人が急に黙り込んでしまった。彼が「どうかした?」と尋ねると、「いいから、早くトンネル出て!」と答えを返すだけだった。 Hさんは気分が悪そうな友人を気遣いながら、急いでトンネルを通過し、しばらく車を走らせていると、「握ってみて!」と、友人はおもむろに手を差し出した。 「…冷たい!」 友人の腕は、まるで氷のように冷たくなっていた。「寒い?」と尋ねると、「ついて来ている」と一言つぶやいた。「何が?」と聞くと「女の人…」と…。Hさんは背筋に寒気を感じたが、そのまま無言で車を走らせることにした。 市街地まで来ると、「もう大丈夫、手を触ってみて」と、友人が再び手を差し出した。その手はすでに暖かさを取り戻していた。 友人の話によれば、Iトンネルの中で、壁に白い女の影が見え、トンネルを抜けてから後ろを振り返ると、後部座席の女が座っていて、友人を睨み付けるように凝視していた。市街地に着いた時には、その女の姿は消えていたという。 あとから考えると、旧国道153号にある旧Iトンネルは、国の有形文化財に登録されている貴重なトンネルであるが、新Iトンネルが開通してから殆ど通る者もいなくなり、愛知県でも有名な心霊スポットにもなっていたそうだ。 しかし、Hさんが不思議な体験をしたのは、新Iトンネルであった。新Iトンネルは愛知県名古屋市と長野県飯田市を結ぶ幹線道路でもある。そのため、Hさんも安心して利用していたのであった。また、友人は、観光に訪れていた他県の人であって、旧Iトンネルが心霊スポットであることを知らなかったので、恐怖心から脳内でイメージした女性幽霊を実際に見たと思い込んでしまった訳でもなかった。彼は友人にもっと詳しいことを訊こうと思っていたのだが、その日以来、友人とは音信不通になってしまった。(皆月斜/山口敏太郎事務所)
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