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爆問太田、オリンピックへの見解が手のひら返し? 批判を集めてしまった理由は

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爆笑問題・太田光

 東京オリンピックの開催まで1か月を切ったが、テレビのワイドショーを始め社会全体の空気は、これまでの反対、延期論から、なし崩し的な開催へ変化しつつある。そうした動きの一つと見なされたのが、爆笑問題の太田光の発言だ。

 太田は当初はオリンピック反対派と目されてきたが、ここへ来て推進派へ転じたとみなす声がネットでは多い。だが、発言を細かく見て行けば、それは誤解だとわかるだろう。

 ​>>爆問太田「俺は答えられない」 国会での“五輪と国民の命どちらが大事”質問に鋭い指摘<<​​​

 太田は5月16日放送の『サンデー・ジャポン』(TBSラジオ系)では、「五輪をやれば人が死ぬ」といった意見が出ていることに、「その前提に立ったら誰も『やります』とは言えない」と、慎重な立場から意見を述べている。同月30日の放送では、「緊急事態宣言下でも開催する」と発言し批判を集めたIOC幹部の発言に対し、「決して悪気があるわけじゃないと思う」と持論を述べていた。

 さらに、6月8日深夜放送のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系)では、「まさかここまで真っ二つになるとは」と、開催推進派と中止延期派の意見が拮抗していることに驚き、「一年半ここへ来てここで最大の分断が起きちゃうのは、俺はあまりにももったいない」とも話していた。このトピックはかなり時間をかけて語られた。太田としては、政府が国民に対して一方的に自粛を強いたことによって、国民の気持ちが離れてしまったコミュニケーション不足を指摘した発言だと言える。

 ネット上には「太田は一貫してオリンピック賛成派。開催するにはどうすべきかを考えてきた」と指摘する声もある。太田は、込み入った複雑な心情をそのまま言葉に出す特徴がある。その分、一部を見れば賛成とも取れるし、反対とも取れてしまう。そうした芸風が、誤解を招いてしまったのかもしれない。

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