プロ野球
-
スポーツ 2022年10月04日 10時20分
決戦を制したオリックスがソフトバンクから逆転V! 8年越しのリベンジに込められたチーム&ファンの思い
1ゲーム差で首位の福岡ソフトバンクを追っていた2位のオリックスが、2日に行われた東北楽天戦(楽天生命パーク宮城)で、楽天に勝利。それから約2分後、ソフトバンクがロッテ戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)に敗れたため、オリックスとソフトバンクが同率で並んだことから、規定により直接対決で今季ソフトバンクに勝ち越しているオリックスが2年連続のリーグ優勝を果たした。 オリックスにとって、10.2とは今から8年前の2014年、福岡ヤフオクドーム(当時)で行われた福岡ソフトバンクとの10.2決戦が忘れない。この日最終試合だった1位の福岡ソフトバンクが勝てば優勝、敗れれば2試合残している2位のオリックスに優勝の可能性が残るという大一番。先制されたオリックスは同点に追いついたが、最後は福岡ソフトバンクがサヨナラ勝ちを収めて、リーグ優勝を果たしている。オリックスは残り2試合を勝利したため、最終的にゲーム差はなかった。この時、涙した選手の中で今年もオリックスで一軍出場したのは、T-岡田、安達了一、比嘉幹貴、平野佳寿といったメンバーと、フロント陣である。 この年は、BsGirlsの結成、ファンクラブ改革の他、「さらに、ひとつになろう!」というスローガンのもと、チームがまとまっていた。編成面(主にドラフト)を改革したのもこの頃で、優勝メンバーにはこの年以降に獲得した選手が中心となっている。『オリ姫』の原点である『カメラ女子』企画を始めたのもこの頃だ。2014年シーズンはとにかく本拠地で勝ちまくったこともあり、Bクラスの常連だったオリックスからは「行けるんじゃないか」というムードが溢れていたという。しかし最後、福岡ソフトバンクに敗れたことで、現実を叩きつけられてしまう。 オリックスは昨年リーグ優勝を果たすまで、その間、Aクラスすら入れていない。2014年のドラフトで入団した選手からは「僕たちはクライマックスシリーズすら経験していないので、まずはクライマックスシリーズに出たいです」という声も聞かれた。あの日、選手とともに悔し涙を流したファンの中からも「昨年リーグ優勝したのは嬉しかった」としつつ、「でもホークスに勝って優勝したかった」という声は少なくなかった。 今回は直接対決ではなかったが、あれから8年が経ち、オリックスが成し遂げた運命の10.2で福岡ソフトバンクとの優勝争いを繰り広げた末のリベンジは、実にドラマチックである。(どら増田)
-
スポーツ 2022年10月03日 21時30分
ソフトB・泉に「もう試合出るな」厳しい声 号泣はメンタル崩壊の表れ? 背信投球は過去のキャリアにも原因か
2日に行われ、ソフトバンクが「3-5」で敗れた今季最終戦のロッテ戦。同戦に登板したソフトバンクのプロ4年目・25歳の泉圭輔の試合後の姿がネット上で話題となった。 泉は「2-0」とソフトバンク2点リードの6回裏に2番手として登板したが、1死一、二塁から山口航輝に逆転の16号3ランを被弾。この後チームは劣勢を覆せないまま試合に敗れ、同日に楽天を下したオリックスに逆転のリーグ優勝を許す結果となった。 V逸の“戦犯”となった形の泉だが、試合後の挨拶では終始下を向いて涙を流しており足元もおぼつかないまま。板東湧梧、嘉弥真新也、森唯斗といった同僚から代わる代わるそばに付き添われ励まされたが、挨拶を終えベンチに戻った瞬間にその場で泣き崩れるなど、終始自責の念にさいなまれていたような様子だった。 >>ソフトB・甲斐の態度に「一気に嫌いになった」と批判 止まないバッシングに反抗? サヨナラ負け直後の“ガムクチャ”が物議<< 中継カメラが映した泉の姿に、ネット上では「悔しかったらやり返せ! まだCSが残ってるぞ!」などと激励の声が上がったが、それ以上に「泉には悪いが、もう残り試合は出るな」、「先月から不調気味、今日の被弾でメンタルも崩壊となればCS(クライマックスシリーズ)で使う意味は薄いかな」、「苦手チーム出てくるポストシーズンで無理に使うよりは、早めにオフ入らせる方がマシでは」といった“今季終了”を望む意見が寄せられた。 「今季の泉は7月下旬のオールスター明けごろからリリーフ陣の一角に定着し、2日試合前時点で『29試合・0勝1敗6ホールド・防御率2.89』と一定の数字をマーク。ただ、9月は勤続疲労の影響からか、『14登板・0勝0敗5ホールド・防御率3.72』と失点が増加しており、10月最初で最後の登板となった2日も3失点と結果は出せませんでした。元々不調気味だったところに精神的ダメージも重なったとして、ファンの中には首脳陣は泉をCSに同行させず、一足先にオフに入らせた方がいいのではという指摘も散見されます。泉はCSファーストステージで戦う西武(防御率7.20)、西武撃破ならファイナルでぶつかるオリックス(4.15)はどちらも苦手としているため、首脳陣としては使いどころが難しい面は否めません」(野球ライター) プロ1年目の2019年から今季にかけ「115登板・3勝5敗23ホールド・防御率2.66」といった通算成績を残している泉は、リード・ビハインドにかかわらず点差が離れた場面での起用が多かった投手。接戦や勝ちパターンとしての経験はまだ浅い点も2日の試合で致命的一発を浴びた要因であり、短期決戦でシーズン以上に継投ミスが許されないCSでの起用に疑問符がつけられている理由といえるだろう。 2日の試合後、敗戦投手となった泉を「ずっとジョーカー的な存在で、いいところで抑えてくれていた」と全く責めずにかばったという藤本監督。憔悴した右腕にリベンジの機会を与えることは果たしてあるのだろうか。 文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年10月03日 19時30分
中日・立浪監督に「人間性を疑う」最終戦後コメントに批判 二軍送りは見せしめ? 京田冷遇の真相明かし物議
2日に行われた広島戦に「3-0」で勝利し、今季成績が「66勝75敗2分・勝率.468」で確定した中日。試合後に報じられた立浪和義監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、試合後に取材に応じた立浪監督はセ・リーグ最下位に沈んだ今季の戦いを総括。その中で、今季序盤に物議を醸したプロ6年目・28歳の京田陽太の処遇について「チームを締めるために、刺激を入れるためにも京田をああいう形にした」と真相を明かしたという。 立浪監督は5月4日の敵地DeNA戦で空振り三振、打球後逸など攻守に精彩を欠いた京田に5回表、代打を送りそのままベンチ内で名古屋・二軍への強制送還を指示。実際に京田は翌5日に登録を抹消された。ネット上で酷ではという意見もあったこの処遇の理由について、立浪監督は当時「もう戦う顔をしていないんで外した」とコメント。同戦前時点で「.157・2本・7打点」と不振を極めていた京田に闘志や覇気が感じられなかったためと説明していた。 >>中日・京田に「どういう神経してんだ」数々の問題行動から厳しい声も トレード説浮上でトレンド入り、ファンもアンチも多い?<< 今回の立浪監督のコメントを受け、ネット上には「あの懲罰降格って見せしめだったの? それは京田が可哀想すぎない?」、「選手を苦戦のスケープゴートにするなんて人間性を疑うんだが」、「チームを引き締めるために、たまたま不振だった京田をいいように利用したのは納得いかない」といった批判が相次いだ。 京田冷遇の真相に不満の声が集まる中、一部からは総括の中で飛び出た別のコメントも問題視されている。報道陣から今季の収穫について聞かれた立浪監督は、「収穫あるかな…。何かありますか?」とこれといった好材料は思いつかないという旨をコメント。これを受け、ファンの間からは「頑張ってた選手もいるのに収穫ナシ扱いは失礼では」、「岡林(勇希/外野手)とか高橋(宏斗/先発)とか、今季台頭した選手もいるにはいたのに…」といった反論も上がっている。 総括の最後に「秋からもう1回しっかりと出直して、とにかく皆さんの期待に応えられるようなチームをめざしてわれわれスタッフ、選手を含めて頑張っていきます」と秋季キャンプからの出直しを誓った立浪監督。ファンの期待を裏切った今季の経験を来季以降に活かすことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2022年10月03日 17時30分
DeNA、“若返った”藤田がポストシーズンのキーマンへ! 日本一経験者へ高まる期待
2位フィニッシュが確定し、クライマックスシリーズに向けて調整試合の続くベイスターズ。開幕投手を務めたがコロナで離脱した東克樹の中継ぎ、今シーズン途中育成から支配下を勝ち取った石川達也らがテスト起用されるなど、着々と日本一への道を模索している状況だ。 そんな中、9月28日に一軍に合流してきたベテラン・藤田一也の存在感が増してきた。29日のドラゴンズ戦で7月3日以来の打席に立つと、山本拓実の投じた6球目のストレートを強振。ボールはライトポール際に伸びていくも惜しくもファールとなったが、次のシンカーをコンパクトに振り抜きセンターにクリーンヒット。 2日の本拠地・横浜スタジアムでの今シーズン最終戦では5回に代打で登場し、森敬斗とのヒットエンドランを敢行。鋭い当たりがセカンド頭上を襲ったが、惜しくもボールは吉川尚輝のグラブに収まる不運に見舞われた。その後はサードに今シーズン初となる守備につき、7回には慣れ親しんだセカンドへ守備位置変更。その裏の攻撃ではチャンスで凡退となったが、しっかりと引っ張りランナーは進めてみせた。8回にはゴロとフライの2回の守備機会をなんなくこなし、9回のワンアウト一、二塁のケースでは昨日手も足も出なかったジャイアンツの抑えの切り札・大勢の153キロのストレートを引っ張り、セカンドゴロに打ち取られるもランナーは進め、一打サヨナラの場面は作った。 三浦大輔監督も「春先は守備にはつかなかったですけど、あえて2つ守ってもらいました。もちろん守備は(うまいことを)分かってますから。でも一応一軍では久しぶりでしたから守ってもらいました。問題なかったです」とニヤリ。「代打でも守備でも。コンディションも良さそうですし、練習を見ていても若返って帰って来たかなってイメージです」とCSでも戦力になるとの考えを示した。 春先は代打の切り札として2回もお立ち台に登った藤田一也。横浜愛にあふれた“ハマの牛若丸”は、楽天時代に培った日本一の経験を胸に、若い三浦ベイスターズをノセていく。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年10月03日 11時30分
ロッテ・井口監督、突然の退任表明に場内とネットが騒然!「次の指揮官にバトンを移していきたい」
千葉ロッテマリーンズは2日の試合終了後、井口資仁監督と河合克美代表取締役オーナー代行兼社長が退任すると発表した。井口監督は自身の意向、河合氏は任期満了としている。 ロッテはこの日、本拠地最後にして公式戦最終戦となった千葉・ZOZOマリンスタジアムで、福岡ソフトバンクホークスと対戦。5-3で勝利。ソフトバンクの胴上げを阻止した。チームは69勝73敗1引き分けの5位。昨年はオリックスとの優勝争いの結果、2位となったが、クライマックスシリーズではファイナルステージに進出もオリックスに1勝も出来ず涙を飲んだ。 ファンを前に挨拶に立った井口監督は「球場に足を運んでいただいたファンのみなさん、そして全国から応援していただいたファンのみなさん、今シーズン本当に熱い声援ありがとうございました。昨年、一昨年と2位となり、今年こそ頂点をつかもうということでキャンプインし、シーズンをスタートしました。残念ではありますが、ここをもってシーズンを終了してしまったこと、3年ぶりにBクラスになってしまったこと、これは本当に私の責任だと思っております」と言ったところでザワつくスタンド。 続けて、「2025マリーンズプロジェクトに向けて突き進んで参りましたが、道半ばではありますが、私は今シーズンで退任させていただき、次の指揮官にバトンを移していきたいと思います。私事ですが、マリーンズで現役9年、監督で5年、計14年、本当にファンと一緒に戦い、応援していただいたこと、本当にありがとうございました。そして、そしてここに、後ろにいる若い選手たち、一日一日、一歩一歩成長してます。長い目で見守っていただき、来年、再来年、そしてその先と飛躍することを期待いたしましょう。本当に1年間ありがとうございました」とまさかの退任発表。これにはこの日集まった完売のマリンのファンからは引き止める声も飛んでいたが、SNSでもトレンド入りするなど騒然となった。 球団は後任人事について、「後日発表します」としている。(どら増田)
-
-
スポーツ 2022年10月03日 11時00分
オリックス、大逆転優勝の立役者は能見? チームを奮起させた知られざる叱咤激励とは
さまざまなドラマ、人間模様が交錯して生み出されたのが、オリックスバファローズの「世紀の逆転優勝劇」だった。※ ※ 首位ソフトバンク 76勝64敗2分け 2位オリックス 75勝65敗2分け※ ※ 10月2日の最終戦前、ソフトバンクに優勝マジックナンバー1が点灯していた。ともに今季最終戦を迎えるが、オリックスが逆転するには「勝利」が必須。ソフトバンクは引き分け以上で逃げ切れる。この状況から「オリックス劣勢」が予想されていたが、オリックスが勝ち、ソフトバンクが負けて勝率で並んだ場合、両チームの直接対決による勝敗結果で順位が決まる。パで唯一、負け越したチームがオリックスだった。 >>オリックス・中嶋監督の審判批判に「ただのいちゃもん」と指摘 敗戦招いた落球判定に激怒も、誤審ではない?<< 「1日の埼玉西武戦で、ソフトバンクはサヨナラ負けを喫しています。延長戦に突入し、代打攻勢でキャッチャーが若い海野隆司に代わりました。西武・山川穂高がフォークボールを待っていたのを見抜けなかったんです」(プロ野球解説者) 敗戦のダメージだろう。最終決戦前、重苦しい空気も漂っていた。 そんなソフトバンクに追い打ちを掛けたのが、対戦相手である千葉ロッテの“異変”。突如、井口資仁監督が辞意を表明した。 「球団から続投要請も出ていたんですが。退任は選手も本当に知らなかったみたい。『最後は勝利で』と、ロッテは必死でした」(スポーツ紙記者) 楽天生命パーク宮城でオリックスが勝利する。その直後、球場バックスクリーンに「ロッテ対ソフトバンク」の試合映像が映し出された。9回、ソフトバンクの最後の攻撃は2アウト、瞬く間にゲームセットとなり、オリックスの2年連続優勝が決まった。 「本当に感無量と言いますか、こんなことが起こるのか、と。信じられない気持ちです」 敵地・楽天生命パークだったから、中嶋聡監督は静かな口調で語った。 チーム関係者の一人が“仙台での胴上げ”となったことについて、こんな秘話を教えてくれた。 「7月16日の仙台遠征中でした。能見篤史が選手全員をブルペンに集め、怒ったんです。『このままじゃ勝てない。何とかしようという去年みたいな気持ちが見えない』って。信頼するベテランの言葉だから、みんなに響いたんです」 能見は今季限りでの引退を表明している。 ベテランが気合を入れた球場で優勝が決まったのも、不思議な巡り合わせである。さらに付け加えるとすれば、10月2日の楽天の先発投手は田中将大。能見が怒った7月16日も「対田中」で、敗戦を喫している。田中と再び対峙したことで“能見の言葉”を思い出したのかもしれない。 「中嶋監督は先発投手と相手チームの相性を優先するタイプです。最終戦の先発マウンドを任された田嶋大樹は、今季楽天戦で5勝無敗。緊張することはなかったと思います」(前出・チーム関係者) また、対戦チームの報告書よりも自軍選手の体調や好不調を把握しようとするタイプでもある。焼酎の炭酸割りを片手に一人で考え込んでいたそうだが、それは「敗戦の責任は監督にあって、選手は関係ない」と思っているからだ。実直な指揮官が手繰り寄せた優勝劇である。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年10月01日 17時30分
阪神次期監督内定の岡田氏、15年ぶり再登板は諸刃の剣か 悪しき伝統が蘇る危険性も?
猛虎再生は果たせるだろうか。 阪神タイガースの来季監督に、球団OBの岡田彰布氏の就任内定が伝えられている。2008年シーズン以来15年振りの「再登板」となり、岡田氏自身では2012年にオリックス監督退任以来の現場復帰だ。 1985年の「阪神フィーバー」の立役者の一人であり、選手、監督としてもタイガース史にその名を刻んできた岡田氏。しかし、次期監督としてその名が紙面を賑わせた際には、やはり違和感が拭えなかった。 これまで、金本知憲前監督、矢野燿大現監督と若手起用が続いてきたことや、長年に渡りコーチングスタッフとして阪神を支えている平田勝男現2軍監督の昇格が有力視されていたこともあり、岡田氏の復帰は唐突に路線変更が行われた感が強い。 また、岡田氏の監督としてのキャリアも決して眩いものでは無い。前回の阪神監督時には、2005年にリーグ優勝を成し遂げているものの、日本シリーズでは千葉ロッテに0勝4敗で完敗を喫し、2008年ペナントレースでは夏場まで首位を独走するも、後半戦で失速し巨人に13ゲーム差を引っくり返され優勝を逃した。 2010年からオリックスを率いた際にも、3シーズンで全てBクラスという結果に終わっていることからも、阪神の17年連続V逸に終止符を打てるのか疑問符が付く。 さらに、今季は終盤こそCS争いを演じるまで盛り返したものの、キャンプイン前日に矢野監督が退任を宣言したことで物議を醸し、加えて開幕からリーグワーストの9連敗というつまずきもあったことから、来季はネガティブな空気を一掃し、再起を期すべきシーズンとなるはずだ。 日本一という栄光も知り、球団の象徴的存在の一人でもある岡田氏。しかし、名門立て直しに相応しい人物となり得るかは不透明のままだ。阪神やオリックス、さらには現場を離れてもその歯に衣着せぬ言動でも知られてきているだけに、久しく無縁だった「お家騒動」の火種としても、不安視する見方も強い。 加えて、今年の11月で65歳を迎える岡田氏が正式就任となれば、巨人・原辰徳、西武・辻発彦の両監督を上回り、(現時点の)球界最年長監督として位置づけられる。まさに「重鎮」としての存在となることは明らかだが、40・50代の指揮官が実績を残している現在の球界で、どれだけ手腕を発揮できるだろうか。 虎党ならずとも、複雑な思いを抱かざるを得ない今回の監督人事。再建への確かな一歩となるのだろうか。(佐藤文孝)
-
スポーツ 2022年10月01日 11時00分
ソフトB退団のベテラン、なぜ移籍先で活躍できない? 松田も復活絶望か、失敗例とは複数の共通点アリ
これまでソフトバンク一筋(2006-)でプレーし、昨季までに「1867試合・.266・301本・984打点・1811安打」といった数字を残したプロ17年目・39歳の松田宣浩。28日に球団が発表した今季限りの退団はネット上で話題となった。 今季は打撃不振にチームの世代交代も重なり、「43試合・.204・0本・7打点」とほとんど活躍できていなかった松田。今後は他球団で現役を続行する道を模索するというが、ネット上には「仮に移籍できても復活は無理だろうな…」、「内川、川島と同じような道を辿るのがオチでは」といった厳しい意見も見られた。 >>二軍降格のソフトB・松田、このまま退団・引退? 藤本監督の決断に心配の声も「愛想尽かされかねない」<< 「ソフトバンクは一昨年に当時プロ20年目・38歳の内川聖一、昨年も当時プロ16年目・38歳の川島慶三と、ここ数年は主力級のベテランをスパっと切る人事が頻発。両名は今回の松田と同じく現役続行の意思を持ったままチームを去り、内川はヤクルト、川島は楽天とどちらも新天地への移籍に成功しました。ただ、内川はヤクルト加入後の2年間で『44試合・.209・0本・2打点・14安打』とほとんど数字を残せないまま、28日に今季限りでの引退を表明。川島も楽天1年目の今季は『12試合・.136・1本・6打点・3安打』とサッパリで、今オフに戦力外通告を受ける、あるいは自ら引退を決断する可能性も否定はできません。ファンの中にはこの両名を引き合いに、松田も仮に新天地が見つかっても活躍は見込めないのではという意見は散見されます」(野球ライター) ソフトバンクは支配下・育成合わせ105名(12球団最多)の選手を積極的に入れ替え・競争させることで戦力を維持している関係上、他球団に比べベテランが人員整理の対象になりやすいとされている。球団の引退打診を受け入れた、もしくはその前に自ら引退を決めた選手へのアフターケアは手厚く、直近では本多雄一(2018年引退)、長谷川勇也・高谷裕亮(共に2021年引退)といった選手を引退以降もコーチとしてチームに在籍させているが、そうでない選手については本人の意思を尊重する形で放出することが多い。 内川、川島の両名はソフトバンク退団時点で、内川が「1977試合・.303・196本・957打点・2171安打」、川島が「874試合・.252・37本・179打点・480安打」といった通算成績をマーク。内川はクリーンアップ、川島は内野全てを守れるユーティリティとして長らくチームに貢献した。 ただ、退団年までの3シーズンに絞ると内川は「208試合・.251・20本・71打点・196安打」、川島も「162試合・.276・6本・28打点・86安打」とほとんどの数字が落ち込んでいた。両名が新天地で活躍できなかったのは、元々実力が衰え気味だったこともあり競争を勝ち抜けなかったという面はあるだろう。 一方、人となりを考慮すると、移籍先球団からはそもそも実力以外の部分を期待されていたという見方もできる。内川、川島はどちらもストイックで練習熱心な性格の持ち主で、ソフトバンク在籍時には多くの後輩に好影響を与えてきた。新天地でもその役割を期待された結果、二軍で若手のお手本役を務める日々が主となり、結果的に一軍での出場機会に恵まれなかったとみることも可能だろう。 今回退団が決まった松田は内川、川島と同じく直近3年間は「274試合・.228・27本・100打点・193安打」と低迷したが、野球に取り組む姿勢には定評がある選手。両名と同じく不振に苦しむのか、それとも劇的な復活を遂げるのか、そもそも新天地は見つかるのか。今オフ以降の動向も要注目だ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年09月30日 19時55分
ソフトB・藤本監督、ロッテへの発言に「馬鹿にしてるのか」ファン激怒 決戦前コメント、オリ山本は打てないと決めつけ批判
30日のソフトバンク対楽天戦前に伝えられた、ソフトバンク・藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、藤本監督は試合前に応じた取材の中で「(プレッシャーは)ありません」、「うちは勝つだけです」と同戦の勝利に闘志を燃やす。一方、「オリックスが今日勝ちますから」、「オリックスは山本君ですよ。間違いないでしょ」と、リーグ優勝を争っている2位オリックスも勝利は確実という見解を示したという。 前日の楽天戦に勝ち優勝マジックを「2」とした首位ソフトバンクは30日の楽天戦に勝利した場合、同日にロッテと戦うオリックスが引き分け以下に終われば優勝が決定。ただ、藤本監督はエース・山本由伸(25登板・15勝5敗・防御率1.65)を先発させるオリックスがロッテに負けることはほとんど予想していないようだ。 >>ソフトB・甲斐の態度に「一気に嫌いになった」と批判 止まないバッシングに反抗? サヨナラ負け直後の“ガムクチャ”が物議<< この藤本監督のコメントを受け、ネット上には「ロッテが山本打てるわけないって…これ問題発言では?」、「いくらなんでもロッテに失礼だろ、馬鹿にしてるのか」、「なんてこと言うんだこの監督は、何事もやってみないと分からんだろうが」、「ここまでオリックス勝利を断言されたら、ロッテ側としてはいい気はしないだろうな」といった批判が寄せられた。 ただ、ファンの反応は批判ばかりではなく、一部からは藤本監督の見方は間違ってはいないと同調する声も上がっている。今季の山本は30日試合前時点でロッテ戦に5回登板し、「5勝0敗・防御率1.35」と負けなし。また、9月は「4登板・4勝0敗・防御率1.13」と一貫して好調をキープしている。ネット上には「ここまでロッテカモにしてる由伸が今日負けるのは想像しにくい」、「データ的には間違ってないんだよな…わざわざ口に出す必要は無かったと思うけど」といった意見も散見される。 リーグ優勝がかかる大一番を前に物議を醸した藤本監督の発言。見解通りにオリックス、山本が勝利するのか、それともロッテが6度目の対戦で今季初黒星をつけるのか。両球団をはじめ多くのファンの注目が集まっている。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2022年09月30日 18時45分
日本ハム・清宮に「去年までとは別人」と驚きの声 新庄監督の酷評で奮起? TVでの自己評価が話題
日本ハムのプロ5年目・23歳の清宮幸太郎が、30日放送の『イチモニ!』(HTB北海道テレビ)にVTR出演。番組内での発言がネット上で話題となっている。 番組ではプロ5年目のシーズンを間もなく終えようとしている清宮のインタビューを放送。清宮は「128試合・.221・18本・54打点」(29日終了時点)といった数字を残している今季の振り返りや、プライベートで仲がいい同僚選手などを語った。 >>日本ハム・清宮に「何回やらかすつもりだ」呆れ声 無人の一塁にためらいなく送球、止まらない軽率ミスに批判<< 注目が集まったのは、今季マークしている打撃成績への自己評価。打撃3部門における清宮のキャリアハイは打率が.204(2019/規定未到達)、本塁打が7本(2018-2020)、打点が33打点(2019)。今季はその全てで数字を更新しているため、プロ5年間で最高のシーズンだと評価しているファンは少なくない。 ただ、清宮自身は今季成績について「数字が全然まだまだなので、悔しいところかなとは思います」と厳しく評価。加えて「浮き沈みが激しい、打てない時はとことん打てないというのが多かった」と、数字を伸ばせなかった原因についても自己分析した。 今季の清宮は5月(.262)、6月(.246)、9月(.286)は一定の打率を残した一方、3・4月(.180)、7月(.213)、8月(.127)は低迷と安定感は今ひとつ。「調子が悪くなってきた時にすぐ戻せる技術とかメンタルを身につけたい」と、心身両面をレベルアップさせこの課題を克服したいと今後を見据えた。 この清宮のコメントを受け、ネット上には「清宮が凄いストイックな発言しててビックリした」、「えらい自己評価が辛いな、満足感あっても不思議じゃない成績なのに」、「あの清宮が自分に厳しいなんて、去年までとは別人だな」、「プロ入り当初は無安打でも感覚は良かったとかなんとか言ってたのに…人は変わるものなんだな」といった反応が寄せられた。 清宮は無安打に終わった試合後に「体重移動や間合いなどがいい感じだった」と自賛したり(2018年)、減量を勧めた新庄剛志監督に「瘦せてしまったら打球が飛ばなくなるのが怖い」と反発したり(2021年)と、自分自身への認識が甘い面があることがしばしば伝えられている。これまでとは違い、自分に厳しい一面を見せたことに驚いたファンは少なくなかったようだ。 向上心がにじむ清宮の発言が話題となる中、一部からは新庄剛志監督の苦言も影響しているのではという指摘も上がっている。新庄監督は12日・ロッテ戦後に「これだけチャンスを与えて(打率)2割2分以下の選手は、やっぱりつかめなかったとしか判断できない」と、同戦終了時点で打率「.201」だった清宮も含む自軍野手を酷評。ネット上には「低打率はダメって監督の檄も効いてるのか?」、「もっと数字出さないとレギュラー獲れないって尻に火がついてるんだろうな」といった見方も散見される。 昨季は一軍未出場に終わったが、今季は開幕からここまで一貫して一軍で起用されている清宮。番組内では「これだけたくさん試合に使っていただいた。こればっかりは感謝してもしきれない」と新庄監督への感謝も口にしたが、来季は本格ブレークで恩返しすることができるだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
“大谷MVP無理”で炎上の石毛元監督、見る目の無さは昔から? オリ監督時代に物議を醸した助っ人の処遇とは
2021年11月27日 11時00分
-
スポーツ
ロッテ・松永、育成打診発表に疑問 「言えない情報がある」里崎氏も過去に示唆、“音沙汰無し”が長引く事情は
2021年11月26日 20時30分
-
スポーツ
中日・又吉のFA流出は「逆に補強になる」? ソフトB調査報道に期待の声、投打で狙い目になり得る選手は
2021年11月26日 15時35分
-
スポーツ
オリックス・中嶋監督、ヤクルト守護神の攻略法を掴んだ? 選手らが打席で見せた気になる動きとは
2021年11月26日 11時00分
-
スポーツ
DeNA・石井コーチの帰還にオールドファン歓喜! 他球団を渡り歩いた“リビングレジェンド”の手腕に期待
2021年11月25日 17時30分
-
スポーツ
オリックスバッテリーの配球に球界OBが「本当に解せない」 裏目に出たスライダー多投に苦言、選手擁護の声も
2021年11月25日 15時30分
-
スポーツ
オリックス・中嶋監督、日シリ先発を思わず漏らす? 複数の候補者浮上にヤクルトは混乱か
2021年11月25日 11時00分
-
スポーツ
オリックス・宗、敗戦を招いた守備ミスは中嶋監督が原因? 落球・悪送球連発は直前の継投策が引き金か
2021年11月24日 15時30分
-
スポーツ
オリックス・杉本、シリーズ初弾に自身も驚き「まさか入るとは」 結果は空砲もヤクルトは本当の狙いに恐怖?
2021年11月24日 11時35分
-
スポーツ
DeNA、“ラスト正捕手”相川も入閣! 兄貴分・三浦監督をアシストする捕手陣整備に期待
2021年11月22日 17時30分
-
スポーツ
阪神・糸井の一塁転向示唆に「外野にとどまる方がマシ」冷ややかな声 矢野監督も驚きの独断は裏目に出る?
2021年11月22日 15時30分
-
スポーツ
ヤクルト・高津監督がブルペンで投手を叱咤! 高橋の日シリ投球にも好影響? 春季キャンプで踏襲したノムさんの教えとは
2021年11月22日 11時20分
-
スポーツ
オリックス日本シリーズ初戦は吉田正尚のミラクルサヨナラ打で先勝も第2戦は完封負け!
2021年11月22日 11時00分
-
スポーツ
日本ハム・新庄新監督に清原氏が「OBはみんな嫌な気分」 派手な服装への苦言が物議、過去に敵軍や審判を怒らせたことも
2021年11月20日 11時00分
-
スポーツ
日本ハム・大田の意味深発言が憶測を呼ぶ 他球団からのオファーを匂わせ? 直近成績から冷ややかな見方も
2021年11月19日 20時30分
-
スポーツ
阪神・高橋の長期離脱危機に「矢野監督のせい」首脳陣批判も 無理なCS投入が裏目に? 左ひじ手術発表が物議
2021年11月19日 18時30分
-
社会
坂上忍「嫌いなチームの野次言ってた」面と向かっては言えないと主張も「誹謗中傷と同じ」の指摘集まる
2021年11月19日 17時00分
-
スポーツ
広島・大瀬良のFA残留は床田のおかげ? 球団広報が明かした裏話に驚きの声、2年前にも主力の流出阻止に貢献
2021年11月19日 15時30分
-
スポーツ
巨人、育成・山下の退団は特に問題ナシ? “高卒首位打者”がファームで干され気味だったワケは
2021年11月19日 11時00分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分