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同イベントは、ABCテレビと吉本興業が企画する次世代のスター料理人発掘を目的とした大会。オズワルドは同大会でスペシャルサポーターを務める。会見には、番組MCを務める南海キャンディーズの山里亮太と、審査員の神田裕行(和食「かんだ」)、関谷健一朗(フランス料理「Joel Robuchon ジョエル・ロブション」)、堀江純一郎(イタリアン「リストランテ イ・ルンガ」)、田村亮介(中華料理「慈華」)、瀬川あずさ(ワインソムリエ)の各氏も登壇した。
伊藤はスペシャルサポーター就任について、「光栄です」と喜ぶものの、「M-1グランプリ」を優勝した錦鯉でなく、自分たちが選ばれたことに違和感がある様子。「(錦鯉出ないのは)他事務所(吉本以外)だからですかね」と首をかしげる。これに山里は「錦鯉さんにお願いするのは大変ですよ。奥歯が6本ないんですから。昨日チャンピオンではないけど、あんな面白い漫才やった二人ですよ。ここにぴったり」とオズワルドの二人をユーモアたっぷりにフォロー。会場の笑いを誘った。
畠中も応募する料理人たちに、「僕らから言えることは2本目大事」と自分たちの「M-1」経験を絡めたアドバイスを送って笑いを取る。伊藤は「2022年はまず『M-1』優勝をめざしたい」と改めて意気込み。「来年はネタとかもたくさん作りたいです。昨日(M-1で)全部出したのですっからかんなんです」と目標を掲げる。畠中も「とにかく新しいネタを作りたい。料理でいうと稲作から始めたい」と話して笑顔を見せていた。
会場では「シェフの資質について」も話題に上がったが、神田氏は「最後の最後、自分をひねり出してお客さんに出す勇気があること」と持論を述べる。関谷氏も「全てに対して愛のある人がいいかな。食材も仕事道具も人に対してもそう。作り手が愛情込めて作ることは大事。そういうものが心に響く料理なのかなって。愛を持って作ってほしい」と話す。
堀江氏も「食材に興味を持つこと、自分のジャンルの歴史・文化に興味を持つこと、続ける粘り強さがあること」とコメント。田村氏も「料理人は相手に食べて喜んでもらう仕事。思いのあることが資質だと思っています。思いとともに感動させるお料理はひとしお」と続く。瀬川氏も「大切なものは相手を思いやる心。どんなにクリエイションを磨いても食べ手側が求めるものを作れなければ違うと思うんです。しっかり相手に向き合えるシェフが素晴らしいシェフだと思います」と話すなど、それぞれにこだわりを明かしていた。
(取材・文:名鹿祥史)