オリックス
-
スポーツ 2022年10月19日 17時30分
オリックスが5年目の西村凌を自由契約! 楽天戦では松井裕樹から決勝打を放ちCS同行も来季契約ならず
オリックス・バファローズは18日、西村凌外野手と来シーズンの契約を結ばないと通告したと発表した。西村は自由契約となる。去就は未定。 今シーズンは8月30日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(宮城・楽天生命パーク宮城)で、9回2アウト一、二塁の場面で打席に立つと、東北楽天のクローザー松井裕樹から逆転タイムリーツーベースを放ち、チームの勝利に貢献。これが今シーズン初ヒットだったことも話題になった。 西村は決勝打の気持ちについて「ここまで自分の中で悔しい思いもたくさんあったんですけど、チャンスを頂いた中で、なんとか次につないでやるぞという気持ちでしたし、なんとか1本出てくれてよかったです!相手はいい投手なので、甘いところに来たら逃さないようにという思いで打席に立っていました。外野も前に来ていたので、打った瞬間、よっしゃ!と思いましたし、素直にうれしかったです!毎日、毎日が自分にとっては大事な日々なので、引き続き変わらずに全力で頑張っていきたいと思います!」と力強く語っていた。 8月は2試合出場で打率.222、9打数2安打2打点、9月は出場10試合で打率.154、26打数4安打4打点をマーク。外野手が不足していたこともありスタメン起用も多く、もともとキャッチャー出身のため肩も強い。また足も速い選手で守備範囲は広かった。そのため、今シーズンは最終戦まで一軍に同行。クライマックスシリーズでも一軍に同行し、日本シリーズに向けて、17日も京セラドーム大阪で練習する姿が目撃されていた。 ファームでは打率.303、89打数27安打、2本塁打、11打点をマークしている。26歳とまだ若く、本人が現役続行を表明すれば興味を示す球団があるだろう。2017年に社会人野球のSUBARUからオリックスにドラフト5位で入団した西村。5年間で108試合に出場、打率.192、5本、23打点と数字は残せなかったが、長打率は.308をマークしており、失策もルーキーイヤーに2つ記録しただけである。 優勝には欠かせない試合で貢献した選手。新天地での活躍を期待したい。(どら増田)
-
スポーツ 2022年10月18日 17時30分
オリックスが増井浩俊を自由契約!「セーブ王」獲得を目標にFA移籍も、先発再転向を経て今季は勝ち星なし
オリックス・バファローズは17日、椋木蓮投手、増井浩俊投手、富山凌雅投手、中村勝投手と来季の契約を結ばないと発表した。トミー・ジョン手術を行った昨年のドラフト1位の椋木と、これからトミー・ジョン手術を受ける富山は育成契約を結ぶ方針。増井と中村は自由契約となる。 北海道日本ハムファイターズから「セーブのタイトルを取るために」2017年オフFA宣言し、オリックスに移籍した増井。2018年シーズンでは、メジャーリーグに移籍した平野佳寿に代わるクローザーとして、63試合に登板。35セーブをマークしたが、タイトルは獲得できず、翌2019年は53試合に登板したが救援失敗も目立つようになり、18セーブ止まり。2020年には4年ぶりに先発に復帰。昨年は13試合に先発も3勝止まり。今季は2試合に先発し、7年ぶりに勝ち星がつかなかった。史上初の12球団からの白星&セーブという記録も交流戦のヤクルト戦で敗れたため達成はならなかった。 しかし、中嶋聡監督が「よく投げました」と評価した試合がある。チームが優勝争いを繰り広げる中、負けられない試合だった9月16日の北海道日本ハムファイターズ戦に先発。「悔いの残らないピッチングをしたい」と話していたベテランは、4回1/3を2失点の内容だった。チームは勝つことができなかったが、初回から150キロのストレートをちゅうちょなく投げ込む姿は、先発モードではなく、かつてのクローザーモード。「こんな大事な最終盤のところで投げさせてもらうので、全部出し切りたい。まさか自分がここで投げさせてもらえるとは思わなかったので、こういう大事なところで使ってもらえることは意気に感じて、ホントに悔いが残らないように、今シーズンの全部を出せるように頑張りたい」と話していた通り、熱のこもったピッチングを見せた。マウンドを降りる増井には多くの拍手がスタンドから送られていた。 今後の去就はまだ分からないが、人格者ということもあり、山本由伸や山岡泰輔、近藤大亮、黒木優太など慕っていた若い選手も多かった。それだけに、他球団が興味を示すのかが注目される。(どら増田)
-
スポーツ 2022年10月18日 15時30分
日本ハム・近藤、新庄監督に反発しFA宣言? オリックス・ソフトBが引き抜くか、権利行使報道に早くも諦めの声
今季7月に海外FA権を取得し、今オフの去就が注目されている日本ハムのプロ11年目・29歳の近藤健介。18日、FA権を行使する見込みと報じられた。 近藤は今季最終戦の10月2日・西武戦後の報道では、権利行使の可否について「難しいですね。悩んでいます」と態度を保留したことが伝えられていた。ただ、18日の報道によるとその後熟考を重ねる中で、他球団からの評価を聞いてみたい気持ちが芽生えたという。 近藤はプロ入りした2012年から日本ハムでプレーし、今季までに通算で「1014試合・.307・52本・446打点・1016安打」をマーク。2019~2020年には2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得するなど、球界屈指の巧打力・選球眼を持つ打者として名をはせている。 >>日本ハム・近藤、同僚の大ポカに怒り隠せず?「顔怖すぎ」の指摘も、タイムリー潰した守備妨害は試合にも影響か<< 球界ではFA権を行使するも交渉の末に元の球団に残る、いわゆる宣言残留に至る選手も少なからず存在する。ただ、ネット上の日本ハムファンの間では「終わった、行使に踏み切る時点で流出はほぼ確定だ」、「結構な高確率で出ていくだろうな、ハムで宣言残留したケースも最近はほとんどないし」、「勝ちにいかない新庄を見限って勝てる球団に行ってしまうのか」といった、早くも流出を覚悟するコメントが上がっている。 日本ハムはFA制度が球界に導入された1993年オフから2021年オフにかけ、所属選手がFA権を行使したケースが18回(17人)あるが、このうち宣言残留となったのは5回。2004年オフの奈良原浩(現楽天一軍内野守備走塁コーチ)を最後に、翌年以降は10回連続で権利行使選手が他球団へ流出している状況のため、今回の近藤についても悲観的な見方をしているファンは少なくないようだ。 「近藤はこれまでの報道ではチームに愛着を持つ一方、勝利への執念が人一倍強いことが伝えられています。今春キャンプ中には新庄剛志監督が2021年11月の就任会見で『優勝なんか一切めざさない』と宣言したことについて、『矛盾しているが、僕は勝ちたいので勝って笑って終われるシーズンにしたい』と異を唱えたことが伝えられたことも話題となりました。迎えた今季、チームは5位ロッテに9ゲーム差の断トツ最下位と新庄監督の宣言通りの結果となりましたが、これを受けた近藤が来季以降も厳しいと判断し、勝つ確率の高い球団への移籍に傾いたとしてもおかしくはないでしょう。FA報道では既にオリックス(2年連続リーグ優勝中)、ソフトバンク(2017~2020年まで4年連続日本一)といった近年勝っている球団が獲得調査に動いていることも報じられていますが、こうした球団に相応の待遇を用意されると日本ハムとしては太刀打ちできない面もあるのでは」(野球ライター) 報道で新天地候補に挙がっているオリックス、ソフトバンクはどちらも資金力豊富な球団で、近藤の本職である外野のポジションも枠は空けられる状況。近藤としては移籍に向けた障壁はほとんどないといえるが、果たして今オフどのような決断を下すことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2022年10月17日 17時30分
オリックス中嶋監督「チャンピオンチームにもう一回チャレンジしたい」22日からヤクルトと日本シリーズ
パ・リーグ連覇のオリックス・バファローズと、クライマックスシリーズファーストステージで、埼玉西武ライオンズを2連勝で倒してファイナルステージに上がって来た福岡ソフトバンクホークスとの短期決戦が、12日から大阪・京セラドーム大阪で行われ、アドバンテージの1勝を含む3勝1敗で、2年連続の日本シリーズ進出に王手をかけていたオリックスが15日、中川圭太のサヨナラタイムリーで勝利を収めて、クライマックスシリーズ優勝とともに日本シリーズ出場を決めた。セ・リーグも連覇した東京ヤクルトスワローズが日本シリーズ出場を決めており、2年連続で同じ組み合わせとなった。 オリックスの中嶋聡監督は「まず連覇、そして日本一をめざしてやってきたわけですから、その舞台に立てるというのは嬉しいことだと思います」と語ると、昨年に続き、今年もサヨナラで日本シリーズ進出を決めたことには「そうやって言われたら縁起悪いみたいですけど…… 本当にいい勢いのつく勝ち方で行けるのかなと思います」と苦笑い。 2日の仙台での優勝に続いて、今回は京セラドーム大阪で5回宙を舞ったが、「京セラドーム大阪で胴上げというのはなかなか見せられなかったものなので、満員の中でしてもらった胴上げはまた違った気持ちでした」と感慨深げな表情を浮かべていた。 第4戦の先発は山岡泰輔だったが、「本当に良く投げました。後半調子が上がらない時期があったのですが、今日この日にしっかり合わせてくれて。ボールが当たったので心配しましたけれど、本当によく投げてくれたと思います」と高評価。吉田正尚の特大ホームランでは、監督も両手でガッツポーズをしていたことを指摘されると、「だめですか?」と二回繰り返してから「試合の中では先制したいというのはもちろんありますので、それがいい形で取れて、喜び爆発ですね」と中嶋節も爆発。 最後を決めた中川をどういう思いで送り出したのかという問いには「誰か決めてくれと思っていたので、圭太がきっちり決めてくれてほっとしたというか、すごく嬉しかったですね」と話していた。実際、サヨナラを決めた際、中嶋監督は中川と抱き合って喜んでいる。 盤石なリリーフ陣に関しては「盤石かどうかはわからないですけど、経験のないとよく言われているピッチャー陣が、ああいう場面でしっかり投げてくれたというのは非常に大きいことですし、ウチの強みでもありますし、そこに関しては信頼していました」と労った。 日本シリーズでは再びヤクルトと対峙することについて、「昨日先に決まっていましたので、相手はわかっていました。昨年やりましたけど負けていますので、やり返したいと思いますし、チャンピオンチームにもう一回チャレンジしたいと思います。さっき言ったように、この舞台に立つことが目標だったので、これからしっかり考えて選手全員でその舞台を思いっきり楽しんで、思いっきりチャレンジしていきたいと思います」と今年は日本一を目標に挑んでいく。 この日、京セラドーム大阪は今季最多の33717人の満員御礼となったが、「本当によく入っていただいて、そういうところでこういうゲームを見せられたというのは嬉しいですし、もっともっと熱い試合をしてもっともっと入ってもらえるようにしたいと思います」とかなり力になったようだ。日本シリーズは22日に、東京・明治神宮野球場で開幕。ヤクルトとオリックスで4戦先勝した方が日本一となる。(どら増田 / 写真・Rinco)
-
スポーツ 2022年10月07日 15時30分
広島・新井新監督、オリ水本ヘッドを引き抜くか 先月予告していた? 能見引退セレモニー中の発言が話題に
佐々岡真司監督が2日に今季限りでの退任を表明し、後任に注目が集まっていた広島。7日、野球解説者・新井貴浩氏(元広島他)の次期監督に就任すると球団が発表。複数メディアもこれを報じた。 報道によると、佐々岡監督の退任を受け球団OBを軸に新監督人事に着手した球団は、4年連続Bクラスのチームを再建するには強いリーダーシップを持つ人物が必要と判断。現役時代から人望・姿勢には定評があった新井氏に白羽の矢を立て、新井氏も6日までに就任要請を受諾したという。 >>広島対中日戦、終盤戦で誤審?「わざと当たってる」高橋への死球判定が物議、佐々岡監督も不可解ジャッジに怒り<< 新井氏は現役時代広島(1999-2007,2015-2018)、阪神(2008-2014)でプレーし、「2383試合・.278・319本・1303打点・2203安打」といった通算成績をマーク。温厚で心優しい性格や真摯な練習姿勢などで多くの人望を集め、2008~2012年にかけてはプロ野球選手会会長も務めた。引退後はここまで野球解説者として活動してきたが、広島ファンの間では指導者としての古巣帰還を待望する声も根強かった。 新井氏の監督就任を受け、ネット上には「3連覇時代(2016-2018)再来へ何とかチームを立て直してほしい」と期待の声が上がったが、中には「新井監督就任なら水本ヘッドは引き抜かれるんだろうか」、「能見セレモニーで怪しいこと言ってたが、もしかしてあれは招へいの伏線だったのか?」、「2年間お疲れ様でしたは、来季から一緒に頑張ろうって意味だったのか…?」といった、オリックス・水本勝己一軍ヘッドコーチの去就を心配するコメントも見られた。 水本ヘッドは現役時代に広島(1990-1991)、指導者時代は広島(2007-2020)、オリックス(2021-)に所属。若手、ベテランにかかわらず誰にでも平等に接する指導で多くの選手から人望を得ている。現役時代の新井氏に対しても打撃不振の際などは助言・練習サポートを惜しまず、新井氏も水本氏には全幅の信頼を置いていたという。 「新井氏は9月30日・オリックス対ロッテ戦後に行われたオリックス・能見篤史の引退セレモニーにビデオメッセージで登場しましたが、その最後に突然『全然関係ないんですけども、水本コーチ、2年間お疲れ様でした』と水本ヘッドを慰労。ネット上では『えっ水本さん辞めるの!?』、『新井さんこれ口滑らせてないか?』などと物議を醸しました。今回の新井氏監督就任を受け、先月の不自然な労いは水本ヘッドの退団・広島入りの伏線だったのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 12日に本拠地・マツダスタジアムで就任会見を行う予定の新井氏。今後の組閣内容も注目の的となりそうだ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2022年10月04日 10時20分
決戦を制したオリックスがソフトバンクから逆転V! 8年越しのリベンジに込められたチーム&ファンの思い
1ゲーム差で首位の福岡ソフトバンクを追っていた2位のオリックスが、2日に行われた東北楽天戦(楽天生命パーク宮城)で、楽天に勝利。それから約2分後、ソフトバンクがロッテ戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)に敗れたため、オリックスとソフトバンクが同率で並んだことから、規定により直接対決で今季ソフトバンクに勝ち越しているオリックスが2年連続のリーグ優勝を果たした。 オリックスにとって、10.2とは今から8年前の2014年、福岡ヤフオクドーム(当時)で行われた福岡ソフトバンクとの10.2決戦が忘れない。この日最終試合だった1位の福岡ソフトバンクが勝てば優勝、敗れれば2試合残している2位のオリックスに優勝の可能性が残るという大一番。先制されたオリックスは同点に追いついたが、最後は福岡ソフトバンクがサヨナラ勝ちを収めて、リーグ優勝を果たしている。オリックスは残り2試合を勝利したため、最終的にゲーム差はなかった。この時、涙した選手の中で今年もオリックスで一軍出場したのは、T-岡田、安達了一、比嘉幹貴、平野佳寿といったメンバーと、フロント陣である。 この年は、BsGirlsの結成、ファンクラブ改革の他、「さらに、ひとつになろう!」というスローガンのもと、チームがまとまっていた。編成面(主にドラフト)を改革したのもこの頃で、優勝メンバーにはこの年以降に獲得した選手が中心となっている。『オリ姫』の原点である『カメラ女子』企画を始めたのもこの頃だ。2014年シーズンはとにかく本拠地で勝ちまくったこともあり、Bクラスの常連だったオリックスからは「行けるんじゃないか」というムードが溢れていたという。しかし最後、福岡ソフトバンクに敗れたことで、現実を叩きつけられてしまう。 オリックスは昨年リーグ優勝を果たすまで、その間、Aクラスすら入れていない。2014年のドラフトで入団した選手からは「僕たちはクライマックスシリーズすら経験していないので、まずはクライマックスシリーズに出たいです」という声も聞かれた。あの日、選手とともに悔し涙を流したファンの中からも「昨年リーグ優勝したのは嬉しかった」としつつ、「でもホークスに勝って優勝したかった」という声は少なくなかった。 今回は直接対決ではなかったが、あれから8年が経ち、オリックスが成し遂げた運命の10.2で福岡ソフトバンクとの優勝争いを繰り広げた末のリベンジは、実にドラマチックである。(どら増田)
-
スポーツ 2022年10月03日 11時00分
オリックス、大逆転優勝の立役者は能見? チームを奮起させた知られざる叱咤激励とは
さまざまなドラマ、人間模様が交錯して生み出されたのが、オリックスバファローズの「世紀の逆転優勝劇」だった。※ ※ 首位ソフトバンク 76勝64敗2分け 2位オリックス 75勝65敗2分け※ ※ 10月2日の最終戦前、ソフトバンクに優勝マジックナンバー1が点灯していた。ともに今季最終戦を迎えるが、オリックスが逆転するには「勝利」が必須。ソフトバンクは引き分け以上で逃げ切れる。この状況から「オリックス劣勢」が予想されていたが、オリックスが勝ち、ソフトバンクが負けて勝率で並んだ場合、両チームの直接対決による勝敗結果で順位が決まる。パで唯一、負け越したチームがオリックスだった。 >>オリックス・中嶋監督の審判批判に「ただのいちゃもん」と指摘 敗戦招いた落球判定に激怒も、誤審ではない?<< 「1日の埼玉西武戦で、ソフトバンクはサヨナラ負けを喫しています。延長戦に突入し、代打攻勢でキャッチャーが若い海野隆司に代わりました。西武・山川穂高がフォークボールを待っていたのを見抜けなかったんです」(プロ野球解説者) 敗戦のダメージだろう。最終決戦前、重苦しい空気も漂っていた。 そんなソフトバンクに追い打ちを掛けたのが、対戦相手である千葉ロッテの“異変”。突如、井口資仁監督が辞意を表明した。 「球団から続投要請も出ていたんですが。退任は選手も本当に知らなかったみたい。『最後は勝利で』と、ロッテは必死でした」(スポーツ紙記者) 楽天生命パーク宮城でオリックスが勝利する。その直後、球場バックスクリーンに「ロッテ対ソフトバンク」の試合映像が映し出された。9回、ソフトバンクの最後の攻撃は2アウト、瞬く間にゲームセットとなり、オリックスの2年連続優勝が決まった。 「本当に感無量と言いますか、こんなことが起こるのか、と。信じられない気持ちです」 敵地・楽天生命パークだったから、中嶋聡監督は静かな口調で語った。 チーム関係者の一人が“仙台での胴上げ”となったことについて、こんな秘話を教えてくれた。 「7月16日の仙台遠征中でした。能見篤史が選手全員をブルペンに集め、怒ったんです。『このままじゃ勝てない。何とかしようという去年みたいな気持ちが見えない』って。信頼するベテランの言葉だから、みんなに響いたんです」 能見は今季限りでの引退を表明している。 ベテランが気合を入れた球場で優勝が決まったのも、不思議な巡り合わせである。さらに付け加えるとすれば、10月2日の楽天の先発投手は田中将大。能見が怒った7月16日も「対田中」で、敗戦を喫している。田中と再び対峙したことで“能見の言葉”を思い出したのかもしれない。 「中嶋監督は先発投手と相手チームの相性を優先するタイプです。最終戦の先発マウンドを任された田嶋大樹は、今季楽天戦で5勝無敗。緊張することはなかったと思います」(前出・チーム関係者) また、対戦チームの報告書よりも自軍選手の体調や好不調を把握しようとするタイプでもある。焼酎の炭酸割りを片手に一人で考え込んでいたそうだが、それは「敗戦の責任は監督にあって、選手は関係ない」と思っているからだ。実直な指揮官が手繰り寄せた優勝劇である。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年09月30日 19時55分
ソフトB・藤本監督、ロッテへの発言に「馬鹿にしてるのか」ファン激怒 決戦前コメント、オリ山本は打てないと決めつけ批判
30日のソフトバンク対楽天戦前に伝えられた、ソフトバンク・藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、藤本監督は試合前に応じた取材の中で「(プレッシャーは)ありません」、「うちは勝つだけです」と同戦の勝利に闘志を燃やす。一方、「オリックスが今日勝ちますから」、「オリックスは山本君ですよ。間違いないでしょ」と、リーグ優勝を争っている2位オリックスも勝利は確実という見解を示したという。 前日の楽天戦に勝ち優勝マジックを「2」とした首位ソフトバンクは30日の楽天戦に勝利した場合、同日にロッテと戦うオリックスが引き分け以下に終われば優勝が決定。ただ、藤本監督はエース・山本由伸(25登板・15勝5敗・防御率1.65)を先発させるオリックスがロッテに負けることはほとんど予想していないようだ。 >>ソフトB・甲斐の態度に「一気に嫌いになった」と批判 止まないバッシングに反抗? サヨナラ負け直後の“ガムクチャ”が物議<< この藤本監督のコメントを受け、ネット上には「ロッテが山本打てるわけないって…これ問題発言では?」、「いくらなんでもロッテに失礼だろ、馬鹿にしてるのか」、「なんてこと言うんだこの監督は、何事もやってみないと分からんだろうが」、「ここまでオリックス勝利を断言されたら、ロッテ側としてはいい気はしないだろうな」といった批判が寄せられた。 ただ、ファンの反応は批判ばかりではなく、一部からは藤本監督の見方は間違ってはいないと同調する声も上がっている。今季の山本は30日試合前時点でロッテ戦に5回登板し、「5勝0敗・防御率1.35」と負けなし。また、9月は「4登板・4勝0敗・防御率1.13」と一貫して好調をキープしている。ネット上には「ここまでロッテカモにしてる由伸が今日負けるのは想像しにくい」、「データ的には間違ってないんだよな…わざわざ口に出す必要は無かったと思うけど」といった意見も散見される。 リーグ優勝がかかる大一番を前に物議を醸した藤本監督の発言。見解通りにオリックス、山本が勝利するのか、それともロッテが6度目の対戦で今季初黒星をつけるのか。両球団をはじめ多くのファンの注目が集まっている。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年09月28日 17時55分
オリックス残り2試合でソフトバンクをひっくり返し逆転優勝なるか? 中嶋監督「やれることをやっていきたい」
【オリックス・バファローズ戦績 9.22-9.27】対 千葉ロッテマリーンズ9月22日大阪・京セラドーム大阪●オリックス(山岡)5-13(美馬)千葉ロッテ○対 東北楽天ゴールデンイーグルス9月24日宮城・楽天生命パーク宮城○オリックス(山本)9-1(田中将)東北楽天●9月27日大阪・京セラドーム大阪●オリックス (宮城)1-6(則本昂) 東北楽天○※(カッコ)内は先発投手。※141試合、74勝65敗2分けの2位。首位の福岡ソフトバンクホークスとは1ゲーム差。残り2試合。9月27日現在。 オリックスにとって“ひとつも落とせない”残り5試合となった初戦の千葉ロッテ戦は、先発の山岡泰輔が大乱調。「大事なゲームのマウンドを任せてもらったのに、申し訳ないということしかありません」と降板後にコメントを出していたが、5-13で大敗した。これには中嶋聡監督も「そのままですね」と試合内容と山岡の投球について一言だけ語ると、「ホームランで9点かぁ。うーん。ホームランは防げる…防げなきゃいけないんですけどね。それができなくて大量点というのは難しい」と嘆いた。 打線に関しては「よく追いかけていったと思うんですけどね。しいて挙げるならノーアウト二、三塁のところですかね。やろうと思ってるバッティングじゃなかったと思うんですよ。そこが次の課題というか、ああいうところでできるバッターなんですけどね。大量点になったときに一気にいこうという雰囲気になっちゃいますんでね。コツコツでもいいはずなんですけど、やっぱりみんな一気に追いつきたいという気持ちが、欲が出ちゃったのかなと思います。まあそれはしょうがないと思いますし、そういう場面でもこっちが言っていけばいいと思いますし、やれることをやっていきたい」と再調整を誓っていた。 仙台に乗り込んでの東北楽天戦はエース山本由伸が7回を無失点の好投。吉田正尚がホームランを含む6打点の大活躍で、千葉ロッテ戦のうっぷんを晴らしている。 山本は「とにかく勝つことだけを考えてマウンドに上がっていました。しっかりとゲームに集中して入れましたし、雨とかもありましたけど、左右されることなくいいピッチングができたと思います!野手陣に点を取ってもらったので、気持ちも少し楽にいいピッチングができたと思います!(個人タイトルについて)チームが優勝争いをしているので、しっかりとそこの戦力になれるようにやった結果が、いい方向にいってくれればうれしいです!」と語っていた。15勝目をあげたことにより、2年連続の投手タイトル4冠がほぼ確定している。 首位の福岡ソフトバンクが序盤から埼玉西武ライオンズにリードを許している情報が流れる中、どうしても勝ちたかった京セラドームでの東北楽天戦だったが、先発の宮城大弥が3回持たずというまさかの展開。打線は東北楽天先発の則本昂大から3安打しか打てず、1-6で痛い敗戦。福岡ソフトバンクの優勝マジックは3に減ってしまった。 中嶋監督は「四死球9つですか。ここ最近では、そういうのもなく攻めてたはずだったんですけど、この重圧がかかる中で、しっかり腕を振っていかなきゃいけないところで、それができなかったというのは、経験と言われたら経験かもしれないですし、まあちょっと空くんでね。それをしっかり修正をして、やっていかなきゃいけない。あと2つしかないんで、思い切ってやるしかないと思います」と残り2試合を悔いなく戦っていくことを誓っていた。 福岡ソフトバンクが2敗すればオリックスに逆転優勝の可能性が残っているが、その道はかなり厳しい。(どら増田)
-
-
スポーツ 2022年09月22日 17時40分
オリックス逆転Vに向けて吉田正尚「ソフトバンクにプレッシャーを与えられるように、残り試合は落とせない」
【オリックス・バファローズ戦績 9.15-9.20】対 北海道日本ハムファイターズ大阪・京セラドーム大阪9月15日○オリックス(山岡)3-2(根本)北海道日本ハム●9月16日●オリックス(増井)3-6(メネズ)北海道日本ハム○対 福岡ソフトバンクホークス大阪・京セラドーム大阪9月17日○オリックス(山本)2-0(板東)福岡ソフトバンク●9月18日○オリックス(宮城)2-0(千賀)福岡ソフトバンク●9月19日○オリックス(田嶋)6×-5(東浜)福岡ソフトバンク●※延長10回対 千葉ロッテマリーンズ千葉・ZOZOマリンスタジアム9月20日○オリックス(山崎福)6-3(佐藤奨)千葉ロッテ●※カッコ内は先発投手。※138試合、73勝63敗2分けの2位。首位の福岡ソフトバンクホークスとはゲーム差なし。残り5試合。9月20日現在。 逆転優勝をめざす昨年のパ・リーグ覇者オリックスが、シーズン最終盤になってドラマチックな戦いを繰り広げ、福岡ソフトバンクと熾烈な首位争いを演じている。オリックスが残り5試合を全勝した場合、残り9試合の福岡ソフトバンクは2敗すればオリックスと同率で並ぶ。オリックスと並んだ場合は、直接対決で勝ち越しているオリックスが優勝するため、両チームともに最後までひとつも落とせない。ただオリックスは20日の千葉ロッテ戦をもって連戦が終了。残り5試合は中継ぎ陣を惜しみなく投入できる強みがある上、エース山本由伸を5試合中、2試合登板させられるのも大きい。 オリックスにとっては北海道日本ハムを相手に1試合落としたのは痛かったが、福岡ソフトバンクとの3連戦から千葉ロッテ戦へと続く4試合を4連勝したことで、一気にチームが優勝モードに突入した。特に19日に行われた福岡ソフトバンクとの3戦目では、9回二死一、二塁の崖っぷちから主砲の吉田正尚が、福岡ソフトバンクの守護神モイネロから同点タイムリーを放つと、延長10回、二死満塁から宗佑磨がサヨナラタイムリーで逆転勝ち。これには中嶋聡監督も「最後の最後にこういうことがあるんですね。ホントに思いました」と驚いていたが、「ベンチも誰一人諦めていなかった」という。 千葉ロッテ戦でも勝ち越しのホームランを放つなど、ここにきて絶好調の吉田正は「去年はやっぱり離脱もありましたので、何とか今年はこの終盤頑張っています。ベンチの中も勝ってるんでいいですよ。残り少なくなってきてるので、ホントみんな後悔しないように、その中で緊張感もありながら、こうやって成長できてるのかなと思います。ソフトバンクが試合が残ってますし、僕らも早く勝ってプレッシャーを与えられるように、落とせないです」と残り試合を全て勝っていくと誓っていた。チームの連覇への機運は最高潮だ。福岡ソフトバンクの結果に関係なく残り5試合を勝ち続けるしかない。(どら増田)
-
スポーツ
オリックス、サヨナラ勝利後のホッコリ光景が話題 「イライラしてたのか」と指摘も? 中嶋監督が紅林にキックしたワケは
2022年04月22日 18時30分
-
スポーツ
オリックス吉田正尚に待望の一発!19日は18連勝中のエース山本由伸がソフトバンクと対峙へ
2022年04月19日 17時30分
-
スポーツ
オリックス山本由伸の18連勝達成も新型コロナ感染拡大により楽天3連戦が中止に…
2022年04月13日 17時35分
-
スポーツ
オリックス山岡泰輔の復活勝利から3連勝!借金「1」で5日から首位ソフトバンクと3連戦
2022年04月04日 18時10分
-
芸能ニュース
パ・リーグ連覇を狙うオリックスに見事に〝便乗〟した倖田來未
2022年04月03日 10時00分
-
スポーツ
ヤクルト村上、『情熱大陸』登場のオリ山本に「見ない」SNSのやり取りが話題、「今後のためにも見て笑」の声も
2022年03月22日 20時35分
-
スポーツ
オリックス気になる開幕スタメンは?エース山本由伸「開幕から一気にチームも首位をキープできるようなシーズンになるように」
2022年03月22日 17時30分
-
スポーツ
オリックス後藤駿太が開幕レギュラーへオープン戦打率.583の猛アピール!
2022年03月15日 17時40分
-
スポーツ
オリックス・中嶋監督に「そんなに怒ることか」驚きの声 1失点投手への一喝が物議、深刻な課題との関連指摘も
2022年03月14日 20時30分
-
スポーツ
オリックス開幕ローテに向けて田嶋大樹が好調をアピール「イメージどおりにボールが行った」
2022年03月08日 17時50分
-
スポーツ
オリックス、今季もリーグ連覇は濃厚? メキシコ帰りの元ドラ1“テスト生”がグラウンド内外でもたらすメリットとは
2022年02月21日 11時25分
-
スポーツ
プロ野球キャンプイン!V2狙う中嶋オリックス、吉田正尚らCグループスタートも新人や若手をAグループに抜擢!
2022年02月01日 10時50分
-
スポーツ
オリックス・山岡、球団の無茶な要求にも前向き?「キャリアに響きかねない」心配も 先発・リリーフの二刀流はリスク大か
2022年01月27日 15時30分
-
スポーツ
中日・立浪新監督の発言に疑問の声「やる前から決めつけるのは違う」 オリ・山本に新球習得は不要? “無双ぶり”から賛成も
2021年12月20日 15時30分
-
スポーツ
ソフトB・千賀「とんでもない選手になる」 オリ・紅林の覚醒に太鼓判、過去にも突然の“告白”で話題に
2021年12月17日 19時45分
-
スポーツ
パ・リーグベストナイン初選出のオリックス山本由伸「一年を通してプレーしてきた部分を評価していただいた」
2021年12月15日 10時50分
-
スポーツ
オリックスが新入団会見、D1位の椋木蓮「最終的には守護神をやりたい」将来のクローザーに意欲!
2021年12月13日 17時30分
-
スポーツ
日本ハム・新庄新監督が名指しの元オリ投手は「使えると思います!」 藤川氏が獲得に太鼓判、近年の数字から疑問の声も
2021年12月08日 18時45分
-
スポーツ
オリックス・村西の決断に驚きの声「大した成績じゃないのに」 強気の契約保留が物議、昨年との比較から擁護も
2021年12月06日 20時30分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分