スポーツ
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スポーツ 2022年11月18日 17時00分
ドーハの悲劇「野球関係者は『負けろ』って思ってた」一茂が失言、大慌て 「巻き込むなよ」ドン引きの声も
18日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、現地時間20日から開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会について紹介。番組に出演していたタレントの長嶋一茂のある発言が「失言」だとして、ネット上で物議を醸している。 きっかけとなったのは、同じカタールで1993年に行われた、アメリカW杯アジア地区最終予選でのいわゆる「ドーハの悲劇」を取り上げていた際の一幕。第4戦終了時点で初の本選出場に王手をかけていた日本代表だったが、5戦目の試合終了直前のロスタイムで2-1から対戦相手のイラク代表に1点奪われ、予選敗退となってしまった。 >>一茂、王将社長射殺の容疑者逮捕で「一般の方に手を出さない」発言で物議 擁護と指摘も<< 今回のカタールW杯では、「ドーハの悲劇」で選手として出場していた森保一監督が代表監督として因縁の地に戻ってくる形に。番組では、「ドーハの悲劇」がいかにサッカーファンにとってショッキングな試合だったかを振り返っていた。 その中で、話を振られた一茂は「僕はこの年はすごくよく覚えてて、Jリーグ元年ということで。私の父親も巨人に復帰した年だったんです」と告白。「で、やっぱり僕は野球やってたんで、野球界としては申し訳ないですけど、これでサッカーがW杯行ったら野球人気負けちゃうと思ってて」と明かした。 また、一茂は「多分、野球関係者、申し訳ないけどみんな『負けろ』って思ってた」と発言。その後、一瞬間を置いた後、「みんなじゃないですね! ごめんなさい、余計なこと言った。俺は思ってた」と慌てたように自身の話と置き換えていた。 この発言に、ネット上からは「ひどすぎ」「最低」「フォローしてもこれは問題発言」「関係ない野球関係者巻き込むなよ…」「カミングアウトしすぎ」といったドン引きの声が集まっていた。
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スポーツ 2022年11月18日 15時35分
大相撲、大関・貴景勝の逃げ腰相撲に「恥ずかしくないのか」と批判 格下逸ノ城に変化・のど輪連発し呆れ声
17日に行われた大相撲11月場所5日目。今場所3勝目を挙げた大関・貴景勝の相撲内容がネット上で物議を醸している。 前日まで「2勝2敗」の貴景勝はこの日、「2勝2敗」の平幕・逸ノ城と結びの一番で対戦。立ち合いは逸ノ城のつっかけによる不成立を経て2度目で成立したが、貴景勝は頭から低く鋭く当たるのではなく、左手を出しながら右に変化。今場所はここまで一度も見せていなかった“注文相撲”を繰り出した。 変化後の貴景勝は胸へのつっぱりや右ののど輪で、逸ノ城の上体を起こし圧力をかける。土俵際へ追い込まれた逸ノ城は左前みつをつかんで応戦しようとしたが、貴景勝は右のおっつけで逸ノ城の左腕を封じながら土俵外へ押し出し勝利。3日目から続いていた連敗を2で止めて白星先行とした。 >>9月場所で変化頻発し物議も、貴景勝に批判が集中?「応援する気失せた」明暗分けた原因は番付以外にも<< 立ち合い変化から白星をつかんだ貴景勝に対し、ネット上には「勝ちは勝ちだが内容的には期待外れだった」、「真っ向勝負じゃなく逃げ腰の相撲を選んだのはちょっと拍子抜けだな」、「結びの一番でこんな取り口見せられたら今一つ締まらないな…」、「別にルールに反してるわけじゃないとはいえ、ガッカリ感は否めない」、「格下相手にこんなみっともない相撲とっても今後に活きないのでは」といった批判が相次いだ。 不評を買っている貴景勝の立ち合い変化だが、一部からは「先場所までずっと負けてたことが影響したのでは」という指摘も上がっている。貴景勝は今場所前時点で逸ノ城には通算「9勝8敗」と勝ち越してはいるものの、今年に入ってからは3戦全敗。この3戦はいずれも立ち合い正面からぶつかりに行った末に敗れているが、何かを変えないと連敗は止まらないと考え、立ち合い変化を選択した可能性もゼロではなさそうだ。 取組後に応じた取材では「覚えていない。一生懸命、明日の相撲の準備をするだけ」と立ち合い変化については一切言及しなかったという貴景勝。ファンの間で物議を醸した取り口を本人はどのように捉えているのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月18日 11時30分
オリックス吉田正尚がポスティングでメジャー挑戦!球団ではイチロー氏以来22年ぶりの容認に日ハム近藤健介獲りを本格化へ
オリックス・バファローズは17日、ポスティングシステムによる米国メジャー・リーグ・ベースボール(MLB)への挑戦を表明していた、吉田正尚外野手の球団移籍について承認したと発表した。今後、「日米間選手契約に関する協定」に則り、申請の手続きを進めていく。オリックスがポスティングシステムを承認するのは、2000年のイチロー氏以来、22年ぶり2人目。 今シーズン、パ・リーグ連覇と悲願の日本一を達成したオリックスにとって、選手会長としてチームを牽引した「打の神」こと主砲である吉田の離脱は痛い。しかし、日本一というチームにとってはこれ以上ない結果を残した功績を大きく評価。大卒でプロの世界に入った吉田が海外FA権を取得するには、まだ時間を要するため、もともとメジャー志向だった吉田の夢を後押しすべく、大きな決断を下した。移籍金にはこだわらず、入札球団があれば移籍を進めていく方針だ。 吉田は「高いレベルで野球をやりたいという気持ち、小さい時からの夢にチャレンジしたいという気持ち、そういった自分の想いを尊重していただいた球団には本当に感謝しています」とまずは球団に容認してもらえたことを感謝している様子。今後は中距離打者を必要としているメジャー球団による争奪戦が繰り広げられると思われる。 吉田のメジャー移籍が濃厚となり、三連覇をめざす球団にとって、補強は急務。既に埼玉西武ライオンズからFA宣言した森友哉捕手を獲得しているが、今後は北海道日本ハムファイターズからFA宣言した近藤健介外野手の獲得を本格化させる。近藤は東北楽天ゴールデンイーグルス以外のパ・リーグ球団が獲得に名乗りを上げており、大争奪戦となっているが、旧知の仲である中嶋聡監督、中垣征一郎巡回ヘッドコーチとは、シーズン中、試合前に談笑している場面がよく見られているだけに、背番号8を空けて良い返事を待つことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2022年11月18日 11時00分
ロッテ・佐々木朗希、来春WBCは不参加? 大谷翔平参戦の裏で燻る不安要素は
サプライズは、まだある。エンゼルスの大谷翔平が来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)を戦う侍ジャパンに合流することを正式に伝えた。 「エンゼルス首脳陣が大谷の出場を認める発言もしてきました。大谷の代表入りは予定通り」(NPB関係者) 同時に聞こえてきたのは、「合流する日本人メジャーリーガーは大谷1人でない」の声。もし本当なら、3大会ぶりの世界一も期待できる。しかし、「2人目の日本人メジャーリーガー」の合流には“日本国内のゴタゴタ”が隠されていた。 >>大谷翔平、来春WBCでリリーフ転向? 栗山監督が思い描く二刀流の新たな形は<< 「ピッチャーの選出について、再検討しなければなりません。11月の強化試合に選ばれたメンバーのうち、何人かを入れ替えることになると思います」(前出・同) 強化試合で選出された投手は14人。広島・森下暢仁が故障辞退し、13人で4試合を戦ったが、こんな“反省”も出たそうだ。 「専門のセットアッパーも増員すべきではないか、と。WBC大会では、投球数の制限があります。これまでは1試合で先発タイプの投手を2人用意して、その後は各球団のクローザーを2、3人使う贅沢な継投でした。でも、その登板させた投手の誰かが不調だと、緊急に誰かを登板準備させなければなりません。専門のセットアッパーは短時間で肩が作れるので」(ベテラン記者) それだけではない。千葉ロッテ・佐々木朗希は、WBC本番にはいないかもしれないのだ。 「吉井理人氏の考え方次第でしょうね」そんな声が多く聞かれた。 吉井氏は千葉ロッテでは一軍監督、侍ジャパンでは投手コーチ、2つの肩書きを持っている。代表コーチとして、佐々木の海外試合での活躍に期待するコメントも発してきたが、千葉ロッテ監督として、こうも語っていた。 「チームのため、無理をさせてしまうところも出てくるかもしれないが、それでは監督としてダメだと思う。選手の健康を守りながら勝つことを…」 「(佐々木は22年の)終盤に調子を落としていた。基礎体力の向上が必要だ」 前者はチーム全体に関してのコメントだが、監督として、選手の健康管理を一番に置いた起用に徹すると言う。 つまり、佐々木には「ペナントレースを乗り切る体力がまだない」と見ており、ここにWBCを加えた一年を乗り切ることはできないとも語っていたわけだ。 こうした“千葉ロッテ監督”吉井氏の佐々木評は、NPB、侍ジャパンのスタッフも聞かされている。佐々木をケガから守るため、“代表コーチ”として、代表入りの見送りを進言するのではないかとも予想されているのだ。 「パドレスのダルビッシュ有、得点力アップのため、カブスの鈴木誠也も呼ぶともっぱらです」(前出・関係者) ダルビッシュの合流が実現すれば、まさにサプライズだが、今オフ、佐々木には体力不足の評価を覆してもらいたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年11月17日 19時30分
平幕・妙義龍、対戦相手の立ち合いにブチギレ?「レアな光景」驚きも つっかけた隆の勝を押し返す、前日のアクシデントも影響か
16日に行われた大相撲11月場所4日目。今場所2勝目を挙げた平幕・妙義龍の取組前の振る舞いがネット上で物議を醸している。 前日まで「1勝2敗」の妙義龍はこの日、「2勝1敗」の平幕・隆の勝と対戦。妙義龍は足元を入念に慣らしてから腰を下ろすと、右手を地面につこうと前に差し出す。ところが、隆の勝はこのタイミングで立ってしまい、行司から「まだまだまだ」と待ったをかけられた。 隆の勝は妙義龍の仕切り線付近まで踏み込んだものの衝突はしなかったが、妙義龍はつっかけ自体が気に食わなかったのか、隆の勝の胸を右腕でグッと押し返す。押された隆の勝は妙義龍、正面土俵下の勝負審判にそれぞれ頭を下げるなど申し訳なさそうな様子を見せた。 >>相撲協会が横綱に激怒「話にならない」 格下にイラつき報復、豊昇龍以上に騒がれた白鵬の立ち合い<< 隆の勝の押し返した妙義龍に対し、ネット上には「今の妙義龍、隆の勝に対してかなり不満げだったな」、「わざとやったんじゃないかって内心怒ってたのか?」、「立ち合い不成立は別に珍しくないけど、つっかけた力士が押し返されるのは割とレアな光景では」、「押された後の隆の勝、一目で分かるくらい慌ててたな」といった驚きの声が寄せられた。 「妙義龍は身長189センチと長身ながら低い体勢で鋭く当たる立ち合いに定評がある上、これまでに技能賞6回受賞と攻めの引き出しも豊富な技巧派力士。隆の勝は立ち遅れると致命傷になる、何としても先に立ちたいという気持ちが少々行き過ぎてしまったのでは。また、隆の勝は前日の平幕・碧山戦で顔面を10発以上突っ張られた末に敗れ土俵下に転落。その後花道を下がる際に左足を引きずるなど痛めたようなそぶりを見せていますが、コンディション不安をカバーする上でも立ち合いで主導権を握りたかったという可能性も考えられます」(相撲ライター) 2度目の立ち合いは問題なく成立し、立ち合い直後に引いてしまった隆の勝に乗じて攻めた妙義龍が寄り切りで勝利。寄り切られた勢いで土俵下に降りた隆の勝はうまく立てなかった悔しさからか、数秒ほどその場で立ち尽くすなど呆然とした様子だった。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月17日 17時50分
DeNA、GG賞3年連続ゼロ…98年優勝時には内野陣独占も、三浦監督は選手たちを擁護
14日に発表された第51回ゴールデングラブ賞。ベイスターズは2019年のファースト部門のホセ・ロペスを最後に、3年連続受賞なしの結果になってしまった。 守備のみに特化し表彰する賞とうたわれているが、記者投票となっているため各記者の印象に左右されることもある。毎年ファンの間で物議を醸す賞となっている面も否めない。 もちろん数字が全てではないが、守備指数を示すUZRトップの選手が受賞できないポジションが散見された。ベイスターズでは守備率100%の今永昇太、鉄壁のセンター・桑原将志は次点、ファーストで数値トップのネフタリ・ソトも涙をのんだ。 三浦大輔監督も「こればっかりはね。いろいろな記者の方の見解が違うと思うので」と前置きしながら「今永はフィールディングもうまかったですし良かったですし、桑原もビッグプレーでチームを何回も救ってくれました。間違いなく賞には選ばれなくても、素晴らしいプレーで選手たちはチームを救ってくれましたから。そういうプレーがあったのは間違いないです」と選手たちを称えた。 今シーズンはリーグ最少の64エラーと好成績ながら「守備力ももっともっと、記録に残らないようなところをね。ゲッツーが取れるところで取れなかったり、エラーは付かなかったけれども取れたらっていうところ。ランナーが残った後も、っていうところも何回もありましたし。確実性を上げていかないといけないと、と思っています。守備に特化した選手で守備固めなどで、守備力をチーム全体で上げていかなくてはいけないと思いますね」と、来季さらなるブラッシュアップを狙うとした。 1998年の優勝時には、キャッチャー・谷繁元信、ファースト・駒田徳広、セカンド・ロバート・ローズ、サード・進藤達哉、ショート・石井琢朗と内野手がGG賞を独占。強力なバックを背に腕を振っていたことに「確実に守ってもらっていましたから。あのときは野手はほぼ固定でしたから、マウンド(に)上がれば先輩たちに守ってもらっている余裕、安心感はありましたね」と、振り返った指揮官。2位から念願のリーグ優勝へ向け、ディフェンス面での強化も着々と進めていく。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年11月17日 15時30分
ソフトB・藤本監督の失礼発言にエース千賀も苦言? オリ移籍・森の守備酷評し批判、シーズン中から放言相次ぐ
3日から宮崎で秋季キャンプを行っているソフトバンク。16日に伝えられた藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、藤本監督はこの日応じた取材の中で、同日に西武からオリックスへのFA移籍が決まったプロ9年目・27歳の森友哉について質問を受けた。藤本監督は「捕手をしてくれたら、チャンスがあるからね。リードに偏りがあるとか。インコースは攻めるけど、意味があってインコースを攻めているのか。欠点はあるからね。打つ方は嫌な打者だけど、捕手としてはそんなにいやらしさはないんで」と、打力は脅威も守備面はそれほどではないという見解を示したという。 >>ソフトB・甲斐の態度に「一気に嫌いになった」と批判 止まないバッシングに反抗? サヨナラ負け直後の“ガムクチャ”が物議<< 森は2014年のプロ入りから西武でプレーし、今季まで通算「926試合・.289・102本・449打点」をマークしている捕手。今季は「102試合・.251・8本・38打点」とシーズン成績は振るわなかったが、対ソフトバンクは「16試合・.310・2本・8打点」と球団別では最も高い打率をマークするなど好相性だった。 藤本監督のコメントを受け、ネット上には「打撃はまあいいとして、守備については絶対言う必要なかっただろ」、「よその選手に対して失礼すぎる、下手に貶めるような発言はやめろ」、「守備面コケにした上で欠点をわざわざ教えてあげるなんて馬鹿じゃないのか」、「こんなこと言って舐めてたら来年森とオリックスにボコボコにされるぞ」といった批判が相次いだ。 また、藤本監督に対してはファンだけでなく、チームのエースである千賀滉大からも疑問の声が上がっている。千賀は17日に自身の公式Twitterに投稿し、藤本監督のコメントを伝えた『スポーツ報知』(報知新聞社/電子版/17日付)の記事リンクを投稿したTwitterユーザーのツイートを引用リツイート。その上で「言い方よ、、、、」と藤本監督の言葉選びに疑問を呈している。 今季が就任1年目の藤本監督はシーズン中から自軍選手への辛口コメントが多い上、9月30日には優勝を争うオリックスと戦うロッテに「オリックスが今日勝ちますから」、「オリックスは山本(由伸)君ですよ。間違いないでしょ」と言い放つなど他チームへの発言でも物議を醸している。今回の森へのコメントについても、多くのファンのひんしゅくを買ってしまったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について千賀滉大の公式Twitterよりhttps://twitter.com/kodaisenga
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スポーツ 2022年11月17日 11時00分
阪神の新助っ人候補、かつて侍ジャパンを苦しめた外野手? 岡田新監督は中軸での起用構想か
巨人を“反面教師”にして、新外国人選手を選んだ? 阪神がレッドソックスからフリーエージェントになったホアン・ミエセス外野手の獲得を狙って、交渉を進めていることが分かった。 一部メディアは「マイナー140発」のキャリア、昨夏の東京五輪でドミニカ共和国代表として活躍したことなどを指して、「カリブの大砲」「長距離砲」と伝えていた。 >>阪神トレード加入の渡邉、二塁奪取は絶望的か 岡田新監督は期待も致命的問題、新庄監督は愛想尽かした?<< しかし、東京五輪に関わったNPB関係者たちは違う見方をしていた。 「ミエセスの返球、今でも覚えていますよ。と言うか、思い出したくもない」 「思い出したくもないシーン」とは、2021年7月28日の対ドミニカ共和国代表戦でのこと。1点ビハインドで迎えた8回裏、一死二塁の場面で3番・吉田正尚がレフト前ヒットを放った。三塁コーチャーは「本塁突入」を二塁走者に指示。だが、レフトからダイレクト送球され、本塁タッチアウトに…。 そのダイレクト送球で強肩ぶりを披露したのが、ミエセスなのだ。 「二塁走者はヤクルトの山田哲人ですよ。足はむしろ速い方。好スタートを切った山田を、前進守備ではなく、定位置で捕球してアウトにしたんです」(前出・NPB関係者) 試合は9回裏に逆転し、サヨナラ勝ちを収めたが、「ミエセスの返球」は侍ジャパンに強いインパクトを残した。 「岡田彰布監督は『右打ちの外野手がほしい、大砲タイプの』と言ってきましたが、守備でアテにできない選手はいらないと、強く指示していました」(在阪メディア) “原巨人の失敗”があったからだろう。打撃優先で外国人選手を選んだため、今季の巨人のレフト、ライトは完全にナメられ、余計な失点を重ねた。 広い甲子園球場が本拠地である以上、助っ人が守備難では困るのだ。 巨人絡みと言えば、もう一つ。岡田監督の強い希望で入閣した嶋田宗彦バッテリーコーチが巨人戦のキーマンになりそうだ。嶋田コーチは背広組からの現場復帰だが、去年と今年は「巨人専属のスコアラー」を務めてきた。 「嶋田コーチが巨人担当になった2021年、14年ぶりに巨人戦で勝ち越しました」(前出・同) リーグ優勝した05年も、岡田監督のもとでバッテリーコーチを務めている。当時を知る関係者によれば、「嶋田コーチはカウント別に打たれたヒットの方向を覚えていて、そこから相手陣営の作戦や、バッターのクセ、狙い球を分析していく」という。 2年続けて手の内を読まれたスコアラーが岡田監督の参謀役を務める。巨人サイドからすれば、それだけでブキミさを感じているはずだ。 獲得間近となったミエセスについて、こんな情報も聞かれた。 「岡田監督は大山悠輔を一塁で、佐藤輝明を三塁で固定するつもりですが、打順に関しては全くの白紙。1番の近本光司、2番の中野拓夢がともに左打ちなので、佐藤を3番にしたら、左バッターが3人続きます。ミエセスが3番を打てたら理想的なんですが」(前出・在阪メディア) 巨人戦に勝つと、阪神は勢いづく。“3年連続での宿敵叩き”の布陣は整いつつあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年11月16日 19時30分
大相撲、平幕・碧山に「相手壊す気か」と批判 隆の勝は数秒うずくまる、顔面への執拗な突っ張りが物議
15日に行われた大相撲11月場所3日目。今場所初白星を挙げた平幕・碧山の相撲内容がネット上で物議を醸している。 前日まで「0勝2敗」の碧山はこの日、「2勝0敗」の平幕・隆の勝と対戦。立ち合いもろ手突きで隆の勝の上体を起こすと、右手で顔面を突っ張ろうとする。これは隆の勝に左手をあてがわれて空振りに終わったが、碧山は間髪入れずに10回以上顔面への突っ張りを連発して圧力をかけた。 隆の勝はたまらず碧山の右腕を手繰りながら引いたが、碧山は動じずについていきそのまま押し出しで勝利。隆の勝は押し出された勢いで正面の徳俵付近まで後退したが、顔面を突っ張られ続けた影響もあったのか、直後に足をもつらせ土俵下に転落した。 >>十両・千代の国、炎鵬への過剰な攻撃に「殺す気か」批判相次ぐ 心身両面でダメージか、次戦は体動かず敗戦<< 終始隆の勝を圧倒した形の碧山だが、ネット上には「今日の碧山、勝ったのはいいがちょっと取り口荒すぎないか?」、「別に反則ではないが、あそこまで執拗に顔面を突っ張るのは汚い感じもするわ」、「2、3発ならまだいいけど10発はさすがにやり過ぎ、相手のこと壊す気かよ」、「リプレー見たら、真正面に思い切りクリーンヒットしてるのも何発かあってゾッとした」、「あれだけ突っ張られたら隆の勝もたまらんよ、最後の一発なんか顎にモロ入ってたし」といった批判が寄せられた。 褒められた取り口ではないと非難されている碧山だが、一部からは「隆の勝が余計な怪我をしたのでは」という指摘も上がっている。転落後の隆の勝は数秒ほどその場にうずくまった後に立ち上がり取組後の一礼を終えたが、その後花道を下がる際に左足を少し引きずるようなそぶりを見せたため、何らかのアクシデントが発生したのではと心配しているファンも少なくなかったようだ。 隆の勝は取組後の報道では特に故障情報は伝えられず、16日の4日目も出場した。幸いにも大事には至らなかったようだが、仮に故障休場に追い込まれていた場合は今以上に碧山への批判が上がっていたことは間違いないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月16日 17時30分
オリックス福田周平がゴールデン・グラブ賞をサプライズ受賞で「自分にとっては縁がないと思っていました」
日本プロ野球機構NPBは、2022年度第51回三井ゴールデン・グラブ賞を発表した。ゴールデン・グラブ賞は守備のスペシャリストを選ぶ賞で、選手によってはベストナインより名誉な賞と捉えている選手も多い。受賞者は次の通りだ。【パ・リーグ】投手山本由伸(オリックス / 2年連続2度目)捕手甲斐拓也(福岡ソフトバンク / 6年連続6度目)一塁手中村晃(福岡ソフトバンク / 3年連続3度目)二塁手外崎修汰(埼玉西武 / 2年ぶり2度目)三塁手宗佑磨(オリックス / 2年連続2度目)遊撃手源田壮亮(埼玉西武 / 5年連続5度目)外野手高部瑛斗(千葉ロッテ / 初)辰己涼介(東北楽天 / 2年連続2度目)福田周平(オリックス / 初)【セ・リーグ】投手森下暢仁(広島 / 初)捕手中村悠平(東京ヤクルト / 2年連続3度目)一塁手中田翔(巨人 / 初※パで4度受賞)二塁手菊池涼介(広島 / 10年連続10度目)三塁手岡本和真(巨人 / 2年連続2度目)遊撃手長岡秀樹(東京ヤクルト / 初)外野手塩見泰隆(東京ヤクルト / 初)岡林勇希(中日・初)近本光司(阪神 / 2年連続2度目) パ・リーグの覇者で、日本一に輝いたオリックスからは、投手の山本と、三塁手の宗が2年連続受賞した他、福田が福岡ソフトバンクの柳田悠岐らを振り切り、外野手3位で受賞したのはサプライズと言っていいだろう。ガッツ溢れるプレーが評価されたようだ。 山本は「2年連続で選出していただき、大変光栄に思います。たくさんの素晴らしいピッチャーの中から選んでいただいたことは自信になりますし、励みにもなります。もっともっと野球が上手くなるように、これからも日々精進したいと思います」とコメントすると、宗は「昨年に引き続き、名誉ある賞に選んでいただき、とても光栄に思います。めざしていた賞の一つでもありますし、本当に嬉しいです。まだまだレベルアップして、今以上にチームに貢献できる守備をめざし、また来年も選んでいただけるように頑張ります」と受賞できたこと自体には安堵した様子。 福田は「自分にとっては縁がないと思っていましたし、内野手としてプロに入ってきて、外野手としてこの賞をいただくことになるとは微塵も思っていませんでしたので、本当にビックリしましたが、素直にとても嬉しく思います。自分がと言うよりも守備練習を手伝ってくれた方たち、指導していただいたコーチの方々、そういったみなさんのおかげです。守備を評価してもらった事実を自信にして、また来年も選んでもらえるように頑張ります」とまさかの受賞に驚きを隠せなかったようだが、内野手から出場機会を増やすため、自ら外野手への転向を申し入れた上での受賞だっただけに、かなりうれしかったようだ。来シーズンはさらなる華麗なプレーを期待したい。 ゴールデン・グラブ賞は毎年、記者投票によって選出されている。(どら増田)
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