立浪和義
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スポーツ 2022年06月10日 20時30分
中日・立浪監督、根尾の投手転向方針に球界OBが「甘くねえぞ!」と苦言 致命的な問題点も指摘
野球解説者・鈴木孝政氏(元中日)が、9日放送の『大澤広樹のドラゴンズステーション』(東海ラジオ)に生出演。中日・立浪和義監督の起用法に苦言を呈し話題となっている。 番組で鈴木氏は8日・ロッテ戦で中日先発・鈴木博志が「3.1回6失点・被安打6・四球4」と炎上した要因や、9日の同カードの展望などを話した。その中で、立浪監督が9日に明言した根尾昂の投手転向本格化を問題視した。 >>中日・根尾、三振直後の一場面に驚き「相当珍しい」 怒りをヘルメットに八つ当たり? コンバートの影響指摘も<< 今季の立浪監督はこれまで根尾を基本は野手(遊撃、外野)、大敗している試合に限り投手と、野手起用を中心とした限定的な“二刀流”起用を行っていた。ただ、9日に地元ローカル番組『アップ!』(名古屋テレビ)が番組内で放送したインタビューで、「主は投手でいきたい」と今後は投手中心起用を本格化させる意向を明言している。 根尾の投手転向本格化について、鈴木氏は「ちょっと…ちょっと違うんじゃないかなと思うんだけどなあ」、「本格的に投手やるっていったらね、どうだろう、『甘くねえぞ!』ってまず(思う)ね」と発言。そう簡単にいくような起用法ではないと立浪監督に反対した。 今季の根尾は5月21日・広島戦(1回無失点・被安打1)、同月29日・オリックス戦(1回無失点・被安打1)と、2度の登板をいずれも無失点で抑えている。ただ、鈴木氏はこの両試合の根尾の投球は見たと前置きした上で、「腕投げで上体に頼って投げてるし、そこから直さなきゃいけない」と全く下半身が使えていないと問題点を指摘した。 さらに、鈴木氏は「いくら大阪桐蔭で投げていたといっても、(今は)プロですからね? 他にも投手はいっぱいいるわけですから。根尾がすぐポっと(出て)きて、一軍で投げて活躍するなんてことはちょっと考えられないんで。考えたくもないですよね」とコメント。根尾は大阪桐蔭高校時代に投打二刀流の選手としてチームの甲子園春夏連覇(2018)に貢献するなどしているが、プロ入り前の実績だけではプロの舞台では通用しない、通用してほしくないと厳しい意見を口にした。 根尾の投手転向本格化に猛反対した鈴木氏のコメントを受け、ネット上には「鈴木さん根尾の使い方にめちゃくちゃ不満げだな」、「成功した未来を想像したくないとまで言い切ったのにはビックリした」、「根尾はプロ入りから3年間(2019~2021)投げてなかったから、鈴木さんとしてはそんなブランクあるのに投手として通用するわけないって考えなのかな」などと反響が集まっていた。 現役時代に中日一筋(1973-1989)でプレーし通算124勝、最多セーブ(1975)・最優秀防御率(1976)各1回、最優秀救援2回(1976-1977)といった実績を残している鈴木氏。元投手として、根尾の投手転向本格化にはいろいろと思うところがあったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月08日 19時30分
中日・立浪監督の「代打福留」がトレンド入り 采配ミスではないと擁護も? 同点機を潰した起用法に賛否
7日に行われた中日対ロッテ戦。「2-6」で中日が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが中日・立浪和義監督の代打策だった。 「2-3」と中日1点ビハインドの7回表。中日は先頭・岡林勇希が右翼への二塁打を放つと、続く大島洋平が投犠打を決め1死三塁と絶好の同点機を演出。ここで立浪監督は打席の高松渡に代打を送ったが、白羽の矢を立てたのはここまで残していた控え野手の中で2番目に代打打率(.071)が低い福留孝介だった。 打席に入った福留はマウンド上のロッテ2番手・東條大樹に3球でカウント「1-2」と追い込まれると、4球目の148キロストレートにも全くタイミングが合わず空振り三振。これで2死三塁となった中日は、後続のビシエドも空振り三振を喫し同点機を逃す結果となった。 >>中日、立浪監督が試合後に謝罪も「謝るのはそっちじゃない」の声 完封負け以上の問題点は<< 立浪監督の代打福留起用を受け、ネット上には「わざと負けにいってんのかと思うぐらい酷い采配」、「打率0割台の福留を好機で代打起用したのは本当に理解できない」、「根尾(昂/代打打率.333)、溝脇(隼人/同.294)が残ってたのに代打福留はトチ狂ってる」と批判が殺到。Twitterでは一時「代打福留」というワードがトレンド入りした。 ただ、ファンの中には「1点をもぎ取りにいく策としてはそこまで間違いではないと思うんだが」、「この場面は犠飛でも同点にできたから、犠飛の確率高い福留を出したのは一応理には適ってる」、「福留は見た目の数字は悪いけど、三塁走者を置いた打席はそこそこ働いてるからなあ」と、明らかな采配ミスではないと擁護するコメントも散見された。 「今季の福留は7日試合前時点で代打打率『.071』(14打数1安打)、安打を記録したのは5月26日・西武戦のみと絶不調。ただ、三塁に走者がいる状況の代打成績は5打席で『凡退1回、犠飛2回、四球2回』と走者をかえす、もしくは後続につなぐ打撃を見せていました。このこともあり、絶好の得点機を福留に託した立浪監督の判断はあながち間違いではなかったとみているファンも一部いるようです」(野球ライター) 結果的には裏目という形になった立浪監督の代打福留起用。ただ、ファンの反応が批判一色というわけでもないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月04日 11時00分
中日・石川、看板打者への道絶たれた? 左ひざ故障だけじゃない、プロ1年目から相次ぐ戦線離脱
5月31日終了時点で「24勝27敗・勝率.471」とセ・リーグ4位に位置する中日。上位浮上を狙うチームに激震を走らせたのが、同日に伝えられたプロ3年目・20歳の石川昂弥の左膝故障だった。 報道によると球団はこの日、27日・オリックス戦で左膝を痛め登録を抹消されていた石川が「左膝前十字靭帯不全損傷」と診断を受けたと発表。立浪和義監督は「今季中に復帰できればベスト」と長期離脱を覚悟しているといい、ネット上のファンからも「せっかく台頭しかけてたところで故障離脱はきつすぎる」、「ここまで離脱続きだと今後もあまり期待が持てないな…」と悲観的な声が相次いだ。 >>中日・石川の左ひざ故障、敵選手に批判?「壊した責任取れ」の声、理不尽な八つ当たりの指摘も<< 今回、長期離脱濃厚の故障を負った石川は、大きな期待を背に入団したプロ1年目から毎年のように戦線離脱を強いられている。中日のお膝元・愛知出身の石川は東邦高校(愛知)時代に春のセンバツ優勝(2019年)、高校通算55本塁打といった実績を残し、2019年ドラフトで3球団競合の末中日に入団。地元出身のスラッガーということもあり、多くのファンがチームの次代を担う逸材として獲得を喜んだ。 ところが、石川は入団早々の2020年2月に左肩腱板炎を発症。症状はそれほど重くはなかった上、新型コロナの影響で開幕が3月から6月にずれ込んだことで再調整の時間もしっかり確保できたが、故障当初は「いきなり故障ってなんか幸先悪いな」と今後を不安視する声も散見された。 幸いにもその後はアクシデントには見舞われなかった石川は、この年一軍で「14試合・.222・0本・1打点」と貴重な経験を得て2年目の2021年へ。ところが、二軍で「33試合・.238・3本・19打点」と実力を磨いていた同年6月、敵投手から受けた死球が原因で左尺骨を骨折する大けがをした。 手術も強いられたこの骨折で3カ月以上戦線を離脱した石川は、一軍出場のないまま2021年シーズンを終了。同年12月の契約更改でダウン査定(1275万円→1100万円/推定)を食らった本人は「けがしないでずっと一軍で試合に出続けられるように頑張りたい」と2022年の逆襲を誓ったが、「2年連続で故障してるから信用ならん」と冷ややかな声を寄せるファンも少なからずいた。 こうした経緯を経て迎えた今季、石川はプロ3年目で初となる開幕一軍入りを果たすと、左膝を痛めた5月27日終了時点で、一軍は「37試合・.225・5本・19打点」といった成績をマーク。同月9~24日にかけ新型コロナ感染により一時離脱したものの、故障はせずに出場試合数、本塁打、打点でキャリアハイの数字を残すなどレギュラーをつかみかけていた中、またしても深刻なけがをする形となった。 左膝故障を報じる報道では、「悔しいです。打てなくても使ってもらっていたのに離脱して、他の人にチャンスを譲る形になってしまった」と無念のコメントを残したことが伝えられている石川。高卒3年目・20歳というキャリアを考えると体作りはもちろん、うまい死球の避け方などといったプレーの習得が進めば故障が激減する可能性もあるが、ここから気持ちを切らさずに復活を果たすことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月30日 11時05分
中日・立浪監督、根尾の二刀流起用に本気? 助っ人緊急獲得もブレークへの期待は変わらずか
5月29日、オリックスとの交流戦で大敗した中日が「最後のマウンド」に送ったのは、根尾昂だった。 試合前のことだ。前日に続いて、この日も立浪和義監督は忙しそうにしていた。 「根尾をショートに入らせ、自らノックをしていました。試合では守らせてもらえませんでしたが、フットワーク、スローイングも安定してきました」(プロ野球解説者) >>中日・中村紀洋コーチの二軍降格、原因は“裏の顔”? 不可解人事の裏にある立浪監督の思惑は<< 忙しさの理由は、それだけではない。その29日の試合前、石川昂弥の登録が抹消された。27日の同カードで三塁ゴロに倒れた際、一塁手を避けようとし、バランスを崩した。左足を痛めてしまい、その状態に関する質問攻めにもあっていた。 「高橋周平が戻ってきたので、しばらくは『三塁・高橋、遊撃・三ツ俣』の布陣になるんじゃないかな。若い石川が打つとチームが盛り上がっていたので、長期離脱となったら、マイナスです」(前出・同) 50試合を消化し、23勝27敗、借金4の4位。チーム打率2割4分5厘、総本塁打数30。リーグトップの巨人が55本だから、中日打線はその半分ほどしかホームランが出ていない。 Aクラス浮上のカギとして、「長打力のある選手が出てくれば」と言われてきたのもそのためだが、このオリックスの3連戦の最中に飛び込んできたのが、キューバリーグのパワーヒッター、ペドロ・パブロ・レビージャ内野手の緊急獲得だ。 「NPBに行くと現地メディアが伝え、中日が認めたんです。育成契約を結びますが、試合カンを掴んだら、即一軍となりそうです」(球界関係者) 同関係者によれば、昨年オフの時点でペドロ・パブロ・レビージャは「獲得リスト」に入っていたそうだ。新型コロナ禍による来日の遅れなどが懸念され、いったん、契約を見送ったが、主砲・ビシエドの調子がイマイチなこともあって、獲得を決めたという。 しかし、同時にこんな指摘も聞かれた。 「キューバは2017年のWBCで苦戦したように、メジャーリーグで活躍できる逸材はほとんど残っていません。4番ではなく、6番か7番でいいというのなら、話は別ですが」 中南米に外国人選手の獲得ルートを持つ他球団スタッフがそう言う。 ペドロ・パブロ・レビージャに一抹の不安があるからだろう。「石川を育てたように、根尾もガマンして使っていけ」の声も多く聞かれた。 奇しくも、その根尾が2度目の登板を果たした。走者は出したものの、無失点で切り抜けている。立浪監督はワンサイドで負けていたため、リリーバーを無駄に消耗させたくなかった旨も明かしていた。 「立浪監督が根尾に『投げるか?』と聞いたのは、5回の攻防が終わったあと。登板まで約1時間、肩を作ったり、休めたりしながら待機していました。登板準備が板についていたというか、ピッチャー向きなのかも」(前出・球界関係者) 指揮官が試合前に特定の選手にノックをするのは、異例なこと。根尾は投げられたことで笑顔を見せていたが、それで満足してしまったら、成長はない。ショートで使ってもらうには投球練習よりも「打ちたい!」の気持ちを前面に出すべきだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月24日 15時30分
中日・立浪監督、高橋遊撃起用に「ほぼ未経験なのに」驚きの中期待の声も 交流戦での大浮上に繋がる可能性も?
24日・西武戦からセ・パ交流戦に突入する中日。同日に報じられた立浪和義監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、立浪監督は23日に応じた取材の中で、新型コロナ感染から24日に一軍復帰予定のプロ3年目・20歳の石川昂弥を三塁スタメンで使っていくことを明言。同時に、現在三塁を守るプロ11年目・28歳の高橋周平については「スローイングもいいし、捕ってから早いのも含めて。周平を遊撃でやってみようかなと思っています」と遊撃で起用する方針を明かしたという。 >>中日・中村紀洋コーチの二軍降格、原因は“裏の顔”? 不可解人事の裏にある立浪監督の思惑は<< 立浪監督のコメントを受け、ネット上には「周平遊撃で使うって本気なのか?」、「今季を含めてもほぼ未経験レベルなのに大丈夫なのか」、「こないだの広島戦みたいな痛い守備ミスが続出するのでは」と高橋の遊撃起用を不安視する声が相次いだ。 高橋は三塁手としてはプロ1年目の2012年から昨季にかけ通算660試合に出場し、ベストナインを1回(2019)、ゴールデングラブ賞を2回(2019,2020)獲得した実績を持っている。一方、遊撃は通算16試合出場とほとんど守った経験がなく、2014年以来8年ぶりに就いた21日・広島戦では失点につながる後逸を犯している。このこともあり、高橋の遊撃起用は守備面のリスクが高すぎるのではないかと懸念しているファンは少なくないようだ。 だが、ネット上のファンが全員不安視しているわけではなく、逆に高橋の遊撃コンバートを支持しているファンもいる。こうしたファンの間では「交流戦を見据えた策としてはアリだと思う」、「これぐらい攻撃的にいかないとパ球団は倒せないだろうしな」、「他の遊撃手とは打力が違うから、ハマってくれたらかなりのリターンが見込めそう」と、交流戦を戦う上では効果的な策ではないかと期待する声が寄せられている。 「24日から始まる交流戦ではセ・パ各6球団がそれぞれ別リーグの球団と戦いますが、今季のパ・リーグ勢は22日終了時点で6球団中5球団が防御率2点台(セは6球団中3球団)と投手力の高いチームが多く、個人でも防御率1点台の投手が5名(セは2名)も存在しています。そのため、セ・リーグ勢にとって普段のリーグ戦以上に打力が重要となりますが、このことを踏まえて高橋遊撃起用は守備面でのデメリット以上に、打撃面でのメリットの方が大きくなるのではと期待しているファンは少なくないようです。高橋は22日終了時点で打率は『.246』と今ひとつであるものの、現在一軍に帯同している他の遊撃手(三ツ俣大樹、根尾昂)とは違い、過去に3割(.305/2020)をクリアした経験を持つなど打力には確かなものがありますので、遊撃起用がハマれば打線の迫力がアップすることは濃厚といえます。また、パ・リーグ勢は“投高”のあおりを受けてか、6球団中5球団がチーム打率『.230』台以下(セは6球団中2球団)と打線が湿っていますので、高橋が多少拙い守備を見せたとしても失点までには至らない可能性も十分考えられるでしょう」(野球ライター) 22日終了時点で、Aクラス圏内となる3位広島までは5ゲーム差の4位中日。セ・リーグ側が長年苦しんでいる(過去16年で14回負け越し)交流戦は逆に“一人勝ち”で一気にゲーム差を詰めるチャンスでもあるが、その交流戦に向け立浪監督が打ち出した高橋遊撃起用は果たしてどのような結果をもたらすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月23日 20時30分
中日、中村紀洋コーチの配置転換に「監督と対立したのでは」の声 打線強化中の不可解人事が憶測を呼ぶ
今季から中日の一軍打撃コーチを務めている中村紀洋コーチ。23日にNPBが公示した配置転換がネット上で物議を醸している。 NPB公式サイトはこの日、中日が同日付で中村一軍打撃コーチと波留敏夫二軍打撃コーチの役職を入れ替えたことを公示。配置転換を伝える報道によると、中日球団首脳は入れ替えの理由について立浪和義監督の意向だという旨を明かしたという。 >>中日、立浪監督が試合後に謝罪も「謝るのはそっちじゃない」の声 完封負け以上の問題点は<< 中村コーチは現役時代に近鉄(1992-2004)、ロサンゼルス・ドジャース(2005)、オリックス(2006)、中日(2007-2008)、楽天(2009-2010)、横浜・DeNA(2011-2014)でプレーし、「.266・404本・1351打点」といった通算成績をマーク。この実績を立浪監督に買われ、今季から一軍打撃コーチとして入閣していた。 中村コーチの配置転換を受け、ネット上には「え? 中村コーチと波留コーチ入れ替えるの?」、「昨季に比べて打線良くなってるのになぜなんだ」、「数字が悪ければ責任取らされたのかって納得もできるんだが…」と困惑の声が相次いだ。 同時に、「現役時代みたいに監督と対立したのでは?」、「中村コーチの過去を考えると、左遷人事の可能性も全くのゼロでは無さそう」、「育成とか采配の方向性で揉めた説もあり得なくはないか」と憶測のコメントも多数見られた。 「球界ではチーム成績が芳しくない場合に、テコ入れとしてコーチの配置転換が行われることはあります。ただ、中日は22日終了時点でチーム打率が『.246』(昨季は.237)、本塁打数が『28』(シーズン約91本ペース/昨季は69本)、得点数が『143』(シーズン約464得点ペース/昨季は405得点)と昨季以上に打線は機能していることから、中村コーチが成績不振を理由に二軍行きとなったとは少々考えにくい状況です。立浪監督が配置転換を決めた詳しい背景は不明ですが、一部ファンからは中村コーチは現役・DeNA時代に2度(2012,2014)、当時の中畑清監督の采配を批判するような言動があったとして二軍に落とされた過去があることから、指導・育成方針などを巡る対立があったのではと勘繰る声も挙がっています」(野球ライター) 3位広島と5ゲーム差の4位(20勝24敗・勝率.455)で24日からのセ・パ交流戦に臨む中日。上位浮上を狙う上で非常に重要度が高い交流戦を前に、立浪監督が中村コーチを配置転換した真相は果たしてどこにあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月18日 20時30分
中日、立浪監督が試合後に謝罪も「謝るのはそっちじゃない」の声 完封負け以上の問題点は
17日に行われ、中日が「0-4」で敗れたDeNA戦。試合後に伝えられた中日・立浪和義監督のコメントがネット上で話題となっている。 中日はこの日先発・小笠原慎之介が「8回4失点・被安打8・4奪三振」と粘りの投球を見せた一方、野手陣がDeNA先発・今永昇太に「9回無失点・被安打4・13奪三振」の快投を許し完封負け。この敗戦で貯金がなくなり勝率5割(20勝20敗)となった。 中日打線に全く付け入る隙を与えなかった今永について、立浪監督は試合後に応じた取材の中で「(今永が)良かったと思う。初めから『あの真っすぐを捉えないと』というところでスタートして、特に右打者が全く合わなかった」と、速球狙いを指示するもその上をいかれたと脱帽。その上で、「今日は全く歯が立たなかったという攻撃になってしまったので本当に申し訳なかった」と攻略失敗をファンに謝罪したという。 >>中日・根尾、三振直後の一場面に驚き「相当珍しい」 怒りをヘルメットに八つ当たり? コンバートの影響指摘も<< 立浪監督のコメントを受け、ネット上には「完敗を認め素直に謝る姿勢は好感が持てる」、「完封負けに苛つく気持ちもあったけど、監督にこうやって謝罪されたら許さないわけにはいかないな」、「今日の悔しさをバネに次は打ち崩せるよう頑張ってほしい」と称賛の声が寄せられた。 一方、「謝るのはそっちじゃない、牧に好き放題されてることだろ」、「今永よりも牧を何とかしてくれよ、今シーズン打たれすぎだろ」、「牧には今日も1本ホームラン打たれてるし、最優先で対策を考えるべきなのでは」と、DeNA・牧秀悟の名前を引き合いに出し不満を述べるコメントも多数見られた。 「今季の中日はDeNAの主砲である牧に『.375・4本・11打点』と打ち込まれており、17日の試合でも『3打数2安打(うち本塁打1)・2打点』と活躍を許しています。抑えることができていない理由としては“中日投手陣の弱点が牧本人や相手スコアラーにバレている”、“牧の弱点を投手陣がうまく突けていない”ことなどが考えられますが、開幕から約2カ月、牧に分が悪い状況が続いていることを、今永に抑えられたこと以上に問題するべきではと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 17日終了時点で、今季のDeNA戦は「1勝6敗」と黒星が大きく先行している中日。牧に打ち込まれていることも苦戦の一因になっていると思われるが、立浪監督は今後有効な手立てを打つことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月12日 11時45分
中日・根尾の一軍昇格即スタメン、原因は人員不足? 本職ではない外野で起用、立浪監督の意図は
立浪竜への注目度が高まりつつある。主力選手の故障離脱で巨人が勝率を落とし、両チームによる僅差での3位争いが始まったからだ。まだ順位を気にする時期ではないが、2ゲーム差以内で4チームが首位争いをする図式となった。そんな熱い攻防戦が始まろうとしているタイミングで一軍昇格が決まったのが、根尾昂だ。 「ヤクルトに完封勝ちしました(5月11日)。移動日のため、巨人は試合がなく、中日が3位に浮上してきました。でも、中日も打線が低迷しており、立浪和義監督も悩みながらの采配が続いているようです」(名古屋在住記者) 根尾の課題も打撃力不足だった。ファームでは上向き状態にあると聞いていたが…。 >>中日・立浪監督が根尾に苦言、「素直に聞けよ」ファンも落胆 福留も指摘した“悪癖”は改善されていない?<< 根尾が一軍復帰したのは、10日。ヤクルト3連戦の初戦だ。 その試合前の神宮球場でこんな光景も見られた。根尾がショートでノックを受け、その後方で立浪監督がノックバットを片手にジッと見守っていたのだ。 「4月21日の二軍降格以降、ショート再コンバートとなりました。ファーム戦ではもっぱらショートを守ってきました」(前出・同) スタメンで起用するはず。ショートで? しかし、「7番・右翼」だった。立浪監督は「まだ無理!」と判断したのだろう。 蛇足になるが、「スタメンは確実」と思ったのにはワケがある。試合前、ベンチ裏の球場内通路に選手が打撃練習を行う順番表のようなものが貼り出される。レギュラー選手や同日にスタメン起用される選手から先に打撃ケージに入る決まりになっており、根尾の名前が“最初の組”にあったからだ。「スタメン起用してもらった10日は3打数ノーヒットでした」(前出・同) そもそも、今回の一軍再昇格だが、ファームでの奮闘が認められたからではないようだ。新型コロナウイルスの陽性判定者が出たことによる“緊急招集”だった。 「小笠原慎之介が根尾のことを気に掛けていました。ドラフト1位同士、その重圧やその期待に応えられなかった悔しさなど、共通する部分が多いらしく」(チーム関係者) 小笠原の方から根尾を食事に連れ出すなどし、自身の失敗談を聞かせていたという。 「8日の二軍戦で、根尾は救援でマウンドに立ちました。今後、打者と投手の二刀流でやっていくのかというと、そうではないようです」(プロ野球解説者) 調整の一環だという。根尾は「ピッチャーをやるとリフレッシュになる」と言い、中日首脳陣が「飛躍につながるのなら」とゴーサインを出したそうだ。 「立浪監督が根尾に期待しているのは本当です。ショート再コンバートは直接話をして、その上で『やってみろ』と励ましていました」(前出・チーム関係者) 中日が僅差での首位争いを続けるには、投打ともに“もう一人”が必要だ。11日のヤクルト戦は、出番ナシ。チーム事情でまた外野を守る可能性も出てきそうだが、それは立浪監督がバッティングで期待しているからだ。首位争いが続けられるかどうか、それは根尾の覚醒次第だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月09日 22時30分
中日・根尾、“二刀流”は事実上消滅? 立浪監督が明かした一軍起用方針に賛否集まる「残念でしかない」「別に間違ってない」
8日に行われ、中日が「10-5」で勝利した二軍・阪神戦。「2番・遊撃」で先発した中日のプロ4年目・22歳の根尾昂に対する立浪和義監督のコメントがネット上で話題となっている。 同戦の根尾は試合開始から9回表までは遊撃としてプレーしていたが、「10-4」と6点リードで迎えた9回裏にプロでは初めて投手として登板。「0.2回1失点・被安打3・1奪三振」と失点は喫したが、大阪桐蔭高校時代に計測した自己最速記録に並ぶ150キロをマーク。試合後の報道では根尾からタイムリー二塁打を放った阪神・遠藤成が「真っすぐが速かった。スライダーもキレてましたし、すごいなと思います」と称賛するコメントを残したことが伝えられ、ネット上には「二刀流選手としていけるのでは!?」などと二刀流転向を期待する声も少なからず寄せられていた。 ただ、立浪監督は同日に行われた一軍・阪神戦後に応じた取材の中で、根尾の二軍戦登板について「気分転換で投げさせたと思います」、「(片岡篤史)二軍監督もどこかで一回、投げさせるといっていましたので」と本格転向ではなくリフレッシュ目的だったと説明。同時に「一軍に上がったときは、今は遊撃に挑戦しているわけなので、基本は遊撃でいきます」と、一軍では根尾を投手起用する考えはないという方針も口にしたという。 >>中日・根尾、三振直後の一場面に驚き「相当珍しい」 怒りをヘルメットに八つ当たり? コンバートの影響指摘も<< 一軍での二刀流起用を否定した立浪監督の方針について、ネット上のファンからは賛否が集まっている。方針に否定的なファンの間では「何だ、本格転向かと思ったらそうじゃなかったのか」、「投手・根尾を一軍で見られる可能性が無さそうなのは残念でしかない」、「球速、制球は一定のレベルだったし、直球を活かせるような変化球とかを磨けば投手として十分通用しそうなのになあ」と落胆の声が挙がった。 この日の根尾は失点こそ喫したものの球速は一定の数字が出ており、ストライク15球(空振り、ファール含む)、ボール5球と制球もまずまず。このことから根尾には投手の素質があるとして、二軍での限定的な投手起用にとどめておくのは惜しいと考えているファンは多いようだ。 一方、一軍や根尾本人の事情などを踏まえ、立浪監督に否定的なファンに対して「京田が不振でレギュラーいないんだから、レギュラー候補として遊撃に専念させる方針は別に間違ってないだろ」、「遊撃と外野を行ったり来たりしてる根尾をこれ以上動かすのは本人のためにならない」などと反論しているファンもいる。 中日は正遊撃手・京田陽太が攻守の不振により抹消された5日から、一軍に遊撃レギュラーが不在。こうした状況の中、京田から立場を奪えず一時外野にコンバートされ、そこでも定位置をつかめずに4月下旬から遊撃に再転向している根尾に再度本職以外のポジションに就かせるのは、チームにとっても本人にとっても悪手だと反対する意見も少なからず挙がっている。 ファンの間でも賛否が分かれるなど議論を巻き起こしている立浪監督の根尾起用方針。二刀流はさせず遊撃一本で起用するという判断は果たして吉凶どちらに転ぶのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月28日 16時30分
中日、Aクラスから一気に転落の危機? “首位打者”大島も長期離脱のピンチか、故障者大量発生に懸念相次ぐ
27日に行われた中日対阪神戦。「1-3」で中日が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが中日のプロ13年目・36歳の大島洋平の死球交代だった。 「1-2」と中日1点ビハインドの5回表2死二塁。同点機で打席に入った大島に対し、阪神先発・西勇輝が4球目に投じた144キロストレートが膝元へ。大島は両足を後ろに引いて避けようとしたが、ボールは右膝裏付近に直撃した。 地面に倒れ苦悶の表情を浮かべた大島は、駆け付けたトレーナーらの肩を借り立ち上がると、右足を引きずりながらベンチへ下がりそのまま交代。試合後の報道によると、立浪和義監督は大島が交代後に向かった病院で「骨には異常はない」と診断されたことを明かしたが、28日の出場可否については不透明だと説明したという。 >>中日・根尾、三振直後の一場面に驚き「相当珍しい」 怒りをヘルメットに八つ当たり? コンバートの影響指摘も<< 大島の負傷交代を受け、ネット上には「相当痛そうにしてたけど大丈夫なのか」、「不動の1番バッターの大島が怪我で抜けるとかなりマズいぞ」、「リーグ打率トップ(.354)の大島が長期離脱なら終戦だから本当に軽症であってほしい」と心配の声が相次いだ。 同時に、「大島交代の直後に勝野(昌慶)が怪我したのもショックが大きい」、「しれっと桂(依央利)の負傷まで判明しててもう辛すぎる」、「勝野、桂は抹消っぽいし、大島も回復長引く可能性あるしで今後が憂鬱でしかない」と、他の故障者を引き合いに出しため息をつくファンも多かった。 「28日の試合では大島が負傷交代した直後の5回裏2死三塁の場面で、先発・勝野昌慶が左脇腹の違和感を訴え緊急降板。さらに、試合後の報道では控え捕手・桂依央利が試合前練習で不在だったことを聞かれた立浪監督が『自打球がここ当たったでしょ。急所に。手術しないといけない』と、急所に手術が必要なレベルの怪我をしたと説明したことも伝えられています」 「1日で3名の故障者が出たのはチーム状況や起用法などが原因ではなく、あくまで各選手の不運が重なった結果だと思われます。ただ、理由はどうあれこれだけ一気に怪我人が出ると、今後の戦いに確実に悪影響が出ると肩を落としているファンも少なくないようです。なお、28日の報道によると勝野は左わき腹痛、桂は下半身に外科的処置を取ったことを理由にそれぞれ登録を抹消されており復帰時期は不明。大島は同日時点では抹消はされていませんが、患部の状況次第では一転して抹消される可能性はもちろんありますし、今回の死球で打撃フォームが狂い不振に陥るという展開もあり得なくはないでしょう」(野球ライター) 27日終了時点では「12勝11敗・勝率.522」でリーグ3位につける中日。だが、故障者続出の影響でここから一気に低迷する可能性もゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
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