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芸能ニュース 2022年10月07日 12時10分
2丁目劇場時代からのファンも!吉本新喜劇総選挙で堂々1位を獲得のアキが「吉本新喜劇まつり2022」を盛り上げる
吉本新喜劇座員総選挙で1位に輝いたアキが出演する「吉本新喜劇まつり2022~選ばれし30名の座員たち~」の特別公演が10月10日になんばグランド花月で行われる。 >>全ての画像を見る<< 105人の座員から獲得票順でスペシャル新喜劇出演者30人を決める同公演だが、アキは約77万票の中から3万9405票を獲得して1位に。本公演では中心的な立ち位置で舞台を引っ張る。2位には辻本茂雄、3位にはすっちー、4位には内場勝則が入るなど、新喜劇の人気者たちが上位を占める中、2位に4千票以上の差をつけてトップを守ったアキに本公演の見どころなどを聞いてきた。ーー今回の舞台について教えてください。 アキ:新喜劇のお祭りのような舞台です。お客さんには、1位が僕だろうが、30位の人であろうが関係なく、楽しい空気やな、面白いなって、全体を見て楽しんでもらえればうれしいです。ーー辻本さんやすっちーさんよりも得票が上でしたが、この快挙についてはどのように分析されていますか? アキ:結果が出るまでは想像がつかなかったです(笑)。でも、日にちを重ねていくうちに、いろんな人のアンケートを見たり、コメントを読んだりする機会があって、それを分析すると、僕に投票してくれたのは40代、50代の女性の方が圧倒的に多いことが分かったんです。ーーアキさんは若い頃は結構女性に人気が高いイメージでしたから、女性票が多いのは納得です。 アキ:水玉れっぷう隊時代の、2丁目劇場時代のファンの方が投票してくれていたりするんです。ありがたいことに20年、30年と追っかけをしてくれる人がいたり、当時、中学生、高校生の時やった人がお母さんになっても変わらず応援してくれていたり……。東京は東京で10年以上やらせてもらっていて、コツコツ舞台を重ねていたので、そういうこともいろいろな要因となってこの結果になったのかなって分析しています。ーー水玉れっぷう隊でのアキさんと新喜劇のアキさんとでは、少し笑いのテイストは変わったかなと思うところがあるのですが。 アキ:別人です(笑)。自分でも何がほんまか分からなくなるくらい。ーー客層も変わりますものね。 アキ:新喜劇に入ってからは4歳、5歳くらいの子どもから、ご年配のおばあちゃんとか、いろんな人たちに向けたお笑いをしなくてはいけないので、水玉れっぷう隊の時の「とにかく新しいもの」「見たことないもの」っていう笑いの作り方とは全く違った笑いの作り方に取り組んでいる感じなんです。根本的な考え方から変わりました。ーー新喜劇は舞台の中でどうあるかっていう世界ですし、確かに笑いの取り方も水玉れっぷう隊時代とは違ったものを意識していかなければいけないんでしょうね。 アキ:2人でやっていたものがチームになったし、(水玉れっぷう隊のステージとは)全然違うジャンルとしてやっているんで。でも、水玉れっぷう隊の時のような「とにかく新しいもの」をっていう精神は今もちゃんと生きています。新喜劇に過去ないようなものをやろうとするところがあるんです。ーー新喜劇を最初にやるとなった時に、過去の新喜劇のスタイルから受けた影響などはあるんですか。 アキ:吉本新喜劇の過去の膨大な台本が吉本の中に保管されていて、僕もそれを読むことができるんです。そういうものに目を通して、これだけの話がある中で何が今残っているんだろうって考えた時に、台本も大事なんですけど、やっぱり「ごめんくさい!」とか、新喜劇らしい分かりやすいギャグが、時代を超えて愛されていることに気付くんです。そういうものを自分たちも継承していかないと、という気持ち、思いはあります。こんないい話があったというのではなく、レジェンドたちの残したギャグの方が50年、60年と残っていくんです。吉本新喜劇は色鉛筆みたいなものだと思っています。辻本さんの色があったり、すっちーの色があったり。その中に僕の色があって、それをどうしていこうかってやっています。ーー新喜劇をやる中で、間寛平さんやベテランの方が、アキさんに対してダメ出しをすることはあるんですか? アキ:僕の場合はダメ出しをされるとかはあんまりないです。ありがたいことに、ずっと自由にさせてもらっている印象です。僕は元々、一発ギャグとか、インパクトのあるギャグで笑いを取るという感じでやってきたわけではないので、「アキは結構自由にやった方が」って思ってもらっているかもしれないです。ーー子どもたちを相手に笑いを取ることも多くなったと思うのですが、笑いのジェネレーションギャップを感じることはありますか? アキ:いや、そこはそんなに昔も今も変わらないです。幕が開けば子どもたちはもう関係ないですよ。営業で、私立の学校や公立の学校とかに行って公演をしたり、子どもと触れ合う機会があるのですが、裕福な地域やそうでない地域、いろんな地域に行くんです。でも、どこでやっても、子どもたちは笑いに対して素直です。地域差とか、裕福であるとか、そういうのも関係ない。やるとみんなどこへ行ってもわっと同じように沸いてくれる。感動しますよ。ーー関西を中心にご活躍中ですが、東京で新喜劇を通じた活動をしていこうみたいなビジョンはお持ちなんですか? アキ:吉本の中で以前から、新喜劇をもっと全国区にしたいという動きがあるんですけど、ことごとく広がっていかないんです。西と東の笑いは別なんでしょうね。僕は東京でも10年活動していた時期があるんです。東京での活動経験は豊富なんですが、大阪の新喜劇をそのまま東京でやっても今までのようにうまくいかないと思います。東京の人は、コテコテの大阪を求めて楽しいっていう人もいるでしょうけど、基本は上品だし、いろんなエンタメを見て、笑いに対して洗練もされている。東京でやる時はそこを考えて新喜劇も作らないといけないなと思います。ーー東京での新喜劇の活動をもっと広めていくためにアキさんの経験が役に立つかもしれないですね。 アキ:華やかでおしゃれなエンタメは、東に行けば行くほど必要になると思っています。お笑いの周波数やスピード、ボケのテイストも違うわけです。東京で新喜劇をやるならどうするかを考えるのが夢でもあります。過去に僕のアイデアで東京で新喜劇をやらせてもらったこともあったんです。その時に手応えも感じました。あ、見てもらえてるって。これはいけるって僕の中で感じれるところがあったんです。今後は新喜劇をもっと知ってもらうためにいろんなアイデアを試していこうと思います。(取材・文:名鹿祥史)吉本新喜劇まつり2022~選ばれし30名の座員たち~【特別公演】2022年10月10日(月) 18:45開場 19:15開演 ※チケット完売【オンライン公演】2022年10月10日(月) 19:15~22:00 出 演 アキ、辻本茂雄、すっちー、内場勝則、小寺真理、島田珠代、山田花子、酒井藍、間寛平、千葉公平、未知やすえ、五十嵐サキ、川畑泰史、森田展義、鮫島幸恵、吉田裕、浅香あき恵、烏川耕一、太田芳伸、松浦景子、森田まりこ、高橋靖子、池乃めだか、安尾信乃助、宇都宮まき、清水けんじ、佐藤太一郎、谷川友梨、曽麻綾、松浦真也、ほか(※吉本新喜劇座員総選挙 1位〜30位 当選順)
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芸能ニュース 2022年09月23日 12時30分
アメリカでの不妊治療の経験談も ミスユニバース森理世、5大ミスコン代表らと「5 Crowns Japan」立ち上げ、青少年育成や女性支援活動に注力
ミスユニバース2007世界大会優勝者の森理世が、元ミスコン日本代表達が集まり青少年育成や女性を応援することを目的とした団体「5 Crowns Japan(5クラウンズ・ジャパン)」の会長として、活動をスタート。 >>全ての画像を見る<< 森は2007年にミスユニバース優勝後、世界15か国で活動。現在はアメリカ人男性と結婚し、昨年サンフランシスコで出産も経験している。今春、2年ぶりに日本に帰国し、パンデミックの中で本活動を開始した。9月24日には高校生のためのプレゼンテーションキャンプ「GEM TALKS 2022」を開催するなど、本活動を世界レベルで広げていこうとしている。 森に「5 Crowns Japan」の今後の展望や、現在の活動内容について聞いてきた。ーー「5 Crowns Japan(5クラウンズ・ジャパン)」について教えてください。 森:「5 Crowns Japan」は世界5大ミスコンテストであるミス・ユニバース、ミス・ワールド、ミス・インターナショナルなどの歴代日本代表の有志によって構成されるリユニオン組織です。それぞれが世界大会で得た経験や、在任中の社会貢献活動の経験を生かして、国内外でSDGsをベースとした社会貢献活動を行うために活動をします。私は組織の会長をさせてもらっていて、副会長にはミス・ワールド2018日本代表の伊達佳内子さんが務めています。ーーきらびやかなミスコンテストと、社会貢献活動にはどんな関係があるのでしょうか。 森:ミスコンは美しさを競うコンテストではあるんですけど、これらの大会のベースにある目的は社会奉仕、そして世界との異文化交流なんです。それを若い女性が経験し、自分の将来のために生かしていくという。でも、ミスコンを経て日本に帰ってきても、なかなかそれを活かせる場所がないんです。他の国のミスたちは、それぞれの国に帰った後、みんな大きなチャリティプロジェクトを立ち上げたりと経験を活かして活動していますが、日本では、ミスコンが芸能の仕事をしていく登竜門のような捉え方が多く、まだまだミスコンへの偏見が強かったりもするんです。ミスコンテストを経て得た精神というものを生かす場所がないなら作ってしまおうということで今回「5 Crowns Japan」を立ち上げたんです。ーー「5 Crowns Japan」は日本でどんな活動をしていくのでしょう。 森:美と健康に関するイベントも行っていきますが、次世代の子供達、青少年育成に力を入れていきたいと思っています。青少年育成といっても、若い世代の方に限定するという事ではなく、全ての世代、年代の方が対象でもあります。美と健康であったりメンタルヘルスの大切さなどを伝えていきたいです。ーーミスコンへの偏見の話が出ましたけど、具体的にどういう偏見があるのでしょう。 森:いろんな考え方があって、今、この時代に美を競うということがどうなのかとか、美という価値観をどこで決めていくかについて議論があるんです。ミスコンというものが減少していっている今の時代の流れの中で、こういった活動をあえて立ち上げたのは結構挑戦的なことかもしれないです。でも、今回の活動はミスコンを薦める目的でやっているわけではないんです。ミスコンテストの世界大会に行った代表たちの素晴らしい経験を元にそれをもっと社会に活かしていこうという活動なんです。ミスコンテストの代表たちは、世界大会に行くことで、たくさんの才能を持った海外の女性たちと交流をし、それによって気づかされる価値観や文化の違い、世界を知るということ、自分を知ったり自分を見つめ直すという経験をして帰ってくるんです。そこで得たものを社会にもっと伝えていこうと思っています。ーーミスコンの世界大会など、そういう場所に参加することで具体的にどういう経験ができるのでしょう。 森:その年に選ばれた国で開催される世界大会に参加することでまず日本代表という肩書きを持っていくので、自分の全ての行動や言動が国を代表するものになります。その時点で、自分の考え方やアイデンティティを整理するという経験をするんです。自分の言動や行動で間違った印象を他の国の方々に与えてはいけない。海外の方にとって、はじめて会う日本人がもしかしたら自分なのかもしれない。だから責任感と誇りを持っていくようになるんです。ミス・ユニバースの場合は本戦までの1か月くらいは、初めて会う仲間たちと一緒に力を合わせてチャリティ活動やその国での社会奉仕活動を行ったりします。グランプリに向けてさらに洗練されたレッスンも受けますし、勉強もする。過密なスケジュールの中でスピーチの仕方を学んだりという合宿も体験できます。そういう経験から精神力も鍛えられるんです。私の時は77か国が参加して行われたので、そこへ行くと77の異文化がある。77の国に旅行するのは大変ですけど、ミスコンテストに行けば、一瞬にしてそこで77の国の人たちと出会うことができ、様々な世界の見方、価値観、自分の知らないニュースを情報交換したりする経験が得られるんです。ーー具体的にどのようにして「5 Crowns Japan」の活動の輪を広げていこうと考えているんですか。 森:一番最初の大きなイベントとなる「GEM TALKS 2022」が9月24日にあって、これは高校生を対象とした、英語で行うプレゼンテーションコンテストなんですけど、こういったイベントを通じて自分たちの活動を知ってもらえるのではないかって考えています。 今回応募してくれた青少年の予選大会を見ていると、すごくクオリティが高くて驚かされます。いろんなデバイスの普及やSNSの登場が関係していると思うんですけど、今の青少年の方はその入ってくる膨大な情報量をうまく活用しているなという印象を持っています。ーー森さんは今は日本とサンフランシスコのどちらを拠点に活動しているのですか。 森:日本とアメリカの二重生活のような感じです。ーー外国で生活していると今の日本はどんな風に見えるんでしょうか。 森:コロナ禍になって、水際対策やコロナの対策って国によってルールが全然違うことがわかりました。私はまさしくアメリカでパンデミックの一番大変だった時期を過ごして、その価値観で慣れたので、2年ぶりに日本に帰ってきて、ちょっと違うなって。アメリカだと立ち止まっていたら終わり、どんどん進もうっていう攻めの姿勢が強いので、マスクのルールだったり、水際対策だったり、国が決めていくルールがどんどん前に進んでいく。逆に日本だとすごく慎重だし、政府が日本国民の声をすごくよく聞いている印象です。立ち止まっているようにも見えるんですけど、改めて安全な国だなって思います。ーー出産前はアメリカで不妊治療をされていたということも聞きました。 森:夫と私は国際結婚だったんですけど、夫はアメリカにビジネスがあって、私もダンススクールを日本でやっていて、夫婦でそれぞれの生活をしていて、なかなか夫婦で一緒に生活する時間が少なかったんです。あと、自分はそもそも高校生の時に、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)であることを診断されていたので、不妊に悩んだ時に、思い切って専門家の先生に相談したのがきっかけでした。治療が始まると、コンスタントに病院に通わないといけないので、ちょうどコロナの時期で、時間があったのが幸いしました。アメリカで治療を受けたので、まだ日本では使用されていない薬で治療をしました。みんなに怖くないのかって言われたりもしたんですけど、先生たちを全面的に信頼していたので何の不安もなかったです。ーー日本でも、不妊治療は増えています。以前に増して、不妊治療に関する情報に多くの人が興味や関心を持つようになった背景にはどんな理由や原因があるのでしょうか。 森:女性が社会に進出するようになって、ストレスが増えたり、精神的にも体力的にも、体を酷使することが増えて、PCOSに傾いているということも関係していると思います。PCOSは誰にでもなりうる症状なんです。もし同じ悩みを抱えている人がいれば、待たずにすぐに先生に相談することを薦めます。何歳を超えると妊娠率が下がるとか、データがあるんですけど、私個人的にはそこまで待たず、すぐに治療を始めた方が体力的にも精神的にもいいと思います。ーー不妊治療は男性の側も考えていく必要がありそうです。 森:不妊は女性側の問題だと考えられていると誤解される事もあるのですが、女性に全く問題がなくて男性に問題があるというパターンもあるんです。不妊治療をする時は夫婦ペアで検査に行った方が良いと思います。プロセスとしては血液検査をするんですけど、ホルモンの様子を血液検査で調べるんです。でも、私の夫の場合は男性が受ける検査はそこまででした。女性に比べると負担は少ないと感じました。女性の場合は婦人科で一通りの検査をしないといけないんです。血液検査をするとか、中には痛みを伴う検査もあります。女性の方が検査項目は圧倒的に多いです。まず第一に2人の体質に問題がないかを見て、どちらかに問題があれば治療をする。お薬を処方してもらったり。効果はもちろんあるので、気になる人は検査を受けて欲しいです。ーー様々な活動されている森さんですが、今後10年、20年のビジョンを教えてください。 森:「5 Crowns Japan」が生まれた時と自分の娘が生まれた時がほぼ同じなんです。このプロジェクトを自分の子どものように思っています。焦らず着実にこの活動を育てていきたいと考えています。「Slowly but surely」という言葉をモットーにしているんですけど、これはゆっくりだけど確実にという意味です。目先の華やかさとかに食いつくのではなく、この活動を女性のためにであったり、青少年の育成に向けていきたいと考えています。だから急ぐのではなく、少しずつ着実に、1人でも多くの人に活動の趣旨が伝わっていけばいいなと思っています。10年後にはこの活動を世界の大きなイベントに並ぶような活動にしていきたいです。そのために頑張っていこうと思います。(取材・文:名鹿祥史)5 Crowns JapanオフィシャルHPhttps://www.5crownsjapan.com/外務省後援 高校生のためのプレゼンテーションキャンプGEM TALKShttps://gemtalks.org/森 理世Instagramhttps://www.instagram.com/riyomori_/?hl=jaAbemaブログhttps://ameblo.jp/mori-riyo/entrylist.htmlI.R.M.アカデミーhttps://www.irmda.jp/
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芸能ニュース 2022年09月15日 19時00分
『有吉の壁』食品を扱う市場で“生尻芸”、批判相次ぐ?「よく許可が出た」タイムマシーン3号のネタが物議
有吉弘行がMC、佐藤栞里がアシスタントを務める『有吉の壁』(日本テレビ系)が14日に放送。ある芸人のネタに批判が殺到した。 有吉が「壁」となり、次世代を担うお笑い芸人が全力で挑む純度100%のお笑い番組。今回は、35歳を境に若手チームとベテランチームに分かれて対決。千葉市地方卸売市場全面協力のもと、芸人たちが市場にいそうな面白い人に成り切って有吉を笑わせる「若手vsベテラン!おもしろ市場の人選手権」が行われた。 >>『有吉の壁』トム・ブラウンのネタにドン引き「今時セクハラ」「カットしなよ」の声 有吉の判定に称賛も<< さまざまな芸人がネタを披露する中、タイムマシーン3号(山本浩司、関太)が登場。市場で働くスタッフ役の山本が部下に声をかけていると、半透明で格子状になっているビニールカーテンの裏で関が何やら作業をしていた。しかし、肌色の面積が多く、股間には黒い物体が。山本が「ウソでしょ……着てるよね?」と戸惑い、カーテンを開けると、関は全身肌色の服を着ていて、股間部分に黒のウエストポーチをつけていた、というものだった。山本は「紛らわしくない?」とツッコミを入れつつ、再度閉めると、今度はカーテン越しに尻を出しているように見えて……。 「このほかにも、食品を取り扱う場所以外のところや、ビニールを敷くなど対策はしていたものの、ジャングルポケット・おたけ、とにかく明るい安村、パンサー・尾形貴弘らが裸になって芸を披露していました。視聴者の反応を見ると、面白いといった声がある一方で、魚という生物を扱う場所で、裸になるのは不衛生ではないかと指摘の声があったんです」(芸能ライター) Twitterでは、特にタイムマシーン3号のネタに批判が殺到。尻を出す芸に対して「いくら消毒しても、感情としてもうこういう所で扱われた食べ物を食べたいとは思わないわ」「食品に生尻はアカンぞ」「これは燃えても文句言えないよw」「面白いか面白くないかより衛生面が気になる。。後片付けをするであろう従業員は後が大変そう」「食べ物の有り難みが分かってないって思いました」「生鮮食品を扱っているところで裸芸なんてよく許可が出ましたね」とのコメントがあった。
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芸能ニュース 2022年08月20日 12時10分
ゲストにオズワルドも!メンバーは11歳から19歳、少女歌劇団ミモザーヌが夏公演開催 セクシー楽曲にも挑戦
マルチクリエイターの広井王子が総合演出を務める吉本興業の「少女歌劇団ミモザーヌ」が8月23日に東京・大田区民プラザで夏公演「Traveling Summer」を開催する。 >>全ての画像を見る<< 吉本興業の「少女歌劇団プロジェクト」から始まったミモザーヌの劇団名は「友情」「優雅」が花言葉のミモザを由来としており、現在11歳から19歳までのメンバーで構成される。今回の公演は13時30分開演、17時30分開演の2公演が行われ、特別ゲストとして横澤夏子、オズワルドも出演する。同劇団の団長である19歳のいまもりまなか、15歳のちばひなの、14歳のともだりのあに公演の見どころを聞いた。ーーまず今回の公演がどんな内容なのか簡単に教えてください。 いまもり:今回の公演では「Traveling Summer」ということで、舞台の上で世界旅行をするんです。私は二カ国の国の曲で出させてもらうんですけど、一曲はセクシーな感じ、もう一曲はキメキメでかっこいい感じのダンスを披露しています。そこをぜひ注目して観てください。邦楽から洋楽までいろんな曲が登場するので、来てもらえたら、きっとみなさんのお気に入りの曲が見つかると思います。 ちば:私はえくぼがチャームポイントなんですけど、今回の公演では私の笑顔でみなさんを明るい気持ちにしたいと思っています。いまこういうご時世で、海外に遊びに行ったりできないと思うんですけど、そういう方にこそぜひ観に来ていただいて、私たちと一緒に空想の中で世界旅行をして楽しんでいただけたらなと思います。 ともだ:私のチャームポイントはくるくるの天然パーマの髪の毛とコロコロ変わる表情です。今回の公演ではコロコロ変わる私の表情の中でもセクシーな表情だったり、これまでと違った一面を見せられればと思います。いろんな楽曲に挑戦していて、新曲もあったり、昔の曲のカバーもあるので、ご年配の方から小さいお子さんにも楽しんでもらえる内容になっていると思います。家族で来てほしいです。ーー今回の公演で大変だったことはどんなことですか。 いまもり:ある楽曲で激しい動きで歌う曲があるんですけど、いまそこに絶賛苦戦中です。体力をつけないとって思いますし、歌って踊る中でもその国の世界観を大切に歌いたいって思いながら頑張っているんです。自主練習の時から、ダンス、歌を別々で練習するのではなく、一緒に練習するようにしたり、工夫をして頑張っています。 ともだ:私は力強いダンスが苦手で、どうしてもふわふわ踊ってしまっているところがあって、「ここのダンスもっと重くして」って言われてもやり方が分からなかったりするんです。そういう部分に苦戦しました。でも、一期生の先輩たちが優しくて、「聞きに来てくれたら教えてあげるよ」って言ってくれたり、「ここ一瞬力入れたら重く見えるよ」とか、アドバイスをしてくれたりして、少しずつ成長できていると思います。ーー3人はそれぞれ大学生、高校生、中学生と世代も違っているんですね。しかも3人とも関西出身。メンバーも関西出身者が多い印象です。お稽古中はどんな雰囲気なんですか。 いまもり:関西メンバーが多いので、ボケて突っ込んでみたいなやりとりは日常茶飯事です(笑)。仲良いなって思います。 ちば:プライベートな何気ない話から、映画の話とか、いろんなことをみんなで話したりしながらやっています。ーーともださんは中学生だけどすごくしっかり者のイメージです。 ともだ:ありがとうございます! いまもり:私が中学生の時はこんなに話せませんでした。今、小学6年生のメンバーもいるんですけど、その子たちも受け答えがすごくしっかりしていて、最近の子はすごいなって思います。自分の見せ方を分かっていて、りのあにしか出せない表現の仕方も持っていて、いつも感心しながら見ています。 ちば:広井さんのトークのレッスンがあったりするんです。そこでトークも鍛えられていると思います(笑)。ーーいまもりさんは逆に年齢が一番上です。 いまもり:自分が最年長になった時にどんなふうにあればいいかなって思って悩んだりもしたんですけど、今は自分は自分らしくあればいいと思いながらやっています。でもしっかりしたメンバーが多いので、年齢の差をそれほど感じないというのがあります。相談したいことがあったとしても普通に年下のメンバーに相談したりすることもあるんです。両親や広井さんに相談したりすることもあります。広井さんはそういう時もすごく丁寧に指導してくださって優しいなって思います。ーー3人は歌劇団の活動を通じて将来こうなりたいというビジョンのようなものは持っているんですか。 いまもり:私は25歳までに映画の主演を飾りたいという目標を持っています。広井さんから「たくさん映画を見て本を読みなさい」ってアドバイスをもらっているんですけど、映画をたくさん見ると、ますます「演じるって楽しいな」って思うようになりました。小松菜奈さんの演技がすごく好きで、いろんな映画に出られていますけど、演技がナチュラルできれいですてきだなって思います。小松菜奈さんのような女優さんに憧れています。 ちば:一期生がミモザーヌに入って4年がたつんですけど、すごくあっという間だったんです。そこからさらに4年たつと自分が一番上の代になるんですけど、まだ上の代に頼っている自分がいるので、自分がもっともっと周りを引っ張っていける存在にならないといけないなって思っています。自分から率先してみんなを引っ張っていける存在になりたいです。あと、なかなかこれまで演技をする経験がなかったので、いろんな役を演じて、自分に合った演技というのも探してみたいです。 ともだ:今まではずっと年下で全員お姉ちゃんという感じだったんですけど、四期生が入ってきて、年下のメンバーもできたので、教える立場になるんだなっていうのを最近自覚しています。年下とかみんなの面倒を見ることができるようになりたいなって思います。ーーミモザーヌをまだ知らないファンへ改めて公演の見どころをよろしくお願いします。 いまもり:音楽が好きな方も、あまり分からないという方でも楽しんでいただけるショーになっていると思います。私たちのファンクラブがあって、配信をやったりもしているんです。ファンの方と近くで会える場所を作りたいと思っているので、今回の公演を観て興味を持ったら、ファンクラブにも入っていただいて、私たちのことをもっともっと知ってもらえたらうれしいです。 ちば:ミモザーヌの舞台は様々なジャンル、いろんな楽曲があります。みなさんが初めて知るジャンルの音楽や踊りもあると思うので、それをみなさんにお届けしたいです。私たちの楽曲を帰り道で口ずさんで帰ってもらえるようになったらうれしいです。 ともだ:ミモザーヌには美しいメンバー、かわいいメンバー、かっこいいメンバーがたくさんいます。かっこいいメンバーがかわいい曲に挑戦していたりもするので、美しいメンバーが意外なことに挑戦していたり、意外性のある舞台になっていると思います。観ればきっとお気に入りの推しメンが見つかると思います。ぜひ観に来てください!(取材・文:名鹿祥史)少女歌劇団ミモザーヌ 夏公演「Traveling Summere」2022年8月23日(火)大田区民プラザ(東京)12:30開場/13:30開演/15:30終演16:30開場/17:30開演/19:30終演
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芸能ニュース 2022年07月30日 12時30分
「昔の僕ならできなかった」六角精児、成田凌・前田敦子との共演で感心? 60歳を過ぎての俳優業に持論語る「運じゃない。縁」
女優の前田敦子が、成田凌演じる売れない脚本家を翻弄する“妖艶な人妻”を演じる映画『コンビニエンス・ストーリー』が8月5日よりテアトル新宿でほかで全国公開される。 >>全ての画像を見る<< 同作は、スランプ中の脚本家・加藤(成田)が、人妻・惠子(前田)と、不思議なコンビニ「リソーマート」が入り口の“ちょっとした異世界”で出会い、恋に落ちる様を描くファンタステックかつノスタルジックな物語。ドラマ「時効警察」シリーズ(テレビ朝日系)や映画『大怪獣のあとしまつ』(2022年)の三木聡が監督・脚本を担当する。 本作で「リソーマート」のオーナーであり、前田の夫でもある南雲役を演じる六角精児に作品の見どころや、本作で共演した成田凌や前田敦子との撮影秘話などを聞いてきた。 ーー六角さんは映画『大怪獣のあとしまつ』や「時効警察」シリーズに続いての三木監督作品出演となります。オファーをもらった時はどんな気持ちだったのでしょう。 六角:三木さんの世界には独特な空気感がありますからね。三木さんの映像作品に出られるのは嬉しいなって素直に思いました。 ーー演じる南雲は役柄的に前田さんの夫役で、しかも束縛系のちょっと変わった人物です。南雲を演じるに当たって何か役作りのようなことはしました? 六角:いや。そういうことはしていないです。三木さんは、コンテをしっかりお作りになるし、役者に対してこれをやってほしいというのがはっきりしているタイプの監督だと思うんです。だから役者として過剰に役作りをしようとか、何かをしようという気持ちで臨むのではなく、監督の要求に自然に乗っかっていくスタイルでやっていこうという感じでした。南雲は結婚はしていても奥さんにあまり振り向いてもらえていないタイプの人間。そこに寂しさみたいなものがあるんじゃないかなというのを頭に置いて演技していました。 ーー南雲の人物像ですが、私生活の六角さんと共通項のようなものはありましたか。それとも真逆の人間像だったのでしょうか? 六角:結構自分と似ていると思いますよ。南雲は別世界の人だというのもありますけど、人はそばに全く誰もいないと寂しいものだし、身近な家族である奥さんから相手にされないとなおさら。そこへ誰かがきて奥さんともし何かがあれば嫉妬もするだろうし、それが暴力や狂気に変わっていくかどうかは別として、僕も南雲という人も気持ちが動く点では同じだと思います。そこは南雲と同じというところから人物像を作り上げていった方が自然なのかなと思ってやりました。 ーー特殊なキャラクターをどう印象づけるかということも考えての演技だったのでしょうか? 六角:変に印象深くしようとは考えませんでした。若い頃はそういう考えもありましたけど、最近はなくなったてきたんです。でも、結果的に印象深いキャラクターにはなったと思いますし、狙わずそこにいけたのならそれでいいなと。 ーー現場では妻役である前田さんとどんなコミュニケーションを取っていたのでしょうか? 六角:劇中の役の距離感を考えて、撮影が終わったらひゅっと帰ってしまったりする役者さんもいらっしゃるのかもしれませんけど、前田さんとは撮影のカットとカットの間は現場に一緒にいて、普通に話をしていました。成田さんも含めてお二人とは、歳は随分離れていますけど、気さくに話をしてくれて、距離を縮めるために何かをしないといけないとか、そういうまどろっこしいこともなかったです。今の若い人たちはそういう気遣いがきちんとしていていいですよね。昔の僕ならできなかっただろうなって思います。 ーー昔の女優さんはなかなか話しかけにくい雰囲気があったんですか? 六角:どうだろう。僕はあったかな(笑)。若い頃は先輩の女優さんたちにすぐには話しかけられなかったし、向こうから話しかけてもらった記憶もない。 ーー本作では嫌われている旦那さん役でもあるわけで、前田さんとの現場での距離感は影響ありましたか? 六角:好かれている旦那さん役より嫌われている旦那さん役の方がやりやすいという部分はあったかもしれないです。もしも仲のいい夫婦という設定なら、一体どういう夫婦でなぜ仲がいいのかっていうことを演じる上できちんと構築しないといけない。でも、向こうは拒絶していて、嫌われているからこそ成田凌さんの方にいってしまう。そういうストーリーの作品なので、自分としては「おい、どうしてなんだよ」って、寂しさみたいなものを追い求める感じを持ってやればいいわけですから。 ーー不倫されてしまう男の心境をどう考えますか? 六角:そういうことがあったとしたら悔しいし悲しいでしょうね。怒りという感情も生まれるかもしれないけど、少なくとも自分に愛情がある限りは、一番は悲しみや寂しさでしょうね。だからこそ余計相手を傷つけてやろうという気持ちにもなるんでしょう。 ーー南雲は相手を束縛します。そういう行為は理解できますか? 六角:自分はそういう恋愛はしてきていませんが、感じはわかります。何時から何時までどこにいるのかということを電話をして確かめたりする人って確かにいるし、夫婦でもそういう関係の人がいますよね。でも、僕はいい加減だから、そういう風にはならないです。それに反対の立場なら自分が苦しくなりますから。自分が束縛されたくないなら、相手にそれを求めるのはちょっとおかしいと思います。でも、実際はそういう人がいて、人としてそういう感情が生まれる場合もあるということはわかっています。 ーースマホがある時代、ない時代で束縛の仕方も変わります。 六角:スマホは人を束縛しますよ(笑)。束縛する道具があるからそうする人も増えていると思うんです。昔は家を出たらそれで終わりだったけど、今はそういうわけにはいきませんから。GPSも付いていますし。とんでもない時代です。スマホは便利だけど、便利がゆえに人を馬鹿にしてしまう道具ですよ。どこかに行かなくても、買い物であろうと調べ物であろうとなんでもその場でできてしまう。これ一台で楽しめるわけですものね。外に出ることを少なくしてしまうし(笑)。すごい時代になったなと思います。 ーー六角さんは現在60歳。俳優としての今後の展望について教えてください 六角:ひとつひとつの仕事は、真剣に考えてやってはいますけど、その結果や評価は、どういう風に捉えられてもいいな、と思っています。自分がこうしようと一所懸命に考えてやったことに対して、昔だったら何か結果が欲しいと思っていたこともありましたけど、今はないです。やれることをやって、その先のことはいいっていう感情です。でも、やる気が無くなったというわけではないんです。新しいことをやりたいという気持ちはちゃんとあります。何かチャンスがあるんだったら、60過ぎたって挑戦したいし、できると思う。むしろ執着がなくなったぶん、新しいことがやりやすくなったと思っています。 ーー今、役者業以外で興味のあることはなんですか? 六角:鉄道とお酒とギャンブルじゃない。やっぱり。 ーーギャンブルは相変わらず好きなんですか? 六角:好き。まあ、ギャンブルといっても昔のようにお金をたくさん賭けることもないし……。ギャンブルというか、ギャンブルっぽいものだね。それに魅力を今でも感じているということかな。昔から一攫千金を求めて長いことやってきたけど、それは意味がないということもわかってきたからね。大勝ちで大金を得た人間は得た人間で、ろくな目に合わないことも知っているし。ギャンブルで人生を狂わせた人もたくさん見てきたから、一攫千金を狙うようなことはないです。楽しく遊べればいいんだけど、それはもう「ギャンブル」ではなくて、ギャンブルっぽいものなんです。 ーーこれだけ長きに渡って俳優業を続けられるとは若い頃に想像できましたか? 六角:思ってもいなかった。そもそもずっと続けて行こうなんて考えていなかった。いつまでやろうとか、いつまでやれるとか、芝居だけでやっていこうとか、そういうことすら考えていなかったんです。その場その場の感覚でずっとやってきた。これからどうなってしまうんだろうって思ったことはありましたけどね。でも、ここまでやって来れたのは、運じゃない。縁ですよ。そういうものがある人が続けられるんだと思います。自分がどこまでと考えてやれるもんじゃないし、今後もそんな感じで続けていければいいなと思っています。(インタビュー・写真:名鹿祥史)『コンビニエンス・ストーリー』監督・脚本/三木聡 企画/マーク・シリング出演/成田凌、前田敦子、片山友希、岩松了、渋川清彦、ふせえり、松浦祐也、BIGZAM、藤間爽子、小田ゆりえ、影山徹、シャララジマ、六角精児配給/東映ビデオ8月5日(金)より全国公開
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芸能ニュース 2022年06月30日 12時10分
『THE W』優勝オダウエダ、初対面の松本人志に驚き! 女芸人にモテる芸人も暴露、結成9年目の初単独ライブ開催
女芸人No.1決定戦『THE W』で優勝したオダウエダが、7月2日にルミネtheよしもとで、結成9年目にして初の単独ライブとなる「ALC.不可説不可説転」を開催する。 >>全ての画像を見る<< オダウエダは小田結希と植田紫帆によるお笑いコンビで、2014年結成。女芸人No.1決定戦『THE W』では2020年、2021年の2年連続で決勝に進出。昨年初の優勝を果たした。そんなオダウエダの二人に、今回のライブの見所や、『THE W』優勝後の環境の変化などについて話を聞いてきた。ーー結成9年目で初の単独ライブというのは意外な感じがしました。 植田:今まで一回も、自分たちだけで60分というのをやってこなかったんです。ぜひ見に来ていただければ。余すことなくオダウエダの世界を楽しんでもらえると思います。 小田:単独ライブ関係なく、見たことないものをお見せしたいなって思っています。ーーネタ自体は以前から、豊富に用意してあったんですか。 植田:私たちのネタはその時その時、思いついたものを下ろすというスタイルなんです。(ストックに頼るのではなく)逆にここでしかできないネタというのをお見せしたいと思っています。フリートークも考えたんですが、オダウエダの魅力をわかってもらうにはまずネタからと思っているので。 小田:ネタを6本用意しようと思っているんですけど、普段の私たちを知っている人にも知らない人にも楽しんでいただける内容になっていると思います。ーーネタは普段どんな風に作っているんですか。 植田:二人で作っています。小田がこういうことをしたいと言ったことを私が広げるというやり方が多いです。0から1を生み出してくれるのが小田です。ーー二人の趣向というのは全く違ったものなのでしょうか。それとも似ているのでしょうか。 植田:結構近いと思います。めちゃくちゃにしたいという破壊衝動が二人の中に、常にあるんです。ーーちなみにお二人が今一番破壊したいものって何ですか。 植田:私はヤフコメとか、SNSとかですかね(笑)。全人類のためにSNSを一回なくした方がいいと思っているので。堂々と間違ったことを言っていたりして、何でも言っていい場を作るのは問題があるんじゃないかって。まあ、見なければいい話なんですけど(笑)。 小田:私はないです。 植田:なんでなん。あるって言ってたやん(笑)。ーー『THE W』優勝後にお二人の環境が変わったというのはあるんですか。 植田:仕事量が増えまして、それで、バイトを辞めて芸人だけで食べていけるようになったのはむちゃくちゃ嬉しいです。でも、テレビでの露出が増えて、今度は今までやったことのないタイプのお笑いをやる機会が増えたので、毎日が嵐の中にいるような感じにはなっています(笑)。 小田:3時のヒロインのゆめっちと同期なんですけど、我々が優勝した時にゆめっちが連絡をくれて、「自分が今どこにいるかわからなくなるよ」って。ああ、そうなのかって思って、半年くらい過ごしたら本当にその通りになりました。明日のスケジュールを把握するので精一杯。あ、ゆめっちが言っていたのは本当だったんだなって。ーーバラエティ番組での露出が増えて、実績のあるタレントさんとの仕事も増えました。 小田:MCの方がすごいなって思います。私たちが何を言ってもうまく拾ってくれて、スベるってことがないんですよ。体感としてスベったというのがあっても、拾ってもらえてなんとかしてもらって、それがすごいなって。ーーバラエティの司会者でこの人はすごいと思った人はいますか。 小田:私はくりぃむしちゅーさんです。有田(哲平)さんも上田(晋也)さんも私の末っ子っぽさをすぐ見抜いて、私が話しやすいように場を作ってくださるんです。その一瞬の判断力が凄すぎて。MCをやる人は出演者のキャラクターを瞬時に判断して何を言うか決めているんだなって。すごいなって。人間のできる技じゃないと思いますよ。 植田:私はダウンタウンの松本人志さんです。お笑い界の神として崇められているんですけど、実際お会いすると、めちゃくちゃお優しくて……。もっと怖いイメージ、会うと震え上がるんじゃないかと思っていたら、どんなMCさんよりもあたたかく迎えてくださって、本当に神なんだなって思いました。 小田:『ワイドナショー』の時、東野(幸治)さんも松本さんも何を言っても面白くなる。なんだこの状況はって思いました。ーーいつかバラエティの司会者をやってみたいと思いますか。 小田:どうなの?したいの植田は?私は「Eテレ」には出たいと思っていますけど。 植田:教育番組?私は女芸人さんがあんまりMCにはいないイメージなのでやってみたいです。ーー二人は普段、喧嘩をしたりすることはあるんですか? 植田:しょっちゅうありますね……。9、10年一緒にやっていると兄弟喧嘩みたいな感じで。小田は末っ子タイプで妹感を出すのがうまいんです。妹感出して、みんなから愛されているところはズルイなって思います(笑)。 小田:植田は逆にお姉さんぶりますよ(笑)。4つ上なんですけど、私には実際に4つ上の姉がいるので喋りやすいです。世代ギャップはあんまりないです。ーー三浦マイルドさんと交流があるとお聞きしたのですが。マイルドさんからは何かアドバイスはありましたか? 小田:マイルドさんは一ヶ月くらい前に祝勝会を開いてくださって、「遅くなってごめんな。コロナで会えなかったけど、これからは頻繁に会おうな」って。 植田:なんか、手を出されそうですね(笑)。 小田:マイルド軍団の候補生をマイルドさんが選んでいたことがあるんですけど、それも候補生が女ばっかりでした(笑)。 植田:でも笑いの価値観がすごく近くて、それでずっとマイルドさんと繋がっています。ーー女芸人さんにモテる芸人さんはいるんですか? 植田:よくみんなでそういう話をした時に名前が挙がるのは囲碁将棋さんじゃないですか。 小田:尼神インターの誠子さんたちと下ネタトークをする女性芸人のライブがあったんですけど、その前の楽屋はいっつもそんな話で盛り上がります。 植田:「抱かれたい芸人誰やろな」ってなって、誰かが「囲碁将棋さん」って言うと、「わかります!」ってみんな盛り上がるという感じです。 小田:大自然のロジャーさんとか(笑)。 植田:大御所だと若林(正恭)さんとか……(笑)。 小田:あと、設楽(統)さんじゃないですか。なんかもうそういうオーラがにじみ出ていますよね。ーー最後にライブの見所について改めてPRお願いいたします。 植田:やっとオダウエダの単独をするということで,古参の方から、『THE W』から新規で入った人に来てもらいたいです。酔狂なお笑いユーザーもライトユーザーの方もぜひ来てください。 小田:今までは小道具を使うネタしかやってこなかったんですけど、そういうの以外もやってみようって。新しいネタもやろうと思います。普段のライブで見せれないものを見せられるかなって。オズワルドさんや空気階段さんも単独ライブを経て大きな大会で優勝しているので、そんな先輩の姿を見つつ頑張らないとなって奮起しています。(取材・文:名鹿祥史)『ALC.不可説不可説転』7月2日(土) 開演:20:00(開場:19:40)会場:ルミネtheよしもと出演:オダウエダチケット料金:前売2,800円 当日3,300円チケット取り扱いFANY Ticket https://yoshimoto.funity.jp/劇場窓口
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芸能ニュース 2022年04月15日 12時10分
ジミー大西、運命変えたさんまの言葉とは 画家デビューは岡本太郎からの手紙も影響? 画業30年記念作品展、全国9会場で開催!
ジミー大西画業30年記念作品展『POP OUT』が、4月27日の東京・銀座三越会場を皮切りに、全国9会場で開催される。 >>全ての画像を見る<< 初期作品から海外移住の頃の作品、さらには新作シリーズを網羅した本作品展は、東京、北海道、大阪、愛知、福岡などを1年間かけて巡回。繊細なタッチ、大胆な構図や色使いなど、ジミーにしか描けない作品が100点以上展示されるとあって、多くの期待を寄せられている。 今回、そんな個展開催を記念してジミーにインタビューを行った。彼の人生を変えた明石家さんまの言葉とはー。ーーいよいよ作品展が開催されます。いまの率直な気持ちをお聞かせください。 思い起こせば30年……。よくぞここまで描き続けられているなと思います。ーー絵を描き始めた当初は、ここまで絵を続けられると思っていましたか? どこまで続くか……というのは考えてなかったですね。楽しみながら、文化を学びながら海外を放浪していたので、時間があれよあれよという間に過ぎてしまいました。今回、個展をさせていただくというのはありがたいことですね。ーー海外放浪で一番思い出深い出来事は? アフリカのティンガティンガ(タンザニア発のポップアート)を覚えたのが大きいです。それまでは(独学だったため)技法とかを知らなかったんですけど、“こういう描き方があんのか”って驚きましたね。ティンガティンガ村には1カ月くらいいたんですけど、“俺らより下や”と思ったんでしょうね、よくかわいがってもらいました(笑)。言葉は通じないですけど、一緒に遊んだりしましたよ。ーーそうしたさまざまな経験を経て、作品展が開催されるわけですね。 乳がんの早期発見啓発をするNPO団体が開催したアートイベントで制作した「ブレスト・キャスト」とか、2012年のGUCCI Shinjukuでの個展のために描き下ろした「ファッション」とか、小さな作品、大きな作品、絵、オブジェ……新作もあります。どうしても、(見たままを)まともに描けず、変わった形になってしまうんですよね。それが(ジミーの作品)“っぽく”なってるんやろなって思います。ーー放送作家・高須光聖さんの監修でパフォーマンスアートにもチャレンジするのだとか。 筆以外にも色んなものを使って作品を描くということですけど、どうなるか分からないですね。怖いのもありつつ、つらそうやな、っていうのもあって……未知の世界です。何をされるか分からないので、嫌なものは嫌ってはっきり言おうかと思ってます(笑)。ーー高須さんも作家で入っている『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)“笑ってはいけない”シリーズのジミーさんも印象的です。ダウンタウンさんとの付き合いは長いんですか? ほぼ同期ですね。僕が劇場の進行係をやっていたとき、よく進行部屋に遊びにきてくれてました。ーー松本さん主宰の賞金1,000万円、参加費用100万円の“密室笑わせ合いサバイバル”『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』(Amazonプライム)にも数多く出演されています。期待の表れかと思いますがいかがですか? 僕、5回出て500万円出してるんですよ。これ以上はもういいです(笑)。みんな笑わへんから、狙いにいってもアカンし。でも、全部ネタを出す前に笑ってしまうんでね……。ーージミーさんは、ゲームが始まる前から扮装してメンバーを笑わせていらっしゃいますが、ひとつ笑いが減ってしまうのでは? みんなへの威嚇ですわ(笑)。「お前、それで1個損してるぞ」って言われるんですけど、“俺は最初からやるぞ”って気持ちを見せるためにやっています。ーー(笑)。改めて絵を描き始めたきっかけを教えてください。 売れてない頃、さんまさんのところで、(幼い頃の)IMALUちゃんと遊びながら、一緒に絵を描いていたんですよ。そしたら、さんまさんが「変わった絵を描くなぁ。紳助が番組やっとるから、俺が言うから出してもらえ」って。 その後、『EXテレビ』(読売テレビ)に出させてもらったんですけど(絵画チャリティーオークション企画)、岡本太郎さんが番組を観ていたらしくて、手紙をいただきました。それが大きなきっかけです。ーー1996年に芸能活動を休業し、海外を放浪するなど画家として活躍。その後、芸能活動を再開するも、2015年に一度休筆されています。 ぼく、描くのが遅いんですよ。時間給で計算したら380円やんと思って、しばらく休んでいました。(2020年頃に)さんまさんに「絵を描けへんのか」って聞かれたとき、時給380円だと伝えたら「人を楽しませるのに、時給は関係ないんやけどな」ってマジ顔で言われて、“そうやな”と。ーー芸能活動・画家活動をするうえで、さんまさんの存在は大きいんですね。 「人を楽しませるのが本質やで」「日頃から楽しませておかな、テレビに出たとき急に人を楽しませるのはしんどいんとちゃうか」「キャラクターを大事にせなアカン」って言われたのはよく覚えています。 “お前のキャラクターじゃないから、社員や後輩にも敬語を使いなさい”と言われたこともあったんですけど、だんだんそれが薄れてきて……。正月に、さんまさんとご一緒したとき、社員さんを呼び捨てで呼んでたら「偉そうに言うな。(教えたことを)また忘れてんな~」って注意されました。でも、“言うてまうで~”と思って。だんだん後輩に敬語を使うのが嫌になってきてます(笑)。ーーお笑いの舞台でも共演されますが、そのときのさんまさんは、やはり怖いものですか? 舞台はお客さんを楽しませようとするし、さんまさんがツッコんでくれはるやろ、って思うから緊張はしないんですけど、それよりも、2人で喫茶店におるほうが緊張するんですよ(笑)。1対1やから、(余計に)ピリッとするというか……。さんまさんやダウンタウンさんはもちろん、タモリさんも、木村拓哉さんもそうでしたけど、大スターの人ってみんなオーラがあるでしょ。それにやられてしまうんですよ。ーーいろいろなお話ありがとうございました。最後にPRメッセージをお願いします。 (年々)作風も変わってきていますし、まだ世に出てない作品もあります。そのあたりを見ていただけたら。たくさんの方に来ていただけるのが一番うれしいですね。取材・文:浜瀬将樹ジミー大西 画業30年記念 作品展「POP OUT」開催日程:2022年4月~2023年 全国巡回会期中、開催会場にて本人出演イベントを予定https://jimmy-onishi.art ※詳細・最新情報はホームページ参照
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芸能ニュース 2022年03月31日 12時10分
『R-1』レジェンド・ヒューマン中村、かまいたちの番組でバズり初のネタ本発売! ピン芸人の先輩・おいでやす小田の名言も明かす
『R-1ぐらんぷり』(現在は『R-1グランプリ』に改題)で6度のファイナリスト、『R-1ぐらんぷりクラシック~集え!歴戦の勇士たち~』初代MVPなど、賞レースで驚異的な成績を残しているピン芸人・ヒューマン中村が、31日に初のネタ本『おもしろ漢字辞典 こんな漢じでどうですか?』(KADOKAWA)を発売する。 >>全ての画像を見る<< 『かまいたちの机上の空論城』(関西テレビ)の企画をきっかけに、SNSで大バズりした漢字ネタが一冊の本に。「婚約」の日の部分が指輪ケースになっていたり、「捨」の口部分が吹き出しになって「捨てゼリフ」に変身したり……本書ではそんな遊び心あふれるオリジナル創作漢字が100個以上掲載されている。 今回、書籍出版を記念して、中村にインタビューを実施。本書のことはもちろん、かまいたちの印象や先輩ピン芸人・おいでやす小田のことなど、ざっくばらんに語ってもらった。――初のネタ本が発売です。今の心境を聞かせてください。 ピン芸人になってから、ずっとネタ本を出したかったので、やっと夢がかなったなって思います。お話がきたときは、芸人になって一番うれしい瞬間でした。――本書発売の経緯を教えてください。 昨年6月末に『かまいたちの机上の空論城』のチャレンジ企画『誰でも1日100ツイートすればどれか1つはバズる!…ハズ!』で、この創作漢字ネタを自分のTwitterに投稿しました。当時、めちゃくちゃバズりましたし、この企画が放送された後は、フォロワーも増えたので、形になるまでやってみよう、と思っていたところ、早い段階でお話をいただいたのでうれしかったです。ーー創作漢字はどのように作られるんですか? 常用漢字一覧をGoogleで検索したらブアーッと出てくるので、それを見ながら“これはこうしたらええんか”と字を見ながら作ったり、普段のネタ帳とは別に創作漢字用のネタ帳も作ったので、何個も書いてみたりして作ることが多いです。2021年は創作漢字と向き合おうと思っていたので、ネタもほとんど作ってないんですよ(笑)。形になってよかったです。ーーネタの作り方と似ている部分がありそうですがいかがですか? この漢字ネタは昔、フリップネタでやったことがあったんですけど、ドンとウケる感じではなく、納得されてしまうというか……。“笑いにならないからやめておこう”と置いといたものをTwitterにあげたらバズったんで、SNS向けやったんやな、って思いましたね。ーー書籍では、創作漢字の下に正しい漢字も記載されているので、お子さんの勉強にもいいかもしれませんね。 老若男女楽しんでいただけるものにしたいなって思っていたので、悪口とか悲しい言葉が入らないようにしていました。学校の図書室にも置いてほしいし、ヴィレッジヴァンガードにも置いてほしいです。ーー(笑)。『空論城』番組MCのかまいたち(濱家隆一、山内健司)さんの印象は? 全国的に知られるようになったのはここ数年かもしれないですけど、関西では結成1、2年目でテレビに出ていましたし、若手の劇場でもトップにいたんですよ。その頃、僕は劇場のオーディション組で、関西のテレビにも出てなかった。1年後輩でしたけど、めちゃくちゃ売れているヤツら、憧れの存在みたいな感じでした(笑)。今回、(かまいたちに)帯も頼んでいるんですけど、創作漢字もすごく面白がってくれたのでよかったです。ーーいい関係性なんですね。 “俺売れてないしバカにされてる?”っていう被害妄想で勝手にビビってはいるんですけど、すごく優しく接してくれます。いつも気さくに喋ってくれますし、昔から面白いと言ってくれていたんで、ありがたいですね。ーー中村さんといえば、『R-1ぐらんぷり』で6度のファイナリストとなりました。芸人人生を大きく変えた大会では? そうですね。当時は“年明けに予選があるから夏までにはネタを作らないといけないな”とか、毎月単独ライブやって年間100本ネタを作って……っていう『R-1』のために年間スケジュールを立てて、すべての力を注ぎ込んでいました。今回、それがなくなったことで(2021年大会より、出場資格が芸歴10年以内に変更)、どうしようかと思っていたんですけど、時間が空いたので、丸々創作漢字に注ぐことができました。ーーそんな大会で思い出に残っている年は? 決勝にいけた2011、2012、2020年ですかね。2011年は初めて決勝にいった年なんですが、正直いけると思ってなかったんですよ。準決勝ではウケたけど、売れてないし、劇場ではオーディション組やし、だからこそいけると思っていなくて……めちゃくちゃ驚きました。 2012年は1回決勝にいったプレッシャーからネタができなかったですし、つらすぎて涙が止まらなくなるくらい追い込まれていました。1カ月半くらいバイトを休んで、ひたすらネタを毎日考えていたのもあって、根性がつきましたね。この年が一番しんどかったかもしれないです。 2020年は、それまでずっと決勝にいけてなくて(2016年以降準決勝止まり)“今年こそは決勝にいくぞ”という執念でネタをブラッシュアップしていました。フリップネタと同時にコントも作っていたんですけど、コントで決勝に出たいと思っていたので、それが披露できてめっちゃうれしかったです。ーー先輩・後輩かかわらず、中村さん以外にも面白いピン芸人さんがたくさんおられます。ライバルだと思う芸人さんはいらっしゃいますか? おいでやす小田さんは、昔からずっと一緒にやってきた先輩で、ライバルというのはおこがましいですけど、気になる存在ではあります。ーー小田さんとのやりとりで印象的だったことを教えてください。 小田さんは昔からブレてなくてやっていることも変わらないんですよ。自分がこうやったら面白いというのを明確に分かっていて、それをやり続けている人でした。 僕が20代のとき「ピン芸人は30歳を超えな面白くならん」って言われたんですけど、“なんでそんなこと言うねん”って思っていました(笑)。ただ、30代になってみて“確かにそやな”と思いましたね。味が出るというか、ネタに人生が見えるというか、“後戻りできひん覚悟”みたいなものが出てくるんでしょうね。ーー今回書籍を出されましたが、今後の野望は? この本を売って、2冊目、3冊目を出したいですね。今までフリップネタをたくさん作ってきたので、それに関連するネタ本、あとは文章系の本も出したいです。 芸人としては、NGK(なんばグランド花月)などの大きな会場を単独ライブで満席にしてみたい。あと、学校に行くのが楽しくなかったとき『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)とか、ラジオに救われていたので、深夜ラジオのパーソナリティもやってみたいです。――最後に本書のおすすめポイントをお願いします。 いろんな漢字ネタもそうですけど、それぞれの創作漢字に自分なりの一口エッセイ的な解説も入れたので、その解説部分も楽しんでいただけたらなって思います。取材・文:浜瀬将樹『おもしろ漢字辞典 こんな漢じでどうですか?』著者:ヒューマン中村定価:1,320円(本体1,200円+税)発売日:2022年03月31日出版社:KADOKAWA
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芸能ニュース 2022年03月25日 12時10分
“とんねるず生まれダウンタウン育ち”しずる村上、芸人人生を描いた『裸々(らら)』発売 ピース又吉や相方との出会い語る
しずる・村上純の著書『裸々(らら)』(IIV トゥーファイブ)が、3月25日に発売される。 >>全ての画像を見る<< 2003年にKAZMA※(本名・池田一真)とお笑いコンビ・しずるを結成した村上。『キングオブコント』(TBS系)で4度のファイナリスト、『爆笑レッドシアター』(フジテレビ系)のレギュラー出演のほか、個人として4冊の書籍出版や、近年ではドラマの脚本を担当するなど、書き手としても注目を浴びている。 そんな彼が今回挑戦したのが自伝的エッセイ。お笑いを志した学生時代、NSC(吉本興業の養成所)でのKAZMAとの出会い、賞レースや舞台、テレビなど、コンビとしての栄光と挫折……。まさに“赤裸々”に自分の芸人人生を描いている。 今回、書籍発売を前に村上にインタビューを実施。書籍のことはもちろん、彼が師と仰ぐピース・又吉直樹とのエピソードも語ってもらった。ーー発売おめでとうございます。メディアプラットフォーム『note』で書いていたものが、書籍となりました。本にするうえで加筆修正も行ったそうですが、特に意識したことを教えてください。 フィクションではないですが、本当のことを“本当のまま”書いても、つまらなくなってしまうなと思っていて。読んでいてリアリティがありながらも、変わった雰囲気を出したいと思っていました。コントを書くとき、“ウソの話だけどリアリティがある”というのを心がけるんですけど、それに通ずるものがあったのかもしれません。ーーコントは創作ですが、本作は自分の話です。また違った難しさがありそうですね。 そうですね。(担当者と)打ち合わせを重ねる上で、自分に酔ったような文章になると、読者の方が離れてしまうと聞いたんですけど、自分が自己陶酔するタイプだから、それを脱ぎ捨てるのが一番難儀だったかもしれないです(笑)。ーー(笑)。『裸々(らら)』では、コンビとしての活動や、KAZMAさんとのやりとりなどが丁寧に書かれています。改めてKAZMAさんの魅力はどんなところにあると思いますか? 『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で放送された『しずる池田大好き芸人』に集約されていると思うんですけど、ほかの人がやらない無茶な方向に信じて球を投げ続けてきた結果、大暴投と言われる球が、とうとう日の目を見たなって思います。ただこれを池田が聞いたら「何が大暴投だテメェ」って言ってくる可能性はありますけど(笑)。 いま、あいつなりのストライクゾーンが、世間の人たちにハマるチャンスが訪れているじゃないですか。それは僕にはできないことなので、そういう意味ではコンビを組んでいてありがたい存在ですね。ーーKAZMAさんのことのほかにも、又吉さんとの出会いやエピソードも多く書かれていますが、村上さんにとって又吉さんはどんな存在ですか? まずは先輩であり、師匠であり、同い年なので、いい友達でもある感じです。又吉さんの懐が深いので、こちらがそう思いやすいように接してくださるのが本当にありがたいです。 あと、“自分に自信を持っていいんだ”とか、“僕が面白いと思っていることに、ちゃんと面白いって言ってくださるんだ”とか、等身大よりちょっと大きく映してくれる鏡みたいになってくださる方なんですよ。いろんな人を紹介してくださったり、いろんな機会をくださったり、又吉さんがいなかったら、今の僕はいない。かけがえのない存在です。ーー又吉さんに言われて印象に残っていることは? お客さんの前で「しずるは一生懸命かめはめ波を出そうとしている」って言ってくださったことがありました。又吉さんは、不可能なことを1%でも信じて、がむしゃらにやっている僕らを見てそう言ってくれたと思うんですけど、当時の僕は「いや、思ってないですよ。何言ってんすか」ってスカしちゃって……。これは、お笑いをやっている中で後悔しているやりとりのひとつですね。又吉さんの言語能力の高さに対し、僕の読解力のなさがこうした事態を生み出したんですけど、でも、それはしずるや僕の強みなんだなって思いました。 新人の頃、あるライブで、舞台袖にいた(元カリカ、現在はニューカリカとして不定期に活動中の)林(克治)さんが、僕らのネタを見たとき、相方の(マンボウ)やしろさんに「舞台上に昔の俺たちがいる。ウケないことを全力で信じてやっている」って言ってくれたそうで……。やしろさんも袖まで見に来て「本当だ」っておっしゃってくれたらしいんですよ。そうやって、“ウケないことを全力で信じてやる”っていうのは、又吉さんの言う「かめはめ波を出そうとしている」という言葉に通じるのかなって思います。ーー最近、ひょんなことからとんねるず・木梨憲武さんのラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』(TBSラジオ)にご出演されました。本書でもとんねるずさんのことに触れられていますよね。 僕のお笑いに関していうと、“とんねるず生まれダウンタウン育ち”っていう意識があって、勝手にどちらも大事なお笑いの親だと思っているんですよ。ダウンタウンさん、カリカさんに憧れて吉本に入って、お二組はもちろん、ピースさんと出会って背中を追いかけて……。自分にとって大切な人はみなさん吉本なんですけど、あるとき、最初に好きになったのは、ノリさんのコントキャラだなって思い出しました。 僕、吉本には入ったんですけど、オチのある話、漫才、新喜劇、みたいなことをまったくやっていないんですよ。とんねるずさんって、おそらく「フリとボケがあって……」みたいな感覚でコントを作っていらっしゃらない。それを(その共通点を)ノリさんと話して、一緒にロケをさせてもらったときに、“この人のやることが(自分にとって)面白いと思う核だったんだ”って感じられて、すごくうれしかったですね。お会いできてよかったです。ーー本書内にて「しずる」というコンビが、今すごく“イイ状態”だと記されています。違う方向を向いていたはずのKAZMAさんと自粛期間後にやりとりした会話シーンは胸が熱くなりました。 これをたとえば7、8年前に書いていたらクソみたいな本になっていただろうし、後半ムカつく仕上がりになっていたかもしれないです。40歳という節目に書けたこと、今のタイミングで書けたことは、自分の年表においてもよかったことだなって思います。ーー今後、そんなイイ状態のしずるとしてやってみたい仕事は? 毎年、しずるの単独ライブを年に2回やっているほか、しずる、ライス、サルゴリラ、作家の中村元樹の7人でやっているユニット『メトロンズ』の公演があるので、このルーティーンを基盤とした上で、その隙間にコンビとして新しくできることや、自分の自己実現に向けて、いろいろできればいいなって思っています。ーー最後に見どころ含めてPRコメントをお願いします。 『裸々(らら)』って言ってるくらいなんで、すべてをさらけ出しました。ある意味、普段は服を着ている自分を見てもらっていますが、僕の裸に興味があったら、乳首が見たかったら……ぜひご覧ください。ーー(笑)。ありがとうございました!取材・文:浜瀬将樹『裸々(らら)』2022年3月25日(金)発売著者:村上 純定価:1,870円(10% 税込)発行 ドワンゴ/発売 KADOKAWAhttps://www.amazon.co.jp/dp/4048931032※KAZMAのZはストローク付きZ
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芸能ニュース 2022年02月18日 18時05分
「なんで今なんだ」はんにゃ川島、衝撃のがん発覚タイミング明かす 体験記『はんにゃ川島のお笑いがんサバイバー』発売、芸人仲間に強く健康診断を勧める
はんにゃ・川島ofレジェンドの著書『はんにゃ川島のお笑いがんサバイバー』(扶桑社)が2月18日に発売された。 >>全ての画像を見る<< 2014年にのちの妻となる菜月さんが妊娠し、幸せの絶頂が訪れる中、腎臓がんが発覚。本書は、そんな夫婦のやりとりから、病気を隠しての芸人活動、手術後のリハビリ生活、がんを克服した後に感じたこと、さらには相方・金田哲や菜月さんのインタビューなどが収録されている。 ただのがん体験記ではない、川島目線の“がんとの闘い方”が勉強できる本書出版を記念して、インタビューを行った。――まずは著書が発売されることについての想いを聞かせてください。 ご家族、仕事仲間、ご友人が突然がん患者になった場合、どう声をかけたらいいのか分からないという方もいると思うんですよ。本には、“がん患者さんにはこう接したらいいよ”という僕なりの考えを書いていますので、そんなみなさんのハウツー本になればいいなと思っています。――「がん検診をしてみよう」というきっかけにもなりそうです。 僕も何も体に異常がない状態で、今の奥さんにふと「1回くらい健康診断受けた方がいいんじゃない?」って言われてがんが見つかったので、この本もそうしたきっかけになってほしいですよね。2016年、がんになったことを『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)で公表したのですが、放送後、芸人30人くらいから“僕が行った病院を教えてほしい”って連絡があったんですよ。だから、いま、その人たちが健康でいられるのは僕のおかげです。――(笑)。どういう方々に紹介したんですか? 最初に連絡がきたのが、NON STYLEの井上裕介さん。そのほかにも、番組に出られていたオードリーの若林正恭さん、平成ノブシコブシ・吉村崇さん、あとピース・又吉直樹さんなど、いろんな方に教えましたね。――腎臓がんが見つかった経緯を教えてください。 今の奥さんに妊娠が分かったとき、サプライズでプロポーズをするために、温泉旅行に行ったんですよ。奥さんは指輪じゃなくて高級バッグがいいと言っていたので、内緒で買って、お風呂から上がったところでプロポーズしようと思っていて。 準備を整えて温泉に入った奥さんを待っていたら、健康診断をしてくれた知り合いのお医者さんから『結果が出ました。今度来るときは、マネージャーさんとご両親を連れてきてください』ってLINEがきたんです。“どういうことだ”と思って電話で確認したら「腎臓がんです」と。 これから大事なプロポーズをするのに、なんで今なんだと。そのとき、神様はいないと思ったし、いたらぶん殴ってやろうって思いましたね(笑)。これから生まれてくる子どもに、もしがん細胞が遺伝したら……だったら“生まれてこない方がいいんじゃないか”、俺が死んで奥さんにバツがつくくらいなら結婚もしない方がいいんじゃないか、って落ち込みました。 そうやって考えていると、彼女が温泉から戻ってきたので、健康診断の結果を伝えたら「お腹にいる子どもが見つけてくれたんじゃない。すごい天使だよね」って前向きな言葉を言ってくれて……。その言葉で“なんで子どもは生まれてこない方がいい”なんて思ったんだ、って反省しました。すごく救われましたね。 その流れでふすまに隠してあったバッグを見せて、中に入っていた『結婚してください』って手紙を読んでもらいました。奥さんは泣き崩れたのですが「……(プロポーズは)今じゃない」って(笑)。情報が多すぎたんだと思います。――(笑)。 がん発覚後に生まれた長女「希天(きあ)」は「“希”望を与えてくれた“天”使」という意味で名付けました。まだ娘が幼いので、その説明をしても「?」の反応なんですよ(笑)。大きくなったらちゃんと伝えたいですね。――病気発覚後から入院、退院まで、さまざまなことがあったと思いますが、奥様のそうしたポジティブな言葉で助かる部分もあったのですか? がん発覚直後、僕がどん底の顔をしていたから、“自分が強くなって救ってあげたい”って思ったらしいですね。当時奥さんは24歳。むちゃくちゃ強いですよ。 ウチの奥さんも相方もすごく普通に接してくれたんですよ。やっぱり闘病中は自分が“がん”だということを忘れたいんです。奥さんと一緒にいても、がんのことを思い出さなかったのは、非常にありがたかったです。――がんを告白した後、金田さんはどんな反応だったんですか? 金田くんには、結婚、子どもが生まれる、がんになった、ってトリプルパンチを食らわせてしまったのですが、ちゃんと「え? え? え?」って3回反応していましたね(笑)。「結婚する、子ども生まれるは分かるけど、最後はなんだ?」って。でも「手術はした方がいい」って言ってくれました。 ただ、検診も時期が大事で。僕は11月の上旬にがんが分かったんですけど、病院って、そのくらいから年末年始にかけてめっちゃ混むんですよ。だから手術どころか、検査も受けられない状態でした。みんな年越し前に体をキレイにしたいっていう思いがあるんでしょうね。そういう豆知識のようなことも本に少し書いてあります。――闘病後、がんだったことをテレビで公表されましたが、事前に周りの方には伝えていたんですか? いやほとんど言っていなかったですね。地元の友人、金田、マネージャー、吉本の役員クラスの方しか知らなかったです。あと仲いい先輩には伝えました。次長課長・河本準一さんと、宮迫博之さん。宮迫さんはセカンドオピニオンを勧めていただき、公表しない方がいいとアドバイスしてくださいました。河本さんはめっちゃ号泣してくださいましたね。――闘病していたとき、印象的だった出来事は? 入院していた時期、奥さんが朝から晩まで世話をしてくれたので、長い時間一緒にいられたんですよ。それまでは、仕事で家を空けることが多かったのに、一緒にいられる時間が長かったので、奥さんの中では「よかった」って思ってくれたらしくて。今だったら「一緒にいたくねーわ!」って言われるかもしれないですけど(笑)。 あと、今までの人生で、入院していたときが一番笑っていましたね。腹を12センチくらい切ったので、微妙に動いても痛いんですよ。「安静にしていてください」って言われているのに、ちょっとしたことが面白くて……。ウチの両親が見舞いに来たんですけど、そのとき熱が39度出てしんどい時期だったのに、眼鏡を探している父親の頭の上に、眼鏡がかかっているだけで面白くて。「そこにあんじゃねーかよ。イテテ」みたいな。そうした積み重ねもあって、(菜月さんと)2人でよく笑っていました。――2人の関係を見つめ直す時期でもあったのですね。がん公表後、生活や仕事に変化はありましたか? 180度変わりましたね。それまでは、すごく健康体で病院に行く機会がない中、急にがんになったので、“明日何が起きるのか分からない”と思うようになりました。それから悔いが残らないように、資格をいっぱい取ったり、出汁の勉強をしたり……。いろいろやりすぎて、たまに「死に急いでない?」って言われることがあります(笑)。――がんになったことで、保険や病気のことなどたくさん勉強されたと思います。特に驚いたことは? がんになる前、友達から「保険に入った方がいい」って言われていたんですけど、当時32歳というのもあったし、お金ももったいなくて入らなかったんですよ。でも、いざがんになると、思った以上に入院費がかかったり、5年保険に入れなかったり。ほかにも、入れたとしても等級が高く、5年過ぎたとしても普通の人より高い、と保険関係のことはいろいろ驚きましたね。――そうした細かい情報や川島さんが体験して感じたことが、本書に書かれているんですね。 そうですね。僕なりの意見をまとめたので、参考になったらうれしいです。今、がんは2人に1人がなってしまうと言われている病気ですが、がん=死ではないし、周りの方ががんになってしまう場合もある。この本が、そうした方々の助け舟になればなと。 “めちゃくちゃ笑えます”とは言えないですが、ちょっと面白おかしく書いているつもりなので、読みやすいとは思います(笑)。まずは、みなさん、健康診断に行ってください!(取材・文:浜瀬将樹)『はんにゃ川島のお笑いがんサバイバー』定価:1,400円+税発売日:2022年2月18日発行:扶桑社刊
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