>>前代未聞のホームランにファン驚愕! 広島・西川も参考に? 巨人・丸が取り入れた「苦肉の策」<<
同日のDeNA戦に「1番・中堅」でスタメン出場した野間は、「4打数2安打」をマークするなど打撃では活躍。しかし、「3-2」と広島1点リードの8回裏、二塁ランナーとして出塁していた1死二塁の場面でDeNA・パットンが投げる前に三盗狙いで塁を飛び出し、挟殺プレーでアウトになる走塁ミスを犯している。
番組に生出演した齊藤氏は、野間のミスについて「3番、4番とクリーンナップに回る(場面)。野間の足ならバットで(本塁に)かえってこれるから、三塁を無理に狙わなくても良かった」と指摘。この場面の広島は3番・堂林翔太、4番・鈴木誠也、5番・松山竜平と打順がクリーンナップに回るため、三盗をしてもしなくても得点の期待値はあまり変わらなかったのではと指摘した。
齊藤氏は続けて、「大事なポイントのところで(選手が)こういうミスをすると、(チームも)上位を狙うのは苦しくなってくる」とコメント。今回のようなミスは試合の流れ、ひいてはチームの順位にも影響を及ぼしかねないと主張した。
番組に電話で生出演した田尾氏は、齊藤氏の後に話を振られた際に「パットンの癖を見抜いていたのだろうが、スタートするタイミングがちょっと早過ぎた」と発言。野間はパットンの投球や牽制を研究していたと推測した上で、スタートを切るタイミングを誤ったのではとした。
両氏が苦言を呈した野間のミスについては、ネット上にも「クリーンナップを迎えた場面なんだから無理して走る必要は無かった」、「ほんと学習能力が無いな、緒方に殴られて問題になったこともあるのに」、「久しぶりのスタメンでこんなミスやってるようじゃ、いくら打ってもレギュラー定着は無いだろうな」、「西川離脱で本人的にはチャンスなんだから、もう少し気合い入れてプレーしてほしい」といった反応が多数寄せられている。
「2014年ドラフトで1位指名を受け広島に入団した27歳の野間は昨シーズンまでに『.259・8本・75打点・256安打・50盗塁』をマークしたものの、今シーズンはここまで代走・守備固めが中心の外野手。外野レギュラーの一角・西川龍馬がコンディション不良で26日に抹消されたことに伴い、同戦で16試合ぶりにスタメン起用されましたが、もったいないミスで批判を浴びる結果になりました。野間はこれまでにも走塁ミスで度々物議を醸しており、昨シーズンにはミスが原因で当時の緒方孝市監督に殴打され球界に波紋が広がったことも記憶に新しいところ。年齢も27歳ともう若手とは呼べない域に達しているため、そろそろ学習しないといつまでもレギュラー定着できず、結果的に今後のキャリアにも悪影響を及ぼす可能性は高いと言わざるを得ません」(野球ライター)
広島は同戦を「4-2」と僅差でものにしたが、試合の流れを相手に明け渡す可能性もあった野間の走塁ミス。西川不在の間に立場を確立するためには、数年来のミスをどう減らしてくかという点も重要になりそうだ。
文 / 柴田雅人