宮崎監督の新作長編映画の公開は「風立ちぬ」以来、10年ぶり。宮崎監督は、2013年に長編アニメの製作から退くと発表したが、17年に長編映画の製作に入ったことが判明。引退を撤回していた。
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各メディアによると、東宝の発表では、宮崎監督が原作と脚本も手がけ、製作はスタジオジブリ。題名は、編集者で児童文学者の吉野源三郎氏が1937年に発表した名著から取った。しかし、内容は同書とは異なり、宮崎監督が同書に感動して作ったオリジナルストーリーだというのだ。
「ポスタービジュアルが初公開されたが、ストーリーなどについてはベールに包まれたまま。東宝の幹部ですら何も知らされていないようだ。情報を一切出さずに公開した方が動員数がアップするのでは」(会見に出席した記者)
宮崎監督の前作「風立ちぬ」は興行収入120.2億円のヒット作となった。しかし、宮崎監督といえば、2001年に公開された「千と千尋の神隠し」が316.8億円を記録。長年、国内の歴代興行成績でトップに立っていた。
ところが、2020年に公開された「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が404.3億円を記録し、あっさり抜き去ってしまった。
「『鬼滅』のほかにも、『ONE PIECE』の劇場版最新作などジブリ作品以外のアニメが続々とヒットを記録している。宮崎監督の最新作はジブリの威信をかけた作品で製作に5年もかかった。それだけに、製作とPRにかかわる関係者一同は、『風立ちぬ』超えが最低のノルマとばかりに、今からあれこれ考えなければならずプレッシャーを背負ってしまっているようだ」(映画業界関係者)
今後、徐々に宮崎監督の新作の情報が明らかにされるはずだが、どこまで情報を解禁するのかが注目される。