最終回は、デザイナーとしての夢のために、母親・塔子(松雪泰子)と一緒にパリへと旅立つ日が近づく空豆(広瀬すず)。運命的な出会いから、忘れられない日々を一緒に過ごした空豆と音(永瀬廉)との恋の行方は――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
最終回では、クライマックスの展開がネット上で物議を醸している。
パリで成功を収めたものの、デザインとショーに追われる日々にファッションのことが分からなくなり、帰国して地元で過ごすようになった空豆。一方、音はビート・パー・ミニットとして紅白出場を決め、空豆に福岡公演のチケットを送る。
空豆は会場まで向かうものの、受付のスタッフから「終演後にバックステージに来てほしい」という音からの伝言を聞くと、「急用で」と逃げてしまう。公演を終えた音はそれを聞き、急いで打ち上げを切り上げ、音を追いかける、という展開となったが――。
「音は『話がある』と空豆にメッセージを送るも、空豆はスマホの充電ギリギリ、すぐに切れてしまい、場所の待ち合わせができず。博多で2人はお互いを探して彷徨うという場面が描かれました。音が空豆と初めて出会った歩道に辿り着くと、そこにあったのは空豆のマフラー。これを手に取り、歩道橋から探すと、音は空豆を発見することができ、ようやくお互いの思いが通じ合うというクライマックスになりました」(ドラマライター)
しかし、この展開にネット上からは「無理やりすれ違い展開作ってる感じ」「すれ違い方が完全に昔のトレンディドラマ」「充電する方法なんて今時いくらでもあるのに」「平成初期のドラマか?」「簡単に繋がる時代だけど、なんとかすれ違いさせたいのね」といったツッコミが続々集まっている。
「平成に流行したトレンディドラマと言えば、両思いの男女のすれ違いがよく描かれていましたが、現代はスマホがあるため、なかなか描くのが困難。それを『スマホの充電が切れた』という理由ですれ違いを無理矢理可能にしていました。しかし、スマホの充電の方法は今時いくらでもあり、かなり苦しい展開に。また、数年間会っていなかった空豆のマフラーを音が一瞬で気づくという展開もやりすぎ感がありました」(同)
あまりに古すぎるトレンディドラマの手法がいくつも出てきた本作。ドラマファンも困惑しまくりだった。