オリックス
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スポーツ 2022年10月28日 11時00分
オリックス・中嶋監督、村上に続きオスナ攻略も目前? 高津監督とは真逆の強気継投で見抜いた弱点は
10月27日、吉田正尚の2ランでオリックスが劇的なサヨナラ勝ちを収めた。2勝2敗1分けとなり、今年の日本シリーズは少なくとも第7戦まで行われることが確定した。 「投手起用」とは、監督が選手に伝える“強いメッセージ”でもあるようだ。 試合開始前、両チームのベンチ入りメンバー表を見て、ちょっと驚いた。オリックス・中嶋聡監督が宇田川優希と山崎颯一郎を外した。両投手とも、前夜の「投のヒーロー」である。 「再び神宮球場に戻っての第6戦以降を見据えての温存策でしょう」(在阪メディア) 前夜は早めの継投策が功を奏した。この日は先発の田嶋大樹に長いイニングを投げてもらうゲームプランなのだろうか。 >>オリックス・中嶋監督、ベンチ蹴り上げ福田に激怒! 吉田も塁上であ然、同点打潰した走塁ミスに批判<< また、試合前の練習光景も対照的だった。前日は“開き直っていた”のか、オリックスナインは明るかった。しかし、27日は違った。打撃練習中が特にそうだったが、終始、無言。ピリピリとした緊張感が漂っていて、取材陣もお喋りができないほどだった。 「ここまで4戦を終え、チームに一本のホームランも出ていません。4点以上の得点を挙げた試合もなく、味方投手の精神的負担も大きくなっていました」(チーム関係者) 試合はヤクルトが先制し、オリックスが追い掛ける展開となった。 両ベンチの心理戦が始まったのは、試合中盤の5回だった。 「ヤクルトの主砲・村上宗隆を平凡な一塁ゴロに仕留めたものの、一塁ベースカバーに入ったピッチャーの田嶋が捕球ミスをし、併殺プレーが成立しませんでした。ここで、中嶋監督は『投手交代』を決断しました」(前出・在阪メディア) 2番手・比嘉幹貴が後続をピシャリと抑えた。 この時点でのスコアは2対2。「これ以上の失点は…」「1点もやらない」、そんな緊張感が伝わってきた。その直後、4番・吉田にチーム初アーチが出る。 「交代かな?」 一発を献上したのは、山下輝。ルーキーのシリーズ先発は1992年の石井一久(現・楽天GM兼監督)以来、球団としては30年ぶりとなる。そんな重圧の掛かるマウンドを3点に抑えてきたのは立派だが、高津臣吾監督は吉田に一発が出た後も動かなかった。 「1点勝ち越されたくらいで動じるな」 高津監督の落ち着き払った度胸が6回表の逆転に繋がったと言っていいだろう。 山下は5回で交代となったが、被弾したそのイニングも3アウトを取って、ベンチに下がった。4対3、ヤクルトがリード。中嶋監督は阿部翔太、平野佳寿、ワゲスパックと、勝ちパターンで使うリリーバーを投入していく。 ワゲスパックが村上、オスナを2者連続三振で仕留め、9回裏最後の攻撃へ。吉田のサヨナラ弾は、攻めのピッチングを信条とするリリーバーを投入し続けた中嶋采配が呼び寄せたのではないだろうか。 「オリックスの救援陣全体が強気になってきました。良い雰囲気で第6戦に入れます」(プロ野球解説者) ここまで絶好調だったオスナだが、サイドスローの比嘉とはタイミングが全く合っていなかった。短期決戦で「苦手意識」を植えつけたのは大きい。中嶋監督は第6戦以降も「継投策」に強いメッセージを込めていく。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月27日 11時00分
ヤクルト・村上、日シリ残り試合ではもう打てない? 第4戦で露呈した致命的弱点は
“投手心理”というヤツだろう。全力投球の「強いボール」よりも、「緩い変化球」を投げる時の方がコワイ、と――。だから、その「緩い変化球」にウィニング・ショットが選択された時は、開き直るくらいの気持ちにならなければやっていけないそうだ。 日本シリーズ第4戦は、完封リレーでオリックスが勝利した(10月26日)。勝敗を分けたのは「緩い変化球」だった。 「初回のヤクルトの攻撃、一死一・二塁の場面で主砲・村上宗隆に打席が回ってきました。ここで村上を抑えたのが大きいですよ」(プロ野球解説者) 得点好機はほかにもあった。しかし、初回のチャンスで先制点を挙げられず、この日のヤクルトは試合主導権を握ることができなかった。 >>ヤクルト・高津監督、失点招いた奇策に批判「敵打線目覚める」 経験不足投手の連続抜擢が物議<< 村上はこの初回の好機で、平凡なセカンドゴロ。オリックスの先発・山岡泰輔がウィニング・ショットに投じたのは“緩い変化球”、チェンジアップだった。 「山岡は普段からチェンジアップを投げてきました。でも、この試合では、村上をセカンドゴロに仕留めた時まで一球も使っていませんでした」(前出・同) チェンジアップを隠しておいたのだろう。 オリックスのスコアラー陣は、試合終了と同時にデータ解析をしてきた。どの球団もやっていることではあるが、「昨年のリベンジを!」と躍起になっているそうだ。 「第3戦先発の宮城大弥の投球がヒントになったのでは? 宮城は曲がり幅の大きい、緩いカーブを多投し、ヤクルト打線を苦しめました」(在阪メディア) 宮城は村上と3打席対戦し、3打数1安打。第1打席では内角への直球でバットをへし折ってのピッチャーゴロに仕留めたせいか、「力勝負」の印象も強い。しかし、そうではなかったのだ。 「遅い変化球に対し、さすがの村上も待ち切れず、ほんのちょっとだけど、体の開きが早くなるんです。緩い変化球が投げられるピッチャーはそのボールを効果的に使えるか…」(チーム関係者) 中嶋聡監督の采配も冴えていた。1点を守り切るため、先発・山岡を5回途中で諦めて継投策に入った。宇田川優希、山崎颯一郎、ワゲスパックが投入されたが、試合終了まで必要だった「14個のアウトカウント」のうち、6個を三振で取っている。山岡が緩急でヤクルト打線を翻弄させ、その後は力勝負のできるリリーバー切り換えた。 「山岡を諦めた時、三塁に走者がいました。三塁走者を返したら同点、1点も与えたくない場面で『三振の取れる投手』に切り換えました」(前出・在阪メディア) 試合前だが、オリックス陣営は明るかった。いや、あえて明るく振る舞っていたのだろう。不振の杉本裕太郎は若手に話し掛け、宗佑磨、紅林弘太郎もノックを受ける際、声を張り上げていた。 スコアは「1対0」、その1点は杉本のバットから生まれたが、 「調子は良くない。打球が飛んだコースが良かっただけ」(前出・プロ野球解説者)と、厳しい意見も聞かれた。 吉田正尚も打点ゼロである。4試合を終えて、オリックス打線からホームランが1本も出ていないのも気になる。投手陣は結果を出した。次は打線が奮起する番だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月26日 18時30分
ヤクルト・高津監督、失点招いた奇策に批判「敵打線目覚める」 経験不足投手の連続抜擢が物議
25日に行われ、ヤクルトが「7-1」で勝利した日本シリーズ第3戦・オリックス戦。ヤクルト・高津臣吾監督が見せた継投策がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「7-0」とヤクルト7点リードで迎えた9回裏でのこと。高津監督はこの日先発・高橋奎二を6回まで投げさせた後、7回は石山泰稚、8回は清水昇と勝ちパターン投手を投入し相手打線を封じる。ところが、9回裏は直前に3点を追加したこともあってか勝ちパターンではなく、左のワンポイント要員・久保拓眞を起用した。 日シリ初登板となった久保は先頭・宗佑磨を遊ゴロに仕留めたが、ここで高津監督は久保を降ろすと、今季は勝ちパターンはおろかリリーフ登板もほとんどなかった(10登板中2登板)小澤怜史を投入。こちらもシリーズ初登板の小澤はいきなり3連打を浴び1点を失い、なおも1死一、二塁とピンチを招いたが、ここから紅林弘太郎(中飛)、福田周平(二ゴロ)を抑えなんとか最少失点で試合を締めた。 >>ヤクルト戦、中村へのファール判定に「納得いかない」と批判 敵打者にハメられたと怒るファンも、バント直後の接触が物議<< 勝ちパターン外の投手を相次いで投入した高津監督の継投策について、ネット上には「大差を活かして上手く場数を踏ませた」と評価する声が上がったが、中には「最後の最後に余計な隙を見せるなよ」、「大量リードだからって舐めた継投するのはダメだろ、案の定点取られてるし」、「久保、小澤を試せたメリットよりも、相手を勢いづかせるデメリットの方が大きい」「土壇場の1点が原因で、次戦以降敵打線が目覚める気しかしない」といった批判も見られた。 「オリックスはこの日1〜8回を計5安打・無得点と打線が大苦戦。1回、4回、7回と得点圏のチャンスは何度か作ったものの、いずれもものにできないまま9回裏を迎えていました。高津監督は試合展開が一方的だったことから、シリーズ未登板投手の状態を見極めるのに絶好の機会と考え久保、小澤を投入したのでは。ただ、ファンの間ではこの継投策に付け込んで完封負けを阻止したオリックスが次戦以降、勢いづくことを懸念する声も少なからず見られます。実際、オリックス・中嶋聡監督は試合後に応じた取材の中で同戦の好材料について『それ(9回の反撃)しかない、無理やりポジティブに言えば』と口にした上で、『引きずっている場合ではないし、まだ負けたわけではない。やり返すチャンスはある』と次戦以降の逆襲に闘志を見せたと伝えられています」(野球ライター) 25日の試合を制し、シリーズ成績を「2勝0敗1分」としたヤクルト。物議を醸した高津監督の継投は第4戦以降にどのような影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月26日 17時35分
オリックス、エース・山本由伸がパ・リーグ初の2年連続で沢村賞受賞!「より高みをめざして、もっといいピッチャーになる」
オリックスのエース山本由伸投手が、今年の沢村賞を受賞した。沢村賞はプロ野球創設期の名投手だった故・沢村栄治氏を記念し、今シーズン最も優れた先発完投型の本格派投手に贈られる。先発型のピッチャーにとっては最高峰の賞だ。 選考委員は平松政次、堀内恒夫、北別府学、山田久志の各氏。往年の名投手が務めている。山本は選考基準となる勝利数、投球回数、奪三振数、防御率で12球団1位の好成績を残し、選考基準も7項目中5項目をクリア。文句なしの2年連続受賞となった。ちなみにパ・リーグのピッチャーが2年連続で受賞するのは初の快挙だ。 山本は「2年連続で選んでいただいて、素直にうれしく思います」と笑顔を浮かべると、安定した成績を残せる理由、原動力について「一日一日を大切にして、真剣に練習、調整をして、毎試合必死に投げた結果だと思います」と述べた。また素直に、謙虚にという言葉が山本の口からたびたび出るが、なぜその言葉を大切にしているのかという問いには「高校生の時に監督に言われて、今でもすごく大切だと思っているからです」と答えた。 沢村賞に対するイメージは「シーズンを通して一番いい成績を残した先発投手に贈られる賞というイメージ」だとした上で「1年間を評価してくれる賞なので、やりがいを感じますし、頂いたらもちろんとてもうれしいです」と1年間投げる上でのモチベーションにもつながっている様子。来年以降、どんな思いで、どんな投手をめざしていきたいかという質問には「より高みをめざして、もっといいピッチャーになるために、もっともっと野球と向き合いたいと思います」とさらなる高みを誓った。今は日本一奪還にチームとともに向かっている。 ただ日本シリーズの開幕戦で左脇腹につったような違和感を訴えて緊急降板している。それだけに日本シリーズ中の再登板に関しては「まだ時間がたってないので分からないですけど、様子を見ながら、相談しながらにはなると思う」と慎重に判断していくことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月26日 11時00分
オリックス・山本、左わき腹故障はやはり重傷? 左のエースも不発で万事休すか
0勝2敗1分け。今度は中嶋聡監督がやり返す番だ。 日本シリーズ第3戦は、打順変更が功を奏したのか、ここまでノーヒットだった山田哲人にホームランが出て、東京ヤクルトが快勝。オリックスバファローズが窮地に立たされてしまった。 「第3打席に出た3ランホーマーですが、オリックスバッテリーが見誤りました。初球の真っ直ぐを山田がヘンな見送り方をしたんです。タイミングが合っていませんでした。バッテリーは変化球を狙っていると思って、直球を続けて投げたら…」(プロ野球解説者) >>ヤクルト戦、中村へのファール判定に「納得いかない」と批判 敵打者にハメられたと怒るファンも、バント直後の接触が物議<< だが、第4戦に繋がるプラス材料もあった。 第2戦まで8打数5安打とヤクルト打線を牽引してきたリードオフマンの塩見泰隆をノーヒットに封じ込めた。 「オリックスはスコアラーチームが相当研究しています。試合後に集まって、チャート表や映像資料を見ながら、ヤクルト打線の攻略法を話し合っています」(関係者) 巻き返しを果たせるかどうか、そのポイントは山本由伸と、オリックスのリードオフマン・福田周平の復調次第だろう。 福田は第3戦を終えて、いまだノーヒットだ。1番・福田が出塁するのとそうでないのでは打線の勢いが違ってくる。 「ヤクルトの高津臣吾監督は打順を変えて山田を復調させました。中嶋監督も打線をいじっていますが、1・2番の出塁率を高めないことには…」(前出・プロ野球解説者) 試合後、中嶋監督は「まだやり返すチャンスはある。やるしかない」と言ったが、表情は厳しいまま。福田はペナントレースで100試合近く、「1番」を務めてきた。そのリードオフマンを代えるとなると、チームにマイナスの雰囲気も出るかもしれない。 マイナスの雰囲気と言えば、実は試合前からヘンな雰囲気は漂っていたのだ。 「山本の2回目の先発はないと見るべき」(在阪メディア) エース・山本は初戦で左脇腹を痛め、5回途中で緊急降板した。翌23日の試合前練習には参加したが、軽めの別メニューだけで“早退”している。ベンチに引き上げる途中、エールを送るスタンドのファンに手を振る余裕も見せていたが、第3戦では違った。 「トレーナーがずっと付き添っていて、体を動かす程度の練習しかしていません」(前出・同) 前出の関係者によれば、移動日となった24日はキャッチボールもしていないそうだ。第3戦前の練習中、痛めた左脇腹の痛み具合を確かめるように外野フェンスに向かって10球程度を投げた。 しかし、その後のストレッチ運動中、お腹のあたりをさすっていた。 「痛みを隠さない」ということは、やはり重傷ではないだろうか。 「第3戦で先発した宮城大弥ですが、敗戦投手にはなりましたが、失点は山田の3ランだけ。6回途中で交代させたのは、何かワケがあったのでは?」 前出のプロ野球解説者がそう予想する。 今シリーズは「引き分け」があったため、オリックスが巻き返した場合、第8戦に突入する。早めに降板させた宮城を8戦目の先発要員として、あるいは、第5戦以降でリリーフ待機させることも可能だ。打線のカギは福田、宮城はどこで使われるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月25日 17時50分
オリックス、日本シリーズ1敗1分けも光った山崎福也の投打にわたる活躍! 中嶋監督「良く投げて打ちました」
【SMBC日本シリーズ2022】東京ヤクルトスワローズ 対 オリックス・バファローズ東京・明治神宮野球場10月22日●オリックス(山本)3-5(小川)東京ヤクルト○10月23日△オリックス(山崎福也)3-3(サイスニード)東京ヤクルト△※延長12回引き分け※オリックスの1敗1分け。カッコ内は先発投手。4勝したチームが日本一となる。 日本シリーズが22日、神宮球場で開幕した。今年は昨年日本一で、今年もセ・リーグを制覇した東京ヤクルトスワローズと、昨年日本シリーズに2勝4敗で敗れたパ・リーグ覇者のオリックス・バファローズが、ともにクライマックスシリーズファイナルステージを勝ち抜いて、2年連続で同一カードによる日本シリーズとなった。 まず初戦。オリックスは、後半戦からクライマックスシリーズにかけて負けなしのエース山本由伸が先発。ヤクルトは小川泰弘が先発した。しかし、山本は5回、先頭で代打出場したキブレハンにファールを打たれると、右手を上げて捕手の若月健矢を呼び、ベンチから高山郁夫投手コーチとトレーナーもマウンドへ。山本はベンチに下がると、中嶋聡監督は比嘉幹貴に交代を告げた。山本は4回0/3を64球、被安打4(本塁打2含む)、奪三振4、4失点で降板。球団広報によると左脇腹をつったような感覚を訴えたという。結局、最終回にも平野佳寿が村上宗隆に被弾したため、3-5で初戦を落としている。 試合後、試合の途中からベンチに戻りチームを応援していた山本は「立ち上がりからピンチになって、点を取られて、オスナにも最後ホームラン打たれて、そこでちょっと気づいた部分があって。いい方向に修正はできてたんですけど、そこからちょっと違和感があったりして…という感じですね」と自身の投球について振り返った。 脇腹の状態は「分からないですけど、そんなめっちゃアレではないですけど、多少の違和感があったので、ちょっと早めに気づけただけ。それは良かったと思いますけど、こういった大事な1試合でこんなことになってしまうのは、最悪だなと思います」と肩を落としていた。翌日の練習にも姿を見せていたが、病院には行かず帰阪してから様子を見て、今後の登板を考えていく。勝ちが計算できるエースで勝てなかったのは痛い。 第2戦でオリックスは、明治大学時代に神宮を本拠地にして、エースとして活躍していた山崎福也を先発に送り出す。高校時代からバッティングにも定評のある山崎福は、今シーズン交流戦で代打出場するなど、打席が回ってくるセ・リーグの本拠地を狙っての登板だったことは明白だった。 山崎福はその期待に応えて、ヤクルトの先発サイスニードから、3回一死三塁の場面で「打ったのは落ち球系のボールだと思います。なんとか抜けてくれてよかったですし、先制のタイムリーになってくれてよかったです!」とライト前へ先制のタイムリーを放つ。投げては4回を無失点の好投。「大事なゲームではありますが、いつもと同じようにゲームに入っていけたと思います。ランナーを背負う場面も多かったんですが、要所要所をしっかりと抑えることができましたし、しっかりと自分らしいリズムで投げられたところはよかったと思います」と手ごたえを感じていたようだ。 試合は9回に阿部翔太が内山壮真に同点3ランを打たれてしまい引き分けに終わったが、ポジティブに考えれば「負けなかった」。25日からの第2戦を本拠地、京セラドーム大阪で仕切り直して、再び日本一になるべく神宮に戻って来ればいいこと。中嶋聡監督は「期待してというわけじゃないですけど、打席に立ったことがないメンバーばかりなんでね。その中では期待してますよ。ウチの野手より期待しているわけじゃないですからね。あんまり言ったらホントに…良く投げて打ちました」と山崎福を評価しており、神宮に戻ってくれば再登板の可能性は高い。ヤクルトバッテリーが警戒していたバッティングも期待できるだろう。 オリックス日本一のキーマンは山崎福也かもしれない。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月24日 19時30分
ヤクルト戦、中村へのファール判定に「納得いかない」と批判 敵打者にハメられたと怒るファンも、バント直後の接触が物議
23日に行われ、両チーム「3-3」で引き分けた日本シリーズ第2戦・ヤクルト対オリックス戦。「6番・捕手」で先発したヤクルトのプロ14年目・32歳の中村悠平の守備を巡る判定がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-3」と両チーム同点で迎えた延長11回表無死一塁でのこと。打席のオリックス・安達了一が初球に試みたバントが、左斜め前方に力なく上がるファールフライに。中村は瞬時にマスクを外しながら落下地点に走ったが、この際に一塁に向かおうとした安達と打席内で接触。バランスを崩し転倒したこともあり捕球はできなかった。 ただ、一連のプレーを見ていた球審は守備、走塁妨害のどちらもとらずファールを宣告。これを見たヤクルト・高津臣吾監督はベンチを出て審判団に確認を求めるも、判定が覆ることはなく、試合は無死一塁のまま再開された。 >>ヤクルト・高津監督、最終戦後コメントに「ふざけるな」阪神ファン激怒 CS敗退を決めつけ? DeNAへのエールに批判<< 野球規則では打球を巡る打者走者、捕手の接触について、「捕手が打球を処理しようとしているときに、捕手と一塁へ向かう打者走者とが接触した場合は、守備妨害も走塁妨害もなかったものとみなされて、何も宣告されない」と定められている。審判団はこの規則に基づきファール判定を下したようで、ネット上にも「ルール的には妥当な判定」と納得する声が上がった。 ただ、ファンの反応は納得ばかりではなく、中には「今のがお咎め無しでファールになったのは納得いかない」、「今一つ腑に落ちないな、安達は意図的に肩ぶつけにいってなかったか?」、「リプレーで見たら、安達がわざと中村に当たりにいってるようにも見えたんだが」といった判定への批判も見られた。 「今回の場面は安達が打球の行方を最初、動かずに見ていたため、中村は安達の右側に動きながら打球を追おうとしました。ところが、安達は中村が真横に来た瞬間に一塁へ走り出そうとして中村と接触。肩をぶつけられた中村はバランスを崩し前のめりに転倒しました。ファンの間では安達が一塁に向かおうとしてたまたま当たったのではなく、中村の守備を邪魔しようと故意に接触したのではないかとして、審判団は安達の守備妨害をとるべきだったと不満を述べる意見も少なからず見られます」(野球ライター) 試合再開直後、安達が送りバントを決め1死二塁となったものの、後続が倒れ無得点で終わった11回表。結果的に試合展開には影響しなかったが、仮に得点につながっていれば今以上に物議を醸していただろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月24日 11時00分
オリックス・山本、故障で日シリ絶望?“未来のエース”の大抜てき案も再浮上か
短期決戦なのに、試合時間は長くなる。両軍とも主導権を渡したくないとし、継投策を仕掛けてくる。「ピッチャー交代」がコールされた後、リリーバーはマウンド上で投球練習をする。そのため、時間が掛かってしまうのだ。 東京ヤクルト、オリックスが投入したピッチャーは計16人。日本シリーズ第2戦は、「史上2番目」に長い5時間03分の“持久戦”となった。延長12回引き分け、一進一退の攻防戦は時間も忘れさせてくれる大熱戦だった。 「ちょっと、オリックスに運がないというか、アンラッキーなシーンが続いています」 ネット裏のプロ野球解説者がそんな感想を述べていた。 >>広島・新井新監督、オリ水本ヘッドを引き抜くか 先月予告していた? 能見引退セレモニー中の発言が話題に<< 12回表、ヤクルト8番手・木澤尚文の投球がワイルドピッチとなり、二塁走者の佐野皓大が一気に本塁まで走り込んできた。勝ち越しのホームインと思われたが、ボールは一塁ベンチに入っており、「ボールデッド」で佐野は三塁に戻された。 気になるのは、初戦に先発したエース・山本由伸の“その後”だ。 「山本は本調子ではなかったと思います。5回途中、左脇腹の違和感で自ら降板しましたが、彼の性格を考えると、『ちょっとつった』なんてレベルではないのかも」(前出・同) 昨年のシリーズ第6戦、山本は自ら志願してマウンドに上がった。「負けたくない」の一心で、プロ最多の9回141球を投げ込んだ。そんな闘争心を持ったエースがベンチに“交代のシグナル”を出したのである。 「山本が重傷となれば、第6戦の先発投手がいなくなります」(在阪メディア) その山本は第2戦の試合前、全体練習に参加している。軽めのランニングとストレッチ系のメニューをこなし、早々に引っ込んでしまったが、ケガの具合の関してはノーコメント。中嶋聡監督も「分かりません。(山本と)話もしていないから」と、返すだけだった。 山本は今シリーズ第6戦で「2度目の先発マウンドに臨む」と予想されていた。 「この先投げられないとなれば、あの話は現実になるのかな?」(前出・同) あの話とは、まだ一軍登板のない“未来のエース候補”の大抜てき案だ。 10月8日、オリックスはクライマックスシリーズ・ファイナルステージに備え、紅白戦を実施した。 そこで先発したのが2020年のドラフト1位投手・山下舜平大で、T-岡田から空振り三振を奪うなど、主力バッター陣を苦しめていた。 「山下は腰痛で実戦から離れていました。実戦感覚を取り戻す大事な紅白戦で、一軍投手の出場機会を奪って、山下を投げさせたんです」(球界関係者) この時点で、オリックス首脳陣は「分からないよ~」と、山下抜てきの質問を笑っていた。しかし、状況が変わってきた。 「初戦も三塁ベース際の際どい打球がフェアと判定され、先制点を許しました。シリーズの流れを変える一手を打たないと…」(前出・同) “一軍未登板の若手”を日本シリーズで投げさせるのか? 中嶋監督の落ち着き払った様子がブキミだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月24日 10時50分
オリックスD1位は公言通り白鵬大の左腕、曽谷龍平を獲得!福良淳一GM「ウチの先発陣の中には入って来れるだろう」
プロ野球ドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、オリックスは支配下5人、育成5人の計10選手を指名した。 今年のドラフトについて、福良淳一GMは「(競合しなくて)良かったですね」と安堵したようで、1位指名した曽谷龍平投手については「腕もしっかり振れているし、まっすぐの力もあるし、タフだし、ウチの先発陣の中には入って来れるだろう」という評価した。支配下、育成の人数やポジションの内訳は「予定通り」だったとのこと。高校通算53本塁打の内藤鵬内野手は、他球団からの指名も考えられたが、「残ってて良かったです」と語った。「欲しい選手は獲れました。いいドラフトでした」と福良GMは満足の行くドラフトだったと総括している。◆オリックス2022年ドラフト会議指名選手◆【1巡目】曽谷龍平投手左投左打白鴎大学▼岡崎大輔スカウトのコメント「アマチュア球界No,1左腕。スリークォーター気味のフォームから投じるMAX151キロのクロスファイヤーは一級品。変化球の精度も良く、1年目から先発ローテーションとしての活躍が期待される即戦力投手」【2巡目】内藤鵬内野手右投右打日本航空高石川▼ 小松聖スカウトのコメント「打撃ではコンタクト能力が高く、守備では柔らかいグラブ捌きと正確なスローイングが持ち味。高校生No,1の長打力が魅力の逸材」【3巡目】齋藤響介投手右投右打盛岡中央高校▼ 内匠政博スカウトのコメント「150キロを超える伸びのあるストレートは魅力十分。まだまだ伸びしろもあり、将来のローテーション候補として大きな期待がかかる投手」【4巡目】杉澤龍外野手右投左打東北福祉大学▼上村和裕スカウトのコメント「広角に打ち分ける打撃センスと、試合を決める一打を打つ勝負強さが光る。走・攻・守3拍子が揃ったセンス抜群の即戦力外野手」【5巡目】日高暖己投手右投左打富島高校▼縞田拓弥スカウトのコメント「角度のあるストレートはMAX148キロを計測。身体の強さがついてくれば大化けする可能性を秘めた将来性抜群の好素材」【育成1巡目】西濱勇星投手右投左打群馬ダイヤモンドペガサス▼宮田隆スカウトのコメント「150キロを超えるストレートが持ち味。今後の伸びしろに大きく期待が持てる本格的右腕」【育成2巡目】才木海翔投手右投右打大阪経済大学▼谷口悦司スカウトのコメント「MAX153キロのストレートは威力十分。伸びのあるストレートとスライダーのコンビネーションで打者を打ち取る。馬力があり、将来性も豊かな本格派右腕」【育成3巡目】入山海斗投手右投右打東北福祉大学▼上村和裕スカウトのコメント「スリークォーター気味のフォームから繰り出される140キロ後半のストレートが最大の武器。ポテンシャルが高く将来性抜群の投手」【育成4巡目】茶野篤政外野手右投左打徳島インディゴソックス▼森浩二スカウトのコメント「リーグで首位打者を獲得するなど、広角に打てるバットコントロールが魅力の走・攻・守3拍子が揃った外野手」【育成5巡目】村上喬一朗捕手右投右打法政大学▼早川大輔スカウトのコメント「強肩強打を誇る法政大学の扇の要。持ち前のガッツと声でチームのムードメーカーになり、早い段階での活躍が期待される選手」 指名された選手は指名挨拶、仮契約を経て年内に入団する見込みだ。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月20日 17時30分
オリックス・マッカーシー帰国で、今季の助っ人外国人野手は全員帰国! 日本シリーズは日本人打線で勝負
オリックス・バファローズは19日、ジョー・マッカーシー外野手が同日、アメリカに帰国したと発表した。マッカーシーはクライマックスシリーズ・ファイナルステージに同行していたが、出場登録はされなかった。 マッカーシーは2015年ドラフト5順目(全体148位)でメジャーリーグのレイズに入団した左投げ左打ちの外野手兼一塁手。2019年からはジャイアンツに所属し、今季はレンジャーズとマイナー契約を結んでいた。メジャーでは通算4試合の出場にとどまり結果は出なかったが、傘下のマイナーリーグでは通算660試合に出場し打率.269、通算45本塁打、246打点、OPS.805をマーク。昨季は3Aで75試合に出場し15本塁打、打率.305、OPS.926の好成績をマークしていた。 福良淳一GMが貧打に悩むチーム事情から「チーム状況を考えたら、やっぱり長打力。ピッチャーが頑張っているときに早めに手を打たないと、というのがあって獲得することにした」と球団が獲得に動いた経緯を説明している。外国人野手は来日2年目のラベロ、新外国人のバレラがいずれも期待に応えられず、その時期に吉田正尚、杉本裕太郎、T-岡田といった日本人の主砲も欠いていたこともあってマッカーシーの長打力に期待していたのだ。 「新しい挑戦にワクワクしている」というマッカーシーは「自分は粘り強いバッターだと思うので、何とか打てるようにしたいのと、あとは守備の方でも貢献できるんじゃないかと思っている」と語り、守備では「レフト、ライト、ファーストは自信がある」と話していたが、59試合に出場し、打率.225、4本、19打点と期待には応えられず。ただ長打力があり足が速いという利点があり、先に帰国した2年目のラベロ、1年目のバレラとは違いクライマックスシリーズ期間中も練習には参加していた。 外国人投手は、セットアッパーとしてハマったワゲスパック、シーズン序盤はセットアッパーとして終盤は先発としてチームに貢献したビドル、シーズン中に159キロをマークしたバルガスは残留しており、野手が全員帰国したことになる。近年のオリックスはなかなか外国人に当たりがないだけに、来シーズンこそは計算できる外国人野手を獲得してもらいたい。 22日から開幕する日本シリーズは日本人打線でヤクルトに挑む。(どら増田 / 写真・Rinco)
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オリックスD1位ルーキー椋木蓮、惜しい! あと1人でノーヒットノーラン逃す「最後に一番、ダメなボールがいきました」
2022年07月21日 17時30分
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スポーツ
オリックス・杉本、敵選手をあわや破壊?「一瞬背筋凍った」空振り直後の一幕に批判相次ぐ
2022年07月20日 20時30分
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スポーツ
オリックス中川圭太の活躍で首位の西武と5.5ゲーム差まで接近!「勝ちにこだわって頑張っていく」
2022年07月19日 17時30分
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スポーツ
オリックスD1位ルーキー椋木蓮が初勝利、中日から移籍の石岡諒太が即活躍で期待される投打の競争!
2022年07月12日 17時45分
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スポーツ
オリックスから中日へトレードの後藤駿太「また僕が元気にプレーしている姿を見てもらえることが恩返し」
2022年07月11日 18時10分
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スポーツ
中日・石岡のトレードに「絶対間違ってる」ファン激怒 補強ポイントには合致せず? フロントの決断に批判相次ぐ
2022年07月08日 20時30分
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スポーツ
オリックス借金3で首位と7差も吉田正尚の復調に期待が膨らむ「一戦必勝で戦っていきます!」
2022年07月05日 16時55分
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スポーツ
オリックス5位転落も首位ソフトバンクとの差は5.5ゲームまで縮まる! 先発陣の好投と吉田正尚に一発
2022年06月28日 17時35分
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スポーツ
プロ野球公式戦再開、オリックス山本由伸がノーノー達成も西武に負け越し首位と8ゲーム差の5位!
2022年06月21日 18時30分
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スポーツ
オリックス交流戦9位も中嶋監督、公式戦再開まで「立て直す期間として有効に使わなきゃいけない」
2022年06月14日 17時30分
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スポーツ
「顔が侮辱行為」オリックス選手の退場理由にファン激怒 DeNA戦で物議の秋村審判、批判受けた過去にも
2022年06月11日 11時00分
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スポーツ
“ラオウ”杉本裕太郎復調でオリックスが借金返済! 交流戦終盤戦で首位ソフトバンク猛追へ
2022年06月07日 17時30分
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スポーツ
中日・石川の左ひざ故障、敵選手に批判?「壊した責任取れ」の声、理不尽な八つ当たりの指摘も
2022年05月31日 20時30分
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スポーツ
オリックス交流戦2カード連続負け越しもT-岡田の復帰で打線が奮起!中嶋監督「帰ってきてすぐ打ったというのは大きい」
2022年05月31日 17時30分
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スポーツ
中日・立浪監督、根尾の二刀流起用に本気? 助っ人緊急獲得もブレークへの期待は変わらずか
2022年05月30日 11時05分
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スポーツ
オリックスが楽天戦3連勝! 借金「2」の3位で昨年優勝の交流戦に突入、“ラオウ”杉本裕太郎に復調の兆し
2022年05月24日 17時40分
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スポーツ
オリックス打線復活の兆しに中嶋監督「続けていけたらホントにいいと思う」
2022年05月16日 17時30分
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スポーツ
5月勝ちなしのオリックスにさらなる暗雲!吉田正尚ら3選手が新型コロナ感染で離脱…7連敗のチームに痛すぎる打撃
2022年05月10日 18時30分
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スポーツ
オリックス敗戦も福田周平、吉田正尚らがロッテ佐々木朗希攻略で打線に復調の兆し!
2022年04月26日 17時35分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分