この日の『オモウマい店』は2時間スペシャルで、番組がリサーチした「面白くてうまい店」が続々と登場。本田はこの日、番組リポーターとして出演した。
神奈川県大和市で、地元住民に愛される激安の定食屋に潜入したほか、群馬県太田市で大正3(1914)年に創業した、卓上の火鉢でウナギを焼く超老舗ウナギ店も訪問した。
ネットで話題になったのは後者のウナギ店。本田が来店する前に事前調査として男性の番組スタッフが潜入した。
スタッフが記録用に店内を撮影すると店主に断りを入れると「好きなように撮って好きなようにやればいいよ」と快く受け入れたが、その後が大変であった。
店主は悪い人ではないが言葉が荒く、スタッフがウナギを焼く火鉢の網に穴が空いていることを指摘すると「だからいいんだろうに!」「火がついたらウナギ置かなきゃダメだろ!」と声を荒らげ、さらにはタバコとビールを片手に「お前は誰かの子分になりてぇとか、そういう腹はあるのか」と説教をするなどかなりクセの強い店主であった。
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そんなウナギ店に16歳の本田が入ることになり視聴者は「これは可哀そう」「何かの罰ゲームなのでは?」「未成年の女の子をあんな場所に連れていくのは可哀そう」「トラウマになりそう」などとハラハラしていた。
ところが、本田の姿を一目見た店主は態度が一変。「油が飛ぶからこれでカバーして」と新聞紙を渡したほか、「最初に俺が見本見せますから」と代わりに火鉢でウナギを焼いてあげるなど、男性スタッフ相手とは違い優しい声で対応し、視聴者の心配は杞憂に終わった。本田は火鉢で焼くスタイルと味を楽しみ店主を「天才です!」と絶賛した。
ネットでは「若いのに凄すぎる」「きっと忘れられない経験になったろうな」などと本田に感心していた。
16歳でここまでクセの強い飲食店の店主とコミュニケーションを取ることはまずないだろう。本田としては良い経験になったのではないだろうか? 今後の活躍に期待である。