スタジオジブリは4月4日、公式サイトで、星野康二社長兼会長が3月末で社長兼会長を退任していたことを発表。後任の社長に、4月から鈴木氏が就任したと発表していた。鈴木氏はスタジオジブリが徳間書店から再独立した05年から08年2月に星野氏に引き継ぐまで社長を務めており、15年ぶりの再任となった。
「鈴木氏といえば、社長再登板前の3月に、タイ人女性カメラマンとの親密交際がスタジオジブリに混乱をもたらしているなどと一部で報じられた。星野氏がそのことを指摘したところ、退任に追い込まれたというだけに、鈴木氏の発言が注目されていた」(映画業界関係者)
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一部スポーツ紙によると、質疑応答の中で「社長再任の前に、ご自身の身辺にまつわる問題で、会社がどうなんだ?という報道もあったが?」と質問が出て「何か、嫌な話をしましたね」と言い笑わせたというが、その件については言及しなかったという。
7月14日には、ジブリの宮崎駿監督の10年ぶりの新作長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」の公開が控えるが、現在、情報解禁されているのは鳥とみられるイラストが描かれたポスター1枚のみ。
鈴木氏は宣伝手法について、「この時代、情報がないことがエンターテインメントになるのではないかと考えた」としつつ、「宮崎監督は『鈴木さん信じるよ』と言いつつも、『宣伝なくて、大丈夫かな?心配になってきた』と言ってます」と笑顔で明かしたというのだが……。
「最近だと、宣伝やPR活動を行わなくても、名作コミックをアニメ映画化した『THE FIRST SLAM DUNK』は大ヒットしたが、『シン・仮面ライダー』は思ったほどヒットせず。おそらく、このままだと後者のようになりそうだ」(映画ライター)
ジブリ映画は衰退期を迎えてしまうのだろうか。