第6話は、お互いの夢に向かって歩む中で、空豆(広瀬すず)と音(永瀬廉)の2人の距離が少しずつ変わっていく。空豆はデザイナー見習いとして久遠(遠藤憲一)のもとで全てをデザインに打ち込む日々を過ごし――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第6話では、空豆のある行動が視聴者から悲鳴を集めている。問題となっているのは、病気で車椅子に乗るようになり、「服に皺が寄る」という悩みを抱えた俳優・犀賀(大友康平)が久遠のデザイン事務所を訪れるという一幕。
皺に対し久遠も対応に困っていると、空豆は突然「(才賀は)服に着られる人じゃないとです!」と犀賀をフォロー。宮崎出身の犀賀が自分の方言と近い言葉を話す空豆にほっこりしていると、空豆は突然「あの~、皺気になるなら切ってしまえばいいっちゃないと?」と提案する。
さらにハサミを持ち出すと、「ちょっと失礼」と言い、犀賀の許可も得ず、突然履いたままズボンを切断。その後、別の白い生地を組み合わせて勝手にスカート風にアレンジし、「おい、思っちょりました。車椅子、かっこいいが。ファッションアイテムとして格好いい」とドヤ顔。結果的に犀賀もその仕上がりも気に入るという展開が描かれたが――。
この一幕に、ネット上からは「無断でいきなりハサミとか怖すぎる!」「足に刺さりそうでぞっとした」「気に入ってる服なのにキレないのはおかしい」「ド新人が人様の着てる服にいきなりハサミ入れるってどういうこと…」「たとえ空豆にアイデアがあろうがお気に入りとか思い出があるとかあるじゃん」というドン引きの声が集まっていた。
「ストーリーではその後、女性先輩デザイナーにキレられてキャットファイトを繰り広げていましたが、それ以外の全員が空豆のこの暴走を『天才が故の行動』と認めているような雰囲気でした。久遠さえ恐ろしく感じるほど空豆には才能がある、という演出に繋がっていましたが、常識的に考えて人が履いているズボンを無断でハサミで切断するという行為は言語道断。天才描写のずれっぷりに視聴者もドン引きでした」(ドラマライター)
作品側が空豆の天才っぷりを演出すればするほど、「不自然」の指摘も多く集まる事態になっている。