「サンジャポ」では、東京オリンピック・パラリンピックの音楽担当者のミュージシャンのコーネリアスこと小山田圭吾が、過去の雑誌インタビューで同級生に対するいじめを語り、バッシングが集中している様子に「あの時代の価値観で判断しないといけない」といった言葉で持論を述べていた。小山田は翌19日に辞任を発表している。
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太田はこの発言について、「相当なクレームが来ましてね。ウチの事務所にも『小山田を擁護したお前も同罪』『あなたも犯罪に加担しているんですよ』『(太田は)子どもがいないから、想像力に欠けるんだろう』」と話していた。太田は「俺の言葉が大勢の人を傷つけたんだな。言葉は凶器だね」と話していた。
太田は問題とされた雑誌インタビュー『ロッキング・オン・ジャパン』(ロッキング・オン)ならびに『クイック・ジャパン』(太田出版)に関して、「あの雑誌が社会に流通していた。それは社会に繋がっている」と改めて確認。
さらに太田は、爆笑問題が新人時代にやっていたネタは、いじめられっ子の田中裕二に教師役の太田が「進路指導で『死ね』」というブラックなものだったが、ライブでは「バカウケ」だったと振り返る。「ああいう醜悪さは。俺の中にあるなと思った。多分あのネタ」はと語り、小山田と自身が地続きではないかと思ったようだ。このほか、自身の出身地で学生がいじめを苦にして飛び降り自殺をする事件も起きており、「あの時代にいじめがあったことを知っている」とも確認していた。
太田は「小山田を許せって言ってるわけじゃない」と前置きをしつつ、「人が人を裁いていいもんじゃないと思ってるんですよ。裁くのは司法でしょ」ともコメント。小山田に非難が殺到し、立場を奪ってしまった状況はリンチ(私刑)ではないかと語り、マスコミは厳密な検証を行うべきではとも提案していた。
この日の太田は約1時間半に渡って、今回の件について語り倒した。これには、ネット上で「太田さんすごいマジメだな。真っ直ぐでアツい」「これくらいの時間が必要なのかもな」「子どもがいないから、のクレームはひどいと思う」といった様々な声が聞かれた。