>>『M-1』準決勝、結成2年目のコンビも カズレーザーが推す“イケメン芸人”にも注目<<
MCは、すでにおなじみとなっている今田耕司と上戸彩。一部で昨年大会で引退を示唆していた審査員もいたが、こちらも変わらず4年連続で、オール巨人、上沼恵美子、立川志らく、ナイツ・塙宣之、ダウンタウン・松本人志、中川家・礼二、サンドウィッチマン・富澤たけしの7名が担当することになった。
この審査員の人選については、ネットで賛否両論が巻き起こっていた。Twitterでは「ありがたい話だ…」、「動かざること山の如しな横綱の風格と考えるとこれはこれで面白い構図」、「M1審査員もリニューアルしてほしかった」、「社会のアップデートに対応しきれない,若手の感性を掬い取れないおっさんやおばさんの審査に、いったい何の価値があるというのか」などのつぶやきが。今年、『キングオブコント』が審査員を一新した分、『M-1』も審査員が変わるのではないか、と考えた人も多かったようだ。
特に準決勝に残っている若手芸人は、30代がほとんど。ダウンタウンの笑いに影響されている芸人は少なくない。そして、『M-1』初代王者で、今や大阪の老舗劇場『なんばグランド花月』の看板・礼二も漫才師に憧れられる存在だ。このように芸人としては、納得の人選なのだろうが、視聴者からは違和感の声があるのも事実。なぜなのだろうか。
「得点のつけ方でしょうね。特に松本の採点は叩かれがちで、礼二は納得されることが多い。礼二は良くも悪くも平均的。大衆を前に漫才をしているからか、素人にもわかりやすいんです。2020年大会を例に挙げると、礼二は後に最終決戦に残る、マヂカルラブリー(96点)、おいでやすこが(95点)をトップ2(オズワルドも95点で同率)に、3位で最終決戦に行った見取り図(94点)も得点順としては4位の点数をつけています。一方、松本は独自の採点方法があって、素人には伝わりにくいところがあります。よって、彼のコメントや得点がネットで叩かれることも多い。最終決戦で彼だけ優勝ではないコンビに投票して目立ってしまうこともよくあります。2016年から3年連続和牛に投票するも優勝ならず、2019年にもかまいたち、2020年もおいでやすこがに投票し、そのどれもが優勝していません。視聴者とは違う目線で笑いを見ているので、仕方のないことです」(芸能ライター)
今回賛否のあった審査員の選出。果たして彼らがどんな審査をするのか、楽しみに本番を待ちたいところだ。